JP3639909B2 - 鍼灸針 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、鍼灸針に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鍼治療は、鍼の先端がツボを刺激して身体のバランスを整える治療法であり、この鍼治療に鍼を針管に挿入して針管をガイドとして施療する針管付の鍼灸針が従来から多く使われており、この針管の端面をツボ位置の皮膚に押し付けて皮膚が凹んだ状態で鍼を刺入するものである。
【0003】
この鍼治療は刺激治療であり、練達した鍼灸師は治療に当たって気を集中させたり散らすことにより患部を治療し、さらに鍼により体調を整えるのであるが、この場合針管の端面を皮膚に当てて端面が皮膚を異常に刺激すると手技としての治療の勘を狂わせるおそれがあるから、針管の端面はできるだけ刺激を与えないように形成する必要があり、従来は旋盤により加工したりバレル研磨されていたものである。
【0004】
最近の針管付鍼灸針は、衛生上の問題とコストの面から針を透明なプラスチック製のチューブに収容してその両端を密封した包装チューブの両端密封部の近くに切目を入れておいて、使用時にこの切目から折って両端密封部を捨て、残りの直管部分を針管として使用するものが普及しており、この切れ目はチューブの外周から内周に近い位置まで軸心に対して直角に切り込まれていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の包装チューブを針管として使用する場合、切目から折った端面は軸心と直角となり、この端面を患者の皮膚に当てて施療する場合に、端面が皮膚と平行に接することは無く多少は傾斜して接することになるが、この時ガイドチューブ端面外周の直角な角が皮膚を刺激して治療を惑わせるといった問題があった。
【0006】
本発明は、このガイドチューブの端面が治療時に皮膚と接するときの異常な刺激を与えないようにして、正しい治療が行える鍼灸針を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するための本発明鍼灸針は、針をプラスチック製チューブに収容し、その両端を密封して包装するとともに、使用時に上記密封部を折り捨てて針管とするための切目を設けた鍼灸針において、上記切目を密封部近くのチューブの外周から密封端方向に傾斜して、チューブ肉厚の1/2から1/3の範囲を内周側に残して形成したものである。
【0008】
【作用】
本発明の針管の切目に続く折れ面は、平滑ではないがほぼガイドチューブの軸心と直交する平面となる。
従って形成される端面は外周側が傾斜面で内周側が平面となり、両面のなす角度は鈍角であり、また傾斜面と針管の外周面とのなす角度も鈍角となる。
【0009】
従って、この端面が皮膚に接するとき、針管がどのように傾いても皮膚に鈍角が接することとなり、90°以下の鋭角が接することはないから、異常な刺激を与えることは無くなるものである。
【0010】
【実施例】
以下この発明を例示図面を参照して詳細説明すると、図1は本発明鍼灸針の拡大平面図であり、図2は図1の両端密封部を折り捨て、包装用チューブのストレートな部分を使用時の針管として使用可能状態とした図であり、図3は図2の針管の端部拡大縦断面図である。
【0011】
図において、(1)は包装用チューブであり、内部に針(10)を収容し、両端を押し潰して密封部(2),(2)としてあり、この密封部(2),(2)に近い包装用チューブ(1)の外周から切目(3),(3)が入れてある。
【0012】
この切目(3),(3)は、外周から密封端方向に傾斜して肉厚の1/2強切り込まれていて、鍼灸針として使用するときにこの切目(3),(3)から折って密封部(2),(2)を捨て、図2に示す使用可能状態とするものであって、この状態では包装用チューブ(1)は針(10)より少し短い直管となり、治療時に針(10)の案内の役目を果たす針管(1a)となる。
【0013】
この針管(1a)の端面は、図3に示す如く外周側が切目(3)による円錐面(4)となり、内周側は折れ口で平滑ではないが針管(1a)の軸心に対して直角な平面(5)となり、円錐面(4)と平面(5)とのなす角(α)は鈍角となり、また円錐面(4)と針管(1a)の外周とのなす角(β)も鈍角となる。
【0014】
治療時にこの針管(1a)の端面が皮膚に当接するものであるが、このとき針管(1a)が皮膚に対して直角に当たることは無く、いくらかは傾いて当たるものであるから、角(α)や角(β)の角が皮膚に当たることとなるが、この角(α)と角(β)は鈍角であるため皮膚を強く刺激することはなく痛みとして感じる程のことはない。
【0015】
図4は切目(3)を肉厚を僅かに残す内径近くまで深く切り込んだ場合の悪い例の針管(1a)の端部拡大断面を示し、この場合は平面(5)は極く僅かしか残らないため、皮膚に当接する端部は尖った状態に近くなって、皮膚を強く刺激することになるため避けなければならない。
従って本発明では、切目(3)の切り込み深さを肉厚の1/2〜1/3に限定して、容易に折ることができ、しかも平面(5)が形成できるようにしたものである。
【0016】
図5は従来の切目を針管の軸心に対して直角に深く切り込んだ場合の端部拡大断面を示し、この場合端面は平面であるがこの端面を皮膚に当てる時いくらかは傾くから、端面と針管の外周とのなす直角な角が当たることとなり、異常な刺激を感じることになる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の鍼灸針によると、皮膚に当接する針管の端部に直角や鋭角な角が無くすべて鈍角に形成それているため、治療時に針管の端部が皮膚にどのような角度で押し付けられても接する角は鈍角であるため異常な刺激を感じることがなく、刺激に惑わされることなく正しい施療を行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明鍼灸針の拡大平面図である。
【図2】図1の鍼灸針の両端の密封部を折り捨てて使用状態とした拡大平面図である。
【図3】図2の針管の拡大端部縦断面図である。
【図4】悪い例を示した図3と同様の針管の拡大端部縦断面図である。
【図5】従来品の図3と同様の針管の拡大端部縦断面図である。
【符号の説明】
1 包装用チューブ
1a 針管
2 密封部
3 切目
4 円錐面
5 平面
α 平面と円錐面とのなす角
β 円錐面と針管外周とのなす角
Claims (1)
- 針をプラスチック製チューブに収容し、その両端を密封して包装するとともに、使用時に上記密封部を折り捨てて針管とするための切目を設けた鍼灸針において、上記切目を密封部近くのチューブの外周から密封端方向に傾斜して、チューブ肉厚の1/2から1/3の範囲を内周側に残して切目を全周に形成したことを特徴とする鍼灸針。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27984494A JP3639909B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 鍼灸針 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27984494A JP3639909B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 鍼灸針 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH08112331A JPH08112331A (ja) | 1996-05-07 |
| JP3639909B2 true JP3639909B2 (ja) | 2005-04-20 |
Family
ID=17616727
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP27984494A Expired - Fee Related JP3639909B2 (ja) | 1994-10-18 | 1994-10-18 | 鍼灸針 |
Country Status (1)
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| JP (1) | JP3639909B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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|---|---|---|---|---|
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1994
- 1994-10-18 JP JP27984494A patent/JP3639909B2/ja not_active Expired - Fee Related
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