JP3554512B2 - 音検出装置及びこれを用いた騒音計 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容易にマイクロホンなどの保守点検が行える音検出装置及びこれを用いた騒音計に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、騒音計に使用する音検出装置としては、屋上などの測定対象となる地点にコンクリート製の基礎を設け、この基礎にマイクロホンを取り付けた棒状のマイクロホン保持部材(例えば、長さが4〜5m)を立設したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の音検出装置においては、基礎から4〜5mの高さにマイクロホンが設置されるため、このマイクロホンを点検する必要がある場合には、脚立等を用意しなければならない。
従って、脚立を使用する場合には、脚立を支える作業員も必要となり、保守点検が煩雑になると共に、コスト高になるという問題があった。
【0004】
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、マイクロホンなどの保守点検が容易に行え、使い勝手のよい音検出装置及びこれを用いた騒音計を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、外部音を検出するマイクロホンを一端に取り付けるマイクロホン保持部材と、このマイクロホン保持部材の他端を回動自在に取り付ける基台と、前記マイクロホン保持部材を起立状態に保持するロック部材と、前記マイクロホン保持部材の回動角度を2段階で規制するストッパ部材からなるものである。
【0006】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の音検出装置において、前記ストッパ部材は、前記マイクロホン保持部材の起立状態からの傾斜角度を任意に設定可能な第1ストッパと、この第1ストッパを解除しても前記マイクロホン保持部材の傾斜角度を所定角度で規制する第2ストッパからなるものである。
【0007】
請求項3に係る発明は、請求項1又は2記載の音検出装置において、前記マイクロホン保持部材は、前記マイクロホンを取り付ける丸パイプと、前記基台に回動自在に取り付ける角パイプからなり、前記丸パイプを前記角パイプに摺動自在に嵌装させ、固定部材により前記丸パイプを所望な状態で固定するものである。
【0008】
請求項4に係る発明は、請求項1、2又は3記載の音検出装置を備え、この音検出装置により外部音を検出するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る音検出装置の正面図、図2は同じく要部分解斜視図、図3は同じく要部断面図、図4は図3のA−A線断面図である。
【0010】
本発明に係る音検出装置は、図1に示すように、略角錐形状の基台1と、棒状のマイクロホン保持部材2と、マイクロホン保持部材2の下端部を支点として基台1に対しマイクロホン保持部材2を回動自在に支持する支持部材3、マイクロホン保持部材2を起立状態に保持するロック部材4と、マイクロホン保持部材2の回動角度(傾斜角度)を2段階(例えば、約20度と約90度)に規制するストッパ部材5と、マイクロホン保持部材2の先端に取り付けたマイクロホン6などからなる。
【0011】
基台1は、図2に示すように、4本の脚部11と、これらの脚部11同士を連結して剛性を維持する連結部材12と、各脚部11の上端部を固定するために頂部に配設した天板部材13などを備えてなる。なお、各脚部11の下端部には、アンカーねじ孔を形成した取付部材14が固着され、これらの取付部材14を介して固定ブロック15が設けられている。
【0012】
マイクロホン保持部材2は、マイクロホン6を取り付ける丸パイプ21と、基台1の支持部材3に取り付ける角パイプ22からなる。そして、丸パイプ21を角パイプ22内に所定の長さ摺動自在に嵌装させ、角パイプ22に形成したねじ孔とそのに螺合するねじからなる複数の固定部材23により、丸パイプ21を所望な状態で角パイプ22に固定している。
【0013】
ここで、所望な状態とは、丸パイプ21を角パイプ22からある長さ突出させたマイクロホン6の所望な高さをいい、また丸パイプ21を角パイプ22内で回動させたマイクロホン6の所望な向きをいう。但し、指向性のあるマイクロホン、または複数個のマイクロホンをマイクロホン保持部材2に取り付けて使用した場合である。
【0014】
支持部材3は、図3又は図4に示すように、回動するマイクロホン保持部材2に対して直交するように脚部11間に固設した一対の横設部材31,32と、これらの横設部材31,32に直交すると共に、角パイプ22を挟むように横設部材31,32に架設した一対の架設部材33,34と、これらの架設部材33,34に角パイプ22を回動自在に取り付けるボルト35とナット36から構成される。ナット36は、一方の架設部材33に溶着されている。なお、一対の架設部材33,34と角パイプ22には、ボルト35を嵌挿する貫通孔が形成されている。
【0015】
ロック部材4は、図2に示すように、天板部材13と、押え部材41と、天板部材13に押え部材41を固定する2本のねじ42で構成される。そして、コの字状に形成された天板部材13の切り欠き部13aに角パイプ22の外周面を当接し、押え部材41を角パイプ22の外周面に押し当て、更に2本のねじ42で押え部材41を天板部材13に固定することにより、マイクロホン保持部材2を起立状態に保持する。なお、天板部材13には、基台1をより強固に設置するために4方向に固定用ワイヤを張るフック13bが4つ設けてある。
【0016】
ストッパ部材5は、図2又は図3に示すように、マイクロホン保持部材2を起立状態からの傾斜角度を約20度にするための第1ストッパ5aと、マイクロホン保持部材2を起立状態からの傾斜角度を約90度にするための第2ストッパ5bからなる。
【0017】
第1ストッパ5aは、所定の長さの鎖51と、鎖51の両端に設けたフック51a,51bと、一方のフック51aを引っ掛けるための天板部材13に設けた取付孔(不図示)と、他方のフック51bを引っ掛けるための角パイプ22に固着した半輪状の金属部材52から構成される。なお、第1ストッパ5aによる傾斜角度は、鎖51の長さと、一方のフック51aを引っ掛ける取付孔の位置、他方のフック51bを引っ掛ける金属部材52の取付位置などにより、任意に設定することが可能である。
【0018】
第2ストッパ5bは、マイクロホン保持部材2を起立状態からの傾斜角度を約90度にした状態で角パイプ22と直交して当接する位置に配設される、上記した横設部材31によって構成される。
【0019】
マイクロホン6は、図1に示すように、マイクロホン保持部材2の先端に1個取り付けてもよいし、複数個取り付けてもよい。なお、図1に示すマイクロホン6は、球状防風部材の中空部に配置した状態を表している。
【0020】
本発明に係る騒音計は、図1に示す音検出装置と、この音検出装置のマイクロホン6に電気的に接続された騒音計本体(不図示)とからなる。騒音計本体は、外部音に応じたマイクロホン6の出力を信号処理して騒音レベルを表示するもので、信号処理のための信号処理部と信号処理部の出力を表示するための表示部を備えている。
【0021】
以上のように構成した本発明に係る音検出装置及びこれを用いた騒音計の作用について説明する。
騒音を測定する場所、例えば屋上に本発明に係る音検出装置を、ロック部材4によりマイクロホン保持部材2が起立状態になるよう設置する。この状態では、フック51a,51bをそれぞれ天板部材13の取付孔と角パイプ22の金属部材52に引っ掛けておく。また、より強固に音検出装置を設置するには、フック13bを利用して4方向に固定用ワイヤを張ればよい。
【0022】
そして、マイクロホン6を点検する必要がある場合には、先ずロック部材4を解除するため、天板部材13に押え部材41を固定しているねじ42を弛め、マイクロホン保持部材2に手を添えてマイクロホン保持部材2を支えながら押え部材41を外す。
【0023】
この時、手でマイクロホン保持部材2を支えていない、または支えきれない場合であっても、支持部材3によってマイクロホン保持部材2は回動するものの、鎖51とフック51a,51bなどからなる第1ストッパ5aにより、マイクロホン保持部材2は起立状態からの傾斜角度を約20度にした状態で、その姿勢を維持することができる。
【0024】
次いで、手でマイクロホン保持部材2を支えながら、一方のフック51aを天板部材13に形成した取付孔から外すか、または他方のフック51bを角パイプ22の金属部材52から外すかして第1ストッパ5aを解除すると、マイクロホン保持部材2は第2ストッパ5bの横設部材31に当接するまで、支持部材3によって回動する。
【0025】
すると、マイクロホン保持部材2は起立状態からの傾斜角度を約90度にした状態になるため、マイクロホン保持部材2の先端に取り付けてあるマイクロホン6は、作業者の手許に位置することになり、マイクロホン6の保守点検が容易に行える。
【0026】
なお、上述の実施の形態においては、本発明に係る音検出装置を騒音計に適用した場合について説明したが、その他の音響機器、例えば、音の周波数スペクトルを分析する周波数分析器等にも適用できることは言うまでもない。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に係る音検出装置によれば、マイクロホン保持部材の先端に取り付けてあるマイクロホンを、容易且つ円滑に、作業者の手許に位置させることができるので、マイクロホンの保守点検が容易に行える。
【0028】
請求項2に係る音検出装置によれば、ロック部材を解除した後に、手でマイクロホン保持部材を支えていない、または支えきれない場合であっても、第1ストッパにより、マイクロホン保持部材は起立状態から所定の傾斜角度で、その姿勢を維持することができる。
更に、第1ストッパを解除すると、第2ストッパにより、マイクロホンを作業者の手許に位置させることができるので、マイクロホンの保守点検が容易に行える。
【0029】
請求項3に係る音検出装置によれば、マイクロホンの設置高さ及び向きを容易に設定することができる。
【0030】
請求項4に係る騒音計によれば、マイクロホン保持部材の先端に取り付けてあるマイクロホンを容易、且つ円滑に作業者の手許に位置させることができるので、マイクロホンの保守点検が必要な時期に迅速に行え、騒音を高精度に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る音検出装置の正面図
【図2】本発明に係る音検出装置の要部分解斜視図
【図3】本発明に係る音検出装置の要部断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【符号の説明】
1…基台、2…マイクロホン保持部材、3…支持部材、4…ロック部材、5…ストッパ部材、5a…第1ストッパ、5b…第2ストッパ、6…マイクロホン、13…天板部材、21…丸パイプ、22…角パイプ、23…固定部材、31…横設部材、41…押え部材、42…ねじ、51…鎖、51a,51b…フック、52…金属部材。
Claims (4)
- 外部音を検出するマイクロホンを一端に取り付けるマイクロホン保持部材と、このマイクロホン保持部材の他端を回動自在に取り付ける基台と、前記マイクロホン保持部材を起立状態に保持するロック部材と、前記マイクロホン保持部材の回動角度を2段階で規制するストッパ部材からなることを特徴とする音検出装置。
- 前記ストッパ部材は、前記マイクロホン保持部材の起立状態からの傾斜角度を任意に設定可能な第1ストッパと、この第1ストッパを解除しても前記マイクロホン保持部材の傾斜角度を所定角度で規制する第2ストッパからなる請求項1記載の音検出装置。
- 前記マイクロホン保持部材は、前記マイクロホンを取り付ける丸パイプと、前記基台に回動自在に取り付ける角パイプからなり、前記丸パイプを前記角パイプに摺動自在に嵌装させ、固定部材により前記丸パイプを所望な状態で固定する請求項1又は2記載の音検出装置。
- 請求項1、2又は3記載の音検出装置を備え、この音検出装置により外部音を検出することを特徴とする騒音計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30635199A JP3554512B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 音検出装置及びこれを用いた騒音計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30635199A JP3554512B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 音検出装置及びこれを用いた騒音計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001128274A JP2001128274A (ja) | 2001-05-11 |
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Family Applications (1)
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| JP30635199A Expired - Fee Related JP3554512B2 (ja) | 1999-10-28 | 1999-10-28 | 音検出装置及びこれを用いた騒音計 |
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| JP (1) | JP3554512B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102775877B1 (ko) * | 2024-01-29 | 2025-03-05 | 이엠테크 주식회사 | 마이크로폰의 회전이 가능한 소음측정기용 외함 |
-
1999
- 1999-10-28 JP JP30635199A patent/JP3554512B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| KR102775877B1 (ko) * | 2024-01-29 | 2025-03-05 | 이엠테크 주식회사 | 마이크로폰의 회전이 가능한 소음측정기용 외함 |
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