JP3719327B2 - ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法 - Google Patents

ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法に関し、更に詳しくは、耐熱性に優れると共に、表面状態や形態等の外観にも優れた熱成形品を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ポリエチレンテレフタレート系樹脂に代表されるポリエステル樹脂は、優れた機械的性質及び化学的特性に加え、その優れた透明性、気体遮断性、安全衛生性等の面から注目され、押出成形したシートを熱成形してトレイや容器等となし、特に食品包装分野において著しい伸びを示している。
【0003】
しかしながら、ポリエチレンテレフタレート系樹脂からなるこれらの熱成形品は、耐熱性に劣り、例えば60〜100℃程度の温度に晒されると変形してしまうという欠点があり、この耐熱性について、従来より、例えば、熱成形後に熱処理を施す方法(例えば、特公昭44−5108号、特開昭58−89319号各公報等)、一軸又は二軸に延伸したシート、或いは更に熱収縮させたシートを熱成形し、更に熱処理を施す方法(例えば、特開昭50−21051号、同54−43971号、同54−43972号、同55−17516号、同61−254326号各公報等)等の改良方法が提案されているが、耐熱性の改良効果が小さかったり、それが満足できる程度であると表面状態や形態等の外観が不良となったりして、いずれも、耐熱性と外観の両方を満足させ得るに到っているとは言えないのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前述の現状に鑑みてなされたもので、ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法であって、耐熱性に優れると共に、表面状態や形態等の外観にも優れた熱成形品を得ることができる、熱成形品の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成すべくなされたものであって、即ち、本発明は、実質的に未延伸のポリエステル樹脂シートを60〜95℃に予熱した後、下記式(1)を満足する厚みの範囲で熱成形して底壁とその外周に側壁を有する熱成形品となした後、該熱成形品の底壁部を130〜270℃に加熱すると共に、側壁部を底壁部の加熱温度より50℃以上低い温度に保ち、かつ、下記式(2)を満足する厚みの範囲で第1段目の熱処理を行い、次いで、少なくとも側壁部を130〜270℃に加熱し、かつ、下記式(3)を満足する厚みの範囲で第2段目の熱処理を行う、ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法、を要旨とする。
【0006】
2≦t0 /t1 ≦20 (1)
0.5≦t1 /t2 ≦2 (2)
0.5≦t2 /t3 ≦2 (3)
〔式(1)、式(2)、及び(3)中、t0 は熱成形前のポリエステル樹脂シートの平均厚み、t1 は熱処理前の熱成形品の平均厚み、t2 は第1段目の熱処理後の熱成形品の平均厚み、t3 は第2段目の熱処理後の熱成形品の平均厚みであり、それぞれの単位はmmである。〕
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明において、ポリエステル樹脂シートを構成するポリエステル樹脂とは、芳香族ジカルボン酸単位とグリコール単位を主成分とする重縮合体であって、中で、テレフタル酸又はそのアルキル(炭素数1〜4程度)エステルを主成分とするジカルボン酸単位とエチレングリコールを主成分とするグリコール単位との重縮合体で、このエチレンテレフタレート単位が構成繰り返し単位の80モル%以上、更には90モル%以上を占めるものが好ましい。
【0008】
尚、テレフタル酸及びそのアルキルエステル以外のジカルボン酸単位として、例えば、フタル酸、イソフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、4,4’−ジフェノキシエタンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルエーテルジカルボン酸、4,4’−ジフェニルスルホンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の脂環式ジカルボン酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸の一種又は二種以上が、又、エチレングリコール以外のグリコール単位として、例えば、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ジエチレングリコール等の脂肪族グリコール、1,1−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等の脂環式グリコール、4,4’−ジヒドロキシビフェニル、2,2−ビス(4’−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4’−β−ヒドロキシエトキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−β−ヒドロキシエトキシフェニル)スルホン酸等の芳香族グリコールの一種又は二種以上が、更に、例えば、p−ヒドロキシ安息香酸、p−β−ヒドロキシエトキシ安息香酸等のヒドロキシカルボン酸やアルコキシカルボン酸、並びに、ステアリン酸、安息香酸、ステアリルアルコール、ベンジルアルコール等の単官能成分、トリメリット酸、ピロメリット酸、トリメタノールエタン、ペンタエリスリトール等の三官能以上の多官能成分、等の一種又は二種以上が、共重合成分として用いられていてもよい。中で、ジカルボン酸単位としてはイソフタル酸等が、又、グリコール単位としてはジエチレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等が好適である。
【0009】
又、本発明において、ポリエステル樹脂シートを構成する前記ポリエステル樹脂には、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、染料や顔料等の着色剤、ガラス繊維、フレカ、マイカ、カーボンファイバー、チタン酸カリファイバー等の強化材、粒子径0.01〜10μm程度のシリコーン樹脂等の有機微粒子、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化アルミニウム、シリカ、カオリン、クレー等の無機微粒子等のブロッキング防止剤、無機系及び有機系の核剤、可塑剤、難燃剤、難燃助剤等が含有されていてもよい。
【0010】
本発明において、前記ポリエステル樹脂からなるシートは、実質的に未延伸である必要があり、シートが延伸されている場合には、熱成形品として外観の劣ったものとなる。
尚、実質的に未延伸のポリエステル樹脂シートは、常法により、例えば、押出機にて樹脂温度200〜320℃程度で溶融押出し、必要に応じてタッチロールで圧着させる等して冷却ロール上で冷却固化させることにより製造され、「実質的に未延伸」とは、その後に延伸履歴を受けていない状態を言う。
【0011】
本発明における前記ポリエステル樹脂シートの平均厚みは、通常、0.1〜10mmの範囲であり、0.2〜10mmの範囲であるのが好ましく、0.5〜10mmの範囲であるのが更に好ましい。樹脂シートの厚みが前記範囲未満では、熱成形品として耐熱性の改良効果が小さくなる傾向となり、一方、前記範囲超過では、熱成形性が劣る傾向となる。
【0012】
又、前記樹脂シートとしてのポリエステル樹脂の極限粘度は、試料1.00gをフェノール/テトラクロロエタン(重量比1/1)の混合溶媒100mlに溶解した溶液について30℃で測定した値として、0.5〜1.3dl/gの範囲のものが好ましく、0.5〜0.8dl/gの範囲のものが更に好ましく、0.5〜0.7dl/gの範囲のものが特に好ましい。極限粘度が前記範囲未満では、熱成形性が劣る傾向となり、更に熱成形品として機械的性質が劣る傾向となり、一方、前記範囲超過では、樹脂シートの製造自体が困難となる傾向となる。
【0013】
本発明においては、実質的に未延伸の前記ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造するにおいて、該樹脂シートを60〜95℃に予熱した後、下記式(1)を満足する厚みの範囲で熱成形して底壁とその外周に側壁を有する熱成形品となすことが必須である。
2≦t0 /t1 ≦20 (1)
〔式(1)中、t0 は熱成形前のポリエステル樹脂シートの平均厚み、t1 は熱処理前の熱成形品の平均厚みであり、それぞれの単位はmmである。〕
又、このt0 /t1 の値は、2〜6とするのが好ましく、2〜4とするのが更に好ましく、2〜3.5とするのが特に好ましい。
【0014】
ここで、予熱温度が前記温度範囲未満では、熱成形性に劣ることとなり、一方、前記温度範囲超過では、熱成形品として耐熱性の劣ったものとなる。又、前記範囲の予熱温度条件を満足させていても、ポリエステル樹脂シートの平均厚みと熱成形品の平均厚みの関係が、前記範囲未満では、熱成形品として耐熱性の改良効果が小さく、一方、前記範囲超過では、熱成形品として外観の劣ったものとなる。
【0015】
尚、本発明における前記予熱方法は、特に限定されるものではなく、従来公知の輻射熱ヒーター、熱板等を用いる方法によることができ、又、熱成形方法としても、特に限定されるものではなく、従来公知の雄型プラグ成形法、真空成形法、圧空成形法、真空圧空成形法、及びそれらにさらにプラグアシストした成形法、並びに、雄型と雌型とを用いるマッチドモールド成形法等を用いることができる。
【0016】
本発明においては、前記のごとくして成形した熱成形品を、引き続いて熱処理するに当たり、熱処理を2段階に分けて行うことが必須である。
そして、第1段目の熱処理は、熱成形品の底壁部を130〜270℃に加熱すると共に、側壁部を底壁部の加熱温度より50℃以上低い温度に保ち、かつ、下記式(2)を満足する厚みの範囲で行う。
0.5≦t1 /t2 ≦2 (2)
〔式(2)中、t1 は熱処理前の熱成形品の平均厚み、t2 は第1段目の熱処理後の熱成形品の平均厚みであり、それぞれの単位はmmである。〕
【0017】
この第1段目の熱処理における熱成形品の底壁部の温度は200〜270℃とし、側壁部を底壁部の加熱温度より100℃以上低い温度、特には150℃以上低い温度に保つのが好ましく、又、t1 /t2 の値は0.8〜1.5とするのが好ましい。
又、熱処理は、熱成形品に雄型を装着した状態で行うことが好ましい。
【0018】
ここで、第1段目の熱処理における熱成形品の底壁部の温度が前記温度範囲未満、及び、前記温度範囲超過のいずれの場合共、熱成形品として耐熱性の改良効果が小さくなる。又、側壁部の温度が前記温度範囲外においても、熱成形品として耐熱性の改良効果が小さくなる。更に、前記範囲の熱処理温度条件を満足させていても、熱成形品の熱処理前の平均厚みと熱処理後の平均厚みの関係が、前記範囲未満では、熱成形品として外観の劣ったものとなり、一方、前記範囲超過では、熱成形品として耐熱性の劣ったものとなる。
【0019】
尚、前記熱処理において、熱成形品の底壁部と側壁部とに温度差を設ける方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、側壁部を遮蔽して底壁部のみを輻射熱ヒーターで選択的に加熱したり、加熱処理中に側壁部のみを選択的に冷却したり、金属板等の熱板を底壁部のみに接触させることにより底壁部を選択的に加熱する方法等を挙げることができる。
【0020】
又、第2段目の熱処理は、少なくとも側壁部を130〜270℃に加熱し、かつ、下記式(3)を満足する厚みの範囲で行う。
0.5≦t2 /t3 ≦2 (3)
〔式(3)中、t2 は第1段目の熱処理後の熱成形品の平均厚み、t3 は第2段目の熱処理後の熱成形品の平均厚みであり、それぞれの単位はmmである。〕
【0021】
この第2段目の熱処理における熱成形品の側壁部の温度は200〜270℃とするのが好ましく、底壁部は、第1段目に続けて熱処理を施してもよく、施さずともよい。又、t2 /t3 の値は0.8〜1.5とするのが好ましい。
又、熱処理は、熱成形品に雄型を装着した状態で行うことが好ましい。
【0022】
ここで、第2段目の熱処理における熱成形品の側壁部の温度が前記温度範囲未満、及び、前記温度範囲超過のいずれの場合共、熱成形品として耐熱性の改良効果が小さくなる。又、前記範囲の熱処理温度条件を満足させていても、熱成形品の熱処理前の平均厚みと熱処理後の平均厚みの関係が、前記範囲未満では、熱成形品として外観の劣ったものとなり、一方、前記範囲超過では、熱成形品として耐熱性の劣ったものとなる。
【0023】
尚、本発明において、底壁とその外周に側壁を有する熱成形品の前記底壁部及び前記側壁部とは、カップ状やトレー状容器形状の熱成形品の底壁部及び側壁部を言い、該底壁部に凹凸が存在していて一つの平面で形成されていない場合、或いは、該側壁部に凹凸が存在していて一つの平面や曲面で形成されていない場合等であっても、それぞれ、底壁部及び側壁部と定義することとする。
【0024】
本発明の製造方法によって得られる熱成形品は、特に優れた耐熱性を有することから、例えば、温水殺菌による食品容器、電子レンジ加熱用の食品容器等に好適に用いられる。
【0025】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以下の実施例に限定されるものではない。
実施例1
共重合成分としてジエチレングリコール2モル%を含有し、エチレンテレフタレート単位が構成繰り返し単位の98モル%を占めるポリエチレンテレフタレート樹脂を、真空下160℃で乾燥した後、押出機にて樹脂温度290℃で溶融押出し、40℃に設定した冷却ロール上にタッチロールで圧着して冷却することにより、平均厚み1.0mmの実質的に未延伸の樹脂シートを成形した。このシートにおける樹脂の極限粘度は0.70dl/gであった。
【0026】
得られた樹脂シートから200mm×200mmの大きさに切り取ったシートの両面から、輻射熱ヒーターを用い、シートを80℃に予熱した後、底部直径50mm、口部直径60mmで底部と側部との接合部にアールをとったカップ状の形状を有し、80℃に設定された雄型を備えた真空圧空成形機で雄型プラグ成形し、底壁とその外周に側壁を有し、平均厚み0.26mmの熱成形品を製造した。
得られた熱成形品に雄型を装着した状態で、熱成形品の側壁部をアルミニウム箔で巻いて遮蔽し、底壁部の温度が240℃となるように熱風オーブンを用いて1分間、第1段目の熱処理を行った。
次いで、側壁部からアルミニウム箔を剥がし、側壁部及び底壁部の温度が240℃となるように熱風オーブンを用いて2分間、第2段目の熱処理を行った。
【0027】
以上において、樹脂シートの予熱温度、及び熱成形品の加熱温度は以下に示す方法により測定した。又、樹脂シートの平均厚み、及び、熱処理前の熱成形品、並びに熱処理後の熱成形品の平均厚みをそれぞれ以下に示す方法により測定し、結果を表1に示した。
又、第2段目の熱処理後の熱成形品について、外観及び耐熱性をそれぞれ以下に示す方法により評価し、結果を表1に示した。
【0028】
樹脂シートの予熱温度及び熱成形品の加熱温度
放射温度計を用いて測定した。
樹脂シート及び熱成形品の平均厚み
5mm間隔で100箇所測定した値を算術平均した。尚、熱成形品の耳部は測定から除外した。
【0029】
熱成形品の外観
熱成形品20個について、表面状態及び形態等の外観を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
○;表面状態及び形態共に問題なし。
△;細部において、設計通りの形態を有していないか、表面に皺や凹凸がある箇所がある。
×;設計通りの形態を有していないか、表面に皺や凹凸がある。
【0030】
熱成形品の耐熱性
熱成形品20個を100℃に設定した熱風オーブン中に30分間放置した後、取り出して23℃、相対湿度65%の雰囲気下に1時間置いたものについて、変形の有無を目視にて観察し、以下の基準で評価した。
○;変形は全く認められない。
△;細部において微小な変形が認められる。
×;明らかな変形が認められる。
【0031】
比較例1
熱処理を、側壁部にアルミニウム箔を巻かず、底壁部及び側壁部共に240℃に加熱して3分間行っただけとした外は、実施例1と同様にして熱成形品を成形し、熱処理した。その評価結果を表1に併記した。
【0032】
比較例2
第1段目の熱処理において、底壁部の温度を250℃とすると共に、側壁部にアルミニウム箔を巻く代わりに、遮蔽板を用いて底壁部と側壁部とに温度差を付けて熱処理を行った外は、実施例1と同様にして熱成形品を成形し、熱処理した。その評価結果を表1に併記した。
【0033】
比較例3
第1段目の熱処理における底壁部の温度を120℃とすると共に、第2段目の熱処理の温度も120℃とした外は、実施例1と同様にして熱成形品を成形し、熱処理した。その評価結果を表1に併記した。
【0034】
比較例4
樹脂シートの予熱温度を100℃として熱成形した外は、実施例1と同様にして熱成形品を成形し、熱処理した。その評価結果を表1に併記した。
【0035】
比較例5
熱成形品の平均厚みを0.15mmとすると共に、熱処理を、側壁部にアルミニウム箔を巻かず、底壁部及び側壁部共に120℃に加熱して3分間行っただけとした外は、実施例1と同様にして熱成形品を成形し、熱処理した。その評価結果を表1に併記した。
【0036】
【表1】
Figure 0003719327
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法であって、耐熱性に優れると共に、表面状態や形態等の外観にも優れた熱成形品を得ることができる、熱成形品の製造方法を提供することができる。

Claims (4)

  1. 実質的に未延伸のポリエステル樹脂シートを60〜95℃に予熱した後、下記式(1)を満足する厚みの範囲で熱成形して底壁とその外周に側壁を有する熱成形品となした後、該熱成形品の底壁部を130〜270℃に加熱すると共に、側壁部を底壁部の加熱温度より50℃以上低い温度に保ち、かつ、下記式(2)を満足する厚みの範囲で第1段目の熱処理を行い、次いで、少なくとも側壁部を130〜270℃に加熱し、かつ、下記式(3)を満足する厚みの範囲で第2段目の熱処理を行うことを特徴とする、ポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法。
    2≦t0 /t1 ≦20 (1)
    0.5≦t1 /t2 ≦2 (2)
    0.5≦t2 /t3 ≦2 (3)
    〔式(1)、式(2)、及び(3)中、t0 は熱成形前のポリエステル樹脂シートの平均厚み、t1 は熱処理前の熱成形品の平均厚み、t2 は第1段目の熱処理後の熱成形品の平均厚み、t3 は第2段目の熱処理後の熱成形品の平均厚みであり、それぞれの単位はmmである。〕
  2. 第1段目及び第2段目の熱処理を、熱成形品に雄型を装着した状態で行う請求項1に記載のポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法。
  3. 第1段目及び第2段目の熱処理の温度を200〜270℃とする請求項1又は2に記載のポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法。
  4. ポリエステル樹脂が、構成繰り返し単位の80モル%以上をエチレンテレフタレート単位が占めるものである請求項1乃至3のいずれかに記載のポリエステル樹脂シートから熱成形品を製造する方法。
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