JP3552429B2 - ロータリ現像ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異なる色のトナーを内蔵した複数の現像器を備えると共に、これら現像器の中から選択された任意の現像器で感光体ドラム等の像担持体上に形成された静電潜像を可視像化する電子写真複写機やプリンタ等の現像ユニットに係り、詳細には、回転軸の周囲でこれら現像器を公転させながら、上記像担持体との対向位置に設定される現像器の入れ換えを行う所謂ロータリ現像ユニットの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置としては、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色トナー像を順次記録シートに転写し、これらトナー像を該記録シート上で重ね合わせてフルカラー画像を形成する所謂多重転写方式を採用したものが周知である。
【0003】
この多重転写方式においては感光体ドラム等の像担持体上に各色トナー像を順次形成する必要があることから、各色トナーを個々に内蔵した複数の現像器はいずれか一色の現像器が選択的に上記像担持体と対向する現像位置に設定され、その余の現像器は像担持体と離間した退避位置に設定されなければならない。
【0004】
このため、従来のカラー画像形成装置においては、上記現像位置に対して4色の現像器を選択的に設定する手段として、円筒状回転体(以下、現像器交換体)の円周上に複数の現像器を等分に配置し、かかる現像器交換体の回転によって任意の現像器を上記現像位置に設定する一方、他の現像器を上記像担持体との近接位置から退避させる所謂ロータリ現像ユニットが用いられている(富士ゼロックス(株)製カラー複写機:A−Color等)。
【0005】
ところで、イエロー、シアン及びマゼンタといったカラートナーは磁性粉が混練されるとその発色性が悪化することから、これらカラートナーは通常非磁性トナーであり、それ故に前述のカラー画像形成装置の各現像器は二成分現像方式、すなわち非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤を用いた現像方式により像担持体上の静電潜像の現像を行っている。
【0006】
ここで、二成分現像剤を用いた現像方式では、現像器内に内蔵されたトナーとキャリアのうち、前者のトナーのみが静電潜像の現像によって消費されていくので、現像器交換体に保持された各現像器に対しては順次新たなトナー(以下、フレッシュトナー)を補給する必要があり、静電潜像の現像濃度を常に所望の濃度に維持するためには現像器に対するフレッシュトナーの補給量を厳密に制御しなければならない。
【0007】
そこで、本願出願人はこのような要求に応えるロータリ現像ユニットを過去に提案している(特願平7−263065号)。この提案に係るロータリ現像ユニットでは、フレッシュトナーを収容したトナー補給容器が上記現像器交換体に対して各色の現像器に隣接した位置に抜き差しできる構成となっており、現像器交換体に装着されたトナー補給容器と現像器との間は、かかる現像器交換体の回転軸と平行に配設されたトナー補給通路によって連通連結されている。また、このトナー補給通路内には螺旋状の羽根を回転軸に巻き付けた搬送スクリュー(以下、オーガ)が該通路を貫通するようにして配設されており、このオーガを回転させることで上記トナー補給容器からトナー補給通路に落とし込まれたフレッシュトナーが現像器に供給されるようになっている。
【0008】
従って、このように構成されたロータリ現像ユニットでは、トナー補給通路内のオーガの回転量に応じた量のフレッシュトナーが現像器に対して補給されるので、画像形成装置に読み込まれる画情報等からトナー消費量を予測し、かかる予測消費量に応じた回転量を上記オーガに与えれば、静電潜像の現像濃度を一定に維持することができた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この提案に係るロータリ現像ユニットにおいては、現像位置に設定される現像器を交換する目的で現像器交換体が回転する度毎に、現像器、トナー補給容器及びトナー補給通路が現像器交換体の回転軸の周囲を公転することとなり、トナー補給通路内に配設されたオーガを停止させた状態であっても、フレッシュトナーがオーガの螺旋状羽根に沿って移動し、トナー補給通路内を自然に搬送されてしまうといった現象が生じた。
【0010】
このため、上記現像器交換体の回転方向が一方向である場合、上記オーガの螺旋状羽根の巻回方向に応じ、上記トナー補給通路内のフレッシュトナーが該通路内を現像器の方向へ又はトナー補給容器の方向へ搬送されてしまい、前者の場合には意図しないにもかかわらずフレッシュトナーが現像器に補給されてしまい、現像器内のトナー量か過剰となってしまうといった問題点が生じた。また、後者の場合にはフレッシュトナーがトナー補給通路からトナー補給容器へと後退してしまうので、かかる後にオーガに所定の回転量を与えてフレッシュトナーを現像器に補給しようとしても、オーガの回転量に見合った量のフレッシュトナーを現像器に補給することができず、現像器内のトナー量が不足するといった問題点が生じた。
【0011】
このような問題点は、特に、白黒モードのコピージョブを何回か繰り返した後にブラック以外の他色の現像器で発生しがちである。潜像担持体の表面がトナーによって汚れるのを防止するため、ロータリ現像ユニットを使用するカラー画像現像装置においては何れの現像器をも潜像担持体から離間するホームポジションを設け、コピー待ち状態にあっては該ホームポジションに現像器交換体を設定しておくのが通例であるが、白黒モードのコピージョブが連続すると、各ジョブの開始時にブラック現像器がホームポジションから潜像担持体と対向する現像位置に設定され、更に各ジョブの終了時にホームポジションへ移動することから、各ジョブ毎に現像器交換体が1回転することとなり、その間に他の色の現像器は一切使用されない。このため、白黒モードのコピージョブを何回か繰り返すと、他のイエロー、シアン及びマゼンタの各現像器においてはトナー補給通路内のフレッシュトナーが該通路内を勝手に搬送されてしまい、前述の問題点が顕著に生じることとなる。
【0012】
ここで、現像器に対するフレッシュトナーの補給量が過剰となった場合における静電潜像の現像濃度の調整は、かかる現像によって現像器内のトナーが経時的に消費されていくのを待つしかないが、現像器に対するフレッシュトナーの補給量が不足する場合における静電潜像の現像濃度の調整は、トナー補給通路内のオーガに対して不足量に見合った回転量を与えれば足りる。
【0013】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、複数の現像器を円周上に保持した現像器交換体を回転させることによって、像担持体との対向位置に設定される現像器を適宜交換するロータリ現像ユニットにおいて、現像器に対するフレッシュトナーの補給量が上記現像器交換体の回転に起因して過剰となるのを防止し、もって像担持体に形成された静電潜像を安定した濃度で現像することが可能なロータリ現像ユニットを提供することにある。
【0014】
また、本発明の他の目的は、現像器に対するフレッシュトナーの補給量が上記現像器交換体の回転に起因して不足するのを防止し、もって像担持体に形成された静電潜像を安定した濃度で現像することが可能なロータリ現像ユニットを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のロータリ現像ユニットは、潜像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像して可視像化する複数の現像器と、これら現像器が円周方向に沿って配列されると共に、該現像器を保持したまま回転し、いずれか一つの現像器を上記潜像担持体と対向した現像位置に設定する現像器交換体と、各現像器に対して補給されるフレッシュトナーを保有すると共に、各現像器に隣接して上記現像器交換体に装着される複数のトナー補給容器と、上記現像器交換体の回転軸と略平行に配設されると共に、各現像器とこれに隣接するトナー補給容器とを連通連結するトナー補給通路と、与えられた回転量に応じ、上記トナー補給通路内をトナー補給容器から現像器へ向けてフレッシュトナーを搬送するトナー搬送手段とを備え、上記トナー搬送手段を停止させ且つ現像器交換体を回転させた際に、上記トナー補給通路内におけるフレッシュトナーが現像器からトナー補給容器へ向けて搬送されることを特徴とするものである(請求項1)。
【0016】
このような技術的手段によれば、トナー補給容器から現像器へとフレッシュトナーを搬送するトナー搬送手段を停止させた状態で現像器交換体を回転させると、上記トナー補給通路内のフレッシュトナーが現像器からトナー補給容器へ向けて搬送されるので、上記現像器交換体の回転中に意図せずしてフレッシュトナーがトナー補給通路から現像器へ補給されてしまうことがなく、現像器内におけるトナー量が過剰となるのを防止することができる。
【0017】
また、かかる技術的手段においては、現像器交換体の回転によってフレッシュトナーがトナー補給通路内をトナー補給容器へ向けて後退し、かかるトナー補給通路内が空になってしまうので、現像器交換体を数回転させた後にトナー搬送手段を回転させても、直ぐにはその回転量に見合った量のフレッシュトナーを現像器に対して補給できず、逆に現像器内におけるトナー量が不足してしまう懸念がある。
【0018】
従って、本発明のロータリ現像ユニットを実施するに当たっては、現像位置から退避した現像器が当該位置に再設定されるまでの間に、上記現像器交換体が何回転したかをカウントする回転数計測手段と、この回転数計測手段でのカウント数から上記トナー搬送手段の回転駆動時間の補正値を決定し、かかる補正値分だけ上記トナー搬送手段の回転駆動時間を増加する供給量補正手段とを設けるのが好ましい(請求項2)。
【0019】
このように本発明のロータリ現像ユニットを構成すれば、上記回転数計測手段によって現像器交換体の回転数をカウントすることにより、かかるカウント数からフレッシュトナーがトナー補給通路内をトナー補給容器方向へどの程度後退したのかを把握することができ、これに基づき上記供給量補正手段によってトナー搬送手段の回転駆動時間を増加する補正を行えば、現像器に対してフレッシュトナーの補給が不足する事態を解消することができる。
【0020】
但し、上記現像器交換体が回転をしていても、トナー搬送手段が回転をしている際にはフレッシュトナーがトナー補給通路内を現像器へと搬送されており、かかるトナー補給通路内にはフレッシュトナーが満たされていることから、この後にトナー搬送手段を回転させると、トナー搬送手段の回転量に見合った量のフレッシュトナーが直ちに現像器へと補給されることになる。従って、上記回転数計測手段で現像器交換体の回転数をカウントするのは、上記トナー搬送手段が停止している場合のみで十分である(請求項3)。
【0021】
また、現像器交換体が数十回転したとしても、かかる回転によってフレッシュトナーがトナー補給容器方向へ搬送される距離は最大でもトナー補給通路の長さ分だけであり、このトナー補給通路の長さ分を越えてトナー搬送手段の回転駆動時間を補正する必要はない。従って、上記供給量補正手段によって決定されるトナー搬送手段の回転駆動時間の補正値には、上記トナー補給通路の長さに応じた上限値が設けられるのが好ましい(請求項4)。
【0022】
【発明の実施形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のロータリ現像ユニットを詳細に説明する。図1はこの発明のロータリ現像ユニットを備えたカラー複写機の一例を示すものである。
同図において、符号1は感光体ドラム(像担持台)、符号2は感光体ドラム1の表面を予め帯電する帯電コロトロン、符号3は帯電コロトロン2により帯電された感光体ドラム1上に静電潜像を書込むレーザビームスキャナ、符号4はブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各トナー像が収容される四つの現像器40K,40Y,40M,40Cが回転自在に配設され、適宜切換選択されるロータリ現像ユニット、符号5は感光体ドラム1上の電位を除去する転写前処理コロトロン、符号6はクリーニング前コロトロン、符号7は感光体ドラム1上の残留トナーを除去するクリーナ、符号8はクリーナと一体的に設けられた廃棄トナーの回収タンクである。
【0023】
一方、符号9は周面に記録シート10が巻付け保持され、この記録シート10に感光体ドラム1上の各色成分トナー像を順次多重転写する転写ドラムである。この転写ドラム9はドラム枠に例えばポリフッ化ビニリデン等の誘電体フィルムを張り渡したものであり、この誘電体フィルムに記録シート10を静電吸着するようにしたものである。
【0024】
また、上記転写ドラム9には、感光体ドラム1上のトナー像を記録シート10側へ転写させる転写コロトロン11と、最終色の転写工程が終了した記録シート10を除電する除電コロトロン12と、記録シート10が剥離された後の誘電体フィルム上の電荷を除去する除電コロトロン13と、誘電体フィルムに付着した紙粉等を清掃するクリーニングブラシ14と、記録シート10を剥離する時に誘電体フィルムを内側から押し上げる内押しロール15と、記録シート10を転写ドラム9から剥離する剥離爪16とが設けられている。
【0025】
更に、符号17は図示外のシート給送カセットから供給された記録シート10を転写ドラム9へ導くためのシート供給系であり、このシート供給系17によって記録シート10は感光体ドラム1と転写ドラム9の対向位置へ直接送り込まれるようになっている。すなわち、上記転写コロトロン11は記録シート10を転写ドラム9に吸着させる役割も担っており、感光体ドラム上1のトナー像を記録シート10側へ転写させると、これと同時に記録シート10が転写ドラム9に吸着される。
【0026】
また、符号18は転写工程の終了した記録シート10を挿通させ、記録シート10上に未定着トナー像を定着させる定着器であり、内部にヒータが内蔵された加熱ロール19とこの加熱ロール19に圧接配置される加圧ロール20とで構成されている。
【0027】
以上のように構成された本実施例のカラー複写機では、図示外の原稿読取部によって取り込まれた原稿の画情報に基づいてレーザビームスキャナ3が感光体ドラム1を露光し、感光体ドラム1上にはブラックKに対応した静電潜像の書き込みが行われる。一方、ロータリー現像ユニット4ではブラック現像器40Kが感光体ドラム1との対向位置に設定され、上記静電潜像はブラック現像器40Kによってその書き込みタイミングから少し遅れて現像される。そして、このようにして形成されたブラックKのトナー像は所定のタイミングでシート供給系17から送られてきた記録シート10に転写され、この転写に伴い記録シート10は転写ドラム9に吸着される。そして、これ以降、転写ドラム9は記録シート10を保持したまま回転する。また、ブラック現像器40Kによる現像工程が終了すると、転写ドラム9が1回転サイクルを終了する迄の間に現像器の交換が行われ、ロータリ現像ユニット4の90°回転によってイエロー現像器40Yが感光体ドラム1との対向位置に設定される。
【0028】
以降は転写ドラム9の1回転サイクル毎にこれら動作が繰り返され、その度毎にイエローY、マゼンタM及びシアンCのトナー像が感光体ドラム1から転写ドラム9に保持された記録シート10に転写され、記録シート10上には4色のトナー像による重ね合わせトナー像が形成される。そして、シアンCのトナー像の転写が終了した記録シート10はそのまま転写ドラム9から剥離され、定着器18を経て図示外の排出トレイに排出される。
【0029】
次に、上記ロータリ現像ユニット4の構造の詳細について説明する。
図2に断面図を示すように、上記ロータリ現像ユニット4はその中心に回転軸21を有すると共にかかる回転軸21に固定された支持フレーム22を有しており、前述した4色の現像器40は固定ピン23を介して上記支持フレーム22に放射状に固定されている。また、上記回転軸21には図示外の現像器交換モータがクラッチを介して接続されており、かかる現像器交換モータを駆動することで上記支持フレーム22を回転させ、任意の現像器40を感光体ドラム1と対向する現像位置に設定できるようになっている。従って、上記回転軸21及び支持フレーム22が本発明の現像器交換体に該当する。
【0030】
一方、このロータリ現像ユニット4には各現像器40に隣接してトナー補給容器30が装着されており、各トナー補給容器30に内蔵されたフレッシュトナーが上記回転軸21と平行に配設されたトナー補給通路50を介して各現像器40へ適宜補給されるように構成されている。上記トナー補給容器30は円筒状に形成されており、後述するパネル部材60に形成された装着口61に対して該ユニット4の前面側(図2の紙面垂直方向手前側)から抜き差しできるようになっている。
【0031】
図3はこのトナー補給容器30を示すものである。矢線で示す容器挿入方向の手前側の端面には装着用摘み31が突出する一方、容器挿入方向の奥側の端部には装着時に利用される位置合わせ用の突起32が形成されている。容器内からフレッシュトナーを排出するためのトナー排出口は容器挿入方向の手前側の周面に開設されているが、図示の如くロータリ現像ユニット4に非装着の状態では容器側シャッター33によって閉鎖されている。この容器側シャッター33はトナー補給容器30の周面に形成された一対のL字型レール34,34に係合しており、かかるレール34に沿って容器側シャッター33がスライドすると、上記トナー排出口が開放されるようになっている。また、トナー排出口の周囲には凸壁(図示せず)が形成されており、トナー排出口を閉塞した容器側シャッター33はこの凸壁に係止されるように構成されている。
【0032】
一方、図4は前述したトナー補給容器30の装着口61とトナー補給通路50とを備えたパネル部材60を示すものである。このパネル部材60は、略扇形状に形成されると共に上記装着口61がくり抜かれた容器保持部62と、この容器保持部62の背面側から突出すると共に内部に上記トナー補給通路50が形成されたパイプ部63とから構成されており、個々の現像器に対応した4枚のパネル部材60を上記支持フレーム22に固定することにより、図5に示す如くロータリ現像ユニット4の正面パネルが完成するようになっている。
【0033】
上記容器保持部62にはトナー補給容器30から排出されたフレッシュトナーを受け止めるトナー受け室64が形成されており、かかるトナー受け室64はトナー搬入口65を介して上記装着口61に開放されている。但し、図3に示す如くトナー補給容器30を装着口61に装着していない状態においては、受け室側シャッター66によって上記トナー搬入口65は閉ざされている。上記パイプ部材63の内部に形成されたトナー補給通路50はこのトナー受け室64と連通しており、トナー補給容器30内のフレッシュトナーが上記トナー受け室64を介してトナー補給通路50に搬入されるようになっている。また、上記容器保持部62から突出したパイプ部材63の先端近傍にはトナー搬出口67が形成されており、トナー補給通路50を経て上記トナー受け室64から搬送されてきたフレッシュトナーがこのトナー搬出口67から現像器40へ落とし込まれるように構成されている。
【0034】
更に、上記トナー補給容器30が装着される装着口61の周面には凹部68が形成されており、トナー補給容器30を該装着口61に嵌合させた際に、かかるトナー補給容器30の周面から突出した容器側シャッター33がこの凹部68に収容されるようになっている。また、この凹部68と隣接するトナー受け室64の側壁には一対のL字型レール69が形成されており、かかるレール69には前述の受け室側シャッター66がスライド自在に係合している。尚、図4中における符号70はトナー補給容器30の突起32が挿通する凹所である。
【0035】
従って、トナー補給容器30をパネル部材60の装着口61に押し込むと共に上記容器側シャッター33を該装着口61の凹部68に収容させ、かかる状態でトナー補給容器30に形成された装着用摘み31を右回りにひねると、容器側シャッター33を凹部68に残した状態でトナー補給容器30それ自体が軸線周りに回転し、相対的に容器側シャッター33がスライドしてトナー補給容器30のトナー排出口が開放されると共に、かかるトナー排出口はトナー受け室64に開設されたトナー搬入口65と対向する位置に移動する。また、これと同時にトナー排出口の周囲に形成された凸壁が受け室側シャッター66を押圧するので、受け室側シャッター66もトナー補給容器30と共にスライドし、上記トナー搬入口65が開放される。これによりトナー補給容器30のトナー排出口33とトナー受け室64のトナー搬入口65とが夫々開放された状態で対向し(図5参照)、トナー補給容器30に収容されていたフレッシュトナーをトナー受け室64に落とし込むことが可能となる。
【0036】
また、図2に示すように、上記トナー補給容器30内には螺旋状のコイルアジテータ35が配設されており、このコイルアジテータ35を回動させることによって容器内に収容されているフレッシュトナーがトナー排出口へ向けて搬送され、かかるトナー排出口より上記トナー受け室64へと落とし込まれる。また、トナー受け室64及びトナー補給通路50にはこれを貫通するようにして供給オーガ51が配設されており、かかる供給オーガ51を回動させると、フレッシュトナーがトナー補給通路50内をトナー受け室64からトナー搬出口67へと搬送され、現像器40へ落とし込まれる。すなわち、この実施例では上記供給オーガ51が本発明のトナー搬送手段に該当する。
【0037】
一方、各現像器40で使用される現像剤は非磁性トナーと磁性キャリアとを混合した二成分現像剤であり、各現像器40はその内部でかかる現像剤を混合攪拌すると共に、感光体ドラム1上に書き込まれた静電潜像を所謂磁気ブラシ現像法によって現像するように構成されている。
【0038】
図6は上記現像位置に設定された現像器40を示す正面断面図である。同図において符号41は上記現像剤を内蔵するハウジングであり、かかるハウジング41には上記感光体ドラム1との対向位置に現像剤の搬出口42が開設される一方、この搬出口42には現像剤の磁気ブラシを形成する現像ロール43が配設されている。この現像ロール43は複数の磁極が着磁されたマグネットロールの周囲を矢線方向へ回動する円筒状スリーブで覆って形成されており、かかるマグネットロールの磁力によって上記磁性キャリアをスリーブの周面に鎖状に吸着して現像剤の磁気ブラシを形成する一方、スリーブの回動に伴って該磁気ブラシを上記搬出口42からハウジング41の外部へ搬出し、磁気ブラシの穂立ちで感光体ドラム1を摺擦するように構成されている。尚、上記ハウジング41には現像ロール43と所定の間隙を保ってトリマーブレード44が固定されており、現像ロール43の周面に形成された磁気ブラシの穂立ちの長さを切り揃えるように構成されている。
【0039】
また、上記ハウジング41の内部には現像ロール43の軸方向と平行に隔壁45が立設されており、この隔壁45によってハウジング41の内部は二つの現像剤室46a,46bに区分されている。上記現像ロール43を含む第1現像剤室46aには現像ロール43と隣接してスクリューオーガ47aが配設されており、このスクリューオーガ47aは矢線方向への回動に伴って第1現像剤室46a内の現像剤を現像器40のフロント側(紙面垂直方向手前側)に向けて搬送する。一方、隔壁45を挟んで第1現像剤室46aに隣接する第2現像剤室46bにもスクリューオーガ47bが配設されており、このスクリューオーガ47bは矢線方向への回動に伴って第2現像剤室46b内の現像剤を現像器40のリヤ側(紙面垂直方向奥側)に向けて搬送する。
【0040】
更に、上記隔壁45のフロント側及びリヤ側の両端には第1現像剤室46aと第2現像剤室46bとを連通連結する開口が形成されており、スクリューオーガ47aの回転によって第1現像剤室46a内のフロント側に搬送されてきた現像剤はフロント側開口を介して第2現像剤室46bへ移動する一方、スクリューオーガ47bの回転によって第2現像剤室46b内のリヤ側に搬送されてきた現像剤はリヤ側開口を介して第1現像剤室46aへ移動するように構成されている。すなわち、この現像器40では一対のスクリューオーガ47a,47bが回転すると、現像剤が上記隔壁45の周囲を一定の方向へ循環し、かかる循環に伴って現像剤の攪拌がなされ、トナーの摩擦帯電が促進されるようになっている。
【0041】
また、前述のトナー補給通路50は上記第2現像剤室46bの上方に位置すると共に、トナー搬出口67を介して第2現像剤室46bと連通連結されており、トナー補給容器30からトナー補給通路50を経て搬送されてきたフレッシュトナーは該第2現像剤室46bのフロント側に落とし込まれるようになっている。従って、現像器40に補給されたフレッシュトナーは第2現像剤室46bをフロント側からリヤ側へと搬送された後でなければ第1現像剤室46aへと流入せず、かかる搬送の間にキャリアと混合攪拌されて帯電する。これにより、第1現像剤室46aで現像ロール43に吸着するトナーは全て十分な帯電量を有しているものとなる。尚、図中の符号48は一端がハウジング41に軸支された可動蓋であり、ロータリ現像ユニット4が回転して現像器40が逆さまになった場合に上記トナー搬出口67を覆い、第2現像剤室46bからトナー補給通路50へ現像剤が逆流するのを防止している。
【0042】
そして、このように構成された本実施例の現像器40においては、第1現像剤室46a内の現像剤が現像ロール43に吸着されて、前述の如く現像ロール43の周面に現像剤の磁気ブラシが形成される一方、かかる現像ロール43の回転に伴って磁気ブラシが感光体ドラム1の周面を摺擦する。このとき、トナーは磁気ブラシを形成するキャリアに対して静電的に付着しているのみであり、感光体ドラム1上の静電潜像の電位に応じて感光体ドラム1側へと引きつけられ、キャリアから遊離して感光体ドラム1へ付着する。これによって上記静電潜像がトナーによって現像される。また、上記キャリアは磁力によって現像ロール43に保持されていることから、感光体ドラム1側へ付着することなくハウジング41内へと回収され、現像ロール43から剥離されて第1現像室46a内へと戻される。
【0043】
図7は上記現像器の駆動系を示すものである。
この実施例に係る複写機のリヤフレーム70には各現像器40の現像位置に対応して駆動ギヤ71が配設されており、かかる駆動ギヤ71は伝達クラッチ72を介して図示外の駆動モータに接続されている。一方、各現像器40のリヤ側には上記現像ロール43の回転軸が突出しており、かかる回転軸の先端には上記駆動ギヤ71と噛み合う入力ギヤ73が固定されている。従って、ロータリ現像ユニット4が回転して各現像器40が感光体ドラム1と対向する現像位置に設定されると、現像器40側の入力ギヤ73とリヤフレーム70側の駆動ギヤ71とが噛み合い、駆動モータの回転動力が現像ロール43に伝達されるようになっている。また、現像器40の各スクリューオーガ47a,47bにはギヤ74〜77を介して現像ロール43の回転が伝達されており、現像器40が現像位置に設定されて現像ロール43が回転を開始すると、これに合わせてスクリューオーガ47a,47bが現像剤の攪拌を開始するように構成されている。
【0044】
更に、ロータリ現像ユニット4のリヤ側にはトナー補給容器30のコイルアジテータ35を駆動するためのギヤ78が配設されており、かかるトナー補給容器30をパネル部材60の装着口61に押し込むと、カップリング79を介してコイルアジテータ35が上記ギヤ78に連結されるようになっている。また、上記ギヤ78へは図示外の複数のギヤを介して現像ロール43から回転が伝達されており、現像ロール43とコイルアジテータ35とが連動して回転するようになっている。従って、現像器40が現像位置へ設定され且つ現像ロール43が回転をしている最中においては、コイルアジテータ35がトナー補給容器30内のフレッシュトナーを常にトナー排出口へと送るので、パネル部材60のトナー受け室64には常にフレッシュトナーが満たされている。
【0045】
一方、トナー補給通路50に配設された供給オーガ51は現像ロール43及びコイルアジテータ35とは別個のトナー供給モータ(図示せず)によって駆動されている。このトナー供給モータも現像位置に対応して配設されており、各現像器40が現像位置に設定された場合にのみ供給オーガ51に連結されるように構成されている。すなわち、各現像器40に対するフレッシュトナーの補給は、これら現像器40が現像位置に設定された場合にのみなされるようになっている。各現像器40が現像位置に設定されている場合には、前述の如くコイルアジテータ35の作用によって常にフレッシュトナーがトナー受け室64に満たされていることから、供給オーガ51が回転するとトナー補給通路50内には絶え間なくフレッシュトナーが送り込まれることとなり、トナー補給通路50から現像器40へと落とし込まれるフレッシュトナーの補給量は上記供給オーガ51の回転量によってのみ決まる。従って、本実施例の複写機では後述の如くしてトナー供給モータの駆動信号を生成し、現像器40に対するフレッシュトナーの補給量を厳密に制御している。
【0046】
但し、現像位置に設定される現像器40を交換すべくロータリ現像ユニット4が回転すると、各現像器40及びトナー補給容器30が回転軸21の周囲を公転することとなり、上記トナー供給モータの停止中であっても、トナー補給通路50内のフレッシュトナーは恰も供給オーガ51が回転しているかの如くトナー補給通路50内を搬送されてしまう。その結果、供給オーガ51の軸に巻き付けられた螺旋状羽根の巻き回し方向によっては、ロータリ現像ユニット4の回転中にトナー補給通路50内のフレッシュトナーが意図せずして現像器40に補給されてしまい、静電潜像の現像濃度を所望の現像濃度に制御することが不可能となってしまう。
【0047】
このため、本実施例のロータリ現像ユニット4では、図2に示すように、支持フレーム22を右回りに回転させて現像器40の交換を行う一方、上記供給オーガ51を左回りに回転させてフレッシュトナーを現像器40に対して補給するようにした。このような構成の下、供給オーガ51の回転を停止させた状態でロータリ現像ユニット4を回転させ、現像器40の交換を行うと、かかる交換中は供給オーガ51をトナー補給通路50内で右回りに回転させているのと同じ結果を生じるので、トナー補給通路50内のフレッシュトナーはトナー搬出口67からトナー受け室64に向けて搬送され、意図せずしてフレッシュトナーが現像器40に補給されるのを防止することができる。
【0048】
図8は、上記トナー供給モータの制御系を示すブロック図である。
各現像器40内におけるトナーとキャリアの混合比率を制御するためには、先ず各現像器40によって消費されるトナー量を把握し、かかる消費量に見合った量のフレッシュトナーをトナー補給通路50から各現像器40に補給する必要がある。このため、この実施例の複写機では図示外の原稿読取装置から送られてきた画像情報を基に、かかる画像情報から形成される感光体ドラム1上の静電潜像を現像するために必要なトナー量を各現像器40毎に演算し、この演算結果に基づいて各現像器40に対するフレッシュトナーの補給量を決定している。
【0049】
具体的には、先ず図示外のアナログ−デジタル変換器(A/D変換器)によって8ビットのデジタル信号に変換された画像情報が画像量演算部81に入力され、かかる画像量演算部81は画像情報を構成する各画素毎の出力レベルを演算して、これをトナー消費量の指標となるビデオカウント数に変換する。次に、このビデオカウント数はマイクロコンピュータからなるトナー補給量演算部82に入力され、かかるトナー補給量演算部82は該ビデオカウント数からトナー供給モータ80の駆動時間を演算する。そして、補給を行うべき現像器40が現像位置に設定されると、トナー補給量演算部82はトナー供給モータ80の駆動信号を生成し、これをトナー供給モータ80に対して出力する。これによって供給オーガ51が回動し、トナー補給通路50内のフレッシュトナーは所定量だけ現像器40に補給される。
【0050】
但し、トナー供給モータ80の駆動信号に対する応答性は最大200msecの遅れを生じることがあるため、この実施例の複写機ではトナー供給モータ80を500msec単位で間欠的に駆動するようにした。すなわち、上記トナー補給量演算部82は演算したトナー供給モータ80の駆動時間を積算すると共に、かかる積算値が500msecを越える毎にトナー供給モータ80の駆動信号を生成し、かかる駆動信号の生成後に積算値から500msecを減算する。これにより、トナー供給モータ80はトナー補給量演算部82における駆動時間の積算値が500msecを越える毎に間欠的に駆動され、現像器に対して確実にフレッシュトナーを供給することができた。
【0051】
また、画像情報から各現像器40におけるトナー消費量を予測しただけでは、実際のトナー消費量が予測から外れている場合に、かかる消費量に応じたフレッシュトナーを現像器に対して的確に補給することが不能となる恐れがある。このため、本実施例の複写機では数コピーに一回の割合で感光体ドラム1上にテストパターンのトナー像(以下、基準パッチ)を形成すると共に、かかる基準パッチの現像濃度を検出し、かかる検出結果に基づいても各現像器40に対するフレッシュトナーの補給量を決定している。
【0052】
具体的には、先ずレーザビームスキャナ3を用いて画像密度50%の静電潜像を感光体ドラム1に書き込むと共に、これを現像器40で現像して基準パッチを形成する。感光体ドラム1の近傍にはフォトセンサ83が配設されており、かかるフォトセンサ83は上記基準パッチの反射光を読み込み、該反射光の強度に応じた検出信号を生成する。この検出信号は増幅器84で増幅された後に検出濃度演算部85に入力され、検出濃度演算部85はかかる検出信号から基準パッチの現像濃度を演算すると共に、演算結果に応じた濃度信号を上記トナー補給量演算部82に対して出力する。トナー補給量演算部82は受け取った濃度信号を予め格納されている画像密度50%の濃度信号と比較し、比較結果における濃度差が許容範囲よりも高いか低いかを判断する。高いと判断すれば、比較した濃度差からトナー供給モータ80の駆動停止時間を演算し、前述した画像情報に基づいて積算されているトナー供給モータ80の駆動時間から該駆動停止時間を減算する一方、低いと判断すれば、比較した濃度差からトナー供給モータ80の追加駆動時間を演算し、やはり画像情報に基づいて積算されているトナー供給モータ80の駆動時間に該追加駆動時間を積算する。これにより、静電潜像の実際の現像濃度から現像器40内のトナー量の過不足を把握し、かかる過不足分だけ現像器40に対するフレッシュトナーの補給量を追加あるいは減少させることができるので、より的確に現像器40に対するフレッシュトナーの補給量を制御して、静電潜像の現像濃度を一定に維持することができる。
【0053】
一方、本実施例のロータリ現像ユニット4では、該ロータリ現像ユニット4の回転に伴ってトナー補給通路50内のフレッシュトナーが現像器40内にこぼれ出るのを防止するため、前述の如く供給オーガ51の回転方向をロータリ現像ユニット4の回転方向と逆方向に設定し、ロータリ現像ユニット4の回転の際にはフレッシュトナーがトナー補給通路50内をトナー受け室64方向へと搬送されるようにしている。しかし、フレッシュトナーがトナー受け室64の方向へ逆進してしまうと、トナー補給通路50におけるトナー搬出口67の近傍にはフレッシュトナーが存在しなくなってしまうことから、トナー供給モータ80を回転させても、逆進したフレッシュトナーがトナー搬出口67へ到達するまでは現像器40に対してフレッシュトナーの補給はなされず、トナー供給モータ80の駆動時間に対応した量のフレッシュトナーを現像器40に補給することが不可能となってしまう。
【0054】
ここで、フレッシュトナーがトナー補給通路50内を逆方向へ搬送されたことに起因するトナー補給量の不足分はロータリ現像ユニット4の回転数に対応している。このため、本実施例では各現像器毎に、一旦現像位置から退避した現像器40が次に現像位置に設定される迄の間にロータリ現像ユニット4が何回転したかをカウントし、かかるカウント数に基づいてトナー補給モータ80の駆動時間の増加分を決定している。
【0055】
具体的には、図示のユニット回転数計測部86を設けて、各現像器40が現像位置から退避した後、次に現像位置に設定される迄の間にロータリ現像ユニット4が何回転したかをカウントする一方、かかるカウント数を示す計数信号を上記トナー補給量演算部82に入力し、かかるトナー補給量演算部82で上記計数信号に基づいたトナー補給モータ80の駆動時間の増加分を演算している。そして、演算された増加分は画像情報に基づいて積算されているトナー供給モータ80の駆動時間に加算される。すなわち、本発明の供給量補正手段は上記トナー補給量演算部によって実現されている。
【0056】
これにより、トナー補給通路50を後戻りしていたフレッシュトナーが再度トナー搬出口67へ到達するのに必要な時間だけ、トナー供給モータ80の駆動時間を増加することができるので、ロータリ現像ユニット4の回転に起因して現像器40に対するフレッシュトナーの補給量が不足する事態を防止することができる。
【0057】
但し、トナー補給通路50と連通しているトナー受け室64に対しては常にトナー補給容器30からフレッシュトナーが落とし込まれていることに鑑みれば、ロータリ現像ユニット4が回転したとしても、フレッシュトナーがトナー補給通路50内を逆方向へ搬送される距離は最大でも該トナー補給通路50の長さ分だけである。従って、仮にユニット回転数計測部86でカウントしたロータリ現像ユニット4の回転数を無制限にトナー供給モータ80の駆動時間の増加分に換算したのでは、逆に現像器40に対するトナー補給量が過剰となる懸念がある。
【0058】
このため、本実施例ではロータリ現像ユニット4の回転数から演算するトナー供給モータ80の駆動時間の増加分に対して、トナー補給通路50の長さに応じた上限値を設定し、仮に演算したトナー供給モータ80の駆動時間の増加分が予め設定された上限値を越える場合には、かかる上限値を増加分として画像情報に基づいて積算されているトナー供給モータ80の駆動時間に加算するようにしている。これにより、現像器40に対するフレッシュトナーの補給量をより的確に制御することができる。
【0059】
尚、本実施例のロータリ現像ユニット4では現像位置においてのみ供給オーガ51がトナー供給モータ80に接続されることから、ロータリ現像ユニットの回転中においいてはトナー補給通路内のフレッシュトナーが現像器に対して補給されることはなく、かかるフレッシュトナーはトナー補給通路内をトナー受け室側へ搬送されるのみである。従って、ロータリ現像ユニットの回転は全てフレッシュトナーの逆方向への搬送を引き起こしており、それ故にロータリ現像ユニットの回転数を全てユニット回転数計測部でカウントした。
【0060】
しかし、ロータリ現像ユニットの回転中にも現像器に対してフレッシュトナーの補給を行う構成とした場合には、フレッシュトナーの補給が行われていないときのロータリ現像ユニットの回転数、すなわちフレッシュトナーがトナー補給通路内をトナー受け室方向へ搬送されているときのみの回転数をユニット回転数計測手段の回転数でカウントする必要がある。
【0061】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のロータリ現像ユニットによれば、現像位置に設定される現像器を交換するために現像器交換体を回転させても、かかる回転中に意図せずしてフレッシュトナーがトナー補強通路から現像器へ補給されてしまう事態を避けることができるので、現像器内におけるトナー量が過剰となるのを防止することができ、像担持体に形成された静電潜像を安定した濃度で現像することが可能となる。
【0062】
また、回転数計測手段によって現像器交換体の回転数をカウントすると共に、かかるカウント数に基づいて供給量補正手段でトナー搬送手段の回転駆動時間を増加する補正を行えば、現像器に対するフレッシュトナーの補給量が上記現像器交換体の回転に起因して不足することがないので、かかる現像器内のトナー量を的確に制御することが可能となり、像担持体に形成された静電潜像を安定した濃度で現像することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロータリ現像ユニットが適用されるカラー複写機の一例を示す概略構成図である。
【図2】本発明のロータリ現像ユニットの実施例を示す正面断面図である。
【図3】実施例に係るトナー補給容器を示す斜視図である。
【図4】実施例に係るパネル部材を示す斜視図である。
【図5】実施例に係るロータリ現像ユニットの正面図である。
【図6】実施例に係るロータリ現像ユニットから現像位置に設定された現像器のみを抜き出して描いた断面図である。
【図7】実施例に係る現像器、トナー補給容器及びトナー補給通路の位置関係を示す展開図である。
【図8】実施例に係るトナー供給モータの制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…感光体ドラム(潜像担持体)、4…ロータリ現像ユニット、21…回転軸、22…支持フレーム、30…トナー補給容器、40…現像器、50…トナー補給通路、51…供給オーガ(トナー搬送手段)
Claims (4)
- 潜像担持体上に形成された静電潜像をトナーで現像して可視像化する複数の現像器と、これら現像器が円周方向に沿って配列されると共に、該現像器を保持したまま回転し、いずれか一つの現像器を上記潜像担持体と対向した現像位置に設定する現像器交換体と、各現像器に対して補給されるフレッシュトナーを保有すると共に、各現像器に隣接して上記現像器交換体に装着される複数のトナー補給容器と、上記現像器交換体の回転軸と略平行に配設されると共に、各現像器とこれに隣接するトナー補給容器とを連通連結するトナー補給通路と、与えられた回転量に応じ、上記トナー補給通路内をトナー補給容器から現像器へ向けてフレッシュトナーを搬送するトナー搬送スクリューと、を備えたロータリ現像ユニットにおいて、
フレッシュトナーを現像器へ向けて搬送する際の上記トナー搬送スクリューの回転方向を、上記現像器交換体の回転方向と逆方向に設定し、上記トナー搬送スクリューを停止させ且つ現像器交換体を回転させた際に、上記トナー補給通路内におけるフレッシュトナーが現像器からトナー補給容器へ向けて搬送されることを特徴とするロータリ現像ユニット。 - 請求項1記載のロータリ現像ユニットにおいて、上記現像位置から退避した現像器が当該位置に再設定されるまでの間に、上記現像器交換体が何回転したかをカウントする回転数計測手段と、この回転数計測手段でのカウント数から上記トナー搬送スクリューの回転駆動時間の補正値を決定し、かかる補正値分だけ上記トナー搬送スクリューの回転駆動時間を増加する供給量補正手段とを設けたことを特徴とするロータリ現像ユニット。
- 請求項2記載のロータリ現像ユニットにおいて、上記回転数計測手段は、トナー搬送スクリューが停止している場合にのみ上記現像器交換手段の回転数をカウントすることを特徴とするロータリ現像ユニット。
- 請求項2又は3記載のロータリ現像ユニットにおいて、上記トナー搬送スクリューの回転駆動時間の補正値には、上記トナー補給通路の長さに応じた上限値が設けられていることを特徴とするロータリ現像ユニット。
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