JP3673214B2 - 椅子 - Google Patents

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JP3673214B2
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C3/00Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
    • A47C3/20Chairs or stools with vertically-adjustable seats
    • A47C3/34Chairs or stools with vertically-adjustable seats with pins coacting with holes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C7/00Parts, details, or accessories of chairs or stools
    • A47C7/36Supports for the head or the back
    • A47C7/40Supports for the head or the back for the back
    • A47C7/402Supports for the head or the back for the back adjustable in height

Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、椅子に係り、例えば学習机とともに利用される子供用の椅子として用いられるのに適した椅子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、学習机とともに利用される子供用の椅子として、子供の成長に合わせて座面の高さを調整できるようにした椅子が知られている。
【0003】
しかしながら、この種の椅子は、座面の高さを調整できるだけで背もたれの高さや座面の奥行きを調整することができないために、座面の高さを変更するのに伴って座り心地が徐々に悪化する場合があると云う不都合を有している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上の点に鑑みて、座面の高さのみでなく背もたれの高さや座面の奥行き等を調整することが可能であり、もって座面の高さ位置の如何にかかわらず座り心地の良い椅子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による椅子は、脚部、座面および背もたれを備えた椅子であって、前記座面および背もたれの高さ位置を調整可能であるとともに、前記座面の前後位置を調整可能であり、前記座面の前後位置の調整を、前記座面の前後方向の向きを変えて固定することにより行なうことを特徴とするものである。
【0008】
また、本発明の請求項2による椅子は、上記した請求項1の椅子において、座面の前後位置の調整に関して、座部における座貫上に座面が着脱自在に支持され、前記座貫に貫通部が二つ設けられ、前記二つの貫通部は座面の前後方向に並べられ、前記座面の下面に第一ないし第四の雌ネジが設けられ、前記第一ないし第四の雌ネジは座面の前後方向に並べられ、前記二つの貫通部間の距離をa、座面の前後方向一方の端部から第一の雌ネジまでの距離をb、座面の前後方向一方の端部から第二の雌ネジまでの距離をc、座面の前後方向他方の端部から第三の雌ネジまでの距離をd、座面の前後方向他方の端部から第四の雌ネジまでの距離をe、第二および第三の雌ネジ間の距離をfとして、
c>b>d>e
かつ(c−b)+f=(d−e)+f=a
の関係を充足することを特徴とするものである。
【0011】
上記構成を備えた本発明の請求項1による椅子においては、脚部、座面および背もたれを備えた椅子において、座面および背もたれの高さ位置を調整可能とされるとともに座面の前後位置を調整可能とされているために、子供の成長等に合わせて座面の高さ位置のみでなく、背もたれの高さ位置や座面の奥行きを調整することが可能となる。座面の前後位置の調整に関しては、後記するように座面を着脱自在に支持する座貫に上下方向に貫通する貫通部を設け、座面の下面に複数の雌ネジを座面の前後方向に並べて設け、雄ネジを貫通部に差し通して一の雌ネジにねじ込むことにより座面の前後位置を特定するのが好適であり、この調整手段によれば、座面の前後位置を座面の下面に設ける雌ネジの数に応じて段階的に調整することが可能となる。
【0013】
また、座面の前後位置の調整を座面の前後方向の向きを変えて固定することにより行なうものとされているために、貫通部や雌ネジ等の締結手段の形成数が少ない場合であっても座面の前後位置の調整段数を多く設定することが可能となり、例えば請求項2に記載したように座面の前後位置の調整に関して、座面を着脱自在に支持する座貫に貫通部を二つ座面の前後方向に並べて設け、座面の下面に第一ないし第四の雌ネジを座面の前後方向に並べて設け、二つの貫通部間の距離をa、座面の前後方向一方の端部から第一の雌ネジまでの距離をb、座面の前後方向一方の端部から第二の雌ネジまでの距離をc、座面の前後方向他方の端部から第三の雌ネジまでの距離をd、座面の前後方向他方の端部から第四の雌ネジまでの距離をe、第二および第三の雌ネジ間の距離をfとして、
c>b>d>e
かつ(c−b)+f=(d−e)+f=a
の関係を充足する場合には、座貫に貫通部を二つ、座面に雌ネジを四つ設けるだけで、座面の前後位置を四段階に亙って調整することが可能となる。
【0014】
また、本発明の椅子は、上記したように子供の成長に合わせて座面の高さ位置のみでなく背もたれの高さ位置や座面の奥行きを同時に調整すべく、学習机とともに利用される子供用の椅子として用いるのが好適である。また、座面の高さ位置や前後位置を調整するときに使用する六角レンチを差し込んで保管するための収容凹部を座貫の内面などの外部から見えにくい部位に設けると、使用頻度の低い六角レンチの紛失を防止することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
つぎに本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
【0016】
図1は、本発明の実施例に係る椅子の平面図、図2は正面図、図3は側面図、図4は斜視図をそれぞれ示している。
【0017】
当該実施例に係る椅子1は、学習机とともに利用される子供用の椅子として用いられるものであって、図3(A)ないし(D)に示すように、座面(座板とも称する)21を備えた座部11および背もたれ(背部とも称する)12の高さ位置(上下方向位置)を上下四段階に亙って調整可能とされるとともに、座部11における座面21の前後位置(前後方向位置)を前後四段階に亙って調整可能とされている。図3においては、図上左側の(A)が座部11および背もたれ12の高さ位置が最も高くかつ座面21の前後位置が最も前方に位置して座面21の奥行きが最も深く設定された状態を示しており、以下(B)(C)および(D)の順に、座部11および背もたれ12の高さが徐々に低くかつ座面21の前後位置が徐々に後ろに下がって座面21の奥行きが徐々に浅くなるように変更されている。尚、子供の成長に合わせて座部11および背もたれ12の高さ位置ならびに座面21の前後位置を調整するには、上記説明とは反対に図3(D)から(C)(B)および(A)へと調整作業を行なうことになる。図4(A)は図3(A)に対応する斜視図、図4(B)は図3(D)に対応する斜視図である。
【0018】
当該椅子1は、その主たる構成要素として、脚部2、座部11および背もたれ12を備えており、各部がそれぞれ以下のように構成されている。上記したように座面21は座部11の一部品である。
【0019】
すなわち先ず、脚部2は、左右一対の脚3,3を備えており、この脚3がそれぞれ、互い固定的に連結された前脚4および後脚5の組み合わせによって形成されている。図3の側面図に示すように、前脚4の上部は後方に湾曲しており、かつ座面21よりも上方に配置されて肘掛け6を兼ねている。前脚4と後脚5の間には脚側貫7が固定的に架設され、左右の前脚4,4同士の間には脚前貫8が固定的に架設され、左右の後脚5,5同士の間には脚後貫9が固定的に架設されている。
【0020】
座部11および背もたれ12は互いに一体に形成されていて、左右一対の座側13,13を備えており、この座側13がそれぞれ、互いに固定的に連結された下側座側(座側下とも称する)14および上側座側(座側上とも称する)15の組み合わせによって形成されている。下側座側14は座部11の一部を構成し、上側座側15は背もたれ12の一部を構成している。座側13はそれぞれ脚3の直ぐ内側に配置され、後述する連結手段によって脚3に着脱自在に連結されている。左右の下側座側14,14同士の間には前側座貫16および後側座貫17(図7(A)参照)が固定的に架設され、左右の上側座側15,15同士の間には下側背貫18、中央背貫19および上側背貫20が固定的に架設され、また前側座貫16および下側座貫17の上には座面21が後述する連結手段によって着脱自在に載せられている。
【0021】
下側座側14、前側座貫16、後側座貫17および座面21よりなる座部11ならびに上側座側15、下側背貫18、中央背貫19および上側背貫20よりなる背もたれ12は、以下の連結手段によって脚部2に連結されている。この連結手段は左右対称構造であるため、その一方のみを説明する。
【0022】
すなわち先ず、図5の分解斜視図に示すように、座部11における下側座側14に孔状の貫通部31が左右方向に貫通するように設けられるとともにこれに対応して脚部2における前脚4の内面に雌ネジ32が設けられており、雄ネジ33を貫通部31に差し通して雌ネジ32にねじ込むことによって下側座側14が前脚4に着脱自在に連結されている。また図6の分解斜視図に示すように、座部11における上側座側15に孔状の貫通部34が左右方向に貫通するように設けられるとともにこれに対応して前脚4の内面に雌ネジ35が設けられており、雄ネジ36を貫通部34に差し通して雌ネジ35にねじ込むことによって上側座側15が前脚4に着脱自在に連結されている。したがって、左右各二本都合四本のネジ止めにより、座部11および背もたれ12が脚部2に対して着脱自在に連結されている。
【0023】
また、図5に示したように、前脚4の内面に設けられる雌ネジ32は四つ設けられており、この四つの雌ネジ32が上下方向に所定の間隔(例えば45mm)をもって並んで設けられている。また図6に示したように、上側座側15に設けられる孔状の貫通部34はこれも四つ設けられており、この四つの貫通部34が雌ネジ32の場合と同じ間隔(例えば45mm)をもって上下方向に並んで設けられている。したがって上記連結作業を行なうときに、一番上の雌ネジ32および貫通部34に対して雄ネジ33,36を用いると、図3(A)および図4(A)に示したように座部11および背もたれ12の高さ位置が最も高く設定され、反対に一番下の雌ネジ32および貫通部34に対して雄ネジ33,36を用いると、図3(D)および図4(B)に示したように座部11および背もたれ12の高さ位置が最も低く設定されることになり、このようにして当該連結手段によれば、座部11および背もたれ部12の高さ位置を雌ネジ32および孔34の形成数に合わせて段階的に調整することが可能とされ、これに伴って座面21の高さ位置も所定の高さ範囲(例えば285〜420mm)において雌ネジ32および孔34の形成数に合わせて段階的に調整することが可能とされている。尚、下側座側14に設けられる貫通部31は、各段における雌ネジ32および貫通部34間の寸法差を吸収し得るよう、図5に示したように前後方向に長い長孔とされている。
【0024】
また、座部11において、座面21は以下の連結手段によって前側座貫16および後側座貫17に連結されている。
【0025】
すなわち、図7は当該椅子1から座面21を取り外した状態を示しており、(A)が座面21以外の部分の平面図、(B)が座面21の平面図を示している。
【0026】
先ず、同図(A)に示すように、前側座貫16の左右方向中央に孔状の貫通部37が上下方向に貫通するように形成されるとともに、後側座貫17の左右方向中央にも孔状の貫通部38が上下方向に貫通するように形成されており、更に同図(B)に示すように、座面21の左右方向中央に座面21の前後方向一端部21aから前後方向他端部21bへかけて第一、第二、第三および第四の雌ネジ39,40,41,42が一列に並んで設けられている。尚、この雌ネジ39,40,41,42はそれぞれ座面21の下面に設けられているが、図では作図の都合上、平面に描かれている。そして、上記雄ネジ33,36と同様な図示しない雄ネジを貫通部37に下方から差し通して第一の雌ネジ39にねじ込むとともに今一本の図示しない雄ネジを貫通部38に下方から差し通して第三の雌ネジ41にねじ込むか、または上記雄ネジ33,36と同様な図示しない雄ネジを貫通部37に下方から差し通して第二の雌ネジ40にねじ込むとともに今一本の図示しない雄ネジを貫通部38に下方から差し通して第四の雌ネジ42にねじ込むことにより、座面21が前側座貫16および後側座貫17に対して着脱自在に固定されている。
【0027】
また上記構成において、各部の寸法は、前側座貫16および後側座貫17に設けられた貫通部37,38間の距離をa、座面21の一端部21aから第一の雌ネジ39までの距離をb、座面21の一端部21aから第二の雌ネジ40までの距離をc、座面21の他端部21bから第三の雌ネジ41までの距離をd、座面21の他端部21bから第四の雌ネジ42までの距離をe、第二および第三の雌ネジ40,41間の距離をfとして、
c>b>d>e・・・・(1)式
および
(c−b)+f=(d−e)+f=a・・・・(2)式
を充足するように設定され、更に、
c−b=b−d=d−e・・・・(3)式
を充足するように設定されている。
【0028】
上記各寸法の具体例は以下のとおりである。
【0029】
第一例:a=210mm,b=95mm,c=115mm,d=75mm,e=55mm,f=190mm
【0030】
第二例:a=210mm,b=100mm,c=120mm,d=80mm,e=60mm,f=190mm
【0031】
そして、このように寸法設定された座面21は、以下のようにしてその前後位置を調整することが可能である。
【0032】
第一段・・・
図3(A)に示すように、座面21の一端部21aを椅子1の前方に向けた状態で、図示しない雄ネジを貫通部37に差し通して第二の雌ネジ40にねじ込むとともに、今一本の図示しない雄ネジを貫通部38に差し通して第四の雌ネジ42にねじ込む。この場合、上記寸法設定により座面21の一端部21aから第二の雌ネジ40までの距離cが最も大きいため、座面21の一端部21aから背もたれ12までの座面21の奥行きが最も深く設定される。
【0033】
第二段・・・
図3(B)に示すように、第一段と同じく座面21の一端部21aを椅子1の前方に向けた状態で、図示しない雄ネジを貫通部37に差し通して第一の雌ネジ39にねじ込むとともに、今一本の図示しない雄ネジを貫通部38に差し通して第三の雌ネジ41にねじ込む。この場合、上記寸法設定により座面21の一端部21aから第一の雌ネジ39までの距離bが二番目に大きいため、座面21の一端部21aから背もたれ12までの奥行きが二番目に深く設定される。
【0034】
第三段・・・
図3(C)に示すように、座面21の前後方向の向きを反対向きにして座面21の他端部21bを椅子1の前方に向けた状態で、図示しない雄ネジを貫通部37に差し通して第三の雌ネジ41にねじ込むとともに、今一本の図示しない雄ネジを貫通部38に差し通して第一の雌ネジ39にねじ込む。この場合、上記寸法設定により座面21の他端部21bから第三の雌ネジ41までの距離dが三番目に大きいため、座面21の他端部21bから背もたれ12までの奥行きが三番目に深く設定される。
【0035】
第四段・・・
図3(D)に示すように、第三段と同じく座面21の前後方向の向きを反対向きにして座面21の他端部21bを椅子1の前方に向けた状態で、図示しない雄ネジを貫通部37に差し通して第四の雌ネジ42にねじ込むとともに、今一本の図示しない雄ネジを貫通部38に差し通して第二の雌ネジ40にねじ込む。この場合、上記寸法設定により座面21の他端部21bから第四の雌ネジ42までの距離eが最も小さいため、座面21の他端部21bから背もたれ12までの奥行きが最も浅く設定される。
【0036】
したがって、このようにして当該連結手段によれば、座面21の前後位置を段階的に調整することが可能とされ、これにより座面21の奥行きを段階的に調整することが可能とされている。したがって、上記した座面21および背もたれ12の高さ位置の調整と相俟って、子供の成長に合わせて座面21および背もたれ部12の高さならびに座面21の奥行きを調整し得る座り心地の良い椅子1を提供することができる。また、上記(3)式を充足すれば、一定のピッチ(例えば上記数値例では20mmごと)で座面21の奥行きを調整することができる。
【0037】
また、この連結手段によれば、第一段および第二段と第三段および第四段とで座面21の前後方向の向きを変えることにより座面21の前後位置を調整するようにしたために、上記したように座貫16,17に貫通部37,38を二つ、座面21に雌ネジ39,40,41,42を四つ設けるだけで、座面21の前後位置を四段階に亙って調整することができる。したがって、調整可能段数が多い割りに、設けるべき貫通部37,38および雌ネジ39,40,41,42の数が少なくて済むと云う利点を有している。座面21の一端部21aと他端部21bは、前後位置調整時に両者を容易に識別できるよう平面形状を互いに異にして形成されており、具体的には一端部21aの方が、より丸みを帯びた平面形状に形成されている。
【0038】
また、当該実施例に係る椅子1においては、上記したように座部11および背もたれ12が一体に形成されているために、座面21の高さ位置の調整と背もたれ12の高さ位置の調整は互いに連動して同時に行なわれ、すなわち座面21の高さ位置を変えると背もたれ12の高さ位置も同時に変えられ、反対に背もたれ12の高さ位置を変えると座面21の高さ位置も同時に変えられる。これに対して、座面21の前後位置の調整と座面21および背もたれ12の高さ位置の調整とは互いに連動しておらず、すなわち座面21および背もたれ12の高さ位置の如何にかかわらず座面21の前後位置を調整可能とされ、反対に座面21の前後位置の如何にかかわらず座面21および背もたれ12の高さ位置を調整可能とされている。このように当該椅子1は、本来的には座面21の上昇にしたがって座面21が前に出てくる(座面21の奥行きがとれる)ことを意図しているが、座面21の高さ如何にかかわらず座面21の前後位置を調整可能とされているために、利用者の体型や好み等に応じて座面21の奥行きを単独で選択することができる。
【0039】
また、当該実施例に係る椅子1はブナ材等の木材によって製作されており、座面21の上面には布やビニールなどの被覆層が張られている。締結手段である雌ネジ32,35,39,40,41,42にはウッドアンカーやナット類が含まれ、雄ネジ33,36には六角穴付きボルト等のボルト類が含まれる。
【0040】
また、当該椅子1の組立や分解、座面21および背もたれ12の高さ位置の調整や座面21の前後位置の調整等を行なうに際しては、雄ネジ33,36を回すのに図8に示すような六角レンチ51が用いられることがある。この六角レンチ51は一般に椅子1の付属品として利用者に提供されるが、使用頻度が低いことから一旦使用した後、紛失しがちである。したがって当該椅子1には、この六角レンチ51を紛失することがないよう椅子1自体に六角レンチ51の保管場所が設けられている。この保管場所としては美観上の観点から後側座貫17の前面など外部から見えにくい場所が適しており、ここに六角レンチ51の長手部51aを差し込んで六角レンチ51をテープ止めするよう孔状の収容凹部52が設けられている(図7(A)参照)。
【0041】
【発明の効果】
本発明は、以下の効果を奏する。
【0042】
すなわち先ず、上記構成を備えた本発明の請求項1による椅子においては、脚部、座面および背もたれを備えた椅子において、座面および背もたれの高さ位置を調整可能とされるとともに座面の前後位置を調整可能とされているために、子供の成長等に合わせて座面の高さ位置のみならず、背もたれの高さ位置や座面の奥行きを調整することができる座り心地の良い椅子を提供することができる。
【0044】
また、座面の前後位置の調整を座面の前後方向の向きを変えて固定することにより行なうようにしたために、貫通部や雌ネジ等の締結手段の形成数が少ない場合であっても座面の前後位置の調整段数を多く設定することができ、特に本発明の請求項2による椅子においては、座面の前後位置の調整に関して、座面を着脱自在に支持する座貫に貫通部を二つ座面の前後方向に並べて設け、座面の下面に第一ないし第四の雌ネジを座面の前後方向に並べて設け、二つの貫通部間の距離をa、座面の前後方向一方の端部から第一の雌ネジまでの距離をb、座面の前後方向一方の端部から第二の雌ネジまでの距離をc、座面の前後方向他方の端部から第三の雌ネジまでの距離をd、座面の前後方向他方の端部から第四の雌ネジまでの距離をe、第二および第三の雌ネジ間の距離をfとして、
c>b>d>e
かつ(c−b)+f=(d−e)+f=a
の関係を充足させるようにしたために、座貫に貫通部を二つ、座面に雌ネジを四つ設けるだけで、座面の前後位置を四段階に亙って調整することができる。したがって、調整可能段数が多い割りに、設けるべき貫通部および雌ネジの数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る椅子の平面図
【図2】同椅子の正面図
【図3】(A)ないし(D)とも同椅子の側面図であって座面および背もたれの高さ位置ならびに座面の前後位置の変化を示す説明図
【図4】(A)および(B)とも同椅子の斜視図
【図5】同椅子における脚部と座部の連結構造を示す説明図
【図6】同椅子における脚部と背もたれの連結構造を示す説明図
【図7】同椅子から座面を取り外した状態の平面図であって、(A)は座面以外の部分の平面図、(B)は座面の平面図
【図8】雄ネジを回す六角レンチの説明図
【符号の説明】
1 椅子
2 脚部
3 脚
4 前脚
5 後脚
6 肘掛け
7 脚側貫
8 脚前貫
9 脚後貫
11 座部
12 背もたれ
13 座側
14 下側座側
15 上側座側
16 前側座貫
17 後側座貫
18 下側背貫
19 中央背貫
20 上側背貫
21 座面
21a 一端部
21b 他端部
31,34,37,38 貫通部
32,35,39,40,41,42 雌ネジ
33,36 雄ネジ
51 六角レンチ
51a 長手部
52 収容凹部

Claims (2)

  1. 脚部、座面および背もたれを備えた椅子であって、
    前記座面および背もたれの高さ位置を調整可能であるとともに、前記座面の前後位置を調整可能であり、前記座面の前後位置の調整を、前記座面の前後方向の向きを変えて固定することにより行なうことを特徴とする椅子。
  2. 請求項1の椅子において、
    座面の前後位置の調整に関して、座部における座貫上に座面が着脱自在に支持され、前記座貫に貫通部が二つ設けられ、前記二つの貫通部は座面の前後方向に並べられ、前記座面の下面に第一ないし第四の雌ネジが設けられ、前記第一ないし第四の雌ネジは座面の前後方向に並べられ、前記二つの貫通部間の距離をa、座面の前後方向一方の端部から第一の雌ネジまでの距離をb、座面の前後方向一方の端部から第二の雌ネジまでの距離をc、座面の前後方向他方の端部から第三の雌ネジまでの距離をd、座面の前後方向他方の端部から第四の雌ネジまでの距離をe、第二および第三の雌ネジ間の距離をfとして、
    c>b>d>e
    かつ(c−b)+f=(d−e)+f=a
    の関係を充足することを特徴とする椅子。
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