JP3701436B2 - 突当の位置ずれ補正方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は突当の位置ずれ補正方法及びその装置、特にポストやリンク機構の傾斜誤差、ボールねじの累積ピッチ誤差といった上下方向と前後方向の双方の誤差に起因する、突当の前後方向への位置ずれを補正するようにした突当の位置ずれ補正方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、折曲げ加工機においては、その後部にバックゲージ装置が設けられ、折曲げ加工に先立ってワークの位置決めが行われることは、よく知られている。
【0003】
この場合のバックゲージ装置としては、例えば図6に示すものがある。
【0004】
図6において、下部テーブル69の両側には、サポータ67が設けられ、各サポータ67の内部には、ボールねじ68が貫通し、該ボールねじ68は、X軸モータMxに直結している。
【0005】
そして、このボールねじ68には、ベース65が螺合しており、該ベース65には、ポスト64を介して、ストレッチ63が上下方向(Z軸方向)に移動可能に取り付けられ、更に、ストレッチ63上には、突当62が長手方向(Y軸方向)に移動可能に取り付けられている。
【0006】
このバックゲージ装置において、ワークWの位置決め前の段取りとして、先ず、X軸モータMxの回転数を、エンコーダ66により検出して、制御することにより、ボールねじ68に螺合しているベース65の前後方向(X軸方向)の位置を決める。
【0007】
これにより、ポスト64とストレッチ63を介してベース65に取り付けられている突当62の前後方向(X軸方向)の位置を決める。
【0008】
このように、段取りをしておいてから、図6に示すように、ワークWを上記突当62に当てることにより位置決めし、パンチ60とダイ61から成る金型のセンタkcとの距離Lを決め、該ワークWに折曲げ加工を施す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
従来は、既述したように、X軸モータMxの回転数を、エンコーダ66により検出して、制御することにより、ボールねじ68に螺合しているベース65の前後方向(X軸方向)の位置を決め、それにより、突当62の前後方向(X軸方向)の位置を決める。
【0010】
従って、ボールねじ68等に誤差がなければ、突当62が前後方向に移動しても位置ずれは生じず、突当62と金型センタKcとの距離Lは常に一定となる。
【0011】
しかし、ボールねじ68には、ピッチ誤差があり、突当62が前後方向に移動すると、このピッチ誤差が累積される。
【0012】
また、サポータ67が下部テーブ69に対し片持ち支持されており、突当62が前後方向に移動すると、該サポータ67がたわんでポスト64が傾斜するという誤差も生じる。
【0013】
このように、ポスト64の傾斜により上下方向に誤差が生じると共に、ボールねじ68の累積ピッチ誤差により前後方向にも誤差が生じ、従って、上下方向と前後方向の双方に誤差が生じることになる。
【0014】
この結果、突当62と金型センタKcとの距離Lは、突当62の上下方向(Z軸方向)と前後方向(X軸方向)の位置により、一定ではなくなる。
【0015】
突当62の金型センタKcに対する距離Lは、ワークのフランジ寸法に最も影響を及ぼすものであり、上記のように、この距離Lが一定でないことは、所望のフランジ長さが得られないことになって、ワークの曲げ精度を低下させることになる。
【0016】
本発明の目的は、ポストやリンク機構の傾斜誤差、ボールねじの累積ピッチ誤差といった上下方向と前後方向の双方の誤差に起因する、突当の前後方向への位置ずれを補正することにより、突当と金型センタとの距離を一定に保持し、所望のフランジ長さが得られるようにして、ワークの曲げ精度を向上させることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は、(1)突当5の前後方向の所定位置の誤差を、上下方向の所定位置ごとに測定した測定値に基づいて、突当5の前後方向の任意位置Xの誤差εを、上下方向の所定位置(下限、中央、上限)ごとに対応させた誤差テーブル52Aを作成するステップと、
(2)上記(1)のステップにおいて作成した誤差テーブル52Aに基づいて、突当5の上下方向の任意位置Zに対する該突当5の前後方向の任意位置Xの誤差εを、補正値CX とした補正値テーブル52Bを、該突当5の前後方向の任意位置Xごとに、複数個作成するステップと、
(3)上記(2)のステップにおいて作成した複数個の補正値テーブル52Bのうちから、ワークWを位置決めする場合の突当の前後方向の目標値LX に該当する補正値テーブル52Bを選択するステップと、
(4)上記(3)のステップにおいて選択した補正値テーブル52Bに基づいて、上記突当5の前後方向の目標値L X における上下方向の位置z1の補正値dを求め、該補正値dを目標値LX に加算した指令値により、突当5を前後方向に移動させるステップから構成されることを特徴とする突当の位置ずれ補正方法、及び
突当5の前後方向の所定位置の誤差を、上下方向の所定位置ごとに測定した測定値に基づいて作成され、突当5の前後方向の任意位置Xの誤差εを、上下方向の所定位置(下限、中央、上限)ごとに対応させた誤差テーブル52Aと、
該誤差テーブル52Aに基づいて作成され、突当5の上下方向の任意位置Zに対する該突当5の前後方向の任意位置Xの誤差εを、補正値CX とした突当5の前後方向の任意位置Xごとの複数個の補正値テーブル52Bと、
該複数個の補正値テーブル52BのうちのワークWを位置決めする場合の突当5の前後方向の目標値L X に該当する補正値テーブル52Bを選択すると共に、該選択した補正値テーブル52Bに基づいて、該突当5の前後方向の目標値L X における上下方向の位置z1の補正値dを求め、該補正値dを目標値LX に加算した指令値を算出する指令値算出手段51と、
該指令値により、上記突当5を前後方向に移動させる突当制御手段53を有することを特徴とする突当の位置ずれ補正装置という技術的手段を講じている。
【0018】
従って、この発明の構成によれば、ポストやリンク機構の傾斜誤差、ボールねじの累積ピッチ誤差といった上下方向と前後方向の双方の誤差に起因する、突当の前後方向への位置ずれを補正することにより、突当5と金型センタkcとの距離Lを一定に保持し(図5(C))、所望のフランジ長さが得られるようにして、ワークの曲げ精度を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、実施の形態により添付図面を参照して、説明する。
図1は本発明の実施形態を示す図である。
【0020】
図1に示す装置は、入力部50と、制御部51と、記憶部52と、NC53と、加工部54から構成されている。
【0021】
入力部50は、例えばキーボードであり、本発明に使用される折曲げ加工機の機種、ワークW(図5(C))のフランジ寸法等の加工条件、本発明による補正方法の手順(図2)を含むプログラムを入力する装置である。
【0022】
上記加工条件の中には、ワークWの加工前に、突当5の前後方向の誤差ε(図3(A))を測定する場合(図2のステップ101)の条件も含まれる。
例えば、測定条件としては、突当5の前後方向の所定の位置(例えば、図3(A)の100mm、200mm・・・500mm)と、それら各所定の前後方向の位置における、上下方向の下限(例えば、50mm)、中央(例えば、115mm)、上限(例えば、180mm)の位置がある。
【0023】
制御部51は、例えばCPUであり、上記入力部50からの入力信号S1に基づいて、突当5(図4、図5)を所定の位置まで移動させるための指令値を算出し、該指令値に対応した制御信号S3を次段のNC53に送信する。
即ち、制御部51は、NC53を介して加工部54であるバックゲージ装置(図4)を制御し、突当5を前後方向と上下方向に移動させることにより、誤差ε(図3(A))を測定すると共に、誤差テーブル52Aと補正値テーブル52B(図1)を作成し、該当する補正値テーブル52Bを検索して得られた補正値dを目標値に加算した指令値を算出する。
その他、制御部51は、図1に示す装置全体の制御を掌どる。
【0024】
記憶部52は、誤差テーブル52Aと、複数個の補正値テーブル52Bを格納し、制御部51が、該当する補正値テーブル52Bを読み込むことにより(信号S2)、突当5の位置ずれを補正するための指令値を算出する。その他、記憶部52は、入力部50から入力された加工条件とプログラムを一旦記憶する。
【0025】
NC53は、制御部51から送信された制御信号S3に基づいて、次段の加工部54を数値制御する。
【0026】
加工部54は、具体的には、例えば図4に示すリンク機構Bを用いたバックゲージ装置である。
【0027】
図4は、バックゲージ装置を折曲げ加工機であるプレスブレーキに適用した場合を示し、該プレスブレーキの後方から見た斜視図であり、奥行方向をX軸方向、長手方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向としてある。
【0028】
図4のプレスブレーキは、Y軸方向に平行に配置された下部テーブル2を有し、下部テーブル2の直上方には上部テーブル1が設けられ、上部テーブル1に装着したパンチ(図示省略)と、下部テーブル2に装着したダイ(図示省略)の協働により、ワークW(図5(C))に折曲げ加工が施されるようになっている。
【0029】
このプレスブレーキの後部には、図示するように、ストレッチDを備えたバックゲージ装置が設けられ、ストレッチDには、Y軸モータMy(図示省略)により、Y軸方向に移動可能な突当5が取り付けられている(図5(A))。
【0030】
ストレッチDは、両端のZ軸駆動機構Cを連結し、該Z軸駆動機構Cは、リンク機構Bを介してX軸駆動機構Aに支持されている。
【0031】
上記リンク機構Bは、リンク3、4の中央部を交差させてピン34により連結したもので、Z軸方向に伸縮自在であり、その下端部がヒンジ9A、10AによりX軸駆動機構Aに枢着されていると共に、その上端部がヒンジ15A、16AによりZ軸駆動機構Cに枢着している。
【0032】
上記X軸駆動機構Aは、支持部材18、6を介して下部テーブル2に固定されたX軸モータMxと、該X軸モータMxに結合しているボールねじ8と、該ボールねじ8に螺合しX軸レール7に沿って移動するX軸駆動ブロック10と、X軸駆動ブロック10の移動に従ってX軸レール7に沿って移動するX軸従動ブロック9により、構成されている。
【0033】
従って、NC53の制御により(図1の制御信号S4)、X軸モータMxを駆動し、図5(B)に示すように、リンク機構BをX軸方向に移動させることにより(矢印X1)、ストレッチD全体をX軸方向に移動させ、これにより、突当5もX軸方向に移動させることができる。
【0034】
また、Z軸駆動機構Cは、支持部材12に固定されているZ軸モータMzと、該Z軸モータMzに結合されているボールねじ14と、該ボールねじ14に螺合しZ軸レール13に沿って移動するZ軸駆動ブロック15と、ボールねじ14が貫通し支持部材12に固定されているZ軸固定ブロック16により、構成されている。
【0035】
従って、NC53の制御により(図1の制御信号S4)、Z軸モータMzを駆動し、図5(C)に示すように、Z軸駆動ブロック15とZ軸固定ブロック16、及びX軸従動ブロック9とX軸駆動ブロック10を接近離反させ(矢印X2、X3)、リンク機構Bを伸縮させることにより(矢印Z1)、ストレッチD全体をZ軸方向に移動させ、これにより、突当5もZ軸方向に移動させることができる。
【0036】
更に、X軸モータMxを駆動して突当5を前後方向に移動させた場合、リンク機構Bの傾斜誤差やボールねじ8の累積ピッチ誤差といった双方の誤差により、上下方向の位置に応じ(図3(A)、図3(B))、突当5の前後方向の目標値との間に、誤差εが生じる。
【0037】
以下、このようなバックゲージ装置における本発明の動作を、図1〜図5に基づいて、説明する。
【0038】
(1)突当5の前後方向の誤差εの測定。
先ず、図2のステップ101において、突当5の前後方向の誤差εの測定を測定する。
【0039】
この場合、最初にX軸モータMxを駆動し、突当5を前後方向の所定の位置(図3(A))において停止させ、その状態で、次にZ軸モータMzを駆動し、突当5を上下方向の所定の位置にそれぞれ停止させることにより、前後方向の誤差εを測定する。
例えば、突当5を前後方向の所定の位置100mm(図3(A))において停止させ、その状態で、Z軸モータMzを駆動し、突当5を上下方向の下限(例えば、50mm)、中央(例えば、115mm)、上限(例えば、180mm)においてそれぞれ停止させることにより、誤差εを測定する。
【0040】
この場合の誤差εは、突当5の前後方向の目標値に対する誤差εであり、例えば、目標値が100mmに対して、測定値が100.2mmであれば、誤差εは、0.2mmである。
【0041】
このようにして、図3(A)に示すように、突当5の前後方向の所定の位置100mmについて、上下方向の下限、中央、上限ごとに誤差εが測定される(●印を付けた箇所)。
【0042】
次に、突当5の前後方向の所定の位置200mmについて、上下方向の下限、中央、上限ごとに誤差εが測定される(●印を付けた箇所)。このようにして、次々と、突当5の前後方向の所定の位置300mm、400mm、500mmについて、上下方向の下限、中央、上限ごとに誤差εが測定される(●印を付けた箇所)。尚、本実施形態においては、上下方向の下限、中央、上限の3箇所ごとに誤差εを測定したが、より精度を上げるためには、測定箇所を増やすことが好ましい。
【0043】
(2)誤差テーブル52Aの作成。
次に、ステップ102において、誤差テーブル52Aを作成する。
即ち、前段のステップ101において得られた図3(A)の測定値(●印)を、上下方向の下限、中央、上限について連ねることにより、図示するような3つの近似曲線P、Q、Rが得られる。従って、この3つの近似曲線P、Q、Rを得ることにより、突当5の前後方向の任意の位置Xに対する誤差εを、上下方向の所定の位置である下限と中央と上限ごとに対応させた誤差テーブル52Aを作成する。
そして、この誤差テーブル52Aは、記憶部52に格納される(図1)。
【0044】
(3)補正値テーブル52Bの作成。
次いで、ステップ103において、補正値テーブル52Bを作成する。
【0045】
即ち、ステップ102において作成された誤差テーブル52Aは、既述したように、突当5の前後方向の任意の位置Xに対する誤差εを、上下方向の所定の位置ごとに対応させたものである。
従って、この誤差テーブル52Aだけでは、突当5の上下方向の任意の位置Zにおける誤差、即ち補正値CX は求めることができない。
【0046】
そこで、上記誤差テーブル52Aの前後方向の任意の位置X、例えばLX に関して(図3(A))、上下方向の所定の位置である下限(50mm)、中央(115mm)、上限(180mm)ごとの誤差a、b、c(図3(A)の×印を付した箇所)を、補正値CX として、またこのときの上下方向の所定の位置50mm、115mm、180mmを、上下位置Zとしてプロットし(図3(B))、このプロットした×印の箇所を連ねることにより、図3(B)に示す近似曲線Tを得る。従って、この近似曲線Tを得ることにより、突当5の上下方向の任意の位置Zに対する前後方向の補正値CX を対応させた補正値テーブル52Bを、突当5の前後方向の任意の位置LX に関して作成する(図3(B))。
【0047】
そして、この補正値テーブル52Bを、突当5の前後方向の任意の位置X、即ち前後方向の全長にわたって複数個作成し、これらを記憶部52に格納する(図1)。
【0048】
(4)補正値テーブル52Bの選択から突当5の移動までの動作。
ステップ104において、補正値テーブル52Bを選択する。
即ち、ワークWを位置決めする場合には、その前の段取りとして、突当5の前後方向の目標値に対する誤差を、補正値として求める必要がある。そのために、ステップ104においては、前段のステップ103において作成された複数個の補正値テーブル52Bのうちから、ワークWを位置決めする場合の突当5の前後方向の目標値に該当する補正値テーブル52Bを選択する。
【0049】
次に、ステップ105において、上記選択した補正値テーブル52Bに基づいて、補正値を求める。
例えば、選択した補正値テーブル52Bが、突当5の前後方向の目標値LX に関するものであったとする(図3(B))。
【0050】
この場合、突当5の上下方向の位置により、誤差ε、即ち補正値CX が異なるので、補正値テーブル52Bにより、このときの突当5の上下方向の位置z1に対する補正値dを求める(図3(B))。
【0051】
この補正値テーブル52Bと、図4に示すリンク機構Bを用いたバックゲージ装置との関係は、図3(C)に示すとおりである。尚、図面を簡略化するため、図3(C)のバックゲージ装置においては、図4と異なり、X軸モータMxがX軸駆動機構Aの後部に、Z軸モータMzがZ軸駆動機構Cの後部に、それぞれ配置されている。
例えば、図3(C)において、突当5の前後方向の目標値を、350mmとし、X軸モータMxを駆動して、先ず、突当5を前後方向の目標値350mmにおいて停止させ、次に、Z軸モータMzを駆動して、突当5を上下方向の所定の位置50mm、115mm、180mmを通過させながら上昇させたとする。
【0052】
その場合、上下方向の所定の位置50mmに対しては、前後方向の目標値350mmとの誤差はaであり、これが求める補正値aとなり(図3(B))、同様に、上下方向の所定の位置115mmに対しては、前後方向の目標値350mmとの誤差はbであり、これが求める補正値bとなり(図3(B))、上下方向の所定の位置180mmに対しては、前後方向の目標値350mmとの誤差はcであり、これが求める補正値cとなる(図3(B))。
【0053】
このようにして、突当5が上下方向の任意の位置z1に到達したときの(図3(B))前後方向の補正値CX を、上記補正値テーブル52Bから求めると、dが得られる(図3(B))。
【0054】
次いで、ステップ106において、上記ステップ105で求めた補正値dを、突当5の前後方向の目標値に加算して指令値を算出する。次に、ステップ107において、制御部51は、上記指令値をNC53に送信し、NC53はこれをパルス列に変換してX軸モータMxに入力し、X軸モータMxがリンク機構Bを、上記指令値までX軸方向へ移動させることにより、両突当5をX軸方向に移動させる。
【0055】
このようにして、突当5は、前後方向への位置ずれを補正しつつ、目標値に到達することができる。
【0056】
(5)ワークWの位置決めと折曲げ加工
上述したように、突当5が目標値に到達すると、ステップ108において、該突当5にワークWを突き当てることにより(図5(C))位置決めを行い、ステップ109において、ワークWの折曲げ加工を行う。
【0057】
そして、ステップ110において、全ての加工が終了しない場合には(NO)、次のワークWの位置決めの段取りとして、該当する補正値テーブル52Bを選択するステップ104に戻り、全ての加工が終了した場合には(YES)、装置を停止して作業を終了させる(END)。
【0058】
尚、本実施形態においては、リンク機構Bを用いたバックゲージ装置について(図4)、突当の位置ずれ補正方法及びその装置を説明した。
【0059】
しかし、本発明は、これに限定されず、ポスト64を用いたバックゲージ装置(図6)その他どのような形式のバックゲージ装置にも適用可能であり、その場合でも、図3と同様の効果を奏することは、勿論である。
【0060】
【発明の効果】
上記のとおり、本発明によれば、突当の位置ずれ補正方法を、誤差テーブルに基づいて複数個の補正値テーブルを作成し、突当の前後方向の目標値に該当する補正値テーブル選択して補正値を求め、この補正値を目標値に加算した指令値により突当を移動させるように構成し、また突当の位置ずれ補正装置を、上下方向の任意の位置に対する補正値を対応させた複数個の補正値テーブルと、該当する補正値テーブルに基づいて求めた補正値を目標値に加算した指令値を算出する指令値算出手段と、該指令値により突当を前後方向に移動させる突当制御手段により構成したことにより、ポストやリンク機構の傾斜誤差、ボールねじの累積ピッチ誤差といった上下方向と前後方向の双方の誤差に起因する突当の前後方向への位置ずれを補正することにより、突当と金型センタとの距離を一定に保持し、所望のフランジ長さが得られるようにして、ワークの曲げ精度を向上させるという技術的効果を奏することとなった。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す図である。
【図2】本発明の動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明による誤差テーブルと補正値テーブルの関係を示す図である。
【図4】本発明に使用されるバックゲージ装置の構成図である。
【図5】本発明による突当の移動説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
50 入力部
51 制御部
52 記憶部
53 NC
54 加工部
52A 誤差テーブル
52B 補正値テーブル
A Y軸駆動機構
B リンク機構
C Z軸駆動機構
D ストレッチ
1 上部テーブル
2 下部テーブル
3、4 リンク
5 突当
6、12、18 支持部材
7 X軸レール
8、14 ボールねじ
9 X軸従動ブロック
10 X軸駆動ブロック
13 Z軸レール
15 Z軸駆動ブロック
16 Z軸固定ブロック
Mx X軸モータ
Mz Z軸モータ
P 突当5の下限における誤差の変化を示す曲線
Q 突当5の中央における誤差の変化を示す曲線
R 突当5の上限における誤差の変化を示す曲線
T 突当5の上下方向の位置による補正値の変化を示す曲線
LX 突当5の前後方向の任意の位置
a、b、c 突当5の前後方向の補正値
d 突当5の上下方向の任意の位置z1に対する補正値
Z 突当5の任意の上下位置
CX 突当5の任意の上下位置Zに対する補正値
Claims (3)
- (1)突当の前後方向の所定位置の誤差を、上下方向の所定位置ごとに測定した測定値に基づいて、突当の前後方向の任意位置の誤差を、上下方向の所定位置ごとに対応させた誤差テーブルを作成するステップと、
(2)上記(1)のステップにおいて作成した誤差テーブルに基づいて、突当の上下方向の任意位置に対する該突当の前後方向の任意位置の誤差を、補正値とした補正値テーブルを、該突当の前後方向の任意位置ごとに、複数個作成するステップと、
(3)上記(2)のステップにおいて作成した複数個の補正値テーブルのうちから、ワークを位置決めする場合の突当の前後方向の目標値に該当する補正値テーブルを選択するステップと、
(4)上記(3)のステップにおいて選択した補正値テーブルに基づいて、上記突当の前後方向の目標値における上下方向の位置の補正値を求め、該補正値を目標値に加算した指令値により、突当を前後方向に移動させるステップから構成されることを特徴とする突当の位置ずれ補正方法。 - 突当の前後方向の所定位置の誤差を、上下方向の所定位置ごとに測定した測定値に基づいて作成され、突当の前後方向の任意位置の誤差を、上下方向の所定位置ごとに対応させた誤差テーブルと、
該誤差テーブルに基づいて作成され、突当の上下方向の任意位置に対する該突当の前後方向の任意位置の誤差を、補正値とした突当の前後方向の任意位置ごとの複数個の補正値テーブルと、
該複数個の補正値テーブルのうちのワークを位置決めする場合の突当の前後方向の目標値に該当する補正値テーブルを選択すると共に、該選択した補正値テ−ブルに基づいて、該突当の前後方向の目標値における上下方向の位置の補正値を求め、該補正値を目標値に加算した指令値を算出する指令値算出手段と、
該指令値により、上記突当を前後方向に移動させる突当制御手段を有することを特徴とする突当の位置ずれ補正装置。 - 上記指令値算出手段が制御部により、突当制御手段がNCによりそれぞれ構成され、上記複数個の補正値テーブル及び誤差テーブルが、それぞれ記憶部に格納されている請求項2記載の突当の位置ずれ補正装置。
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| JP13970997A Expired - Fee Related JP3701436B2 (ja) | 1997-05-29 | 1997-05-29 | 突当の位置ずれ補正方法及びその装置 |
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| JP (1) | JP3701436B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7698104B1 (ja) * | 2024-05-13 | 2025-06-24 | 株式会社アマダ | 制御装置、曲げ加工システム、制御プログラム作成方法及び制御プログラム作成プログラム |
-
1997
- 1997-05-29 JP JP13970997A patent/JP3701436B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP7698104B1 (ja) * | 2024-05-13 | 2025-06-24 | 株式会社アマダ | 制御装置、曲げ加工システム、制御プログラム作成方法及び制御プログラム作成プログラム |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10328769A (ja) | 1998-12-15 |
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