JP3590302B2 - ハーフプレキャスト床版の接合方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハーフプレキャスト床版、およびハーフプレキャスト床版の接合構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば道路橋などの橋梁を形成するときには、プレストレスを導入したフルプレキャスト床版が多く使用されるようになっている。図7に示すように、フルプレキャスト床版101は、橋桁100の上に図示右上から左下に進む方向に敷き詰めるようにして並べられる。
【0003】
また、一対のフルプレキャスト床版101A,101Bが接合される側面には、図8に示すように、互いのフルプレキャスト床版101A,101Bから複数のループ型継手筋102A,102Bが所定の間隔を隔てて突設されている。ループ型継手筋102は、その両端部分がフルプレキャスト床版101に埋設された閉止Uループ形状とされている。両フルプレキャスト床版101A,101Bが接合されると、ループ型継手筋102Aは、相手側のフルプレキャスト床版101Bから突設されるループ型継手筋102Bの間に互い違いに位置するようになっている。
【0004】
そして、ループ型継手筋102A,102Bを橋桁100の方向に重ね合わせたときに形成されるループ104内に、補強筋103を横方向(橋桁100に対して直交する方向)から挿入していた(図9を参照)。このように、補強筋103を横方向から挿入する作業は、高所や足場が十分に確保し難い現場での作業となるため非常に作業効率の悪いものであった。
【0005】
この問題点を解決するため、特開平10−252015号では、図10及び図11に示す接合構造が開示されている。このハーフプレキャスト床版108の両側面には、それぞれ曲率の異なる大曲率ループ型継手筋105、または小曲率ループ型継手筋106が備えられている。各ループ型継手筋105,106の下端部分は、ハーフプレキャスト床版108に埋設されている一方、その上端縁は共に開放されており、全体として略J字状とされている。隣接するハーフプレキャスト床版108を所定の位置に組付けると、大曲率及び小曲率ループ型継手筋105,106が互いに重なり合う位置に配される。このとき、各ループ型継手筋105,106によって形成されるループ109は、完全に閉環状とはならず、大曲率ループ型継手筋105の先端縁105Aと小曲率ループ型継手筋106との間には、補強筋挿入口107が開口するようになっている。
【0006】
この構造によれば、補強筋103は、隣接するハーフプレキャスト床版108が組み付けられた状態において、上方から組み付けることができるので、補強筋103を横方向から挿入する場合に比べると作業効率を向上させることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の例においても、補強筋103をループ型継手筋105,106の内部に挿入する作業は、ハーフプレキャスト床版108を横並びさせる現場において行わなければならず、なお改良の余地があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単かつ効率的に接合できるハーフプレキャスト床版、およびハーフプレキャスト床版の接合構造を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために請求項1の発明に係るハーフプレキャスト床版の接合方法は、予め設置されたハーフプレキャスト床版に対して隣接するハーフプレキャスト床版を上方から降ろす吊り降し作業によって両ハーフプレキャスト床版を横並び状態にし、両者の側縁部が互いに接合されるハーフプレキャスト床版であって、接合される一対の側面において、一方側の側面には複数本の第1のループ型継手筋が、他方側の側面には複数本の第2のループ型継手筋が、それぞれ側面の長さ方向に間隔を隔てて配され、複数の前記ハーフプレキャスト床版が横並び状態にされると、前記第1のループ型継手筋の間に相手方のハーフプレキャスト床版の前記第2のループ型継手筋が位置し、それらの第1及び第2のループ型継手筋によって形成されるループ内を側面の長さ方向に貫通するように補強筋が配されるハーフプレキャスト床版の接合方法において、前記第2のループ型継手筋には予め前記補強筋がループを貫通した状態で保持されており、前記第1のループ型継手筋は一端が開放されて、前記両ハーフプレキャスト床版の吊り降し作業が行われるときに、前記第2のループ型継手筋に保持された補強筋の進入を許容する補強筋通過口が形成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものであって、前記第2のループ型継手筋には、前記補強筋を第2のループ型継手筋内に挿入するための挿入用開口が開放されていることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれかに記載のものであって、前記ハーフプレキャスト床版の一方側の側面には、前記第1のループ型継手筋を備え、他方側の側面には、前記第2のループ型継手筋を備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の作用、および発明の効果】
請求項1の発明によれば、予め第2のループ型継手筋に補強筋を保持させておき、隣り合うハーフプレキャスト床版の吊り降し作業を行う。第2のループ型継手筋に補強筋を保持させておく操作は、例えば、ハーフプレキャスト床版の製造工場や、吊り降し作業を行う高架における地上部分で行うことにより、場所的制限が少なく、かつ安全に操作をすることができる。
相手側のハーフプレキャスト床版に設けられている第1のループ型継手筋には、補強筋通過口が形成されているため、第2のループ型継手筋に補強筋を保持させた状態でハーフプレキャスト床版を降ろせば、補強筋が第1及び第2のループ型継手筋内に進入できる。このため、ハーフプレキャスト床版の吊り降し作業を行う現場においては、補強筋をループ内に挿入する作業が吊り降し作業の完了と同時に行われるため、効率的な作業ができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、第2のループ型継手筋に予め補強筋を組み付けておくときに、挿入用開口から挿入できるので操作が容易となる。このことは、ハーフプレキャスト床版の断面が平板状である場合に有効であるばかりでなく、ハーフプレキャスト床版の断面が異形か、または曲率を備えてアーチ状となっており、横方向からの補強筋の挿入が不可能な場合に、特に有効である。
【0013】
請求項3の発明によれば、隣接するハーフプレキャスト床版を連続的に吊り降し作業することによって、両ハーフプレキャスト床版を隣り合う状態に並べることができるため、円滑な作業が行える。これに対して、一つのハーフプレキャスト床版の両側面に同種のループ型継手筋が設けられている場合には、まず一方側のループ型継手筋が設けられているハーフプレキャスト床版を一枚おきに並べておき、その間に他方側のループ型継手筋が設けられているハーフプレキャスト床版を嵌め込んでいかねばならず、作業工程が複雑となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態について、図1〜図5を参照しつつ、詳細に説明する。
図1は、ハーフプレキャスト床版1が備えられている床版2の断面を示すものである(床版2は、紙面の表裏方向に敷設されている)。床版2には、図示左右一対の箱桁3が設けられている(なお、箱桁3は、床版2の幅等の状況により、三つ以上設けられる場合もある。)。この箱桁3は、床版2の延設方向に沿って備えられており、その上部中央には、箱桁3の長さ方向に沿って上部開口4が開放されている。ハーフプレキャスト床版1は、この上部開口4を閉止するようにして備え付けられる。
【0015】
図2には、箱桁3の上面に、ハーフプレキャスト床版1を組付けている様子を示した。箱桁3の上部開口4を挟んで左右一対の上面3Aには、所定の間隔を隔ててスタッド5が複数列に突設されている。これらのスタッド5のうち、最も上部開口4に近い一列のスタッド5を利用して、ハーフプレキャスト床版1が組み付けられる。
【0016】
ハーフプレキャスト床版1には、図2に示すように、コンクリート部分7と、このコンクリート部分7の上面において長辺方向(図3における左右方向)に沿って所定の間隔で突設される四列のトラス筋8と、長辺の両側縁部から所定の間隔を隔てて突設される橋軸直角方向主筋9とを備えている(なお、本実施形態のハーフプレキャスト床版1の工事現場においては、ハーフプレキャスト床版1を横並び状態に組み付けた後に、上方からコンクリートを現場打ちする)。コンクリート部分7の短辺方向は、上方に撓むアーチ状を描くようにして形成されている。また、ハーフプレキャスト床版1の短辺方向における両側縁部には、スタッド5の間隔に合わせて組付孔6が、スタッド5の貫通を許容するように設けられている。
【0017】
次に、図3を参照しつつ、ハーフプレキャスト床版1同士を接合する構造について説明する。図3における左右両側端部7A,7Bからは、一対のループ型継手筋10,11が突設されている。両ループ型継手筋10,11は、一本の継手筋12の両端部分を上方に湾曲させることによって略J字状に形成されている。図示左側の第1のループ型継手筋10の端縁は、上方に開放されており、ここには補強筋通過口13が設けられている。また、第2のループ型継手筋11の端縁も、同様に上方に開放されており、ここには挿入用開口14が設けられている。
【0018】
第1及び第2のループ型継手筋10,11の上方への突設高さは、互いにほぼ同等とされている。一方、第2のループ型継手筋11の折返し長さ(第2のループ型継手筋11のループの中央(以下、「最突出部11A」という)から挿入用開口14が設けられる端縁までの長さ)は、第1のループ型継手筋10の折返し長さ(第1のループ型継手筋10のループの中央(以下、「最突出部10A」という)から補強筋通過口13が設けられる端縁までの長さ)よりも長く形成されている。
また、第1のループ型継手筋10の下方には、最突出部10Aよりも僅かに長く突設する位置までコンクリート部分7が延設されて第1の端部7Aとされている。一方、第2のループ型継手筋11の下方においては、コンクリート部分7は挿入用開口14が設けられる端縁とほぼ同じ位置で終端されて第2の端部7Bとされている。
【0019】
隣接するハーフプレキャスト床版1は、第1のループ型継手筋10を備えた側面と、第2のループ型継手筋11を備えた側面とが組み付けられて横並び状態とされる。このように第1及び第2の端部7A,7Bが整合するようにして、一対のハーフプレキャスト床版1が横並び状態とされたときには、第1のループ型継手筋10の最突出部10Aと、第2のループ型継手筋11の挿入用開口14の端縁とがほぼ一致した位置に配されるようになっている。一方、第2のループ型継手筋11の最突出部11Aは、第1のループ型継手筋10の補強筋通過口13の端縁よりも外側(図4において右側)に位置するようになっており、第2のループ型継手筋11と補強筋通過口13との間に所定の隙間が設けられるようになっている。
【0020】
また、隣接するハーフプレキャスト床版1が横並びにされたとき、第1及び第2のループ型継手筋10,11によって、断面が閉環状のループ15が形成されるようになっている。このループ15の内側には、複数の補強筋16が備えられる。補強筋16は、橋軸直角方向主筋9とほぼ同様の形状とされており、補強筋16の中央は、コンクリート部分7のアーチ形状に合わせたアーチ状とされており、その両端部分はコンクリート部分7から所定の長さ分だけ定着するように突出している。
【0021】
なお、詳細には説明しないが、ハーフプレキャスト床版1には、継手筋12を短辺方向に位置ずれさせて配した二種類のものが用意されている。これら二種類のハーフプレキャスト床版1を互い違いに横並び状態とすることにより、第1のループ型継手筋10の間に第2のループ型継手筋11が位置するようになっている。
【0022】
次に、上記のように構成されたハーフプレキャスト床版1を横並び状態に組付ける吊り降し作業の手順について説明する。
まず、第2のループ型継手筋11の内側に補強筋16を挿入する作業を行っておく。この作業は、例えばハーフプレキャスト床版1を製造する工場や、ハーフプレキャスト床版1を互いに横並び状態に吊り降しする高架現場における地上部分等のように、場所的制限が少なく、安全なところで行うことができる(もちろん、この作業をハーフプレキャスト床版1の吊り降し作業を行う現場で行うこともできる。)。このとき、補強筋16は、第2のループ型継手筋11の挿入用開口14を利用して、ハーフプレキャスト床版1の上方から挿入される。
【0023】
このように、補強筋16を第2のループ型継手筋11に仮保持させた状態で、第1のループ型継手筋10が露出されている図4における右側下方のハーフプレキャスト床版1に対して、左側上方のハーフプレキャスト床版1を上方から降ろしていく。このとき、ハーフプレキャスト床版1の組付孔6には、箱桁3のスタッド5が貫通されることで、ハーフプレキャスト床版1の箱桁3に対する位置決めがなされるようになっている。
【0024】
第1の端部7Aと第2の端部7Bとが整合するように両ハーフプレキャスト床版1を組付けると、第2のループ型継手筋11の最突出部11Aは、第1のループ型継手筋10の補強筋通過口13の縁部よりも先端に位置するようになっている。こうして、第2のループ型継手筋11に仮保持されている補強筋16は、補強筋通過口13から第1のループ型継手筋10の内部に挿入され、補強筋16と第1のループ型継手筋10とが当接することなく円滑にループ15の内部に組み付けられる。こうして、補強筋16をループ15内部に進入させた後には、補強筋16を所定の場所に配置して、コンクリート打ち作業を行う。
【0025】
このように本実施形態によれば、予め第2のループ型継手筋11に補強筋16を保持させておき、隣り合うハーフプレキャスト床版1の吊り降し作業を行う。相手側のハーフプレキャスト床版1に設けられている第1のループ型継手筋10には、補強筋通過口13が形成されているため、第2のループ型継手筋11に補強筋16を保持させた状態でハーフプレキャスト床版1を降ろせば、補強筋16が第1及び第2のループ型継手筋10,11によって形成されるループ15内に進入できる。このため、ハーフプレキャスト床版1の組付現場において、補強筋16をループ15内に挿入する作業が簡単に行え、効率的な作業ができる。
特に、第2のループ型継手筋に補強筋を保持させておく操作は、例えば、ハーフプレキャスト床版の製造工場や、架設現場の地上部分で行うことにより、場所的制限が少なく、かつ安全に作業となる。
【0026】
また、ハーフプレキャスト床版1の断面が、例えば階段状やアーチ状である等の複雑な場合にも、隣り合うハーフプレキャスト床版1の継手部分を補強することができる。
また、第2のループ型継手筋11には、挿入用開口14が設けられているため、第2のループ型継手筋11に予め補強筋16を組み付けておくときの操作が容易となる。このことは、ハーフプレキャスト床版1の断面が平板状である場合に有効であるばかりでなく、ハーフプレキャスト床版の断面が異形か、または曲率を備えてアーチ状となっており、横方向からの補強筋16の挿入が不可能な場合に、特に有効である。
【0027】
さらに、本実施形態のハーフプレキャスト床版1には、一方の側面に第1のループ型継手筋10が、他方には第2のループ型継手筋11が設けられるため、隣接するハーフプレキャスト床版1を連続的に吊り降し作業することによって、両ハーフプレキャスト床版1を隣り合う状態に並べることができ、円滑な作業が行える。
これに対して、一つのハーフプレキャスト床版の両側面に同種のループ型継手筋が設けられている場合には、まず一方側のループ型継手筋が設けられているハーフプレキャスト床版を一枚おきに並べておき、その間に他方側のループ型継手筋が設けられているハーフプレキャスト床版を嵌め込んでいかねばならず、作業工程が複雑となる。
【0028】
また、本実施形態の第1及び第2のループ型継手筋10,11は、ほぼ同等の曲率を備えてループ状とされているため、両ループ型継手筋10,11によって形成されるループ15は、閉環状とされている。このため、全ての補強筋16は、ループ15内部に配されており、ハーフプレキャスト床版1の接続部分での補強が十分になされる。
【0029】
<他の実施形態>
図6には、他の実施形態を示した。なお、他の実施形態の説明においては、上記した実施形態と同様の作用を示す構成には、同一の符号を付して説明を省略する。
図6では、箱桁3の上部開口4に加えて、隣接する箱桁3と箱桁3との間をハーフプレキャスト床版20で接続し、床版2において箱桁3よりも両端側にハーフプレキャスト床版21を配設した構造を示している。このようにしても、上記の実施形態と同様の作用および効果を奏することができる。
【0030】
<参考例>
なお、本発明は、ハーフプレキャスト床版に係るものであるが、フルプレキャスト床版の適用について説明すると、横並び状態にされたときに互いに隣接するフルプレキャスト床版によって形成されるループを備えたJ字状のループ型継手筋の補強筋通過口を接合するための重ねしろを十分に確保すれば、(1)本発明と本質的に同等であり、(2)本発明の目的を達することができ、かつ同一の作用効果を奏し、(3)当業者ならば、ハーフプレキャスト床版をフルプレキャスト床版に置き換えることを容易に想到することができるといえる。
【0031】
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば次に記載するようなものも本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)本実施形態では、第1および第2のループ型継手筋は、円の一部の形状として構成されているが、本発明によれば、円形状・楕円状の他に直角方向に折り曲げられた形状としてもよい。
(2)本実施形態では、ハーフプレキャスト床版の一方の側面に第1のループ型継手筋を備え、他方の側面に第2のループ型継手筋を備えたものを示したが、本発明によれば、両側面に第1のループ型継手筋を備えたハーフプレキャスト床版と、両端部に第2のループ型継手筋を備えたハーフプレキャスト床版とを互い違いに組み付ける構成としてもよい。
(3)本実施形態では、床版2における接合構造のみを示したが、本発明によれば、一般のビル建築等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態におけるハーフプレキャスト床版を使用した道路の断面図
【図2】ハーフプレキャスト床版により箱桁の上部開口を閉止している様子を示す斜視図
【図3】図2におけるA−A線断面図
【図4】隣接するハーフプレキャスト床版の吊り降し作業の様子を示す側断面図
【図5】隣接するハーフプレキャスト床版を接合した後の部分側断面図
【図6】他の実施形態における、道路の断面図
【図7】従来例において、ハーフプレキャスト床版の吊り降し作業の様子を示す斜視図
【図8】従来例において、隣接するハーフプレキャスト床版の吊り降し作業の様子を示す側断面図
【図9】従来例において、吊り降し作業が完了したときの隣接するハーフプレキャスト床版の側断面図
【図10】従来例において、ハーフプレキャスト床版が隣接して接合されている状態を示す側断面図
【図11】従来例において、隣接するハーフプレキャスト床版の接合態様を示す側断面図
【符号の説明】
1,20,21…ハーフプレキャスト床版
10…第1のループ型継手筋
11…第2のループ型継手筋
13…補強筋通過口
14…挿入用開口
15…ループ
16…補強筋
Claims (3)
- 予め設置されたハーフプレキャスト床版に対して隣接するハーフプレキャスト床版を上方から降ろす吊り降し作業によって両ハーフプレキャスト床版を横並び状態にし、両者の側縁部が互いに接合されるハーフプレキャスト床版であって、
接合される一対の側面において、一方側の側面には複数本の第1のループ型継手筋が、他方側の側面には複数本の第2のループ型継手筋が、それぞれ側面の長さ方向に間隔を隔てて配され、
複数の前記ハーフプレキャスト床版が横並び状態にされると、前記第1のループ型継手筋の間に相手方のハーフプレキャスト床版の前記第2のループ型継手筋が位置し、それらの第1及び第2のループ型継手筋によって形成されるループ内を側面の長さ方向に貫通するように補強筋が配されるハーフプレキャスト床版の接合方法において、
前記第2のループ型継手筋には予め前記補強筋がループを貫通した状態で保持されており、前記第1のループ型継手筋は一端が開放されて、前記両ハーフプレキャスト床版の吊り降し作業が行われるときに、前記第2のループ型継手筋に保持された補強筋の進入を許容する補強筋通過口が形成されていることを特徴とするハーフプレキャスト床版の接合方法。 - 前記第2のループ型継手筋には、前記補強筋を第2のループ型継手筋内に挿入するための挿入用開口が開放されていることを特徴とする請求項1に記載のハーフプレキャスト床版の接合方法。
- 前記ハーフプレキャスト床版の一方側の側面には、前記第1のループ型継手筋を備え、他方側の側面には、前記第2のループ型継手筋を備えることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載のハーフプレキャスト床版の接合方法。
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