JP3674423B2 - 浴室暖房装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浴室内を温風により暖房するための浴室暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室内に裸で入って入浴をしようとした場合、冬期は浴室内が寒いので快適な入浴ができないという問題がある。
【0003】
そこで浴室を暖房するための浴室暖房装置を設け、脱衣室に浴室暖房装置の操作盤を配置し、入浴に当たって浴室暖房が必要な場合には入浴する際に脱衣室内に配置した操作盤に設けた暖房スイッチを操作して浴室内を暖房するようにしている。
【0004】
ところが、湯張りをしたのち最初の入浴者が入浴するに当たり、脱衣室で脱衣する際に暖房スイッチを操作し、その後、浴室内に入って入浴するのであるが、冬期などは浴室内がすぐに暖かくならず、快適な入浴ができないという問題があった。
【0005】
そこで、湯張り時に脱衣室に行って暖房スイッチを押して浴室内の暖房を開始するようにしているが、この場合、湯張り操作とは別に脱衣室に行ってわざわざ暖房スイッチを操作する必要があり、操作が煩わしく、また、湯張り時に暖房スイッチを押し忘れて暖房されないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、浴室内、浴室外の操作盤を操作して湯張りをするだけで自動的に浴室内の予備暖房ができて、快適な入浴ができるようにすることを主たる課題とし、また、浴室内の予備暖房が必要でないときには簡単に湯張りに予備暖房が連動しないモードに切り換えることができ、また、入浴中にも暖房を行いたい場合には浴室内において簡単に入浴中暖房の操作ができ、また、浴室外に設けた暖房装置専用の操作部において浴室内の予備暖房を行うための予備暖房、入浴中の暖房、浴室内における衣類乾燥、浴室内の乾燥、浴室内の換気、浴室内への送風等を選択的に操作することができるようにすることを別の課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係る浴室暖房装置は、浴室1に浴室内操作盤29を設けるとともに台所のような浴室1外に浴室外操作盤28を設け、浴室1の天井2の上面部に配設した浴室1を暖房する暖房装置3を、洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6側に片寄らせて配置し、浴室内操作盤29と浴室外操作盤28とにそれぞれ浴槽9に自動的に湯張りを行うための自動湯張りスイッチ42、39を設け、浴室内操作盤29と浴室外操作盤28とに設けた各自動湯張りスイッチ42、39の操作に連動して浴室1の天井2に配置した暖房装置3から温風を洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6に沿って真下に吹出して浴室1の予備暖房を行うように暖房装置3を制御するための制御部を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、浴室1外に設けた浴室外操作盤28や浴室1内に設けた浴室内操作盤29で自動湯張りスイッチ42、39を操作して浴槽9への湯張りを行うだけで、浴室1の予備暖房を同時に行うことができるものである。また、浴室1の天井2の上面部に配設した浴室1を暖房する暖房装置3を、洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6側に片寄らせて配置し、各自動湯張りスイッチ42、39の操作に連動して浴室1の天井2に配置した暖房装置3から温風を洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6に沿って真下に吹出して浴室1の予備暖房を行うものであり、このように暖房装置3から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れることで、天井2に設けた暖房装置3から洗い場7の床に至るまでの間で温風が分散されることなく、コアンダー効果により壁6に沿って層流となって洗い場7の床に至り、洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散して温度が低下するということがなく、高温を保ったまま洗い場7の床の一端部から洗い場7の床に沿ってエプロン8側に流れ、更にエプロン8に沿って上昇するものであり、これにより洗い場7の床付近を効果的に暖房することができることになる。
【0008】
また、浴室外操作盤28に、浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ39の操作に浴室1の予備暖房が連動するモードと、浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ39の操作に浴室1の予備暖房が連動しないモードとを切り換える予備暖房入り切りスイッチ43を設けることが好ましい。このような構成とすることで、予備暖房入り切りスイッチ43を操作してモードを切り換えることで、浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ39を操作しても予備暖房が行われずに湯張りのみが行われるモードにすることができるものである。
【0009】
また、浴室内操作盤29に入浴中に暖房装置3により入浴中暖房を行うための暖房運転スイッチ44を設けることが好ましい。このような構成とすることで、入浴中に浴室1内において浴室内操作盤29に設けた暖房運転スイッチ44を操作することで入浴中暖房ができるものである。
【0010】
また、浴室外に暖房装置専用操作盤27を設け、この暖房装置専用操作盤27に、浴室1内の予備暖房を行うための予備暖房用スイッチ30、入浴中の暖房を行うための入浴中暖房用スイッチ31、浴室1内において衣類乾燥を行うための衣類乾燥用スイッチ32、浴室内を乾燥するための浴室乾燥用スイッチ33、浴室1内を換気するための換気スイッチ34、浴室1内に送風するための送風スイッチ35を設けることが好ましい。このような構成とすることで、浴室外に設けた暖房装置専用操作盤を操作することで、浴室1に設けた暖房装置3を用いて浴室内の予備暖房を行うための予備暖房、入浴中の暖房、浴室1内における衣類乾燥、浴室1内の乾燥、浴室1内の換気、浴室1内への送風等を選択的に行うことができるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0012】
図1に示すように、浴室1の天井2の上面部には暖房装置3が設けてある。本実施形態では暖房装置3には浴室1内の暖房機能だけでなく、浴室1に洗濯物を配置した場合における浴室衣類乾燥機能、入浴後における浴室乾燥機能、洗い場にいる入浴する人に送風するための送風機能、浴室1内の換気のみを行う換気機能を兼ね備えたものとなっている。
【0013】
図2、図3に示すように、暖房装置3の外殻を構成するケース12の下面部にはルーバ13を備えた吹き出し口4と吸い込み口5とを設けてあり、また、ケース12の内部には吸い込み口5と吹き出し口4との間に循環ファン10、熱交換器14、換気ファン15が設けてあり、更にケース12内にはルーバ13を駆動して水平に対する開き角度を可変するためのルーバ駆動用モータ16、制御部11が内装してある。
【0014】
熱交換器14は熱媒である温水を通すための熱交換用パイプ部18に熱交換フィン19を設けて構成してあり、該熱交換用パイプ部18の一端部に往路側パイプ部20を接続し、熱交換用パイプ部18の他端部に復路側パイプ部21が接続してあり、上記往路側パイプ部20と復路側パイプ部21はケース12から外部に導出されて暖房給湯機22に連通接続してあり、暖房給湯機22で加熱された温水が往路側パイプ部20を経て熱交換用パイプ部18に供給され、熱交換されたのち復路側パイプ部21を経て暖房給湯機22に返送されるようになっている。また、上記温水の流路には熱動弁のような開閉弁25が設けてある(図3に示す実施形態では熱交換器14の出口付近に設けてある)。換気ファン15には換気ダクト26が接続してあり、換気ダクト26はケース12から外部に導出され、換気ダクト26の先端部が屋外に開口している。
【0015】
上記温水の流路の熱交換器14の入口付近には温水の温度を検知するための温水温度検知用のセンサ23が設けてある。また、吸い込み口5の付近には吸い込み口5から吸い込まれる空気温度検出用のセンサ24が設けてある。
【0016】
浴室1内には浴槽9と洗い場7とが設けてある。そして、浴室1の天井2の上面部に配設した暖房装置3は、洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6側に片寄らせて配設してある。この場合、暖房装置3の吹き出し口4が洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6際の天井2部分に設けてある。また、暖房装置3に設けた吸い込み口5は上記壁6から離れた天井2部分に配置してある。
【0017】
しかして、開閉弁25を開にして暖房給湯機22から熱交換器14に熱媒である温水を供給して循環させると共に循環ファン10を運転すると、熱交換器14で加熱され空気が温風となって吹き出し口4から吹き出される。ここで、ルーバ13の水平に対する開き角度を90°(つまり垂直)にしておくと、吹き出し口4から吹き出された温風は洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6に沿って下降し、洗い場7の床の一端部側からエプロン8側に向かって洗い場7の床に沿って流れ、更に、洗い場7の床から浴槽9のエプロン8に沿って上昇し、天井2に設けた暖房装置3の吸い込み口5に吸い込まれ、更に吸い込まれた空気は熱交換器14により加熱され、上記と同様にして吹き出し口4から吹き出さる。このように、本発明においては、暖房装置3の吹き出し口4を洗い場7を介して浴槽9のエプロン8と対向する浴室1の壁6際の天井2部分に設けることで、吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れて浴槽9のエプロン8に沿って上昇して再び暖房装置3の吸い込み口5に返送される循環流を形成し、この循環流により浴室1内を暖房するようになっている。
【0018】
この場合、吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れることで、天井2の吹き出し口4から洗い場7の床に至るまでの間で温風が分散されることなく、コアンダー効果により壁6に沿って層流となって洗い場7の床に至り、洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散して温度が低下するということがなく、高温を保ったまま洗い場7の床の一端部から洗い場7の床に沿ってエプロン8側に流れ、更にエプロン8に沿って上昇するものであり、これにより洗い場7の床付近を効果的に暖房することができることになる。図24には浴室1内の洗い場の中央部における運転開始から10分後における床から天井2までの温度分布を示すグラフを示しているが、このグラフから明らかなように、洗い場7の床から天井2付近にかけてほぼ快適温度範囲A内の温度となっており、また、洗い場7の床付近が最も温度が高く、足元の方が暖かくできるものである。
【0019】
ところで、本発明に浴室暖房装置は暖房装置3の運転モードとして予備暖房運転モードと、入浴中暖房運転モードとの2つの暖房運転モードを備えている。また、この浴室暖房装置は上記のような浴室の暖房機能だけでなく、浴室乾燥を行うための浴室乾燥機能や衣類乾燥機能や浴室内への送風機能や換気機能を備えたものとなっており、したがって、上記予備暖房運転モードと入浴中暖房運転モードという2つの暖房運転モードの他に、浴室乾燥運転モード、衣類乾燥運転モード、送風運転モード、換気運転モードを備えている。
【0020】
これらの各運転モードは後述の操作盤に設けたスイッチを操作して目的とする運転モードとするものであり、スイッチを操作すると制御部11により循環ファン10、換気ファン15、開閉弁25等が制御されて目的とする運転モードで運転されることになる。
【0021】
操作盤としては浴室外の脱衣室等に配置される図4に示すような暖房装置専用操作盤27と、浴室外の台所等に配置される図5に示すような浴室外操作盤28と、浴室内に設置される図6に示すような浴室内操作盤29とがある。
【0022】
暖房装置専用操作盤27はリモコンにより制御部11に信号を出力するようになっている。暖房装置専用操作盤27は図4に示すように、予備暖房用スイッチ30、入浴中暖房用スイッチ31、衣類乾燥用スイッチ32、浴室乾燥用スイッチ33、換気スイッチ34、送風スイッチ35、停止スイッチ36、タイマ設定スイッチ37、各運転時や切り時等の表示をする時間表示部38が設けてある。
【0023】
予備暖房用スイッチ30は入浴前において大風量で急速に浴室1を暖房するためのもので、この予備暖房用スイッチ30を操作することで、予備暖房運転モードとなる。予備暖房運転モードには設定温度が低い場合と、設定温度が高い場合とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが低い設定温度の場合には、予備暖房用スイッチ30を1回押すと暖房ランプ(「低」と表示したLED30a)が発光し、低い設定温度における予備暖房運転モードで運転され、更にもう1回押すと暖房ランプ(「高」と表示したLED30b)が発光し、高い設定温度における予備暖房運転モードで運転されようになっている。
【0024】
図7には予備暖房運転モードのタイムチャートを示している。図7のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。図7のイは設定温度が高い場合で、運転開始後、例えば空気温度検出用のセンサ24による検出温度が30℃未満で開閉弁25を開、35℃以上で閉するように制御部11により制御されるものであり、また、図7のロは設定温度が低い場合で、例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が25℃未満で開閉弁25を開、30℃以上で閉するように制御部11により制御されるようになっている。ここで、空気温度検出用のセンサ24により設定運転モードで設定された所定温度以上の温度を検知すると開閉弁25を閉じることで、温風が異常高温になって、浴室の壁6などを形成している合成樹脂部分が軟化したりするのを防止するようになっている。
【0025】
また、循環ファン10は予備暖房運転モードによる運転中は最初から最後まで強運転を連続して行うようになっており、これにより素早く浴室1内を予備暖房するようになっている。また、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°となっており(つまりルーバ13が垂直姿勢となっており)、天井2の壁6際において壁6に沿って配置した吹き出し口4から温風が壁6に沿って真下に吹き出されるものであり、これにより図8に示すように吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れ、更に、エプロン8に沿って上昇して再び乾燥装置3の吸い込み口5に返送される循環流を形成し、この循環流により浴室1内を暖房し、特に、天井2の吹き出し口4から洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散されることなく、洗い場7の床に至って、洗い場7の床部分を効果的に暖房するようになっている。
【0026】
また、暖房ランプは、予備暖房運転モードによる運転中LED30a又はLED30bのいずれかが点灯して予備暖房運転モードによる運転中であることを知らせるようになっている。
【0027】
入浴中暖房用スイッチ31は入浴中に浴室1を暖房するためのもので、この入浴中暖房用スイッチ31を操作することで、入浴中暖房運転モードとなる。入浴中暖房運転モードには弱運転と中運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが弱運転の場合には、例えば、入浴中暖房用スイッチ31を1回押すと暖房ランプ(「弱」と表示したLED31a)が発光し、弱運転による入浴中暖房運転モードで運転され、更にもう1回押すと暖房ランプ(「中」と表示したLED31b)が発光し、中運転による入浴中運転モードで運転されようになっている。ここで、中運転、弱運転は循環ファン10による風量により強弱が異なるものである。
【0028】
図9には入浴中暖房運転モードのタイムチャートを示している。図9のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が40℃以上になると開閉弁25を閉じ、25℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、この入浴中暖房運転モードにおいては、温水温度検知用のセンサ23により検知した熱源である温水温度が設定温度以下の場合には循環ファン10の運転を停止するように制御部11により制御されるものである。ところで、図9に示すタイムチャートに示すように、入浴中暖房運転モードで運転を開始した際、運転中に温水温度検知用のセンサ23の検知温度が設定温度以下を検知すると循環ファン10は停止され、その後、温水温度検知用のセンサ23が所定温度(循環ファン運転開始温度)になると循環ファン10を運転して吹き出し口4から温風を吹き出して浴室内の暖房を行うものである。これにより、入浴中暖房運転モードの運転開始の際に、入浴中暖房の際に熱源である温水が設定温度以下の場合には循環ファン10による運転を停止して、入浴者Mに冷たい風を吹きつけるおそれがないものである。ここで、空気温度検出用のセンサ24により設定運転モードで設定された所定温度以上の温度を検知すると開閉弁25を閉じることで、温風が異常高温になって、浴室の壁6などを形成している合成樹脂部分が軟化したりするのを防止するようになっている。
【0029】
また、入浴中暖房運転モードの運転においては、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°となっており(つまりルーバ13が垂直姿勢となっており)、天井2の壁6際において壁6に沿って配置した吹き出し口4から温風が壁6に沿って真下に吹き出されるものであり、これにより図10に示すように吹き出し口4から壁6に沿って下方に吹き出された温風が洗い場7に沿って流れ、更に、エプロン8に沿って上昇して再び乾燥装置3の吸い込み口5に返送される循環流を形成し、この循環流により浴室1内を暖房し、特に、天井2の吹き出し口4から洗い場7の床に至るまでの間に温風が分散されることなく、洗い場7の床に至って、洗い場7の床部分を効果的に暖房するようになっている。
【0030】
また、暖房ランプは、入浴中暖房運転モードによる運転中LED31a又はLED31bのいずれかが点灯して入浴中暖房運転モードによる運転中であることを知らせるようになっている。
【0031】
衣類乾燥用スイッチ32は浴室1内の略中央上部に洗濯物である衣類Nを吊し、この浴室1内に吊した洗濯物を乾燥するためのもので、衣類乾燥用スイッチ32を操作することで、衣類乾燥運転モードとなる。衣類乾燥運転モードには通常運転と夜間運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが通常運転の場合には、例えば、衣類乾燥用スイッチ32を1回押すとランプ(「通常」と表示したLED32a)が発光し、通常運転による衣類乾燥運転モードで運転され、更にもう1回押すとランプ(「夜」と表示したLED32b)が発光し、夜間運転による衣類乾燥運転モードで運転されようになっている。
【0032】
図11には衣類乾燥運転モードの通常運転のタイムチャートを示している。図11のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が45℃以上になると開閉弁25を閉じ、40℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、衣類乾燥用スイッチ32を操作して衣類乾燥運転モードの通常運転にすると、循環ファン10が強運転し、また、衣類乾燥運転モードの通常運転中LED32aが点灯して衣類乾燥運転モードによる通常運転中であることを知らせるようになっている。そして、衣類乾燥運転モードにおいては換気ファン15が運転されるが、この換気ファン15は衣類乾燥用スイッチ32を操作してすぐには運転せず、衣類乾燥用スイッチ32を操作して一定時間後(図11のタイムチャートでは10分後)に運転を行い、この場合、最初は換気ファン15を所定時間(図11のタイムチャートでは20分)は強運転を行い、その後は弱運転を行うように制御部11により制御されるようになっている。ここで、上記のように、運転の始めは(実施形態では運転開始から10分間)は換気(排気)をせずに循環ファン10のみを運転して温風循環流のみの運転を行い、その後、循環ファン10による温風循環運転と換気ファン15による強換気運転を行い、その後、温風循環運転と換気ファン15による弱換気運転を行うように制御部11により制御するのは以下の理由によるものである。
【0033】
すなわち、衣類乾燥運転モードの運転の初期においては換気ファン15を運転せず、循環ファン10による温風循環運転のみを行って浴室内の温度及び浴室内に配置した洗濯物の温度を素早く上げることで、短時間で飽和水蒸気圧を上げるものであり、これにより、洗濯物中の湿気が空気中に放出されて乾燥されるものである。そして、上記運転を一定時間続けると、循環する空気中の水蒸気量が上がり、洗濯物から空気中に湿気が放出されにくくなるので、これを防止するために、運転開始から一定時間経過すると循環ファン10を強運転して湿気を含んだ循環空気の一部を外部に換気するものである。ここで、換気ファン15の運転を最初は強運転で一定時間後に弱運転とするものである。これは、換気ファン15の運転の最初は空気中に多量の湿気を含んでいるので換気ファン15による換気を強として換気風量を多くするが、洗濯物が乾燥してきて空気中の湿気が次第に少なくなるので、上記のように一定時間後に換気ファン15の運転を弱運転にして換気ファン15を運転に要するエネルギーコストを下げるようになっている。
【0034】
また、図13には衣類乾燥運転モードの夜間運転のタイムチャートを示している。この衣類乾燥運転モードの夜間運転において、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が45℃以上になると開閉弁25を閉じ、40℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、衣類乾燥用スイッチ32を操作して衣類乾燥運転モードの夜間運転にすると、LED32bが点灯して衣類乾燥運転モードによる夜間運転中であることを知らせるようになっている。
【0035】
そして、この衣類乾燥運転モードの夜間運転においては循環ファン10が中運転される。また、換気ファン15は衣類乾燥用スイッチ32を操作してすぐには運転せず、衣類乾燥用スイッチ32を操作して一定時間後(図13のタイムチャートでは10分後)に運転を開始するもので、その運転は弱運転となるように制御部11により制御される。ここで、上記のように、循環ファン10を中運転とし、また、運転の最初は換気をせずに循環ファン10のみを中運転して温風循環流のみの運転を行い、その後、循環ファン10による中運転と換気ファン15による弱換気運転を行うように制御部11により制御するのは以下の理由によるものである。すなわち、循環ファン10を中運転とし、また、換気ファン15を弱運転とするのは、夜間において音の発生を小さくするためであり、また、衣類乾燥運転モードの夜間運転の初期においては換気ファン15を運転せず、循環ファン10による温風循環運転のみを行って浴室内の温度及び浴室内に配置した洗濯物の温度を早く上げることで、短時間で飽和水蒸気圧を上げるものであり、これにより、洗濯物中の湿気が空気中に放出されて乾燥されるものである。上記運転を一定時間続けると、循環する空気中の水蒸気量が上がり、洗濯物から空気中に湿気が放出されにくくなるので、これを防止するために、運転開始から一定時間経過すると循環ファン10を弱運転して湿気を含んだ循環空気の一部を外部に換気するものである。
【0036】
ここで、上記した衣類乾燥運転モードの通常運転及び夜間運転のいずれの場合にも、湿度センサを設けて、衣類乾燥用スイッチ32を押して衣類乾燥運転モードにした場合における初期湿度を検出し(つまり、衣類乾燥用スイッチ32が操作されると循環ファン10の運転開始と同時に浴室内の湿度(絶対湿度)を検出するか、又は、衣類乾燥用スイッチ32が操作されるとまず浴室内の湿度(絶対湿度)を検出し、その後循環ファン10が運転される)、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で乾燥終了とするように少なくとも換気ファン15の運転を停止するように制御部により制御するものである。このように湿度が初期湿度と等しくなることで、衣類が乾燥したと見なして少なくとも換気ファン15を止めるものである。図11、図13に示すタイムチャートにおいては循環流の湿度が初期湿度と等しくなると、換気ファン15を停止するとともに循環ファン10も停止しているが、衣類乾燥運転中における湿度が上記初期湿度と等しくなった時点で換気ファン15のみを停止して洗濯物の乾燥を終了するが、その後、一定時間循環ファン10のみを運転して温風で乾燥が終了した衣類を加温してふっくらとした状態にするように制御部11により制御するようにしてもよいものである。
【0037】
ところで、上記衣類乾燥運転モードの通常運転及び夜間運転においては、いずれも浴室1内の略中央部の上部(つまり図12、図14に示すようにエプロン8の略上方)に吊り下げた洗濯物である衣類Nに対して下方から温風を吹き出すようにルーバ13の向きを設定してある。これは、洗濯物である衣類Nを吊すと衣類N下部が高含水率となるため、衣類Nの下方から温風を吹き付けることで衣類乾燥を効果的に行うことができるものである。
【0038】
通常運転においては、天井2の壁6際に設けた吹き出し口4から吹き出される温風の風量が大であるため、浴室1内の略中央部のエプロン8の略上方に吊り下げた洗濯物である衣類Nの下方まで直接温風を供給して衣類Nの下方を温風で効果的に加熱して衣類Nを下から乾燥できるものであり、この場合には、図12に示すように、吹き出し口4から吹き出された温風がエプロン8の上端付近から衣類Nの下端までの範囲に向けて吹き出されるようにルーバ13の開き角度αを図12のα1からα2の範囲内となるように設定するものである。
【0039】
また、夜間運転においては、図14に示すように、天井2の壁6際に設けた吹き出し口4から吹き出される温風の風量が小であるため、吹き出し口4から浴室1内の略中央部のエプロン8の略上方に吊り下げた洗濯物である衣類Nの直下に向けて温風を吹き出そうとしても途中で分散し、浴室Nの内の上部のみが加熱され、衣類Nを下から加熱乾燥できないものである。このため、小風量であってもできるだけ途中で分散することなく浴室1内の下方を効果的に加熱することができるように、エプロン8の上端と下端との間の範囲に向けて吹き出されるようにルーバ13の開き角度βを図14のβ1からβ2の範囲内となるように設定するものであり、これにより、温風の分散を少なくして洗濯物である衣類Nの下方であるエプロン8付近を加熱して衣類Nを下から乾燥するのである。上記通常運転における水平に対するルーバ13の開き角度、夜間運転における水平に対するルーバ13の開き角度はいずれも浴室1のサイズや、エプロン8の位置、高さ等機種に応じて変わるものであり、したがって、上記ルーバ13の開き角度は機種に応じて任意に調整して設定できるようになっている。
【0040】
浴室乾燥用スイッチ33は入浴後に、浴室1内を乾燥するためのもので、浴室乾燥用スイッチ33を操作することで、浴室乾燥運転モードとなる。浴室乾燥運転モードには通常運転と夜間に運転する消音運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが通常運転の場合には、例えば、衣類乾燥用スイッチ32を1回押すとランプ(「通常」と表示したLED33a)が発光し、通常運転による浴室乾燥運転モードで運転され、更にもう1回押すとランプ(「夜」と表示したLED33b)が発光し、夜間運転による浴室乾燥運転モードで運転されようになっている。
【0041】
図15には浴室乾燥運転モードの通常運転におけるタイムチャートを示している。図15のタイムチャートにおいて、吸込温度は空気温度検出用のセンサ24により検出される吸い込み空気の温度であり、運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による吸い込み温度により開閉弁25の開閉制御を行うようになっている。例えば運転開始後、空気温度検出用のセンサ24による検出温度が45℃以上になると開閉弁25を閉じ、40℃以下になると開閉弁25を開くように制御部11により制御されるようになっている。また、浴室乾燥用スイッチ33を操作して浴室乾燥運転モードの運転にすると、循環ファン10が強運転し、換気ファン15が弱運転し、循環する湿気を含んだ温風の一部を外部に換気するようになっている。また、浴室乾燥運転モードによる運転中LED32aが点灯して浴室乾燥運転モードの通常運転中であることを知らせるようになっている。
【0042】
また、浴室乾燥運転モードにおいては、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°となっており(つまりルーバ13が垂直姿勢となっており)、天井2の端部の壁6際において壁6に沿って配置した吹き出し口4から図16に示すように温風が壁6に沿って真下に吹き出されて、洗い場の床の端部で方向転換して洗い場の床に沿ってエプロン8側に流れながら洗い場の床を乾燥し、更に、エプロン8の下端からエプロン8に沿って上昇してエプロン8を乾燥しならが上昇するものであり、これにより特に洗い場の床を効果的に乾燥するようになっている。
【0043】
図17には浴室乾燥運転モードの静音運転におけるタイムチャートを示している。本実施形態では基本的には前述の図15、図16に示す浴室乾燥運転モードの通常運転と同じであるが、本実施形態では循環ファン10を中運転として静音化を図っていることが異なるものである。これにより夜間に静かに浴室中の乾燥ができて、結露の発生やカビの発生を防止するようになっている。
【0044】
送風スイッチ35は入浴中に、浴室1内の洗い場に居る入浴者Mに送風するためのもので、送風スイッチ35を操作することで、送風運転モードとなる。送風スイッチ35を操作するとランプ(LED35a)が発光し、送風運転モードで運転されようになっている。
【0045】
図18には送風運転モードのタイムチャートを示している。図18のタイムチャートにおいて、送風スイッチ35を押して送風運転モードとすると、循環ファン10が中運転、換気ファン15が弱運転となる。この送風運転モードにおいては、開閉弁25がオフであり、したがって、吹き出し口4からは加温されていない常温の空気が涼風として吹き出され、浴室1内の空気が吸い込み口5から吸い込まれるというように循環し、この循環空気の一部が換気ファン15により外部に換気されるものである。この場合、ルーバ13は吹き出し口4から洗い場にいる入浴者Mに向けて送風するように、水平に対する開き角度θが約80°となるように傾斜させ、図19に示すように吹き出し口4から洗い場にいる入浴者Mに冷風を当てるようになっている。これにより、夏期など入浴者Mの体の火照りを和らげるように涼風を送風することができるものである。
【0046】
換気スイッチ34は浴室1内の換気のみを行うためのもので、換気スイッチ34を操作することで、換気運転モードとなる。換気運転モードには強運転と弱運転とがあり、前回のモードを記憶していて例えば、前回のモードが弱運転の場合には、例えば、換気スイッチ34を1回押すとランプ(「弱」と表示したLED34a)が発光し、弱運転による換気運転モードで運転され、更にもう1回押すとランプ(「強」と表示したLED34b)が発光し、強運転による浴室乾燥運転モードで運転されようになっている。
【0047】
図20には換気運転モードにおけるタイムチャートを示している。図20のタイムチャートに示すように、換気運転モードにおいては開閉弁25は閉とするとともに循環ファン10をオフとし、換気ファン15のみを運転して図21に示すように浴室1内の換気をするものである。ここで、換気運転モードによる運転中LED34a又は34bが点灯して換気運転モードの強又は弱運転であることを知らせるようになっている。また、換気運転モードにおいては、ルーバ13は水平に対する開き角度が90°の開き角度のままである。
【0048】
ところで、吹き出し口4や吸い込み口5が何らかの理由により塞がった場合に乾燥装置3が異常高温とならないように、本発明においては、図22のタイムチャートに示すように、吸い込み口5付近に設けた空気温度検出用のセンサ24がある設定温度となると、いずれの運転モードにおいても循環ファン10、換気ファン15、開閉弁25をオフとなるように制御部により制御し制御し、また、各運転表示用のランプをオフとするとともに該ランプを点滅するように制御するものである。これにより、乾燥装置3が異常高温となることを防止し、また、ランプの点滅によりその状態を知らせることができるものである。
【0049】
なお、本発明においては、冬期における配管の凍結防止を行うため、暖房給湯機22に低温検知センサを設け、図23に示すタイムチャートのように、低温検知センサによる配管路内の水温が一定温度以下となると、熱源である暖房給湯機22をオンとし、開閉弁25を開とし、熱交換器14と暖房給湯機22との配管路内の水(暖房給湯機22をオンとすることで加温される)を循環させて凍結を防止するようになっている。
【0050】
また、浴室内に設置される浴室内操作盤29には図6に示すように、自動湯張りスイッチ42と、入浴中暖房運転モードで運転するための暖房運転スイッチ44と、送風運転モードで運転するための送風スイッチ41とを備えている。ここで、浴室内操作盤29に設けた自動湯張りスイッチ42を操作すると暖房給湯機22から浴槽9に自動的に湯張りがなされるのであるが、この場合、自動湯張りスイッチ42を操作すると同時に自動的に図7に示す予備暖房運転モードで運転されて浴室1内が予備暖房されるように浴室内操作盤29に設けた制御部により制御されるようになっているものである。そして、入浴に当たり、浴室内操作盤29に設けた暖房運転スイッチ34を操作すると図9に示す入浴中暖房運転モードの運転が行われるものである。また、入浴中の入浴者が浴室内を暖房したい場合には浴室内において浴室内操作盤29の暖房運転スイッチ4を操作することで図9に示す入浴中暖房運転モードで運転されて入浴中暖房を行うこことができるものである。また、送風スイッチ41を操作すると図18に示す送風運転モードにより運転されるものである。また、浴室内操作盤29には上記のスイッチの他にお湯の追い炊きをするための追い炊き用スイッチ50、浴室内から浴室内操作盤29側に連絡するため(例えば石鹸がない場合や気分が悪くなった時などに連絡するため)の呼び出し用スイッチ51、温度調整の優先のための優先スイッチ52、あるいはその他の操作スイッチが設けてある。なお、図6に示す実施形態では浴室内操作盤29の一部に開閉自在な蓋29aを設け、蓋29aを開いた状態で暖房運転スイッチ44や送風スイッチ41の操作を行うようになっている。
【0051】
また、台所に配置される浴室外操作盤28には図5に示すように、電源入切のための運転スイッチ53、自動湯張りスイッチ39、自動湯張りスイッチ39の操作に浴室の予備暖房が連動するモードと、自動湯張りスイッチ39の操作に浴室の予備暖房が連動しないモードとを切り換える予備暖房入り切りスイッチ43が設けてあり、更に、給湯温度調整スイッチ54、タイマー用スイッチ56、あるいはその他の操作スイッチが設けてある。なお、図5に示す実施形態では浴室外操作盤28の一部に開閉自在な蓋28aを設け、蓋28aを開いた状態で予備暖房入り切りスイッチ43を操作するようになっている。ここで、台所等に配置した浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ39を操作すると暖房給湯機22から浴槽9に自動的に湯張りがなされるのであるが、この場合、自動湯張りスイッチ39を操作すると同時に自動的に図7に示す予備暖房運転モードで運転されて浴室1内が予備暖房されるように浴室外操作盤28に設けた制御部により制御されるものである。この場合、浴室外操作盤28に設けた蓋28aを開いて予備暖房入り切りスイッチ43を操作して自動湯張りスイッチ39の操作に浴室の予備暖房が連動しないモードに切り換えると浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ42を操作して自動湯張りをしても予備暖房運転がなされず、自動湯張りのみがなされるものである。また、予備暖房入り切りスイッチ43を操作して自動湯張りスイッチ39の操作に浴室の予備暖房が連動するモードに切り換えた場合には、浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ39を操作して自動湯張りをすると予備暖房運転が連動して行われることになる。これにより、夏期や冬期というように季節に応じて自動湯張りに連動して浴室の予備暖房が行われる場合と、自動湯張りのみが行われる場合とを選択することができるものである。
【0052】
ところで、浴室外操作盤28に設けた自動湯張りスイッチ39や浴室内操作盤29に設けた自動湯張りスイッチ42を操作して自動湯張りする際に同時に浴室内の予備暖房を行うのであるが、湯張り完了信号により予備暖房モードが終了するように制御してもよく、あるいは、自動湯張りスイッチ39や、自動湯張りスイッチ42を操作してから一定時間後(例えば30分後)に予備暖房モードが終了するように制御してもよいものである。
【0053】
上記した説明においては、暖房装置3には浴室1内の暖房機能だけでなく、浴室1に洗濯物を配置した場合における浴室衣類乾燥機能、入浴後における浴室乾燥機能、洗い場にいる入浴する人に送風するための送風機能、浴室1内の換気のみを行う換気機能を兼ね備えたものの例を示したが、本発明においては、最低限浴室暖房機能のみを備えていれば他の機能はなくてもよく、また、他の機能のうちすべてを備えたもののみでなく1または複数の機能を備えたものであってもよいものである。
【0054】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあっては、浴室に浴室内操作盤を設けるとともに台所のような浴室外に浴室外操作盤を設け、浴室の天井の上面部に配設した浴室を暖房する暖房装置を、洗い場を介して浴槽のエプロンと対向する浴室の壁側に片寄らせて配置し、浴室内操作盤と浴室外操作盤とにそれぞれ浴槽に自動的に湯張りを行うための自動湯張りスイッチを設け、浴室内操作盤と浴室外操作盤とに設けた各自動湯張りスイッチの操作に連動して浴室の天井に配置した暖房装置から温風を洗い場を介して浴槽のエプロンと対向する浴室の壁に沿って真下に吹出して浴室の予備暖房を行うように暖房装置を制御するための制御部を設けてあるので、浴室外に設けた浴室外操作盤や浴室内に設けた浴室内操作盤で自動湯張りスイッチを操作して浴槽への湯張りを行うだけで、浴室の予備暖房を同時に行うことができて入浴に当たって、湯張りと同時に浴室内が予備暖房されていることになって快適な入浴ができるものであり、しかも、湯張り操作以外に浴室内を予備暖房するための他の特別な操作をする必要がなくて、浴室内の予備暖房をするのを忘れるというようなおそれがないものであり、操作も簡略化されるものである。しかも、浴室の天井の上面部に配設した浴室を暖房する暖房装置を、洗い場を介して浴槽のエプロンと対向する浴室の壁側に片寄らせて配置し、各自動湯張りスイッチの操作に連動して浴室の天井に配置した暖房装置から温風を洗い場を介して浴槽のエプロンと対向する浴室の壁に沿って真下に吹出して浴室の予備暖房を行うものであり、このように暖房装置から壁に沿って下方に吹き出された温風が洗い場に沿って流れることで、天井に設けた暖房装置から洗い場の床に至るまでの間で温風が分散されることなく、コアンダー効果により壁に沿って層流となって洗い場の床に至り、洗い場の床に至るまでの間に温風が分散して温度が低下するということがなく、高温を保ったまま洗い場の床の一端部から洗い場の床に沿ってエプロン側に流れ、更にエプロンに沿って上昇するものであり、これにより洗い場の床付近を効果的に暖房することができることになる。
【0055】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、浴室外操作盤に、浴室外操作盤に設けた自動湯張りスイッチの操作に浴室の予備暖房が連動するモードと、浴室外操作盤に設けた自動湯張りスイッチの操作に浴室の予備暖房が連動しないモードとを切り換える予備暖房入り切りスイッチを設けてあるので、夏期のように浴室内の予備暖房が必要でないときは予備暖房入り切りスイッチを操作してモードを切り換えることにより、浴室外操作盤に設けた自動湯張りスイッチを操作しても予備暖房が行われずに湯張りのみが行われるモードにすることができるものである。
【0056】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、浴室内操作盤に入浴中に暖房装置により入浴中暖房を行うための暖房運転スイッチを設けてあるので、入浴中に浴室内を暖房したい時には、浴室内操作盤に設けた暖房運転スイッチを操作することで入浴中暖房ができて快適な入浴ができるものである。
【0057】
また、請求項4記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、浴室外に暖房装置専用操作盤を設け、この暖房装置専用操作盤に、浴室内の予備暖房を行うための予備暖房用スイッチ、入浴中の暖房を行うための入浴中暖房用スイッチ、浴室内において衣類乾燥を行うための衣類乾燥用スイッチ、浴室内を乾燥するための浴室乾燥用スイッチ、浴室内を換気するための換気スイッチ、浴室内に送風するための送風スイッチを設けてあるので、浴室外に設けた暖房装置専用操作盤を操作することで、浴室に設けた暖房装置を用いて浴室内の予備暖房を行うための予備暖房、入浴中の暖房、浴室内における衣類乾燥、浴室内の乾燥、浴室内の換気、浴室内への送風等を選択的に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略全体正面図である。
【図2】同上に用いる暖房装置の概略斜視図である。
【図3】同上の概略構成図である。
【図4】同上の暖房装置専用操作盤の正面図である。
【図5】同上の浴室外操作盤を示し、(a)は蓋を閉じた状態の正面図であり、(b)は蓋を開いた状態の正面図である。
【図6】同上の浴室内操作盤を示し、(a)は蓋を閉じた状態の正面図であり、(b)は蓋を開いた状態の正面図である。
【図7】同上の予備暖房運転モードのタイムチャートである。
【図8】同上の予備暖房運転モードの風の流れを示す説明図である。
【図9】同上の入浴中暖房運転モードのタイムチャートである。
【図10】同上の入浴中暖房運転モードの風の流れを示す説明図である。
【図11】同上の衣類乾燥運転モードの通常運転のタイムチャートである。
【図12】同上の衣類乾燥運転モードの通常運転の風の流れを示す説明図である。
【図13】同上の衣類乾燥運転モードの夜間運転のタイムチャートである。
【図14】同上の衣類乾燥運転モードの夜間運転の風の流れを示す説明図である。
【図15】同上の浴室乾燥運転モードの通常運転のタイムチャートである。
【図16】同上の浴室乾燥運転モードの風の流れを示す説明図である。
【図17】同上の浴室乾燥運転モードの静音運転のタイムチャートである。
【図18】同上の送風運転モードのタイムチャートである。
【図19】同上の送風運転モードの風の流れを示す説明図である。
【図20】同上の換気運転モードのタイムチャートである。
【図21】同上の換気運転モードの風の流れを示す説明図である。
【図22】同上の過昇温防止モードのタイムチャートである。
【図23】同上の凍結防止運転モードのタイムチャートである。
【図24】本発明において浴室内を暖房し始めてから10分経過後における浴室の洗い場の中央部における上下方向の温度分布を説明するグラフである。
【符号の説明】
1 浴室
3 暖房装置
9 浴槽
27 暖房装置専用操作盤
28 浴室外操作盤
29 浴室内操作盤
30 予備暖房用スイッチ
31 入浴中暖房用スイッチ
32 衣類乾燥用スイッチ
33 浴室乾燥用スイッチ
34 換気スイッチ
55 送風スイッチ
39 自動湯張りスイッチ
42 自動湯張りスイッチ
43 予備暖房入り切りスイッチ
44 暖房運転スイッチ

Claims (4)

  1. 浴室に浴室内操作盤を設けるとともに台所のような浴室外に浴室外操作盤を設け、浴室の天井の上面部に配設した浴室を暖房する暖房装置を、洗い場を介して浴槽のエプロンと対向する浴室の壁側に片寄らせて配置し、浴室内操作盤と浴室外操作盤とにそれぞれ浴槽に自動的に湯張りを行うための自動湯張りスイッチを設け、浴室内操作盤と浴室外操作盤とに設けた各自動湯張りスイッチの操作に連動して浴室の天井に配置した暖房装置から温風を洗い場を介して浴槽のエプロンと対向する浴室の壁に沿って真下に吹出して浴室の予備暖房を行うように暖房装置を制御するための制御部を設けて成ることを特徴とする浴室暖房装置。
  2. 浴室外操作盤に、浴室外操作盤に設けた自動湯張りスイッチの操作に浴室の予備暖房が連動するモードと、浴室外操作盤に設けた自動湯張りスイッチの操作に浴室の予備暖房が連動しないモードとを切り換える予備暖房入り切りスイッチを設けて成ることを特徴とする請求項1記載の浴室暖房装置。
  3. 浴室内操作盤に入浴中に暖房装置により入浴中暖房を行うための暖房運転スイッチを設けて成ることを特徴とする請求項1記載の浴室暖房装置。
  4. 浴室外に暖房装置専用操作盤を設け、この暖房装置専用操作盤に、浴室内の予備暖房を行うための予備暖房用スイッチ、入浴中の暖房を行うための入浴中暖房用スイッチ、浴室内において衣類乾燥を行うための衣類乾燥用スイッチ、浴室内を乾燥するための浴室乾燥用スイッチ、浴室内を換気するための換気スイッチ、浴室内に送風するための送風スイッチを設けて成ることを特徴とする請求項1記載の浴室暖房装置。
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