JP3615191B2 - 半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラム - Google Patents
半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3615191B2 JP3615191B2 JP2002057227A JP2002057227A JP3615191B2 JP 3615191 B2 JP3615191 B2 JP 3615191B2 JP 2002057227 A JP2002057227 A JP 2002057227A JP 2002057227 A JP2002057227 A JP 2002057227A JP 3615191 B2 JP3615191 B2 JP 3615191B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- path
- process variation
- wiring
- variation sensitivity
- component
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING OR CALCULATING; COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F30/00—Computer-aided design [CAD]
- G06F30/30—Circuit design
- G06F30/32—Circuit design at the digital level
- G06F30/327—Logic synthesis; Behaviour synthesis, e.g. mapping logic, HDL to netlist, high-level language to RTL or netlist
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Evolutionary Computation (AREA)
- Geometry (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明はコンピュータを用いた半導体集積回路装置の設計技術に係り、特に、EDA(Electronic Design Automation)ツールを用いて半導体集積回路装置の設計を行う際に、プロセスバラツキを考慮した設計を行うための設計方法、設計装置、及び設計プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
半導体集積回路の設計では、回路の全ての信号経路(パス)のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまで、配線や素子を介して信号が伝播するのに要する時間(信号伝播遅延時間)が、要求される範囲内になるように制御しなければならない。
【0003】
一方、半導体集積回路の微細化に伴い、製造時のプロセスバラツキが回路遅延特性に影響を与えるようになってきた。例えば、ゲートの遅延時間Tは、簡単には、オン抵抗Ronと容量Cとの積Ron・Cで表現することができるが、プロセス段階でゲートポリ長Wやチャネル長Lに微妙な寸法変化が生じると、セルのパフォーマンスに影響を及ぼす。
【0004】
従来の設計では、このようなプロセスバラツキの影響に関しては、例えば、ゲートポリ長Wに関するプロセスバラツキを1つのパラメータKpで代表して、設計時にゲート遅延時間Tに掛けることで考慮していた。この際にパラメータKp値は、経験的な値に基づいたワーストの条件で設定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来は、例えばゲート長Wのバラツキに対してゲート長Wの値が比較的大きかったため、上記のようなパラメータKpを掛けることでプロセスバラツキの影響を許容することができたが、回路の微細化、高速化に伴って、プロセスバラツキの影響を許容する余裕がなくなってきている。
【0006】
また、半導体プロセスの微細化に伴い、回路遅延特性の中で配線遅延が占める割合が大きくなるにつれ、配線層に関するプロセスバラツキの影響が無視できなくなってきた。これは、パス遅延全体の中で、配線に起因する遅延が、セルの内部遅延を上回って、全体の大半を占めるまでになったことによる。
【0007】
従って、プロセスバラツキによる配線容量Cや配線抵抗Rの変動の影響を、設計段階でも考慮する必要が生じてきたが、現状ではそのような設計手法や技術的指針は存在しない。
【0008】
本発明はこのような問題を鑑みてなされたものであって、プロセスバラツキによって生じる伝播遅延変動の影響を抑制することができる、半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の第1の特徴は、同一ネット上の信号入力端子(ソース)から信号出力端子(シンク)に至るまでのパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線容量負荷を調節して、当該パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする。
【0010】
この配線容量負荷を調節するために、(1)隣接する配線との間隔を広げる、(2)上層配線層の配線を用いる、(3)ルートドライバとなるセルをコピーして経路を分けることを特徴とする。
【0011】
第1の特徴によれば、ソースからシンクに至る全てのパスにおける、容量成分に関するプロセスバラツキ感度を同程度とすることができ、ゲートや配線のプロセスバラツキによらず、各パスの伝播遅延変動を所定の範囲内にすることができる。特に、伝播遅延に対して容量負荷変動が支配的であるローカル配線では、容量成分に関するプロセスバラツキ感度を揃えることで、プロセスバラツキによる伝播遅延への影響を抑制することができる。
【0012】
また、本発明の第2の特徴は、同一ネット上の信号入力端子(ソース)から信号出力端子(シンク)に至るまでのパスの配線抵抗に対する、ゲート抵抗の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線抵抗負荷を調節して、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする。
【0013】
この配線抵抗負荷を調節するために、(1)配線幅を広げる、(2)バッファセルを挿入する、(3)ルートドライバとなるセルをコピーして経路を分けることを特徴とする。
【0014】
第2の特徴によれば、ソースからシンクに至る全てのパスにおける、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を同程度とすることができ、ゲートや配線のプロセスバラツキによらず、各パスの伝播遅延変動を所定の範囲内にすることができる。特に、伝播遅延に対して配線抵抗成分の変動が支配的であるグローバル配線では、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を揃えることで、プロセスバラツキによる伝播遅延への影響を抑制することができる。
【0015】
ここで、「ネット」とは論理セルの端子間の接続情報であり、共通の配線で接続されるべき一組の端子とその配線とは同一のネットに属する。
【0016】
「パス」とは始点と終点との間の経路をいい、論理回路における始点は信号入力端子(ソース)であり、終点は信号出力端子(シンク)である。尚、同一の信号入力端子と同一の信号出力端子であっても、その間を通る経路が異なれば、異なるパスを形成する。
【0017】
また、「ローカル配線」とは配線長が例えば1mm未満の短い配線をいい、「グローバル配線」とは配線長が例えば1mm以上の長い配線をいう。ローカル配線においては容量負荷変動による遅延時間への影響が大きく、グローバル配線においては配線抵抗成分の変動による遅延時間への影響が大きい。
【0018】
また、「上層配線層」とは、基板に近い「下層配線層」に対して、基板から遠い配線層をいい、例えば、5層からなるメタル層において、基板から数えて3層目以上の配線層をいう。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態について説明する。
【0020】
〔プロセスバラツキ感度の定義〕
図1は、分岐のない2端子ネットにインバータを直列に配置した例であり、配線10に関するプロセスバラツキとゲート入力容量負荷に関するプロセスバラツキを例示している。図中、前段のゲート11はドライバセルであり、後段のゲート12は駆動されるセルである。配線負荷容量Cwireで示した部分と、ゲート入力容量Cloadで示した部分とが、それぞれ異なるプロセスバラツキを持つものと想定する。
【0021】
まず、Elmoreの遅延計算手法によれば、配線負荷容量Cwireとゲート入力容量Cloadのプロセスバラツキによる変動ΔCwire,ΔCloadを考慮した遅延Delayは、次式により表される。尚、Rgはゲート抵抗、Rwireは配線抵抗、Lwireは配線長である。
【0022】
【数1】
上記式(1)において、2次の変動項を無視すれば、遅延の変動ΔDelayは次式により表される。
【0023】
【数2】
ここで、全体のバラツキによる変動を配線ΔwireとゲートΔgとに分解すると、次式により式により表される。
【0024】
【数3】
【数4】
ここで、ローカル配線に関しては容量負荷変動ΔCwire,ΔCloadによる遅延時間への影響が大きく、配線抵抗成分ΔRwire,ΔRloadの変動による影響は少ないので、ローカル配線におけるプロセスバラツキによる変動Δwire,Δgは次式により表すことができる。
【0025】
【数5】
【数6】
従って、ローカル配線におけるゲート遅延に対する配線遅延のプロセスバラツキ感度を、ソースからシンクに至るパスの配線容量Cwireに対するゲート入力負荷容量Cloadの総和の比率を容量成分に関するプロセスバラツキ感度として、次式の通り定義する。
【0026】
【数7】
一方、グローバル配線に関しては配線抵抗成分ΔRwire,ΔRloadによる遅延時間への影響が大きく、容量負荷変動ΔCwire,ΔCloadの変動による影響は少ないので、グローバル配線におけるプロセスバラツキによる変動Δwire,Δgは次式により表すことができる。
【0027】
【数8】
【数9】
従って、グローバル配線におけるゲート遅延に対する配線遅延のプロセスバラツキ感度を、ソースからシンクに至るパスの配線抵抗Rwireに対するゲート抵抗Rgの比率を抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として、次式の通り定義する。
【0028】
【数10】
尚、一般には、配線は2つ以上のファンアウト(Fanout)を持つケースが多い。その場合、上記のプロセスバラツキ感度の定義は、以降に示す例のように、Elmoreの遅延時間算出のモデルを、直接ソースからシンクに繋がるパスで特性を近似することに相当する。
【0029】
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態では、ソースからシンクに至るパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、算出した全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を揃えることで、遅延の最適化を行う実施例について、詳細に説明する。
【0030】
図2は、ソース0(ドライバセル15)からシンク1〜3(駆動されるセル16〜18)に至る信号経路(パス0−1,0−2,0−3)を有する回路を例示した図である。各パス0−1,0−2,0−3における、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を次式に示す。尚、Cwireは配線負荷容量、Cloadi(i=1,2,3)は駆動されるセル16〜18の入力容量、lj(j=1,2,3,・・・6)は配線長(マンハッタン長)である。
【0031】
【数11】
図3(a)は、ソース0(ドライバセル15)からシンク1〜2(駆動されるセル16〜17)に至る信号経路(パス0−1,0−2)を有する回路を例示した図である。ここで、パス0−2が遅延の大きい(タイミング・クリティカルである)パスであるとする。各パス0−1,0−2における、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を次式に示す。
【0032】
【数12】
図3(b)は、クリティカルパス0−2に関して、バッファ25を挿入して遅延を改善した例を示している。改善後の各パス0−1,0−2における、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を次式に示す。
【0033】
【数13】
図4は、図3に示した例に実際に数値を入れて算出した例を示している。図4(a)における、各パス0−1,0−2の容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出結果を次式に示す。
【0034】
【数14】
それに対して、図4(b)は、クリティカルパス0−2’に関して、バッファ25及びバッファ26を挿入し、配線長をl4’とl4’’とにすることで、遅延を改善した例を示している。
【0035】
更に、パス0−1とパス0−2’との分岐点以降、パス0−2’の配線ピッチを広く取ることで、パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づける。同図(c)は、配線ピッチSを広げる前の当該パスの配線21と隣接する配線22a,22bを例示しており、同図(d)は配線ピッチSを配線格子(グリッド23a,23b)ひとつ分広げた後の配線構造を例示している。ここで、配線容量成分を、対基板”4”に対して隣接成分を”6”とし、従って、パス0−1とパス0−2’との分岐点以降の、パス0−2’の配線負荷容量Cwireは170fF/mmから68fF/mmに削減されるものとモデル化する。
【0036】
以上のように、パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づけるように改善した後の、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出結果を次式に示す。パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度がパス0−1の感度に近づいていることが分かる。
【0037】
【数15】
図5(a)は、図4(b)に示した例に対して、ドライバセル15をコピーしたドライバセル27を隣接配置することで、パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度を更に低減し、パス0−1の感度に近づけるように改善する例を示している。
【0038】
また、更に、パス0−2’の配線全体(l0’〜l3〜l4 ’〜l4 ’’)について、配線ピッチを広く取ることで、パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づける。図5(b)〜(c)は、図4(c)〜(d)に示した例と同様に、配線ピッチSを広げる前と、配線ピッチSをグリッド23a,23bひとつ分広げた後の配線構造を例示している。
【0039】
以上のように、パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づけるように改善した後の、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出結果を次式に示す。パス0−2’の容量成分に関するプロセスバラツキ感度が、パス0−1の感度に更にいっそう近づいていることが分かる。
【0040】
【数16】
図6は、クロックツリーシンセシス(CTS:Clock Tree Synthesis)にて作成されたバッファツリーの例を示しており、グローバル配線30とローカル配線31の範囲を例示している。
【0041】
図示した例では、始点となるルートドライバ15から、末端のメモリ16、フリップフロップ17、マクロセル18などの間に、クロックサブドライバと呼ばれるバッファセル41〜46を階層的に挿入している。これにより、各パス0iの負荷容量に応じて負荷バランスが取られ、クロックのタイミングのずれ(クロックスキュー)を削減することができる。
【0042】
この際、ツリー状に分解された全てのルートドライバ15(ソース)から末端のシンクまでの経路における、プロセスバラツキ感度の上流からの和を一定の範囲内に抑えることにより、ソースからシンクに至るパスにおける、プロセスバラツキによる遅延変動を最小化することができる。
【0043】
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態では、ソースからシンクに至るパスの配線抵抗に対する、ゲート抵抗の比率を、パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、算出した全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ抵抗を揃えることで、遅延の最適化を行う実施例について、詳細に説明する。尚、図中、第1の実施の形態と同一箇所には同一の符号を附し、詳細な説明を省略する。
【0044】
図7は、ソース0(ドライバセル15)からシンク1〜3(駆動されるセル16〜18)に至る信号経路(パス0−1,0−2,0−3)を有する回路を例示した図である。各パス0−1,0−2,0−3における、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を次式に示す。尚、Rwireは配線抵抗、Rgはゲート抵抗、lj(j=1,2,3,・・・6)は配線長である。
【0045】
【数17】
図8は、実際に数値を入れて算出した例を示している。図4(a)における、各パス0−1,0−2の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の算出結果を次式に示す。
【0046】
【数18】
これに対して、図8(b)は、クリティカルパス0−2’に関して、バッファ25及びバッファ26を挿入することで、遅延を改善した例を示している。
【0047】
更に、パス0−1とパス0−2’との分岐点以降、パス0−2’の配線幅Wを広くすることで、パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づける。同図(c)は、配線幅Wを広げる前の当該パスの配線21と隣接する配線22a,22bを例示しており、同図(d)は当該パスの配線21の配線幅Wを2倍に広げた後の配線構造を例示している。
【0048】
以上のように、パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づけるように改善した後の、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の算出結果を次式に示す。パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度がパス0−1の感度に近づいていることが分かる。
【0049】
【数19】
図9(a)は、図8(b)に示した例に対して、ドライバセル15をコピーしたドライバセル27を隣接配置することで、パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を更に低減する例を示している。
【0050】
また、更に、パス0−2’の配線全体(l0’〜l3〜l4 ’〜l4 ’’)について、配線ピッチを広く取ることで、パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づける。図9(b)〜(c)は、図8(c)〜(d)に示した例と同様に、配線幅Wを広げる前/後の配線構造を例示している。
【0051】
パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を、パス0−1の感度に近づけるように改善した後の、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の算出結果を次式に示す。パス0−2’の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が、パス0−1の感度に、更にいっそう近づいていることが分かる。
【0052】
【数20】
〔第3の実施の形態〕
次に、第1〜2の実施形態にて説明した、半導体回路装置の設計方法を適用した回路設計装置の実施の形態について説明する。
【0053】
図13は本実施形態に係る半導体回路装置の設計装置の概略構成を例示する図である。この設計装置は、CPU(Central Processing Unit)部70、入力部80、出力部85、記憶部90、表示部95などから構成されている。
【0054】
CPU(Central Processing Unit)部70は、算術演算部73と主記憶72とからなる処理部71a,71b・・・を複数有する、マルチプロセッサを備えている。入力部80は、カートリッジテープ(CMT)やフロッピーディスク装置(FD)などの磁気的あるいは光学的記録媒体用の入力装置81、キーボード82やポインティングデバイス83などから構成される。記憶部90はROM(Read Only Memory)91、RAM(Random Access Memory)92、HDD(Hard Disc Drive)93、出力部85はプリンタ装置86、表示部95はディスプレイ装置等で構成される。
【0055】
本半導体回路装置は、図10に例示するフローチャートの処理手順を記載した、半導体回路装置の設計プログラムを入力部80から入力し、記憶部90にインストールすることができる。そして、本半導体回路装置のCPU部70は、インストールされた設計プログラムに記載されている処理手順に従って、半導体回路装置の設計に関する一連の処理動作を行う。
【0056】
また、本半導体回路装置が半導体回路装置の設計処理を行う際には、ゲートレベルのネットリストや各種ライブラリ情報等を入力部80から入力する。ライブラリ情報は、セルやピンの大きさ/形状/配線層などを定義した幾何学的なライブラリ、ピンの容量や配線のシート抵抗・容量といったテクノロジーのライブラリ、各論理セルのゲートのオン抵抗や入出力等を記述したパフォーマンス・ライブラリなどである。
【0057】
図10は、本実施形態に係る半導体回路装置の設計方法に関する処理手順を例示するフローチャートである。
【0058】
はじめに、容量成分/配線抵抗に関するプロセスバラツキ感度の分散の基準値を設定する(Step01)。
【0059】
次に、設計の対象となる全てのネットについて処理をしたかどうか判定し、処理済みの場合には処理を終了する(Step02)。
【0060】
次に、対象となるネットの配線長を調べ(Step03)、対象となるネットの配線がグローバル配線かローカル配線かを判定する(Step04)。ローカル配線は配線長が例えば1mm未満の短い配線であり、グローバル配線は配線長が例えば1mm以上の長い配線である。図11に示しような半導体チップ50を例にすると、クロックルートドライバ51からクロックサブドライバ58に至る間はグローバル配線であり、クロックサブドライバ58から末端のフリップフロップ53に至る間はローカル配線である。
【0061】
Step04の判定の結果、グローバル配線である場合には、配線抵抗成分の変動による遅延時間への影響が大きいため、当該ネットの全てのパスについて抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を求める(Step11)。
【0062】
z 次に、求めた抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の平均と分散を求める(Step12)。
【0063】
そして、求めたプロセスバラツキ感度の分散が、予めStep01にて設定した基準値を超えるかどうか判定し、基準値を超えていなければ、Step02へ戻って次のネットの処理を行う(Step13)。
【0064】
逆に、プロセスバラツキ感度の分散が基準値を超えている場合には、次に、基準値を超えるプロセスバラツキ感度を持つパスに関して、平均から遠いパスから順に選択する(Step14)。
【0065】
そして、選択したパスについて、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の最適化を行う。この最適化処理には、以下の各ステップが含まれ、選択的に適宜実行される(Step15)。
【0066】
(1)抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくするために、対象となる信号経路にバッファセルを挿入する(Step16)。
【0067】
(2)抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくするために、対象経路の配線幅を太くする(Step17)。
【0068】
(3)抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくするために、ルートドライバをコピーして、信号経路を分ける(Step18)。
【0069】
選択したパスについて、以上の抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の最適化を行った後、再びStep13へ戻る。つまり、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の分散が基準値を下回るまで、Step13〜Step18の処理を繰り返す。
【0070】
一方、Step04の判定の結果、ローカル配線である場合には、容量負荷変動による遅延時間への影響が大きいため、当該ネットの全てのパスについて容量成分に関するプロセスバラツキ感度を求める(Step21)。
【0071】
次に、求めた容量成分に関するプロセスバラツキ感度の平均と分散を求める(Step22)。
【0072】
そして、求めた容量成分に関するプロセスバラツキ感度の分散が、予めStep01にて設定した基準値を超えるかどうか判定し、基準値を超えていなければ、Step02へ戻って次のネットの処理を行う(Step23)。
【0073】
逆に、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の分散が基準値を超えている場合には、次に、基準値を超えるプロセスバラツキ感度を持つパスに関して、平均から遠いパスから順に選択する(Step24)。
【0074】
そして、選択したパスについて、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の最適化を行う。このの最適化処理には、以下の各ステップが含まれ、選択的に適宜実行される(Step25)。
【0075】
(1)容量成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくするために、対象となる信号経路に隣接配線間隔を広くする(Step26)。
【0076】
(2)容量成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくするために、対象経路に上層の配線層を用いる(Step27)。ここで、「上層配線層」とは、図12に例示する5層構造の配線層の場合、基板20に近い第1層61や第2層62などの「下層配線層」に対して、基板から遠い第3層63〜第5層65の配線層である。一般に、基板20から遠い上層の配線層ほど対基板容量が小さくなるため、下層配線層に比べて配線容量自体を小さくすることができる。従って、上層配線層を用いることで、容量成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくすることができる。
【0077】
(3)容量成分に関するプロセスバラツキ感度を小さくするために、ルートドライバをコピーして、信号経路を分ける(Step28)。
【0078】
選択したパスについて、以上の容量成分に関するプロセスバラツキ感度の最適化を行った後、再びStep13へ戻る。つまり、容量成分に関するプロセスバラツキ感度の分散が基準値を下回るまで、Step13〜Step18の処理を繰り返す。
【0079】
以上の処理を、対象となる全てのネットに関して行うことで、容量成分/配線抵抗に関するプロセスバラツキ感度をネット毎に所定の基準値内に揃えることができ、因ってプロセスバラツキによって生じる伝播遅延変動の影響を抑制することができる半導体回路装置の設計が可能となる。
【0080】
以上、本発明について、詳細に説明したが、本発明は本実施例に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更を成し得るであろう。
【0081】
従って、本発明はこの開示から妥当な特許請求の範囲に係わる発明特定事項によってのみ限定されるものでなければならない。
【0082】
【発明の効果】
本発明の第1の特徴によれば、ソースからシンクに至る全てのパスにおける、容量成分に関するプロセスバラツキ感度を同程度とすることができ、ゲートや配線のプロセスバラツキによらず、各パスの伝播遅延変動を所定の範囲内にすることができる。特に、伝播遅延に対して容量負荷変動が支配的であるローカル配線では、容量成分に関するプロセスバラツキ感度を揃えることで、プロセスバラツキによる伝播遅延への影響を抑制することができる。
【0083】
また、第2の特徴によれば、ソースからシンクに至る全てのパスにおける、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を同程度とすることができ、ゲートや配線のプロセスバラツキによらず、各パスの伝播遅延変動を所定の範囲内にすることができる。特に、伝播遅延に対して配線抵抗成分の変動が支配的であるグローバル配線では、抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を揃えることで、プロセスバラツキによる伝播遅延への影響を抑制することができる。
【0084】
従って、プロセスバラツキによって生じる伝播遅延変動の影響を抑制することができる、半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】容量成分に関するプロセスバラツキ感度の定義例を説明するための、2端子ネットにインバータを直列に配置した回路を例示した図である。
【図2】容量成分に関するプロセスバラツキ感度の定義例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図である。
【図3】容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図であり、(a)は遅延改善前の回路、(b)はバッファ挿入による遅延改善を施した回路を例示している。
【図4】容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図である。(a)は遅延改善前の回路に数値を設定し、(b)はバッファ挿入による遅延改善を施した回路に数値を設定した例を示している。(c)は配線ピッチの拡大前の例、(d)は配線ピッチの拡大を行うことでプロセスバラツキ感度の最適化を施した例を示している。
【図5】容量成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図である。(a)はドライバセルをコピーして経路を分けることでプロセスバラツキ感度の最適化を施した回路の例を示している。(b)は配線ピッチの拡大前の例、(c)は配線ピッチの拡大を行うことでプロセスバラツキ感度の最適化を施した例を示している。
【図6】クロックツリーシンセシス(CTS)にて作成されたバッファツリーの例を示した図である。
【図7】抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の定義例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図である。
【図8】抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図である。(a)は遅延改善前の回路に数値を設定し、(b)はバッファ挿入による遅延改善を施した回路に数値を設定した例を示している。(c)は配線幅の拡大前の例、(d)は配線幅の拡大を行うことでプロセスバラツキ感度の最適化を施した例を示している。
【図9】抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度の算出例を説明するための、ソースからシンクに至る信号経路を有する回路を例示した図である。(a)はドライバセルをコピーして経路を分けることでプロセスバラツキ感度の最適化を施した回路の例を示している。(b)は配線幅の拡大前の例、(c)は配線幅の拡大を行うことでプロセスバラツキ感度の最適化を施した例を示している。
【図10】本実施形態に係る半導体回路装置の設計処理について、その処理手順を例示するフローチャートである。
【図11】グローバル配線とローカル配線について説明するための説明図である。
【図12】上層配線層と下層配線層について説明するための説明図である。
【図13】本実施形態に係る半導体回路装置の設計装置について、その構成を例示する概略構成図である。
【符号の説明】
10....経路、
11,15....ドライバセル、
12,16,17,18....駆動されるセル、
20....基板、
21....配線、
22a,22b....隣接する配線、
23a,23b....配線格子(グリッド)、
25,26....バッファセル、
30....グローバル配線、
31....ローカル配線、
41〜46....バッファセル(クロックサブドライバ)、
50....半導体チップ、
51.... クロックルートドライバ、
52.... クロックサブドライバ、
53.... フリップフロップ、
54....グローバル配線、
55....ローカル配線、
61....第1層、
62....第2層、
63....第3層、
64....第4層、
65....第5層、
70....CPU部、
71a,71b....処理部、
72....主記憶、
73....算術演算部、
80....入力部、
81....入力装置、
82....キーボード、
83....ポインティングデバイス、
85....出力部、
86....プリンタ装置、
90....記憶部、
91....ROM、
92....RAM、
93....HDD、
95....表示部
Claims (16)
- 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計方法であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、
前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて、隣接する配線との間隔を広げることで、配線容量負荷を調節して、当該パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計方法であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、
前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて、上層配線層の配線を用いることで、配線容量負荷を調節して、当該パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計方法であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、
前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて、ルートドライバとなるセルをコピーして経路を分けることで、配線容量負荷を調節して、当該パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 前記ネットにおける配線構造は、ローカル配線であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の半導体集積回路装置の設計方法。
- 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計方法であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線抵抗に対するゲート抵抗の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線抵抗負荷を調節し、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて、配線幅を広げることで、前記配線抵抗負荷を調節して、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる 信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計方法であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線抵抗に対するゲート抵抗の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線抵抗負荷を調節し、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて、バッファセルを挿入することで、前記配線抵抗負荷を調節して、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計方法であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線抵抗に対するゲート抵抗の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出し、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線抵抗負荷を調節し、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて、ルートドライバとなるセルをコピーして経路を分けることで、前記配線抵抗負荷を調節して、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計方法。 - 前記ネットにおける配線構造は、グローバル配線であることを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれかに記載の半導体集積回路装置の設計方法。
- 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計装置であって、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出する機能と、
前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線容量負荷を調節して、当該パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化する機能と、
前記ソースから前記シンクに至るパスの配線抵抗に対するゲート抵抗の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出する機能と、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線抵抗負荷を調節して、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化する機能とを有し、
前記ネットにおける配線構造がローカル配線である場合に、全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を算出し、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化し、
前記ネットにおける配線構造がグローバル配線である場合に、全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を算出し、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化することを特徴とする半導体集積回路装置の設計装置。 - 前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が前記基準値より高いパスについて、隣接する配線との間隔を広げることで、前記配線容量負荷を調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置の設計装置。
- 前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が前記基準値より高いパスについて、上層配線層の配線を用いることで、前記配線容量負荷を調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置の設計装置。
- 前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が前記基準値より高いパスについて、ルートドライバとなるセルをコピーして経路を分けることで、前記配線容量負荷を調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置の設計装置。
- 前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が前記基準値より高いパスについて、配線幅を広げることで、前記配線抵抗負荷を調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置の設計装置。
- 前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が前記基準値より高いパスについて、バッファセルを挿入することで、前記配線抵抗負荷を調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置の設計装置。
- 前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が前記基準値より高いパスについて、ルートドライバとなるセルをコピーして経路を分けることで、前記配線抵抗負荷を調節することを特徴とする請求項9に記載の半導体集積回路装置の設計装置。
- 同一ネット上のソースと呼ばれる信号入力端子からシンクと呼ばれる信号出力端子に至るまでのパスにおける伝播遅延を最適化する、半導体集積回路装置の設計プログラムであって、
前記ネットにおける配線長を求め、その配線構造を判定するステップと、
前記ネットにおける配線構造がローカル配線である場合に、前記ソースから前記シンクに至るパスの配線容量に対する、ゲート入力負荷容量の総和の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度として算出するステップと、
前記容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線容量負荷を調節して、当該パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの容量成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化するステップと、
前記ネットにおける配線構造がグローバル配線である場合に、前記ソースから前記シンクに至るパスの配線抵抗に対するゲート抵抗の比率を、対象とするソースからシンクに至るパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度として算出するステップと、
前記抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値より高いパスについて配線抵抗負荷を調節して、当該パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を低減し、算出した全てのパスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度が所定の基準値以下になるように、各パスの抵抗成分に関するプロセスバラツキ感度を最適化するステップとを有することを特徴とする半導体集積回路装置の設計プログラム。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002057227A JP3615191B2 (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | 半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラム |
| US10/378,731 US6904572B2 (en) | 2002-03-04 | 2003-03-03 | Method, apparatus and program for designing a semiconductor integrated circuit by adjusting loading of paths |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002057227A JP3615191B2 (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | 半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003258101A JP2003258101A (ja) | 2003-09-12 |
| JP3615191B2 true JP3615191B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=27800111
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002057227A Expired - Fee Related JP3615191B2 (ja) | 2002-03-04 | 2002-03-04 | 半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6904572B2 (ja) |
| JP (1) | JP3615191B2 (ja) |
Families Citing this family (26)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005031460A2 (en) * | 2003-09-24 | 2005-04-07 | Clear Shape Technologies, Inc. | Lithograph method and system with selective illumination of mask features separated in the frequency domain using different illumination schemes |
| JP4521640B2 (ja) * | 2003-11-06 | 2010-08-11 | カデンス・デザイン・システムズ・インコーポレーテッド | 集積回路製作におけるデルタ情報設計クロージャ |
| US7360191B2 (en) | 2003-11-06 | 2008-04-15 | Clear Shape Technologies, Inc. | Delta information design closure integrated circuit fabrication |
| US7526743B2 (en) * | 2004-07-23 | 2009-04-28 | International Business Machines Corporation | Method for routing data paths in a semiconductor chip with a plurality of layers |
| US7337415B2 (en) * | 2004-10-18 | 2008-02-26 | International Business Machines Corporation | Systematic yield in semiconductor manufacture |
| US7385988B2 (en) | 2005-02-28 | 2008-06-10 | Cisco Technology, Inc. | Method and apparatus for limiting VPNv4 prefixes per VPN in an inter-autonomous system environment |
| WO2006102027A1 (en) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Celik, Mustafa | Statistical delay and noise calculation considering cell and interconnect variations |
| US8225248B2 (en) | 2005-10-24 | 2012-07-17 | Cadence Design Systems, Inc. | Timing, noise, and power analysis of integrated circuits |
| US20070158835A1 (en) * | 2006-01-12 | 2007-07-12 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Method for designing interconnect for a new processing technology |
| CN101187958B (zh) * | 2006-11-20 | 2012-05-30 | 国际商业机器公司 | 生成集成电子电路的布图的方法和系统 |
| JP4320340B2 (ja) * | 2006-12-15 | 2009-08-26 | 川崎マイクロエレクトロニクス株式会社 | 半導体集積回路の設計方法、および、半導体集積回路 |
| WO2008114397A1 (ja) * | 2007-03-19 | 2008-09-25 | Fujitsu Microelectronics Limited | 半導体集積回路の設計方法およびその設計装置 |
| US7669161B2 (en) * | 2007-06-22 | 2010-02-23 | Synopsys, Inc. | Minimizing effects of interconnect variations in integrated circuit designs |
| US20090199143A1 (en) * | 2008-02-06 | 2009-08-06 | Mentor Graphics, Corp. | Clock tree synthesis graphical user interface |
| US9310831B2 (en) | 2008-02-06 | 2016-04-12 | Mentor Graphics Corporation | Multi-mode multi-corner clocktree synthesis |
| US20090217225A1 (en) * | 2008-02-22 | 2009-08-27 | Mentor Graphics, Corp. | Multi-mode multi-corner clocktree synthesis |
| US7979825B2 (en) * | 2008-03-31 | 2011-07-12 | International Business Machines Corporation | Method and system for the calculation of the sensitivities of an electrical parameter of an integrated circuit |
| US8255196B2 (en) * | 2008-08-25 | 2012-08-28 | Fujitsu Limited | Constructing a replica-based clock tree |
| JP5293488B2 (ja) * | 2009-08-05 | 2013-09-18 | 富士通セミコンダクター株式会社 | 設計支援プログラム、設計支援装置、および設計支援方法 |
| JP5512227B2 (ja) * | 2009-10-29 | 2014-06-04 | ルネサスエレクトロニクス株式会社 | タイミング解析装置、タイミング解析方法、及びタイミング解析プログラム |
| US8446748B2 (en) * | 2011-08-04 | 2013-05-21 | International Business Machines Corporation | Content addressable memories with wireline compensation |
| JP5244990B1 (ja) * | 2012-03-01 | 2013-07-24 | 株式会社東芝 | 不良検出装置 |
| US8726210B2 (en) | 2012-03-09 | 2014-05-13 | International Business Machines Corporation | Optimizing timing critical paths by modulating systemic process variation |
| US8762904B2 (en) * | 2012-03-28 | 2014-06-24 | Synopsys, Inc. | Optimizing logic synthesis for environmental insensitivity |
| US9584129B1 (en) * | 2014-06-20 | 2017-02-28 | Altera Corporation | Integrated circuit applications using partial reconfiguration |
| US10417375B2 (en) | 2017-08-29 | 2019-09-17 | International Business Machines Corporation | Time-driven placement and/or cloning of components for an integrated circuit |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5235521A (en) | 1990-03-30 | 1993-08-10 | International Business Machines Corporation | Reducing clock skew in large-scale integrated circuits |
| JPH10125788A (ja) | 1996-10-16 | 1998-05-15 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 論理回路最適化処理方法 |
| JP3052871B2 (ja) | 1997-01-31 | 2000-06-19 | 日本電気株式会社 | 半導体集積回路装置 |
| JP2001338006A (ja) * | 2000-05-24 | 2001-12-07 | Hitachi Ltd | 論理自動設計支援方法および装置 |
| JP2002117092A (ja) * | 2000-10-05 | 2002-04-19 | Fujitsu Ltd | 半導体集積回路装置の設計方法、及び設計装置 |
-
2002
- 2002-03-04 JP JP2002057227A patent/JP3615191B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2003
- 2003-03-03 US US10/378,731 patent/US6904572B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003258101A (ja) | 2003-09-12 |
| US20030167451A1 (en) | 2003-09-04 |
| US6904572B2 (en) | 2005-06-07 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP3615191B2 (ja) | 半導体集積回路装置の設計方法、設計装置、及び設計プログラム | |
| US8479141B1 (en) | Automation using spine routing | |
| US7487475B1 (en) | Systems, methods, and apparatus to perform statistical static timing analysis | |
| US7225423B2 (en) | Method for automated design of integrated circuits with targeted quality objectives using dynamically generated building blocks | |
| US6553338B1 (en) | Timing optimization in presence of interconnect delays | |
| US9754070B2 (en) | Path-based floorplan analysis | |
| US9928337B2 (en) | Integrated circuit and design method for same | |
| US8316339B2 (en) | Zone-based leakage power optimization | |
| KR20090077692A (ko) | 반도체 장치의 제조 방법, 반도체 장치의 제조 프로그램 및반도체 장치의 제조 시스템 | |
| WO2007133423A2 (en) | Analysis and optimization of manufacturing yield improvements | |
| US9378328B2 (en) | Modeling multi-patterning variability with statistical timing | |
| US5903471A (en) | Method for optimizing element sizes in a semiconductor device | |
| US20250217563A1 (en) | Standard cell characterization for internal conductive line of cell | |
| US6931610B1 (en) | Method for rapid estimation of wire delays and capacitances based on placement of cells | |
| Choy et al. | Incremental layout placement modification algorithms | |
| US8336013B2 (en) | Determining an order for visiting circuit blocks in a circuit design for fixing design requirement violations | |
| KR19980079812A (ko) | 회로 레이아웃에 포함된 회로 구조를 최적화하는 방법 | |
| US20040003363A1 (en) | Integrated circuit design and manufacture utilizing layers having a predetermined layout | |
| US8762915B1 (en) | System and method for integrated circuit die size reduction | |
| Jeong et al. | Synthesis and utilization of standard cells amenable to gear ratio of gate-metal pitches for improving pin accessibility | |
| US8549450B1 (en) | Methods and software for determining net bounds for placing and routing | |
| Koehl et al. | IBM's 50 million gate ASICs | |
| US9384309B2 (en) | Global timing modeling within a local context | |
| Reinhardt et al. | Automatic Layout Modification: Including design reuse of the Alpha CPU in 0.13 micron SOI technology | |
| Liu et al. | Clock Mesh Synthesis Methodology Based on Combinatorial Optimization |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040427 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040608 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040727 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041019 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041028 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071112 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081112 Year of fee payment: 4 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091112 Year of fee payment: 5 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101112 Year of fee payment: 6 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
