JP3615959B2 - ラベルチューブ嵌装装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明はボトルなどにラベルチューブを装着するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガラス、樹脂などのボトルに直接印刷し、あるいはラベルを貼るのに代わり、近年は、商標、商品名、模様などを印刷したラベルチューブを被せ、ヒートシュリンク等の方法によってボトルに固定する方法が一般に用いられている。あるいは、同様に商標、商品名、模様などを印刷したフィルムを糊等の接着剤によって固定する方法も用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ヒートシュリンクによる方法は、加熱炉を必要とし、ラインが長くなるだけでなく、仕上がりの微調整が要求される場合が多い。
また、断面形状が四角などの非円形であり、ボトルの形状とラベルチューブの印刷パターンの位置とが特定の関係にあることを要求される場合、ラベルチューブを被せてから熱処理を終了するまでの間、ラベルチューブの位置ずれを生じないようにボトルの取り扱いは細心の注意が必要となる。
さらに、従来は、ボトル断面に比して十分に余裕のあるラベルチューブを被せ、熱によるシュリンクによってボトルに固定する方法であったため、ラベルチューブの装着から加熱に至る間、ラベルチューブの厚みが不足すると、自重で折れ曲がりが生じるなどの問題があり、コスト削減に限界があった。
一方、接着剤を用いるものは、異種成分の混入によって再生、再利用の妨げとなるなどの問題があった。
本発明は、このような問題を持たないラベルチューブの装着作業を行うための装置を得ようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明のラベルチューブ嵌装装置は、ストレッチラベルチューブからなるラベルチューブを1枚ずつに切断しメインターレットに供給するラベルチューブ供給装置、供給されたラベルチューブを吸着保持して引き拡げるエアピース、引き拡げられた所定寸法のラベルチューブに下方より挿入される挿入ガイド、該挿入ガイドによって引き拡げられたラベルチューブに下方よりボトルを挿入し、その後下方へ退避させる駆動装置、該挿入されたボトルの所定位置に嵌装されたラベルチューブを保持する保持装置、および前記挿入ガイドとラベルチューブとの係合が外れるまで前記挿入ガイドを下方に退避させる挿入ガイド駆動装置からなり、前記エアピースは、上下一対の吸着腕を持ち、その下側の吸着腕がラベルチューブを前記挿入ガイド上に押圧固定するチューブ押えを兼ね、且つ上側の吸着腕がラベルチューブをボトル上の所定位置に押圧保持するチューブ押さえを兼ね、下方からのボトル挿入時、ラベルチューブはボトル径よりも若干狭く前記挿入ガイドにより引き拡げられており、ボトル挿入によってラベルチューブが動かないように、ラベルチューブを前記挿入ガイド上に前記下側の吸着腕で押圧保持し、且つ前記挿入ガイドの下方への退避時、嵌装したラベルチューブをボトル上の所定位置に前記上側の吸着腕で押圧保持するように構成されていることを特徴とする。
ボトル挿入時、上記ラベルチューブはボトル径よりも若干狭く上記挿入ガイドにより引き拡げられており、ボトル挿入によってラベルチューブが動かないように、ラベルチューブを上記挿入ガイド上に押圧固定するチューブ押えを配設するのがよい。この嵌装装置は、特に、力により可逆的に引き伸ばし可能ないわゆるストレッチフィルムをラベルチューブとして用いた場合に有利に使用出来、また、厚みの薄いヒートシュリンクフィルムのラベルチューブを使用する場合にも従来装置のような問題は生じない。
【0005】
上記の構成を、より具体的に説明すれば、
図1(a)を参照して、ラベルチューブ嵌装装置は、1対の挿入ガイド1を有し、この挿入ガイド1の間隔を狭めた状態でラベルチューブ2にこれに挿入する。次いで、図示しないアクチュエータあるいはカム駆動など、適宜の駆動装置により、挿入ガイド1を図の矢印の方向に、ボトル3の外径より若干狭い間隔になるように駆動することによってチューブ2を引き拡げる。
同図(b)を参照して、次いで、ボトル3が拡げられたラベルチューブ2中に挿入されるが、そのとき、ボトル3に押されてラベルチューブ2が挿入ガイド1と共にさらに押し拡げられる。このとき、ラベルチューブ2が押されて挿入ガイド1から外れることがないように、チューブ押え4がラベルチューブ2の下部を挿入ガイド1に固定する。これによって、ラベルチューブ2は下部が固定され、上部はボトルに嵌合することによって、しごくように引き伸ばされながら嵌合する。
同図(c)を参照して、ボトル3の挿入が完了し、ラベルチューブがボトルの所定位置に達したとき、別のチューブ押え5がラベルチューブを、好ましくはその上部でボトル上に押し止めて固定し、挿入ガイド1の退避時にチューブ位置がずれるのを防止する。
同図(d)を参照して、チューブ押え4は矢印のように後退し、挿入ガイド1との結合を解き、挿入ガイド1はラベルチューブ2との係合が外れるまで、下降する。この間、チューブ押え5はラベルチューブの位置を保持する。
【0006】
【発明の実施の形態】
上記の発明のラベルチューブ嵌装装置の全体構成としては、図2に見るように、ウェブ状に折り畳まれたラベルチューブを、1枚ずつに切断しメインターレットAに供給するラベルチューブ供給装置であるサッカーターレットB、供給されたラベルチューブをエアピースなどにより引き拡げ、挿入ガイドを挿入し、該挿入ガイドで引き伸ばして拡張した状態にする伸長部[(イ)→(ニ)]、該拡張した状態でボトルなどを挿入して上記挿入ガイドを引き抜くことにより、ラベルチューブが復元して収縮する力でボトルなどに嵌装する装着部[(ホ)→(チ)]、コンベヤ等の供給装置からボトルを取り入れる取入部およびラベルチューブ嵌装ボトルを送出する排出部からなるメインターレットA、ボトル供給装置である供給スターホイールCおよび排出装置である排出スターホイールDからなる。
【0007】
より具体的には、メインターレットAにおけるラベルチューブの嵌装は以下のように行われる。
図3(a)を参照して、伸長部において、サッカーターレットBから供給されたラベルチューブ11は、1対のエアピース12,13により吸着保持され、エアピースが矢印のように開くことにより、開かれる[(イ)→(ロ)]。ついで、挿入ガイド14が挿入され(ハ)、ボトル15を挿入するのに十分な大きさに押し拡げる(ニ)。
同図(b)(c)を参照して、上記のラベルチューブの伸長工程中にボトルテーブル16上に供給されたボトル15に対し、十分に拡げられたラベルチューブ中をパイロット17が矢印のように降下してボトル15の上部を固定し[(ホ)]、ボトルテーブル16によってボトル15は矢印のように上昇し、ラベルチューブ11中に挿入される[(ヘ)]。このとき、上側のエアピース12は矢印のように退避する。
次いで、ボトルの挿入が終ったとき、上側のエアピース12は矢印のように進んでラベルチューブ11を保持する一方、下側のエアピース13が矢印のように開いて挿入ガイド14を開放し[(ト)]、挿入ガイド14は下降してラベルチューブから離脱する[(チ)]。
同図(d)を参照して、ラベルチューブ11を嵌装したボトル15は、パイロット17で頭部を固定したまま下降し[(リ)]、次いでパイロットが上昇して一連の工程を修了する[(ヌ)]。ボトルは排出され、エアピース12,13に新しいラベルチューブが供給されて(イ)に戻る。
【0008】
上記の作動順中、拡げられたラベルチューブ11へのボトル15の進入は、ボトルの上昇によってでもよく、あるいはラベルチューブ11の下降によってでもよいことはいうまでもない。
また、(へ)の状態でのラベルチューブ11の開き径はボトル15の直径より狭く、ボトル15がラベルチューブおよびエアピースを押し拡げて進入するようにされているが、これは、ストレッチ量を過大にして非可逆的な延伸が生じることのないようにするだけでなく、ラベルチューブ11の上端側からボトルに嵌装するようにすれば、一種のしごき効果により、嵌装時にラベルチューブのたるみも引き延ばされ、しわなどが生じる恐れがないためである。しかし、条件により、ボトル直径よりも広くなるように条件設定することも可能である。
【0009】
【実施例】
図2に示すの装置において、サッカーターレットBのサッカー21は奇数側ラベルサッカー、22は偶数側ラベルサッカーであり、このように、エアピース12,13に供給するラベルチューブを1つおきにすることにより、メインターレットAの回転数をあげることが出来る。
このような構成に応じて、ウェブ状に折り畳まれて供給されるラベルチューブは、奇数側フィード23と偶数側フィード24を有し、25位置の図示しないラベルカッターによって1枚ずつに切断されて各サッカーに供給される。
それぞれのラベルサッカーは、ラベルチューブの受け取り位置での干渉を防止するため、奇数側サッカーは実線のように、偶数側サッカーは点線のように、それぞれ他方の軌道を避けて退避するように、カムによって駆動される。このようなサッカーを半径方向に移動可能とすることを利用して、ラベルチューブをエアピースに渡すとき、ラベルチューブ先端がエアピースに当り、エアチューブ間にラベルチューブを受け渡す作用が不確実になることがないように、サッカーを半径方向内側から外側に向かって駆動することによって、ラベルチューブをエアピース間に挿入することが出来る。
【0010】
図1においては、チューブ押え4,5は、それぞれ独立の機構として設けられているが、図2、図3においては、ラベルチューブ保持のためのエアピースが兼用する構造となっている。このため、エアピース12,13は、上側と下側がそれぞれ独立に開閉できるように構成されている。
図4を参照して、上側のエアピース12はメインターレット上に軸31によって枢着され、バネ32、32’によって互いに閉じる方向に付勢されている(同図aでは、片方のバネだけが示されている。)。エアピース12上に設けられた従動カムフォロワ34は、このバネ32により、従動カム33により、エアピース12の開閉を制御する。従動カム33は、バネ37によってメインカム35に押圧され、その進退によってエアピース12の開閉を制御する。36は従動カム33に設けられたカムフォロワである。
同図bで見るように、これと同じ駆動機構が下側のエアピース13にも設けられており、メインカム形状の違いにより、上側のエアピースと下側のエアピースは別々に開閉を制御され、前述のラベルチューブの引き開き、押え、開放の作用を果たす。
【0011】
図1(d)において、ラベル下端からボトル底までの距離lは、ボトルやラベルのデザインにより種々であり、自由に調節出来なければならない。この調節は、サッカーターレットとメインターレットの上下一の調節装置を設け、ボトルボトルテーブル16に対してサッカー、21,22、エアピース12,13の高さを調節することによって行われる。
また、要求される性能に応じて、サッカーターレットのラベルフィードは一つだけとすることが出来ることは云うまでもない。しかし、このときも、サッカーの動きによってラベルチューブをエアピース間に挿入する効果を有している。
【0012】
【発明の効果】
このラベルチューブの装着方法は、ヒートシュリンクかストレッチかをとわず、ラベルチューブの装着に広く利用できる。
そして、ストレッチラベルチューブの装着に利用すれば、加熱炉等の大型の設備を必要とせず、ボトルの内容物に熱を加える必要もないため、ボトル等の内容物の如何にかかわらず適用可能な装着方法となる。また、シュリンクラベルチューブを用いるときは、チューブ厚みが薄いものであっても確実に装着出来るので、ラベルチューブのコストダウンに寄与することが出来る。
この装着法を実現するための本発明のラベルチューブ嵌装装置は、上記のように簡単な構成で、ラベルチューブのボトルへの嵌装が自動化され、低コストを実現することが出来、実用的に優れた装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のチューブの嵌装方法の工程の説明図である。
【図2】本発明のラベルチューブ嵌装装置の全体構造の1例を示す概念図である。
【図3】上記本発明のラベルチューブ嵌装装置のチューブ嵌装時の各部の作動状況を示す説明図である。
【図4】上記本発明のラベルチューブ嵌装装置のエアピースの作動機構の説明図である。
【符号の説明】
1 挿入ガイド 2,11 ラベルチューブ
3,15 ボトル 4,5 チューブ押え
12,13 エアピース 14 挿入ガイド
16 ボトルテーブル 17 パイロット
21 奇数側ラベルサッカー 22 偶数側ラベルサッカー
23 奇数側フィード 24 偶数側フィード
25 ラベルカッター位置 31 軸
32,37 バネ 33 従動カム
34 従動カムフォロワ 35 メインカム
36 カムフォロワ 37 バネ
A メインターレット B サッカーターレット
C 供給スターホイール D スターホイール
Claims (5)
- ストレッチラベルチューブからなるラベルチューブを1枚ずつに切断しメインターレットに供給するラベルチューブ供給装置、供給されたラベルチューブを吸着保持して引き拡げるエアピース、引き拡げられた所定寸法のラベルチューブに下方より挿入される挿入ガイド、該挿入ガイドによって引き拡げられたラベルチューブに下方よりボトルを挿入し、その後下方へ退避させる駆動装置、該挿入されたボトルの所定位置に嵌装されたラベルチューブを保持する保持装置、および前記挿入ガイドとラベルチューブとの係合が外れるまで前記挿入ガイドを下方に退避させる挿入ガイド駆動装置からなり、
前記エアピースは、上下一対の吸着腕を持ち、その下側の吸着腕がラベルチューブを前記挿入ガイド上に押圧固定するチューブ押えを兼ね、且つ上側の吸着腕がラベルチューブをボトル上の所定位置に押圧保持するチューブ押さえを兼ね、
下方からのボトル挿入時、ラベルチューブはボトル径よりも若干狭く前記挿入ガイドにより引き拡げられており、ボトル挿入によってラベルチューブが動かないように、ラベルチューブを前記挿入ガイド上に前記下側の吸着腕で押圧保持し、且つ前記挿入ガイドの下方への退避時、嵌装したラベルチューブをボトル上の所定位置に前記上側の吸着腕で押圧保持するように構成されていることを特徴とするラベルチューブ嵌装装置。 - 前記ラベルチューブ供給装置は、サッカーターレット、該サッカーターレット上に、該サッカーターレットの半径方向に移動可能に設けられた複数のラベルサッカーを有し、ラベルチューブを前記エアピースに受け渡す位置において、その半径方向内側から外側に駆動されることを特徴とする請求項1のラベルチューブ嵌装装置。
- 前記ラベルチューブは、折り畳まれてウェブ状のロールとして供給され、前記サッカーターレットは複数のフィード位置を有し、前記複数のラベルサッカーがそれぞれ順に異なるフィード位置から前記ラベルチューブの供給を受けることを特徴とする請求項2のラベルチューブ嵌装装置。
- 前記複数のラベルサッカーは、他のラベルサッカーのチューブ受け取り位置で、その回転軌道から退避することを特徴とする請求項3のラベルチューブ嵌装装置。
- 前記サッカーターレットとメインターレットは、少なくとも一方は上下位置の調整装置を有し、それにより、ラベルチューブとボトルの嵌装位置を調節できることを特徴とする請求項1ないし請求項4の何れかのラベルチューブ嵌装装置。
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