JP3676706B2 - 角部用床目地装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は角部の床目地部を覆う角部用床目地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の前後左右方向の揺れ動きを吸収する床用目地装置は、角部で干渉しないように隙間を形成し、該隙間を覆うように角部カバーを設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の角部に角部カバーを設置するものにあっては見苦しくなり、該角部カバーがスムーズに前後左右方向にスライド移動ができず、損傷したり、揺れ動いた場合には元の位置に手作業で戻す等の作業が必要になる等の欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、前後左右方向の揺れ動きをスムーズに吸収することができるとともに、見苦しくなることなく、揺れ動きが停止すると自動的に元の状態に戻すことができる、構造が簡単で、容易に設置することができる角部用床目地装置を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は建物の外壁面と目地部を介して設けられたよう壁等の床躯体の目地部側の上面に該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記建物の一側外壁面にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する一側可動目地カバーと、前記建物の一側外壁面と隣り合う他側外壁面にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う前記一側可動目地カバーの位置する部位に段差を設けて干渉するのを阻止する先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する他側可動目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の一側部を該一側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う一側固定目地カバーと、前記他側可動目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の他側部を、該他側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う他側固定目地カバーとで角部用床目地装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図12に示す本発明の第1の実施の形態において、1は建物2の外壁面2aと目地部3を介して設けられたよう壁等の床躯体4との間の角部の目地部3を覆う本発明の角部用床目地装置で、この角部用床目地装置1は前記よう壁等の床躯体4の目地部3側の上面に、該目地部3に開口するように形成された目地プレート支持凹部5と、この目地プレート支持凹部5の底面および反目地部側の壁面を必要に応じて覆う支持板6と、前記建物2の一側外壁面2aに固定されたガイドレール7に複数個のローラー8を介してスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部5のほぼ中央部に位置するくし歯状の一側可動目地カバー9と、前記建物2の一側外壁面2aと隣り合う他側外壁面2aに固定されたガイドレール10に複数個のローラー11を介してスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う前記一側可動目地カバー9の位置する部位に段差12を設けて干渉するのを阻止するくし歯状の他側可動目地カバー13と、前記一側可動目地カバー9の先端部が支持される前記目地プレート支持凹部5の一側部に固定されたくし歯状の一側固定目地カバー14と、前記他側可動目地カバー13の先端部が支持される前記目地プレート支持凹部5の他側部に固定されたくし歯状の他側固定目地カバー15とで構成されている。
【0009】
前記一側可動目地カバー9は、図5に示すようにアングル材を用いた支持バー16と、この支持バー16に後端部が溶接等によって所定間隔で固定された多数個のバー部材17と、前記支持バー16の底面に所定間隔で取付けられた複数個のローラー8とで構成されている。
【0010】
前記他側可動目地カバー13は図6に示すように、アングル材を用いて段差部12を形成した支持バー18と、この支持バー18に後端部が溶接等によって所定間隔で固定された多数個のバー部材19と、前記支持バー18の段差部12を除く底面に所定間隔で取付けられた複数個のローラー11とで構成されている。
【0011】
前記一側固定目地カバー14は図7に示すように、アングル材を用いた支持バー20と、この支持バー20に後端部が溶接等によって所定間隔で固定された多数個のバー部材21と、この多数個のバー部材21の先端部およびほぼ中央部の底面に溶接等によって固定された固定バー部材22、23とで構成されている。
【0012】
前記他側固定目地カバー15は図8に示すように、アングル材を用いて段差部12を形成した支持バー24と、この支持バー24に後端部が溶接等によって所定間隔で固定された多数個のバー部材25と、この多数個のバー部材25の先端部およびほぼ中央部の底面に溶接等によって固定された固定バー部材26、27とで構成されている。
【0013】
上記構成の角部用床目地装置1は、通常時は角部の目地部3を一側可動目地カバー9と一側固定目地カバー14および他側可動目地カバー13と他側固定目地カバー15とで平坦状態で覆っている。
【0014】
左右の目地部3、3が広くなったり、狭くなったりするような揺れ動きが生じた場合には、図9ないし図12に示すように、一側可動目地カバー9と一側固定目地カバー14とが伸縮したり、一側可動目地カバー9がスライド移動するとともに、他側可動目地カバー13がスライド移動したり、他側可動目地カバー13と他側固定目地カバー15とが伸縮して角部に隙間が生じたりすることなく、覆った状態を保つことができる。
【0015】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図13ないし図24に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0016】
図13ないし図15に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、建物2の一側外壁面2aと他側外壁面2aとを鈍角部位の角部に取付けた点で、このような部位に取付けた角部用床目地装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0017】
図16ないし図18に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、建物2の一側外壁面2aと隣り合う他側外壁面2aに先端部が目地プレート支持凹部5のほぼ中央部に位置する他側固定目地カバー15Aを固定するとともに、この他側固定目地カバー15Aの先端部が支持される目地プレート支持凹部5の他側部に先端部と後端部の底面に複数個のローラーが取付けられたスライド移動可能な他側可動目地カバー13Aを取付けた点で、このように形成された他側固定目地カバー15Aと他側可動目地カバー13Aを用いて構成した角部用床目地装置1Bにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られるとともに、一側可動目地カバー9と一側固定目地カバー14との干渉を阻止する段差部を設けない他側固定目地カバー15Aと他側可動目地カバー13Aを用いることができる。
【0018】
図19ないし図21に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、板状の一側可動目地カバー9A、他側可動目地カバー13Bと、この一側可動目地カバー9Aと他側可動目地カバー13Bの目地プレート支持凹部5の一側および他側を覆う板状の一側固定目地カバー14Aと他側固定目地カバー15Bと、前記一側可動目地カバー9Aと他側可動目地カバー13Bとをスライド方向と直角方向にスライド可能に係止させる係止片28、28とガイド片29、29とを用いた点で、このように構成した角部用床目地装置1Cにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図22ないし図24に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、建物2の外壁面2aと一体形成された一方の床躯体2Aの一側の目地部側端部と他側の目地部側端部とに一側可動目地カバー9と他側可動目地カバー13とを取付けた点で、このように構成した角部用床目地装置1Dにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0021】
(1)建物の外壁面と目地部を介して設けられたよう壁等の床躯体の目地部側の上面に該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記建物の一側外壁面にスライド移動可能に取付けられた、角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する一側可動目地カバーと、前記建物の一側外壁面と隣り合う他側外壁面にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う前記一側可動目地カバーの位置する部位に段差を設けて干渉するのを阻止する先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する他側可動目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の一側部を該一側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う一側固定目地カバーと、前記他側可動目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の他側部を、該他側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う他側固定目地カバーとで構成されているので、角部に段差が生じることなく、目地部が広くなったり、狭くなっても、その揺れ動きを吸収することができるように覆うことができる。
したがって、従来のように見苦しくなることなく、きれいに仕上げることができる。
【0022】
(2)前記(1)によって、構造が簡単であるので、容易に設置することができる。
【0023】
(3)前記(1)によって、角部の目地部が広くなったり、狭くなったりする揺れ動きが生じても、一側可動目地カバー、他側可動目地カバーのスライド移動と一側固定目地カバー、他側固定目地カバー方向へのスライド移動によって、一側可動目地カバーと他側可動目地カバーとの間に隙間が生じるのを確実に防止することができる。
したがって、安全に使用することができる。
【0024】
(4)請求項2、3、4、5も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の設置状態の説明図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】図1の4−4線に沿う拡大断面図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の一側可動目地カバーの説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の他側可動目地カバーの説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の一側固定目地カバーの説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の他側固定目地カバーの説明図。
【図9】左右方向の目地部が狭くなった動作説明図。
【図10】左右方向の目地部が広くなった動作説明図。
【図11】前後方向の目地部が狭くなった動作説明図。
【図12】前後方向の目地部が広くなった動作説明図。
【図13】本発明の第2の実施の形態の設置状態の説明図。
【図14】図13の14−14線に沿う拡大断面図。
【図15】図13の15−15線に沿う拡大断面図。
【図16】本発明の第3の実施の形態の設置状態の説明図。
【図17】図16の17−17線に沿う拡大断面図。
【図18】図16の18−18線に沿う拡大断面図。
【図19】本発明の第4の実施の形態の設置状態の説明図。
【図20】図19の20−20線に沿う拡大断面図。
【図21】図19の21−21線に沿う拡大断面図。
【図22】本発明の第5の実施の形態の設置状態の説明図。
【図23】図22の23−23線に沿う拡大断面図。
【図24】図22の24−24線に沿う拡大断面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D:角部用床目地装置、
2:建物、 2a:外壁、
2A:一方の床躯体、 3:目地部、
4:よう壁等の床躯体、 5:目地プレート支持凹部、
6:支持板、 7:ガイドレール、
8:ローラー、
9、9A:一側可動目地カバー、
10:ガイドレール、 11:ローラー、
12:段差、
13、13A、13B:他側可動目地カバー、
14、14A:一側固定目地カバー、
15、15A、15B:他側固定目地カバー、
16:支持バー、 17:バー部材、
18:支持バー、 19:バー部材、
20:支持バー、 21:バー部材、
22、23:固定バー部材、
24:支持バー、 25:バー部材、
26、27:固定バー部材、
28:係止片、 29:ガイド片。

Claims (5)

  1. 建物の外壁面と目地部を介して設けられたよう壁等の床躯体の目地部側の上面に該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記建物の一側外壁面にスライド移動可能に取付けられた、角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する一側可動目地カバーと、前記建物の一側外壁面と隣り合う他側外壁面にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う前記一側可動目地カバーの位置する部位に段差を設けて干渉するのを阻止する先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する他側可動目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の一側部を該一側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う一側固定目地カバーと、前記他側可動目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の他側部を、該他側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う他側固定目地カバーとからなることを特徴とする角部用床目地装置。
  2. 建物の外壁面と目地部を介して設けられたよう壁等の床躯体の目地部側の上面に該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記建物の一側外壁面にスライド移動可能に取付けられた、角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する一側可動目地カバーと、前記建物の一側外壁面と隣り合う他側外壁面に前記一側可動目地カバーとの間に隙間が生じないように固定的に取付けられた先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する他側固定目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の一側部を該一側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う一側固定目地カバーと、前記他側固定目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の他側部を、該他側固定目地カバーによってスライド移動されるように覆う他側可動目地カバーとからなることを特徴とする角部用床目地装置。
  3. 建物の外壁面と目地部を介して設けられたよう壁等の床躯体の目地部側の上面に該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記建物の一側外壁面にスライド移動可能に取付けられた、角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置するくし歯状の一側可動目地カバーと、前記建物の一側外壁面と隣り合う他側外壁面にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う前記一側可動目地カバーの位置する部位に段差を設けて干渉するのを阻止する先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置するくし歯状の他側可動目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の一側部に固定されたくし歯状の一側固定目地カバーと、前記他側可動目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の他側部に固定されたくし歯状の他側固定目地カバーとからなることを特徴とする角部用床目地装置。
  4. 建物の外壁面と一体形成された一方の床躯体と目地部を介して設けられたよう壁等の他方の床躯体の目地部側の上面に、該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記一方の床躯体の一側の目地部側端部にスライド移動可能に取付けられた、角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する一側可動目地カバーと、前記一方の床躯体の一側の目地部側端部と隣り合う他側の目地部側端部にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う前記一側可動目地カバーの位置する部位に段差を設けて干渉するのを阻止する先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置する他側可動目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の一側部を、該一側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う一側固定目地カバーと、前記他側可動目地カバーの段差部を除く先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の他側部を該他側可動目地カバーのスライド移動を可能に覆う他側固定目地カバーとからなることを特徴とする角部用床目地装置。
  5. 建物の外壁面と一体形成された一方の床躯体と目地部を介して設けられたよう壁等の他方の床躯体の目地部側の上面に、該目地部に開口するように形成された目地プレート支持凹部と、前記一方の床躯体の一側の目地部側端部にスライド移動可能に取付けられた、角部の目地部を覆う先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置するくし歯状の一側可動目地カバーと、前記一方の床躯体の一側の目地部側端部と隣り合う他側の目地部側端部にスライド移動可能に取付けられた角部の目地部を覆う、前記一側可動目地カバーの位置する部位に段差を設けて干渉するのを阻止する先端部が前記目地プレート支持凹部のほぼ中央部に位置するくし歯状の他側可動目地カバーと、前記一側可動目地カバーの先端部が支持される前記目地プレート支持凹部の一側部に固定されたくし歯状の一側固定目地カバーと、前記他側可動目地カバーの段差部を除く先端部が支持される、前記目地プレート支持凹部の他側部に固定されたくし歯状の他側固定目地カバーとからなることを特徴とする角部用床目地装置。
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