JP3677585B2 - シーム付オープンエンドフェルト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、製紙機用プレスフエルト,ドライフエルト,ドライキャンバス,パルプマシン用フエルトに関し、その基布のシーム部の組織に特徴を有する。
【0002】
【従来の技術】
抄紙機或いはパルプマシン(以後マシンという)に使用されるフエルトにはエンドレスに作られたものがあり、この種フエルトはマシンに装架する際にはマシンの複数のロールを片持式にしてマシンの片側から掛け入れなければならず、危険を伴い、またその作業に時間を要していた。そのため、マシンへの掛け入れが容易で安全なシーム付オープンエンドフエルトが望まれるようになった。
【0003】
シーム付オープンエンドフエルトは、図1Aに示す如く、製織時の経糸即ち織機上の経糸Gの間に緯糸Ca,Cbを打ち込み基布Dを構成し、環状に織り上げた二重或るいは多重織物を、製織後耳糸Sを取り去り、一度、織機上の緯糸Ca,Cb方向に長さの有る有端帯状にし、マシンに引き入れてから基布の両端を継ぎ合わせ再度環状にしたもので、シーム付オープンエンドフエルトとしてマシンに装架されるときは、前記織機上の経糸Gはマシン上の緯方向CROSS MACHINE DIRECTION糸(以下CMD糸と云う)となり、織機上の緯糸はマシン上の経方向MACHINE DIRECTION糸(以下MD糸と云う)となる。マシンへの装架は次のようにして行われる。即ち、操業中のマシンを停止し装架されているフエルトを切断して新フエルトと旧フエルトとを仮止めした後、若しくは旧フエルトの代りに予めフエルトの走行経過に沿ってロープ等を通して、前記ロープ等と新フエルトとを仮止めした後、旧フエルト若しくはロープ等をマシンより引き出すことで新フエルトをマシンに引き入れ、旧フエルト若しくはロープ等を取り外し、新フエルトの両端にあらかじめ設けられているループを交互に突き合わせ、該ループ内にピンシームを挿通することによりエンドレスとしている。
【0004】
然し製紙機用プレスフエルトは、幅が広く、基布に使用する糸は、一般的に柔軟性を有し、細く、マシン縦方向を向くMD糸の糸密度も高く、またループ径も小さいために、シーム部における上記突き合わせ作業は困難となる。ナイロンなどのMD糸の場合吸水性を有し、次第にMD糸の柔軟性に変化つまりループの剛性が低下し時間の経過と共に挿通に困難さを増すことも生じていた。
【0005】
更に、基布の組織によってはシーム部のループの根元の上糸Eaと下糸Faとを含む仮想面(Ea−Fa面)が基布面に対して垂直ではなく、斜に捩れる場合にループの噛み合わせが困難となり、一層ピンシームを挿通しにくくなる。さらに、その捩れる角度及び向きが不規則な場合、挿通は一層困難となる。その上、CMD糸が吸水性を有しているナイロン等の場合、次第にCMD糸の屈曲の度合いが変化し、ループが位置する仮想面の基布面に体する角度も、ループの二重性(CMD方向に対しての垂直性)が崩れる角度に変化し、ループの噛み合わせをより一層困難とさせる。
【0006】
更に、シーム部でのピンシームの挿通が容易であっても、シーム部とそれ以外の基布部分との間に抄紙性能上の差が生じては、シーム部での紙切れ、紙繊維の乱れ等による紙の表面性不良等につながる恐れがあった。
【0007】
上記ループが基布Dに対して捩れを生ずる原因は次のように考えられる。一例として二重織で、かつ、製織時にループを作成する場合を取り上げる。シームフェルトは図1に示す如く表側地Aと裏側地Bとよりなる二重織に製織し、表側地Aと裏側地Bとが織機上の緯糸Ca,Cb(MD糸)で作られたループLa,Lb中に位置する耳糸Sにより筒状に連結されている基布Dを含む構成を有している。上記筒状の基布Dの表側地Aは、織地端で前記耳糸Sに巻回しループLaを構成している織機上の緯糸Ca(MD糸)の上糸層Eaと下糸層Faとが織機上の経糸Ga(CMD糸)に打ち込まれて作られており、裏側地Bは、織地端で前記耳糸Sに巻回しループLbを構成している織機上の緯糸Cb(MD糸)の上糸層Ebと下糸層Fbとが織機上の経糸Gb(CMD糸)に打込まれて作られている。ここで層の語句を使用したが、その理由は、各糸層Ea,Fa,Eb,Fbを構成する織機上の緯糸(MD糸)は複数接近した状態で並列して打ち込まれており、それら複数の糸がループLa,Lbの基部ではあたかも一つの層をなしているようにも見受けられるからである。
基布Dの表側地Aの織機上の経糸Ga(裏側地Bの織機上の経糸をGbとする)(共にCMD糸)に沿った端面(織機上の緯糸Ca(MD糸)によるループLaに添った端面)を模式的に示したたのが図1Bである。
【0008】
図1Bは表側地Aの断面を示しているが、図1Bにおいて、ループLa列を構成するMD糸Caの間をCMD糸Gaは通っている。図1Aに示すようにMD糸Caは基布Dの端部で耳糸Sを巻回しループLaを作り、図1Bには図示しないMD糸Cbは、図1Aに示す如く耳糸Sに巻回してループLbを作る。MD糸Ca,Cbにおいて、耳糸Sの上に位置する糸列を上糸層Ea,Ebとし、耳糸Sを巻回して耳糸Sの下位の糸を下糸層Fa,Fbとしている。
【0009】
図1Bの点線で示す基布Dの1循環内において、織機上の緯糸即ちMD糸Caが織機上の経糸即ちCMD糸Gaによりどのような力を受けるか次に説明する。通常ループ際の組織は、図1Bに示すようにCMD糸GaがループLaの根元の上糸層Eaと下糸層Faとに交叉している。つまり、CMD糸Gaが、ループLaの根元のMD糸Ea及びFaの自由度を制限している。しかし、帯状時の基布Dの一端に現れるループLa列と該基布Dの他端に現われるループLb列を突き合わせる際、ループLa本体の傾き角度を制限するものではない。このことは、ループLa本体の傾きの角度は、ループLaの根元の影響を大きく受けることを意味している。そして、その影響の大きさは、ループLa本体に近ければ近い程大きい、すなわちCMD糸Ga2よりもCMD糸Ga1の方がループLaの傾き角度に大きな影響を及ぼしていることは明らかである。
【0010】
CMD糸Ga1は、下糸層Faの糸Fa4と同Fa1の間、下糸層の糸Fa1と同Fa2の間、下糸層の糸Fa2と上糸層の糸Ea2の間、上糸層の糸Ea2と同Ea3の間、上糸層の糸Ea3と同Ea4の間、上糸層の糸Ea4と下糸層の糸Fa4の間、下糸層の糸Fa4と同Fa1の間を通り、これを繰り返している。そしてこの間下糸層の糸Fa1と同Fa2の間から上糸層Ea2と同Ea3の間及び上糸層の糸Ea3と同Ea4の間から下糸層の糸Fa4と同Fa1の間を屈曲はしているが直角ではなく(90°以上)多かれ少なかれ斜に通っている。
【0011】
この為、ループLa2にあっては、上糸層の糸Ea2が同Ea1側にずれ易く、下糸層の糸Fa2が同Fa3側にずれ易く、結果的にループLa2が図1B″に示す如く斜に捩れることになる。ループLa4についても同様の理由から捩れが生ずる。捩れの方向を図1Bに矢印で示す。然し、下糸層Faの糸Fa1及び上糸層Eaの糸Ea3はその両側にCMD糸Ga1が通っており、該糸により両側を押えられているのでずれにくい。また、上糸層の糸Ea1及び下糸層の糸Fa3はCMD糸Ga1との交差がないが、CMD糸Ga2と交差しているためCMD糸Ga2の影響を受ける。
図1C,C′,C″に示す例ではCMD糸Ga1とGa2とが交互に1ピッチずらして同じ組織を繰り返し基布Dを構成している。
そのため、CMD糸Ga1がMD糸Fa1,Ea3をCMD糸Ga2がMD糸Ea1,Fa3をその両側から支える状態となるが、そのときCMD糸Ga1はMD糸Fa2,Ea2,Ea4,Fa4を図1Cに示す矢印方向に押しやる作用をする。
また、CMD糸Ga2は、MD糸,Ea4,Ea2,Fa2,Fa4を図1Cに示す矢印と逆の方向に押しやる作用をするが、Ga1よりは小さい。その結果ループLa2,La4は図1C″に示すように傾倒することになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の点に鑑みて、フエルトの基布面に対して垂直となり、かつ、フエルト走行方向とも一致する仮想平面上にシーム部のループを位置させることによりループ方向を揃えシーム部への耳糸の挿入を容易とすると共に、シームした際に該シーム部を他の部分の基布と同等の表面状態とする事の出来るフエルトを得ることを目的とする。
【0013】
二重織又は多重織シーム付フェルトの、表側地及び裏側地のシーム部を形成する上糸層及び下糸層よりなる基布のMD糸で形成されたループが、該ループに隣接する一側方のループ側に捩れるのを防止する為、基布の最もシーム部に近いCMD糸のループ側に、基布CMD糸とは別な上糸層のMD糸にのみ交絡するループ固定CMD糸と、基布CMD糸とは別な下糸層のMD糸にのみ交絡するループ固定CMD糸とをループ基部に織り込み、ループを形成する上糸層又は下糸層の1つのMD糸が、基布端部を作るCMD糸に片側でのみ接触しているとき、前記MD糸が前記接触側面と反対側の側面でCMD糸と接するようループ固定CMD糸を配し、該糸によりループの捩れを防止した。
また、ループ固定CMD糸は、その太さを基布を構成するCMD糸と同等若しくはそれより細くすることで、より安定した走行を得ることが出来る。また、ループ固定CMD糸の太さを基布を構成するCMD糸より細くすることでシーム部へのウエブの付着量を多くしている。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面と共に以下説明する。
図2A乃至Eに本発明の第1乃至第5実施形態のシーム部端縁部分を模式図で示す。図2A´乃至E´は、図2A乃至Eの一点鎖線における断面図である。図2A乃至Eに示す第1乃至第5の実施形態においてその基布Dの組織は図1に示す従来製品と同じで、図示の基布Dは経緯糸により二重織又は多重織の筒状に織り上げ、耳糸を引き抜き一旦帯状としてマシンに引き入れてから織地の両端縁に作ったループを付き合わせ該ループ内に耳糸を通すことで基布は環状とされる。製織時緯糸として経糸間に打ち込まれた糸は、環状の製品となったときは製紙機の経方向を向くことになる。そこで、以後の説明では製織時経糸であった製品上の緯方向糸をCMD(CROSS MACHINE DIRECTION)糸と呼び、製織時緯糸であった製品上の経方向糸をMD(MACHINE DIRECTION)糸と呼んで説明する。
【0015】
以下5つの実施形態について説明するが、夫々基布組織は同一とし(異なる基布構造としても良い事は勿論である)、ループを構成するシーム部においてループの直立性を高めるための手段が各実施例において異なっている。第1の実施形態として組織図を図2A,A´に示す。この組織では、基布Dの最もシーム部に近いCMD糸10のループLa側に、基布CMD糸とは別な上糸層EaのMD糸Ea1,Ea2・・・・にのみ交絡するループ固定CMD糸20aと、基布CMD糸とは別な下糸層FaのMD糸Fa1,Fa2・・・・にのみ交絡するループ固定CMD糸20bとを配している。
【0016】
ループ固定CMD糸20aは上糸層EaのMD糸Ea1,Ea2間を上から下に同Ea2,Ea3間を下から上に、同Ea3,Ea4の間を上から下にそれぞれ通過し、MD糸Ea1,Ea2,Ea3,Ea4の間に必ずループ固定CMD糸20aが存在するようにしている。下糸層Faにおいても上記上糸層Eaと同様に、下糸層の糸Fa1,Fa2間を上から下に、Fa2,Fa3間を下から上に、Fa3,Fa4間を上から下にそれぞれ通過させ、各糸層Ea,Fa間には必ずループ固定CMD糸20a,20bを位置させることにより各MD糸Ea1,Ea2……Fa1,Fa2……によって作られるループL1,L2……の基部を固定することによって前記ループが常に基布面に対して垂直でマシン縦方向と一致する仮想平面上に位置するように固定されることになる。ループ固定CMD糸20aは上糸層Eaの糸Ea1,Ea2……と、ループ固定CMD糸20bは下糸層Faの糸Fa1,Fa2……とのみそれぞれ交差し、ループ固定CMD糸20aが下糸層Faの糸と交差しループ固定CMD糸20bが上糸層Eaの糸と交差することはない。
【0017】
図2のB,B´に示す実施形態様は、図2のA,A´に示す実施態様の下糸層Faの糸Fa1,Fa2……にからむループ固定CMD糸20bのピッチを1ピッチ横にずらしたものである。即ち、上糸層Eaの糸Ea1にはその上部をループ固定CMD糸20aが巻回しているが下糸層の糸Fa1にはその下部をループ固定CMD糸20bが巻回している。最もシーム部に近いCMD糸10(Ga1)の次にループLa1から遠いCMD糸Ga2の影響を受けるが、ループ固定CMD糸20a及び20bがそれぞれMD糸Ea1及びFa3の両脇を通ることでMD糸Ea1とMD糸Fa3によるループLa1,La3が常に基布D面に対して垂直でマシン縦方向と一致する仮想平面上に位置するように固定されることになる。
【0018】
図2のC,C´に示す実施態様は、上記2例に記したものとは別の形態を示している。即ち、MD糸Ea2はCMD糸10によってEa1側にずれるが、ループ固定CMD糸20aをMD糸Ea2のEa1側にのみ接する位置に配して、このずれを抑制することを可能としている。また、上糸層EaのMD糸Ea1と下糸層FaのMD糸Fa3は、CMD糸10(Ga1)の影響は受けずCMD糸10(Ga1)の次にループLa1から遠いCMD糸Ga2の影響を受けるが、ループ固定CMD糸20a及び20bがそれぞれMD糸Ea1及びFa3の両脇を通ることでMD糸Ea1とMD糸Fa3によるループLa1,La3が常に基布D面に対して垂直でマシン縦方向と一致する仮想平面上に位置するように固定されることになる。
【0019】
図2のD,D´に示す実施態様は、上糸層EaのMD糸Ea2のズレの抑制の仕方を、図2のC,C´に示すループ固定CMD糸20aが、MD糸Ea1の下方からEa2の上方に位置させたものとは逆に、ループ固定CMD糸20aがMD糸Ea1の上方からMD糸Ea2の下方に位置させている。またCMD糸10によってMD糸Ea3が下糸層FaのMD糸Fa3側に近づくことも抑制している。この実施例では、下糸層Faのループ固定CMD糸20bは図2のC,C´に示す実施態様と同じものとした。
【0020】
図2のE,E´に示す実施態様は、図2のB,B´に示す実施態様の下糸層FaのMD糸Fa1〜Fa4を固定する手段と、図2のD,D´に示す実施態様の上糸層EaのMD糸Ea2及びEa4のズレを抑制する手段とを組み合わせてなるものであり、この他にも多様な組み合わせが可能である。
【0021】
上記の各実施態様において基布Dの最もループLに近いCMD糸10の太さに比してループ固定CMD糸20a,20bは同等の太さか細い糸を使用している。一般にフエルトは湿紙に接触する面(ペーパーサイド)よりも、その裏面(バックサイド)のウエブの量は少なく、中にはほとんど無い場合もある。フエルトのバックサイド側が磨耗しやすい場合には、一例として図2Bに示す組織とし、基布Dのループに近いCMD糸10(Ga1とGa2)よりも細いループ固定用CMD糸20a,20bを使用すればループ固定用CMD糸20a,20bは、CMD糸10(Ga1,Ga2)よりもその面が基布Dの面より内側に位置することが出来、ループ固定用CMD糸20a,20bの糸切れによる糸の飛び出しを予防する効果を有する。このように、上糸層Eaと下糸層Faに通したCMD糸の太さは同じではなくとも良い。但し抄紙機の流れ方向で他の部分よりも極端に厚くならないように配慮する必要がある。上糸層Eaと下糸層Faに通したCMD糸は複数本でも良く同じ本数にする必要はない。このときループLに近付くにつれ、通したCMD糸の太さを細くするとスムーズな走行が得られる。CMD糸として通す糸の種類は特に問わない。
【0022】
上記基布Dは、その面上にウエブを置きニードルパンチすることで基布Dとウエブとを一体化してフエルトとして完成される。このときシーム部表面にも当然ウエブが置かれニードルパンチされるがシーム部のループ固定CMD糸20a,20bを基布Dを構成する糸に比して十分に細い糸とすると、該部のウエブの量を多くしたのと同等の結果を得、かつ、糸へのウエブのからみ突きが良好となり、該部でのウエブの剥落も少なくなる。
【0023】
【発明の効果】
二重織又は多重織シーム付フェルトの、表側地及び裏側地のシーム部を形成する上糸層及び下糸層よりなる基布のMD糸で形成されたループが、該ループに隣接する一側方のループ側に捩れるのを防止する為、基布の最もシーム部に近いCMD糸のループ側に、基布CMD糸とは別な上糸層のMD糸にのみ交絡するループ固定CMD糸と、基布CMD糸とは別な下糸層のMD糸にのみ交絡するループ固定CMD糸とをループ基部に織り込み、ループを形成する上糸層又は下糸層の1つのMD糸が、基布端部を作るCMD糸に片側でのみ接触しているとき、前記MD糸が前記接触側面と反対側の側面でCMD糸と接するようループ固定CMD糸を配したために、ループの基部がその一側においてのみ基布Dの最もループに近いCMD糸と接しているとき、ループの他側はループ固定CMD糸と接することにより、シーム部のMD糸によるループLaがその基部をループ固定CMD糸によって固定され、ループLaは基布面に対し垂直となり、またその方向も基布経方向に揃うことになり、シーム部ループLaにシーム糸Sを通す作用が容易となった。
【0024】
基布を構成する糸に比してループ固定CMD糸の太さを細くすれば該部に集まるウエブの量は多くなり、かつ、細糸へのウエブのからみ付きも良好となるためシーム部でのウエブの剥落も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは、基布製織時の打込み糸方向を説明する模式図。
Bは、従来の基布におけるシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。B´は前記Bのシーム部の鎖線における縦断面図。B″は隣接するループを含む仮想面の傾きを示す模式図。
Cは、従来の基布におけるシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す第2例の模式図。C´は前記Bのシーム部の鎖線における縦断面図。C″は隣接するループを含む仮想面の傾きを示す模式図。
【図2】Aは第1の実施形態のシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。A´は図2Aの鎖線における断面図。
Bは第2の実施形態のシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。B´は図2Bの鎖線における断面図。
Cは第3の実施形態のシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。C´は図2Cの鎖線における断面図。
Dは第4の実施形態のシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。D´は図2Dの鎖線における断面図。
Eは第5の実施形態のシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。E´は図2Eの鎖線における断面図。
【図3】本発明の更に他の実施形態を示し、Aはシーム部分のループ列及びそれに沿ったCMD糸(製品緯糸)を示す模式図。A´は図3Aの鎖線における断面図。
【符号の説明】
A 表側地
B 裏側地
Ca,Cb 織機上の緯糸(MD糸)
D 基布
Ea,Eb 上糸層
Fa,Fb 下糸層
G 織機上の経糸(CMD糸)
La,Lb ループ
S 耳糸
H シーム部
20a,20b ループ固定CMD糸
Claims (2)
- 二重織又は多重織シーム付フェルトの、表側地及び裏側地のシーム部を形成する上糸層及び下糸層よりなる基布のMD糸で形成されたループが、該ループに隣接する一側方のループ側に捩れるのを防止する為、基布の最もシーム部に近いCMD糸のループ側に、基布CMD糸とは別な上糸層のMD糸にのみ交絡するループ固定CMD糸と、基布CMD糸とは別な下糸層のMD糸にのみ交絡するループ固定CMD糸とをループ基部に織り込み、ループを形成する上糸層又は下糸層の1つのMD糸が、基布端部を作るCMD糸に片側でのみ接触しているとき、前記MD糸が前記接触側面と反対側の側面でCMD糸と接するようループ固定CMD糸を配した事を特徴とするシーム付オープンエンドフエルト。
- ループ固定CMD糸は、その太さを基布を構成するCMD糸と同等若しくはそれより細くした事を特徴とする請求項1記載のシーム付オープンエンドフエルト。
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