JP3521823B2 - 情報通信体 - Google Patents

情報通信体

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JP3521823B2
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義和 木村
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ケイディケイ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、ダイレクトメール(D
M)をはじめ葉書、往復葉書、封書等に利用可能な情報
通信体に関する。詳しくは、見掛けは通常のDM、葉
書、往復葉書、封書であるにもかかわらず、多層に折り
畳まれ或いは重ね合わされたシートの葉片が剥離可能に
積層されているため、多量の情報を隠蔽状態で伝達する
ことができる情報通信体に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、葉書等の郵便物に情報が記載され
た複数の葉片を折り畳み或いは重ね合わせて一体化し、
多量の情報を郵送可能にした情報通信体が利用されるよ
うになった。このような情報通信体は、任意の対向面を
剥離可能且つ剥離後再接着不能に疑似接着することによ
り、通常より多量の情報を葉書料金で郵送することがで
きるため経済的である。さらに、前記情報通信体は、受
取人が開封するまで内面の記載が見えないため、レイア
ウトを工夫すれば受取人に強烈なインパクトを与えると
共に商品に対する受取人の購買意欲を効果的に喚起し、
通信販売業界等においては非常に大きなDM効果を期待
することが可能である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】大きなDM効果を期待
される前記情報通信体は、印刷の前段階で葉片の疑似接
着予定面に疑似接着媒体を塗工して形成し、また印刷後
に印刷インの上から疑似接着媒体を塗工して形成し、
或いは印刷後に印刷インの上から疑似接着媒体として
の疑似接着積層フィルムをラミネートし、それらの疑似
接着媒体を介して葉片の対向面を疑似接着する等の方法
で製造される。しかし、何れの情報通信体においても、
受取人が情報通信体を開封して展開させた後にさらに購
買意欲を喚起する手段が欠如している。すなわち、一旦
剥離展開されてしまった情報通信体は、単なる一枚物の
宣伝広告チラシと同等の効果しか望めなくなるのであ
る。本発明はかかる問題に鑑み、情報通信体の宣伝効果
を倍増して受取人の購買意欲の喚起を従来のそれ以上に
効果的に促すことを可能にした情報通信体を提供するも
のである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の情報通信体は、折り線を介して連接された
複数の葉片を折り畳み、それらの葉片における任意の対
向面を、疑似接着媒体を介して剥離可能且つ剥離後再接
着不能に疑似接着してなる情報通信体において、各葉片
における前記対向面に対応する疑似接着予定面に、情報
の印刷後において、疑似接着媒体として、重ね合わせて
加熱、加圧又は加圧することにより剥離可能に疑似接着
し得る疑似接着フィルムがラミネートされると共に、少
なくとも一方側の疑似接着フィルムの表面に、下層の所
要情報を隠蔽するようにスクラッチ印刷が施され、その
状態で、前記対向面が、両側の疑似接着フィルムを対向
させて加熱、加圧又は加圧により疑似接着されたことを
特徴としている。 【0005】上記情報通信体を構成する各葉片を剥離可
能且つ剥離後再接着不能に疑似接着するための手段とし
は、本発明のように、情報の印刷後における葉片の疑
似接着予定面に疑似接着媒体として疑似接着フィルムを
ラミネートし、該疑似接着フィルムを介して各葉片の対
向面を加熱、加圧又は加圧により疑似接着する方法の他
に、(1)葉片に印刷する前段階で、葉片の疑似接着予
定面に疑似接着媒体として強圧により疑似接着する粘着
剤や接着剤を塗布して形成すると共にその上から印刷を
施し、前記粘着剤や接着剤の層を介して各葉片の対向面
を強圧により疑似接着する方法、及び(2)葉片への全
ての印刷が完了した後、印刷インの上から疑似接着媒
体として加熱、加圧又は加圧により疑似接着する樹脂類
を塗布して形成し、前記樹脂類の層を介して各葉片の対
向面を加熱、加圧又は加圧により疑似接着する方法等が
想定される。 【0006】しかしながら、スクラッチ印刷を施すに
して、前記(1)、(2)の疑似接着方法においては、
スクラッチ印刷を施す部分の印刷用紙表面にスクラッチ
インキが含浸して紙繊維と強く結びつき、そのためにス
クラッチインキを葉片や情報印刷面の損傷なしに効果的
に剥ぎ取ることが不可能になるので、それらを防止する
ためには、スクラッチ印刷の前に目地止めのニス引き加
工を予め施しておく必要がある。しかし、本発明におい
ては、スクラッチ印刷が疑似接着フィルムの表面に施さ
れ、該スクラッチ印刷に使用されるスクラッチインキは
疑似接着フィルムを構成する樹脂フィルムに含浸するこ
とがないので、スクラッチ印刷前における前記ニス引き
加工等の必要性はない。なお、前記スクラッチ印刷に使
用するスクラッチインキには、公知のスクラッチインキ
を使用すればよい。 【0007】 【作用】前記構成の情報通信体においては、隠蔽効果を
有する情報通信体の内部に、さらに隠蔽作用のあるスク
ラッチ印刷が施された情報が隠されているので、受取人
の興味が効果的に喚起されると共に購買意欲の増加が促
進される。また、前記情報通信体では、情報の印刷後に
おける葉片の疑似接着予定面に疑似接着媒体として疑似
接着フィルムがラミネートされると共にスクラッチ印刷
が疑似接着フィルムの表面に施されるので、スクラッチ
印刷前における目地止めのニス引き加工工程を省略で
作業効率のアップ及びコストの低減が可能になる。 【0008】 【実施例】以下、本発明を最も基本的な情報通信体であ
る2つ折り葉書に適用した場合を図面に基づいて説明す
る。図1(A)は疑似接着される前の2つ折り葉書の表
面図、(B)はその裏面図をそれぞれ表す。図2は図1
(B)におけるI−I線断面図を表す。図3は疑似接着
された後の2つ折り葉書のスクラッチ印刷部分における
断面図を表す。図1(A)において、2つ折り葉書形態
の情報通信体Xは、葉書大寸法の第1葉片1と第2葉片
2が折り線3を介して連接されてなり、第1葉片1の表
面には隠蔽する必要のない広告宣伝4が記載され、第2
葉片2の表面には郵便番号欄や切手欄が設けられると共
に受取人の住所氏名5が記載されている。また、図1
(B)及び図2において、第1葉片1と第2葉片2の裏
面側には差出人の販売商品等に関する前回お買上品目や
合計金額等の確認すべき個人情報6がコンピューターに
連動したプリンター等から打ち出され、その後、疑似接
着フィルムFが接着剤8で個人情報6の印刷表面に剥離
不能にラミネートされ、さらに疑似接着フィルムFの表
スクラッチインキによるスクラッチ印刷部分Sが施
されている。そして、第1葉片1の裏面側中央あたりに
施されたスクラッチ印刷部分Sの下部には、「スクラッ
チ部分を削って出てきた金額分を値引き致します!」の
表示7がなされている。この状態で情報通信体Xは、疑
似接着フィルムF同士が対向するように第1葉片1と第
2葉片2が裏面側に折り線3から2つ折りされ、図3に
示される状態でヒートローラーやプレスローラーを通過
させることにより加熱、加圧又は加圧されると共に疑似
接着フィルムF同士が疑似接着される。そして、疑似接
着されて一体化した情報通信体Xは、郵便葉書として投
函されると共に通常葉書扱いで郵送されるのである。 【0009】この2つ折り葉書形態の情報通信体Xの受
取人は、表面に記載される「ここから開けて下さい」の
指示に従ってこれを開封すると、該情報通信体Xは図1
(B)に示す疑似接着前と同様の状態に展開される。こ
のとき露出する第1葉片1裏面のスクラッチ印刷部分S
は、既述の通り疑似接着フィルムFの表面に施されてい
るため、この状態で容易に削り取ることが可能である。
そして購買意欲をそそられた受取人は、表示7に従って
スクラッチ印刷部分Sを削り取り、その下に隠されてい
た「大当たり賞 ¥1000−」の表示を確認すること
ができる。 【0010】本発明は上記実施例に制限されるものでは
ない。例えば、上記実施例のように各葉片が折り線を介
して連接されると共に該折り線を介して折り畳まれた形
態のもの以外に、別体の複数の葉片が重ね合わされた形
態のものでもよく、さらに前記折り畳みと重ね合わせの
組み合わせの形態を採用することもできる。なお、本実
施例では最も基本的な2つ折り葉書について説明されて
いるが、3つ折りのZ折りや巻き折りのものでもよく、
また2つ折り葉書に返信葉書を追加した形態の往復葉書
にも利用することができる。要は、DM効果等を考慮し
た上で一番効果的な形態を選択すればよいのである。ス
クラッチ印刷についても特別な制限はなく、通常の銀ス
クラッチ以外にパールスクラッチや金スクラッチ等、従
来の銀インキに係わらない変色インキのスクラッチを採
用することもできる。 【0011】 【発明の効果】以上のように、本発明の情報通信体によ
れば、隠蔽効果を有する情報通信体の内部に、さらに隠
蔽作用のあるスクラッチ印刷が施されているため、受取
人の興味が効果的に喚起されると共に購買意欲の増加が
促進される。また、本発明では、情報の印刷後における
葉片の疑似接着予定面に疑似接着媒体として疑似接着フ
ィルムがラミネートされると共にスクラッチ印刷が疑似
接着フィルムの表面に施されるので、スクラッチ印刷前
における目地止めのニス引き加工工程が不要であり、工
程を簡略化できるため、作業時間の短縮とコストの低減
が可能となる。しかも、疑似接着フィルムの表面に施さ
れたスクラッチ印刷部分は、そのスクラッチインキが印
刷用紙に含 浸して紙繊維と結びつくことがないので、情
報通信体の剥離展開後において容易に削り取ることが可
能である。さらに、スクラッチインに着色を施してフ
ァンシーな感覚を加味すれば、購買意欲以外に宣伝効果
等も倍増させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)は疑似接着される前の2つ折り葉書の表
面図、(B)はその裏面図である。 【図2】図1(B)におけるI−I線断面図である。 【図3】疑似接着された後の2つ折り葉書のスクラッチ
印刷部分における断面図である。 【符号の説明】 X 情報通信体 F 疑似接着フィルム S スクラッチ印刷部分1 第1葉片 2 第2葉片 3 折り線 4 広告宣伝 5 住所氏名 6 個人情報 7 表示 8 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 15/02 - 15/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 折り線を介して連接された複数の葉片を
    折り畳み、それらの葉片における任意の対向面を、疑似
    接着媒体を介して剥離可能且つ剥離後再接着不能に疑似
    接着してなる情報通信体において、各葉片における前記
    対向面に対応する疑似接着予定面に、情報の印刷後にお
    いて、疑似接着媒体として、重ね合わせて加熱、加圧又
    は加圧することにより剥離可能に疑似接着し得る疑似接
    着フィルムがラミネートされると共に、少なくとも一方
    側の疑似接着フィルムの表面に、下層の所要情報を隠蔽
    するようにスクラッチ印刷が施され、その状態で、前記
    対向面が、両側の疑似接着フィルムを対向させて加熱、
    加圧又は加圧により疑似接着されたことを特徴とする情
    報通信体。
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