JP3668032B2 - インクジェットプリンタヘッド - Google Patents

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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクを吐出して印刷するインクジェットプリンタに用いられるヘッドであって、特に小型で優れた階調性を有するインクジェットプリンタヘッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、画像および文字情報のデジタル処理化の普及に伴い、かかる情報を出力する装置として、低ランニングコストでカラー画像が容易に得られるインクジェット方式のプリンタが注目されている。
【0003】
このようなインクジェット方式の印刷に用いられるヘッドには、加圧室内に備えるヒーターでもってインクを加熱、沸騰させて気泡を発生させることにより加圧室内の圧力を高め、インクを吐出させるサーマルジェット方式と、加圧室を構成する壁面を圧電/電歪効果によって直接的又は間接的に屈曲変位させることで加圧室内の圧力を高め、インクを吐出させる圧電方式が知られている。
【0004】
このうち圧電方式のヘッドは、耐久性及び応答性に優れており、また、インクを直接加熱しないため、その種類が限定されないことから、幅広く利用されている。
【0005】
このような圧電方式のヘッドとしては、図4に示すような複数の隔壁23を等間隔に並設してなり、上記隔壁23間を加圧室24としてなる凹部材22と、上記隔壁23の頂部に接合され、各加圧室24を覆う薄肉の振動板26とで加圧部材25を構成し、上記振動板26上の各加圧室24と対向する位置に、圧電素子27を下部電極28と上部電極29とで挟持してなる圧電アクチュエータ30を搭載してなり、この圧電アクチュエータ30を駆動させて加圧室24の壁部をなす振動板26を屈曲変位させることによって加圧室24内の圧力を変化させ、加圧室24の底面に穿孔されたインク噴出孔31よりインクを吐出させるようにしたベンドモード型のヘッド21(特開平6−40030号公報、特開平6−218929号公報参照)や、図5に示すような圧電セラミックスからなる複数の隔壁43を等間隔に並設してなり、上記隔壁43間を加圧室44としてなる凹部材42と、上記隔壁43の頂部に接合され、各加圧室44を覆う天板46とで加圧部材45を構成し、上記加圧室44の一方端側には各加圧室44と連通するインク噴出孔47を有するノズル板48を備えるとともに、上記各隔壁43の両側面にはその長手方向に沿って駆動用電極49を備え、この両側面に形成された駆動用電極49間に通電することで圧電セラミックスの剪断モード変形を利用して隔壁43を屈曲変位させ、加圧室44内の圧力を変化させることにより、インクをインク噴出孔47より吐出させるようにした剪断モード型のヘッド41(特開平9−164672号公報参照)が提案されている。なお、50は加圧室44の他方端側にインクを供給するためのインク導入孔である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示すベンドモード型のヘッド21では、可撓部を構成する振動板26及び圧電アクチュエータ30の厚みが厚く剛性が高いため、振動板26の変位幅が小さく、その結果、インク噴出孔31より吐出させることができるインク容量の幅が狭いために、画像の階調性が悪いといった課題があった。
【0007】
一方、図5に示す剪断モード型のヘッド41では、隔壁43を変位させる構造であることから、1つの加圧室44内の圧力を高めるために隔壁43を屈曲変位させると、両隣の加圧室44内の圧力は減圧する方向に働くため、ヘッド41に形成された全ての加圧室44と連通するインク噴出孔47から同時にインクを吐出させることができず、その結果、所定の画像を印刷するのに要する時間が長くなるといった課題があり、逆に、一度に吐出させることができるインク噴出孔47の数を増やそうとするとヘッド41が大型化され、省スペース化に対応することができないといった課題があった。
【0008】
【発明の目的】
本発明の目的は、ベンドモ−ド型のヘッドと剪断モ−ド型のヘッドの利点を合わせ持った小型で優れた階調性を有するインクジェットプリンタヘッドを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は上記課題に鑑み、複数の加圧室を列設してなり、各加圧室を仕切る壁を隔壁としてなる加圧部材を有し、上記隔壁以外の各加圧室を構成する壁部の一部を振動板となし、該振動板と上記隔壁を一体化して圧電セラミックスにより形成するとともに、上記振動板の加圧室内側の表面にはその長手方向に沿ってそれぞれ共通電極を設け、かつ加圧室外側の表面にはその長手方向に沿ってそれぞれ独立した2つの駆動用電極を設けてインクジェットプリンタヘッドを構成し、上記駆動用電極と共通電極との間に電圧を印加することによりインクを吐出するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本発明によれば、加圧部材の隔壁を除く加圧室を構成する壁部の一部を振動板となし、この振動板を圧電セラミックスにより形成するとともに、その加圧室内側の表面に共通電極を、加圧室外側の表面に駆動用電極をそれそれ設けて圧電アクチュエータとなし、該圧電アクチュエータを駆動させて加圧室を構成する壁部を直接屈曲変位させるようにしたことから、ベンドモード型のヘッドと同様にヘッドに形成された全ての加圧室に連通するインク噴出孔よりインクを同時に吐出させることができるため、ヘッドを小型化できるとともに、印刷時間を短縮することができる。しかも、ベンドモード型のヘッドと比較して可撓部を構成する共通電極、振動板、及び駆動用電極の厚みを薄くできるため、振動板を瞬間的に屈曲変位させることができる変位幅を大きくすることができる。
【0011】
さらに、本発明によれば、振動板の加圧室外側の表面に、その長手方向に沿って独立した2つの駆動用電極を設けたことから、共通電極と一方の駆動用電極に電圧を印加することで振動板を凸に屈曲変位させることができ、また、共通電極と他方の駆動用電極に極性の異なる電圧を印加することで振動板を凹に屈曲変位させることができるため、振動板の変位幅を細かく調整することができ、濃淡のある階調性に優れた印刷を実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について説明する。
【0013】
図1は本発明のインクジェットプリンタヘッドの一例を示す一部を破断した斜視図で、平行に整列する複数の隔壁3を有し、各隔壁3間を加圧室4としてなる圧電セラミックスよりなる凹部材2と、この凹部材2の各隔壁3の頂部に接合され、各加圧室4と連通するインク噴出孔7を備えた導電性を有するノズル板8とで加圧部材5を構成してなり、上記加圧室4の底面をなす壁部を振動板6となし、該振動板6の加圧室4側の表面及び隔壁3の側面には、その長手方向に沿ってそれぞれ共通電極9を形成するとともに、加圧室4と反対側の各加圧室4と対応する表面には、その長手方向に沿ってそれぞれ独立した2つの駆動用電極10a,10bを形成してあり、上記共通電極9、振動板5及び2つの駆動電極10a,10bとで圧電アクチュエータ11を構成してある。
【0014】
加圧部材2を形成する隔壁3の寸法としては、幅を50〜80μm 、長を1.2〜3.6mm、深さを60〜150μmとすれば良く、この隔壁3を、127〜169.3μmのピッチで45〜60個立設することにより、150〜200dpiのヘッド1とすることができる。
【0015】
なお、振動板6には各加圧室4へインクを供給するためのインク導入孔(不図示)を穿設してあり、各加圧室4側に形成された共通電極9は、導電性を有するノズル板8を介してグランドへアースするとともに(不図示)、各加圧室4と対向する2つの駆動用電極10a,10bへは不図示の駆動回路よりそれぞれ異なる極性の電圧を加えるようにしてある。さらに、振動板6は予め矢印の方向に分極処理を施してある。
【0016】
かくして、本発明のヘッド1は、可撓部を構成する共通電極9、振動板6、及び駆動用電極10a,10bの厚みを薄くできるため、図4に示す従来のベンドモード型のヘッド21と比較して、加圧室4を構成する壁部(振動板6)を瞬間的に屈曲変位させることができる変位幅を大きくすることができる。
【0017】
そして、このヘッド1を駆動させるには、例えば、図2(a) に示す状態から駆動用電極10aに正極の電圧Vを加えると、図2(b) に示すように、剪断モード変形を起こして振動板6が凸に湾曲するため、加圧室4内が減圧される結果、インク導入孔(不図示)から加圧室4内へインクを導入することができ、次に、駆動用電極10aへの通電を遮断すると、図2(c) に示すように、振動板6は弾性回復して加圧室4内の圧力を高めるため、インク噴出孔7よりインクを吐出させることができる。
【0018】
従って、この図2(a)〜(c)の動作を繰り返すことによって、文字や画像を印刷することができるが、本発明によれば、図2(c)に示す状態からさらに駆動用電極10bに負極の電圧Vを加えることで、図2(d)に示すように、振動板6が剪断モード変形を起こして凹に湾曲させることができるため、加圧室4内をさらに加圧し、インク噴出孔7より別途インクを吐出させ、図2(c)の状態より吐出したインクと合わさって、容量の大きなインクを吐出させることができる、というように、図2(a)〜(c)の動作と、図2(a)〜(d)の動作を組み合わせることで、インク噴出孔7より吐出させるインク容量の幅を細かに調整することができ、各駆動用電極10a,10bへ通電する電圧値をそれぞれ調整して振動板6の変位量を制御すれば、インク噴出孔7より吐出させるインク容量の幅をより一層細かに調整することができるため、優れた階調性を実現することができる。
【0019】
しかも、本発明によれば、隔壁3以外の加圧室4を構成する壁部を屈曲変位させるようにしたことから、図4に示す従来のベンドモード型のヘッド21と同様に、ヘッド1に形成された全ての加圧室4に連通するインク噴出孔7よりインクを同時に吐出させることができるため、ヘッド1を小型化できるとともに、図5に示す従来の剪断モード型のヘッド41と比較して印刷時間を短縮することができる。
【0020】
ところで、上記凹部材2を形成する圧電セラミックスとしては、ジルコン酸チタン酸鉛(PZT系)を主成分とする圧電セラミックス、マグネシウムニオブ酸鉛(PMN系)を主成分とする圧電セラミックス、ニッケルニオブ酸鉛を主成分とする圧電セラミックス、アンチモンスズ酸鉛を主成分とする圧電セラミックス、チタン酸鉛を主成分とする圧電セラミックス、チタン酸バリウムを主成分とする圧電セラミックス、さらにはこれら主成分を複合した圧電セラミックスを用いることができ、好ましくはマグネシウムニオブ酸鉛とジルコン酸鉛とチタン酸鉛を主成分とする圧電セラミックスもしくはニッケルニオブ酸鉛とマグネシウムニオブ酸鉛とジルコン酸鉛とチタン酸鉛を主成分とする圧電セラミックスにより形成することが良い。
【0021】
また、共通電極9及び駆動用電極10a,10bの材質としては、白金(Pt)、金(Au)、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)、ニッケル(Ni)、アルミニウム(Al)等の金属や、Pt−Au、Pb−Ag、Pt−Pb等を主体とする合金を用いることができる。
【0022】
さらに、ノズル板8を形成する材質としては、導電性を有するものであれば良く、アルニウムやステンレス等の金属や導電性を有する樹脂、あるいはサーメット材や導電性付与剤を含有したアルミナ等のセラミックスを用いることができる。
【0023】
次に、本発明のインクジェットプリンタヘッド1の製法について説明する。
【0024】
まず、図3(a)に示すように、前記圧電セラミックスからなるブロック体を用意し、ダイシングソーによる切削加工やブラスト加工によって複数個の溝を並設し、該溝を加圧室4とするとともに、加圧室4を仕切る壁を隔壁3としてなる凹部材2を製作する。
【0025】
次に、図3(b)に示すように、上記凹部材2に対して矢印の方向に分極処理を施したあと、凹部材2の溝の内壁面に、蒸着、スパッタリング、メッキ等の膜形成手段によって前記金属材料からなる共通電極9をそれぞれ形成するとともに、凹部材2の加圧室4と反対側の各加圧室4と対応する表面に、蒸着、スパッタリング、メッキ等の膜形成手段によって前記金属材料からなる独立した2つの駆動用電極10a,10bをそれぞれ形成する。
【0026】
しかるのち、隔壁3の頂部に、各加圧室4と連通するインク噴出孔7を備えた導電性を有するノズル板8を導電性接着剤にて接合することで、図1に示すインクジェットプリンタヘッド1を得ることができる。
【0027】
このように、振動板6と隔壁3とが接合一体化された凹部材2を形成し、この凹部材2の溝の内壁面に共通電極9を形成するとともに、ノズル板8を導電性材料により形成し、両者を導電性接着剤で接合することで、共通電極9への配線の取り回しを簡単にすることができ、ヘッド1の生産性を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、複数の加圧室を列設してなり、各加圧室を仕切る壁を隔壁としてなる加圧部材を有し、上記隔壁以外の各加圧室を構成する壁部の一部を振動板となし、該振動板を圧電セラミックスにより形成するとともに、上記振動板の加圧室内側の表面にはその長手方向に沿ってそれぞれ共通電極を設け、かつ加圧室外側の表面にはその長手方向に沿って独立した2つの駆動用電極を設けてインクジェットプリンタヘッドを構成し、上記駆動用電極と共通電極との間に電圧を印加してインクを吐出するようにしたことから、ベンドモ−ド型のヘッドと異なり、加圧室を構成する壁部(振動板)を直接屈曲変位させることがきるため、瞬間的に屈曲変位させることができる変位幅を大きくすることができるとともに、2つの駆動用電極へ印加する電圧値によって壁部(振動板)の変位幅を細かに調整することができることから、連続して印加するパルス電圧値を変化させることによって優れた階調性を有する画像を印刷することができる。
【0029】
しかも、本発明によれば、隔壁以外の加圧室を構成する壁部を屈曲変位させるようにしたことから、従来のベンドモード型のヘッドと同様に、ヘッドに形成された全ての加圧室に連通するインク噴出孔よりインクを同時に吐出させることができるため、ヘッドを小型化でき、従来の剪断モード型のヘッドと比較して印刷時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタヘッドの一例を示す一部を破断した斜視図である。
【図2】(a)〜(d)はそれぞれ図1に示すインクジェットプリンタヘッドの駆動原理を説明するための断面図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ図1に示すインクジェットプリンタヘッドの製造工程を説明するための図である。
【図4】ベンドモード型である従来のインクジェットプリンタヘッドの一例を示す一部を破断した斜視図である。
【図5】剪断モード型である従来のインクジェットプリンタヘッドの一例を示す一部を破断した斜視図である。
【符号の説明】
1,21,41:インクジェットプリンタヘッド
2,22,42:凹部材
3,23,43:隔壁
4,24,44:加圧室
5,25,45:加圧部材
6,26:振動板
7,31,47:インク噴出孔
8,48:ノズル板
9:共通電極
10a,10b,49:駆動用電極
11,30:圧電アクチュエータ
27:圧電素子
28:下部電極
29:上部電極
46:天板
50:インク導入孔

Claims (1)

  1. 複数の加圧室を列設してなり、各加圧室を仕切る壁を隔壁としてなる加圧部材を有し、上記隔壁以外の各加圧室を構成する壁部の一部を振動板となし、該振動板と上記隔壁を一体化して圧電セラミックスにより形成するとともに、上記振動板の加圧室内側の表面にはその長手方向に沿ってそれぞれ共通電極を、加圧室外側の表面にはその長手方向に沿ってそれぞれ独立した2つの駆動用電極を設け、該駆動用電極と上記共通電極との間に電圧を印加することによりインクを吐出するようにしたことを特徴とするインクジェットプリンタヘッド。
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