JP3559961B2 - 組み立て自在な多目的テーブルとその使用方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、様々な学習環境に対応するために、形状・大きさ・高さ等の異なるユニット化された甲板と脚部の中から所望の組み合せによる組み立て、改変が自由自在な多目的テーブルとその使用方法の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多目的スペースやワークスペースといった名称の従来の一斉学習形態にとらわれない教室や空間を設ける学校が増え、学習方法も様々な工夫が試みられている。このように授業の多様化が進む中、教室など様々な教育現場で、多様な学習環境に素早く対応できる家具がより一層求められている。
【0003】
この点、これまでも多様な学習環境に対応するために、甲板の形状や机面の高さを工夫したり、高さ調節などの機能を付加したりした所謂「多目的テーブル」と呼ばれる商品群がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の「多目的テーブル」と呼ばれるものは、結局は完成したテーブルとして取り扱われるため、どうしても学習における使用状況が限られてしまう。
【0006】
また、どのような学習形態にも対応できるように家具を揃えようとすると、常に多くの種類のテーブルを用意しておかなけらばならず、到底煩わしさに耐えない。その上、多くの種類のテーブルを用意しても、学校等には自ずと限られた空間の制約があるため、収納できる家具は決して多くない。
【0007】
そのため、現実には、より多様な学習環境を作り出そうとしても、常に用意できる家具は限られてしまうといった問題が生じている。
【0008】
所望の組み合せが自由自在な上、工具を必要とせず誰でも簡単にテーブルの組み立てや解体を行えて、変更使用や取り扱いが簡単で使い勝手に優れた多目的テーブルとその使用方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、甲板1と脚部5とから成る組み立て自在な多目的テーブルaにおいて、前記甲板1の裏面2には、前記脚部5の上部9を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部3と、脚部5の上部先端部8を正面から着脱自在に受容する受け口部4が設けられている。脚部5の上部を構成する水平フレーム7の先端部8は外管7Aと内管7Bの二重管構造に形成され、前記内管7Bの外側面には突起10が設けられ、外管7Aには前記突起10を軸方向に誘導するガイド部11と、突起10を位置決め固定するロック部12を有するガイド孔13が穿設されている。前記二重管構造の脚部5の水平フレーム7に対し直交配置の異なる水平フレームの側面部9が前記甲板1の係止部3に係止され、前記二重管構造の水平フレーム7の先端部8の内管7Bがその突起10の誘導により外管7Aの先端部8から突出して甲板1の受け口部4に受容され、当該内管7Bの突起10が外管7Aのガイド孔13のロック部12に引掛けられて内管7Bが位置決め固定されることにより、甲板1と脚部5とが一体化して組み立てられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明の組み立て自在な多目的テーブルの使用方法は、
a) 多目的テーブルaを構成する甲板1は、全体形状が多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさに形成し、当該甲板1の裏面2には、多目的テーブルaを構成する脚部5の上部9を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部3と、脚部5の上部先端部8を正面から着脱自在に受容する受け口部4を設ける。
b) 前記脚部5は、3本以上の本数の脚6…で起立し上部が水平なパイプフレーム7(70、71、72)で形成し、且つ高さを異にするものを多種類形成し、前記水平なパイプフレーム7のうち少なくとも1本の先端部8は外管7Aと内管7Bの二重管構造に形成し、前記内管7Bの外側面には突起10を設け、外管7Aには前記突起10を軸方向に誘導するガイド部11と、突起10を位置決め固定するロック部12を有するガイド孔13を穿設する。
c) 前記二重管構造の水平なパイプフレーム7(71)に対し直交配置の異なる水平なパイプフレーム7(70)の側面部9を、所望の前記甲板1のフック状の係止部3に係止し、前記二重管構造のパイプフレーム7(71)の先端部8の内管7Bがその突起10の誘導により外管7Aの先端部8から突出して甲板1の受け口部4に受容させ、当該内管7Bの突起10を外管7Aのガイド孔13のロック部12に引掛けて内管7Bを位置決め固定して、甲板1と脚部5とを一体化して所望の形状、大きさ、高さのテーブルaを組み立てる。
d) 使用変更時又は収納時には、前記パイプフレーム7(71)の外管7Aのガイド孔13のロック部12に引掛けた内管7Bの突起10をロック部12から解除して、甲板1の受け口部4から内管7Bを離脱した後、パイプフレーム7(70)の側面部9を係止部3から離脱することにより脚部5と甲板1を分解することをそれぞれ特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の組み立て自在な多目的テーブルは、同テーブルを構成する甲板と脚部を、種々の形状・大きさ・高さのものを予めユニット化して用意しておき、様々な学習環境の必要(多目的)に応じて、前記種々の甲板と脚部の中から適切なものを選んで組み立てて使用し、また必要に応じて、解体して変更使用や運搬・保管に供されるものである。
【0012】
以下、本発明の組み立て自在な多目的テーブルの実施形態を、図面にしたがって説明する。
【0013】
図1は、本発明の組み立て自在な多目的テーブルの全体構造を示している。この多目的テーブルaは、甲板1と脚部5との部材だけで構成されている。
【0014】
甲板1は、全体形状が、多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさに形成されている。例えば、図1Aに示したような半円形状や図2Aに示したような長方形状のほか、図2B〜Dに一例を示したような多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさのものが予め製作され用意されている。このように、甲板1の全体形状にバリエーションを設けるのは、個別学習やグループ学習など様々な授業形態に対応するためである。
【0015】
前記甲板1の裏面2には、下記に詳述する脚部5の上部(側面部9)を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部3と、脚部5の上部先端部8を正面から着脱自在に受容する筒状の受け口部4が設けられている。すなわち、係止部3は、図4〜図6に拡大して示したように、正面方向から見た形状が内向きに開口された湾曲するフック状の金具で形成されている。当該係止部3が甲板1の裏面2の端部に2個所吊設されて成る。よって、脚部5を構成するパイプフレーム7の上部側面部9を側面から着脱自在に係止可能な構造とされている(請求項1)。
【0016】
一方、受け口部4は、図7B、図8Bに拡大して示したように、脚部5を構成するパイプフレーム7の上部先端部8を正面から着脱自在に受容可能な大きさに開口された筒状の金具で形成されたものが内向きに配置されて成る。この受け口部4の背後で当該受け口部4を固定するストッパー14が、やはり甲板1の裏面2に固着されている。
【0017】
次に、脚部5は、図3に示したように通常4本の垂直状のパイプフレーム脚6…で起立されている。但し、この脚6の本数は3本又は5本以上の複数本で実施することも可能である(図示は省略)。また、この脚6は、図示を省略したが、高さを異にするものが予め多種類形成して用意されている。このように、種々の高さの脚6を設けるのは、床座りや椅子等の高さに適宜対応できるようにするためである。よって、前記様々な種類の甲板1と脚部5の組み合せにより、所望の形状・大きさ・高さのテーブルaを自由に組み立て自在に構成されている。
【0018】
前記脚部5の上部は、4本の水平なパイプフレーム7…で枠組形成されている。すなわち、図示例の場合、1本のパイプフレーム70は、他のパイプフレーム71、72に比べて長く形成され、その両端に前記脚6が連接されている。当該パイプフレーム70に対して、同一レベル面で直交する配置に2本のパイプフレーム71、71がそれぞれ接続されている。また、前記パイプフレーム70に対して平行な短いパイプフレーム72が、前記2本のパイプフレーム71、71の先端部8、8に架設され、このパイプフレーム72に2本の脚6、6が外方にやや傾斜して取り付けられている。
【0019】
前記2本のパイプフレーム71、71の各先端部8、8は、図7、図8に示したように、外管7Aと内管7Bの二重管構造に形成されている。内管7Bの外側面には突起10が設けられている。外管7Aには前記突起10を軸方向に誘導する長円形状のガイド部11と、同ガイド部11の外端で直角方向に屈曲したロック部12を有するガイド孔13が穿設されている。かくして、内管7Bが外管7Aよりも突出した状態で、突起10をロック部12に移動させることにより、内管7B、つまりパイプフレーム71が位置決め固定される構成である(請求項1)。
【0020】
以下に、上記の構成の多目的テーブルaの使用方法を説明する(請求項2)。
【0021】
多目的テーブルaを組み立てるには、所望高さの脚部5を選定した後、そのパイプフレーム70の側面部9を、所望の甲板1のフック状の係止部3に係止する(図5、図6)。次に、パイプフレーム71の先端部8の内管7Bを、突起10をガイド孔11に沿って外方に誘導し、甲板1の受け口部4に受容させたら、突起10をロック部12に引掛ける(図8)。かくして、パイプフレーム71は位置決め固定され、甲板1と脚部5とは強固に一体化され、所望の形状・大きさ・高さのテーブルaを工具を使わずして簡単に組み立てることができる(図4)。
【0022】
また、テーブルの高さや形状、大きさを変えたり、不使用時に移動して収納するには、前記パイプフレーム71の突起10をロック部12から解除して受け口部4から内管7Bを離脱し、パイプフレーム70の側面部9を係止部3から離脱してやれば、脚部5と甲板1を簡単に分解し、次の作業にスムーズにとりかかることができる。
【0023】
分離された脚部5は、図9に示したように縦方向にスペースをとらずに積み重ねることができる。そのように積み重ねた幾つもの脚部5…は、分離して横方向に重ねられた幾つもの甲板1…と共に、図10に示した如く、まとめて台車15で運搬・収納することができる。
【0024】
なお、図11は複数の甲板1…だけを重ねて台車15で運搬・収納する例、図12は複数の脚部5…だけを重ねて台車15で運搬・収納する例をそれぞれ示しており、前記図10と同様に、コンパクトにまとめて運搬・収納することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明の組み立て自在な多目的テーブルとその使用方法によれば、以下のような優れた効果を有する。
【0026】
▲1▼ 学習の形態、必要性に合せて、所望の甲板と脚部を組み合わせることにより、所望の形状や大きさ、高さのテーブルを簡単に用意できて使い勝手がよく、多様な学習環境への順応性に優れている。
【0027】
▲2▼ 様々な種類のユニット化された甲板と脚部を、自由自在に組み合せて使用できるので、これまでのように全てのタイプのテーブルをいちいち用意して保管しておく必要がなく、経費節減、室内空間の有効利用が図れる。
【0028】
▲3▼ 甲板と脚部の組み立てに際して、特に工具を必要とせず、手軽に誰でも簡単に本テーブルを組み立てられる。
【0029】
▲4▼ 変更使用や保管に際しても、誰でも簡単に脚部を甲板から取り外せるので便利である。
【0030】
▲5▼ テーブルを構成する全てのパーツ(甲板と脚部)を台車で積み込むことがでいるので場所をとらず、場所(教室)間の移動も楽に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】A、B、Cは、本発明の組み立て自在な多目的テーブルの組み立て状態を示した平面図と側面図と正面図である。
【図2】A、B、C、Dは、甲板のバリエーションを示した平面図である。
【図3】脚部の一実施例を示した斜視図である。
【図4】甲板と脚部の組み立て状態を示した一部切欠正面図である。
【図5】パイプフレームの係止部への係止要領を示した拡大図である。
【図6】パイプフレームの係止部への係止状態を示した拡大図である。
【図7】A、Bはパイプフレームの受け口部への受容要領を拡大して示した横断面図と正面図である。
【図8】A、Bはパイプフレームの受け口部へのロック状態を拡大して示した横断面図と正面図である。
【図9】脚部の積重状態を示した正面図である。
【図10】脚部と甲板の台車への積載状態を示した正面図である。
【図11】甲板の台車への積載状態を示した正面図である。
【図12】脚部の台車への積載状態を示した正面図である。
【符号の説明】
a 多目的テーブル
1 甲板
2 裏面
3 係止部
4 受け口部
5 脚部
6 脚
7 水平フレーム(パイプフレーム)
7A 外管
7B 内管
8 先端部
9 側面部
10 突起
11 ガイド部
12 ロック部
13 ガイド孔
【発明の属する技術分野】
本発明は、様々な学習環境に対応するために、形状・大きさ・高さ等の異なるユニット化された甲板と脚部の中から所望の組み合せによる組み立て、改変が自由自在な多目的テーブルとその使用方法の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、多目的スペースやワークスペースといった名称の従来の一斉学習形態にとらわれない教室や空間を設ける学校が増え、学習方法も様々な工夫が試みられている。このように授業の多様化が進む中、教室など様々な教育現場で、多様な学習環境に素早く対応できる家具がより一層求められている。
【0003】
この点、これまでも多様な学習環境に対応するために、甲板の形状や机面の高さを工夫したり、高さ調節などの機能を付加したりした所謂「多目的テーブル」と呼ばれる商品群がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来の「多目的テーブル」と呼ばれるものは、結局は完成したテーブルとして取り扱われるため、どうしても学習における使用状況が限られてしまう。
【0006】
また、どのような学習形態にも対応できるように家具を揃えようとすると、常に多くの種類のテーブルを用意しておかなけらばならず、到底煩わしさに耐えない。その上、多くの種類のテーブルを用意しても、学校等には自ずと限られた空間の制約があるため、収納できる家具は決して多くない。
【0007】
そのため、現実には、より多様な学習環境を作り出そうとしても、常に用意できる家具は限られてしまうといった問題が生じている。
【0008】
所望の組み合せが自由自在な上、工具を必要とせず誰でも簡単にテーブルの組み立てや解体を行えて、変更使用や取り扱いが簡単で使い勝手に優れた多目的テーブルとその使用方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための手段として、請求項1記載の発明は、甲板1と脚部5とから成る組み立て自在な多目的テーブルaにおいて、前記甲板1の裏面2には、前記脚部5の上部9を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部3と、脚部5の上部先端部8を正面から着脱自在に受容する受け口部4が設けられている。脚部5の上部を構成する水平フレーム7の先端部8は外管7Aと内管7Bの二重管構造に形成され、前記内管7Bの外側面には突起10が設けられ、外管7Aには前記突起10を軸方向に誘導するガイド部11と、突起10を位置決め固定するロック部12を有するガイド孔13が穿設されている。前記二重管構造の脚部5の水平フレーム7に対し直交配置の異なる水平フレームの側面部9が前記甲板1の係止部3に係止され、前記二重管構造の水平フレーム7の先端部8の内管7Bがその突起10の誘導により外管7Aの先端部8から突出して甲板1の受け口部4に受容され、当該内管7Bの突起10が外管7Aのガイド孔13のロック部12に引掛けられて内管7Bが位置決め固定されることにより、甲板1と脚部5とが一体化して組み立てられていることを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明の組み立て自在な多目的テーブルの使用方法は、
a) 多目的テーブルaを構成する甲板1は、全体形状が多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさに形成し、当該甲板1の裏面2には、多目的テーブルaを構成する脚部5の上部9を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部3と、脚部5の上部先端部8を正面から着脱自在に受容する受け口部4を設ける。
b) 前記脚部5は、3本以上の本数の脚6…で起立し上部が水平なパイプフレーム7(70、71、72)で形成し、且つ高さを異にするものを多種類形成し、前記水平なパイプフレーム7のうち少なくとも1本の先端部8は外管7Aと内管7Bの二重管構造に形成し、前記内管7Bの外側面には突起10を設け、外管7Aには前記突起10を軸方向に誘導するガイド部11と、突起10を位置決め固定するロック部12を有するガイド孔13を穿設する。
c) 前記二重管構造の水平なパイプフレーム7(71)に対し直交配置の異なる水平なパイプフレーム7(70)の側面部9を、所望の前記甲板1のフック状の係止部3に係止し、前記二重管構造のパイプフレーム7(71)の先端部8の内管7Bがその突起10の誘導により外管7Aの先端部8から突出して甲板1の受け口部4に受容させ、当該内管7Bの突起10を外管7Aのガイド孔13のロック部12に引掛けて内管7Bを位置決め固定して、甲板1と脚部5とを一体化して所望の形状、大きさ、高さのテーブルaを組み立てる。
d) 使用変更時又は収納時には、前記パイプフレーム7(71)の外管7Aのガイド孔13のロック部12に引掛けた内管7Bの突起10をロック部12から解除して、甲板1の受け口部4から内管7Bを離脱した後、パイプフレーム7(70)の側面部9を係止部3から離脱することにより脚部5と甲板1を分解することをそれぞれ特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の組み立て自在な多目的テーブルは、同テーブルを構成する甲板と脚部を、種々の形状・大きさ・高さのものを予めユニット化して用意しておき、様々な学習環境の必要(多目的)に応じて、前記種々の甲板と脚部の中から適切なものを選んで組み立てて使用し、また必要に応じて、解体して変更使用や運搬・保管に供されるものである。
【0012】
以下、本発明の組み立て自在な多目的テーブルの実施形態を、図面にしたがって説明する。
【0013】
図1は、本発明の組み立て自在な多目的テーブルの全体構造を示している。この多目的テーブルaは、甲板1と脚部5との部材だけで構成されている。
【0014】
甲板1は、全体形状が、多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさに形成されている。例えば、図1Aに示したような半円形状や図2Aに示したような長方形状のほか、図2B〜Dに一例を示したような多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさのものが予め製作され用意されている。このように、甲板1の全体形状にバリエーションを設けるのは、個別学習やグループ学習など様々な授業形態に対応するためである。
【0015】
前記甲板1の裏面2には、下記に詳述する脚部5の上部(側面部9)を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部3と、脚部5の上部先端部8を正面から着脱自在に受容する筒状の受け口部4が設けられている。すなわち、係止部3は、図4〜図6に拡大して示したように、正面方向から見た形状が内向きに開口された湾曲するフック状の金具で形成されている。当該係止部3が甲板1の裏面2の端部に2個所吊設されて成る。よって、脚部5を構成するパイプフレーム7の上部側面部9を側面から着脱自在に係止可能な構造とされている(請求項1)。
【0016】
一方、受け口部4は、図7B、図8Bに拡大して示したように、脚部5を構成するパイプフレーム7の上部先端部8を正面から着脱自在に受容可能な大きさに開口された筒状の金具で形成されたものが内向きに配置されて成る。この受け口部4の背後で当該受け口部4を固定するストッパー14が、やはり甲板1の裏面2に固着されている。
【0017】
次に、脚部5は、図3に示したように通常4本の垂直状のパイプフレーム脚6…で起立されている。但し、この脚6の本数は3本又は5本以上の複数本で実施することも可能である(図示は省略)。また、この脚6は、図示を省略したが、高さを異にするものが予め多種類形成して用意されている。このように、種々の高さの脚6を設けるのは、床座りや椅子等の高さに適宜対応できるようにするためである。よって、前記様々な種類の甲板1と脚部5の組み合せにより、所望の形状・大きさ・高さのテーブルaを自由に組み立て自在に構成されている。
【0018】
前記脚部5の上部は、4本の水平なパイプフレーム7…で枠組形成されている。すなわち、図示例の場合、1本のパイプフレーム70は、他のパイプフレーム71、72に比べて長く形成され、その両端に前記脚6が連接されている。当該パイプフレーム70に対して、同一レベル面で直交する配置に2本のパイプフレーム71、71がそれぞれ接続されている。また、前記パイプフレーム70に対して平行な短いパイプフレーム72が、前記2本のパイプフレーム71、71の先端部8、8に架設され、このパイプフレーム72に2本の脚6、6が外方にやや傾斜して取り付けられている。
【0019】
前記2本のパイプフレーム71、71の各先端部8、8は、図7、図8に示したように、外管7Aと内管7Bの二重管構造に形成されている。内管7Bの外側面には突起10が設けられている。外管7Aには前記突起10を軸方向に誘導する長円形状のガイド部11と、同ガイド部11の外端で直角方向に屈曲したロック部12を有するガイド孔13が穿設されている。かくして、内管7Bが外管7Aよりも突出した状態で、突起10をロック部12に移動させることにより、内管7B、つまりパイプフレーム71が位置決め固定される構成である(請求項1)。
【0020】
以下に、上記の構成の多目的テーブルaの使用方法を説明する(請求項2)。
【0021】
多目的テーブルaを組み立てるには、所望高さの脚部5を選定した後、そのパイプフレーム70の側面部9を、所望の甲板1のフック状の係止部3に係止する(図5、図6)。次に、パイプフレーム71の先端部8の内管7Bを、突起10をガイド孔11に沿って外方に誘導し、甲板1の受け口部4に受容させたら、突起10をロック部12に引掛ける(図8)。かくして、パイプフレーム71は位置決め固定され、甲板1と脚部5とは強固に一体化され、所望の形状・大きさ・高さのテーブルaを工具を使わずして簡単に組み立てることができる(図4)。
【0022】
また、テーブルの高さや形状、大きさを変えたり、不使用時に移動して収納するには、前記パイプフレーム71の突起10をロック部12から解除して受け口部4から内管7Bを離脱し、パイプフレーム70の側面部9を係止部3から離脱してやれば、脚部5と甲板1を簡単に分解し、次の作業にスムーズにとりかかることができる。
【0023】
分離された脚部5は、図9に示したように縦方向にスペースをとらずに積み重ねることができる。そのように積み重ねた幾つもの脚部5…は、分離して横方向に重ねられた幾つもの甲板1…と共に、図10に示した如く、まとめて台車15で運搬・収納することができる。
【0024】
なお、図11は複数の甲板1…だけを重ねて台車15で運搬・収納する例、図12は複数の脚部5…だけを重ねて台車15で運搬・収納する例をそれぞれ示しており、前記図10と同様に、コンパクトにまとめて運搬・収納することができる。
【0025】
【発明の効果】
本発明の組み立て自在な多目的テーブルとその使用方法によれば、以下のような優れた効果を有する。
【0026】
▲1▼ 学習の形態、必要性に合せて、所望の甲板と脚部を組み合わせることにより、所望の形状や大きさ、高さのテーブルを簡単に用意できて使い勝手がよく、多様な学習環境への順応性に優れている。
【0027】
▲2▼ 様々な種類のユニット化された甲板と脚部を、自由自在に組み合せて使用できるので、これまでのように全てのタイプのテーブルをいちいち用意して保管しておく必要がなく、経費節減、室内空間の有効利用が図れる。
【0028】
▲3▼ 甲板と脚部の組み立てに際して、特に工具を必要とせず、手軽に誰でも簡単に本テーブルを組み立てられる。
【0029】
▲4▼ 変更使用や保管に際しても、誰でも簡単に脚部を甲板から取り外せるので便利である。
【0030】
▲5▼ テーブルを構成する全てのパーツ(甲板と脚部)を台車で積み込むことがでいるので場所をとらず、場所(教室)間の移動も楽に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】A、B、Cは、本発明の組み立て自在な多目的テーブルの組み立て状態を示した平面図と側面図と正面図である。
【図2】A、B、C、Dは、甲板のバリエーションを示した平面図である。
【図3】脚部の一実施例を示した斜視図である。
【図4】甲板と脚部の組み立て状態を示した一部切欠正面図である。
【図5】パイプフレームの係止部への係止要領を示した拡大図である。
【図6】パイプフレームの係止部への係止状態を示した拡大図である。
【図7】A、Bはパイプフレームの受け口部への受容要領を拡大して示した横断面図と正面図である。
【図8】A、Bはパイプフレームの受け口部へのロック状態を拡大して示した横断面図と正面図である。
【図9】脚部の積重状態を示した正面図である。
【図10】脚部と甲板の台車への積載状態を示した正面図である。
【図11】甲板の台車への積載状態を示した正面図である。
【図12】脚部の台車への積載状態を示した正面図である。
【符号の説明】
a 多目的テーブル
1 甲板
2 裏面
3 係止部
4 受け口部
5 脚部
6 脚
7 水平フレーム(パイプフレーム)
7A 外管
7B 内管
8 先端部
9 側面部
10 突起
11 ガイド部
12 ロック部
13 ガイド孔
Claims (2)
- 甲板と脚部とから成る組み立て自在な多目的テーブルにおいて、
前記甲板の裏面には、前記脚部の上部を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部と、脚部の上部先端部を正面から着脱自在に受容する受け口部が設けられていること、脚部の上部を構成する水平フレームの先端部は外管と内管の二重管構造に形成され、前記内管の外側面には突起が設けられ、外管には前記突起を軸方向に誘導するガイド部と、突起を位置決め固定するロック部を有するガイド孔が穿設されていること、前記二重管構造の水平フレームに対し直交配置の異なる水平フレームの側面部が前記甲板の係止部に係止され、前記二重管構造の水平フレームの先端部の内管がその突起の誘導により外管の先端部から突出して甲板の受け口部に受容され、当該内管の突起が外管のガイド孔のロック部に引掛けられて内管が位置決め固定されることにより、甲板と脚部とが一体化して組み立てられていることを特徴とする組み立て自在な多目的テーブル。 - a) 多目的テーブルを構成する甲板は、全体形状が多角形状又は円形状又はこれらの組み合わせによる多種類の形状、大きさに形成し、当該甲板の裏面には、多目的テーブルを構成する脚部の上部を側面から着脱自在に係止するフック状の係止部と、脚部の上部先端部を正面から着脱自在に受容する受け口部を設けること、
b) 前記脚部は、3本以上の本数の脚で起立し上部が水平なパイプフレームで形成し、且つ高さを異にするものを多種類形成し、前記水平なパイプフレームのうち少なくとも1本の先端部は外管と内管の二重管構造に形成し、前記内管の外側面には突起を設け、外管には前記突起を軸方向に誘導するガイド部と、突起を位置決め固定するロック部を有するガイド孔を穿設すること、
c) 前記二重管構造のパイプフレームに対し直交配置の異なるパイプフレームの側面部を、所望の前記甲板のフック状の係止部に係止し、前記二重管構造のパイプフレームの先端部の内管がその突起の誘導により外管の先端部から突出して甲板の受け口部に受容させ、当該内管の突起を外管のガイド孔のロック部に引掛けて内管を位置決め固定して、甲板と脚部とを一体化して所望の形状、大きさ、高さのテーブルを組み立てること、
d) 使用変更時又は収納時には、前記パイプフレームの外管のガイド孔のロック部に引掛けた内管の突起をロック部から解除して、甲板の受け口部から内管を離脱した後、パイプフレームの側面部を係止部から離脱することにより脚部と甲板を分解すること、
をそれぞれ特徴とする、組み立て自在な多目的テーブルの使用方法。
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