JP3676419B2 - ミキサーの安全装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、食品加工用ミキサーやその他のミキサーに対して、簡単に取り付けて使用することのできる安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、食品加工用ミキサーとして、今までにも、種々の構造のものが色々と提案されているが、基本的には、いずれも、ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子を有し、ミキサー本体側に内蔵された駆動機構を介して、上記撹拌子を撹拌ボール内において所望の変速スピードで回転させる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、斯る従来の食品加工用ミキサーにあっては、撹拌子の回転を停止させる非常停止装置等が付設されているものも存在するが、通常は、材料の出し入れを考慮して、その撹拌ボールの開口側スペースをそのまま無造作に開放しているので、撹拌子による材料の撹拌中に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子に巻き込まれる恐れが十分にあった。
又、一旦、スイッチ操作で、撹拌子の回転を停止させて、撹拌ボールに対する材料の出し入れを行う際にも、ミキサーに付設されたスイッチ構造によっては、その作業中に、スイッチの誤作動で、撹拌子が急に回転してしまう事態も屡々見受けられたので、いずれにしても、現今の要請である安全性を十分に満足するとは決して言えなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯る実情に鑑み開発されたもので、請求項1記載の安全装置は、ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を有するミキサーの安全装置を前提として、ミキサー本体側に取り付けられて水平方向に回動する一対のガードカバーを備え、該一対のガードカバーを互いに離間する外方向に回動させると、上記撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一対のガードカバーを互いに接近する内方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0005】
請求項2記載の安全装置は、ミキサー本体側に取り付けられて昇降動するガードカバーを備え、該ガードカバーを上昇させると、撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下降させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0006】
請求項3記載の安全装置は、ミキサー本体側に取り付けられて上下方向に回動するガードカバーを備え、該ガードカバーを上方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0007】
又、上記各請求項記載の安全装置の下では、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を停止させるように構成することが好ましい。
【0008】
【作用】
依って、本発明の下では、いずれの請求項記載のものも、ガードカバーをミキサー本体側の適所にその撹拌ボールの開口側スペースを開閉できる状態に取り付けて、当該ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを開放する方向に移動させると、ガードカバーの存在が邪魔となることなしに、今までと同様な撹拌ボールに対する材料の出し入れが可能となることは言うまでもないが、撹拌子で撹拌ボール内の材料を撹拌する場合に、ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖する方向に移動させれば、これにより、作業者の腕や身体の一部が誤って回転する撹拌子に巻き込まれる不慮の事故を効果的に防止できる。
又、この場合に、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を即座に停止させる構成を併せて採用すれば、その安全効果は一層大きくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を図示する各実施例に基づいて詳述する。
まず、第一実施例に係る安全装置は、図1に示す如く、食品加工用ミキサーの本体側に対して、略半円形を呈して袴状に広がる一対のガードカバー1A・1Bを水平方向に回動可能に取り付けて、当該一対のガードカバー1A・1Bの自由端縁2a同士を互いに離間する外方向に回動させると、ミキサー本体側に支持される撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一対のガードカバー1A・1Bの自由端縁2a同士を互いに接近する内方向に回動させると、同撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
【0010】
これを、具体的に説明すると、第一実施例にあっては、上記一対のガードカバー1A・1Bをボックス状の取付箱3を介してミキサー本体側に着脱可能に取り付けんとするもので、図2・図3にも示す如く、該取付箱3の内部両側に一対の回転軸4を回転可能に支承して、該各回転軸4の取付箱3から外方に突出する夫々の上下端部に保持駒5を固着し、この各保持駒5の差込孔6内に各ガードカバー1A・1Bの直線状基端部2bを個々に嵌合固定することにより、一対のガードカバー1A・1Bを回動可能に保持する構成を採用している。
尚、上記図2と図3とは、便宜上、その片側半分だけを図示したものであるが、実際には、残り半分にも、同様な機構が対称の関係をもって付与されている。
【0011】
上記一対の回転軸4に対しては、図示する如く、取付箱3の内部において、対の関係にあるカム部材7・8と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11とを既述した対称となる状態に配設して、一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11に関しては、夫々の対応する回転軸4の定位置に固着して、対応する回転軸4と連動させる構成となし、他方のカム部材8のみは、対応する回転軸4上にスライド可能に配して、当該他方のカム部材8と鍔部材9間に介装される圧縮コイルばね12のばね圧で、他方のカム部材8を一方のカム部材7側に弾性的に付勢する構成となしている。
尚、対のカム部材7と8・鍔部材9・制御部材10・ストッパー部材11は、いずれも、円盤状に成形されている。
【0012】
そして、この内、対の関係にあるカム部材7・8の各対向面に対しては、互いに摺接咬合する山形形状7a・8aを付与して、一方のカム部材7が回転軸4と連動して回転する過程では、当該山形形状7a・8aの摺接作用で、他方のカム部材8を上記圧縮コイルばね12のばね圧に抗して押圧し、一方のカム部材7の回転が終了した時点では、再び、圧縮コイルばね12のばね圧で、一方のカム部材7と他方のカム部材8の山形形状7a・8a同士を咬合させ得る構成となし、制御部材10の側面に対しては、各ガードカバー1A・1Bの自由端縁2aが互いに接近する内方向に完全に回動した時点で、撹拌子の駆動回路に接続されたリミットスイッチ13の接点13aを受け入れてオフ状態となす凹部10aを形成する構成となし、且つ、ストッパー部材11の側面に対しては、取付箱3側に設けられているピン部材14と共働して、一対のガードカバー1A・1Bの内外方向に対する回動位置を規制する扇状のストッパー溝部11aを形成する構成となしている。
【0013】
尚、図中、15は、一対のガードカバー1A・1Bの内方向に対する回動位置を規制する補助ストッパー片、16は、一方のガードカバー1B側に設けられた開口部17に着脱可能に装着されるシューターで、撹拌子の回転中でも、必要な材料を撹拌ボール内に供給するために使用されるものである。
【0014】
依って、斯る第一実施例の安全装置の下では、一対のガードカバー1A・1Bで撹拌ボール42の開口側スペースを包囲できる状態となるように、上記取付箱3を蓋板3aで閉塞してミキサー本体41の適所にネジ止めするだけで、ミキサー本体41側に簡単に取り付けることが可能となるので、一対のガードカバー1A・1Bや取付箱3の大きさ・形状等に汎用性を持たせると、大きさの異なるミキサーに対しても十分に対応できることとなる。
【0015】
そして、図4に示す如く、上記一対のガードカバー1A・1Bを撹拌ボール42の開口側スペースを開放する外方向に回動させると、当該各ガードカバー1A・1Bの存在が邪魔となることなしに、今までと同様に、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となることは言うまでもないが、特に、この時には、各回転軸4が対応するガードカバー1A・1Bと一緒に同方向に回転するので、これに伴い、当該各回転軸4に固着されている一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11も連動して同方向に回転することとなる。
【0016】
そして、図2に示す如く、上記ピン部材14がストッパー部材11の扇状ストッパー溝部11aの端面に衝突した時点で、各ガードカバー1A・1Bの外方向に対する回動が規制されると共に、既述した圧縮コイルばね12のばね圧を伴って、他方のカム部材8と一方のカム部材7の山形形状7a・8a同士が摺動しながら咬合するので、一対のガードカバー1A・1Bはその全開した規制位置に確実にロックされることとなる。
【0017】
又、斯る一対のガードカバー1A・1Bの外方向への回動と合わせて、各リミットスイッチ13の接点13aが制御部材10の凹部10aから外れて、当該制御部材10の周面に当接して、各リミットスイッチ13がオン作動するので、これにより、撹拌子の駆動回路が即座に切られることとなる。
従って、第一実施例の下では、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止することとなるので、撹拌ボール42に対する材料の出し入れ作業中に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故を確実且つ未然に防止できる訳である。
【0018】
逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材料を撹拌する時には、図5に示す如く、今度は、一対のガードカバー1A・1Bを撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖する内方向に回動させることとなるが、この時も、各回転軸4が対応するガードカバー1A・1Bと一緒に同方向に回転するので、当該各回転軸4に固着されている一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11が連動して同方向に回転する。
【0019】
そして、図3に示す如く、ピン部材14がストッパー部材11の扇状ストッパー溝部11aの端面に衝突した時点で、各ガードカバー1A・1Bの内方向に対する回動が規制されると共に、他方のカム部材8が一方のカム部材7と再び咬合するので、やはり、一対のガードカバー1A・1Bはその全閉した規制位置にロックされる。
但し、このガードカバー1A・1Bの内方向に対する規制に関しては、ストッパー部材11に加えて、既述した補助ストッパー片15も関与することとなる。
【0020】
しかし、今度は、一対のガードカバー1A・1Bの内方向への回動と合わせて、各リミットスイッチ13の接点13aが制御部材10の凹部10a内に入り込んで、制御部材10の周面による押圧状態が解除されてオフ状態となるので、通常の撹拌子43の駆動回路が回復する。
従って、後は、撹拌子43の駆動用スイッチ(図示せず)を作動させるだけで、撹拌子43による材料の撹拌が直ちに保障されると共に、撹拌中は、一対のガードカバー1A・1Bの全閉した閉鎖状態により、撹拌ボール42の開口側スペースが完全に閉鎖されているので、やはり、不慮の事故の発生を有効に防止できることとなる。
又、斯る撹拌ボール42の開口側スペースの閉鎖状態の下で、材料を追加したり別の材料を添加する必要が生じたような場合には、再度、一対のガードカバー1A・1Bを外方向に回動させなくとも、上記したシューター16を利用できるので、作業性が頗る良好となる。
【0021】
次に、第二実施例に係る安全装置を説明すると、この第二実施例のものは、図6・図7に示す如く、全体が略C字状を呈して袴状に広がる1個のガードカバー21の両側基端部21aに筒状のスライダー22を上下に間隔をおいて配設して、該各スライダー22をミキサー本体41の両側長手方向に付設された一対のガイドレール23に外嵌し、当該1個のガードカバー21をスライダー22を介してガイドレール23に沿って上昇させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放でき、逆に、ガードカバー21をガイドレール23に沿って下降させると、撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
【0022】
尚、図中、24はガードカバー21の上昇位置を規制する上ストッパー、25は同下降位置を規制する下ストッパー、26はガードカバー21をその上昇位置に保持するマグネット式の保持手段、27はガードカバー21の上縁側に設けられて当該保持手段26と磁着する金属片、28は撹拌子43の駆動回路に接続されたリミットスイッチ、29は該リミットスイッチ28の接点28aをオン・オフする制御部材である。
【0023】
依って、この第二実施例の安全装置の下では、図6に示す如く、上記ガイドレール23とスライダー22を利用して、1個のガードカバー21を上昇させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放できるので、ガードカバー21の存在が邪魔となることなしに、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となると共に、やはり、ガードカバー21の上昇と同時に、リミットスイッチ28がオン作動して、撹拌子43の駆動回路を切るので、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止する。
従って、第二実施例にあっても、撹拌ボール42に対する材料の出し入れ時に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故を防止できる。
【0024】
逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材料を撹拌する時には、図7に示す如く、ガードカバー21を下降させると、撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できると共に、今度は、リミットスイッチ28の接点28aが制御部材29で押圧されてオフ状態となって、通常の撹拌子43の駆動回路を回復させるので、後は、第一実施例と同様に、撹拌子43の駆動用スイッチを作動させれば、撹拌子43による材料の撹拌が保障され、しかも、斯る撹拌中は、ガードカバー21の存在により、撹拌ボール42の開口側スペースが確実に閉鎖されているので、やはり、不慮の事故の発生を有効に防止できるととなる。
特に、この第二実施例にあっては、1個のガードカバー21が昇降動するだけで良いので、スペース的な制約を受ける心配が殆どない。
【0025】
最後に、第三実施例に係る安全装置を説明すると、この第三実施例のものは、図8に示す如く、全体が略C字形を呈して袴状に広がる1個のガードカバー31の上端縁に一対の取付アーム32を固設して、該各取付アーム32の先端部をミキサー本体41に設けられている枠材33に対して回動可能に軸支し、当該1個のガードカバー31を取付アーム32を介して上方向に回動させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放でき、逆に、ガードカバー31を取付アーム32を介して下方向に下降させると、同撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
尚、図中、34は撹拌子43の駆動回路に接続されたリミットスイッチ、35は該リミットスイッチ34の接点34aをオン・オフする制御部材である。
【0026】
依って、この第三実施例の安全装置の下でも、図中仮想線で示す如く、上記一対の取付アーム32を利用して、ガードカバー31を上方向に回動すると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放できるので、ガードカバー31の存在が邪魔となることなしに、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となると共に、やはり、ガードカバー31の上方向に対する回動により、リミットスイッチ34がオン作動して、撹拌子43の駆動回路を切るので、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止する。従って、同様に、撹拌ボール42に対する材料の出し入れ時に、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故が防止できる。
【0027】
逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材料を撹拌する時には、図中実線で示す如く、ガードカバー31を下方向に回動すれば、同撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できると共に、今度は、リミットスイッチ34の接点34aが制御部材35で押圧されてオフ状態となって、通常の撹拌子43の駆動回路を回復するので、やはり、後は、上記の各実施例と同様に、撹拌子43の駆動用スイッチを作動させるだけで、撹拌子43による材料の撹拌が保障され、且つ、撹拌中は、ガードカバー31の存在により、不慮の事故の発生を有効に防止できることとなる。
【0028】
尚、上記の各実施例においては、特に、第一実施例と第三実施例に関しては、格子状の金属製ガードカバー1A・1B・31を使用し、第二実施例に関しては、透明な樹脂製ガードカバー21を使用したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、その他の材料製のガードカバーを使用できることは勿論であると共に、その形状に関しても、撹拌ボール42の開口側スペースを効果的に開閉できるものであれば良いので、実施例のものに限定されるものではない。又、上記の各実施例は、一応、食品加工用ミキサーを対象としたものであるが、対象物もこれに限定されるものではなく、安全対策の必要性があるものであれば、工業用ミキサーを含めて如何なるミキサーをも対象とできることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、上記構成の採用により、ガードカバー自体をミキサー本体の適所に撹拌ボールの開口側スペースを開閉できる状態に取り付けて、当該ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを開放する方向に移動させるだけで、今までと同様な撹拌ボールに対する材料の出し入れが保障でき、逆に、撹拌子で撹拌ボール内の材料を撹拌する場合には、ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖する方向に移動させるだけで、作業者の腕や身体の一部が誤って撹拌子に巻き込まれる不慮の事故を効果的に防止できることとなった。
その上、本発明に係る安全装置は、複雑な付属機構を全く必要としないので、装置自体が安価となるばかりか、機種の異なるミキサーや安全装置を備えない既存のミキサーにも十分に対応することが可能となるので、その実用性は極めて甚大である。
又、これに加えて、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を即座に停止させる構成を併用すれば、その安全効果は一層大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る安全装置を示す斜視図である。
【図2】取付箱の内部構造をガードカバーが外方向に回動した状態で示す要部説明図である。
【図3】取付箱の内部構造をガードカバーが内方向に回動した状態で示す要部説明図である。
【図4】第一実施例の安全装置をミキサー本体側に取り付けて外方向に回動した状態を示す正面図である。
【図5】第一実施例の安全装置をミキサー本体側に取り付けて内方向に回動した状態を示す正面図である。
【図6】第二実施例に係る安全装置をミキサー本体側に取り付けて上昇させた状態を示す側面図である。
【図7】第二実施例に係る安全装置をミキサー本体側に取り付けて下降させた状態を示す正面図である。
【図8】第三実施例に係る安全装置をミキサー本体側に取り付けて上下動させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1A ガードカバー
1B ガードカバー
2a ガードカバーの自由端縁
2b ガードカバーの直線状基端部
3 取付箱
4 回転軸
5 保持駒
13 リミットスイッチ
10 制御部材
21 ガードカバー
22 スライダー
23 ガイドレール
28 リミットスイッチ
29 制御部材
31 ガードカバー
32 取付アーム
33 枠材
34 リミットスイッチ
35 制御部材
41 ミキサー本体
42 撹拌ボール
43 撹拌子
【産業上の利用分野】
本発明は、食品加工用ミキサーやその他のミキサーに対して、簡単に取り付けて使用することのできる安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば、食品加工用ミキサーとして、今までにも、種々の構造のものが色々と提案されているが、基本的には、いずれも、ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子を有し、ミキサー本体側に内蔵された駆動機構を介して、上記撹拌子を撹拌ボール内において所望の変速スピードで回転させる構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
然し乍ら、斯る従来の食品加工用ミキサーにあっては、撹拌子の回転を停止させる非常停止装置等が付設されているものも存在するが、通常は、材料の出し入れを考慮して、その撹拌ボールの開口側スペースをそのまま無造作に開放しているので、撹拌子による材料の撹拌中に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子に巻き込まれる恐れが十分にあった。
又、一旦、スイッチ操作で、撹拌子の回転を停止させて、撹拌ボールに対する材料の出し入れを行う際にも、ミキサーに付設されたスイッチ構造によっては、その作業中に、スイッチの誤作動で、撹拌子が急に回転してしまう事態も屡々見受けられたので、いずれにしても、現今の要請である安全性を十分に満足するとは決して言えなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、斯る実情に鑑み開発されたもので、請求項1記載の安全装置は、ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を有するミキサーの安全装置を前提として、ミキサー本体側に取り付けられて水平方向に回動する一対のガードカバーを備え、該一対のガードカバーを互いに離間する外方向に回動させると、上記撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一対のガードカバーを互いに接近する内方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0005】
請求項2記載の安全装置は、ミキサー本体側に取り付けられて昇降動するガードカバーを備え、該ガードカバーを上昇させると、撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下降させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0006】
請求項3記載の安全装置は、ミキサー本体側に取り付けられて上下方向に回動するガードカバーを備え、該ガードカバーを上方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成を採用した。
【0007】
又、上記各請求項記載の安全装置の下では、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を停止させるように構成することが好ましい。
【0008】
【作用】
依って、本発明の下では、いずれの請求項記載のものも、ガードカバーをミキサー本体側の適所にその撹拌ボールの開口側スペースを開閉できる状態に取り付けて、当該ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを開放する方向に移動させると、ガードカバーの存在が邪魔となることなしに、今までと同様な撹拌ボールに対する材料の出し入れが可能となることは言うまでもないが、撹拌子で撹拌ボール内の材料を撹拌する場合に、ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖する方向に移動させれば、これにより、作業者の腕や身体の一部が誤って回転する撹拌子に巻き込まれる不慮の事故を効果的に防止できる。
又、この場合に、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を即座に停止させる構成を併せて採用すれば、その安全効果は一層大きくなる。
【0009】
【実施例】
以下、本発明を図示する各実施例に基づいて詳述する。
まず、第一実施例に係る安全装置は、図1に示す如く、食品加工用ミキサーの本体側に対して、略半円形を呈して袴状に広がる一対のガードカバー1A・1Bを水平方向に回動可能に取り付けて、当該一対のガードカバー1A・1Bの自由端縁2a同士を互いに離間する外方向に回動させると、ミキサー本体側に支持される撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一対のガードカバー1A・1Bの自由端縁2a同士を互いに接近する内方向に回動させると、同撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
【0010】
これを、具体的に説明すると、第一実施例にあっては、上記一対のガードカバー1A・1Bをボックス状の取付箱3を介してミキサー本体側に着脱可能に取り付けんとするもので、図2・図3にも示す如く、該取付箱3の内部両側に一対の回転軸4を回転可能に支承して、該各回転軸4の取付箱3から外方に突出する夫々の上下端部に保持駒5を固着し、この各保持駒5の差込孔6内に各ガードカバー1A・1Bの直線状基端部2bを個々に嵌合固定することにより、一対のガードカバー1A・1Bを回動可能に保持する構成を採用している。
尚、上記図2と図3とは、便宜上、その片側半分だけを図示したものであるが、実際には、残り半分にも、同様な機構が対称の関係をもって付与されている。
【0011】
上記一対の回転軸4に対しては、図示する如く、取付箱3の内部において、対の関係にあるカム部材7・8と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11とを既述した対称となる状態に配設して、一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11に関しては、夫々の対応する回転軸4の定位置に固着して、対応する回転軸4と連動させる構成となし、他方のカム部材8のみは、対応する回転軸4上にスライド可能に配して、当該他方のカム部材8と鍔部材9間に介装される圧縮コイルばね12のばね圧で、他方のカム部材8を一方のカム部材7側に弾性的に付勢する構成となしている。
尚、対のカム部材7と8・鍔部材9・制御部材10・ストッパー部材11は、いずれも、円盤状に成形されている。
【0012】
そして、この内、対の関係にあるカム部材7・8の各対向面に対しては、互いに摺接咬合する山形形状7a・8aを付与して、一方のカム部材7が回転軸4と連動して回転する過程では、当該山形形状7a・8aの摺接作用で、他方のカム部材8を上記圧縮コイルばね12のばね圧に抗して押圧し、一方のカム部材7の回転が終了した時点では、再び、圧縮コイルばね12のばね圧で、一方のカム部材7と他方のカム部材8の山形形状7a・8a同士を咬合させ得る構成となし、制御部材10の側面に対しては、各ガードカバー1A・1Bの自由端縁2aが互いに接近する内方向に完全に回動した時点で、撹拌子の駆動回路に接続されたリミットスイッチ13の接点13aを受け入れてオフ状態となす凹部10aを形成する構成となし、且つ、ストッパー部材11の側面に対しては、取付箱3側に設けられているピン部材14と共働して、一対のガードカバー1A・1Bの内外方向に対する回動位置を規制する扇状のストッパー溝部11aを形成する構成となしている。
【0013】
尚、図中、15は、一対のガードカバー1A・1Bの内方向に対する回動位置を規制する補助ストッパー片、16は、一方のガードカバー1B側に設けられた開口部17に着脱可能に装着されるシューターで、撹拌子の回転中でも、必要な材料を撹拌ボール内に供給するために使用されるものである。
【0014】
依って、斯る第一実施例の安全装置の下では、一対のガードカバー1A・1Bで撹拌ボール42の開口側スペースを包囲できる状態となるように、上記取付箱3を蓋板3aで閉塞してミキサー本体41の適所にネジ止めするだけで、ミキサー本体41側に簡単に取り付けることが可能となるので、一対のガードカバー1A・1Bや取付箱3の大きさ・形状等に汎用性を持たせると、大きさの異なるミキサーに対しても十分に対応できることとなる。
【0015】
そして、図4に示す如く、上記一対のガードカバー1A・1Bを撹拌ボール42の開口側スペースを開放する外方向に回動させると、当該各ガードカバー1A・1Bの存在が邪魔となることなしに、今までと同様に、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となることは言うまでもないが、特に、この時には、各回転軸4が対応するガードカバー1A・1Bと一緒に同方向に回転するので、これに伴い、当該各回転軸4に固着されている一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11も連動して同方向に回転することとなる。
【0016】
そして、図2に示す如く、上記ピン部材14がストッパー部材11の扇状ストッパー溝部11aの端面に衝突した時点で、各ガードカバー1A・1Bの外方向に対する回動が規制されると共に、既述した圧縮コイルばね12のばね圧を伴って、他方のカム部材8と一方のカム部材7の山形形状7a・8a同士が摺動しながら咬合するので、一対のガードカバー1A・1Bはその全開した規制位置に確実にロックされることとなる。
【0017】
又、斯る一対のガードカバー1A・1Bの外方向への回動と合わせて、各リミットスイッチ13の接点13aが制御部材10の凹部10aから外れて、当該制御部材10の周面に当接して、各リミットスイッチ13がオン作動するので、これにより、撹拌子の駆動回路が即座に切られることとなる。
従って、第一実施例の下では、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止することとなるので、撹拌ボール42に対する材料の出し入れ作業中に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故を確実且つ未然に防止できる訳である。
【0018】
逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材料を撹拌する時には、図5に示す如く、今度は、一対のガードカバー1A・1Bを撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖する内方向に回動させることとなるが、この時も、各回転軸4が対応するガードカバー1A・1Bと一緒に同方向に回転するので、当該各回転軸4に固着されている一方のカム部材7と鍔部材9と制御部材10とストッパー部材11が連動して同方向に回転する。
【0019】
そして、図3に示す如く、ピン部材14がストッパー部材11の扇状ストッパー溝部11aの端面に衝突した時点で、各ガードカバー1A・1Bの内方向に対する回動が規制されると共に、他方のカム部材8が一方のカム部材7と再び咬合するので、やはり、一対のガードカバー1A・1Bはその全閉した規制位置にロックされる。
但し、このガードカバー1A・1Bの内方向に対する規制に関しては、ストッパー部材11に加えて、既述した補助ストッパー片15も関与することとなる。
【0020】
しかし、今度は、一対のガードカバー1A・1Bの内方向への回動と合わせて、各リミットスイッチ13の接点13aが制御部材10の凹部10a内に入り込んで、制御部材10の周面による押圧状態が解除されてオフ状態となるので、通常の撹拌子43の駆動回路が回復する。
従って、後は、撹拌子43の駆動用スイッチ(図示せず)を作動させるだけで、撹拌子43による材料の撹拌が直ちに保障されると共に、撹拌中は、一対のガードカバー1A・1Bの全閉した閉鎖状態により、撹拌ボール42の開口側スペースが完全に閉鎖されているので、やはり、不慮の事故の発生を有効に防止できることとなる。
又、斯る撹拌ボール42の開口側スペースの閉鎖状態の下で、材料を追加したり別の材料を添加する必要が生じたような場合には、再度、一対のガードカバー1A・1Bを外方向に回動させなくとも、上記したシューター16を利用できるので、作業性が頗る良好となる。
【0021】
次に、第二実施例に係る安全装置を説明すると、この第二実施例のものは、図6・図7に示す如く、全体が略C字状を呈して袴状に広がる1個のガードカバー21の両側基端部21aに筒状のスライダー22を上下に間隔をおいて配設して、該各スライダー22をミキサー本体41の両側長手方向に付設された一対のガイドレール23に外嵌し、当該1個のガードカバー21をスライダー22を介してガイドレール23に沿って上昇させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放でき、逆に、ガードカバー21をガイドレール23に沿って下降させると、撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
【0022】
尚、図中、24はガードカバー21の上昇位置を規制する上ストッパー、25は同下降位置を規制する下ストッパー、26はガードカバー21をその上昇位置に保持するマグネット式の保持手段、27はガードカバー21の上縁側に設けられて当該保持手段26と磁着する金属片、28は撹拌子43の駆動回路に接続されたリミットスイッチ、29は該リミットスイッチ28の接点28aをオン・オフする制御部材である。
【0023】
依って、この第二実施例の安全装置の下では、図6に示す如く、上記ガイドレール23とスライダー22を利用して、1個のガードカバー21を上昇させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放できるので、ガードカバー21の存在が邪魔となることなしに、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となると共に、やはり、ガードカバー21の上昇と同時に、リミットスイッチ28がオン作動して、撹拌子43の駆動回路を切るので、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止する。
従って、第二実施例にあっても、撹拌ボール42に対する材料の出し入れ時に、誤って、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故を防止できる。
【0024】
逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材料を撹拌する時には、図7に示す如く、ガードカバー21を下降させると、撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できると共に、今度は、リミットスイッチ28の接点28aが制御部材29で押圧されてオフ状態となって、通常の撹拌子43の駆動回路を回復させるので、後は、第一実施例と同様に、撹拌子43の駆動用スイッチを作動させれば、撹拌子43による材料の撹拌が保障され、しかも、斯る撹拌中は、ガードカバー21の存在により、撹拌ボール42の開口側スペースが確実に閉鎖されているので、やはり、不慮の事故の発生を有効に防止できるととなる。
特に、この第二実施例にあっては、1個のガードカバー21が昇降動するだけで良いので、スペース的な制約を受ける心配が殆どない。
【0025】
最後に、第三実施例に係る安全装置を説明すると、この第三実施例のものは、図8に示す如く、全体が略C字形を呈して袴状に広がる1個のガードカバー31の上端縁に一対の取付アーム32を固設して、該各取付アーム32の先端部をミキサー本体41に設けられている枠材33に対して回動可能に軸支し、当該1個のガードカバー31を取付アーム32を介して上方向に回動させると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放でき、逆に、ガードカバー31を取付アーム32を介して下方向に下降させると、同撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できる構成となしたことを特徴とするものである。
尚、図中、34は撹拌子43の駆動回路に接続されたリミットスイッチ、35は該リミットスイッチ34の接点34aをオン・オフする制御部材である。
【0026】
依って、この第三実施例の安全装置の下でも、図中仮想線で示す如く、上記一対の取付アーム32を利用して、ガードカバー31を上方向に回動すると、撹拌ボール42の開口側スペースを開放できるので、ガードカバー31の存在が邪魔となることなしに、撹拌ボール42に対する材料の出し入れが可能となると共に、やはり、ガードカバー31の上方向に対する回動により、リミットスイッチ34がオン作動して、撹拌子43の駆動回路を切るので、撹拌ボール42の開口側スペースが開放された時点では、既に、撹拌子43の回転が自動的に停止する。従って、同様に、撹拌ボール42に対する材料の出し入れ時に、作業者の腕や身体の一部が回転する撹拌子43に巻き込まれる不慮の事故が防止できる。
【0027】
逆に、撹拌子43で撹拌ボール42内の材料を撹拌する時には、図中実線で示す如く、ガードカバー31を下方向に回動すれば、同撹拌ボール42の開口側スペースを閉鎖できると共に、今度は、リミットスイッチ34の接点34aが制御部材35で押圧されてオフ状態となって、通常の撹拌子43の駆動回路を回復するので、やはり、後は、上記の各実施例と同様に、撹拌子43の駆動用スイッチを作動させるだけで、撹拌子43による材料の撹拌が保障され、且つ、撹拌中は、ガードカバー31の存在により、不慮の事故の発生を有効に防止できることとなる。
【0028】
尚、上記の各実施例においては、特に、第一実施例と第三実施例に関しては、格子状の金属製ガードカバー1A・1B・31を使用し、第二実施例に関しては、透明な樹脂製ガードカバー21を使用したものであるが、本発明は、これに限定されるものではなく、その他の材料製のガードカバーを使用できることは勿論であると共に、その形状に関しても、撹拌ボール42の開口側スペースを効果的に開閉できるものであれば良いので、実施例のものに限定されるものではない。又、上記の各実施例は、一応、食品加工用ミキサーを対象としたものであるが、対象物もこれに限定されるものではなく、安全対策の必要性があるものであれば、工業用ミキサーを含めて如何なるミキサーをも対象とできることは言うまでもない。
【0029】
【発明の効果】
以上の如く、本発明は、上記構成の採用により、ガードカバー自体をミキサー本体の適所に撹拌ボールの開口側スペースを開閉できる状態に取り付けて、当該ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを開放する方向に移動させるだけで、今までと同様な撹拌ボールに対する材料の出し入れが保障でき、逆に、撹拌子で撹拌ボール内の材料を撹拌する場合には、ガードカバーを撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖する方向に移動させるだけで、作業者の腕や身体の一部が誤って撹拌子に巻き込まれる不慮の事故を効果的に防止できることとなった。
その上、本発明に係る安全装置は、複雑な付属機構を全く必要としないので、装置自体が安価となるばかりか、機種の異なるミキサーや安全装置を備えない既存のミキサーにも十分に対応することが可能となるので、その実用性は極めて甚大である。
又、これに加えて、撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を即座に停止させる構成を併用すれば、その安全効果は一層大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係る安全装置を示す斜視図である。
【図2】取付箱の内部構造をガードカバーが外方向に回動した状態で示す要部説明図である。
【図3】取付箱の内部構造をガードカバーが内方向に回動した状態で示す要部説明図である。
【図4】第一実施例の安全装置をミキサー本体側に取り付けて外方向に回動した状態を示す正面図である。
【図5】第一実施例の安全装置をミキサー本体側に取り付けて内方向に回動した状態を示す正面図である。
【図6】第二実施例に係る安全装置をミキサー本体側に取り付けて上昇させた状態を示す側面図である。
【図7】第二実施例に係る安全装置をミキサー本体側に取り付けて下降させた状態を示す正面図である。
【図8】第三実施例に係る安全装置をミキサー本体側に取り付けて上下動させた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1A ガードカバー
1B ガードカバー
2a ガードカバーの自由端縁
2b ガードカバーの直線状基端部
3 取付箱
4 回転軸
5 保持駒
13 リミットスイッチ
10 制御部材
21 ガードカバー
22 スライダー
23 ガイドレール
28 リミットスイッチ
29 制御部材
31 ガードカバー
32 取付アーム
33 枠材
34 リミットスイッチ
35 制御部材
41 ミキサー本体
42 撹拌ボール
43 撹拌子
Claims (4)
- ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を有するミキサーの安全装置であって、ミキサー本体側に取り付けられて水平方向に回動する一対のガードカバーを備え、該一対のガードカバーを互いに離間する外方向に回動させると、上記撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、一対のガードカバーを互いに接近する内方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できるように構成したことを特徴とするミキサーの安全装置。
- ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を有するミキサーの安全装置であって、ミキサー本体側に取り付けられて昇降動するガードカバーを備え、該ガードカバーを上昇させると、上記撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下降させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できるように構成したことを特徴とするミキサーの安全装置。
- ミキサー本体側に支持される撹拌ボールと、該撹拌ボール内の材料を回転しながら撹拌する撹拌子を有するミキサーの安全装置であって、ミキサー本体側に取り付けられて上下方向に回動するガードカバーを備え、該ガードカバーを上方向に回動させると、上記撹拌ボールの開口側スペースを開放でき、ガードカバーを下方向に回動させると、撹拌ボールの開口側スペースを閉鎖できるように構成したことを特徴とするミキサーの安全装置。
- 撹拌ボールの開口側スペースを開放する時点で、撹拌ボール内の材料を撹拌する撹拌子の回転を停止させるように構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載のミキサーの安全装置。
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