JP3669257B2 - 洗面台ユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗面ボウルの排水孔を開閉するケレップをレリーズワイヤを介して操作部で操作する洗面台ユニットに関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、図3に示すように、洗面ボウル4の底部に排水孔5を設け、上記排水孔5の下方に有底筒状の排水筒3を垂下し、排水孔5に排水孔5を開閉するケレップ(図示せず)を設け、上記ケレップを上下動させるレリーズワイヤ2を排水筒3の底部から導出すると共に洗面ボウル4の周縁に配設した操作部7の下端部に連結して洗面台ユニットは形成されるが、キャビネット等の洗面化粧台に取り付ける施工作業を行う際には、予め工場などで製造組立てした上記洗面台ユニットを施工現場に運び込み、施工現場にて洗面化粧台に組み込ませるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような洗面台ユニットは、施工現場または搬送現場では床面などに直置きされたりするものである。このとき、洗面ボウル4の表面を上方に向けると共に排水筒3を下方に位置させた状態で洗面台ユニットを床面などに直置きをすると、排水筒3の底部から導出しているレリーズワイヤ2が排水筒3の底部と床面に挟まったりし、上記レリーズワイヤ2が折れ曲がってしまったりするという問題があった。そして、この折れ曲がったレリーズワイヤ2は、ケレップの排水孔5の開閉動作の動作不良やケレップの排水孔5の止水不良などを引き起こす原因となっていた。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、洗面台ユニットを排水筒を下方に位置させて床面などに直置きしてもレリーズワイヤが折れ曲がらないようにした洗面台ユニットを提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る洗面台ユニットは、洗面ボウル4の底部に排水孔5を設け、上記排水孔5の下方に有底筒状の排水筒3を垂下し、排水孔5に排水孔5を開閉するケレップ6を設け、上記ケレップ6を上下動させるレリーズワイヤ2を排水筒3の底部から導出すると共に洗面ボウル4の周縁に配設した操作部7に連結して形成した洗面台ユニットにおいて、上記レリーズワイヤ2の排水筒3の底部から導出した部分の周囲を覆う筒状の保護カバー1を排水筒3の軸周りに回転自在に設け、保護カバー1の側面に設けた切欠部8にレリーズワイヤ2を嵌合固定させて保護カバー1の側面からレリーズワイヤ2を突出させたことを特徴とする。これにより、洗面台ユニットを施工現場や搬送現場で床面に排水筒3を下方に位置させて直置きしたとしても、レリーズワイヤ2の排水筒3の底部から導出した部分の周囲を保護カバー1が覆うと共に上記保護カバー1の側面から上記レリーズワイヤ2が突出していることから、保護カバー1が床面に直接接触し、レリーズワイヤ2が床面と排水筒3の底部との間に挟まることを防ぐものであり、レリーズワイヤ2が折れ曲がって洗面台ユニットを破損することを回避することができるものである。
【0006】
また、保護カバー1に設けた切欠部8によりレリーズワイヤ2を嵌合固定することで洗面台ユニットを搬送する際にレリーズワイヤ2が邪魔にならないような位置に固定することができるものである。
【0008】
また、洗面台ユニットに設けた操作部7の位置が任意位置に配置されたものであっても、保護カバー1を排水筒3に対して排水筒3の軸周りに回転させ、上記操作部7の任意位置の方向に切欠部8を合わせることができるものであり、切欠部8に嵌合固定して操作部7に連結したレリーズワイヤ2にねじれ等の無理を生じさせるのを回避することができるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0010】
図1乃至2に本発明の実施の形態の例を示す。洗面台ユニットは、洗面ボウル4の底部に排水孔5を貫通し、上記排水孔5の下方に有底筒状の排水筒3を垂下し、排水孔5に排水孔5を開閉するケレップ6を配置し、上記ケレップ6を上下動させるレリーズワイヤ2を排水筒3の底部から導出すると共に洗面ボウル4の周縁に配設した操作部7の下端部に連結して形成されるものである。以下、詳述する。
【0011】
洗面ボウル4は下方に凹形状をしており、その底面には洗面ボウル4の底面を貫通すると共に上面周縁に段部5aを形成した排水孔5が上下に穿設されている。
【0012】
排水筒3は、洗面ボウル4の排水孔5からの排水通路の一部を構成する円筒状ハウジングであり、上端には排水筒3の径方向に突出したフランジ部12が形成され、排水筒3の上部では排水路9が側方から連結し、排水筒3の下部ではその側方に排水通路口10が設けてある。上記フランジ部12は洗面ボウル4の排水孔5の段部5aに係止するものであり、排水筒3を排水孔5の下方に垂下させるように配置させるものである。ここで、上記排水路9は、洗面ボウル4の水溢れを防止するために洗面ボウル4の上部近傍に設けた排水通路であり、排水通路口10は排水孔5及び排水路9を介して排水筒3の内部に流入した排水を排水させる排水管路(図示せず)を連結させる部分である。
【0013】
この排水筒3は、上述したように、上端のフランジ部12で排水孔5から垂下するように配置されるものであるが、上記排水孔5には排水孔5を開閉するケレップ6が設けられており、上記ケレップ6の下面からは連動棒11を垂下して排水筒3の内部に挿通している。この連動棒11は排水筒3の軸線上に排水筒3の上下に亘って延伸しているものであり、その下端でレリーズワイヤ2と連結している。ここで、レリーズワイヤ2と連動棒11との連結は、有底筒状の排水筒3の底部を構成するレリーズホルダ14を介して行われる。このレリーズホルダ14は、排水筒3の底部に着脱自在に螺合するものであり、排水筒3の底部に蓋をするように円盤状に形成された基部15、排水筒3の内面に螺合する円筒状に上記基部15から上方に突出した嵌合部16、上記排水筒3の軸中心に上記基部15から上方に立設する円管形状のガイド部17で構成されているものである。この円管状の上記ガイド部17の内部には連動棒11を上方から挿入し、上記ガイド部17の下端で連動棒11の下端が臨ませるものである。そして、この連動棒11の下端にはレリーズワイヤ2が対向配置されるものである。ここで、レリーズワイヤ2はインナーケーブルと、インナーケーブルが内部に摺動自在に配置されるアウターケーシングと、で構成されるものであるが、ガイド部17の下端に位置させるアウターケーシングの先端にフランジ状のストッパ部2aを設け、連動棒11の下端にレリーズワイヤ2のインナーケーブルの先端を当接させるようにガイド部17の下端に上記ストッパ部2aを挟持するようにキャップ24が被嵌される。なお、図中13は排水路9よりも下方位置の連動棒11に装着される円盤状のネットで形成した髪毛取りネットである。
【0014】
ここで、レリーズワイヤ2は、上述したようにレリーズワイヤ2の一端では排水筒3の底部に設けたレリーズホルダ14のガイド部17の下端に装着しているものであるが、レリーズワイヤ2の他方の一端では洗面ボウル4の周縁に上下に摺動自在に配設した操作部7の下端に連結しているものである。このように、上記操作部7と連動棒11とをレリーズワイヤ2によって連結することで、操作部7を上下に摺動させるとレリーズワイヤ2のインナーケーブルが上記操作部7の摺動を連動棒11に伝達し、上記連動棒11及びケレップ6を上下に摺動させるものである。そして、上下に摺動するケレップ6は洗面ボウル4の排水孔5を開閉するものである。
【0015】
上述した洗面台ユニットには排水筒3の底部に保護カバー1が装着される。保護カバー1は、図2に示すように、上下に開口した円筒状のカバー体であり、ここで、保護カバー1の上端部では側面上端から内方に係止片21が突設すると共に、上記係止片21で囲まれて上部開口22が設けられており、また、保護カバー1の下端部では側面下端で囲まれて下部開口23が設けられており、また、側面には側面下端から上方に切り欠いた切欠部8が穿設されている。この切欠部8は、その下部ではレリーズワイヤ2よりも細い矩形状の切欠が設けられ、その上部ではレリーズワイヤ2が嵌合するような円形状の切欠が設けられ、上記細い矩形上の切欠と円形状の切欠とが連結して形成されているものである。
【0016】
上記構成を有する保護カバー1は、上部開口22に排水筒3及びレリーズホルダ14の嵌合部16を挿通させると共に係止片21をレリーズホルダ14の基部15の上面に載置するようにして排水筒3に装着されるものである。このとき、保護カバー1は排水筒3に対して排水筒3の軸周り方向に回転自在に取り付けられており、上記保護カバー1を排水筒3の軸周りに回転させて保護カバー1に設けた切欠部8を操作部7の位置する方向に向け、保護カバー1と排水筒3との間にパッキン18を配設し、保護カバー1を排水筒3にネジ(図示せず)等の固着具を介して装着しているものである。
【0017】
排水筒3の底部では上述したようにレリーズワイヤ2が導出しているものであるので、この排水筒3の底部に装着した保護カバー1は上記レリーズワイヤ2の排水筒3の底部から導出した部分の周囲を覆うものであり、また、上記保護カバー1の側面に設けられた切欠部8に排水筒3の底部から導出されたレリーズワイヤ2を挿通する。そして、上記切欠部8ではレリーズワイヤ2は嵌合固定され、上記切欠部8から突出したレリーズワイヤ2は操作部7に向って延伸している。
【0018】
上記のように、保護カバー1を排水筒3の底部に装着して上記レリーズワイヤ2の排水筒3の底部から導出した部分の周囲を覆うと共に、上記保護カバー1の側面からレリーズワイヤ2を突出させたことで、洗面台ユニットが施工現場や搬送現場で床面に排水筒3を下方に位置させて直置きされたとしても、レリーズワイヤ2の排水筒3の底部から導出した部分の周囲を保護カバー1が覆うと共に上記保護カバー1の側面から上記レリーズワイヤ2が突出していることから、保護カバー1が床面に直接接触し、レリーズワイヤ2が床面と排水筒3の底部との間に挟まることを防ぐものであり、レリーズワイヤ2が折れ曲がったりすることを回避することができるものである。また、洗面台ユニットに設けた操作部7の位置が任意位置であっても、保護カバー1は排水筒3に対して排水筒3の軸周り方向に回転自在に取り付けられるものであり、保護カバー1を排水筒3に対して排水筒3の軸周りに回転させて上記操作部7の任意位置の方向に切欠部8を合わせることができるものであり、切欠部8に嵌合固定されたレリーズワイヤ2にねじれ等の無理を生じさせるのを回避することができるものである。
【0023】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の洗面台ユニットにあっては、洗面ボウルの底部に排水孔を設け、上記排水孔の下方に有底筒状の排水筒を垂下し、排水孔に排水孔を開閉するケレップを設け、上記ケレップを上下動させるレリーズワイヤを排水筒の底部から導出すると共に洗面ボウルの周縁に配設した操作部に連結して形成した洗面台ユニットにおいて、上記レリーズワイヤの排水筒の底部から導出した部分の周囲を覆う筒状の保護カバーを排水筒の軸周りに回転自在に設けると共に、保護カバーの側面に設けた切欠部にレリーズワイヤを嵌合固定させて保護カバーの側面からレリーズワイヤが突出したので、洗面台ユニットを施工現場や搬送現場で床面に排水筒を下方に位置させて直置きしたとしても、レリーズワイヤの排水筒の底部から導出した部分の周囲を保護カバーが覆うと共に上記保護カバーの側面から上記レリーズワイヤが突出していることから、保護カバーが床面に直接接触し、レリーズワイヤが床面と排水筒の底部との間に挟まることを防ぐものであり、レリーズワイヤが折れ曲がって洗面台ユニットを破損することを回避することができるものであり、また、保護カバーの側面にレリーズワイヤを嵌合固定させる切欠部を設けたことから、洗面台ユニットを搬送する際にレリーズワイヤが邪魔にならないような位置に固定することができるものであり、また、保護カバーを排水筒軸周りに回転自在にしたことから、洗面台ユニットに設けた操作部の位置が任意位置に配置されたものであっても、保護カバーを排水筒に対して排水筒の軸周りに回転させ、上記操作部の任意位置の方向に切欠部を合わせることができるものであり、切欠部に嵌合固定して操作部に連結したレリーズワイヤにねじれ等の無理を生じさせるのを回避することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の例の洗面台ユニットの一部を示す一部切欠側面図である。
【図2】 同上の保護カバーを示すものであり、(a)は上面図であり、(b)は(a)のA−A線断面図である。
【図3】 従来技術の例の洗面台ユニットを示すものであり(a)は正面図であり、(b)は側面図である。
【符号の説明】
1 保護カバー
2 レリーズワイヤ
3 排水筒
4 洗面ボウル
5 排水孔
6 ケレップ
7 操作部
8 切欠部
Claims (1)
- 洗面ボウルの底部に排水孔を設け、上記排水孔の下方に有底筒状の排水筒を垂下し、排水孔に排水孔を開閉するケレップを設け、上記ケレップを上下動させるレリーズワイヤを排水筒の底部から導出すると共に洗面ボウルの周縁に配設した操作部に連結して形成した洗面台ユニットにおいて、上記レリーズワイヤの排水筒の底部から導出した部分の周囲を覆う筒状の保護カバーを排水筒の軸周りに回転自在に設け、保護カバーの側面に設けた切欠部にレリーズワイヤを嵌合固定させて保護カバーの側面からレリーズワイヤを突出させたことを特徴とする洗面台ユニット。
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