JP3553035B2 - 物干し台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パイプ(或いは棒状体)を継手で連結(接続)して組立ててなる物干し台に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の物干し台は種々のものが開発されている。図11は、その1例を示したものである。このものは、平面視、パイプをH形に組立ててなるベースに、そのベースをなす対向する平行なパイプの中央に、それぞれ支柱を継手を介して鉛直状に立設し、その各支柱の両上端寄り部位において、両支柱を横方向に連結材(パイプ)で連結して枠体をなし、この枠体の上部に次のようにして竿受けが取付けられている。すなわち、その両支柱のそれぞれの上端から下方に、スライド方式で上部支柱を内挿し、その2本の上部支柱の上方において、複数の竿受けの設けられた竿受け体(パイプ)を橋渡し状にして連結している。そして、上部支柱を、下の支柱に対して上下にスライドすることで竿受け体を所望とする高さに調節可能に構成し、上部支柱を任意の高さ位置で保持する、締付けナット等の高さ保持手段を備えている。
【0003】
しかして、支柱に内挿されている上部支柱は、自在にスライドさせて引き上げ、又は引き下げることができるとともに、例えば、支柱の上端部に設けられた高さ保持手段で任意の高さ位置を保持できるように構成されている。こうして、竿受け体の高さの調節ができるとともに、不使用時などにはそれを引き下げて収納できるように構成されている。なお、この竿受け体には間隔をおいて図示のように例えば2個の竿受け(U字体)が取付けられている。そして、このような物干し台は、通常は、左右一対のものとして適宜の間隔を保持して室内等に配置し、各竿受けに、それぞれ物干し竿を差し渡して物干しとして使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この物干し台では、竿受け体を把持して引き上げ(持ち上げ)或いは引き下げる(押し下げる)ときに、それが連結された両方の上部支柱が両支柱内にスライド方式で内挿されているため、両方の上部支柱に平均に力をかけないと円滑に動かないといった問題があった。つまり、竿受け体の高さを調節しようとして、それを引き上げようとするときは、2本の上部支柱が平均に持ち上げられるようにしないと、片利きとなるため、円滑には持ち上がらないといった問題があった。また、逆に竿受け体を押し下げるときも同様の問題があった。
【0005】
また、上記従来の物干し台では、複数の竿がかけられるように、竿受けが複数取り付けられており、使用時には間隔をおいて平行に配置された物干し台に、複数の竿が略平行に掛けられることになる。ところが、上記従来の物干し台では、その複数の竿が同一の高さとなるため、使用者から見て奥に位置する竿に物を掛けたり、それから物を取るときは手前の竿が邪魔になり、その作業が厄介である。さらに、太陽熱や自然通風で乾燥させるような場合には、奥の竿に掛けた洗濯物には手前の竿に掛けた洗濯物の存在により、その乾燥作用が妨げられることになる。こうした中、前後の竿受けの高さを調節できる機構を備えたものもあるが、構造が複雑なものやその調節の手間が煩雑なものばかりである。
【0006】
本発明は、こうした問題点に鑑みてなされたもので、構造の複雑化を招くことなく、簡易に、竿受け体及び前後の竿受けの高さを調節できる物干し台を提供することをその目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に記載の発明は、縦に略平行に配置された2本の支柱をその上下の任意位置において連結材で連結し、その両支柱のそれぞれの上端から下方に、スライド方式で上部支柱を内挿するとともに、その2本の上部支柱の上方において、複数の竿受けの設けられた竿受け体を橋渡し状に連結し、前記上部支柱を前記支柱に対して上下にスライドすることで該竿受け体の高さを調節可能に構成するとともに、該上部支柱を任意の高さで保持するための高さ保持手段を有してなる物干し台において、
前記竿受け体を、筒状部内に内挿体をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成するとともに、該竿受け体の各端部と前記上部支柱との連結を、前記2本の上部支柱のいずれか一方を前記支柱に対して上下にスライドした際に、該竿受け体が上下に揺動するように回り対偶で連結したことを特徴とする。
【0008】
上記の手段では、前記竿受け体を把持して持ち上げるとき、片利き状態で例えば一方の上部支柱に引き上げ力が集中的に作用するときは、その一方の上部支柱が主として持ち上がるとともに、竿受け体は揺動しながらスライドして延び、その一方の上部支柱寄りを持ち上げられるようにして傾斜する。そして、その竿受け体の傾斜状態から、他方の上部支柱に引き上げ力を集中的に作用すると、その他方の上部支柱が主として持ち上がる。このとき、竿受け体はその他方の上部支柱寄りが持ち上げられるにしたがって縮む。さらに、その他方の上部支柱寄りが持ち上げられると、竿受け体のうち、その他方の上部支柱側に連結された端部が、一方の上部支柱側に連結された端部より上になり、竿受け体は揺動しながらスライドして延びる。
【0009】
このように、本発明では、竿受け体を持ち上げる際に、片利きとなっても、片方の上部支柱ずつ持ち上げることができるため、竿受け体の持ち上げを円滑にできる。もちろん、両方の上部支柱に均等に力がかかれば、それらは平均に持ち上がるし、その持ち上げも簡易に行うことができる。このように、本発明では、構造の複雑化を招くことなく、竿受け体の上下動を簡易に行える物干し台となすことができる。しかも、このような持ち上がり方をさせることができるため、本発明の物干し台を、2台用意し、両者を左右に平面視、平行状に配置したときは、掛ける竿のうち例えば手前となる竿が所望とする高さ位置で低位となすように、竿受けを傾斜させることができるため、例えば2つの竿受けが設けられている場合には、差し渡す2本の竿を前後で所望とする高さに変えることができる。
【0010】
また、本発明の請求項2に記載の発明は、前記竿受け体を任意の長さで保持するための長さ保持手段を有していることとしたものである。高さ保持手段で、上部支柱を任意の高さに保持したときは、このような、長さ保持手段は、基本的には不要であるが、このような長さ保持手段を有しているものにおいては、竿受け体が安定する。
【0011】
そして、本発明の請求項3に記載の発明は、前記連結材を複数とし、それぞれ、筒状部内に内挿体をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成するとともに、各連結材のスライド方向に延びる軸線を略平行かつ前記支柱に略直角としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の物干し台である。このものでは、その構成により、支柱及び上部支柱の間隔を調節できるため、竿受けの間隔も調節できるため便利である。
【0012】
さらに、本発明の請求項4に記載の発明は、前記連結材の各端部と前記支柱との連結を、前記2本の支柱のいずれか一方を相対的に上下に移動した際に、該連結材が上下に揺動するように回り対偶で連結し、しかも前記2本の支柱を1平面上に略鉛直に立たせた際において、該支柱に対する前記連結材の揺動を規制するための揺動規制手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の物干し台である。
【0013】
請求項3に記載の物干し台においては、前記2本の支柱を1平面上に略鉛直に立たせた際において、該支柱に対する前記連結材の揺動を規制するための揺動規制手段を備えていることから、それによる規制で、物干し台の形状が保持される。その一方、不使用時においては、支柱、及びこれに内挿された上部支柱と、連結材、竿受け体で、両方の支柱を近接させるように折り畳めるリンク機構をなすことから、保管におけるスペースの減少を図ることができる。
【0014】
なお、請求項3又は4に記載の物干し台においては、請求項5に記載のように、前記連結材を、任意の長さで保持するための長さ保持手段を有しているものとするとよい。支柱間の間隔を任意の長さで保持できるため、物干し台が安定するためである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る物干し台の第1の実施の形態について図1〜5に基づいて詳細に説明する。図中1は、物干し台であり、平面視、H形をなすように、縦2本のパイプ2と横1本の連結材(パイプ)3などから継手4などを介して組立てたベース(基台)5に、そのベース5をなす対向する平行なパイプ2、2の中央に、それぞれ同じ長さの支柱(パイプ)6を継手10を介して鉛直状に立設し、その各支柱6の両上端寄り部位において、両支柱6を横方向に連結材(パイプ)8で継手11を介して連結し、両支柱6、及び連結材3、8で、正面視(図2)において矩形状の枠体12をなしている。
【0016】
そして、その両支柱6のそれぞれの上端から下方に、スライド方式で、支柱6の内径より外径の小さい上部支柱15を内挿し、その2本の上部支柱15の上方において、U字状をなす2つ竿受け16の設けられた竿受け体(パイプ)17を橋渡し状にして連結している。こうして、上部支柱15を支柱6に対して上下にスライドすることで竿受け体17の高さを調節可能に構成されている。なお、本形態では、上部支柱15を任意の位置で保持するため、締付けナット19の締付けによる高さ保持手段を備えている。これは、詳しくは図示しないが、支柱6の上端部外周に下に向けて拡径するテーパーネジが設けられるとともに、このネジ部が支柱6の軸線方向から見て2つに分割されており、そのネジに締付けナット19が螺装され、その締付けナット19を締め込むことでネジ部の径が縮径して、内挿されている上部支柱15を締めつけることで、上部支柱15を任意の位置で保持するように設定されている、従来公知の手段である。以上の構成は、円断面のパイプ等からなる従来の物干し台と同様である。
【0017】
ところが本形態では、竿受け体17は、筒状部18内に、その内径より外径の小さい内挿体(細パイプ)21をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成され、その竿受け体17の両端部、つまり筒状部18と、内挿体21の各基端部(各上部支柱15寄りの端部)に取付けた継手20、20の突出片20aを、それぞれの上部支柱15の上端寄りのT字形をなす継手23の各内側に突出させられた平面視U字状をなす突出片23aに、ピン25を介し、それぞれ相対的に可動をなすU字リンク機構で連結している。すなわち、竿受け体17の各端部の継手20(以下、各端部ともいう)と、上部支柱15の上端寄りのT字形をなす継手23(以下、上端寄りともいう)との連結を、ピン25により、図2の紙面に垂直な軸(ピン25)の回りに回転自在の回り対偶で連結しており、上部支柱15のいずれか一方を支柱6に対して上下にスライドした際に、ピン25を中心として竿受け体17が相対的に上下に揺動するように構成されている。なお、本形態では、竿受け体17は、伸縮させた任意の長さで保持する長さ保持手段として、筒状部18の先端寄り部位の外周面に止めネジ27が半径方向に螺装され、その止めねじ27の締付けで内挿体21を押付けて、その長さを保持するように設定されている。
【0018】
しかして、本形態の物干し台1は、その平面視H形のベース5でもって、床等の平面上に自立させた状態において、竿受け体17を把持して持ち上げるときは、次のようである。すなわち、竿受け体17を把持して持ち上げるとき、片利き状態で例えば図2の右の上部支柱15に引き上げ力が集中的に作用するときは、図2中に2点差線で示したように、その右の上部支柱15が持ち上がり、図4中に実線で示したようになる。このとき、竿受け体17は両端のピン25を中心として揺動しながらスライドして延び、右の上部支柱15寄りが持ち上げられるように傾斜する。
【0019】
一方、その竿受け体17の傾斜状態から、図4中の左の上部支柱15に引き上げ力を集中的に作用すると、その左の上部支柱15が持ち上がり、図5に実線で示したように、例えば竿受け体17全体が持ち上がる。このとき、竿受け体17は、左の上部支柱15寄りが持ち上げられて水平となるまでその長さが縮み、さらに持ち上げられ、左の上部支柱15側に連結された端部が、右の上部支柱15側に連結された端部より上になると、竿受け体17はピン25を中心として揺動するとともに、スライドして延びる。
【0020】
このように竿受け体17を持ち上げる際に片利きとなっても、片方の上部支柱15ずつ持ち上げることができるため、竿受け体17の持ち上げを円滑にできる。当然のことながら、両方の上部支柱15に均等に力がかかれば、それらは平均に持ち上がるし、そのときは、竿受け体17の両端が回り対偶で上部支柱15に連結されているため、円滑に持ち上がる。なお、竿受け体17が所望とする高さ、傾斜状態になったところで、締付けナット19を締付けることで、その高さを保持し、物干し台として使用すればよい。本形態では、竿受け体17の長さ保持手段として止めネジ27を螺装したものを例示した。ただし、基本的にはその締付けがなくとも物干し台の使用には問題ないが、止めネジ27を締付けることにより、竿受け体17の位置を一層安定させることができる。竿受け体17を引き下げる場合も、同様に簡易に行うことができる。
【0021】
このように、本形態では、構造の複雑化を招くことなく、竿受け体17の上下動を簡易に行える。したがって、本形態の物干し台1を、2台用意し、両者を左右に平面視、対称で平行状に配置したときは、図1に示したように、竿受け16に掛ける2本の平行な竿Sのうちの一方を、例えば手前となる竿Sを所望とする高さ位置で低位となすようにできる。このため、竿受け体17に例えば2つの竿受け16が設けられている場合には、差し渡す2本の竿Sを前後で所望とする高さに変えることができるので、使い勝手がよく、極めて便利である。
【0022】
さて次に、本発明の第2の実施形態について図6を参照して説明するが、本形態の物干し台51は、前記形態の改良とでも言うべきものであり、本質的相違はないことから、同一の部位には同一の符号を付し、その改良点(相違点)についてのみ説明する。
【0023】
すなわち、この物干し台51は、互いに同じ構成をなす2本の連結材37、37を備えており、その2本の連結材37は、それぞれ、筒状部38内に、その内径より外径の小さい内挿体41をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成している。そして、その2本の連結材37は、それぞれスライド方向に延びる軸線Gを互いに略平行とし、しかも支柱6に略直角になっている。ただし、本形態では、この2本の連結材37とも、任意の長さで保持するための長さ保持手段として、筒状部38の先端寄り部位の外周面に止めネジ27が半径方向に螺装され、その止めねじ27の締付けで、内挿体41を押付けて、その長さを保持するように設定されており、前記形態における竿受け体17の長さ保持手段と同様の構成とされている。なお、筒状部38の基端と内挿体の基端は、それぞれ、両支柱6の継手10、11に連結されて固定され、両連結材37と両支柱6とで矩形状の枠体を構成している。
【0024】
このような本構成の物干し台51においては、その連結材37の止めネジ27を締付けてなる図中実線で示した状態においては、前記形態とまったく同様の作用効果がある。すなわち、図中実線で示した状態においては、竿受け体17をそれぞれの上部支柱15の上下動に対応して上下動させることができるし、また傾斜させることができる。
【0025】
加えて、本形態では、2本の連結材37、37が、それぞれ、筒状部38内に内挿体41をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成され、それぞれスライド方向に延びる軸線Gを互いに略平行とし、しかも支柱6に略直角にされているため、竿受け体17及び連結材37の止めネジ27を弛緩しているときは、図中2点線で示したように、両支柱6の間隔を内挿体41のスライド可能量に応じて適量、広げたり狭めたりすることができる。すなわち、両支柱6間の間隔を調節できるため、設置場所に応じて適切な間隔として使用できるし、竿受け16の数を増やしてもその間隔を保持できるため、便利である。なお、伸縮させた連結材37は任意の長さで、それぞれ止めネジ27を締付ければ、矩形状の枠体の形状が安定する。
【0026】
さらに、本発明の第3の実施の形態について図7、8を参照して説明するが、本形態の物干し台61は、図6に示した前記形態のさらなる改良とでも言うべきものであることから、それれと同一の部位には同一の符号を付し、改良点(相違点)についてのみ説明する。
【0027】
この物干し台61においては、前記形態における2本の連結材37の各端部と支柱6との連結を、第1の実施形態における竿受け体17の各端部と、上部支柱15との連結と同様、ピン25を介して、回り対偶で連結したものである。すなわち、連結材37の両端部、つまり筒状部38と内挿体41との各基端部(各上部支柱15寄りの端部)に取付けた継手20、20の突出片20aを、それぞれの上部支柱15の上端寄りのT字形をなす継手23の各内側に突出させられた突出片23aに、ピン25を介し、それぞれ相対的に可動をなすU字リンク機構で連結している。すなわち、連結材37の各端部の継手20(以下、各端部ともいう)と、上部支柱15の上端寄りのT字形をなす継手23(以下、上端寄りともいう)との連結を、ピン25により回り対偶で連結しており、2本の支柱6のいずれか一方を相対的に上下に移動した際に、連結材37が上下に揺動する回り対偶で連結されている。
【0028】
ただし、両支柱6と両連結材37とで構成される、矩形状の枠体の形状を保持するため、2本の支柱6を1平面上に略鉛直に立たせた際において、支柱6に対する連結材37の揺動を規制する揺動規制手段として、本形態では、ブラケット65が取付けられている。ただし、そのブラケット65は、図中左の支柱6と各連結材37との間において、筋かいをなすように、一端が支柱6に設けた軸部6aに回動自在に取付けられているとともに、他端(先端)にフック66が形成され、連結材37に取付けられた軸部68に、支柱6と連結材37とが直角をなす状態において係止されるように構成されている。図示において2つのブラケット65は、ともに連結材37の軸部68に係止されているが、その係止が解除されたときは、ともに自重で垂れ下がるように設定されている。
【0029】
このような本形態の物干し台61においては、2本の支柱6を、ベースを介して1平面上に略鉛直に立たせた際において、2つのブラケット65で、支柱6と各連結材37の間の揺動(変位)を規制することで、各連結材37の伸縮を除けば、支柱6と両連結材37との間の相対的な動きが防止されることから、前記形態と同様の物干し台を構成する。一方、不使用時においては、2つのブラケット65における連結材37の軸部68に対する係止を解除することで容易に折り畳み収納できる。すなわち、この物干し台61は、正面立面図において、図8−Aに示したような、スケルトン図のリンク機構を構成する。したがって、この物干し台61は、図8−Bに示したスケルトン図のように、支柱6、及びこれに内挿された上部支柱15と、連結材37、及び竿受け体17とを、両方の支柱6を近接させるようにして折り畳める。したがって、保管におけるスペースの減少を図ることができる。
【0030】
なお、本形態では、支柱6に対する連結材37の揺動を規制するための揺動規制手段として、ブラケット65を使用したが、この揺動規制手段は、各支柱6と、連結材37との回り対偶における相対的な動きを規制できればよく、したがって、その具体的構成は任意のものとすることができる。例えば、図7中の拡大図で示したように、パイプ70を、連結材37の端部の継手20の突出部20aと、支柱側の継手23の突出部23aとにスライド自在で略隙間なく外嵌してスリーブとし、このパイプ(スリーブ)70をリンク部に外嵌めして揺動を規制するようにしてもよい。なお、このようにするときは、折り畳むとき、このパイプ70を横方向にスライドして、その規制を解除すればよい。
【0031】
また、図示はしないが、図7の物干し台61において、連結材37が、その長さが変らないもの(伸縮不能のもの)としても具体化できる。さらに、連結材37の長さが調節できるものとする際、その長さを任意の長さで保持するための長さ保持手段は、止めネジ27に代えて、第1の実施形態における上部支柱15について、その長さを変えて固定するときに使用した締付けナット19の構造としてもよい。
【0032】
本発明は、上記した各実施形態のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない限りにおいて、適宜に設計変更して具体化できる。例えば、上記においては、一対をなす物干し台のうちの一方をなす独立(片方)の物干し台として説明したが、本発明の物干し台は、それを2台、ともに一方の支柱間で、平面視、横方向に連結したものとしても具体化できる。また、本発明の構成要素をなす、支柱等は、主としてパイプとくに円断面のパイプで構成するのが普通であるが、対偶をなす相手部材がスライド状に内挿されない構成要素、例えば上部支柱や内挿体については、断面形状に限らず、充実棒で構成してもよい。ただし、構成要素をなすパイプ又は棒は、いずれも、真っ直ぐなものを用いるのが好ましい。
【0033】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、構造の複雑化を招くことなく、簡易に、竿受け体及び前後の竿受けの高さを調節できる物干し台となすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の物干し台の第1の実施形態の平面図。
【図2】図1の物干し台を矢印A方向からみた正面立面図。
【図3】図1の物干し台を矢印B方向からみた側面立面図。
【図4】図2の物干し台で、図示右の上部支柱を引き上げたときの支柱の下方を省略した正面立面図。
【図5】図4の状態から図示左の上部支柱を引き上げたときの支柱の下方を省略した正面立面図。
【図6】本発明の物干し台の第2の実施形態の正面立面図。
【図7】本発明の物干し台の第3の実施形態の正面立面図。
【図8】図7の物干し台を折り畳む状態の説明用正面スケルトン図。
【符号の説明】
1、51、61 物干し台
3、8、37 連結材
6 支柱
15 上部支柱
16 竿受け
17 竿受け体
18、38 筒状部
19 締付けナット(高さ保持手段)
21、41 内挿体
27 長さ保持手段
65 ブラケット(揺動規制手段)
G 連結材のスライド方向に延びる軸線

Claims (5)

  1. 縦に略平行に配置された2本の支柱をその上下の任意位置において連結材で連結し、その両支柱のそれぞれの上端から下方に、スライド方式で上部支柱を内挿するとともに、その2本の上部支柱の上方において、複数の竿受けの設けられた竿受け体を橋渡し状に連結し、前記上部支柱を前記支柱に対して上下にスライドすることで該竿受け体の高さを調節可能に構成するとともに、該上部支柱を任意の高さで保持するための高さ保持手段を有してなる物干し台において、
    前記竿受け体を、筒状部内に内挿体をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成するとともに、該竿受け体の各端部と前記上部支柱との連結を、前記2本の上部支柱のいずれか一方を前記支柱に対して上下にスライドした際に、該竿受け体が上下に揺動するように回り対偶で連結したことを特徴とする物干し台。
  2. 前記竿受け体を任意の長さで保持するための長さ保持手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の物干し台。
  3. 前記連結材を複数とし、それぞれ、筒状部内に内挿体をスライド方式で内挿して伸縮自在に構成するとともに、各連結材のスライド方向に延びる軸線を略平行かつ前記支柱に略直角としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の物干し台。
  4. 前記連結材の各端部と前記支柱との連結を、前記2本の支柱のいずれか一方を相対的に上下に移動した際に、該連結材が上下に揺動するように回り対偶で連結し、しかも前記2本の支柱を1平面上に略鉛直に立たせた際において、該支柱に対する前記連結材の揺動を規制するための揺動規制手段を備えていることを特徴とする請求項3に記載の物干し台。
  5. 前記連結材を、任意の長さで保持するための長さ保持手段を有していることを特徴とする請求項3又は4に記載の物干し台。
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