JP3517818B2 - 近接視野顕微鏡 - Google Patents
近接視野顕微鏡Info
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Description
係わり、特に、汎用的、かつ解像度の高い観測結果が得
られる近接視野顕微鏡に関する。
(試料)の凹凸情報だけなく、偏光あるいは波長依存性
観測などに広く用いられ、これが被観測物体の特性把握
に有用であることはいうまでもない。通常の光顕微鏡に
おいて空間分解能は、光の回折限界で制限される。そし
て、一般に光学顕微鏡の分解能は、おおよそ(光の波
長)/(レンズの開口数)で与えられ、その値は、おお
よそ波長のオーダであることはよく知られている。即
ち、通常の光学顕微鏡による偏光・波長依存性の観測に
は、原理的な分解能の限界がある。
顕微鏡が知られている。一般に光が照射された被観測物
体からは散乱光が生じ、この散乱光は、無限遠方まで伝
播する成分と被観測物体の近傍に局在する非伝播成分の
2つの成分から成っている。非伝播成分は、被観測物体
から遠ざかるに従って急激に減衰し、被観測物体の微細
構造の大きさ程度の距離にしか存在しない。被観測物体
の構造空間周波数のうち、伝播成分は光の波長程度の大
きさの成分しか伝えない。
体の遠方に配置し散乱光のうち伝播成分しか検出してい
ないので、原理的に波長程度の空間分解能しか実現でき
ない。これに対して、近接視野顕微鏡は、被観測物体と
光検出器を近づけ、被観測物体の近傍にしか存在しない
非伝播成分を検出する。
以下の空間周波数成分を含んでいる。近接視野顕微鏡で
は、被観測物体からの散乱光のうちの非伝播成分を検出
することにより、波長以下の空間分解能を実現すること
ができる。
観測物体に近づけ、被観測物体からの非伝播光を散乱さ
せ、プローブ先端からの散乱光を光検出器で検出する。
分解能はプローブ先端のサイズ程度となるので、分解能
を向上させるためには、プローブ先端のサイズを小さく
する必要がある。現在有効サイズ径が10nmオーダの
プローブが用いられている。
プローブ先端の有効サイズを小さくすると、それによる
散乱光の強度は急激に低下する。また、被観測物体を照
明する照明光は、プローブ先端のサイズより十分大きな
範囲の被観測物体を照明する。そのため、プローブ先端
からの散乱光の強度よりも背景光の強度の方が大きくな
り、SN比良く近接視野像を得るためには、この背景光
強度を低減させる必要がある。
光の強度を低減させる方法として、エバネッセント光照
明法あるいは微小開口型プローブを用いる方法が知られ
ている。
波長程度の近傍にしか局在しないエバネッセント光を発
生させる方法で、プローブが近づいた部分の被観測物体
からのエバネッセント光をプローブ先端で散乱光に変換
し検出する。それ以外の部分の被観測物体からのエバネ
ッセント光は光検出器に到達しないので、背景光を低減
させることができる。
は、先端部の微小開口を残して、照射光を吸収する物体
で被覆したプローブを用いる。先端の微小開口を通して
のみ被観測物体からの光が光検出器に到達するので、背
景光を低減させることができる。
採用した近接視野顕微鏡の概略構成を示す模式図であ
る。
3は被観測物体、4はエバネッセント光、5は光検出
器、9は走査機構、91はプローブ、92はプローブ9
1に設けた探針、501は集光用レンズ等の光学系、5
02はプリアンプである。
は、光源1からの照射光7がプリズム2の上面で全反射
するように配置される。ここで、この光源1の中心波長
はλとする。このような配置関係の場合に、同図中に摸
式的に示すように、プリズム2の上面にはエバネッセン
ト光4と呼ばれる波長(λ)程度だけの光のしみ出しが
生ずる。このエバネッセント光4は被観測物体3で変調
される。
ローブ91に設けた探針92により散乱し、その散乱光
を散乱光集光用レンズ等の光学系501で集光した後、
光検出器5で電気信号(光電流)に変換し、プリアンプ
502で増幅する。さらに、走査機構9によりプローブ
91に設けた探針92を被観測物体3の面内で走査する
ことにより、2次元的な光分布像を得ることができる。
うに先鋭化してあり、その先端からエバネッセント光4
が散乱する。空間分解能は、探針92の先端の曲率の直
径程度である。また、エバネッセント光4は、被観測物
体3の付近に局在し、被観測物体3から離れるにしたが
って急激に減衰し、光検出器5まで到達しないので、こ
れにより、背景光を低減させることができる。
下記文献(イ)に記載されている。
p461 図6は、従来の微小開口型プローブを採用した近接視野
顕微鏡の概略構成を示す模式図である。
体、5は光検出器、9は走査機構、20は試料台、63
は微小開口、612は先端を先鋭化した光ファイバ(プ
ローブ)、622は金属層である。ここで、金属層62
2は、光ファイバ612の先端に直径が(λ)以下の微
小開口63が形成されるように被覆されている。
射光7のうち、光ファイバ直下の照射光32は、微小開
口63を通過して光検出器5に到達し、電気信号に変換
される。走査機構9により光ファイバ612を被観測物
体3の面内で2次元的に走査することにより、被観測物
体3の2次元像を得ることができる。
光7のうち、光ファイバ直下の照射光以外の照射光であ
る背景光31は金属層622で反射・吸収され、光検出
器5には到達しない。これにより、背景光を低減させる
ことができ、また、分解能は微小開口63の直径にほぼ
等しいので、回析限界を打破する分解能が可能である。
いては、下記文献(ロ)に記載されている。
5および図6に示す従来の近接顕微鏡では、以下に示す
ような問題点があった。
は、エバネッセント光4の生じる部分の面積が広い場合
に、被観測物体3の凹凸、あるいは微小な埃等により生
じる散乱光が背景光となる。即ち、背景光の除去のため
には、光源1からの照射光7の全反射する部分の大きさ
を制限する(絞る)ための光学系が必要となり、光学系
が複雑で制約が多くなるという問題点があった。
方法では、エバネッセント光4のしみ出しの長さ以上の
高さを有する被観測物体3には照射光が届かないため、
凹凸が大きなもの、あるいは厚さの大きな被観測物体3
の観測は困難であり、被観測物体3は、薄膜か透明な平
板状のものにしか適用が難しいという問題点があった。
めには、照明光7を被観測物体3に対してプローブ91
と同じ側から照射するという反射型照明をする必要があ
る。しかし、反射型照明では、エバネッセント光4を用
いて被観測物体3を照明することができない。即ち、図
5に示すエバネッセント光照射方法では、観測できる被
観測物体3に制限があるという問題点があった。
法では、先鋭化した光ファイバ(プローブ)612の先
端に10nmオーダの微小開口63を作製する必要があ
る。従来の微小開口の作製法では量産性に乏しいこと、
また、光ファイバ612は観測中に壊れやすく工業化に
向かないという問題点があった。
ミニウムが用いられるが、アルミニウムの可視光に対す
る吸収係数は15nm程度であり、金属層622の厚さ
としては数10nm程度が必要となる。そのため、光フ
ァイバ612の先端径は50nm程度以上となる。即
ち、光ファイバ612の先端径は、微小開口63の開口
径よりも大きくなる。
ある被観測物体3から高分解能な光学情報を得るために
は、被観測物体3とプローブ(91,612)の先端と
の間の間隙制御は必須である。この場合に、図6に示す
微小開口型プローブを用いる方法では、間隙制御の被観
測物体3内の空間分解能は、金属層(アルミニウム膜)
622を含めた光ファイバ612の先端径程度で、光学
的空間分解能は微小開口63の開口径程度であるため、
間隙制御の空間分解能の方が光学空間分解能より低く、
光学的空間分解能が間隙制御の空間分解能に制限される
恐れがあった。
用いる方法において、被観測物体3の制限をなくすため
に反射型照明を行う場合の方法として、図7に示すよう
に、光源1からの照明光701を光ファイバ612を通
して微小開口63から被観測物体3に照射する。そし
て、再び微小開口63から入射され光ファイバ612を
通ってきた光(被観測物体3で反射し被観測物体3の光
学情報を含んだ信号光)702を検出する方法がある
が、微少開口63を2回通るため信号光は非常に小さく
なってしまい十分な光量が得られない恐れがある。
反射型照明を行う場合の他の方法として、図8に示すよ
うに、集光用レンズ等の光学系501と光検出器5とを
光ファイバ612の外側に置き、光源1からの照明光7
01を光ファイバ612を通して微小開口63から被観
測物体3に照射する。そして、被観測物体3から反射し
た703光を、集光用レンズ等の光学系501で集光し
た後、光検出器5で電気信号に変換することにより、被
観測物体3から反射した光703を光ファイバ612を
介さずに検出する方法があるが、光ファイバ612の外
側で集光できる光は、数10nmある金属層622の厚
み分だけ微小開口63から被観測物体3の表面付近を通
り光ファイバ612外に抜けた光703のみである。
3の表面との間隙は、光源1からの照明光701の波長
以下であるため、その間隙での光の多重反射によって干
渉が生じる恐れがあり、また、金属層622の厚みの外
側では、光検出器5で電気信号に変換するための十分な
光量が得られない恐れがある。さらに、光検出器5で電
気信号に変換される光の立体角も制限されるという問題
がある。
12の外側から微小開口付近の被観測物体3へ光を集光
し、被観測物体3で反射され微小開口63に入射される
光を光ファイバ612を介して検出する方法も、前記し
た場合と同様に十分な光量が得られない恐れがあること
は言うまでもない。即ち、図6に示す微小開口型プロー
ブでは、反射型照明は困難であり、観測できる被観測物
体3に制限が生じるという問題点があった。
るためになされたものであり、本発明の目的は、近接視
野顕微鏡において、プローブ先端に点光源が構成される
ようにして、簡単な光学系で背景光を低減することが可
能となる技術を提供することにある。
いて、プローブ先端に点光源が構成されるようにして、
反射型照明を可能とし、かつ観測できる被観測物体に制
限がなく、工業化に適した技術を提供することにある。
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
にする。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記の通りである。
照射する光照射手段と、前記中心波長λの入力光を透過
する材料で構成されるプローブと、前記プローブの前記
被観測物体に最も近接した部分に設けられ前記光照射手
段からの入力光の波長よりも短波長の光を出力し、前記
被観測物体に対して、前記短波長の光を照射する点光源
となる赤外可視変換蛍光体と、前記短波長の光が前記被
観測物体との近接場で変調された光を検出する光検出手
段と、前記プローブとの相対的な位置関係を変化させる
走査手段とを有する近接視野顕微鏡であって、前記光照
射手段は、前記被観測物体の表面に対して、前記プロー
ブと空間的に同一の領域から入力光を照射し、前記被観
測物体と前記プローブとの距離がλ以下であることを特
徴とする。
ーブの先端に付加し、照明光には、例えば、中心波長λ
の赤外線を用い、この中心波長λの赤外線を光波長変換
手段で可視光に変換し、光検出手段で、当該変換された
可視光のみを検出する。
施の形態を詳細に説明する。
おいて、同一機能を有するものは同一符号を付け、その
繰り返しの説明は省略する。
の形態である近接視野顕微鏡の概略構成を示す模式図で
ある。
用的な被観測物体の観測を目的とするものであり、図1
においては、片持ち梁状プローブを用いた場合について
説明する。
機構、11は赤外線光源、20は試料台、51は光検出
器、81はレーザ光源、82はレーザスポットの位置検
出器、91は片持ち梁状プローブ、92は片持ち梁状プ
ローブ91の先端に設けられた探針、100は赤外可視
変換蛍光体、501は集光用レンズ等の光学系、502
はプリアンプ、503は波長フィルタである。赤外線光
源11は、例えば、波長1.5μmの赤外線を被観測物
体3に照射する。片持ち梁状プローブ91の先端には先
鋭化された探針92が設けられる。
検出器82とは、片持ち梁状プローブ91と被観測物体
3との間隙を制御するためのものである。片持ち梁状プ
ローブ91の先端に設けられた探針92の先端と被観測
物体3の間に働く原子間力が変化すると、片持ち梁状プ
ローブ91で反射されたレーザ光源81の反射光のスポ
ット位置が変化する。この変化をレーザスポットの位置
検出器82で検出し、このレーザスポットの位置検出器
82からの信号に基づいて、探針92の先端と被観測物
体3との間隔を走査機構9で制御する。
働く原子間力から、探針92と被観測物体3との間隙を
制御する方法は、下記文献(ハ)に記載されている光て
こ法と呼ばれる方法であり、1オングストローム以下の
分解能で制御することが可能である。
l.53,p1045 探針92の先端には赤外可視変換蛍光体100が10n
mオーダ径の大きさで付加されている。赤外可視変換蛍
光体とは、下記文献(ニ)に記載されているように、赤
外光(波長0.8〜1.6μm)を吸収し、可視光(一
般的に波長0.3〜0.8μm)を放出する蛍光物質で
ある。
Appl.Phys.Lett.65(2),1994,p129 この赤外可視変換蛍光体100の材料として、Er3+
イオンを含むものでは、塩化物、酸化物、硫化物、フッ
化物、オキシハロゲン化物などが知られている。本実施
の形態では、赤外可視変換蛍光体100として、Er3+
イオンを含むYCl3,PbCl2,KCl,ErCl3
等の塩化物の混合物の焼結体を用いた場合について説明
する。これらの材料は、1.5μmの波長の光を吸収
し、0.55μmの波長の光を発光するものである。
1からの照射光71を可視光72に変換する。これによ
り、赤外可視変換蛍光体100は被観測物体3に対して
可視光72を照射する点光源となる。
中の41で模式的に示した)で変調され、その変調され
た光73は、集光用レンズ等の光学系501によって集
光された後、光検出器51で電気信号(光電流)に変換
され、プリアンプ502で増幅され信号光として測定さ
れる。これにより、最終的には被観測物体3の2次元的
な光分布像を得ることができる。
減衰させる。したがって、光検出器51は、赤外線光源
11からの照射光71よりも可視光(72,73)に対
して感度を持つようにされている。あるいは、光検出器
51として単結晶Siフォトダイオードを用いた場合
は、一般的に波長1.2μm以上の赤外線に対する光電
変換効率は、波長0.8μm以下の10万分の1のた
め、波長1.5μmの赤外線71をほとんど検知せず、
可視光72のみを検知することができる。
ても、これが背景光となることはなく、10nmオーダ
径の大きさの点光源とみなせる蛍光体100からの可視
光(72,73)のみが検出の対象となる。
場合、波長1.5μmの赤外光は片持ち梁状プローブ9
1に吸収されないため、片持ち梁状プローブ91側から
赤外光71を照射できる。
セント光を用いずに、反射型照明をおこなうことが可能
であり、観測できる被観測物体3が、その形状、厚さ、
透明度等により制限を受けることがなくなる。これによ
り、本実施の形態では、背景光を低減すること、被観測
物体の制限を除去することが可能となる。
施の形態である近接視野顕微鏡の概略構成を示す模式図
である。
らなる背景光の低減を目的とするものであり、図2にお
いては、片持ち梁状プローブを用いた場合について説明
する。
物体、4は模式的に表したエバネッセント光、9は走査
機構、11は赤外線光源、51は光検出器、81はレー
ザ光源、82はレーザスポットの位置検出器、91は片
持ち梁状プローブ、92は片持ち梁状プローブ91の先
端の探針、100は赤外可視変換蛍光体、501は集光
用レンズ等の光学系、502はプリアンプ、503は波
長フィルタである。
1の探針92の先端には赤外可視変換蛍光体100が1
0nmオーダ径の大きさで付加されている。赤外線光源
11からの照射光71はプリズム2の上面で全反射し、
その反対側にエバネッセント光4がしみ出す。その面に
は被観測物体3があるため、エバネッセント光4は変調
される。エバネッセント光4は被観測物体3付近に局在
し被観測物体3から離れるに従って急激に減衰し、光検
出器51までは到達しない。
体3上を走査することにより、数10nmしみ出たエバ
ネッセント光4は、探針92の先端に付加された赤外可
視変換蛍光体100によって可視光72に変換され、散
乱する。この散乱光73は、集光用レンズ等の光学系5
01によって集光された後、光検出器51で電気信号
(光電流)に変換され、プリアンプ502で増幅され信
号光として測定される。これにより、最終的には被観測
物体3の2次元的な光分布像を得ることができる。
加する赤外可視変換蛍光体100の大きさは10nmオ
ーダ径より大きい時でも、エバネッセント光4で照射さ
れた部分のみが散乱体として働くので、赤外可視変換蛍
光体100の実効的な大きさはエバネッセント光4のし
み出しの長さ程度となり、高分解能を得ることが可能と
なる。
変換蛍光体100の大きさが大きくても、高分解能を得
ることができるため、片持ち梁状プローブ91の作製が
容易となる。
施の形態である近接視野顕微鏡の概略構成を示す模式図
である。
ード)を片持ち梁状プローブに組み込み、外部の光検出
器を不要としたものである。
機構、11は赤外線光源、20は試料台、81はレーザ
光源、82はレーザスポットの位置検出器、911は片
持ち梁状プローブ、92は片持ち梁状プローブ911の
先端の探針、100は赤外可視変換蛍光体、2001は
フォトダイオード、502はプリアンプ、921は信号
線である。片持ち梁状プローブ911は、先端にフォト
ダイオードを作製した片持ち梁状プローブであり、この
先端には、赤外可視変換蛍光体100が10nmオーダ
径の大きさで付加されている。
照射光71は、赤外可視変換蛍光体100を照射する。
赤外可視変換蛍光体100は赤外線光源11からの照射
光71を可視光72に変換する。これにより、赤外可視
変換蛍光体100は被観測物体3に対して可視光72を
照射する点光源となる。
調され、その変調された光73は、図3(b)に示すよ
うに、片持ち梁状プローブ911のフォトダイオード2
001で電気信号(光電流)に変換され、プリアンプ5
02で電流−電圧変換ならびに増幅され、信号光として
測定される。これにより、最終的には被観測物体3の2
次元的な光分布像を得ることができる。
異なり、被観測物体3との近接場で変調された光73
は、片持ち梁状プローブ911のフォトダイオード20
01で光信号に変換される。
結晶Siフォトダイオードのため、一般的に波長1.2
μm以上の赤外線に対する光電変換効率は、波長0.8
μm以下の10万分の1のため、波長1.5μmの赤外
線71をほとんど検知せず、可視光73のみを検知する
ことができる。したがって、背景光である赤外線71を
フィルタリングして除去することができる。これによ
り、本実施の形態では、集光用レンズ等の光学系501
と光検出器51が不要となり、装置構成を小型化・簡略
化することができる。
11の一例の概略構成を示す図である。
p領域、24はn領域、231は高濃度のp領域、24
1は高濃度のn領域、30は反射防止膜、50は突起、
502はプリアンプ、921は信号線である。
電極21,22の下に、電極21,22とオーミックな
コンタクトを取るため、pおよびnの高濃度領域23
1,241を設ける。一定の電圧が印加されたpn接合
に光が入射されると、pn接合には入射光の強度に応じ
た光電流が流れるので、被観測物体3で散乱された散乱
光は、pn接合で光電流に変換され、当該光電流を測定
することにより散乱光の光強度を測定できる。
膜を100nm程度設けて、その反射率を数%程度まで
に低減させた。反射防止膜30の材料としては、シリコ
ンに対しては屈折率が2程度の材料が適しており、酸化
シリコンの他に、例えば、窒化シリコンが有効であるの
はいうまでもない。
その先端部に、針状の突起50が設けられており、これ
により、被観測物体3が溝等の凹凸の大きな被観測物体
3の場合でも観測でき、汎用性という点で有利である。
1としては、図4に示す片持ち梁状プローブ911以外
に、同一出願人により既に出願済みの特願平6−222
060号に記載されているものが使用可能である。
合について説明したが、pn接合に代えて、PN接合に
絶縁層を挟んだpin接合、あるいはショットキー接合
(金属−半導体接合)を用いることも可能である。
前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明
は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは
勿論である。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。
おいて、プローブで被観測物体表面を走査し、表面近傍
の光の強度分布を検出する際に、光学的に複雑な系を用
いず、信号光に対して背景光の少ない測定が可能とな
る。
おいて、透過型であるエバネッセント光照明のみでな
く、反射型照明が可能になる。
を受けることなく、汎用的で、工業化に適した近接視野
顕微鏡を提供することが可能となる。
概略構成を示す模式図である。
の概略構成を示す模式図である。
の概略構成を示す模式図である。
成を示す図である。
視野顕微鏡の概略構成を示す模式図である。
顕微鏡の概略構成を示す模式図である。
顕微鏡において、被観測物体の制限をなくすために反射
型照明を行う場合の問題点を説明するための図である。
顕微鏡において、被観測物体の制限をなくすために反射
型照明を行う場合の問題点を説明するための図である。
ッセント光、5,51…光検出器、9…走査機構、11
…赤外線光源、20…試料台、21,22…電極、23
…p領域、24…n領域、231…高濃度のp領域、2
41…高濃度のn領域、30…反射防止膜、50…突
起、63…微少開口、81…レーザ光源、82…レーザ
スポットの位置検出器、91,911…プローブ、92
…探針、100…赤外可視変換蛍光体、502…プリア
ンプ、503…波長フィルタ、612…光ファイバ、6
22…金属層、921…信号線、2001…フォトダイ
オード。
Claims (4)
- 【請求項1】 被観測物体に対して中心波長λの入力光
を照射する光照射手段と、前記中心波長λの入力光を透過する材料で構成される プ
ローブと、 前記プローブの前記被観測物体に最も近接した部分に設
けられ前記光照射手段からの入力光の波長よりも短波長
の光を出力し、前記被観測物体に対して、前記短波長の
光を照射する点光源となる赤外可視変換蛍光体と、 前記短波長の光が前記被観測物体との近接場で変調され
た 光を検出する光検出手段と、 前記プローブとの相対的な位置関係を変化させる走査手
段とを有する近接視野顕微鏡であって、前記光照射手段は、前記被観測物体の表面に対して、前
記プローブと空間的に同一の領域から入力光を照射し、 前記被観測物体と前記プローブとの距離がλ以下である
ことを特徴とする近接視野顕微鏡。 - 【請求項2】 前記赤外可視変換蛍光体からの光の出力
波長が1.1μm以下であり、 前記光検出手段は、1.1μm以下の波長の光に感度を
有する光検出器を含むことを特徴とする請求項1に記載
の近接視野顕微鏡。 - 【請求項3】 前記赤外可視変換蛍光体からの光の出力
波長が1.1μm以下であり、 前記光検出手段は、1.1μm以下の波長の光を弁別す
る光波長弁別手段を有することを特徴とする請求項1に
記載の近接視野顕微鏡。 - 【請求項4】 前記光検出手段の光検出器は、前記プロ
ーブと一体に構成され、前記光検出手段の光検出器は、pn接合、pin接合あ
るいはショットキー接合を含む半導体素子と、前記pn
接合、pin接合あるいはショットキー接合に生じる光
電流を測定する電極および配線とを有する ことを特徴と
する請求項2に記載の近接視野顕微鏡。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16402597A JP3517818B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 近接視野顕微鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP16402597A JP3517818B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 近接視野顕微鏡 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1114639A JPH1114639A (ja) | 1999-01-22 |
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| JP16402597A Expired - Fee Related JP3517818B2 (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 近接視野顕微鏡 |
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| Country | Link |
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| JP (1) | JP3517818B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4754363B2 (ja) * | 2006-01-20 | 2011-08-24 | エスアイアイ・ナノテクノロジー株式会社 | 走査型プローブ顕微鏡 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5479024A (en) | 1994-08-11 | 1995-12-26 | The Regents Of The University Of California | Method and apparatus for performing near-field optical microscopy |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP16402597A patent/JP3517818B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5479024A (en) | 1994-08-11 | 1995-12-26 | The Regents Of The University Of California | Method and apparatus for performing near-field optical microscopy |
Non-Patent Citations (3)
| Title |
|---|
| Junichi Ohwaki, Yuhu Wang,"1.3μm to visible upconversion Dy3+ − and Er3+ −codoped BaC12 phosphor",Applied Physics Letters,米国,American Institute of Physics,1994年 7月11日,第65巻、第2号,p.129−131 |
| N. F. van Hulst, M. H. P. Moers, O. F. J. Noordman, R. G. Tack, F. B. Segerink, and B. Boelger,"Near−field optical microscope using a silicon−nitride probe",Applied Physics Letters,米国,American Institute of Physics,1993年 2月 1日,第62巻、第5号,p.461−463 |
| Yoh Mita,"Detection of 1.5−μm wavelength laser light emission by infrared−excitable phosphors",Applied Physics Letters,米国,American Institute of Physics,1981年10月15日,第39巻、第8号,p.587−589 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1114639A (ja) | 1999-01-22 |
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