JP3720723B2 - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は動きベクトル検出装置に関し、特に、画像予測符号化における動きベクトル検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8に予測符号化を行うディジタル画像の説明図を示す。図8のように、ピクチャ(1)、ピクチャ(2)、ピクチャ(3)、ピクチャ(4)という順で、時間とともに変化するディジタル映像が入力されたとき、ピクチャ(1)を参照画像として、ピクチャ(4)を予測符号化するときの動きベクトル検出について従来例の動作について説明する。
【0003】
図9は、この種の従来のベクトル検出装置の一例を示した構成図である。ディジタル映像1として入力された図8のピクチャ(1)からピクチャ(4)までの画像はフレームメモリ201に蓄積される。蓄積されたピクチャ(4)とピクチャ(1)は、それぞれ、符号化画像7及び参照画像8として、動きベクトル検出器202へ出力される。符号化画像7はブロックに分割されており、動きベクトル検出器202は、ブロック単位でのブロックマッチングにより動きベクトル検出を行い、動きベクトル9を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図8のように、隣接するピクチャ間においては時間的な相関性が高くても、ピクチャ間距離が大きくなると、すなわち、隣接せずに時間的に離れているピクチャ同士(例えば、ピクチャ(1)と(4))の場合は、時間的な相関性は低くなってしまい、正しい動きベクトルを検出することができない。そのため、ピクチャ(1)を参照画像としてピクチャ(2)を予測符号化するときは良いが、ピクチャ(1)を参照画像としてピクチャ(4)を予測符号化するときには、間違った動きベクトルが検出され、動きベクトルに割り当てられる情報量が無駄に大きくなり、画質の低下が生じてしまうという問題点があった。
【0005】
本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、参照画像と符号化画像の間の隣接ピクチャ間の動きベクトル情報を用いて、動きベクトルの信頼性を判断し、間違った動きベクトルの採用による情報量増大に伴う画質の低下を抑制することを可能にした動きベクトル検出装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ディジタル映像信号の予測符号化における動きベクトル検出装置であって、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器と、第1動きベクトル検出器の検出結果を蓄積するメモリと、蓄積した上記検出結果をもとに参照画像に対する符号化画像の動きを推定する動き推定器と、動き推定器による推定結果を用いて参照画像に対する符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器とを備え、上記動き推定器において、上記参照画像と上記符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから上記参照画像に対する上記符号化画像の推定動きベクトルを得て、各隣接ピクチャ間の動きベクトルの平均値および標準偏差を求め、上記標準偏差の上記平均値に対する比率が所定の値より小さい場合には、上記推定動きベクトルの信頼性が高いと判定し、当該推定動きベクトルの値を出力し、上記標準偏差の上記平均値に対する比率が上記所定の値以上の場合には、上記推定動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該推定動きベクトルの値をゼロベクトルに修正して出力する動きベクトル検出装置である。
【0007】
また、ディジタル映像信号の予測符号化における動きベクトル検出装置であって、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器と、第1動きベクトル検出器の検出結果を蓄積するメモリと、蓄積した上記検出結果をもとに参照画像に対する符号化画像の動きを推定する動き推定器と、参照画像と符号化画像とを比較して参照画像に対する符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器とを備え、動き推定器は、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから参照画像に対する符号化画像の推定動きベクトルを得て、上記第2動きベクトル検出器は、決定した上記動きベクトルと上記動き推定器による上記推定動きベクトルとを比較して、両者の差の絶対値が所定の閾値以上だった場合に、上記動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該動きベクトルの値を、ゼロベクトルまたは上記推定動きベクトルのいずれか一方の値に修正する動きベクトル検出装置である
【0009】
また、動き推定器において、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから参照画像に対する符号化画像の動きベクトルとして推定されるベクトル領域を得る。
【0011】
また、第2動きベクトル検出器により参照画像に対する符号化画像の動きベクトルとして検出されるベクトルを、動き推定器により得られるベクトル領域に制限する。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1に実施の形態1による本発明の動きベクトル検出装置の構成図を示す。図において、101は、ディジタル映像1として入力される複数のピクチャを蓄積するフレームメモリ、102は、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器、103は、第1動きベクトル検出器102の検出結果を蓄積する動き情報蓄積メモリ、104は、動き情報蓄積メモリ103に蓄積した検出結果をもとに参照画像に対する符号化画像の動きを推定する動き推定器、105は、動き推定器104による推定結果を用いて参照画像に対する符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器である。
【0013】
次に、図1にしたがって動作を説明する。ディジタル映像1として入力された図8のピクチャ(1)からピクチャ(4)までの画像はフレームメモリ101に蓄積される。蓄積されたピクチャ(2)〜(4)は検出画像2として、ピクチャ(1)〜(3)は参照画像3として第1動きベクトル検出器102に入力される。フレームメモリ101は、図9に示した従来のフレームメモリ201と容量など基本的には同じであり、ピクチャの出力順序と枚数が異なるだけである。
【0014】
ここで、検出画像とは動きベクトルを検出する画像のことであり、符号化画像に相当するが、実際に符号化するのではないため検出画像と呼ぶ。
【0015】
第1動きベクトル検出器102は、図9に示した従来の動きベクトル検出器202と同じ動作をするものであり、ピクチャ(2)とピクチャ(1)をそれぞれ検出画像2及び参照画像3として動きベクトル検出を行い、ピクチャ(3)とピクチャ(2)をそれぞれ検出画像2及び参照画像3として動きベクトル検出を行い、ピクチャ(4)とピクチャ(3)をそれぞれ検出画像2及び参照画像3として動きベクトル検出を行う。検出結果は動き検出結果4として動き情報蓄積メモリ103に一時的に蓄積され、隣接ピクチャ動き情報5として動き推定器104へ出力される。
【0016】
動き推定器104は、入力された隣接ピクチャ動き情報5をもとに図2のように各隣接ピクチャ間の動きベクトルを時間逆順に追っていくことによって、参照画像8に対する符号化画像7の動きベクトルを推定し、動き情報6を第2動きベクトル検出器105へ出力する。以下、図3のフローチャートにしたがって動き推定器104の動作手順について説明する。
【0017】
まず、ステップS101にて、図2のピクチャ(4)上の各ブロックMB4に対して、動き推定器104は、ピクチャ(4)を検出画像、ピクチャ(3)を参照画像としたときのブロックMB4の(ピクチャ(3)に対する)動きベクトルV34を求める。
【0018】
次に、ステップS102にて、図2のピクチャ(4)上のブロックMB4を動きベクトルV34だけずらした位置にあるピクチャ(3)上のブロックMB3を求める。
【0019】
次に、ステップS103にて、ピクチャ(3)を検出画像、ピクチャ(2)を参照画像としたときのブロックMB3の(ピクチャ(2)に対する)動きベクトルV23を求める。
【0020】
次に、ステップS104にて、図2のピクチャ(3)上のブロックMB3を動きベクトルV23だけずらした位置にあるピクチャ(2)上のブロックMB2を求める。
【0021】
次に、ステップS105にて、ピクチャ(2)を検出画像、ピクチャ(1)を参照画像としたときのブロックMB2の(ピクチャ(1)に対する)動きベクトルV12を求める。
【0022】
次に、ステップS106にて、推定動きベクトルVeを、V12+V23+V34によって与え、動き情報6として出力する。
【0023】
上記のようにして得られた動き情報6が入力され、第2動きベクトル検出器105は図4の手順で動きベクトル検出を行い、動きベクトル9を出力する。以下、図4のフローチャートにしたがって第2動きベクトル検出器の動作を説明する。
【0024】
第2動きベクトル検出器105は、ステップS201にて、ピクチャ(4)を符号化画像、ピクチャ(1)を参照画像として、従来の動きベクトル検出器202と同様に動きベクトル検出を行い、動きベクトルV14を求める。
【0025】
次に、ステップS202にて、動き情報6として入力された推定動きベクトルVeとステップS201で求めた動きベクトルV14との差(成分ごとの差分絶対値和)を求める。
【0026】
差が閾値より小さい場合、隣接ピクチャ間の時間相関性が高い、すなわち、信頼性が高いと判断し、ステップS203にて動きベクトルV14を動きベクトル9として出力する。
【0027】
差が閾値より小さくない場合、隣接ピクチャ間の時間相関性が低い、すなわち、信頼性が低いと判断し、ステップS204にてゼロベクトルを動きベクトル9として出力する。
【0028】
なお、ステップS204ではゼロベクトルを動きベクトル9として出力したが、推定動きベクトルVeを動きベクトル9として出力するようにしてもよい。
【0029】
以上のように、本発明の動きベクトル検出装置においては、第1動きベクトル検出器102の検出結果から得られた隣接ピクチャ動き情報5を用いて、動き推定器104により各隣接ピクチャ間の動きベクトルを推定して、第2動きベクトル検出器により推定された参照画像に対する符号化画像の動きベクトルと比較することにより、動きベクトルの信頼性を判断し、信頼性の高い動きベクトルのみを検出するようにしたので、動きベクトルの信頼性を向上することができる。よって、間違った動きベクトルを採用することによる情報量増大が抑制でき、画質の劣化を抑えることが出来る。
【0030】
実施の形態2.
実施の形態1では、動き推定器104を図3の動作手順1のように動作させたが、実施の形態2では、図5に示す動作手順2のように動作させる。以下、動き推定器104の動作手順について説明する。なお、他の構成及び動作については実施の形態1と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0031】
まず、ステップS111にて、推定動きベクトルVe(=V12+V23+V34)および隣接動きベクトルV12,V23,V34を求める。ステップS111の具体的な手順としては、図3の動作手順1のステップS101〜S106の手順で行う。
【0032】
次に、ステップS112にて、隣接動きベクトルV12,V23,V34の水平成分及び垂直成分のそれぞれに対して、平均値Vx,Vy、標準偏差σx,σyを求める。
【0033】
次に、ステップS113にて、σxがVxの大きさより十分小さく、かつ、σyがVyの大きさより十分小さければ、隣接動きベクトル同士の時間相関性が高いとし、ステップS114の処理を行う。そうでなければ、ステップS115の処理を行う。
【0034】
次に、ステップS114では、隣接動きベクトル同士の時間相関性が高いので、それらをもとに生成された推定動きベクトルVeは信頼性が高いと判断し、推定動きベクトルVeを動き情報6として出力する。
【0035】
次に、ステップS115では、隣接動きベクトル同士の時間相関性が低いので、それらをもとに生成された推定動きベクトルVeは信頼性が低いと判断してこれを破棄し、ゼロベクトルを動き情報6として出力する。
【0036】
以上のように、本実施の形態においては、第1動きベクトル検出器102の検出結果から得られた隣接ピクチャ動き情報5を用いて、動き推定器104により隣接動きベクトルの水平成分及び垂直成分の平均値及び標準偏差を求め、標準偏差の値が平均値の大きさより十分小さいかを判定することにより、隣接ピクチャ間動きベクトルの信頼性も考慮して、動きベクトルを推定することができ、第2動きベクトル検出器での推定された動きベクトルとの比較により動きベクトルの信頼性を判断し、信頼性が低ければ推定動きベクトルを修正するようにしたので、動きベクトルの信頼性を向上できる。よって、間違った動きベクトルを採用することによる情報量増大が抑制でき、画質の劣化を抑えることが出来る。
【0037】
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、動き推定器104から出力される動き情報6として推定動きベクトルを用いたが、実施の形態3では第2動きベクトル検出器105での探索範囲を動き情報6として構成する。
【0038】
まず、図6にしたがって、動き推定器104の動作を説明する。ステップS111にて、図3の動作手順1の手順で推定動きベクトルVeおよび隣接動きベクトルV12,V23,V34を求める。
【0039】
次に、ステップS112にて、隣接動きベクトルV12,V23,V34の水平成分および垂直成分のそれぞれに対して、平均値Vx,Vyおよび標準偏差σx,σyを求める。
【0040】
ステップS121にて、符号化画像と参照画像との距離nおよび標準偏差σx,σyの積により、探索幅dx,dyの求める。
【0041】
ステップS122にて、図7に示すような探索範囲(1)と探索範囲(2)を求める。ここで、探索範囲(1)はゼロベクトルを中心とする、水平±dx、垂直±dyの長方形領域であり、探索範囲(2)は推定動きベクトルVeを中心とする、水平±dx、垂直±dyの長方形領域である。
【0042】
ステップS123にて、探索範囲(1)と探索範囲(2)の和集合で表される探索範囲を動き情報6として出力する。
【0043】
一方、第2動きベクトル検出器105は、動き情報6として入力された探索範囲に対して動きベクトル検出を行い、検出結果を動きベクトル9として出力する。
【0044】
以上のように、本実施の形態においては、第1動きベクトル検出器102の検出結果から得られた隣接ピクチャ動き情報5を用いて、動き推定器104により推定される探索範囲に動きベクトルを限定することにより、第2動きベクトル検出器で検出される動きベクトルの信頼性を向上することができる。
【0045】
また、隣接ピクチャ間の動きベクトルのばらつきにより探索範囲の広さを変えるようにしたため、無意味に大きい動きベクトルが選択されることはなく、動きベクトルの情報量増大による画質の劣化を抑えることが出来る。
【0046】
【発明の効果】
この発明は、ディジタル映像信号の予測符号化における動きベクトル検出装置であって、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器と、第1動きベクトル検出器の検出結果を蓄積するメモリと、蓄積した上記検出結果をもとに参照画像に対する符号化画像の動きを推定する動き推定器と、動き推定器による推定結果を用いて参照画像に対する符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器とを備え、動き推定器において、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから上記参照画像に対する符号化画像の推定動きベクトルを得て、各隣接ピクチャ間の動きベクトルの平均値および標準偏差を求め、標準偏差の平均値に対する比率が所定の値より小さい場合には、推定動きベクトルの信頼性が高いと判定し、当該推定動きベクトルの値を出力し、標準偏差の平均値に対する比率が所定の値以上の場合には、推定動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該推定動きベクトルの値をゼロベクトルに修正して出力する動きベクトル検出装置であるので、参照画像と符号化画像の間の隣接ピクチャ間の動きベクトル情報を用いて動きベクトルを決定するので、動きベクトルの信頼性を向上させることができ、間違った動きベクトルの採用による情報量増大に伴う画質の低下を抑制する。また、動き推定器において、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから参照画像に対する符号化画像の推定動きベクトルを得るようにしたので、推定動きベクトルと第2の動きベクトル検出器により推定された動きベクトルとの比較により動きベクトルの信頼性を向上させることができる。また、各隣接ピクチャ間の動きベクトルの平均値および標準偏差を求め、上記標準偏差の上記平均値に対する比率が所定の値より小さい場合には、上記推定動きベクトルの信頼性が高いと判定し、当該推定動きベクトルの値を出力し、上記標準偏差の上記平均値に対する比率が上記所定の値以上の場合には、上記推定動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該推定動きベクトルの値をゼロベクトルに修正して出力するようにしたので、さらに動きベクトルの信頼性を向上させることができる。
【0047】
また、ディジタル映像信号の予測符号化における動きベクトル検出装置であって、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器と、上記第1動きベクトル検出器の検出結果を蓄積するメモリと、蓄積した上記検出結果をもとに上記参照画像に対する上記符号化画像の動きを推定する動き推定器と、上記参照画像と上記符号化画像とを比較して上記参照画像に対する上記符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器とを備え、動き推定器は、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから参照画像に対する符号化画像の推定動きベクトルを得て、上記第2動きベクトル検出器は、決定した上記動きベクトルと上記動き推定器による上記推定動きベクトルとを比較して、両者の差の絶対値が所定の閾値以上だった場合に、上記動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該動きベクトルの値を、ゼロベクトルまたは上記推定動きベクトルのいずれか一方の値に修正する動きベクトル検出装置であるので、参照画像と符号化画像の間の隣接ピクチャ間の動きベクトル情報を用いて動きベクトルを決定するので、動きベクトルの信頼性を向上させることができ、間違った動きベクトルの採用による情報量増大に伴う画質の低下を抑制する。また、動き推定器において、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから参照画像に対する符号化画像の推定動きベクトルを得るようにしたので、推定動きベクトルと第2の動きベクトル検出器により推定された動きベクトルとの比較により動きベクトルの信頼性を向上させることができる。また、第2動きベクトル検出器による動きベクトルと動き推定器による推定動きベクトルとを比較して、両者の差の絶対値が所定の閾値以上だった場合に、動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該動きベクトルの値を、ゼロベクトルまたは推定動きベクトルのいずれか一方の値に修正するようにしたので、さらに動きベクトルの信頼性を向上させることができる。
【0049】
また、動き推定器において、参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから参照画像に対する符号化画像の動きベクトルとして推定されるベクトル領域を得るようにしたので、無意味に大きい動きベクトルが選択されることはなく、間違った動きベクトルを採用することによる情報量増大による画質の劣化を抑えることができる。
【0051】
また、第2動きベクトル検出器により参照画像に対する符号化画像の動きベクトルとして検出されるベクトルを、動き推定器により得られるベクトル領域に制限するようにしたので、無意味に大きい動きベクトルが選択されることはなく、間違った動きベクトルを採用することによる情報量増大による画質の劣化を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1〜3による動きベクトル検出装置の構成を示した構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1〜3による動きベクトル検出装置において、隣接ピクチャの動き情報を求める処理を示した説明図である。
【図3】 本発明の実施の形態1による動きベクトル検出装置の動き推定器の動作を示した流れ図である。
【図4】 本発明の実施の形態1による動きベクトル検出装置の第2動きベクトル検出器の動作を示した流れ図である。
【図5】 本発明の実施の形態2による動きベクトル検出装置の動き推定器の動作を示した流れ図である。
【図6】 本発明の実施の形態3による動きベクトル検出装置の動き推定器の動作を示した流れ図である。
【図7】 本発明の実施の形態1による動きベクトル検出装置の動き推定器における探索範囲の説明図である。
【図8】 予測符号化を行うディジタル画像の説明図である。
【図9】 従来の動きベクトル検出装置の構成を示した構成図である。
【符号の説明】
1 ディジタル映像、2 検出画像、3 参照画像、4 動き検出結果、5 隣接ピクチャ動き情報、6 動き情報、7 符号化画像、8 参照画像、9 動きベクトル、101,201 フレームメモリ、102 第1動きベクトル、103 動き情報蓄積メモリ、104 動き推定器、105 第2動きベクトル検出器、202 動きベクトル検出器。

Claims (4)

  1. ディジタル映像信号の予測符号化における動きベクトル検出装置であって、
    参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器と、
    上記第1動きベクトル検出器の検出結果を蓄積するメモリと、
    蓄積した上記検出結果をもとに上記参照画像に対する上記符号化画像の動きを推定する動き推定器と、
    上記動き推定器による推定結果を用いて上記参照画像に対する上記符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器と
    を備え
    上記動き推定器において、
    上記参照画像と上記符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから上記参照画像に対する上記符号化画像の推定動きベクトルを得て、
    各隣接ピクチャ間の動きベクトルの平均値および標準偏差を求め、
    上記標準偏差の上記平均値に対する比率が所定の値より小さい場合には、上記推定動きベクトルの信頼性が高いと判定し、当該推定動きベクトルの値を出力し、
    上記標準偏差の上記平均値に対する比率が上記所定の値以上の場合には、上記推定動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該推定動きベクトルの値をゼロベクトルに修正して出力する
    ことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  2. ディジタル映像信号の予測符号化における動きベクトル検出装置であって、
    参照画像と符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルを検出する第1動きベクトル検出器と、
    上記第1動きベクトル検出器の検出結果を蓄積するメモリと、
    蓄積した上記検出結果をもとに上記参照画像に対する上記符号化画像の動きを推定する動き推定器と、
    上記参照画像と上記符号化画像とを比較して上記参照画像に対する上記符号化画像の動きベクトルを決定する第2動きベクトル検出器と
    を備え、
    上記動き推定器は、上記参照画像と上記符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから上記参照画像に対する上記符号化画像の推定動きベクトルを得て、
    上記第2動きベクトル検出器は、決定した上記動きベクトルと上記動き推定器による上記推定動きベクトルとを比較して、両者の差の絶対値が所定の閾値以上だった場合に、上記動きベクトルの信頼性が低いと判定し、当該動きベクトルの値を、ゼロベクトルまたは上記推定動きベクトルのいずれか一方の値に修正する
    ことを特徴とする動きベクトル検出装置。
  3. 上記動き推定器において、上記参照画像と上記符号化画像の間の各隣接ピクチャ間の動きベクトルから上記参照画像に対する上記符号化画像の動きベクトルとして推定されるベクトル領域を得ることを特徴とする請求項1または2に記載の動きベクトル検出装置。
  4. 上記第2動きベクトル検出器により上記参照画像に対する上記符号化画像の動きベクトルとして検出されるベクトルを、上記動き推定器により得られる上記ベクトル領域に制限することを特徴とする請求項に記載の動きベクトル検出装置。
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