JP3548954B2 - チュービング装置の水平ジャッキ取付構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チュービング装置の水平ジャッキ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
チュービング装置は、ケーシングを鉛直に建て込むために、装置全体の水平を出す水平ジャッキを備えており、例えば、図6,7に示される如く、ケーシング回転機構1を昇降するシリンダ2を支持するベースフレーム3の対向する2側面外側に水平ジャッキ4,4をそれぞれ取り付けたものや、図8に示される如く、各シリンダ2の直下に水平ジャッキ4をそれぞれ取り付けたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、ベースフレーム3の対向する2側面外側に水平ジャッキ4,4を取り付けたものは、図7に示されるように、ベースフレーム3から水平ジャッキ4,4が張り出しているので、出来るだけ壁際で施工したい場合に、水平ジャッキ4,4が邪魔になって壁際、特にコーナー部に寄り切れない問題がある。また、各シリンダ2の直下に水平ジャッキ4をそれぞれ取り付けたものでは、図8に示されるように、各水平ジャッキ4の下に鉄板を敷いているものの、ケーシング5の圧入によりケーシング5回りの地面が崩壊することがあり、水平ジャッキ4直下まで崩壊が及ぶと装置全体の水平維持に支障を来すことがある。さらに、地盤崩壊が少なくても、ケーシング引き抜き抵抗が大きい地盤では、水平ジャッキの位置がケーシングに近いため、引き抜き反力がジャッキ底面から表面地盤に伝わり、ケーシングの地表面付近を締め付け、ケーシング引き抜き抵抗を増大させることがある。
【0004】
そこで本発明は、壁際施工の際に水平ジャッキが邪魔にならず、ケーシング回りの地面崩壊や地表面締め付けの懸念が少ないチュービング装置の水平ジャッキ取付構造を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、ケーシング回転機構を昇降するシリンダを支持するベースフレームの対向する2側面外側に水平ジャッキを取り付けるチュービング装置の水平ジャッキ取付構造において、本発明の第1は、前記ベースフレームの対向する2つの辺の外側面両端部及び該2つの辺以外の対向する2つの辺の外側面両端部に、水平ジャッキ取付用のブラケットをそれぞれ形成し、壁際施工の際に、壁際へ寄せる辺の側面の水平ジャッキを取り外して、邪魔にならない辺の側面の前記ブラケットに付け替えることを特徴とし、第2は、前記ベースフレームの対向する2つの辺の外側面両端部及び該2つの辺以外の対向する2つの辺の外側面両端部に、水平ジャッキ取付用のブラケットをそれぞれ形成するとともに、前記ベースフレーム内側に、更に水平ジャッキ取付用のブラケットを形成し、コーナー部での施工の際に、壁際に寄せる辺の側面の水平ジャッキのうち、その1つを、壁に近づかない辺のうち、水平ジャッキが取り付けられていない辺のブラケットに付け替え、他の1つをベースフレーム内側のコーナー部となる前記ブラケットに付け替えることを特徴とし、さらに、前記ベースフレーム内側の水平ジャッキ取付用のブラケットが、前記シリンダ直下に形成されていることを特徴としている。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示される実施形態例に基づいて説明する。なお、従来例と同一要素には同一の符号を付して説明する。図1及び図2は本発明の第1実施形態例を示すもので、チュービング装置6は、ケーシング回転機構1を構成する昇降フレーム7及びチャック装置支持フレーム8と、ケーシング回転機構1を昇降するシリンダ2をガイドポスト9内で支持するベースフレーム3とを平面視略長方形の略同幅に形成している。
【0007】
前記昇降フレーム7は、ケーシング挿通孔10を形成したリング状の回転フレーム11と、チャック装置支持フレーム8を昇降するチャックシリンダ12とを有し、チャック装置支持フレーム8は、ケーシング挿通孔を形成したリング状の回転フレーム13に吊持される複数のチャック部材14を有し、ケーシング挿通孔10に挿通されたケーシング5と回転フレーム11との間にチャック部材14を下降させて、ケーシング5を把持し、回転フレーム11を油圧モータ15で回転させながら、シリンダ2の伸縮によってケーシング回転機構1を昇降させて、ケーシング5の押し込み・引き抜きを行う。
【0008】
ベースフレーム3には、対向する2つの長辺3aの外側面両端部に、水平ジャッキ4をボルト止めする取付部としてブラケット16がそれぞれ形成されるとともに、前記長辺3a以外の対向する2つの短辺3bの外側面に、水平ジャッキ4をボルト止めする取付部として、両端部にブラケット17がそれぞれ形成されている。
【0009】
この構成により、壁際施工の際には、図2に示されるように、ケーシング挿通孔10からの距離が短い対向する2つの長辺3aのブラケット16に取り付けていた各水平ジャッキ4のうち、壁際に寄せる長辺3aの水平ジャッキ4、4を、対向する2つの短辺3bのブラケット17にそれぞれ付け替えることにより、長辺3aを壁際ぎりぎりに寄せて施工することができる。
【0010】
図3及び図4は、第1実施形態例の態様に加えて、水平ジャッキ4の取付部として、水平ジャッキ4のシリンダ4aを取り付けるブラケット18をシリンダ2の直下に形成した第2実施形態例を示すもので、この構成により、図4に示されるように、コーナー部での施工の際には、壁際に寄せる長辺3a及び短辺3bの水平ジャッキ4の1つを、壁に近づかない短辺3bのブラケット17に付け替え、残りの1つをコーナー部のシリンダ2直下のブラケット18に付け替えて、チュービング装置6をコーナー部ぎりぎりに寄せて施工することができる。この場合に、長辺3aのブラケット16に取り付けられた水平ジャッキ4,4と、短辺3bのブラケット17に取り付けられた水平ジャッキ4とはケーシング5から離れた位置になるので、ケーシング5回りの地盤崩壊や地表面締め付けの懸念が少ない。なお、地盤崩壊や地表面締め付けの心配が少ない現場では、各シリンダ2直下に水平ジャッキをそれぞれ取り付けてもよい。
【0011】
図5は、第1実施形態例の態様に加えて、水平ジャッキ4の取付部として、水平ジャッキ4のシリンダ4aをベースフレーム3の内側に取り付ける第3実施形態例を示すもので、この構成でもチュービング装置6をコーナー部ぎりぎりに寄せて施工することができる。
【0012】
したがって、チュービング装置6の設置場所や地盤の状況に応じて水平ジャッキ4の取付位置を自由に選択変更できるから、ケーシングの鉛直性を確保して作業効率を向上させることができる。
【0013】
なお、上記各実施形態例では、ガイドポスト9内にケーシング回転機構1を昇降するシリンダ2を配置したもので説明したが、ガイドポスト9とシリンダ2とが別位置に配置されるものでもよく、また、第2実施形態例では、シリンダ2の直下に水平ジャッキ4を取り付けたもので説明したが、例えば、ガイドポスト9とシリンダ2とが別位置に配置されたものではガイドポスト9直下に水平ジャッキ4を取り付けてもよい。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のチュービング装置の水平ジャッキ取付構造は、ケーシング回転機構を昇降するシリンダを支持するベースフレームの対向する2側面以外の対向する2側面外側に水平ジャッキ取付部を形成したので、壁際施工の際に、壁際へ寄せる側面から水平ジャッキを取り外して、邪魔にならない側面に付け替えることで、壁際ぎりぎりにチュービング装置を寄せて施工することができる。また、これに加えて、水平ジャッキをベースフレーム内側に取り付け可能とすることにより、コーナー部での施工の際には、コーナー部となる水平ジャッキをベースフレーム内側に取り付ければ、他の側面外側に取り付けた水平ジャッキは、ケーシングから離れた位置になるので、ケーシング回りの地盤崩壊や地表面締め付けの懸念が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態例を示す正面図
【図2】同じく平面図
【図3】第2実施形態例の要部を示す一部断面図
【図4】同じく平面図
【図5】第3実施形態例を示す平面図
【図6】従来のチュービング装置の一例を示す正面図
【図7】同じく平面図
【図8】従来のチュービング装置の別の例を示す正面図
【符号の説明】
1…ケーシング回転機構、2…シリンダ、3…ベースフレーム、3a…長辺、3b…短辺、4…水平ジャッキ、5…ケーシング、6…チュービング装置、7…昇降フレーム、16…長辺3aのブラケット、17…短辺3bのブラケット、18…シリンダ3直下のブラケット
Claims (3)
- ケーシング回転機構を昇降するシリンダを支持するベースフレームの対向する2側面外側に水平ジャッキを取り付けるチュービング装置の水平ジャッキ取付構造において、前記ベースフレームの対向する2つの辺の外側面両端部及び該2つの辺以外の対向する2つの辺の外側面両端部に、水平ジャッキ取付用のブラケットをそれぞれ形成し、壁際施工の際に、壁際へ寄せる辺の側面の水平ジャッキを取り外して、邪魔にならない辺の側面の前記ブラケットに付け替えることを特徴とするチュービング装置の水平ジャッキ取付構造。
- ケーシング回転機構を昇降するシリンダを支持するベースフレームの対向する2側面外側に水平ジャッキを取り付けるチュービング装置の水平ジャッキ取付構造において、前記ベースフレームの対向する2つの辺の外側面両端部及び該2つの辺以外の対向する2つの辺の外側面両端部に、水平ジャッキ取付用のブラケットをそれぞれ形成するとともに、前記ベースフレーム内側に、更に水平ジャッキ取付用のブラケットを形成し、コーナー部での施工の際に、壁際に寄せる辺の側面の水平ジャッキのうち、その1つを、壁に近づかない辺のうち、水平ジャッキが取り付けられていない辺のブラケットに付け替え、他の1つをベースフレーム内側のコーナー部となる前記ブラケットに付け替えることを特徴とするチュービング装置の水平ジャッキ取付構造。
- 前記ベースフレーム内側の水平ジャッキ取付用のブラケットが、前記シリンダ直下に形成されていることを特徴とする請求項2記載のチュービング装置の水平ジャッキ取付構造。
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