JP3608895B2 - 部品ストック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば工場の組立ラインサイドに設置される部品ストック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば工場の組立ラインサイドでは多数の部品が置かれ、作業者はこれらの部品を取って組立ラインに供給して1つの組立品を組み立てる。特に、車種が多く少量生産の場合には、車種毎に部品の種類が異なり、組立ラインには多種類の部品が置かれている。
【0003】
組立ラインサイドでは、多数の部品を保管するストック装置としての機能とストック装置から部品を取り出す際の作業性の良いことが要求されている。
多数の部品を保管するストック装置として、例えば特開平6−321320号公報に示すように部品を箱棚に自動的に収納し、取り出す回転式の倉庫が知られている。このストック装置は大掛りになり、工場の組立ラインサイドで使用するには適さないとされている。
【0004】
また、ストック装置として、図8に示す循環型格納装置が知られている。
図において、符号101は循環型格納装置で、この循環型格納装置101は、扁平で高さ寸法が作業者の約2倍〜3倍の高さの収納箱102を有している。収納箱102の中には、長円トラック状に回転する無端装置103が設けられ、無端装置103には上部開口の部品用棚104が所定の間隔で複数個長円トラック状に配列されている。上下方向に隣接する2つの部品用棚104は平行になっている。
【0005】
部品用棚104は無端装置103により循環され、収納箱102に形成された横長の窓102Aで停止して部品用棚104上の部品が取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上下方向で隣接する2つの部品用棚104は平行になっているので、部品用棚104に載置されている部品を取り出すためには、作業者は部品用棚104の奥の方に手を入れなければならず、部品の取り出しが面倒であった。すなわち、部品の保管の方に重点が置かれており、部品を取り出す際の作業性が悪かった。
【0007】
本発明は、上述の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、多くの部品を保管でき且つ部品の取り出しが容易な部品ストック装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、所定の距離隔ててベース上に立設された1対のフレームと、両フレームに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第1回転板と、各第1回転板の上方にそれぞれ位置して、両フレームに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第2回転板と、各第1回転板から各第2回転板にかけてそれぞれ縦長の長円形状に巻かれて対向配置された一対のチェーンと、第1回転板または第2回転板を停止または回転させる回転駆動手段と、両チェーンに、該チェーンの全長を所定の間隔で分割して設けられた複数の支持部と、両チェーンの各支持部にそれぞれ回動自在に吊持され、上方に向けて開口部が形成された複数の箱棚と、ロッドの先端に設けたローラが部品取出し側に位置する前記箱棚の裏面側に当接し、軸線がその箱棚を吊持する前記支持部の回動中心より上の領域を通過した状態で前記フレームに固定されているシリンダと、前記部品取出し側に位置するように前記ベースに取り付けた前側安全カバーと、前記部品取出し側の反対側に位置するように前記ベースに取り付けた後側安全カバーとを備え、前記ベースは、複数の車輪と、床面に対して該ベースを昇降させる複数のジャッキボルトとを設け、前記シリンダは、前記チェーンの最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚に対応して、前記フレームに固定され、前記チェーンの最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚に対応して、前記前側安全カバーと前記後側安全カバーとの間に部品が取り出されるべき開口部が形成され、前記各箱棚は、前記回転駆動手段の操作により、前記部品が取り出されるべき開口部に対応する位置で停止され、この状態で、前記シリンダを操作することにより、前記シリンダのロッドの先端のローラで部品取出し側の箱棚の裏底面を押し、前記シリンダにより前記支持部の回動中心を中心として部品取出し側の箱棚がその開口部を前記前側安全カバー側に向けて傾け、部品取出し時、前記箱棚は前記シリンダのロッドの先端のローラで支えられており、前記箱棚に押し力が及んでも前記箱棚は回動することなく固定状態になっていることを特徴とする。
【0010】
(作用)
請求項1記載の発明によれば、部品ストック装置の近くに作業者が立ち、部品ストック装置の箱棚にストックされている部品が取り出される。
【0011】
以下、詳しく説明する。
作業者が回転駆動手段を操作することにより、第1回転板,第2回転板の間でチェーンが停止または回転される。
チェーンが回転されると、全ての箱棚は、該チェーンとともに回転される。
複数の箱棚のうちの1つの箱棚は、部品が取り出されるべき所定の高さで停止される。
【0012】
この状態で、シリンダによりチェーンの最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚は、シリンダのロッドで箱棚の裏底面が押されると、シリンダにより支持部の回動中心を中心として箱棚が回動し、箱棚はその開口部を作業者の手前側に向けて傾けられた状態となり、該箱棚から部品が取り出される。
作業者が部品を取り出す時、箱棚はシリンダのロッドの先端で支えられているので、作業者が部品を押して箱棚に力が及んでも吊持された箱棚は回動することなく固定状態になっている。
【0013】
1つの箱棚から部品が取り出されると、チェーンが駆動され、全ての箱棚は、チェーンとともに回転される。他の箱棚は部品が取り出されるべき所定の高さで停止される。同様にして他の箱棚から部品が取り出される。一方、空になった箱棚に部品が供給される。
なお、請求項1の発明によれば、複数のジャッキボルトの調整でベースを上昇させて複数の車輪を床面から浮かせ、複数のジャッキボルトが接地され、部品ストック装置は固定状態になっている。複数のジャッキボルトの調整で床面に対してベースを下降させて複数の車輪が接地され、部品ストック装置が移動できる状態になる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態について説明する。
図1ないし図6により、請求項1記載の発明に係わる部品ストック装置の一実施形態について説明する。
図1,図2において、符号1はベースで、ベース1は、4つの車輪1Aと、床面Fに対して該ベース1を昇降させる複数のジャッキボルト1Bとを備えている。ジャッキボルト1Bの調整により、床面F上にベース1が支持されている。すなわち、ベース1は上昇されて複数の車輪1Aが床面Fから浮いており、複数のジャッキボルト1Bが接地され、部品ストック装置1は固定状態になっている。
【0016】
ベース1には長板材からなるフレーム2,2が所定の距離隔てて立設されている。
両フレーム2,2の下部にスプロケットからなる第1回転板3,3が回転自在に軸支されている。第1回転板3の径はフレーム2の幅Wより大きくなっている。
両フレーム2,2の頂部にスプロケットからなる第2回転板4,4が回転自在に軸支されている。第2回転板4の径は第1回転板3の径と同じで、フレーム2の幅Wより大きくなっている。第2回転板4,4は第1回転板3,3の上方に位置し、該第1回転板3,3に上下方向で対向している。
【0017】
各第1回転板3,3から各第2回転板4,4にかけてそれぞれ一対のチェーン5,5が縦長の長円形状に巻かれ、対向配置されている。チェーン5の強度は吊下げ荷重の3倍とされている。図4に示すように、チェーン5は隣接するリンク5A,5Aをピン5B,5Bで結合した構造になっている。
一方のフレーム2には減速機付きモータからなる回転駆動手段6が設けられ、回転駆動手段6はベルト7を介して一方の第1回転板3のベルト車3Aに連結されている。なお、回転駆動手段6には制御装置(図示せず)が接続されている。
【0018】
両チェーン5,5の間に8つの箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hが配置されている。8つの箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hはチェーン5,5の縦長の長円形状の最上位から最下位の間で部品取出し側及び部品取出し側の反対側に配列されている。ここで、部品取出し側とは後述の前側安全カバー16か配置されている側を云う。部品取出し側の反対側とは後述の後側安全カバー17か配置されている側を云う。図1には、箱棚8Eがチェーン5,5の最上位に位置し、箱棚8Aがチェーン5,5の最下位に位置し、箱棚8B,8C,8Dが部品取出し側に位置し、箱棚8F,8G,8Hが部品取出し側の反対側に位置している状態が示されている。
【0019】
図3に示すように、箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、4つに並べた箱9からなる。箱9は、底部9Aに側面部9Bを立上げて構成され、上方に向けて開口部9Cが形成されている。4つの箱9は、図示しないボルト,ナットにより該箱9の側面部9B,9Bの隣接する部分9F,9F(図には1カ所のみ図示)を介して一体になっている。
【0020】
箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、両チェーン5,5に該チェーン5の全長を一定の間隔で分割して設けられた各支持部10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10Hにそれぞれ回動自在に吊持されている。
支持部10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10Hの構造を以下に説明する。
【0021】
図4に示すように、図1に示すチェーン5,5には、該チェーン5,5の全長を一定の間隔で分割して複数のブラケット5Cが設けられている。ブラケット5Cはチェーン5のリンク5Aに固設されている。
図3において、対向するチェーン5,5の各ブラケット5C,5Cは、それぞれ図3に示す支持棒11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11Hを介して連結されている。支持棒11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11Hの両側に同じ長さのワイヤ12,12の各一端が結ばれ、ワイヤ12,12の各他端は両側の箱9,9の開口部9C,9Cの縁9D,9Dに結ばれている。
【0022】
ブラケット5C,5Cと支持棒11Aで支持部10Aが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Bで支持部10Bが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Cで支持部10Cが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Dで支持部10Dが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Eで支持部10Eが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Fで支持部10Fが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Gで支持部10Gが形成され、ブラケット5C,5Cと支持棒11Hで支持部10Hが形成されている。
【0023】
そして、フレーム2にエアシリンダからなるシリンダ13が固定されている。図5に示すように、シリンダ13のロッド13Aの先端にはローラ14が設けられ、ローラ14は部品取出し側に位置している箱棚8Dの裏底面9Eに当接している。シリンダ13の軸線Lは箱棚8Dを吊持する支持部10Dの回動中心Kより上の領域を通過するようになっている。
【0024】
また、図2に示すように、フレーム2には押しボタンスイッチ盤15が設けられている。押しボタンスイッチ盤15には、ステップボタン15Aと、非常停止ボタン15Bとが取り付けられている。
ステップボタン15Aを押すことにより、制御装置を介して、回転駆動手段6が制御され、チェーン5を停止または回転させるようになっている。チェーン5は図1の矢印(イ)の方向に回転するようになっている。
【0025】
なお、前側安全カバー16,後側安全カバー17がベース1に取り付けられている。前側安全カバー16は部品取出し側に位置してその上端16Aは箱棚8Dの下端まで延びており、箱棚8A,8B,8Cを覆っている。後側安全カバー17は、部品取出し側の反対側に位置してその上部17Aは箱棚8Dの上方にまで延びており、箱棚8A,8E,8F,8G,8Hを覆っている。前側安全カバー16,後側安全カバー17により、チェーン5を回転させる際の危険が防止されている。しかも、チェーン5は図1の矢印(イ)の方向に回転するので、作業者は、その手を前側安全カバー16と箱棚8Dの間に挟まれることが防止されている。
【0026】
上述のベース1と、フレーム2,2と、第1回転板3,3と、第2回転板4,4と、チェーン5,5と、回転駆動手段6と、支持部10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10Hと、支持部10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10Hに吊持された箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hと、シリンダ13と、前側安全カバー16と、後側安全カバー17とを構成部品として部品ストック装置19が構成されている。
【0027】
しかして、本実施の形態においては、図6に示すように、組立ライン18のラインサイドに部品ストック装置19が載置され、部品ストック装置19の部品取出し側に作業者Mが立ち、作業者Mにより部品ストック装置19の箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hにストックされている部品から部品が取り出され、組立ライン18に供給される。
【0028】
以下、詳しく説明する。
部品ストック装置19から部品を取り出す際、作業者Mがステップボタン15Aで回転駆動手段6を動作させることにより、第1回転板3,第2回転板4の間でチェーン5が停止または回転される。
チェーン5が回転されると、箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、ステップ移動して長円形状の軌跡を描いて循環される。すなわち、箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、チェーン5の回転により、チェーン5の長円形状の最上位から最下位の間で部品取出し側及び部品取出し側の反対側を通って回転される。箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hはどの位置にあっても垂直状態に保持される。
【0029】
各箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、部品が取り出されるべき部品取出し側の所定の高さ(作業者Mの腰から若干上)で停止される。図1には、部品が取り出されるべき部品取出し側の所定の高さ(作業者Mの腰から若干上)で箱棚8Dが停止されている状態が示されている。
この状態で、作業者Mがシリンダ13を操作することにより、シリンダ13のロッド13Aの先端のローラ14で部品取出し側の箱棚8Dの裏底面9Eが押される。これにより、シリンダ13により支持部10Dの回動中心Kを中心として部品取出し側の箱棚8Dがその開口部9Cを作業者Mの手前側に向けて傾く。
【0030】
作業者Mが部品を取り出す時、箱棚8Dはシリンダ13のロッド13Aの先端のローラ14で支えられているので、作業者Mが部品を押して箱棚8Dに力が及んでも箱棚8Dは回動することなく固定状態になっている。
1つの箱棚8Dから部品が取り出されると、ステップボタン15Aを押すことにより、チェーン5が駆動され、全ての箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hは、ステップ移動され、循環される。部品取出し側の箱棚8B,8C,8Dが1ステップだけ上昇し、箱棚8Dのあった高さに次の箱棚8Cが来て停止される。箱棚8Cから部品が同様にして取り出される。
【0031】
このようにして、箱棚8D→箱棚8C→箱棚8B→箱棚8A→箱棚8H→箱棚8G→箱棚8F→箱棚8Eの順序で、箱棚8Dのあった位置に、箱棚8D,8C,8B,8A,8H,8G,8F,8Eが来て停止される。
一方、部品取出し側及び反対側においては、空になった箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hに部品が供給される。
【0032】
なお、設備レイアウトの変更時には、ジャッキボルト1Bを緩めて車輪1Aを接地させることにより部品ストック装置19が容易に移動される。
以上の如き構成によれば、シリンダ13により箱棚8Dが斜め手前上方に向けて傾けられ、作業者は箱棚8Dに手を入れ易くできる。そして、作業者Mが箱棚8Dから部品を取り出す時、箱棚8Dはシリンダ13のロッド13Aの先端のローラ14で支えられているので、作業者Mが部品を押して箱棚8Dに力が及んでも箱棚8Dを回動させることなく固定状態にできる。
【0033】
従って、部品を箱棚8Dから容易に取り出すことができ、作業性を向上できる。
また、シリンダ13によりチェーン5の最上位に位置する箱棚8Eより1つ下の段の箱棚8Dは、その開口部9Cを手前に向けて傾けられた状態となり、該箱棚8Dから部品を取り出すことができるので、最上位に位置する箱棚8Eと、箱棚8Eより1つ下の段の箱棚8Dとの間のスペースS1を利用でき、そのスペースS1は部品取出し側に縦に並んでいる箱棚8D,8Cの間のスペースS2に比して広く、作業者Mは部品取出し側の1番上の箱棚8Dから部品を取り出す作業を容易にできる。
【0034】
さらに、同一高さ(箱棚8Dの高さ)で部品を取り出すことができ、腰を屈める作業を無くすことができる。
また、複数のジャッキボルト1Bの調整により、部品ストック装置19の固定状態,移動状態を選択でき、部品ストック装置19を容易に移動できる。
そして、部品ストック装置19を工場の組立ラインサイドに設置することにより、省スペースを図ることができる。
【0035】
なお、本実施の形態においては、ステップボタン15Aを押すことにより、部品取出し側の箱棚8B,8C,8Dが1ステップだけ上昇して箱棚8D→箱棚8C→箱棚8B→箱棚8A→箱棚8H→箱棚8G→箱棚8F→箱棚8Eの順序で、箱棚8Dのあった位置に、箱棚8C,8B,8A,8H,8G,8F,8Eが来て停止されるようになっているが、図7に示すように、ステップボタン15Aに代えてセレクトスイッチ21を用いることができる。セレクトスイッチ21は、回転摘み21Lと、回転摘み21Lを回すことによりいずれか1つが選択されるセレクト部21A,21B,21C,21D,21E,21F,21G,21Hとを有している。ここで、セレクト部21A,21B,21C,21D,21E,21F,21G,21Hは、箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hの位置に対応している。例えば、セレクトスイッチ21の回転摘み21Lをセレクト部21Dからセレクト部21Aに回すことにより、箱棚8Aを複数のステップだけ移動させて、箱棚8Dの位置に箱棚8Aを直接持って来ることもできる。
【0036】
また、本実施の形態においては、回転軸にモータからなる回転駆動手段6により第1回転板3を駆動するようになっているが、回転駆動手段6により第2回転板4を駆動することもできる。
さらに、本実施の形態においては、支持棒11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11Hはブラケット5C,5Cに連結されているが、支持棒11A,11B,11C,11D,11E,11F,11G,11Hが無くてもブラケット5C,5Cにそれぞれ対向して設けた突起部(図示せず)にワイヤ12,12を介して箱棚8A,8B,8C,8D,8E,8F,8G,8Hを直接吊持し、各ブラケット5C,5Cと各ブラケット5C,5Cにそれぞれ対向して設けられた突起部とで、支持部10A,10B,10C,10D,10E,10F,10G,10Hを構成することもできる。
【0037】
そして、本実施の形態においては、 ベース1には長板材からなるフレーム2,2が所定の距離隔てて立設されているが、ベース1が無くても、フレーム2,2を直接地面Fに固定できる。
また、本実施の形態においては、箱棚の数は8個であるが、8個に限定されることはない。
【0038】
加えて、本実施の形態においては、箱棚として箱棚8Dを挙げ、請求項1記載の発明に係わる部品ストック装置の一実施形態について説明したが、箱棚として箱棚8D以外の箱棚8A,8B,8C,8E,8F,8G,8Hに対してシリンダ13をフレーム2に固定し、請求項1記載の発明に係わる部品ストック装置の一実施形態と同様にして請求項1記載の発明に係わる部品ストック装置を構成することができる。これにより、部品を箱棚8A,8B,8C,8E,8F,8G,8Hから容易に取り出すことができ、作業性を向上できる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、シリンダにより箱棚が斜め手前上方に向けて傾けられているので作業者は箱棚に手を入れ易くできる。そして、箱棚から部品を取り出す時、箱棚はシリンダのロッドの先端で支えられているので、作業者が部品を押して箱棚に力が及んでも箱棚を回動させることなく固定状態にできる。
【0040】
従って、部品を箱棚から容易に取り出すことができ、作業性を向上できる。
さらに詳述すると、チェーンの縦長の長円形状の最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚がその開口部を手前に向けて傾けた状態となり、該箱棚から部品が取り出されるので、チェーンの縦長の長円形状の最上位に位置する箱棚と、最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚との間のスペースを利用でき、そのスペースは上下方向に並んでいる箱棚の間のスペースに比して広く、最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚から作業者が部品を取り出す作業を容易にできる。
【0041】
また、請求項1記載の発明によれば、複数のジャッキボルトの調整により、部品ストック装置の固定状態,移動状態を選択でき、部品ストック装置を容易に移動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係わる部品ストック装置の側面図である。
【図2】同部品ストック装置の正面図である。
【図3】箱棚を示す斜視図である。
【図4】チェーンにより箱棚が吊持されている状態を示す説明図である。
【図5】箱棚が斜めに姿勢変化される場合の作用状態説明図である。
【図6】組立ラインサイドで部品ストック装置を使用する場合の説明図である。
【図7】セレクトスイッチの説明図である。
【図8】従来における循環型格納装置の斜視図である。
【符号の説明】
2 フレーム
3 第1回転板
4 第2回転板
5 チェーン
6 回転駆動手段
8A 箱棚
8B 箱棚
8C 箱棚
8D 箱棚
8E 箱棚
8F 箱棚
8G 箱棚
8H 箱棚
9E 裏底面
10A 支持部
10B 支持部
10C 支持部
10D 支持部
10E 支持部
10F 支持部
10G 支持部
10H 支持部
13 シリンダ
13A ロッド
19 部品ストック装置
K 回動中心
Claims (1)
- 所定の距離隔ててベース上に立設された1対のフレームと、
両フレームに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第1回転板と、
各第1回転板の上方にそれぞれ位置して、両フレームに回転自在にそれぞれ軸支された1対の第2回転板と、
各第1回転板から各第2回転板にかけてそれぞれ縦長の長円形状に巻かれて対向配置された一対のチェーンと、
第1回転板または第2回転板を停止または回転させる回転駆動手段と、
両チェーンに、該チェーンの全長を所定の間隔で分割して設けられた複数の支持部と、
両チェーンの各支持部にそれぞれ回動自在に吊持され、上方に向けて開口部が形成された複数の箱棚と、
ロッドの先端に設けたローラが部品取出し側に位置する前記箱棚の裏面側に当接し、軸線がその箱棚を吊持する前記支持部の回動中心より上の領域を通過した状態で前記フレームに固定されているシリンダと、
前記部品取出し側に位置するように前記ベースに取り付けた前側安全カバーと、
前記部品取出し側の反対側に位置するように前記ベースに取り付けた後側安全カバーとを備え、
前記ベースは、複数の車輪と、床面に対して該ベースを昇降させる複数のジャッキボルトとを設け、
前記シリンダは、前記チェーンの最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚に対応して、前記フレームに固定され、
前記チェーンの最上位に位置する箱棚より1つ下の段の箱棚に対応して、前記前側安全カバーと前記後側安全カバーとの間に部品が取り出されるべき開口部が形成され、
前記各箱棚は、前記回転駆動手段の操作により、前記部品が取り出されるべき開口部に対応する位置で停止され、この状態で、前記シリンダを操作することにより、前記シリンダのロッドの先端のローラで部品取出し側の箱棚の裏底面を押し、前記シリンダにより前記支持部の回動中心を中心として部品取出し側の箱棚がその開口部を前記前側安全カバー側に向けて傾け、部品取出し時、前記箱棚は前記シリンダのロッドの先端のローラで支えられており、前記箱棚に押し力が及んでも前記箱棚は回動することなく固定状態になっている
ことを特徴とする部品ストック装置。
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1997
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