JP3671902B2 - ダイバーシティ受信装置、表示装置、音声出力装置、およびデータ出力装置 - Google Patents

ダイバーシティ受信装置、表示装置、音声出力装置、およびデータ出力装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、放送または通信の無線伝送信号の受信に使用されるダイバーシティ受信装置並びにこれを用いた表示装置及び音声出力装置に関し、特に強電界においても使用できる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電波を用いて無線伝送された信号を受信するとき、送信側より伝送路を直接に伝搬して受信される直接波だけでなく、伝送路中のある反射物体により反射された間接波が生じ、これが直接波に干渉してマルチパスが生じる。このマルチパス環境下での伝送特性は、特に移動体受信をする場合には固定受信と比較して劣悪である。その伝送特性の変動による影響を少なくし、良好な受信品質を確保するためにダイバーシティ方式を採用することが行われている。
【0003】
従来の空間ダイバーシティ受信装置としては、複数のアンテナより受信された信号の信号レベルを比較し、その比較結果をもとにアンテナの切り替えを行う選択方式と、複数のアンテナにより受信された信号をそれぞれ加算して用いる加算方式が知られている。前者の例として、特開平6−177805号公開特許公報にダイバーシティ受信装置の構成が開示されている。また、後者の例として、特開2000−278243号公開特許公報にダイバーシティ受信装置の構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述の説明のように従来のダイバーシティ受信装置は、受信回路に入力される信号レベルが弱い場合、すなわち受信側が電界強度の弱い地域を移動する場合のみを想定している。しかし、受信側が移動する地域によっては電界強度が強く、受信信号の信号レベルが大きくなりすぎる場合もある。すなわち、放送用または通信用の電波を発信している送信側の近くを受信側が移動した場合に、受信信号の信号レベルが受信回路の入力レベルとして許容される範囲の上限を上回ってしまう場合もある。
【0005】
放送または通信の無線伝送信号の受信に使用される受信装置において、特にデジタル放送またはデジタル通信の無線伝送信号の受信に使用される受信装置は、受信信号を復調する復調回路の前段にアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器を有している。例えば、受信信号がこのA/D変換器の入力許容範囲の上限を超えるとき、このA/D変換器は信号レベルを正確にサンプリングすることができず、受信装置の受信性能が悪化してしまう。したがって、移動体が電界強度の強い地域を移動し、受信信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の上限を超える場合には、それを減衰させる必要がある。
【0006】
本発明の目的は、上記の課題を解決し、電界強度が強すぎる場合においても効率的な受信信号の信号レベルの調整を行うことのできるダイバーシティ受信装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的を達成するために、例えば、無線伝送信号を受信する複数の受信手段と、
前記受信手段によって受信された信号に対し、増幅、同調、周波数変換の少なくとも一つの処理を行う複数の信号処理手段と、前記信号処理手段から出力された信号の信号レベルを調整するレベル調整手段と、前記レベル調整手段は、前記信号処理手段から出力された複数の信号に含まれる信号である第1及び第2の選択信号について、前記第2の選択信号の位相を調整する位相調整手段と、前記位相調整手段により位相を調整された第2の選択信号の信号レベルを調整する選択信号レベル調整手段と、前記第1の選択信号と前記選択信号レベル調整手段により調整された第2の選択信号を加算し、出力する加算手段とを備え、前記信号処理手段から出力される信号または前記レベル調整手段から出力される信号のいずれかの信号を選択する選択手段と、前記選択手段から出力された信号を復調する復調手段と、前記信号処理手段から出力された信号の信号レベルを検出する複数の受信レベル検出手段と、前記レベル調整手段の出力信号の信号レベルを検出する調整信号レベル検出手段と、前記受信レベル検出手段により検出された信号のレベル及び前記調整信号レベル検出手段により検出された信号のレベルに基づいて、前記復調手段に入力される信号が所定レベル範囲内の信号となるように前記レベル調整手段及び前記選択手段を制御する制御手段とを有するように構成すればよい。
【0009】
このダイバーシティ受信装置により、電強度が強すぎる場合においても、入力された高周波信号の信号レベルが復調手段の入力許容範囲の上限を下回る信号を復調手段に供給することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る第1及び第2の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。10−1、10−2〜10−Nは受信アンテナ、20−1、20−2〜20−Nは受信高周波部、30−1、30−2〜30−Nは受信レベル検出回路、40は受信高周波部20−1、20−2〜20−Nの出力信号の信号レベルを調整して一つの信号を出力するレベル調整回路、50は受信高周波部20−1、20−2〜20−Nの出力信号およびレベル調整回路40の出力信号から一つの信号を選択する選択回路、60はレベル調整回路40の出力信号レベルを検出する調整信号レベル検出回路、70は制御回路、80は復調部、81はA/D変換器、82は復調回路である。
【0011】
このダイバーシティ受信装置はそれぞれ電波を受信する複数のアンテナ10−1〜10−Nが取り付けられている。アンテナ10−1で受信された電波は受信高周波部20−1で増幅、同調、周波数変換される。受信高周波部20−1で増幅、同調、周波数変換された受信出力は受信レベル検出回路30−1に供給されると共にレベル調整回路40と選択回路50に供給される。その他のアンテナ10−2〜10−Nもアンテナ10−1と同様の動作を行う。図1には図示していないが、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nによって検出された受信信号レベルの検出出力は制御回路70に供給される。レベル調整回路40でレベル調整された受信信号は選択回路50に供給されると共に調整信号レベル検出回路60に供給される。調整信号レベル検出器60によって検出された調整信号レベルの検出出力は制御回路70に供給される。この制御回路70は受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出結果と調整信号レベル検出回路60の検出結果に基づいて、A/D変換器81に供給される信号の信号レベルが入力許容範囲内となるようにレベル調整回路40と選択回路50を制御する。選択回路50において選択された出力は復調部80内のA/D変換器81に供給される。A/D変換器81によってアナログ信号からデジタル信号に変換されたデジタル信号出力は復調回路82に供給される。そのデジタル信号出力は復調回路82によって復調され、出力信号となる。
【0012】
ここで、第1の実施形態においては、図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の上限を上回ると判定された場合、レベル調整回路40の出力を選択回路50に選択させる。また、制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1〜30−Nの少なくとも一つの検出出力がA/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された場合、A/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された受信高周波部20−1、20−2〜20−Nの出力信号の内で最も大きな信号レベルを有する出力端子を選択回路50に選択させる。
【0013】
第1の実施形態の構成において選択回路50がレベル調整回路40の出力を選択した場合の動作を、以下図2を参照して詳細に説明する。図2は本発明に係る第1の実施形態におけるレベル調整回路40の構成の例を示すものである。401は選択回路、402は反転器、403は減衰器、404は加算器である。図2の入力1、2〜Nはそれぞれ受信高周波部20−1,20−2〜20−Nの出力であり、選択回路401に供給される。選択回路401は図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出結果に基づいて、入力された信号から最も大きな信号レベルの信号と2番目に大きな信号レベルの信号を選択するように制御される。選択回路401によって選択された最も大きな信号レベルを有する信号は選択信号1として出力され、加算器404に供給される。選択回路401によって選択された他方の信号は選択信号2として出力され、反転器402に供給される。反転器402は入力された信号の位相を反転させるもので、その出力は減衰器403に供給される。減衰器403の減衰量は減算処理後の出力信号がA/D変換器81の入力許容範囲内の信号レベルになるように、図1の調整信号レベル検出回路60の検出結果に基づいて、制御回路70により制御される。減衰器403で減衰された信号は加算器404に供給される。加算器404は選択信号1に、選択信号2の信号を反転、減衰させた信号を加算した信号を出力するもので、その出力はレベル調整回路40の出力信号として選択回路50に供給される。
【0014】
したがって、上記構成によるダイバーシティ受信装置を用いれば、各アンテナで受信した信号の信号レベルを比較し、これらすべての信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の上限を超えると判定された場合に、その比較結果に基づいて一方の受信信号から他方の受信信号を減衰させた信号を減算させることにより、A/D変換器の入力許容範囲の上限を下回る信号レベルの信号を供給することができる。
【0015】
なお、図2において、反転器402を用いているが、位相を調整する移相器であってもよい。
【0016】
図3は本発明に係る第2の実施形態におけるダイバーシティ受信装置のレベル調整回路の構成を示すブロック図である。第2の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の構成は、図2に示した第1の実施形態におけるダイバーシティ受信装置のレベル調整回路40の構成が図3に示した構成に置換されている。第2の実施形態におけるダイバーシティ受信装置において、図1に示した第1の実施形態との動作の差は、図1における制御回路70の制御方法が異なる点にある。
【0017】
以下、図3のレベル調整回路を用いた第2の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の制御回路70の動作を説明する。ここで、第2の実施形態においては、図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の上限を上回ると判定された場合、レベル調整回路40の出力を選択回路50に選択させる。また、図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1〜30−Nの少なくとも一つの検出出力がA/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された場合、A/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された受信高周波部20−1、20−2〜20−Nの出力信号の内で最も大きな信号レベルを有する出力端子を選択回路50に選択させる。また、図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の下限を下回ると判定された場合、レベル調整回路40の出力を選択回路50に選択させる。
【0018】
第2の実施形態の構成において選択回路50がレベル調整回路40の出力を選択した場合の動作を、以下図3を参照して詳細に説明する。図3のレベル調整回路において、401は選択回路、403は減衰器、404は加算器、405は移相器である。図3の入力1、2〜Nはそれぞれ受信高周波部20−1,20−2〜20−Nの出力であり、選択回路401に供給される。選択回路401は図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出結果に基づいて、入力された信号から最も大きな信号レベルの信号と2番目に大きな信号レベルの信号を選択するように制御される。選択回路401によって選択された最も大きな信号レベルを有する信号は選択信号1として出力され、加算器404に供給される。選択回路401によって選択された他方の信号は選択信号2として出力され、移相器405に供給される。移相器405は入力された信号の位相を調整するもので、その出力は減衰器403に供給される。移相器405の移相量と減衰器403の減衰量は減算処理後の出力信号がA/D変換器81の入力許容範囲内の信号レベルになるように、図1の調整信号レベル検出回路60の検出結果に基づいて、制御回路70により制御される。減衰器403で減衰された信号は加算器404に供給される。加算器404は選択信号1に、選択信号2の信号の移相を調整、減衰させた信号を加算した信号を出力するもので、その出力はレベル調整回路40の出力信号として選択回路50に供給される。
【0019】
すなわち、図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の上限を上回ると判定された場合、レベル調整回路は減算器として動作し、図1の制御回路70によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の下限を下回ると判定された場合、レベル調整回路は加算器として動作する。
【0020】
したがって、上記構成によるダイバーシティ受信装置を用いれば、各アンテナで受信した信号の信号レベルを比較し、これらすべての信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の上限を超えると判定された場合に、その比較結果に基づいて最も大きな信号レベルを有する受信信号から2番目に大きな受信レベルを有する受信信号を減衰させた信号を減算させることにより、A/D変換器の入力許容範囲の上限を下回る信号レベルの信号を供給することができる。また、各アンテナで受信した信号の信号レベルを比較し、これらすべての信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の下限を下回ると判定された場合に、その比較結果に基づいて最も大きな信号レベルを有する受信信号に2番目に大きな信号レベルを有する受信信号の位相を調整し、減衰させた信号を加算することにより、A/D変換器の入力許容範囲の下限を上回る信号レベルの信号を供給することができる。
【0021】
なお、本発明に係る第1及び第2の実施形態において選択回路401で選択される信号は、上記の条件に限られものではなく、図2および図3のレベル調整回路によって、レベル調整後の信号レベルがA/D変換器81の入力許容範囲内になるような信号を選択することも可能である。
【0022】
図4は本発明に係る第3及び第4の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。10−1、10−2〜10−N、20−1、20−2〜20−N、30−1、30−2〜30−N、40、60および80、81,82については図1と同様であり、71は制御回路である。
【0023】
図4における第3の実施形態の構成において、図1に示した第1の実施形態との構成の差は、図1における選択回路50が省かれ、A/D変換器81入力される信号は全てレベル調整回路40の出力から供給される点と、図1の制御回路70が制御方法の異なる制御回路71に置換された点にある。ここで、第3の実施形態における図4のレベル調整回路40の構成は、図2に示したレベル調整回路40の構成と同じである。以下、図2及び図4を参照して、図2のレベル調整回路を用いた時の第3の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の制御回路71とレベル調整回路40の動作を説明する。
【0024】
ここで、第3の実施形態においては、図4の制御回路71によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の上限を上回ると判定された場合、図2の選択回路401は、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出結果に基づいて、入力された信号から最も大きな信号レベルの信号を選択信号1として、2番目に大きな信号レベルの信号を選択信号2として選択するように制御回路71によって制御される。このとき、減衰器403の減衰量は減算処理後の出力信号がA/D変換器81の入力許容範囲内の信号レベルになるように、図1の調整信号レベル検出回路60の検出結果に基づいて、制御回路70により制御され、レベル調整回路40は減算器として動作する。
【0025】
また、図1の制御回路70によって受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの少なくとも一つの検出出力がA/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された場合、図2の選択回路401は、A/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された受信高周波部20−1、20−2〜20−Nの出力信号の内で最も大きな信号レベルを有する出力端子を選択信号1として、且つ、任意の出力端子を選択信号2として選択するように、制御回路71によって制御される。
【0026】
このとき、減衰器403の減衰量は無限大となるように、制御回路70により制御され、レベル調整回路40は選択回路として動作する。したがって、上記構成によるダイバーシティ受信装置を用いれば、各アンテナで受信した信号の信号レベルを比較し、これらすべての信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の上限を超えると判定された場合に、その比較結果に基づいて一方の受信信号から他方の受信信号を減衰させた信号を減算させることにより、A/D変換器の入力許容範囲の上限を下回る信号レベルの信号を供給することができる。
【0027】
第4の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の構成は、図2に示した第3の実施形態におけるダイバーシティ受信装置のレベル調整回路40の構成が図3に示した構成に置換されている。第4の実施形態におけるダイバーシティ受信装置において、図4に示した第3の実施形態との動作の差は、図4における制御回路71の制御方法が異なる点にある。以下、図3及び図4を参照して、図3のレベル調整回路を用いた時の第4の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の制御回路71とレベル調整回路40の動作を説明する。
【0028】
ここで、第4の実施形態においては、図4の制御回路71によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の上限を上回ると判定された場合、図3の選択回路401は、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出結果に基づいて、入力された信号から最も大きな信号レベルの信号を選択信号1として、2番目に大きな信号レベルの信号を選択信号2として選択するように制御回路71によって制御される。このとき、減衰器403の減衰量は減算処理後の出力信号がA/D変換器81の入力許容範囲内の信号レベルになるように、図4の調整信号レベル検出回路60の検出結果に基づいて、制御回路71により制御され、レベル調整回路40は減算器として動作する。
【0029】
また、図4の制御回路71によって受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの少なくとも一つの検出出力がA/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された場合、図3の選択回路401は、A/D変換器81の入力許容範囲の上限を下回ると判定された受信高周波部20−1、20−2〜20−Nの出力信号の内で最も大きな信号レベルを有する出力端子を選択信号1として、且つ、任意の出力端子を選択信号2として選択するように、制御回路71によって制御される。このとき、減衰器403の減衰量は無限大となるように、制御回路71により制御され、レベル調整回路40は選択回路として動作する。
【0030】
また、図4の制御回路71によって、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出出力のすべてがA/D変換器81の入力許容範囲の下限を下回ると判定された場合、図3の選択回路401は、受信レベル検出回路30−1、30−2〜30−Nの検出結果に基づいて、入力された信号から最も大きな信号レベルの信号を選択信号1として、2番目に大きな信号レベルの信号を選択信号2として選択するように制御回路71によって制御される。このとき、減衰器403の減衰量は加算処理後の出力信号がA/D変換器81の入力許容範囲内の信号レベルになるように、図1の調整信号レベル検出回路60の検出結果に基づいて、制御回路71により制御され、レベル調整回路40は加算器として動作する。
【0031】
したがって、上記構成によるダイバーシティ受信装置を用いれば、各アンテナで受信した信号の信号レベルを比較し、これらすべての信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の上限を超えると判定された場合に、その比較結果に基づいて最も大きな信号レベルを有する受信信号から2番目に大きな受信レベルを有する受信信号を減衰させた信号を減算させることにより、A/D変換器の入力許容範囲の上限を下回る信号レベルの信号を供給することができる。
【0032】
また、各アンテナで受信した信号の信号レベルを比較し、これらすべての信号の信号レベルがA/D変換器の入力許容範囲の下限を下回ると判定された場合に、その比較結果に基づいて最も大きな信号レベルを有する受信信号に2番目に大きな信号レベルを有する受信信号の位相を調整し、減衰させた信号を加算することにより、A/D変換器の入力許容範囲の下限を上回る信号レベルの信号を供給することができる。
【0033】
なお、本発明に係る第3及び第4の実施形態において選択回路401で選択される信号は、上記の条件に限られものではなく、図2および図3のレベル調整回路によって、レベル調整後の信号レベルがA/D変換器81の入力許容範囲内になるような信号を選択することも可能である。
【0034】
また、第1から第4の実施形態において、ダイバーシティ受信装置は調整信号レベル検出回路60を有していたが、その構成を有していなくても、制御回路70、71は、受信レベル検出回路の検出結果に基づき、レベル調整回路40の制御を行うことができる。
【0035】
また、本発明に係る第1〜第4の実施形態において、復調部内の入力段はA/D変換器に限定されるものではない。
【0036】
また、レベル検出回路の検出方法としては、尖頭値検波、実効値検波、平均値検波が考えられるが、回線の品質に応じて適当な検出方法を選択すればよい。
【0037】
なお、上記ダイバーシティ受信装置を用いた応用例としては、表示装置や音声出力装置等が考えられる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電界強度が強すぎる場合においても効率よく受信信号の信号レベルの調整が可能となるダイバーシティ受信装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1及び第2の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る第1及び第3の実施形態に用いられるレベル調整回路の構成の例を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る第2及び第4の実施形態に用いられるレベル調整回路の構成の例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係る第3及び第4の実施形態におけるダイバーシティ受信装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10−1〜10−N・・・アンテナ
20−1〜20−N・・・受信高周波部
30−1〜30−N・・・受信レベル検出回路
40・・・・・・・・・・レベル調整回路
50・・・・・・・・・・選択回路
60・・・・・・・・・・調整信号レベル検出回路
70、71・・・・・・・制御回路
80・・・・・・・・・・復調部
81・・・・・・・・・・A/D変換器
82・・・・・・・・・・復調回路
401・・・・・・・・・選択回路
402・・・・・・・・・反転器
403・・・・・・・・・減衰器
404・・・・・・・・・加算器
405・・・・・・・・・移相器

Claims (6)

  1. 無線伝送信号を受信する複数の受信手段と、
    前記受信手段によって受信された信号に対し、増幅、同調、周波数変換の少なくとも一つの処理を行う複数の信号処理手段と、
    前記信号処理手段から出力された信号の信号レベルを調整するレベル調整手段と、
    前記レベル調整手段は、前記信号処理手段から出力された複数の信号に含まれる信号である第1及び第2の選択信号について、前記第2の選択信号の位相を調整する位相調整手段と、前記位相調整手段により位相を調整された第2の選択信号の信号レベルを調整する選択信号レベル調整手段と、前記第1の選択信号と前記選択信号レベル調整手段により調整された第2の選択信号を加算し、出力する加算手段とを備え、
    前記信号処理手段から出力される信号または前記レベル調整手段から出力される信号のいずれかの信号を選択する選択手段と、
    前記選択手段から出力された信号を復調する復調手段と、
    前記信号処理手段から出力された信号の信号レベルを検出する複数の受信レベル検出手段と、
    前記レベル調整手段の出力信号の信号レベルを検出する調整信号レベル検出手段と
    前記受信レベル検出手段により検出された信号のレベル及び前記調整信号レベル検出手段により検出された信号のレベルに基づいて、前記復調手段に入力される信号が所定レベル範囲内の信号となるように前記レベル調整手段及び前記選択手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする受信装置。
  2. 前記位相調整手段は、信号の位相を反転させる反転器であることを特徴とする請求項1記載のダイバーシティ受信装置。
  3. 前記選択信号レベル調整手段は、信号のレベルを減衰させる減衰器であることを特徴とする請求項2記載のダイバーシティ受信装置。
  4. 請求項3記載のダイバーシティ受信装置と、前記ダイバーシティ受信装置から出力された信号に基づき、映像を表示する表示手段とを有することを特徴とする表示装置。
  5. 請求項3記載のダイバーシティ受信装置と、前記ダイバーシティ受信装置から出力された信号に基づき、音声を出力する音声出力手段と、を有することを特徴とする音声出力装置。
  6. 請求項3記載のダイバーシティ受信装置と、前記ダイバーシティ受信装置から出力された信号に基づき、データを出力するデータ出力手段とを有することを特徴とするデータ出力装置。
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