JP3575202B2 - 電気コタツ用食卓台およびその製造方法 - Google Patents

電気コタツ用食卓台およびその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発熱体が配置されたやぐらよりなるこたつ本体と、そのこたつ本体に載置される食卓台からなる電気やぐらこたつ用食卓台およびその製造方法に関し、特に、こたつ本体に設けた発熱体の温度設定を、食卓台に内蔵されたリモコン送信部からこたつ布団を介して操作できるようにした電気こたつ用食卓台およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電気やぐらこたつにおいて、こたつ本体に設けられた発熱体の発熱量を調整するための操作は、電源コードの中間部に設けられたコントローラにより行うものと、発熱体を収納した発熱体ユニットの側面等に設けられた調節器で行うものとの2種類の方法があった。そのため操作を行う場所が限られていたり、また、コントローラがこたつ布団の下に隠れてしまったりして見つけにくいなどの不具合があった。
【0003】
そこで、これらの不具合を解消するために電磁誘導、電磁結合、あるいは微弱電磁波電送等を利用してワイヤレスで操作することが検討されており、食卓台に内蔵したリモコン送信部から制御信号を送信し、こたつ本体側に設けられたリモコン送信部にて制御信号を復調して発熱体を制御するものが種々提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このように、電磁誘導、電磁結合、あるいは微弱電磁波電送等を利用して食卓台に内蔵したリモコン送信部から制御信号を送信し、こたつ本体に設けたリモコン受信部にて制御信号を復調して発熱体を制御するものが提案されているが、しかしながら、食卓台の近傍に電磁調理器や電子レンジ、あるいはコードレスホン等の家庭内電化製品があるとき、それらが発生する不要電磁界などによりリモコンが誤動作してしまうという問題があった。
【0005】
本発明は、この問題を軽減除去した電気こたつ用食卓台およびその製造方法を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の電気こたつ用食卓台は、食卓台本体として、紙材からなる平板状のフラッシュ構造材の少なくとも一方の面に剛性を有する平板と緩衝用の第一のシートと予め所定の模様が描かれた第二のシートとを順次結合して一体化した板状体を使用し、前記第一のシートを導電材により形成することにより、リモコン受信部が外部からの不要電磁界などに影響されることがないようにしたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載された発明は、リモコン送信部から送信された制御信号により発熱体を制御するリモコン受信部を有するこたつ本体上に載置されて使用され、前記リモコン受信部に向けて制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵した電気こたつ用食卓台において、その食卓台は、紙材からなる平板状のフラッシュ構造材の一方の面に剛性を有する平板と緩衝用の第一のシートと予め所定の模様が描かれた第二のシートとを順次接合し、他方の面に少なくとも剛性を有する平板を接合して一体化した板状体であって、前記第一のシートが導電性を有するシートにより構成されており、前記リモコン送信部は、前記平板状のフラッシュ構造材を部分的に切り欠いた空間内に配置されていることを特徴とする電気こたつ用食卓台であり、この構成によれば使用時にこたつ本体の上面全体を覆うように載置される食卓台の内部に、導電性の第一のシートが配置されているため、こたつ本体に設けられたリモコン受信部がこの導電性の第一のシートにより覆われた状態となり、リモコン受信部が外部からの不要電磁界などに影響されることが軽減除去される。また、前記導電性の第一のシートは、平板状のフラッシュ構造を持つ平板体の製造時に、従来より使用されている緩衝用の第一のシートに導電性をもたせることにより、特に新たな工程をなんら付加する必要もないものである。
【0008】
本発明の請求項2に記載された発明は、リモコン送信部から送信された制御信号により発熱体を制御するリモコン受信部を有するこたつ本体上に載置されて使用され、前記リモコン受信部に向けて制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵した電気こたつ用食卓台の製造方法において、紙材からなる平板状のフラッシュ構造材に予め前記リモコン送信部が収納されている空間を形成しておき、その収納空間が形成されたフラッシュ構造材の少なくとも一方の面に剛性を有する平板と、導電性を有する緩衝用の第一のシートと、予め所定の模様が描かれた第二のシートとをこの順で接合し、他方の面に少なくとも剛性を有する平板を接合して一体化して板状体を形成し、然る後に、前記他方の面側から前記板状体の前記収納空間上の前記平板を部分的に除去して前記収納空間部を外部に露出せしめ、その収納空間部に前記リモコン送信部を収納配置することを特徴とした電気こたつ用食卓台の製造方法であり、この構成によれば、前述のように特に新たな工程をなんら付加することなく、外部からの不要電磁界などに影響されることが軽減された制御システムが達成できるものであり、また、予めフラッシュ構造材に、リモコン送信部を形成する電気回路やリード線が配置される収納空間を形成した後に、剛性を有する平板を接合して一体化して板状体を形成し、然る後にこの板状体の前記収納空間上の一方の前記平板を部分的に除去して前記収納空間部を外部に露出せしめ、その収納空間部に前記リモコン送信部を収納配置するものであるため、前記収納空間の面積に比べ平板の除去面積をより少なくすることが容易にできるものである。
【0009】
(実施の形態)
以下本発明の請求項1および請求項2に記載された発明の実施の形態について図1、図2、図3、図4を用いて説明する。図1は本発明の一実施の形態における電気やぐらこたつ用食卓台の平面図、図2は同電気やぐらこたつ用食卓台の使用状態における側断面図、図3は同電気やぐらこたつ用食卓台の要部拡大断面図、図4は同電気やぐらこたつ用食卓台の一製造工程における食卓台の分解斜視図である。図1および図2において、1は食卓台であり、その中央部にはリモコン送信アンテナ部2が配置され、また、その一隅には使用者が温度設定などをする操作ボタンが配置された操作ボックス4が配置されており、リード線3により前記リモコン送信アンテナ部2に接続されている。
【0010】
この操作ボタンの操作に応じて、所定の制御信号で変調されたマイクロ波が前記リモコン送信アンテナ部2より、こたつ本体5の中央部に取り付けられたマイクロ波受信アンテナ部6に向けて送信される。そして、受信アンテナ部6で受信されたマイクロ波は制御信号に復調され、制御部7により発熱体ユニット8の発熱量を制御するように構成されている。
【0011】
本発明の特徴は、前記食卓台1の構成およびその製造方法にある。従来より食卓台1として、フラッシュ構造材を利用した板状体が使用されている。この板状体は、図5に示すように、木材などにより予め所定の大きさに形成された枠体10の枠内に紙材よりなる平板状のフラッシュ構造材11を嵌め込み、その一方の主要面である第一面に剛性を有する平板12a、緩衝用の第一のシート13a、予め木目などの所定の模様が描かれた第二のシート14aとをこの順序で接合し、他方の第二面には剛性を有する平板12bを接合して一体化して板状体を形成したものである。なお、他方の第二の面にも平板12bの上に第一の面と同様に緩衝用の第一のシート13b、第二のシート14bを接合して両面とも同様にしてもよい。
【0012】
図4は、図5に相当する本発明の食卓台の一製造工程における分解斜視図であり、木材などにより予め所定の大きさに形成された枠体10の枠内に紙材よりなる平板状のフラッシュ構造材11が嵌め込まれている。このフラッシュ構造材11には前記リモコン送信アンテナ部2、操作ボックス部4が配置される位置に予め木材などの剛体より内枠15a,15bで囲まれた収納空間16a,16bが形成されるとともに、その両内枠15a,15b間のフラッシュ構造材11にはリード線3が配置される切り溝17が予め形成されている。そして、そのフラッシュ構造材11の両面には、従来と同様にそれぞれ剛性を有する平板12a,12b、緩衝用の第一のシート13a,予め木目所定の模様が描かれた第二のシート14aとをこの順序で接合して一体化して前記収納空間16a,16bおよび切り溝17が覆われた板状体を形成したものである。
【0013】
また、前記緩衝用の第一のシート13aは、カーボンなどの導電性の粒子を混入した導電性の紙あるいはアルミ箔などの導電性のシートが使用される。
【0014】
以上のようにして構成された板状体の主要面でない第二の面側から、前記収納空間16a,16b上の前記平板12bを部分的に除去して前記収納空間部16a,16bを外部に露出せしめ、かつ、収納空間部16b上の前記平板12a,第一のシート13aおよび第二のシート14aを部分的に除去して貫通孔を形成する。そして前記収納空間16a,16b内に前記リモコン送信部2および操作ボックス4を収納配置するとともに、切り溝17にリード線3を通し、送信側のシステムを完成させ、必要によりその収納空間部16a,16bを他の部材18により閉成する。
【0015】
この構成によれば、使用時にこたつ本体の上面全体を覆うように載置される食卓台の内部に、導電性の第一のシート13aが配置されているため、こたつ本体にリモコン受信部6がこの導電性の第一のシート13aにより覆われた状態となり、リモコン受信部6が外部からの不要電磁界などに影響されることが軽減除去される。また、前記導電性の第一のシート13aは、平板状のフラッシュ構造をもつ平板体の製造時に、従来より使用されている緩衝用の第一のシートに導電性をもたせることにより、特に新たな工程をなんら付加する必要もないものである。
【0016】
また、予めフラッシュ構造材に、リモコン送信部を形成する電気回路やリード線が配置される収納空間を形成した後に、剛性を有する平板などを接合して一体化して板状体を形成し、然る後にこの板状体の前記収納空間上の前記平板を部分的に除去して前記収納空間部を外部に露出せしめ、その収納空間部に前記リモコン送信部を収納配置するものであるため、前記平板の除去面積を前記収納空間の面積に比べより少なくすることが容易にできるものである。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、特に新たな部材を追加することなく、また、特に新たな工程をなんら付加することなく、リモコン受信部が外部からの不要電磁界などの影響されることが軽減除去されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における電気こたつ用リモコン内蔵食卓台の平面図
【図2】同電気こたつ用リモコン内蔵食卓台の使用状態における断面図
【図3】同電気こたつ用リモコン内蔵食卓台の要部拡大断面図
【図4】同電気こたつ用リモコン内蔵食卓台の一製造工程における分解斜視図
【図5】従来の電気こたつ用リモコン内蔵食卓台の一製造工程における分解斜視図
【符号の説明】
1 食卓台
2 リモコン送信アンテナ部
3 リード線
4 操作ボックス
5 こたつ本体
6 受信アンテナ部
8 発熱体ユニット
10 枠体
11 フラッシュ構造材
12a,12b 平板
13a 第一のシート
14a 第二のシート
15a,15b 内枠
16a,16b 収納空間
17 切り溝

Claims (2)

  1. リモコン送信部から送信された制御信号により発熱体を制御するリモコン受信部を有するこたつ本体上に載置されて使用され、前記リモコン受信部に向けて制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵した電気こたつ用食卓台において、その食卓台は、紙材からなる平板状のフラッシュ構造材の一方の面に剛性を有する平板と緩衝用の第一のシートと予め所定の模様が描かれた第二のシートとをこの順に接合し、他方の面に少なくとも剛性を有する平板を接合して一体化した板状体であって、前記第一のシートが導電性を有するシートにより構成されており、前記リモコン送信部は、前記平板状のフラッシュ構造材を部分的に切り欠いた空間内に配置されていることを特徴とする電気こたつ用食卓台。
  2. リモコン送信部から送信された制御信号により発熱体を制御するリモコン受信部を有するこたつ本体上に載置されて使用され、前記リモコン受信部に向けて制御信号を送信するリモコン送信部を内蔵した電気こたつ用食卓台の製造方法において、紙材からなる平板状のフラッシュ構造材に予め前記リモコン送信部が収納される空間を形成しておき、その収納空間が形成されたフラッシュ構造材の一方の面に剛性を有する平板と、導電性を有する緩衝用の第一のシートと、予め所定の模様が描かれた第二のシートとをこの順序で接合し、他方の面に少なくとも剛性を有する平板を接合して一体化して板状体を形成し、然る後に、前記他方の面側から前記板状体の前記収納空間上の前記平板を部分的に除去して前記収納空間部を外部に露出せしめ、その収納空間部に前記リモコン送信部を収納配置することを特徴とした電気こたつ用食卓台の製造方法。
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