JP3674742B2 - 雛用ゲル状サルモネラ抑制剤及びそれを用いる雛のサルモネラ抑制方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は成鶏の盲腸内容物、腸管粘膜又は糞便を嫌気培養した未同定菌製剤もしくはそれを培養して得た同定菌製剤を雛に投与するのに好都合なゲル状の雛用サルモネラ抑制剤及びそれを用いる雛のサルモネラ抑制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、病原性大腸菌O−157,H7による集団食中毒の発生が社会問題となったが、1996年度における病因物質別の食中毒統計でサルモネラ食中毒の発生件数、患者数ともに病原性大腸菌O−157,H7によるそれらを大きく上回り、第一位を占めている。その主要原因のひとつに鶏卵のSalmonellaEnteritidis(以下「SE」と略記する)による食中毒多発が挙げられる。
【0003】
採卵鶏がSEに感染すると鶏体内で卵巣や卵管に分布し、鶏卵に入り込む。従って鶏が卵を産んだ段階ですでに卵内部はSEに汚染されている(In−Eggの汚染)。In−Eggの汚染を受けた卵は外観では汚染の有無は鑑別できず、GPセンター(Grading and Packaging Center、鶏卵を洗浄し大きさ別に選別しパックする工場)での洗浄工程でも鶏卵内部の汚染は除去できない。
【0004】
たとえ鶏群がSEに汚染されていても、SE汚染卵が産出される率は0.01〜1%程度と低いが、しかし調理の際にたまたまSE汚染卵が使用され、加熱不十分によりSEが生残し調理品の保存温度が不適切であった場合にはSEは再び活発に増殖し食中毒を起こすほどの菌数まで増加し食中毒を起こすことがある。特に抵抗性の低い幼児、老人又は病人では健康成人に比して少ない菌数でも食中毒が起こる。よって、SEによる食中毒は家庭でも発生することもあるが、外食産業施設、学校、病院、軍隊などの給食施設で発生する集団食中毒は極めて深刻な社会問題を引き起こす。
【0005】
鶏卵の衛生的品質を確保し、サルモネラ食中毒を減少させるためには農場から食卓までの生産流通の全ての段階での対策が必要である。しかしSEを考えた場合、農場で鶏群をサルモネラ不在の状況に維持すること、または汚染率を減少させることが最大のポイントである。
【0006】
鶏は特に若齢期にはサルモネラに対する感受性が極めて高く、事実雛に少数のサルモネラを感染させると大量に排菌することが知られている。現代養鶏では雛の生産は孵化場で行われていて、雛は親鶏と接触する機会を持っておらず、且つ種鶏からの病気の伝播を防ぐために各段階で徹底的消毒が行われていて、雛は腸管系病原菌の感染防御に必要な有用腸内菌叢を親鶏から受け継ぐことができないのが上記の現象の最大の理由である。従って野外で普通に飼育されているサルモネラの感染防御に必要な腸内菌叢が成立するには6週間以上の長い時間が必要であると言われている。
【0007】
このように、親と接触なしに生産飼育されているのは家畜のなかでは鶏を含めた家禽類だけであり、腸内菌叢が未熟な若齢期にはサルモネラに感染すると鶏群内の高度の汚染が生起し、これがのちの鶏群のサルモネラ汚染率に影響すると考えられている。
【0008】
サルモネラ感染防御の有効な方法について、E.NurmiとM.Rantalaは成鶏の腸内菌叢を雛に強制的に定着させておくと、その後にサルモネラが経口的に感染しても雛の体内でのサルモネラ増殖が抑制され、野外で通常見られるような高度な排菌が起こらないことを見出し、1973年に科学雑誌「Nature」に報告した[E.Nurmi and M.Rantala;New aspects of Salmonella infection in broiler industry.Nature(London)241:210〜211(1973)]。その後、膨大な追試が行われ、この現象に関する効果と再現性が確認され、この現象とこれを利用した技術は報告者の名を取ってヌルミ(Nurmi)法又は競合排除(Competitive Exclusion)法と呼ばれている。
【0009】
雛に投与する腸内菌叢として成鶏の盲腸内容物、腸管粘膜又は糞便を嫌気培養したものを投与することが広く行われており、これらは含まれている菌種と菌数が完全に明らかにできないために未同定菌製剤 Undefined Cultureと呼ばれる。また未同定菌製剤を長期間連続培養して含まれている菌種と菌数が一定になったものも製造されており、さらに未同定菌製剤から単離し純培養した菌を多種類混合したものも用いられている。これらは含まれている菌種と菌数が判明しているため同定菌製剤 Defined Cultureと呼ばれ、未同定菌製剤と同定菌製剤は総称して「CE培養物」と呼ばれる。
【0010】
CE培養物の良好なサルモネラ抑制効果を得るためには、雛の孵化後できるだけ早期に必要量のCE培養物を投与することが必要である。よって実験室内で行われているように1羽ずつ経口投与するのが最良であるが、野外で実施する場合この方法では手間と時間、すなわちコストがかかりすぎて現実的でない。野外では主として孵化場での種卵に対するスプレーと雛に対する散霧、および農場での飲水添加投与などが行われている。
【0011】
しかし、孵化場での実施については投与しない鶏群との隔離が困難なこと、散布装置が必要なこと、CE培養物特有の臭気が問題となること、雛が濡れること、雛に摂取されない無駄な部分が多い等々の問題点がある。また農場での実施については、特に大規模鶏舎では飲水ラインに入る水の量が大量であるのに対して雛の飲水量が極めて少量であるため一定時間に一定量のCE培養物を摂取させるためには羽数分以上の大量のCE培養物を用意しなければならない事例が多く、加えて入雛作業がより煩雑となり人手がかかったり、飲水投与時の雛の飲水量と率は種々の条件によって大きく左右される等の問題がある。さらに留意すべきことは、飲水量に最も影響するのは雛の資質であり、特に孵化からの経過時間により入雛後一定時間内の飲水量は大きく変化する。
【0012】
表1は、孵化当日の雛と1日経過した雛での飲水量を比較検討した成績である。入雛後6時間目までの飲水量は、両者で倍以上の開きがある。飲水投与法ではすべての雛に水を均一に飲ませることは非常に困難であり、入雛後5時間経過した時点でも、飲水行動を行っている雛は全体の90%程度であった[「鶏卵肉情報」CE法(ヌルミ法)によるサルモネラ対策 (1995年2月10日号)]。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上記問題点がヌルミ法が野外で普及するための障害となっており、また使用されても十分な量のCE培養物を雛に投与できないため、CE培養物が本来有する良好なサルモネラ抑制効果を十分に得られない理由の一つとなっている。
【0015】
本発明は、特別な装置を必要とせずに、雛の孵化後できるだけ早期に必要量のCE培養物を投与するのに適したタイプの雛用サルモネラ抑制剤及びそれを用いる雛のサルモネラ抑制方法を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、CE培養物をゲル状に固形して雛に自然摂取させたときは、飲水では1時間で1ml程度しか飲まない雛でも、1時間で4mlのゲルを摂取させることが可能であり、液体と異なり容器も簡単なものでよく、若齢期の鶏に省力的に投与するのに最適な方法である上に、従来の散霧、そ嚢内直接投与又は飲水希釈投与方法に比して顕著なサルモネラ抑制効果が得られることを見出し、この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0017】
本発明はCE培養物つまり成鶏の盲腸内容物、腸管粘膜又は糞便を嫌気培養した未同定菌製剤もしくは同定菌製剤を水媒体中でゲル化能を有する多糖類を用いてゲル状に固形したことを特徴とする雛用ゲル状サルモネラ抑制剤並びに該雛用ゲル状サルモネラ抑制剤を孵化後0〜7日令の雛に投与することを特徴とする雛のサルモネラ抑制方法である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明において雛のサルモネラ抑制剤として用いられるCE培養物は、成鶏の盲腸内容物、腸管粘膜又は糞便を嫌気培養した未同定菌製剤もしくは同定菌製剤のいずれであってもよく、通常、鶏の盲腸内容物培養飼料として市販されている製品をそのまま使用する。代表的な製品を商品名で示せば、次のとおりである。
【0019】
(1) 未同定菌製剤:
「インテクリーン」(商品名、販売元 伊藤忠飼料(株))
「アヴィガード」(商品名、販売元 バイエル(株))
「ブロイラクト」(商品名、販売元 藤沢薬品工業(株))
(2) 同定菌製剤:
「デローチ29」(商品名、販売元 共立商事(株))
これらのCE培養物は孵化後0〜7日令の雛に投与するのに適した濃度になるように水で希釈される。希釈倍率は従来の飲水希釈投与法に準じて適用すればよく、例えば、「インテクリーン」を用いる場合は5〜10倍程度の希釈液が好ましく使用される。
【0020】
CE培養物を水媒体中でゲル化させるのに使用される多糖類しては、例えば寒天、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース、澱粉、マンナン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビヤガム、ロウストビーンガム、キサンタンガム、キトサン、グアーガム、ペクチン、アルギン酸プロピルグリコールエステル、アラビノガラクタン、ガティガム、タマリンドシードガム、プルラン、モルホリン脂肪酸塩、カードラン、トラガントガム等が挙げられる。これらの多糖類の中、安価且つ容易に入手し得る点から、特に寒天、澱粉、マンナン、ゼラチンを用いることが望ましい。
【0021】
CE培養物を所定濃度になるように水で希釈し、これに攪拌下水溶性多糖類を添加混合し、均一な溶液とし、常温で放置するか、もしくは冷所(例えば冷蔵庫等)に保管することによりゲル状固形物が得られる。または高温で溶解し低温で凝固するゲル化剤(寒天、ゼラチン等)を用いる場合には、CE培養物を作成するための培地にあらかじめゲル化剤を加えておき、培地を高圧蒸気殺菌後冷却してゲル化直前に種菌を接種し37℃で培養後、これを常温で放置するか、もしくは冷所(例えば冷蔵庫等)に保管することによってもゲル状固形物が得られる。
【0022】
ゲル化した場合のゲル強度は概ね200〜2000g/cm2が適当であり、寒天を用いた場合は寒天の種類により異なるが、概ね0.5〜3.0%の濃度に相当する。
【0023】
このようにゲル化したCE培養物を、飲水量および飼料摂取量の少ない概ね0〜7日令の若令期の雛に投与すると、床面の固形物を嘴で突っついて摂取しようとする雛の遺伝的プログラム(習性)によって短時間にCE培養物の必要量を省力的に摂取させることができる。この際、若令期の雛に投与することが困難であった生菌剤、ワクチン、薬剤、栄養等も必要に応じてCE培養物と共に混合して水溶性多糖類でゲル化し自然摂取させることにより、これらをCE培養物と同時に効率よく雛に投与することもできる。
【0024】
雛の時期における水分および栄養の補給はその後の生産性にとって極めて重要であり、栄養を投与する場合はグルコース、マンノース、フラクトースなどの単糖類およびこれらのオリゴ体、シュークロースなどの二糖類の糖類等の炭水化物、スキムミルク等の蛋白質、脂質に加えてビタミン、ミネラル等が挙げられる。この方法でグルコースを投与した場合、無処置対照に比してはるかな良好な体重増加が認められる(後記実施例参照)。
【0025】
本発明によりCE培養物あるいはこれと一緒に若令期の雛に投与しようとするものを混合、ゲル化し自由摂取させる方法は、孵化場および農場のいずれでも実施することができる他、孵化場から農場への雛の輸送中にも実施することができる。
【0026】
また、CE培養物が凍結乾燥物である場合は、これに所定量の水溶性多糖類の粉末を配合したゲル化用調製物を用意しておき、孵化場および農場で使用する際に水で希釈しゲル状固形物とし、対象とする雛に投与する方法が採用されるなど、CE培養物の形状に応じてサルモネラ抑制剤を調製することが好ましい。
【0027】
【実施例】
本発明をさらに具体的に示すために、以下に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0028】
(1) ゲル状CE培養物の製造
製造例1
1)純水に培地用寒天粉末を6(w/v)%に加え121℃、15分高圧蒸気殺菌後、恒温水槽で42℃に保持した。
2)CE培養物「インテクリーン」を37℃に加温し、これに上記の寒天溶液を等量加え、よく混合した後に直ちにプラスチックシャーレに流し込んで4℃の冷蔵庫に搬入し固化させた。このときの最終寒天濃度は3(w/v)%であった。
【0029】
製造例2
1)純水に培地用寒天粉末を2(w/v)%、および3(w/v)%に加え121℃、15分高圧蒸気殺菌後、恒温水槽で42℃に保持した。
2)CE培養物「インテクリーン」を37℃に加温し、これに上記の寒天溶液を等量加え、よく混合した後に直ちにプラスチックシャーレに流し込んで4℃の冷蔵庫に搬入し固化させた。このときの最終寒天濃度はそれぞれ1(w/v)%、1.5(w/v)%であり、このときの1(w/v)%製剤のゲル強度は250g/cm2、底部において230g/cm2であった。
3)また対照として純水に培地用寒天粉末を6(w/v)%に加え121℃、15分高圧蒸気殺菌後、恒温水槽で42℃に保持した溶液と「インテクリーン」の代わりに純水と等量混合し固化させたものも作成した。この対照の最終寒天濃度は3(w/v)%であった。
【0030】
製造例3
1)純水に培地用寒天粉末を4(w/v)%に加え121℃、15分高圧蒸気殺菌後、恒温水槽で42℃に保持した。
2)別にグルコース含有液体飼料「アクアエース」(商品名、伊藤忠飼料(株)製)の12(w/v)%溶液を純水にて作成し37℃に加温した。
3)「インテクリーン」、寒天溶液および「アクアエース」溶液を表2に示した割合で混合し、直ちにプラスチックシャーレに流し込んで4℃の冷蔵庫に搬入し固化させた。このときの最終寒天濃度は1(w/v)%であった。
【表2】
【0031】
(2) サルモネラ抑制試験例
試験例1
(1) 方法
1)市販ブロイラーヒナ50羽を購入し、下記の試験区分、羽数において表3に示した処置を行った。
【表3】
2)3日令で1羽当たり2.6×104のSalmonella Typhimuriumを経口投与した。
3)10日令で盲腸内容物とクロアカスワズを採材し、クロアカスワズについては個体別に定性培養を行った。
4)盲腸内容物については下記文献に従って半定量培養を行い、感染指数と防御指数を算出した。
文献:Mead,G.C.,etal.(1998),J.Prot.,52:500〜502
【0032】
▲2▼ 結果
結果は表4に示したように、寒天でゲル状に固化して自由摂取させる方法が最も効果が高く、次いで散霧、そ嚢内直接投与、飲水投与の順であった。
【表4】
【0033】
▲3▼ 考察
同一量の「インテクリーン」を様々な方法で経口投与したときに、ゲル状に固化して自由摂取させる方法が最も効果が高いことが判った。
【0034】
試験例2
▲1▼ 方法
1)市販ブロイラーヒナ40羽を購入し、下記の試験区分、羽数において表5に示した処置を行った。
【表5】
2)3日令で1羽当たり2.6×104のSalmonella Typhimuriumを経口投与した。
3)採材、培養、およびデータ処理方法は試験例1と同様である。
【0035】
▲2▼ 結果
結果は表6に示したように、寒天3%対照ではサルモネラ抑制効果は全く認められなかった。また寒天濃度が低く(1%)ても良好なサルモネラ抑制効果が認められた。
【表6】
【0036】
▲3▼ 考察
寒天固化製剤の良好な効果は寒天自体の効果ではなく、「インテクリーン」の効果であることが証明された。また効果は寒天濃度に左右されないことが判った。
【0037】
試験例3
試験例3−1
試験期間:1998年1月13日(0日令)〜1月20日(7日令)
試験場所:黒磯市青木913番地 伊藤忠飼料(株)総合技術研究部内代謝室
供 試 鶏:コッブブロイラー(♂) 各区 7羽×3反復=42羽
処 理:(1) 対照区
入雛と同時に水付けを行い、その後エツケを行った。通常管理。
(2) インテクリーン区[試験区(1)]
水付け前の雛に「インテクリーン」入り寒天ゼリーを投与。投与後は通常管理。
(3) グルコース区
水付け前の雛にグルコース入り寒天ゼリーを投与。投与後は通常管理。
(4) インテ+グル区[試験区(2)]
水付け前の雛に(「インテクリーン」+グルコース)入り寒天ゼリー)を投与。投与後は通常管理。
結 果:結果は表7[試験1]に示した。
【0038】
参考例
試験期間:1998年1月13日(0日令)〜1月20日(7日令)
試験場所および供試鶏は試験例3−1と同じ
処 理:(1) 対照区
入雛と同時に水付けを行い、その後エツケを行った。通常管理。
(2) 寒天区
水付け前の雛に寒天ゼリーを投与。投与後は通常管理。
結 果:結果は表7[試験2]に示した。
【表7】
【0039】
試験例3−1について
1)全処理とも寒天の食い付きは良好(30〜40分間で完食)。
2)試験終了体重はインテ+グル区>グルコース区>インテクリーン区>対照区の順となり、全試験区で対照区を上回った。
3)グルコースおよびインテクリーンを組み合わせて投与することにより、単体で投与するとりも効果が大きくなることが確認された。
4)飼料摂取量については、インテ+グル区>グルコース区>対照区>インテクリーン区の順となり、体重の大きかったインテ+グル区、グルコース区で多かった。
【0040】
参考例について
1)寒天区では、寒天の食い付きは良好(30〜40分間で完食)。
2)試験終了体重は対照区に比べ、寒天区で2.4g大きく、それに伴い飼料摂取量も寒天区で2.1g多くなった。
3)餌付け前の雛に寒天を投与するとその後の発育が優れることが確認された。
4)寒天ゼリーの水分含量が高いことから、ゼリー給与により餌付け時の水付け作業の省略、または簡略化が可能である。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は飲水量および飼料摂取量の少ない概ね0〜7日令の若令期の雛に、短時間にCE培養物の必要量を省力的に投与するに適した雛用ゲル状サルモネラ抑制剤およびそれを用いる雛のサルモネラ抑制方法に関するもので、従来行われていた散霧、そ嚢内直接投与又は飲水希釈投与方法に比して顕著なサルモネラ抑制効果を奏する。
Claims (5)
- 成鶏の盲腸内容物、腸管粘膜又は糞便を嫌気培養した未同定菌製剤もしくは同定菌製剤を水媒体中でゲル化能を有する多糖類を用いてゲル状に固形したことを特徴とする雛用ゲル状サルモネラ抑制剤。
- ゲル化能を有する多糖類が寒天、カラギーナン、カルボキシメチルセルロース、澱粉、マンナン、ゼラチン、アルギン酸ナトリウム、アラビヤガム、ロウストビーンガム、キサンタンガム、キトサン、グアーガム、ペクチン、アルギン酸プロピルグリコールエステル、アラビノガラクタン、ガティガム、タマリンドシードガム、プルラン、モルホリン脂肪酸塩、カードラン及びトラガントガムのうちの少なくとも1種である請求項1記載の雛用ゲル状サルモネラ抑制剤。
- 更に炭水化物、蛋白質、ビタミン及びミネラルのうちの少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1の雛用ゲル状サルモネラ抑制剤。
- ゲル化固形物のゲル強度が200〜2000g/cm2の範囲内にある請求項1〜3のうちのいずれか記載の雛用サルモネラ抑制剤。
- 請求項1〜4のうちのいずれか記載の雛用サルモネラ抑制剤を孵化後0〜7日令の雛に投与することを特徴とする雛のサルモネラ抑制方法。
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