JP3640529B2 - 冷凍機構の配設構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動製氷機等に搭載される冷凍機構の配設構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
製氷機構および冷凍機構を備える製氷ユニット部と、角氷等の氷塊を貯留する貯氷庫とを機構的に別体として独立分離し、必要な容量を有する貯氷庫と製氷ユニット部とを組合わせ、当該貯氷庫に製氷ユニット部を載置するようにしたスタットオンタイプの製氷機が知られている。この製氷機の前記製氷ユニット部は、例えば図8および図9に示すように、直方体形状に画成された筺体81の内部に、本体枠82に取付けられた仕切板83により製氷機構収納室84と冷凍機構収納室85とが画成され、この製氷機構収納室84に製氷機構86が収納配置されると共に、前記冷凍機構収納室85に圧縮機88,凝縮器89,ファンモータ90,制御ボックス91および電源トランス92等からなる冷凍機構87が収納配置されるようになっている。そして筺体81の側面パネル81aには、前記冷凍機構収納室85と対応する位置に外部空気の吸気口93が形成されると共に、背面パネル81bには排気口94が形成され、前記ファンモータ90の回転により吸気口93から吸引された外部空気は、凝縮器89に接触して熱交換をした後、温風として排気口94から外部に排出するよう構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで従来の冷凍機構87では、制御ボックス91および電源トランス92が冷凍機構収納室85の前面側に配設され、次いで圧縮機88およびファンモータ90,凝縮器89の順で後方側へ向かって配設され、該凝縮器89が最も奥側(筺体81の背面側)に配置されていた。このため、圧縮機88や凝縮器89およびファンモータ90の保守作業を筺体81の前面側から行なう際には、前面パネル81dを取外したうえで、前記制御ボックス91や電源トランス92等を避けながら作業を行なわなければならず、保守作業が煩雑で時間の掛かるものとなっていた。殊に凝縮器89やファンモータ90の交換作業では、これらの手前に前記制御ボックス91や電源トランス92および圧縮機88があるので、筺体81の前面側から取外すことは不可能である。また、前記仕切板83が本体枠82から着脱可能であったとしても、奥の方にある凝縮器89やファンモータ90等を製氷機構収納室84を介して取外すこともできない。このため、上面パネル81cを取外して上方から交換せざるを得ず、作業の簡易化および合理化を図り得ない欠点を内在していた。更に、前記製氷ユニット部80が上下に2段または3段積み形態に設置された製氷機では、例えば下側に位置する製氷ユニット部80の冷凍機構87に対する保守作業は、上段側の製氷ユニット部80の脱着作業(積降し,積上げ)を要することとなり、極めて面倒かつ労力を伴なうものであった。
【0004】
【発明の目的】
この発明は、前述した欠点に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、冷凍機構における凝縮器を冷凍機構収納室の前部側に斜めに配置することで、筺体の前面からの保守作業を簡単かつ容易に行ない得るよう構成した冷凍機構の配設構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を克服し、所期の目的を好適に達成するため本発明は、前面パネルを取外し可能とする筺体の内部に設置された仕切板により、該筺体の内部に製氷機構収納室と冷凍機構収納室とが区画形成され、この冷凍機構収納室に、凝縮器やファンモータ等から構成される冷凍機構を取付ける配設構造であって、
前記仕切板は、前記筺体から前記前面パネルを取外したもとで該筺体の前面側から着脱可能に構成され、
前記凝縮器は、前記仕切板と近接した側を該仕切板と筺体の前面との隅角部に近接位置させると共に、前記仕切板と反対の側を後方側へ所要量移動させることで、冷凍機構収納室の後方側へ向かうに従い仕切板から離間する所定の角度姿勢で該収納室内の前方側に配置され、
前記凝縮器の後側に画成された空間に、前記ファンモータを配置するよう構成したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る製氷機における冷凍機構の配設構造につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明する。
【0007】
図1は、本発明の好適実施例に係る冷凍機構の配設構造が実施されるスタックオンタイプの製氷機を一部破断して示す概略斜視図である。この製氷機10は、製氷機構12および冷凍機構13を備えた製氷ユニット部11と、この製氷機構12で製造された角氷等の氷塊を貯留する貯氷庫14とから構成されている。前記製氷ユニット部11と貯氷庫14とは、機構的に別体として組立てられるユニット体であり、該貯氷庫14の上面に製氷ユニット部11が載置された状態に取付けられる。また、貯氷庫14は容量の異なる複数タイプが準備され、必要な容量を有する貯氷庫14と製氷ユニット部11とを任意に組合わせ得るよう構成されている。なお説明の便宜上、貯氷庫14用の開閉扉15の設置側を製氷機の「前側」とする(図1参照)。
【0008】
前記製氷ユニット部11は、横長の直方体形状に成形された筺体20の内部において、本体枠21の左右略中間部に後述する仕切板22が着脱可能に設置され、この仕切板22により正面左側に製氷機構収納室23が画成され、正面右側に冷凍機構収納室24が画成される。製氷機構収納室23の上方には、2本の支持部材16,16が所定間隔離間して平行かつ水平に配設され、該支持部材16,16の下方に製氷機構12が懸吊支持されている。なお、製氷機構収納室23と前記貯氷庫14の内部とは、前記製氷機構12に下方所要位置に形成された開口部(図示せず)で連通しており、該製氷機構12で製造された氷塊は、この開口部を介して貯氷庫14内に落下放出するよう構成されている。また製氷機構12と仕切板22との間には、製氷ユニット11を段積みした際に、上段側のユニットから放出される氷塊を貯氷庫14へ落下させるための空間が画成されている。
【0009】
冷凍機構収納室24は、図1および図2に示すように、幅寸法に対して奥行(前後)寸法を適宜大きく設定した直方体形状に画成されてその底部に矩形状のベース板25が敷設固定される。そして、このベース板25の上面に冷凍機構13を構成する各種部品が載置され、前記製氷機構12に配設された蒸発管26に冷却した冷媒を供給するよう構成されている。そして前記ベース板25の上面を、略中央部を境界として前方設置部27と後方設置部28に便宜上分割すると、凝縮器30,ファンモータ31,制御ボックス32および電源トランス33等を前方設置部27に設置し、圧縮機34や圧力スイッチ35およびホットガス弁36を後方設置部28に配設するようになっている。そこで、本実施例に係る冷凍機構13を構成する各種部品の配設構造につき、各部品毎に具体的に説明する。
【0010】
前記凝縮器30は、本体右部が後方側へ所要量移動された状態で前方設置部27の対角線上に沿って固定され、該凝縮器30を覆蓋するカバー体37の左端面37aが冷凍機構収納室24の左前隅角部に近接位置し、右端面37bが該収納室24の右側略中央部に近接位置している。すなわち凝縮器30は、カバー体37の前面開口部38が冷凍機構収納室24の右前隅角部側を指向した状態でベース板25に取付けられている。このためベース板25の前方設置部27は、更に後方左側に画成された平面三角状の第1領域27aと、前方右側に画成された平面三角状の第2領域27bとに区画されている。この第1領域27aには、回転軸にファン40を取付けたファンモータ31が、該ファン40を前記カバー体37の後方開口部39に臨ませた状態で取付けられている。また前記第2領域27bには、正面右側に制御用電気部品を収納した制御ボックス32が設置され、該制御ボックス32の左側に電源トランス33が隣接して設置される。
【0011】
前記圧縮機34は、ベース板25の後方設置部28において、前記制御ボックス32に配設される制御用電気部品に接続される端子を備えたターミナル部41を、左側(仕切板22側)に指向させた状態で取付けられる。また、前記圧縮機34の左側に圧力スイッチ35が配設されると共に、該圧縮機34とファンモータ31との間にホットガス弁36が位置している。
【0012】
このように構成された本実施例の冷凍機構13では、筺体20の前面パネル20aを取外すと、制御ボックス32,電源トランス33および凝縮器30が製氷ユニット部11の前面部に臨んで位置しているので、前面から手を差込んで各部品32,33,30に容易に触り得るようになっている。また、ファンモータ31,圧縮機34,圧力スイッチ35およびホットガス弁36は、後述する仕切板22側に臨んで位置しているので、この仕切板22を本体枠21から取外すことにより、製氷機構収納室23側から手を差込んで各部品34,35,36に容易に触り得るようになっている。しかも前記凝縮器30が、本体左部を冷凍機構収納室24の左前隅角部に近接位置した状態で斜めに設置されているので、該冷凍機構収納室24の左側面が略全面的に開放され、製氷機構収納室23側から冷凍機構収納室24へ容易に手を差込み得るようになっている。
【0013】
また本実施例の冷凍機構13では、凝縮器30に付設される前記ファンモータ31として、吸込タイプのものが採用されている。そして筺体20においては、前面パネル20aにおいて冷凍機構収納室24の前面部に整合する位置に吸気口42が形成され、右側面パネル20bの後方側に第1排気口43が形成されると共に、背面パネル20cにおいて該冷凍機構収納室24の後面部に整合する位置に第2排気口44が形成されている。これにより、冷凍機構13の運転下に前記ファンモータ31が回転駆動した際には、外部空気が前記吸気口42から冷凍機構収納室24内に流入し、カバー体37の前面開口部38を介して凝縮器30側へ案内されて該凝縮器30と熱交換を行なった後に後面開口部39から流出し、その後に前記第1排気口43または第2排気口44から外部へ排出される。なお、第1排気口43または第2排気口44を開閉調整可能に構成すれば、両排出口43,44からの排出形態と、第1排気口43のみからの排出形態と、第2排気口44のみからの排出形態との何れかを適宜選択することが可能である。
【0014】
前記製氷機構収納室23と冷凍機構収納室24とを仕切る前記仕切板22は、製氷ユニット部11の後方側に位置して本体枠21に固定される短尺な後部仕切体50と、製氷ユニット部11の前方側に位置して本体枠21に対して前後方向へスライド移動し、かつ前面側からの着脱が可能な長尺な前部仕切体51とから構成されている。前記後部仕切体50は、図5に示すように、平面L字形に屈曲成形した矩形状の金属製遮蔽板52に所要厚の断熱材53を取付けて構成され、該金属製遮蔽板52の上端部および下端部を前記本体枠21にビス等(図示せず)で固定して垂直状態に配設される。なお、後部仕切体50の後端略中央部に切欠き54が形成され、前記製氷機構12と冷凍機構13とを連結するパイプ45が、この切欠き54を介して延在している(図1および図2参照)。
【0015】
また前記前部仕切体51は、図3〜図5に示すように、上端縁部55aと前端縁部55bとが屈曲状態に成形された樹脂製の第1遮蔽板55と、この第1遮蔽板55の内面に密着的に配設される金属製の第2遮蔽板56と、所要厚の断熱材57から構成されている。また第2遮蔽板56の下端近傍には、水平本体部58aの左端縁から垂直上方へ延出した左端縁部58bと該本体部58aの右端縁から垂直下方へ延出した右端縁部58cとが一体成形された支持部材58が、該左端縁部58bを介して取付固定されており、後述する下部レール68の案内支持部69aが摺接可能に係合する係合溝部66が形成されている。なお、支持部材58の水平本体部58aの下面(係合溝部66の上部)には、例えばABS樹脂等を材質とする所要厚の摺接部材59が設けられており、支持部材58と下部レール68との直接的な接触による板金塗装の剥がれを防止すると共に、スライド性の向上が図られている。
【0016】
前記本体枠21の上面に架設される上部レール60は、垂直本体部61aの上端縁から水平右方へ延出した上端縁部61bと該本体部61aの下端縁から水平左方へ延出した下端縁部61cとが一体成形された第1支持部材61と、水平本体部62aの左端縁から垂直上方へ延出した左端縁部62bと該本体部62aの右端縁から垂直下方へ延出した右端縁部62cとが一体成形された第2支持部材62とから構成されている。そして、第1支持部材61の本体部61aに第2支持部材62の左端縁部62bが接合され、これにより前記前部仕切体51の上端縁部67が摺接可能に係合する案内溝部63が形成される。このように形成された上部レール60は、前記第1支持部材61の上端縁部61bの前,後端を前記本体枠21にビス等(図示せず)で固定することで、筺体20の内部上方で前後方向へ水平に延在した状態に配設される。なお、第2支持部材62における水平本体部62aの前端部には、適宜角度で前上方へ延出する案内片64が一体成形されており、前部仕切体51の差込みを容易に行ない得るよう構成している。また、第1支持部材61と第2支持部材62との間には、断熱材65が配設されている。
【0017】
一方、前記本体枠21の下面に配設される下部レール68は、垂直本体部69の上端縁から水平右方へ延出する案内支持部69aと、該本体部69の下端縁から水平右方へ延出する固定支持部69bとが一体成形されている。このように形成された下部レール68は、前記固定支持部69bの前,後端を前記本体枠21にビス等(図示せず)で固定することで、筺体20の内部下方で前後方向へ水平に延在した状態に配設される。なお下部レール68の右側面には、冷凍機構収納室24の底面部に配設されて前記冷凍機構13を取付保持するベース板25を固定する台下29の左端縁部が密着するように配設される。
【0018】
このように構成された本実施例の前部仕切体51は、製氷ユニット部11の筺体20の前面側において、その上端縁部67の後方部を上部レール60の案内溝部63に整合させ、かつ係合溝部66の後方部を下部レール68の案内支持部69aに整合させた状態で後方へ押圧することにより、両レール60,68に沿って筺体20内に収納される。そして、本体枠21における前記上部レール60および下部レール68の前端部に隣接した位置に、上下に延在するブラケット70が垂直に配設されており、このブラケット70に前部仕切体51の前端縁部55bが当接するようになっている。また、ブラケット70と前端縁部55bの所定位置にビス孔71および挿通孔72が形成されており、互いに整合したこれら挿通孔72およびビス孔71との間にビス73を締付けることにより、前部仕切体51が本体枠21に固定される。なお、前部仕切体51が本体枠21に固定された状態では、図5に示すように、該前部仕切体51における第1遮蔽板55の後端部55cが後部仕切体50の遮蔽板52に重なり、両者55,52が密着した状態となり、案内溝部63と上端縁部67、係合溝部66と案内支持部69aとが夫々密着した状態となる。
【0019】
【実施例の作用】
次に、前述のように構成された本実施例の冷凍機構の配設構造の作用につき説明する。
【0020】
冷凍機構13を構成する各種部品は、製氷ユニット部11の冷凍機構収納室24に収納するに先立ち、ベース板25の設置部27,28に予め取付ける。すなわち、ベース板25の前方設置部27には、本体右部を後方側へ移動させた状態で凝縮器30およびカバー体37を取付固定し、該凝縮器30後方の第1領域27aにファンモータ31を取付けると共に、前方の第2領域27bに制御ボックス32および電源トランス33を取付ける。またベース板25の後方設置部28には、ターミナル部41を左側へ指向させた状態で圧縮機34を取付固定し、該圧縮機34の左側に圧力スイッチ35を取付けると共に、該圧縮機34とファンモータ31との間にホットガス弁36を配設する。そして、ベース板25単位でユニット化された冷凍機構13を、製氷ユニット部21における冷凍機構収納室24に収納し、該ベース板25を台下29に対してボルト等で固定する。なお製氷機構12は、製氷ユニット部21における製氷機構収納室23に収納し、前記支持部材16,16に懸吊支持する。
【0021】
また、仕切板22における後部仕切体50を、本体枠21の後方所定位置にビス等で取付固定する。次いで仕切板22における前部仕切体51を、製氷ユニット部21の前方側から本体枠21に取付ける。すなわち、前部仕切体51における上端縁部67の後方部を上部レール60の案内溝部63に整合させ、かつ該仕切体51における係合溝部66の後方部を下部レール68の案内支持部69aに整合させた状態で、前部仕切体51を後方側へ押圧して筺体20内に収納する。そして、互いに整合した前端縁部55bの挿通孔72と、ブラケット70のビス孔71との間にビス73を締付け、前部仕切体51を本体枠21に固定する。また本体枠21の前面,側面,背面および上面に各パネルを取付ける。このように組立てられた製氷ユニット部21を、別途組立てられた貯氷庫14の上方に組付固定することで、製氷機10が構成される。
【0022】
そして、本実施例の冷凍機構12を装備した製氷機10は、該冷凍機構12の運転下に回転駆動するファンモータ31により、前面パネル20aに形成した吸気口42から吸込んだ空気を、右側面パネル20bに形成した第1排気口43または背面パネル20cに形成した第2排気口44から選択的に排出するように構成されている。例えば、前記第1空気吹出口43を開放調整して第2排気口44を閉成調整すれば、製氷機10の右側面に排気スペースを確保するだけでよく、図6に示すように、左側面および背面を後壁4および左側壁6に略密着させた状態で設置することが可能となる。また、前記第1空気吹出口43を閉成調整して第2排気口44を開放調整すれば、製氷機10の背面に排気スペースを確保するだけでよく、図7に示すように、左側面および右側面を左,右側壁6,5に略密着させた状態で設置することが可能となる。
【0023】
そして、本実施例に係る冷凍機構の配設構造では、冷凍機構13に対する修理,点検等のメンテナンス作業は、筺体20の前面パネル20aおよび前部仕切体51を本体枠21から取外して行われる。すなわち、前面パネル20aを取外せば冷凍機構収納室24の前面側が開放され、ベース板25の前方設置部27に取付けられた凝縮器30や制御ボックス32および電源トランス33等に容易に触ることができるから、これら各機器30,32,33に対するメンテナンス作業を容易に行うことができる。また、凝縮器30の本体左部が冷凍機構収納室24の左前隅角部に近接して位置しているので、前部仕切体51を取外せば該冷凍機構収納室24の左側面(製氷機構収納室23側)が略全面的に開放され、製氷機構収納室23を介してベース板25の後方設置部28に取付けられた圧縮機34や、凝縮器30の後方に取付けられたファンモータ31等に容易に触ることができるようになり、これら各機構34,31に対するメンテナンス作業を容易に行なうことが可能となる。また、前記各部品30,32,33,31,34の交換も、製氷ユニット部11の前面側から容易に行ない得る。
【0024】
従って、本実施例の冷凍機構の配設構造を実施した製氷機10では、図6および図7に示したように、該製氷機10の右方に右側壁5が近接位置していたとしても、冷凍機構13に対するメンテナンス作業は製氷ユニット部11の前面側から容易に行なうことができ、製氷機10自体を前方へ引出したり上面パネル等を取外す等の煩雑な作業を一切要しない。このため、例えば前記製氷ユニット部11を2段または3段積み形態とした製氷機においても、各製氷ユニット部11の冷凍機構13に対するメンテナンス作業に際し、上段側の製氷ユニット部11の脱着作業を一切必要としない。
【0025】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明に係る冷凍機構の配設構造によれば、冷凍機構における凝縮器を、仕切板と近接した側を冷凍機構収納室の前方隅角部に近接位置させると共に、仕切板と反対の側を後方側へ所要量移動させた所定の角度姿勢で該収納室内の前方側に取付固定し、この凝縮器の後側にファンモータ等を配設するよう構成した。これにより、筺体から前面パネルを取外したもとで仕切板を取外せば、筺体の前面側から手を差込んで凝縮器の後側に位置する各部品に容易に触れることができるから、これらの部品の修理や交換等のメンテナンス作業を該筺体の前側から行なうことが可能となる。従って、製氷機を設置位置から移動させたり、筺体の上面パネル等を取外したり、更には製氷ユニット部全体を取外したりする必要がなくなり、メンテナンス作業の簡易化および合理化を図り得る利点がある。また凝縮器を傾斜配置することで、前側に画成された余剰空間に制御ボックスや電源トランスを配置することができ、冷凍機構収納室のスペースを有効に使用し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る冷凍機構の配設構造が実施された製氷機を一部破断した状態で示す概略斜視図である。
【図2】 冷凍機構の配設構造を好適に示す冷凍機構収納室の横断平面図である。
【図3】 製氷機構収納室と冷凍機構収納室とを仕切る仕切板の取付形態を一部破断して示す概略斜視図である。
【図4】 図3に示す仕切板の縦断正面図である。
【図5】 図3に示す仕切板を一部破断して示す平面図である。
【図6】 冷凍機構に対する外部空気の吸・排気形態を前提とした製氷機の設置態様を示す説明図である。
【図7】 冷凍機構に対する外部空気の吸・排気形態を前提とした製氷機の別の設置態様を示す説明図である。
【図8】 従来実施に係る冷凍機構の配設構造を実施した製氷機を一部破断した状態で示す平面図である。
【図9】 図8に示した冷凍機構の配設構造を実施した製氷機を一部破断した状態で示す正面図である。
【符号の説明】
13 冷凍機構,20 筺体,22 仕切板,23 製氷機構収納室,
24 冷凍機構収納室,30 凝縮器,31 ファンモータ,
32 制御ボックス,33 電源トランス
Claims (2)
- 前面パネル (20a) を取外し可能とする筺体(20)の内部に設置された仕切板(22)により、該筺体(20)の内部に製氷機構収納室(23)と冷凍機構収納室(24)とが区画形成され、この冷凍機構収納室(24)に、凝縮器(30)やファンモータ(31)等から構成される冷凍機構(13)を取付ける配設構造であって、
前記仕切板 (22) は、前記筺体 (20) から前記前面パネル (20a) を取外したもとで該筺体 (20) の前面側から着脱可能に構成され、
前記凝縮器(30)は、前記仕切板(22)と近接した側を該仕切板(22)と筺体(20)の前面との隅角部に近接位置させると共に、前記仕切板(22)と反対の側を後方側へ所要量移動させることで、冷凍機構収納室(24)の後方側へ向かうに従い仕切板(22)から離間する所定の角度姿勢で該収納室(24)内の前方側に配置され、
前記凝縮器(30)の後側に画成された空間に、前記ファンモータ(31)を配置するよう構成した
ことを特徴とする冷凍機構の配設構造。 - 前記凝縮器(30)の前側に画成された空間に、制御ボックス(32)および電源トランス(33)を配置した請求項1記載の冷凍機構の配設構造。
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1998
- 1998-06-02 JP JP15312998A patent/JP3640529B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11344281A (ja) | 1999-12-14 |
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