JP3679342B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ファクシミリ装置に関し、特に原稿給送式の画像読取り装置と原稿固定式の画像読取り装置とを備えたファクシミリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像読取り装置として、原稿給送式の画像読取り装置と原稿固定式の画像読取り装置とが存在する。
【0003】
原稿給送式の画像読取り装置は、シート状の原稿を原稿自動送り手段が自動給送するとともに読み取りユニットが原稿画像を順次読み取る装置である。この原稿給送式の画像読取り装置は、例えば、ファクシミリ装置に用いられる。
【0004】
また、原稿固定式の画像読取り装置は、原稿台上にセットされた原稿画像を原稿台の反対側に設けた読取りユニットが走査し読み取る装置である。この原稿固定式の画像読取り装置は、例えば、複写機に用いられる。
【0005】
これら2種類の画像読取り装置を備えたファクシミリ装置として、例えば、自動原稿搬送機構(ADF機構)を原稿台に固定して設け、原稿台に開閉自在のカバーを設けたファクシミリ装置が提案されている(特開平2−96461号公報)。このファクシミリ装置は、原稿台を用いた送信とADF機構を用いた送信とのうち選択された送信を実行する。このファクシミリ装置によれば、シート状の原稿およびブック状の原稿の原稿画像がファクシミリ送信可能である。
【0006】
また、これ以外に、送信原稿がセットされた状態にあるときは、手動送信モードに対応する操作画面を操作パネル上に表示し、通信ジョブの状態が発呼であり、送信原稿がセットされていない状態にあるときは、手動ポーリングモードに対応する操作画面を操作パネル上に表示し、通信ジョブの状態が着呼であるときは、送信原稿のセット状態にかかわらず手動受信モードに対応する操作画面を前記操作パネル上に表示するファクシミリ装置が提案されている(特開平10−243128号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前者のファクシミリ装置においては、原稿台を用いた送信とADF機構を用いた送信とから希望する送信を専用キーで選択する必要がある。このため、ファクシミリ装置に選択用の専用キーを設けねばならず、ファクシミリ装置に選択のための新たな構成部分が必要となるという問題が存在していた。さらに、実際のファクシミリ送信においては、ADF機構を用いた送信が主として行われていることから、このように送信を専用キーで選択する操作は操作性を低下させるという問題が存在していた。
【0008】
また、後者のファクシミリ装置においては、手動送信モード、手動ポーリングモード、手動受信モード等の各種機能モードを選択するボタンを独立させ、原稿のセットの有無等により、任意のモードを選択したときには、使用しない他のモードのボタンを表示しないことから、使用する機能の選択に利用者の操作を必要とする。このため、このファクシミリ装置においても、前記理由により、操作性が低下するという問題が存在していた。
【0009】
そこで、本発明は、原稿台を用いた送信と原稿を自動給送する送信とから希望する送信を選択し実行するファクシミリ装置において、原稿を自動給送する送信を選択するための専用キーを不要とし、ファクシミリ装置の操作性を向上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、シート状の原稿を自動給送する原稿自動送り部と原稿画像を読取る読取りユニット部とを備え、前記原稿自動送り部により自動給送された原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が順次読取る原稿給送式の画像読取り手段と、原稿台上にセットする原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が走査して読取る原稿固定式の画像読取り手段とを備えたファクシミリ装置において、前記原稿自動送り部に原稿がセットされているか否かを検出する1個の検出スイッチと、前記検出スイッチの検出結果により、前記原稿給送式の画像読取り手段または前記原稿固定式の画像読取り手段のいずれか一方を能動化させる選択手段と、メッセージを表示するメッセージ表示手段と、前記メッセージ表示手段における表示を制御する表示制御手段とを備え、前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていることを検出した場合には、前記選択手段が前記原稿給送式の画像読取り手段を能動化させる一方、前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていないことを検出した場合には、前記表示制御手段が前記メッセージ表示手段に原稿がセットされていないことを警告する警告メッセージを表示し、警告メッセージ表示後、所定時間経過しても前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされない場合は、前記原稿固定式の画像読取り手段が選択されたものと判断して、前記選択手段が前記原稿固定式の画像読取り手段を能動化させるものである。
【0011】
これにより、検出手段が検出する原稿のセット状態により、切換手段が原稿給送式の画像読取り手段と原稿固定式の画像読取り手段とを選択的に能動化する。
【0012】
また、本発明は、上記構成において、前記表示制御手段は、前記選択手段によって前記原稿固定式の画像読取り手段が選択された場合には、原稿固定式の画像読取り手段が選択されたことを確認する確認メッセージを前記メッセージ表示手段に表示させるものである。
【0013】
これにより、前記検出手段が前記原稿自動送り部に原稿がセットされていないことを検出した場合には、表示制御手段がメッセージ表示手段に警告メッセージと確認メッセージとを表示させる。
【0014】
また、本発明は、シート状の原稿を自動給送する原稿自動送り部と原稿画像を読取る読取りユニット部とを備え、前記原稿自動送り部により自動給送された原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が順次読取る原稿給送式の画像読取り手段と、原稿台上にセットする原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が走査して読取る原稿固定式の画像読取り手段とを備えたファクシミリ装置において、前記原稿自動送り部に原稿がセットされているか否かを検出する1個の検出スイッチと、前記検出スイッチの検出結果により、前記原稿給送式の画像読取り手段または前記原稿固定式の画像読取り手段のいずれか一方を能動化させる選択手段と、メッセージを表示するメッセージ表示手段と、前記メッセージ表示手段における表示を制御する表示制御手段と、ポーリング受信による通信を行うポーリング手段とを備え、前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていることを検出した場合には、前記選択手段が前記原稿給送式の画像読取り手段を能動化させる一方、前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていないことを検出した場合には、前記表示制御手段が前記メッセージ表示手段に原稿がセットされていないことを警告する警告メッセージと、ポーリング受信による通信であるのか前記原稿固定式の画像読取り手段による送信であるのかのいずれかを選択させる選択メッセージとを表示し、メッセージ表示後、ポーリング受信による通信が選択された場合は、ポーリング受信による通信を開始する一方、前記メッセージ表示後、所定時間経過してもポーリング受信による通信が選択されず、かつ、前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされない場合は、前記原稿固定式の画像読取り手段が選択されたものと判断して、前記選択手段が前記原稿固定式の画像読取り手段を能動化させるものである。
【0015】
これにより、前記検出手段が前記原稿自動送り部に原稿がセットされていないことを検出した場合には、表示制御手段がメッセージ表示手段に警告メッセージと選択メッセージとを表示させる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
【0017】
図1は、本発明の一構成例であるファクシミリ装置Fの構成を示す概略断面図である。
【0018】
ファクシミリ装置Fは、主要な構成要素として、スキャナー部Aと、一点鎖線で囲む画像形成部Bと、給紙搬送部Cと、操作パネル(図1に図示せず)とを備える。
【0019】
スキャナー部Aは、原稿に光を照射し、原稿からの反射光に基づいて、原稿の画像に応じた画像データを生成する。
【0020】
画像形成部Bは、スキャナー部Aが生成した画像データに基づいてトナー像(現像剤画像)を形成し、このトナー像から所定の記録用紙(シート)上において画像を形成する。給紙搬送部Cは、画像形成部Bに画像形成前のシートを供給するとともに、画像形成後のシートを排紙する。
【0021】
また、操作パネルは、利用者の指示をファクシミリ装置Fに伝達するとともに、ファクシミリ装置Fの動作状態を利用者に表示するインターフェイスとして、ファクシミリ装置Fの手前側に設けられている。
【0022】
次に、本ファクシミリ装置Fの各部材の構成についてさらに詳しく説明する。
【0023】
まず、スキャナー部Aについて説明する。スキャナー部Aは、上面に透明なガラス等からなる原稿台1を備えている。この原稿台1の下方には、スキャナー光学系が配されている。このスキャナー光学系は、露光ランプ2、反射鏡3〜5、結像レンズ6および光電変換素子(CCD)7を備えている。露光ランプ2は、原稿台1の下部を往復移動することにより、原稿に光を走査する光源である。
【0024】
反射鏡3〜5は、原稿からの反射光を、例えば、図中に破線で示すように、結像レンズ6からCCD7まで導く。CCD7は、結像レンズ6によって結像された反射光を受光し、受光量に応じて、電気信号からなる画像信号を生成する。前記画像信号は、図示しないA/D変換装置によって、デジタルデータに変換された後、図示しない画像処理部において所定の処理が施され、画像データとして出力される。
【0025】
上述のように、原稿台1にセットされた原稿の原稿画像を、露光ランプ2および反射鏡3〜5が走査して読取ることにより、原稿固定式の画像読取り装置としての機能が発揮され、ブック状の原稿も読取り可能となる。
【0026】
一方、原稿トレイ30にシート状の原稿がセットされたことがスイッチSWで検知されると、前記露光ランプ2および反射鏡3〜5が図1の右方に変位し、図示しない原稿自動給送装置で前記原稿トレイ30から原稿が1枚ずつ取り込まれ、前記CCD7によって読み取られた後、排紙トレイ31上に排出されてゆくことで、原稿給送式の画像読取り装置としての機能が発揮される。
【0027】
次に、画像形成部Bおよび給紙搬送部Cについて説明する。図1に示すように、画像形成部Bは、感光体ローラ8、帯電部9、レーザスキャニングユニット(以下「LSU」という)10、現像部11、転写チャージャー12およびクリーニング部13を備える。
【0028】
感光体ローラ8は、矢印a方向に回転駆動されるドラム形状の感光体ローラである。帯電部9は、感光体ローラ8の表面を所定の電位に均一に帯電させる。
【0029】
LSU10は、帯電された感光体ローラ8の表面をレーザー光(画像データに基づいて変調した画像光)によって露光することにより、画像データに応じた静電潜像を形成する(光導電作用による静電潜像形成)。
【0030】
現像部11は、LSU10によって形成された静電潜像を現像ローラ11aにより現像し、感光体ローラ8上にトナー像を形成する。転写チャージャー12は、感光体ローラ8上のトナー像をシートに転写する。クリーニング部13は、トナー像がシートに転写された後、感光体ローラ8の表面に残留したトナーを除去する。
【0031】
また、図1に示すように、給紙搬送部Cは、搬送路L、固定給紙カセット14、ピックアップローラ15、レジストローラ16、定着ローラ17、排紙口R、排紙ローラ18、レジスト前検知スイッチ19、定着紙検知スイッチ20、排紙検知スイッチ21および排紙トレイ22を備えている。
【0032】
固定給紙カセット14は、画像形成にかかるシートPを収納する。ピックアップローラ15は、固定給紙カセット14からシートPを1枚毎に出紙し、搬送路Lに送り込む半月状の呼び込みローラである。また、固定給紙カセット14には、シートPの排出を補助する用紙さばき部(図示せず)が設けられている。この用紙さばき部は、ローラと摩擦シート部材あるいは逆転ローラとから構成することができる。
【0033】
レジスト前検知スイッチ19は、搬送路Lを搬送されているシートPが所定の位置を通過したことを検知し、所定の検知信号を出力する。レジストローラ16は、搬送路Lを搬送されているシートPを一旦保持する。そして、感光体ローラ8上のトナー像をシートPに転写するために、感光体ローラ8の回転に合わせて、シートPを転写チャージャー12に搬送する。
【0034】
すなわち、レジストローラ16は、レジスト前検知スイッチ19の出力した検知信号に基づいて、感光体ローラ8上におけるトナー像の先端がシートPにおける画像形成範囲の先端に押しつけられるように、シートPを搬送する。
【0035】
定着ローラ17は、画像形成後のシートPにおけるトナー像を、シートP上に熱定着させる(加熱、加圧によるトナー像の溶融、固着処理)。定着紙検知スイッチ20は、シートPが定着ローラ17を通過したことを検知する。排紙ローラ18は、排紙口Rの近傍に備えられ、定着ローラ17から出紙されたシートPを、排紙トレイ22に排出するローラである。排紙検知スイッチ21は、排紙ローラ18からのシートの排出を検知する。
【0036】
図2は、ファクシミリ装置Fを構成する各種ユニット部、画像処理部などの主要構成要素を示すブロック図である。
【0037】
図中、略中央に位置するメイン中央演算処理装置401(CPU)が、各ユニット部毎に搭載されたサブ中央演算処理装置(CPU)との連携をとりながらファクシミリ装置F各部の動作を管理する。
【0038】
ファクシミリ装置Fは、主として、図面略右上に位置し、操作パネル103を管理制御するオペレーションパネルボード100と、図面略左上に位置し、ファクシミリ装置Fを構成する各ユニットを管理制御するマシンコントロールボード200と、図面略左下に位置し、原稿画像を電気的に読取り、電子データとするCCDボード300と、図面略中央に位置し、前記CCDボード300にて電子データ化された原稿画像に対して所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400と、このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情報にさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボード500と、さらに、図面略右下に位置し、前記サブ画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続されるその他の拡張ボード群600(プリンタボード601、FAXボード603、機能拡張ボード602)などから構成される。
【0039】
次に、各ボード毎に管理制御している内容について説明する。
(オペレーションパネルボード)
オペレーションパネルボード100は、基本的にサブ中央演算処理装置(CPU)101により制御され、操作パネル103上に配置されたLCD104の表示画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群105からの操作入力などを管理する。オペレーションパネルボード100には、さらに、操作キー群105から入力されたデータ、LCD104に表示させる情報など操作パネル103における各種制御情報を記憶するメモリ102が設けられている。
【0040】
上記構成のオペレーションパネルボード100において、サブ中央演算処理装置(CPU)101は、メイン中央演算処理装置(CPU)401との間でファクシミリ装置F各部を制御する制御データの通信を行い、ファクシミリ装置F各部に動作を指示する。また、メイン中央演算処理装置401からは、ファクシミリ装置Fの動作状態を示す制御信号をサブ中央演算処理装置(CPU)101へ転送する。この制御信号により、操作パネル103のLCD104上に、ファクシミリ装置Fの動作状態が表示される。
(マシンコントロールボード)
マシンコントロールボード200は、サブ中央演算処理装置201により全体が制御されており、ADF、RADFなどの自動原稿送り装置203、原稿画像を読取る読取りスキャナー部A、画像データを画像として再現するプロセス部B、画像が記録される用紙を収納部からプロセス部Bへ向かって順次搬送する給紙搬送部Cなどを管理する。
(CCDボード)
CCDボード300は、原稿画像を電気的に読取るためのCCD7、CCD7を駆動する回路(CCDゲートアレイ)302、CCD7から出力されるアナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路303、CCD7のアナログ出力をデジタル信号に変換してデジタル信号の画像データとして出力するA/D変換器304などから構成され、制御管理はメイン中央演算処理装置401により行われる。
(メイン画像処理ボード)
メイン画像処理ボード400は、メイン中央演算処理装置401により制御され、前記CCDボード300から送られてきた原稿画像の画像データに、画像の階調性を所望の状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補正、領域分離、フィルタ処理、MTF補正、解像度変換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ補正などの多値画像データ処理を行う多値画像処理部402、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理などの各種制御情報を記憶するメモリ403、処理が施された画像データにより画像を再現するためにLSU10へ画像データを転送するとともにLSU10を制御するレーザーコントロール404などから構成される。
(サブ画像処理ボード)
サブ画像処理ボード500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接続され、メイン画像処理ボード400上のメイン中央演算処理装置401により制御された2値画像処理部501、処理の施された2値画像データあるいは処理上の制御データなどを記憶管理するメモリ502aおよびメモリ502aを制御するメモリーG/A502、複数枚の原稿画像データを記憶管理しておき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数だけ読み出して、複数の複写物を生成するためのハードディスク(HD)503aおよびHD503aを制御するRDHG/A503、外部インターフェイスとしてのSCSI−2およびSCSI−2を制御するSCSIG/A504などから構成される。
【0041】
また、前述の2値画像処理部501は、多値画像データを2値画像データに変換する処理部、画像を回転する処理部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理部などから構成され、さらに、ファクス画像を通信手段を介して送受信することができるようにファクスインターフェイスも備えている。
(拡張ボード)
拡張ボード600としては、パーソナルコンピュータなどから送られてくるデータをプロセス部Bからプリンタモードとして出力するプリンタボード601、編集機能を拡張してファクシミリ装置Fの特徴を有効活用する機能拡張ボード602、スキャナー部Aから読み込んだ原稿画像を相手先に対して送信するとともに相手先から送られてきた画像データをプロセス部Bから出力するFAXボード603などがある。
【0042】
以下、このように構成されるファクシミリ装置Fの、ファクスモードでの画像データの処理、画像データの流れについてさらに詳しく説明する。
(ファクスモード)
ファクスモードには、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の受信に対する処理がある。
【0043】
先に相手先に対する原稿の送信について説明すると、原稿トレイ30の所定位置にセットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナユニットAの原稿台1上へと順次供給され、順次読取られ、8ビットの原稿画像データとしてメイン画像処理ボード400へと転送される。メイン画像処理ボード400に転送された8ビットの原稿画像データは、8ビットの原稿画像データとして多値画像処理部402において所定の処理が施される。
【0044】
そして、この8ビットの原稿画像データは、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ405からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像処理部501の多値2値変換部501aにおいて誤差拡散などの処理とともに8ビットの原稿画像データから2ビットの原稿画像データに変換される。
【0045】
なお、8ビットの原稿画像データを誤差拡散などの処理を含めて2ビットの原稿画像データに変換しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配慮しているためである。このようにして、2値画像化された原稿画像データは、所定の形式で圧縮されてメモリ502aに記憶される。
【0046】
そして、相手先との送信手続きを行い、送信可能な状態が確保されると、メモリ502aから読み出された原稿画像データはFAXボード603側へと転送され、このファクスボード603上で圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手先に対して通信回線を介して順次送信されることとなる。
【0047】
次に、相手先から送信されてきた原稿画像の処理について説明すると、相手先から通信回線を介して原稿画像データが送信されてくると、FAXボード603は所定の通信手続きを行い、送信されてくる原稿画像データを受信する。この後、所定の形式に圧縮された原稿画像データは、サブ画像処理ボード500の2値画像処理部501に設けられたファクスインターフェイスから2値画像処理部501へと送られる。2値画像処理部501においては、原稿画像データとして送信されてきた原稿画像データを圧縮伸張処理部501bなどによりページ単位に再現する。
【0048】
そして、ページ単位の画像として再現された原稿画像データは、メイン画像処理ボード400側へと転送されてガンマ補正される。続いて、レーザコントロール404がLSU10における画像の書き込みを制御し、LSU10において画像が再現される。
【0049】
図3は、操作パネル103の正面図である。操作パネル103は、LCD104を中心として、その周辺に各種の操作キー群105が配置されて構成されている。操作キー群105の内、操作キー105a、105b、105cによって、コピー、プリンタおよびファクスの各動作モードを選択することができる。
【0050】
また、操作キー105dは、スキャナー部Aをパーソナルコンピュータ等の単独のスキャナーとして使用する場合に選択されるキーであり、Selectキー105eは、各種の機能選択や、後述する操作の節目に操作されるキーであり、操作キー105fは、動作の開始を指示するキーであり、置数キー105gは、部数や電話番号などを入力するキーであり、操作キー105hは、予め登録されているファクシミリ送信の相手先を呼び出すキーである。
【0051】
図4(a)は、ファクスモード時におけるファクス装置Fの動作を説明するためのフローチャートであり、同図(b)はそれに対応したLCD104の表示画面を示す図である。
【0052】
まず、前記操作キー105hや置数キー105gから送信相手先の電話番号が入力されると(S1)、LCD104には、送信相手先の電話番号等が表示される(表示画面5a)。操作キー105fから動作の開始が指示されると(S2)、前記スイッチSWによって原稿トレイ30側、すなわち原稿自動給送装置(以下「SPF」という)側に原稿がセットされているか否かを判断する(S3)。
【0053】
判断の結果、原稿がセットされている場合(S3でYESと判断)には、原稿が自動給送されて読取られ(S4)、送信が開始される(S5)。このとき、LCD104には、送信相手先の電話番号等が表示される(表示画面5f)。そして、送信が終了すると(S6)、動作を終了する。
【0054】
これに対して、SPF側に原稿がセットされていない場合(S3でNOと判断)には、SPF側に原稿をセットするのを忘れたか否かをファクシミリ装置Fの利用者に確認する(S7)。確認方法は、LCD104の表示画面上に、SPF側に原稿がセットされていないことを示す警告メッセージを表示する(表示画面5b)というものである。
【0055】
SPF側に原稿をセットするのを忘れていた場合(S7でYESと判断)には、SPF側に原稿をセットする(S8)。これにより、SPF側にセットされた原稿が読み取られ(S4)、原稿画像が送信される(S5,S6)。これに対し、所定時間経過しても、原稿がセットされない場合(S7)、原稿固定読取り装置(以下「OC」という)による送信が選択されたものと判断し、OC側の処理に移る(S11〜S14)。
【0056】
OC側の処理が開始されると、LCD104には、OC側の処理が開始されることをファクシミリ装置Fの利用者に確認する確認メッセージが表示される(表示画面5c)。これに応答して、利用者によって原稿台1に原稿がセットされ(S11)、さらに、Selectキー105eが押し下げられると(S12),セットされた原稿の読取りが開始される(S13)。この際、LCD104には、読取り状況が表示される(表示画面5d)。
【0057】
その後、LCD104には、さらなる送信原稿の有無を確認するメッセージが表示され(表示画面5e)、さらなる送信原稿の有無が判断される(S14)。この表示に対する利用者のSelectキー105eまたは操作キー105fの操作によって、さらなる送信原稿がある場合(S14でYESと判断)には、再び原稿台1に原稿をセットし(S11)、さらなる送信原稿がない場合(S14でNOと判断)には、送信を開始する(S5)。送信開始の際、LCD104には、送信相手先の電話番号等が表示される(表示画面5f)。
【0058】
このようにして、SPF側に原稿がセットされているか否かから、自動的にSPF側とOC側とを切り換えて使用するので、送信の際にそれらを切り換える必要はなく、操作性を向上することができるとともに、切り換えスイッチを省略することができる。
【0059】
また、多くのファクシミリ装置ではSPFが使用されるので、SPFに原稿がセットされない場合には原稿のセット忘れの可能性が高く、セット忘れの際には、警告メッセージの表示により(表示画面5b)、不所望にOC側の読取りに切り換わることを防止することができる。
【0060】
なお、使用頻度の低いOCの使用時には、確認操作が増加するけれども、通常、OCの使用頻度は低いため、操作性が著しく低下することはない。
【0061】
図5(a)は、ファクスモード時における本発明の他の動作例を示すフローチャートであり、同図(b)は、動作時におけるLCD104の表示画面を示す図である。図5(a)に示す動作工程においては、既に説明した図4(a)に示す動作工程と共通する動作工程があるため、共通する動作工程には同一のステップ番号を付すこととし、その説明を省略する。また、同一の動作工程においては、LCD104に所定の表示がなされるため、同一の動作工程においてLCD104に表示される図4(b)の表示画面と図5(b)の表示画面とには同一の符号を付すこととし、説明を簡略化する。
【0062】
本動作の特徴はS7以降の動作であり、SPF側に原稿がセットされていない場合には、S7でSPF側に原稿をセットするのを忘れたか否かをファクシミリ装置Fの利用者に確認するための警告メッセージを表示する(表示画面5b)。
【0063】
ここで、利用者がSPF側に原稿をセットするのを忘れたのではない場合(S7でNOと判断)には、Selectキー105eが押し下げられる(S21)。これにより、LCD104には、OC側からの原稿画像の送信であるのか、操作キー105fの操作によるポーリング受信による通信であるのかのいずれかを、ファクシミリ装置Fの利用者に選択させるための選択メッセージが表示される(S22:表示画面7g)。
【0064】
OC側からの原稿画像の送信が選択されると、原稿台1に原稿をセットすることにより(S11)、OC側からの原稿画像の送信を行う。一方、S22で、ポーリング受信による通信が選択されると、ポーリング受信による通信が開始され(S23)、ポーリング受信による通信が終了すると(S24)、処理を終了する。
【0065】
このように、LCD104に、SPF側に原稿がセットされていない旨の警告メッセージとともに、ポーリング受信による通信であるのかOCによる送信であるのかのいずれかを選択させる選択メッセージを表示させることによって、SPF側に原稿がセットされていない場合に、送信原稿のないポーリング受信を選択することもできる。
【0066】
【発明の効果】
本発明によれば、シート状の原稿を自動給送し、その原稿画像を順次読取る原稿給送式の画像読取り手段とともに、原稿台上にセットされたブック状等の原稿の画像を走査して読取るようにした原稿固定式の画像読取り手段を備えており、原稿自動送り部に原稿がセットされているか否かにより、自動的に原稿給送式の画像読取り手段と原稿固定式の画像読取り手段とを切り換えて使用する構成としている。このような構成とすることにより、送信の際、切り換え操作が不要であるため、操作性を向上させることができる。さらに、切換えスイッチを省略することもできる。
【0067】
また、従来のファクシミリ装置においては、原稿給送式の画像読取り手段が使用されるため、原稿自動送り部に原稿がセットされていない場合には、原稿のセット忘れの可能性が高いが、本発明によれば、原稿自動送り部に原稿がセットされていない場合に、原稿がセットされていないことを示す警告メッセージを表示するとともに、前記原稿固定式の画像読取り手段による送信モードが選択されることを確認する確認メッセージを表示する構成としている。これにより、自動的に原稿固定式の画像読取り手段に切換わることを防止することができる。一方、使用頻度の低い原稿固定式の画像読取り手段の使用時には、確認操作が増加するけれども、前記使用頻度が低いので、操作性が著しく低下してしまうようなこともない。
【0068】
また、本発明によれば、原稿自動送り部に原稿がセットされていない場合、メッセージ表示手段が、警告メッセージと、ポーリング受信による通信と原稿固定式の画像読取り手段による送信とのいずれかをファクシミリ装置利用者に選択させるための選択メッセージとを表示する構成としている。これにより、発呼は行うけれども、送信原稿のないポーリング受信にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の構成例を示す概略断面図である。
【図2】ファクシミリ装置を構成例を示すブロック図である。
【図3】操作パネルの正面図である。
【図4】(a)はファクスモード時における動作を説明するためのフローチャート、(b)は動作時におけるLCDの表示画面を示す図である。
【図5】(a)はファクスモード時における他の実施形態の動作を示すフローチャート、(b)は動作時におけるLCDの表示画面を示す図である。
【符号の説明】
1 原稿台
2 露光ランプ
3〜5 反射鏡
5a、5b、5c、5d、5e、5f 表示画面
6 結像レンズ
7 光電変換素子(CCD)
7g 表示画面
8 感光体ローラ
9 帯電部
10 レーザスキャニングユニット(LSU)
11 現像部
12 転写チャージャー
13 クリーニング部
14 固定給紙カセット
15 ピックアップローラ
16 レジストローラ
17 定着ローラ
18 排紙ローラ
19 レジスト前検知スイッチ
20 定着紙検知スイッチ
21 排紙検知スイッチ
22、31 排紙トレイ
30 原稿トレイ
100 オペレーションパネルボード
101、201 サブ中央演算処理装置(CPU)
102、202、403、502a メモリー
103 操作パネル
104 LCD(液晶ディスプレイ)
105 操作キー群
105a、105b、105c、105d、105f、105h 操作キー
105e Selectキー
105g 置数キー
200 マシンコントロールボード
203 自動原稿送り装置
300 CCDボード
302 CCDゲートアレイ
303 アナログ回路
304 A/D変換器
400 メイン画像処理ボード
401 メイン中央演算処理装置(CPU)
402 多値画像処理部
404 レーザーコントロール
405、505 コネクタ
500 サブ画像処理ボード
501 2値画像処理部
501a 多値2値変換部
501b 圧縮伸長部
502 メモリーG/A
503 RDHG/A
503a HD(ハードディスク)
504 SCSIG/A
600 拡張ボード群(プリンタボード、FAXボード、機能拡張ボード)
601 プリンタボード
602 機能拡張ボード
603 FAXボード
A スキャナー部
B 画像形成部
C 給紙搬送部
F ファクシミリ装置
L 搬送路
P シート
R 排紙口
SW スイッチ
Claims (3)
- シート状の原稿を自動給送する原稿自動送り部と原稿画像を読取る読取りユニット部とを備え、前記原稿自動送り部により自動給送された原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が順次読取る原稿給送式の画像読取り手段と、原稿台上にセットする原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が走査して読取る原稿固定式の画像読取り手段とを備えたファクシミリ装置において、
前記原稿自動送り部に原稿がセットされているか否かを検出する1個の検出スイッチと、
前記検出スイッチの検出結果により、前記原稿給送式の画像読取り手段または前記原稿固定式の画像読取り手段のいずれか一方を能動化させる選択手段と、
メッセージを表示するメッセージ表示手段と、
前記メッセージ表示手段における表示を制御する表示制御手段とを備え、
前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていることを検出した場合には、前記選択手段が前記原稿給送式の画像読取り手段を能動化させる一方、
前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていないことを検出した場合には、前記表示制御手段が前記メッセージ表示手段に原稿がセットされていないことを警告する警告メッセージを表示し、警告メッセージ表示後、所定時間経過しても前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされない場合は、前記原稿固定式の画像読取り手段が選択されたものと判断して、前記選択手段が前記原稿固定式の画像読取り手段を能動化させることを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記表示制御手段は、前記選択手段によって前記原稿固定式の画像読取り手段が選択された場合には、原稿固定式の画像読取り手段が選択されたことを確認する確認メッセージを前記メッセージ表示手段に表示させることを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
- シート状の原稿を自動給送する原稿自動送り部と原稿画像を読取る読取りユニット部とを備え、前記原稿自動送り部により自動給送された原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が順次読取る原稿給送式の画像読取り手段と、原稿台上にセットする原稿の原稿画像を前記読取りユニット部が走査して読取る原稿固定式の画像読取り手段とを備えたファクシミリ装置において、
前記原稿自動送り部に原稿がセットされているか否かを検出する1個の検出スイッチと、
前記検出スイッチの検出結果により、前記原稿給送式の画像読取り手段または前記原稿固定式の画像読取り手段のいずれか一方を能動化させる選択手段と、
メッセージを表示するメッセージ表示手段と、
前記メッセージ表示手段における表示を制御する表示制御手段と、
ポーリング受信による通信を行うポーリング手段とを備え、
前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていることを検出した場合には、前記選択手段が前記原稿給送式の画像読取り手段を能動化させる一方、
前記検出スイッチにより前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされていないことを検出した場合には、前記表示制御手段が前記メッセージ表示手段に原稿がセットされていないことを警告する警告メッセージと、ポーリング受信による通信であるのか前記原稿固定式の画像読取り手段による送信であるのかのいずれかを選択させる選択メッセージとを表示し、メッセージ表示後、ポーリング受信による通信が選択された場合は、ポーリング受信による通信を開始する一方、前記メッセージ表示後、所定時間経過してもポーリング受信による通信が選択されず、かつ、前記原稿給送式の画像読取り手段に原稿がセットされない場合は、前記原稿固定式の画像読取り手段が選択されたものと判断して、前記選択手段が前記原稿固定式の画像読取り手段を能動化させることを特徴とするファクシミリ装置。
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