JP3672995B2 - 工作機械の工具割り出し装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、工具台に回転自在に支持された工具取付け部材とともに回転する可動側カップリングを所定の角度位置に回転させて、工具台に着脱可能に取付けられた固定側カップリングに噛合させることにより、工具の割り出し位置決めを行うようにした工作機械の工具割り出し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工作機械の工具の割り出し位置の微調整(所謂芯出し調整)を固定側カップリングで行う場合には、固定側カップリングの前側に位置する部品の全てを分解して行っていた。
このため、例えば旋盤の刃物台(工具台)の芯出し調整を行う場合には、タレットヘッドを分解する必要があり、更に、芯出し調整の作業が終了した後に、固定のためのテーパピンを打つ必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このように、タレットヘッドを分解する必要があるために、作業工数が多くなり、手間がかかり、この作業に要する時間も長くなるという問題があった。
更に、テーパピンを打つ必要があるために、部品点数が多くなって構造が複雑となり、且つ作業工数が多くなり、手間がかかり、作業時間が更に長くなるという問題があった。
また、テーパピンを打つには、テーパピンを打つためのテーパ穴の加工を施す必要があるために、この加工で生じた切粉がテーパピンを打つときに、外部に排出されて、組立て環境が悪化してしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、工具の割り出し位置の微調整作業を行う時に、工具台の分解の必要が殆どなく、テーパピンを打ち込む必要もなく、またテーパ穴加工が不要であって切粉の発生を無くし、更に短時間で容易に工具台の芯出し調整作業を行え、且つ構造を簡単化することができる工作機械の工具割り出し装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、請求項1の発明は、工具台に着脱可能に取り付けられた固定側カップリングと、工具台に回転自在に支持された工具取付け部材とともに回転する可動側カップリングとを備え、可動側カップリングを所定の角度位置に回動させて固定側カップリングに噛合させることにより工具の割り出し位置決めを行うようにした工作機械の工具割り出し装置において、上記固定側カップリングを上記工具台に該工具台への固定を解除した状態で上記可動側カップリングの回転軸回りに回動可能に支持し、該固定側カップリングと工具台との間に、該固定側カップリングを上記回転軸回りに微小角度だけ回転させる微調整手段を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1の工作機械の工具割り出し装置において、上記微調整手段が、工具台により回転可能に支持された支持軸の先端面に駆動軸を偏芯して突設してなる偏芯ピンと、上記固定側カップリングの工具台側端面に凹設され、上記駆動軸が挿入係止している係止穴とから構成されており、上記支持軸を回転させることにより駆動軸が係止穴を介して固定側カップリングを微小角度回転させることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施形態による工作機械の工具割り出し装置が備えられた旋盤の斜視図、図2は図1の旋盤の要部である工具割り出し装置の内部構造を示す断面図、図3は上記の工具割り出し装置の要部を示す拡大断面図、図4は工具割り出し装置の固定側のカップリングと微調整手段の要部の分解斜視図である。
【0008】
図1に示す旋盤1は、ベッド2の一方側に心押台3が左右移動可能に配置され、他方側には主軸台4が配置されており、後側には工具台5が左右移動可能かつ前後移動可能に配置されている。主軸台4には、その先端に被加工部品(ワーク)を保持するチャック6が設けられ、心押台3には、チャック6との間で被加工部品を保持するためのセンタ7が設けられている。
【0009】
上記工具台5には、その先端に工具割り出し装置10のタレットヘッド8が設けられており、このタレットヘッド8は、工具台5に設けられたタレット軸8cによって割り出し軸回りに回転自在に支持されている。このタレットヘッド8に工具Kが着脱可能に取付けられている。
【0010】
本実施形態の工具割出し装置10は、割り出しギヤ15を不図示の駆動機構によって回転させることにより、工具台5に対しタレットヘッド8を上記いずれかの工具Kの刃先が所定の加工位置に位置決めされるように回転角度位置を設定するものである。
【0011】
上記割り出しギヤ15の前側(タレットヘッド8側)には、外周可動側カップリング17Aが、テーパピン15aとボルト15bで固定されている。そして該外周可動側カップリング17Aの軸芯側には固定側カップリング16が同軸配置されており、さらにこの固定側カップリング16に対面するように対面可動側カップリング17Bが配置されている。通常の加工時には、上記固定側カップリング16の端面に形成されたギヤ部16a及び外周可動側カップリング17Aの端面に形成されたギヤ部17aに対面可動側カップリング17Bの端面に形成されたギヤ部17bが噛み合っている。なお、上記外周可動側カップリング17Aはタレッドヘッド8にテーパピン8aと図示しないボルトで固定されており、これにより割り出しギヤ15,外周可動側カップリング17A及びタレットヘッド8が同時に回転することとなる。
【0012】
上記対面可動側カップリング17Bは、タレットヘッド8の内側に形成されたシリンダ8b内に図示左右に摺動自在に配設されたピストンとして機能するようになっており、該対面可動側カップリング17Bは、タレットヘッド8の内側に形成された油圧供給孔19から油圧を供給することによって、図示右動してギヤ部17bがギヤ部17a及び16aに噛合し、油圧供給孔18から油圧を供給することによって図示左動してギヤ部17bと17a,16aとの噛み合いが外れるように構成されている。なお、図2において、タレット軸8cより上側部分は噛み合いが外れた状態を、下側部分は噛み合った状態を示している。
【0013】
また上記固定側カップリング16は上記工具台5のボス部5dによって回動可能にかつ上記タレットヘッド8と同軸をなすように支持されており、また、図4に示すように、固定ボルト(図示略)が螺入される複数個のネジ孔16cが形成されており、該ネジ孔16cに固定ボルトを螺入することにより、工具台5に固定されている。
【0014】
そして本実施の形態では、固定側カップリング16を、工具台5への固定を解除した状態で外周可動側カップリング17Aと同軸回りに微小角度だけ回転させる微調整手段20を該固定側カップリング16と工具台5との間に設けてある。
【0015】
上記微調整手段20は、図2〜図4に示すように、工具台5の支持孔5aにより回転可能に支持された支持軸21aの先端面に駆動軸21bを寸法aだけ偏芯して突設してなる偏芯ピン21と、固定側カップリング16の工具台5側端面に凹設され、上記駆動軸21bが挿入係止している係止穴16bとから構成されている。上記偏芯ピン21には、固定ボルト22が螺入されるネジ孔21dと、偏芯ピン21を回動させて微調整を行うための六角レンチR(図2参照)等の回動工具が嵌入される六角穴21eとが形成されている。なお、上記係止穴16bは半径方向の長軸を有する長孔となっている。
【0016】
偏芯ピン21の支持軸21aが回転可能に挿入された工具台5の支持孔5aの基部側には、六角レンチR等の回動工具を貫入するための工具孔5bが支持孔5aに連通して設けられ、この支持孔5aと工具孔5bとの境界には、固定ボルト22用ワッシャ23が当接するための内向き鍔部5cが形成されており、工具孔5bは蓋材24で塞がれている。
【0017】
次に、本実施の形態の工作機械の工具割り出し位置の微調整について説明する。
固定側カップリング16をタレットヘッド回転軸回りに微小角度回転させて、微調整を行なうには、対面可動側カップリング17Bと固定側カップリング16及び外周可動側カップリング17Aとが噛合した状態(図3参照)で、固定側カップリング16の複数の固定ボルト(図示略)を緩めるとともに、偏芯ピン21の固定ボルト22を抜く。そして偏芯ピン21の六角穴21eに六角レンチRを差し込んで回す。これにより外周可動側カップリング17Aと共にタレッドヘッド8が微小角度回転し、工具Kの刃先が所定の加工時位置に芯出し調整される。なお、調整後は上記固定ボルトを締め付ける。
【0018】
通常の割り出し動作は以下のようにして行われる。まず、油圧供給孔18から油圧を供給することによって、対面可動側カップリング17Bが左動して固定側カップリング16との噛合が分離される。続いて駆動源により割り出しギヤ15が回転し、これによりタレットヘッド8が割り出し位置まで回転する。
【0019】
次に、油圧供給孔18からの油圧供給を止め、油圧供給孔19に油圧を供給することによって、対面可動側カップリング17Bが右動して固定側カップリング16及び外周可動側カップリング17Aと噛合し、これにより工具Kが所定位置に割り出し固定される。
【0020】
なお、上記実施の形態では、可動側カップリングを対面可動側カップリング17Bと外周可動側カップリング17Aの2つで構成したものについて説明したが、本発明は、これに限らず、可動側カップリングを2つにすることなく、1つだけ設ける場合にも適用できることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の工作機械の工具割り出し装置によれば、微調整手段によって固定側カップリングを回動させて工具の割り出し位置決めの微調整を行うようにしたので、この微調整作業を行う時に、タレッドヘッドを取り外す必要はなく、またテーパピンを打ち込む必要もなく、従ってテーパ穴加工が不要であって切粉の発生を無くし、短時間で容易に芯出し調整作業を行うことができる効果を奏する。
【0022】
請求項2の工作機械の工具割り出し装置によれば、微調整手段が、工具台により回転可能に支持された支持軸と、該支持軸の先端面に偏芯して突設された駆動軸とを備えた偏芯ピンと、上記固定側カップリングの工具台側端面に凹設され、上記駆動軸が挿入係止している係止穴とから構成されているので、構造が簡単であり、微調整動作を、偏芯ピンの支持軸を六角レンチ等の回動工具によって回転させるだけで行えるので、微調整作業が簡単であり、且つ正確に工具割り出しの微調整を行うことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る工具割り出し装置が備えられた旋盤の斜視図である。
【図2】上記実施形態の工具割り出し装置の内部構造を示す断面図である。
【図3】上記実施形態装置の要部の拡大断面図である。
【図4】上記実施形態装置の微調整を行っている状態の説明図である。
【符号の説明】
K 工具
5 工具台
8 タレットヘッド(工具取付け部材)
10 工具割り出し装置
16 固定側カップリング
17A,17B 外周,対面可動側カップリング
20 微調整手段
21 偏芯ピン
21a 支持軸
21b 駆動軸
16b 係止穴
Claims (2)
- 工具台に着脱可能に取り付けられた固定側カップリングと、工具台に回転自在に支持された工具取付け部材とともに回転する可動側カップリングとを備え、可動側カップリングを所定の角度位置に回動させて固定側カップリングに噛合させることにより工具の割り出しを行うようにした工作機械の工具割り出し装置において、上記固定側カップリングを上記工具台に該工具台への固定を解除した状態で上記可動側カップリングの回転軸回りに回動可能に支持し、該固定側カップリングと工具台との間に、該固定側カップリングを上記回転軸回りに微小角度だけ回転させる微調整手段を設けたことを特徴とする工作機械の工具割り出し装置。
- 請求項1において、上記微調整手段が、工具台により回転可能に支持された支持軸の先端面に駆動軸を偏芯して突設してなる偏芯ピンと、上記固定側カップリングの工具台側端面に凹設され、上記駆動軸が挿入係止している係止穴とから構成されており、上記支持軸を回転させることにより駆動軸が係止穴を介して固定側カップリングを微小角度回転させることを特徴とする工作機械の工具割り出し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00671196A JP3672995B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 工作機械の工具割り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00671196A JP3672995B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 工作機械の工具割り出し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09192981A JPH09192981A (ja) | 1997-07-29 |
| JP3672995B2 true JP3672995B2 (ja) | 2005-07-20 |
Family
ID=11645878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00671196A Expired - Fee Related JP3672995B2 (ja) | 1996-01-18 | 1996-01-18 | 工作機械の工具割り出し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3672995B2 (ja) |
-
1996
- 1996-01-18 JP JP00671196A patent/JP3672995B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH09192981A (ja) | 1997-07-29 |
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