JP3669956B2 - 廃蛍光ランプの水銀回収方法とその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃蛍光ランプ、特に使用済ランプの水銀回収方法とその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
省エネルギー時代を迎えて、蛍光ランプは照明用光源のなかでも特長として高いランプ効率を有することから、今後とも主力光源としての需要の伸びが期待されている。
【0003】
一方、最近の地球環境保護のために、製品に使われる有害物質の回収や部材のリサイクル使用が要望されている。ここで、蛍光ランプに基本構成部材として封入されている紫外放射物質である水銀は有害物質であることから、近年は廃蛍光ランプ及び関連部材の廃棄処理やリサイクル使用に際して、特にその無公害化のために封入水銀の回収による除去が求められるようになった。
【0004】
従来の廃蛍光ランプは、その廃棄処理にあたり2つの廃棄物カテゴリー、すなわち(a)一般家庭などでの使用済蛍光ランプである一般廃棄物と、(b)一般ビルオフィスや工場での使用済蛍光ランプ及び製造工程における製造不良ランプなどである産業廃棄物に分類されている。そして、前者の一般廃棄物の多くは、現在のところ不燃物の一般家庭ゴミと同様の埋立処理がなされている。一方、後者の産業廃棄物である廃蛍光ランプ及び関連部材は、1973年2月17日の環境庁告示第13号規定の溶出試験方法で、溶出液中の水銀量として基準値0.005mg/リットル以下であることが求められている。ここで、含有水銀量が上記基準値以上の産業廃棄物は、無害化処理をするか特別に管理された埋立地へ搬送して処理するよう規定されている。
【0005】
産業廃棄物として水銀回収が求められている廃蛍光ランプは、前記のように、市場での使用済蛍光ランプと製造工程における製造不良ランプである。更に、廃蛍光ランプの関連部材としては、製造工程で使用される排気用の細管ガラスが挙げられる。そして、かかる廃蛍光ランプ及び関連部材の水銀回収方法は、従来から広く検討されており、例えば特開昭52−33387号公報、特開昭54−137426号公報、特開平6−154641号公報、特開平8−168747号公報、特開平10−12149号公報、特開平11−207313号公報、特開2000−202319号公報、特開2000−215811号公報、特開2000−303125号公報、特開2001−11548号公報、特開2001−81449号公報などに提案されている。
【0006】
ところで、蛍光ランプの構成部材は、上記封入水銀のほかに、(i)発光管を形成する発光管ガラス、(ii)一対のタングステンコイル電極部を保持して管両端に気密封着されたステムガラス及びこれに装着された口金、(iii)管内表面に塗布された蛍光体、からなっている。そして、前記廃蛍光ランプにおける封入水銀は、特に上記(iii)の蛍光体に多く付着・含有されている。従って、従来技術で一般に適用されてきた廃蛍光ランプの処理工程では、最初にランプは発光管ガラス、蛍光体及び口金付ステムガラス(但し、一部蛍光体も混入)の3つの部材に分離され、次いで各部材の水銀回収にはそれぞれに適合した方法が採用されてきた。
【0007】
なお、従来蛍光ランプの上記発光ガラス及びステムガラスとして、それぞれ主にソーダガラス及び鉛ガラスが用いられてきた。但し、最近は蛍光ランプの効率や寿命特性の改善のために、発光管ガラスにはソーダガラスに代ってナトリウムフリーのバリウム系ガラス等も用いられている。
【0008】
従来技術による廃蛍光ランプ及び関連部材の水銀回収方法は、大きく乾式と湿式の2つに分類できる。
【0009】
前者の乾式方法としては、基本的にまず廃蛍光ランプ部材及び細管ガラス部材を大気圧あるいは真空も含む減圧の装置内で加熱してその付着・含有水銀を水銀蒸気として分離し、次いで前記水銀蒸気を(a)冷却凝集して回収するか、あるいは(b)活性炭やキレート樹脂などの水銀吸着材により吸着・除去する、という方法が一般に広く適用されてきた。
【0010】
一方、後者の湿式方法としては、例えば(a)一旦破砕した廃蛍光ランプ部材を希硝酸などの水銀溶解液に侵漬してその付着・含有水銀を溶解により分離して、次いでかかる水銀溶解液中に溶解した水銀をキレート樹脂などの水銀吸着材により吸着して回収する、あるいは(b)破砕した廃蛍光ランプ部材を活性硫黄を主体とした硫化物処理剤等の水溶液に接触させて、その付着・含有水銀を水に難溶性の硫化水銀化合物等として回収する、という方法等が開示され適用されてきた。また、特に関連の細管ガラス部材に関しては、まず破砕した細管ガラスの水洗浄と浮遊洗浄水槽への侵漬によりその付着水銀を遊離水銀として分離し、次いでかかる洗浄水と浮遊洗浄水槽中の遊離水銀を沈降させて回収する、という方法が提案されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
今後、地球環境保護への取組みが加速されるなかで、一般廃棄物も含めた廃蛍光ランプの水銀回収を徹底して、特にその部材のリサイクル使用が一層要望されることは確かである。
【0012】
本発明者らによる廃蛍光ランプのリサイクル使用状況の調査によれば、現時点では主に産業廃棄物のうちの製造不良ランプ及び細管ガラスの発光管ガラス部材と一部蛍光体部材がリサイクル使用されているにすぎない。従って、今後の主要課題は、特に廃蛍光ランプの大部分を占める一般廃棄物も含めた使用済蛍光ランプの部材、その中でも使用部材量が最大の発光管ガラス部材のリサイクル使用を進捗させることである。
【0013】
本発明者らは、上記背景を踏まえて、特に使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材のリサイクル使用を進めるうえに必要な水銀回収方法とそれを適用した装置の開発に取組んだ。
【0014】
本発明者らは、まず前記従来技術のなかから、本開発での上記発光管ガラス部材のリサイクル使用に適合する水銀回収方法を探索した。この場合、その適合条件として、(a)第1に上記発光管ガラスの含有水銀量を前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで除去できる、(b)本開発の対象とする使用済蛍光ランプ処理の進捗を図るために、その処理工程及び設備が比較的簡易で処理コストを低くできる、(c)処理工程における作業環境が安全である、という3つを設定した。
【0015】
ところが、結果として前記従来技術によるいずれの水銀回収方法も3つの上記適合条件を満たし得ないことがわかった。例えば、従来製造不良ランプの処理には広く適用されてきた“加熱から水銀蒸気の回収”という前記乾式方法は、特に上記条件(a)を満たし得なかった。また、水銀溶解液や硫化物処理剤等による湿式方法は、特に上記条件(b)及び(c)を満たし得なかった。また、細管ガラス部材処理用の単なる水洗浄等による湿式方法も、上記条件(a)を到底満たすものでなかった。
【0016】
以上のように、今後使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材のリサイクル使用を進捗するには、まず上記3つの適合条件を満たす水銀処理方法を見い出し、次いでそれを適用した処理工程及び設備を考案する、ことが主要な技術課題である。
【0017】
本発明は、廃蛍光ランプ、特に使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材の水銀回収処理において、発光管ガラスの含有水銀量を前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで回収・除去でき、かつ低処理コストで作業環境も安全な水銀回収方法を見い出して、これを適用することにより前記発光管ガラス部材のリサイクル使用を進捗するような処理方法及び装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明の廃蛍光ランプの水銀回収方法は、廃蛍光ランプから分離された発光管ガラス部材から水銀を回収する方法であって、
前記発光管ガラス部材を破砕して破砕物とし、
前記破砕物を温水洗浄機に投入して温水とともに攪拌し、ガラス破砕物と水銀に分離し、
前記分離された水銀は温水とともに貯槽に入れ、前記貯槽の下部に沈殿させて回収し、
前記ガラス破砕物は乾燥して取り出し、
前記貯槽の上澄み液の温水はリサイクルして温水洗浄機に供給することを特徴とする。
【0019】
次に本発明の廃蛍光ランプの水銀回収装置は、廃蛍光ランプから分離された発光管ガラス部材から水銀を回収する装置であって、
前記発光管ガラス部材を破砕して破砕物とする手段と、
前記破砕物を温水洗浄機に投入する手段と、前記温水洗浄機に温水を供給する手段と、ガラス破砕物と水銀に分離するための攪拌手段とを備え、
前記分離された水銀を温水とともに貯槽に入れ、前記貯槽の下部に沈殿させて回収する手段と、
前記ガラス破砕物を乾燥して取り出す手段と、
前記貯槽の上澄み液の温水はリサイクルして温水洗浄機に供給する手段を備えたことを特徴とする。
【0020】
これにより、基本的に前記発光管ガラス部材の含有水銀量を規定基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで回収・除去でき、かつ低処理コストと安全な作業環境も得られ、よってこの水銀回収方法を適用することにより前記発光管ガラス部材のリサイクル使用を進捗するような方法及び装置が具現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明においては、前記温水洗浄処理に用いられる温水の温度が、35℃以上の範囲であることが好ましい。これにより、前記発光管ガラス部材の含有水銀量を規定基準値0.005mg/リットル以下、更に好ましくは0.002mg/リットル以下のレベルまで回収・除去でき、前記発光管ガラス部材のリサイクル使用が可能となる。前記温水の温度は、さらに40℃以上80℃以下の範囲が好ましい。
【0022】
また本発明においては、前記攪拌機付温水洗浄機における処理が、バッチ式または連続式であることが好ましい。
【0023】
また本発明においては、前記温水洗浄機における攪拌手段が、攪拌機による攪拌または前記温水洗浄機の槽が回転することによる攪拌であることが好ましい。
【0024】
これにより、前記発光管ガラス部材の含有水銀量を規定基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで回収・除去でき、かつ低処理コストと安全な作業環境も得られ、併せて前記温水洗浄による処理時間が短縮された高能率の前記発光管ガラス部材の処理方法及び装置が具現できる。
【0025】
以下、本発明の実施の形態を図1から図4を用いて説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1である使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材の水銀回収方法と、それを適用した特に発光管ガラス部材の処理装置の全体構成を示す。使用済蛍光ランプ1は、まずプロパンガスと酸素ガスの混合ガスバーナーにより管両端の口金付ステムガラス部材2、3が切断・分離され、次いで高圧エアーブローにより発光管ガラス部材4の内面に塗布されている蛍光体5部材が剥離・分離される。そして、残りの本発明に関連する発光管ガラス4部材が、下記の本実施形態1である水銀回収方法を適用した処理工程及び設備により処理されることになる。
【0027】
なお、分離された上記口金付ステムガラス部材2、3は、加熱炉(図示せず)での加熱処理により一部水銀が回収・除去された後に、産業廃棄物として無害化処理されるか特別に管理された埋立地に搬送・処理される。また、前記のように水銀を多く含む上記蛍光体部材5は、粉体として一旦回収され、次いでかかる粉体に含まれる水銀が水銀蒸留装置(図示せず)により回収され、残余の粉体をなす蛍光体部材5が産業廃棄物として同様に処理される。ここで、水銀蒸留装置により回収された水銀は、そのまま蛍光ランプ用としてリサイクル使用される。
【0028】
本発明者らは、図1の使用済蛍光ランプ1の発光管ガラス部材4の処理工程及び装置の開発にあたり、特にその発光管ガラス部材4からの水銀回収方法を探索し検討した。この結果、特に下記のように使用済蛍光ランプ1の破砕した発光管ガラス部材4を基本的に温水洗浄する、という水銀回収方法が前記3つの適合条件を満たし得ることを見い出した。
【0029】
発光管ガラス部材4の一連の処理工程としては、(i)発光管ガラス部材4がガラス破砕機6により破砕され、(ii)破砕された発光管ガラス部材4が搬送コンベアー7により温水洗浄機8に搬送・投入され、(iii)発光管ガラス部材4の含有水銀が本実施形態1である温水洗浄機8内での洗浄処理により前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで除去され、(iv)水銀の除去された発光管ガラスは搬送コンベアー17により温風循環装置19を装備したロータリー乾燥機18へと搬送・投入され、(v)最終的に発光管ガラス部材4がここで乾燥され、ガラスコンテナー20へと回収されることになる。そして、回収された発光管ガラス部材4は、ガラス溶融炉用カレット、ガラスタイル、道路用路盤材などにそのままリサイクル使用できる。
【0030】
上記本実施形態1である水銀回収方法を適用した上記(iii)の処理工程及び設備を詳しく説明すると、まず温水洗浄機8の下部には貯槽9が備えられ、これには温水循環ポンプ21が付設され、温水循環ライン10より温度制御された温水が上側の給水管11から注入される。また、温水洗浄機8にはモーター回転される撹拌翼12も取り付けられ、温水に浸漬された発光管ガラス部材4は撹拌・処理されている。ここで、下記のように、攪拌翼12は温水洗浄の処理時間を短縮するために設置されている。温水洗浄機の直径が150cm、高さが200cm、処理量3500リットルの場合、攪拌機の回転数は3〜5rpmが好ましく、処理時間は20分程度が好ましい。
【0031】
また、本実施形態1による温水洗浄の処理工程では、特に所定量の発光管ガラス部材4が温水洗浄機8内に一度に投入され、いわゆるバッチ方式による水銀回収・処理がなされており、処理された発光管ガラス部材4はバッチ処理毎のシャッター13の開放により温水とともに下側開口部14を通じて前記搬送コンベアー17へと移送される。一方、同時に温水は温水ホッパー15を経て前記貯槽9内に一旦回収・処理されて、これが再び温度制御された温水として前記給水管11へと供給される。ここで、貯槽9に一旦回収された温水に含まれている水銀は、貯槽9の底部に蛍光体及びガラス粉体クズとともに沈積し、かかる水銀を含む沈積物がパンケーキ状の汚泥物16として回収される。そして、この汚泥物16は産業廃棄物として無害化処理するか特別に管理された埋立地へ搬送・処理される。
【0032】
なお、上記バッチ処理毎の使用済蛍光ランプの処理灯数は、例えば直径1.5m/深長2.0mの円筒形の温水洗浄機8を用いたとき、40Wタイプで約4000灯であった。
【0033】
上記本実施形態1である水銀回収方法の特徴は、発光管ガラス部材4の含有水銀を回収・除去するのに温水洗浄を採用したことである。
【0034】
本発明者らは、使用済蛍光ランプ1の発光管ガラス部材4の水銀回収方法を探索・検討するなかで、温水洗浄処理に注目し、特に処理に用いる温水の温度と洗浄処理時間の2つのパラメータを変えたときの含有水銀の回収・除去効果を調べた。この結果、図2に示すように、特に温水の温度が含有水銀の回収・除去効果に密接に関係していることを見い出した。
【0035】
図2は、蛍光体部材5としてハロゲンリン酸蛍光体及び3波長形希土類蛍光体がそれぞれ塗布されたソーダガラスの発光管ガラス部材4に関して、上記本実施形態1の水銀回収方法である温水洗浄で処理された発光管ガラス部材4の含有水銀量(前記溶出試験方法による値)と温水の温度との関係を示す。なお、この測定では、温水洗浄機8に取り付けられた攪拌翼12は5rpmで攪拌した。また、温水洗浄処理前の破砕された発光管ガラス部材4の含有水銀量は、それぞれ0.031mg/リットル及び0.032mg/リットルであった。
【0036】
図2の結果から、その含有水銀量は、使用蛍光体の種類にかかわらず温水の温度が常温20℃から上昇するにつれて80℃までは減少し、次いで80℃以上では飽和していくことが判明した。そして、常温20℃付近のいわゆる単なる水洗浄では、特に使用済蛍光ランプ1の発光管ガラス部材4における含有水銀量の減少・除去効果は小さいことがわかった。更に、温水10は35℃以上、とくには40℃以上の温度範囲において、発光管ガラス部材4の含有水銀量は前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで確実に減少・除去し得ることが明らかになった。
【0037】
一方、特に温度を80℃より高めても含有水銀の減少は飽和してくるので、処理工程での省エネルギー化の面から温度は80℃以下の範囲に保つのが適正である。
【0038】
一方、もう一つのパラメータである洗浄処理時間との関係を調べるまえに、まず温水洗浄機8に取付けた攪拌翼12による攪拌効果を事前に調べた。この結果、特に上記温水洗浄による処理時間を大幅に短縮できることがわかった。つまり、含有水銀量を同じ値まで減少・除去するに要する洗浄処理時間は、温水洗浄機8に取り付けられた撹拌翼12を撹拌したことにより、撹拌しないときに比べて平均約1/3に短縮することができた。
【0039】
次いで、上記本実施形態1の構成に本来含まれている拡散翼12を攪拌して、洗浄処理時間を5分〜60分の範囲で変えたときの含有水銀量の減少割合を測定した。この結果、図2に合わせて示されているように、洗浄処理時間を長くすることによる含有水銀の減少割合は、前記温水温度の上昇に比べて小さいことがわかった。また、洗浄処理時間を10分以上に長くしたときの含有水銀の減少割合は比較的小さくなり、従って処理工程の高能率化の面から洗浄処理時間は10分以下と短くしてもよい。
【0040】
上記本実施形態1である水銀回収方法において、特に温水洗浄処理が発光管ガラス部材4の含有水銀の減少・除去に有効であるのは、基本的に発光管ガラス部材4の含有水銀は、主にその表面に偏析したナトリウムなどのアルカリ金属あるいはバリウムなどのアルカリ土金属とアマルガムを生成して存在しており、かかるアマルガム中の前記アルカリ金属あるいはアルカリ土金属が単なる水よりも温水に溶解し易い、という性質に起因するものである。
【0041】
上記本発明による温水洗浄による水銀回収方法は、(a)第1に発光管ガラス部材4の含有水銀量を前記基準値以下のレベルに減少・除去できるほかに、(b)湿式方式でありながら、前記従来技術での取扱い注意でコスト高となる希硝酸などの水銀溶解液や硫化物処理剤等は不要であり、それだけ処理工程及び設備が比較的簡易に設計できて処理コストを低くできる、(b)また取扱い注意の水銀溶解液や硫化物処理剤等は不要であり、かつ湿式方式ゆえにガラス粉塵などの発生が抑えられるので、処理工程における作業環境が安全であり、このように本発明にあたり設定された前記3つの適合条件を全て満たし得るものである。
【0042】
一方、上記本実施形態1である図1の使用済蛍光ランプ1の処理工程及び設備は、本発明の温水洗浄による水銀回収方法を適用することで基本的な処理コストの低減と作業環境の安全が図られているうえに、更に循環式の温水循環装置9の導入による節水とエネルギーコスト削減が図られている。また、上記のように温水洗浄機8に取り付けられた回転撹拌翼12の撹拌効果により、洗浄処理時間を約1/3に短縮することができ、よって洗浄処理工程の高能率化が図られた。
【0043】
本発明者らは、上記本実施形態1である温水洗浄による水銀回収方法とそれを適用した処理工程及び設備の効果を再確認するために、実際に図1の処理工程及び設備を用いて、40Wタイプ使用済蛍光ランプ1の発光管ガラス部材4のいわゆる実用スケールでの水銀回収処理を行った。この場合、蛍光体部材5としてハロゲンリン酸蛍光体及び3波長形希土類蛍光体のいずれかがそれぞれ塗布され、ソーダガラスの発光管ガラス部材4からなる使用済蛍光ランプ1を用いた。また、直径1.5m/深長2.0mの円筒形の温水洗浄機8を用いてバッチ当たり4000灯で10バッチの処理を行い、処理工程条件として温水10の温度50℃で、洗浄処理時間10分に設定した。この結果、最終のガラスコンテナー20で回収された発光管ガラス部材4の含有水銀量は0.0027〜0.0033mg/リットルの範囲に分布しており、前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで確実に減少・除去されていることを確かめた。
【0044】
(実施の形態2)
図3は、基本的に上記本発明の温水洗浄による水銀回収方法を適用した、本発明実施形態2である使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材の処理工程及び設備の全体構成を示す。
【0045】
本実施形態2である発光管ガラス部材104の具体的な一連の処理工程及び設備のうちで温水洗浄による水銀回収以外のものは、前記実施形態1と同様である。そして、本実施形態2である水銀回収の処理工程及び設備が前記実施形態1と異なる点は、第1に前記実施形態1でのバッチ処理方式に比べて高能率処理が得られるいわゆる連続処理方式を採用したことである。具体的に説明すると、まず温水洗浄機108には貯槽109が付設され、これにより温度制御された所定量の温水が温水循環ポンプ121、温水循環ライン110を通じて上側の給水シャワー管111から連続して注入される。また、温水洗浄機108にはモーター回転される回転スクリュー112が取り付けられ、これにより温水洗浄機108内に連続して投入される発光管ガラス部材104が、その含有水銀の回収・除去のために回転・撹拌されながら規定の処理時間を掛けて洗浄処理されて、その取出口114を経て最終的に搬送コンベアー117へと連続して移送されていく。一方、前記給水シャワー管111から連続して注入された所定量の温水は、発光管ガラス部材104の水銀回収・除去のための洗浄処理に使用され、そのうち同じ所定量の温水が排水口115を経て前記温水循環装置109内に一旦回収・処理されて、これが再び温度制御された温水として給水シャワー管111へと供給される。ここで、貯槽109に一旦回収された温水に含まれている水銀は、前記実施形態1のときと同様に貯槽109の底部に蛍光体及びガラス粉体とともに沈積し、パンケーキ状の汚泥物116として回収される。そして、これが産業廃棄物として無害化処理されるか特別に管理された埋立地へ搬送・処理される。
【0046】
上記実施形態2である処理工程及び設備の第1の特徴は、上記のように連続処理方式を採用したことであり、これにより基本的に高能率の処理工程が得られた。もう1つの特徴は、温水洗浄機108に回転スクリュー112を取り付けたことである。つまり、この回転・撹拌効果により、連続処理方式でありながら工程処理条件として温水100の温度を前記実施形態1と同じ範囲に規定したとき、一方の洗浄処理時間(発光管ガラス部材104が温水洗浄機108に投入されて搬送コンベアー117に移送されるまでの時間)を前記実施形態1と同じ範囲まで短縮・規定することができた。
【0047】
本発明者らは、前記実施形態1の場合と同様に、実際に図3の処理工程及び設備を用いて、前記と同じ40Wタイプ使用済蛍光ランプ101の発光管ガラス部材104の実用スケールでの水銀回収処理を行なった。この場合、直径1.0m/全長5.0mの円筒形の温水洗浄機108を用いて、処理工程条件として温水の温度50℃で洗浄処理時間10分に設定し、時間当たり2000灯の処理を連続48hrs行なった。この結果、最終のガラスコンテナー120で回収された発光管ガラス部材104の含有水銀量は0.0026〜0.0035mg/リットルの範囲に分布しており、前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで確実に減少・除去されていることを確かめた。
【0048】
(実施の形態3)
図4は、基本的に上記本発明の温水洗浄による水銀回収方法を適用した、本発明実施形態3である使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材の処理工程及び設備の全体構成を示す。
【0049】
本実施形態3である発光管ガラス部材204の具体的な一連の処理工程及び設備のうちで温水洗浄による水銀回収以外のものは、前記実施形態2と同様である。そして、本実施形態3である水銀回収の処理工程及び設備が前記実施形態2と異なる点は、基本的には同じ連続処理方式を採用しているが、特有の構成からなる温水洗浄機208を採用したことである。具体的には、円筒形の温水洗浄機208はそれ自体がモーター回転されるという特有の構成からなり、これにより温水洗浄機208内に連続して投入される発光管ガラス部材204が、その含有水銀の回収・除去のために回転・撹拌されながら規定の処理時間を掛けて洗浄処理されて、その取出口214を経て最終的に搬送コンベアー217へと連続して移送されていく。なお、温水洗浄機208に付設された貯槽209及び給水シャワー管211の構成及び機能・動作は、前記実施形態2と同様である。
【0050】
上記実施形態3である処理工程及び設備の特徴は、上記のようにそれ自体がモーター回転されるという特有の構成からなる温水洗浄機208を採用したことである。この回転・撹拌効果により、前記実施形態2の場合と全く同様に、連続処理方式でありながら工程処理条件として温水の温度を前記実施形態1と同じ範囲に規定したとき、一方の洗浄処理時間を前記実施形態1と同じ範囲まで短縮・規定することができた。
【0051】
本発明者は、前記実施形態2の場合と同様に、実際に図4の処理工程及び設備を用いて、前記と同じ40Wタイプ使用済蛍光ランプ201の発光管ガラス部材204の実用スケールでの水銀回収処理を行なった。この場合、直径1.0m/全長5.0mの円筒形の温水洗浄機208を用いて、処理工程条件として温水の温度50℃で洗浄処理時間10分に設定し、時間当たり2000灯の処理を連続48hrs行なった。この結果、最終のガラスコンテナー220で回収された発光管ガラス部材204の含有水銀量は0.0026〜0.0036mg/リットルの範囲に分布しており、前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで確実に減少・除去されていることを確かめた。
【0052】
なお、上記本実施形態で示された温水洗浄による水銀回収方法とそれを適用した処理工程及び設備は、発光管ガラス部材としてソーダガラスに代ってナトリウムフリーのバリウム系ガラス等を用いた使用済蛍光ランプの水銀回収処理にも適用できるものである。
【0053】
以上のように、廃蛍光ランプ、特に使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材の水銀回収処理において、上記本実施形態で示された温水洗浄を特徴とする水銀回収方法を適用することにより、発光管ガラス部材の含有水銀量を前記基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで除去でき、かつ低処理コストで安全な作業環境からなる水銀回収の処理方法及び装置が具現できる。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、廃蛍光ランプ、特に使用済蛍光ランプの発光管ガラス部材の水銀回収処理において、前記発光管ガラス部材の含有水銀量を規定基準値0.005mg/リットル以下のレベルまで回収・除去でき、かつ低処理コストで作業環境も安全な水銀回収方法が得られて、これを基本的に適用することにより前記発光管ガラス部材のリサイクル使用を進捗するような処理方法及び装置が具現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における使用済蛍光ランプの水銀回収方法と装置の構成図
【図2】本発明の実施の形態1における温水洗浄処理における温水温度と含有水銀量の減少割合の関係を示すグラフ
【図3】本発明の実施の形態2における使用済蛍光ランプの処理工程及び装置の構成図
【図4】本発明の実施の形態3における使用済蛍光ランプの処理工程及び装置の構成図
【符号の説明】
1,101,201 使用済蛍光ランプ
2,3,102,103,202,203 口金付ステムガラス部材
4,104,204 発光管ガラス部材
5,105,205 蛍光体部材
6,106,206 破砕機
7,17,107,117,207,217 搬送コンベアー
8,108,208 温水洗浄機
9,109,209 貯槽
10,110,210 温水循環ライン
11,111,211 給水(シャワー)管
12,112 撹拌翼(スクリュー)
16,116,216 水銀含有の汚泥物
18,118,218 ロータリー乾燥機
19,119,219 温風循環装置
20,120,220 ガラスコンテナー
21,121,221 温水循環ポンプ
Claims (6)
- 廃蛍光ランプから分離された発光管ガラス部材から水銀を回収する方法であって、
前記発光管ガラス部材を破砕して破砕物とし、
前記破砕物を温水洗浄機に投入して温水とともに攪拌し、ガラス破砕物と水銀に分離し、
前記分離された水銀は温水とともに貯槽に入れ、前記貯槽の下部に沈殿させて回収し、
前記ガラス破砕物は乾燥して取り出し、
前記貯槽の上澄み液の温水はリサイクルして温水洗浄機に供給することを特徴とする廃蛍光ランプの水銀回収方法。 - 前記温水洗浄機の温水の温度が、35℃以上の範囲である請求項1に記載の廃蛍光ランプの水銀回収方法。
- 前記温水洗浄機の温水の温度が、80℃以下の範囲である請求項1または2に記載の廃蛍光ランプの水銀回収方法。
- 廃蛍光ランプから分離された発光管ガラス部材から水銀を回収する装置であって、
前記発光管ガラス部材を破砕して破砕物とする手段と、
前記破砕物を温水洗浄機に投入する手段と、前記温水洗浄機に温水を供給する手段と、ガラス破砕物と水銀に分離するための攪拌手段とを備え、
前記分離された水銀を温水とともに貯槽に入れ、前記貯槽の下部に沈殿させて回収する手段と、
前記ガラス破砕物を乾燥して取り出す手段と、
前記貯槽の上澄み液の温水はリサイクルして温水洗浄機に供給する手段を備えたことを特徴とする廃蛍光ランプの水銀回収装置。 - 前記攪拌機付温水洗浄機における処理が、バッチ式または連続式である請求項4に記載の廃蛍光ランプの水銀回収装置。
- 前記温水洗浄機における攪拌手段が、攪拌機による攪拌または前記温水洗浄機の槽が回転することによる攪拌である請求項4または5に記載の廃蛍光ランプの水銀回収装置。
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