JP3642016B2 - シロッコファンおよびそれを備えた加湿ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシロッコファンおよびそれを備えた加湿ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、シロッコファンとしては、図4に示すように、スクロール42と、このスクロール42内に収容され、ファンモータ44の回転軸47に固定された羽根車43とを備えたものがある。そのファンモータ44の駆動により羽根車43が回転すると、羽根車上方の吸込み通路405を矢印A方向に流れてきた空気は、矢印B,Cに示すように、ベルマウス49の吸込口50から下方に吸い込まれた後、矢印Dに示すように、スクロール42の吹出口45から外部に排出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のシロッコファンでは、図4中の小円内を拡大図示する大円内に示すように、スクロール42の羽根車43側の端面42aと羽根車43の底部43aとの間に隙間があるため、羽根車43の吹出し空気の一部がその隙間に巻き込まれて、矢印Tで示すような空気流が生じてしまう。その結果、風量が減少し、騒音が大きくなり、サージングが起こり易くなるという問題があった。
【0004】
そこで、本発明の課題は、騒音を低減できて、サージングが起こりにくいシロッコファンおよびそれを備えた加湿ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明のシロッコファンは、スクロールと、このスクロール内に収容された羽根車とを備えたシロッコファンにおいて、上記スクロールの吹出口側の部分に位置するように、上記スクロールの上記羽根車側の端面にじゃま板が立設されていて、上記じゃま板の全部が、上記吹出口に対向する上記羽根車の部分にわたって上記羽根車(3)の底部(3a)の周縁に近接して沿うように円弧状に延びていることを特徴としている。
【0006】
上記請求項1の発明のシロッコファンによれば、上記スクロールの吹出口側の部分に位置するように、スクロールの羽根車側の端面に円弧状のじゃま板を立設しているから、羽根車の吹出し空気はスクロールと羽根車との間に巻き込まれず、スムーズに流れてスクロールの吹出口を介して排出される。したがって、上記羽根車の吹出し空気流が乱れず、風量が増大する。
【0007】
また、上記羽根車の吹出し空気はスクロールと羽根車との間に巻き込まれずにスムーズに流れるから、騒音を低減することができると共に、サージングの発生率を低減できる。
【0008】
また、請求項2の発明のシロッコファンは、請求項1のシロッコファンにおいて、上記じゃま板は、略90度の角度範囲に渡って湾曲していることを特徴としている。
【0009】
上記請求項2の発明のシロッコファンによれば、上記じゃま板は略90度の角度範囲に渡って湾曲して、スクロールの吹出口側の部分に位置しているから、羽根車の吹出し空気がスクロールと羽根車との間に巻き込まれるのを確実に阻止できる。
【0010】
また、請求項3の発明のシロッコファンは、加湿ロータと、この加湿ロータを経由する吸湿通路と、この吸湿通路に設けた吸湿側送風ユニットと、上記加湿ロータを経由する加湿通路と、この加湿通路に設けた加湿側送風ユニットと、上記加湿通路の空気を加熱する加熱手段とを備えた加湿ユニットであって、請求項1または2のシロッコファンを吸湿側送風ユニットとして用いたことを特徴としている。
【0011】
上記請求項3の発明の加湿ユニットによれば、上記シロッコファンを吸湿側送風ユニットとして用いているから、吸湿通路の空気流量が変動しにくく、加湿ロータが吸湿通路の空気から安定かつ確実に吸湿することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のシロッコファンおよびそれを備えた加湿ユニットを図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0013】
図1に、本発明の実施の一形態のシロッコファンを備えた加湿ユニットの分解斜視図を示す。この加湿ユニットは、図1に示すように、本体フレーム101と、この本体フレーム101の軸部103に回転自在に嵌合する加湿ロータ102と、加湿ロータ102を経由する加湿通路104,吸湿通路105とを備えている。上記加湿通路104には加湿側送風ユニット106を設置し、吸湿通路105には吸湿側送風ユニットであるシロッコファン1を設置している。また、上記加湿通路104を流れる空気は加熱手段としてのヒータ108で加熱される。なお、107は、本体フレーム101の上部に取り付けられる上蓋である。
【0014】
図2に、上記加湿ユニットを上方から見た図である。図3は図2のIII−III線断面図である。図2では、ベルマウス9上に取り付ける流路カバー11の図示を省略している。また、図3では、小円で囲んだ要部を拡大して大円内に図示している。
【0015】
上記シロッコファン1は、図3に示すように、スクロール2と、このスクロール2に収容され、ファンモータ4の回転軸7に固定された羽根車3とを備えている。この羽根車3の周縁部には、周方向に所定の間隔を隔てて複数の羽根8を設けている。そして、上記羽根車3の上方には、吸込口10を有するベルマウス9を配置している。また、上記スクロール2は、ベルマウス9の吸込口10から吸込んだ空気を外部に排出するための吹出口を有していて、スクロール2の羽根車3側の端面2aにはじゃま板としての整流リブ6を立設している。上記整流リブ6は、図2に示すように、スクロール2の吹出口5側の部分に位置するように形成されている。また、上記整流リブ6の全部は、羽根車3の周縁に沿うように円弧状に延びていて、略90度の角度範囲に渡って湾曲している。
【0016】
上記構成のシロッコファン1によれば、ファンモータ4が駆動して羽根車3が回転すると、吸湿通路105をA方向に流れてきた空気が、ベルマウス9の吸込口10から矢印B,C,E,F方向に吸い込まれ後、スクロール2の吹出口から矢印D方向に排出される。このとき、上記スクロール2の羽根車3側の端面2aに整流リブ6を立設しているから、羽根車3の吹出し空気はスクロール2の羽根車3側の端面2aと羽根車3の底部3aとの間に巻き込まれず、図3中の矢印Sに示すようにスームズに流れて、スクロール2の吹出口から外部に排出される。その結果、上記羽根車3の吹出し空気流が乱れず、吸湿通路105の風量が増大する。
【0017】
また、上記羽根車3の吹出し空気は矢印Sに示すようにスームズに流れるから、騒音を低減することができて、しかも、サージングが起こりにくく、いわゆるサージング耐力が向上する。
【0018】
また、上記整流リブ6をスクロール2の端面2aに立設しているから、例えば吹出口から入ってきた水がファンモータ4に接触するの防止できる。
【0019】
また、上記じゃま板は略90度の角度範囲に渡って湾曲して、スクロール2の吹出口5側の部分に位置しているから、羽根車3の吹出し空気がスクロール2と羽根車3との間に巻き込まれるのを確実に阻止できる。
【0020】
また、上記加湿ユニットにおいて、シロッコファン1を吸湿側送風ユニットとして用いているから、吸湿通路105の空気流量が変動しにくく、加湿ロータ102が吸湿通路105の空気から安定かつ確実に吸湿することができる。
【0021】
【発明の効果】
以上より明らかなように、請求項1の発明のシロッコファンは、スクロールの吹出口側の部分に位置するように、スクロールの羽根車側の端面に円弧状のじゃま板を立設しているから、羽根車の吹出し空気はスクロールと羽根車との間に巻き込まれず、風量を増大させることができる。
【0022】
また、上記羽根車の吹出し空気はスクロールと羽根車との間に巻き込まれずにスムーズに流れるから、騒音を低減することができると共に、サージングの発生率を低減できる。
【0023】
請求項2の発明のシロッコファンは、上記じゃま板は略90度の角度範囲に渡って湾曲して、スクロールの吹出口側の部分に位置しているから、羽根車の吹出し空気がスクロールと羽根車との間に巻き込まれるのを確実に阻止できる。
【0024】
請求項3の発明の加湿ユニットは、上記請求項1または2のシロッコファンを吸湿側送風ユニットとして用いているから、吸湿通路の空気流量が変動しにくく、加湿ロータが吸湿通路の空気から安定かつ確実に吸湿できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の一形態のシロッコファンを備えた加湿ユニットの分解斜視図である。
【図2】 図2は上記加湿ユニットの上面図である。
【図3】 図3は図2のIII−III線断面図である。
【図4】 図4は従来のシロッコファンの断面図である。
【符号の説明】
1 シロッコファン
2 スクロール
2a 端面
3 羽根車
3a 底部
5 吹出口
6 整流リブ

Claims (3)

  1. スクロール(2)と、このスクロール(2)内に収容された羽根車(3)とを備えたシロッコファンにおいて、
    上記スクロール(2)の吹出口(5)側の部分に位置するように、上記スクロール(2)の上記羽根車(3)側の端面(2a)にじゃま板(6)が立設されていて、上記じゃま板(6)の全部が、上記吹出口(5)に対向する上記羽根車(3)の部分にわたって上記羽根車(3)の底部(3a)の周縁に近接して沿うように円弧状に延びていることを特徴とするシロッコファン。
  2. 請求項1に記載のシロッコファンにおいて、
    上記じゃま板(6)が略90度の角度範囲に渡って湾曲していることを特徴とするシロッコファン。
  3. 加湿ロータ(102)と、この加湿ロータ(102)を経由する吸湿通路(105)と、この吸湿通路(105)に設けた吸湿側送風ユニットと、上記加湿ロータ(102)を経由する加湿通路(104)と、この加湿通路(104)に設けた加湿側送風ユニット(106)と、上記加湿通路(104)の空気を加熱する加熱手段(108)とを備えた加湿ユニットであって、
    請求項1または2に記載のシロッコファン(1)を吸湿側送風ユニットとして用いたことを特徴とする加湿ユニット。
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