JP3554978B2 - サイリスタ回路における、サイリスタのターンオフ回路。 - Google Patents

サイリスタ回路における、サイリスタのターンオフ回路。 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、サイリスタ使用の回路におけるサイリスタのターンオフを行うようにした、サイリスタのターンオフ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のサイリスタのターンオフ回路は、リアクトルまたはトランス等を使用しているが、本発明ではコンデンサとパワートランジスタ等、電子部品によりサイリスタ回路のターンオフを行うようにした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のサイリスタのターンオフ回路は、リアクトルまたはトランス等を使用しているが、本発明では、鉄心等を使用した電磁部品を使用しないで、コンデンサとパワートランジスタ等の電子部品を使用して、コンデンサの放電電流により、サイリスタのターンオフを行うようにした。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明においては、コンデンサとパワートランジスタとの回路により、コンデンサの放電電流を、アノード電流とは逆方向に流し、サイリスタのターンオフを行うようにした。
【0005】
それで、トリガパルス端子を、トリガパルス用トランジスタに接続し、またそのエミッタ出力を、サイリスタのゲートに接続し、トリガパルスによりサイリスタのターンオンを行うようにする。
また、ターンオフパルス端子を、ターンオフ用トランジスタ及びパワートランジスタに順次接続する。
【0006】
また、電源のマイナス側に接続された、パワートランジスタのエミッタ抵抗を、パワートランジスタのエミッタと、またコンデンサの一方の端子にそれぞれ接続すると、このコンデンサの端子はマイナス側端子となる。また、コンデンサの他方の端子は、サイリスタのカソードに接続すると、この端子がコンデンサのプラス側端子となる。
【0007】
パワートランジスタのコレクタは電源のプラス側に、また、サイリスタのアノードも電源のプラス側にそれぞれ接続する。
それで、コンデンサとパワートランジスタとは直列に接続されたことになり、また、このコンデンサとパワートランジスタとの直列回路は、サイリスタのアノードとカソード間を短絡したことになる。
【0008】
また、サイリスタのカソードに接続されたコンデンサのプラス側端子は、サイリスタがオンの時は、常にプラスに充電されているので、この場合のコンデンサの放電電流は、コンデンサのプラス側端子から、サイリスタのカソード、アノードの方向にと流れるので、サイリスタのアノード電流とは逆方向となる。
また、パワートランジスタがオンになった場合の、パワートランジスタのエミッタ電流は、コレクタからエミッタ方向にと流れるので、コンデンサの放電電流とは同じ方向となる。
【0009】
このように、パワートランジスタのエミッタ電流と、コンデンサの放電電流とは、同じ方向であるので、パワートランジスタがオンとなり、エミッタ電流が流れると、アノード電流とは逆方向の放電電流が、コンデンサのプラス側端子からカソード、アノード、また、パワートランジスタのコレクタ、サミッタ、コンデンサのマイナス側端子にと瞬間的に流れ、このアノード電流とは逆方向のコンデンサの放電電流により、サイリスタのアノード電流をターンオフすることが出来る。また、パワートランジスタのエミッタ抵抗は、コンデンサの充電電流を決める為に適当な抵抗値のものを使用する必要がある。
【0010】
然し、アノード電流をターンオフするためには、放電電流により、アノード電流を、サイリスタの保持電流以下とする事が必要なので、そのためにはコンデンサの容量、またはパワートランジスタの電流容量等、適当なものを使用することが必要である。
それで、サイリスタのアノード電流に合わせ、コンデンサの容量、またパワートランジスタの電流容量等、適当なものを使用すると、ターンオフパルスにより、パワートランジスタがオンとなり、コンデンサの放電電流が流れ、サイリスタの電流をターンオフすることが出来る。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を実施例にもとづき図面を参照して説明ずる。
トリガパルス端子18を、トリガパルス用トランジスタ19、20に、順次接続し、また、そのトランジスタ20のエミッタ25をサイリスタ11のゲート21に、接続する。
また、ターンオフパルス端子2を、ターンオフ用トランジスタ3、4、と、またパワートランジスタ5に、それぞれ接続する。
【0012】
また、パワートランジスタ5のエミッタ抵抗24の一方を、電源15のマイナス側16に、また、このエミッタ抵抗24の他方は、パワートランジスタ5のエミッタ7にそれぞれ接続し、また、このエミッタ7をコンデンサ8の一方の端子9に接続する。
また、コンデンサの他方の端子10は、サイリスタのカソード12に、さらに、サイリスタのアノード13は、電源のプラス側14に、それぞれ接続する。
【0013】1
それで、パワートランジスタ5とコンデンサ8とは、直列に接続されたことになり、また、パワートランジスタ5とコンデンサ8との直列回路は、サイリスタのカソード12とアノード13間を短絡していることになる。
22、23は出力端子である。
【0014】
なお、試作のサイリスタのターンオフ回路では、電源は12Vのバッテリを使用し、コンデンサの容量200μF、またパワートランジスタは15A、パワートランジスタのサミッタ抵抗は500Ω、のものを使用し電流4A位流して試験した結果は、確実にターンオフを行うことが出来た。
【0015】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので以下に記載されているような効果がある。
本発明の、サイリスタのターンオフ回路は、コンデンサ、パワートランジスタ等の電子部品にて構成されていて、電磁部品は使用しないので、回路は簡単で、また非常に軽量にできる。
また、このサイリスタのターンオフ回路は、一個のパルスにより確実にターンオフを行うことが出来る。
【0016】
200ヘルツ位までの、サイリスタ使用の直流チョッパ回路のターンオフ用としても使用できる。
また、トリガパルスと、ターンオフパルスの発生を各調整し、サイリスタに加えるようにすると、周期の非常に長い色々な断続電流とすることもできる。
このように、このターンオフ回路は、以上説明したような特徴があるので、直流回路でのサイリスタを使用しての電圧調整、またモータの速度調整、または頻繁に使用するスイッチ等としても充分な効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】サイリスタのターンオフ回路図である
【符号の説明】
1、2 ターンオフパルス端子
3、4 ターンオフ用トランジスタ
5 パワートランジスタ
6 コレクタ
7、25 エミッタ
8、 コンデンサ
9、10 コンデンサ端子
11 サイリスタ
12 カソード
13 アノード
14 プラス側
15 電源
16 マイナス側
17、18 トリガパルス端子
19、20 トリガパルス用トランジスタ
21 ゲート
22、23 出力端子
24 エミッタ抵抗

Claims (1)

  1. サイリスタ回路において、ターンオフ用パルス端子(2)を、ターンオフ用トランジスタ(3、4)及びパワートランジスタ(5)に順次接続し、またパワートランジスタ(5)のコレクタ(6)を電源のプラス側(14)に、またパワートランジスタ(5)のエミッタ(7)を、エミッタ抵抗(24)と、コンデンサ(8)の端子(9)にそれぞれ接続し、またコンデンサ(8)の他の端子(10)をサイリスタ(11)のカソード(12)に、またサイリスタのアノード(13)を電源のプラス側(14)にそれぞれ接続した、サイリスタのターンオフ回路。
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