JP3722623B2 - 排水桝 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、傾斜地あるいは雛段状の造成地等に排水管を接続する際に好適に使用できる排水桝に関する。
【0002】
【従来の技術】
実開平6ー43485号には、傾斜地あるいは雛段状の造成地等に排水管を接続する際に使用できる排水桝が開示されている。この排水桝は、図4に部分切断断面図で示した如く、立ち上がり管1aの下部側壁に流出管2aが溶接され、また立ち上がり管1aの下端側に凹状弯曲面をもった上げ底3aが溶接等によって取り付けられると共に、上げ底3aと底板3bとで形成された上げ底空間に砂や発泡ウレタン等の充填材Xが充填されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来の排水桝は部品相互の取り付け位置が明確に設定されていないため、立ち上がり管1aに流出管2aや上げ底3aを溶接等する際に接続作業に手間がかかるだけでなく、強固に接合されないため長期使用によって部品相互が分離して破損する危険性がある。
【0004】
本発明はかかる課題を解決したものであって、排水桝を3部品で構成して部品相互を簡単かつ確実に固定できると共に、長期使用によっても部品相互が分離して破損する危険性がない排水桝を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の排水桝は、立ち上がり管と、鍔付ソケットと、桝底板とからなり、前記立ち上がり管の下部側壁には接続孔が穿設され、該接続孔を囲繞して管外壁面に鍔付ソケットの鍔部が接着接続され、また前記桝底板は円盤状の底壁の周縁から垂下した円筒部を有すると共に、該円筒部の外周側には前記立ち上がり管の下端部が嵌入接着される環状溝と、立ち上がり管の下部外壁面に接着接合された鍔付ソケットの鍔部が嵌入接着される円弧状の隙間を形成する円筒状の支持体が設けられていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面にて詳細に説明する。
図1は本発明の排水桝の展開状態を示す斜視図、図2は鍔付ソケットの背面図、図3は本発明の排水桝を現場に設置した状態を示す断面図であって、図中の符号1は立ち上がり管、2は鍔付ソケット、3は桝底板である。
【0007】
立ち上がり管1は塩ビ管等の合成樹脂管を所定長さに切断したものであって、該立ち上がり管1の下部側壁には接続孔11が穿設されており、該接続孔11の上縁に半円弧状の切り欠き部12が設けられている。
【0008】
鍔付ソケット2は円弧状に弯曲した鍔部21の凸面側に支管22を突設したものであって、鍔部21には支管22と連通する貫通孔20が設けられている。鍔部21の背面(凹面側)には、貫通孔20の周縁の上部に係止突起23と、下部に連結突起24とが設けられている。
【0009】
係止突起23の先端部は上方に折れ曲がって鉤状となっており、該係止突起23を立ち上がり管1の接続孔11及び切り欠き部12を潜らせて嵌入したとき、立ち上がり管1の内壁面と係合するようになっている。また、連結突起24は貫通孔20の周縁に沿って円弧状に形成されており、立ち上がり管1の接続孔11に嵌入できるようになっている。このとき、連結突起24の先端が立ち上がり管1の内壁面より若干突出し、その先端下面に設けられた面取り状の傾斜面が後述する桝底板3のインバート面と隙間なく擦り合わせ接合できるようになっている。
【0010】
一方、桝底板3は塩ビ樹脂を射出して一体成形したものであって、円盤状の底壁31の周縁から垂下する円筒部32が設けられており、該円筒部32の下端縁に水平方向に突出するフランジ36が設けられている。フランジ36の上面には円筒状の支持体33が設けられており、該支持体33と前記円筒部32との間に立ち上がり管1の下端部が嵌入される環状溝34と、立ち上がり管1の下部外壁面に接着接合された鍔付ソケット2の鍔部21の下端部が嵌入される円弧状の隙間35が形成されている。
【0011】
また、前記桝底板3の底壁31の上面は周縁部から中央部に向かってすり鉢状に傾斜しており、最も低くなった中央部から前記円弧状の隙間35の中心に向かって下り勾配で傾斜したインバート310が形成されている。インバート310は断面円弧状に形成され、その終端縁に傾斜面311が設けられている。この傾斜面311に前述した鍔付ソケット2の連結突起24の先端下面に設けられた傾斜面が接着剤を介して擦り合わせ接合できるようになっている。
【0012】
本発明の排水桝は前述した立ち上がり管1、鍔付きソケット2、桝底板3からなるものであり、これら部品は次のようにして組み付けられる。まず、立ち上がり管1の下部側壁に穿設された接続孔11を囲繞する管外壁面と、鍔付ソケット2の鍔部21の背面に接着剤を塗布する。そこで、鍔付ソケット2の係止突起23を立ち上がり管1の接続孔11及び切り欠き部12に潜らせてから、鍔部21の背面を立ち上がり管1の外壁面に押し当てて接着接合する。
【0013】
次に、立ち上がり管1の下端部の内外周面と鍔付ソケット2の鍔部21の下端部外面に接着剤を塗布し、桝底板3の円筒部32と支持体33との間に立ち上がり管1の下端部を押し込む。すると、立ち上がり管1の下端部が桝底板3の環状溝34に嵌入されて強固に接着接合され、これと同時に円弧状の隙間35に嵌入された鍔付ソケット2の鍔部21の下端部が支持体33と接着接合する。この接続状態では、鍔付ソケット2の鍔部21の下端部が支持体33で覆われ、また鍔部21の背面に設けた係止突起23が立ち上がり管1の内壁面と係合している。即ち、係止突起23と鍔部21との間に立ち上がり管1の内外壁が挟持されているため、鍔付ソケット2の支管22に上方から土圧等が作用しても立ち上がり管1の外壁面から鍔部21が剥離することもない。
【0014】
前述した部品相互の組付け作業は通常生産工場で行なわれるが、組付け作業が容易であることから配管の施工現場で行なうこともできる。この様にして組付けた排水桝は図3に示した如く、地面を掘り起こして形成した掘削溝内に設置される。このとき、流入管4が接続される立ち上がり管1の適所に接続孔を穿設してから鍔付ソケット5を接着接合し、該鍔付ソケット5にシールリングを介して流入管4を伸縮自在に接続する。
【0015】
また、立ち上がり管1に接続された鍔付ソケット2の支管22を流出管6の受口に挿入し、シールリングを介して伸縮自在に接続する。最期に、立ち上がり管1の上端に蓋受け枠7を装着し、該蓋受け枠7に蓋体8を着脱自在に装着してから掘り起こした土砂等の埋め戻して施工作業が完了する。
【0016】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明の排水桝は立ち上がり管と、鍔付ソケットと、桝底板とからなるものであって、部品相互を簡単かつ確実に組み付けて強固に固定することができる。また、施工後に地震等による地盤変動が生じても部品相互が分離して破損することもなく、長期に亘って安定した状態で水密性が確保される。
【0017】
また、鍔付ソケットの鍔部の背面に鉤状の係止突起が設けられていると、該係止突起と鍔部との間に立ち上がり管の内外壁が挟持されるため、立ち上がり管と鍔付ソケットとが強固に接着接合され、鍔付ソケットの支管に上方から土圧等が作用しても立ち上がり管の外壁面から鍔部が剥離することもない。
【0018】
更に、鍔付ソケットの鍔部の背面に連結突起とが設けられていると、該連結突起の先端下面に設けられた面取り状の傾斜面が桝底板のインバート面と接着剤を介して隙間なく接着接合される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の排水桝の展開状態を示す斜視図である。
【図2】図2は鍔付ソケットの背面図である。
【図3】図3は本発明の排水桝を現場に設置した状態を示す断面図である。
【図4】図4は従来の排水桝を示す部分切断断面図である。
【符号の説明】
1 立ち上がり管
11 接続孔
2 鍔付ソケット
21 鍔部
3 桝底板
31 底壁
32 円筒部
33 支持体
Claims (3)
- 立ち上がり管(1)と、鍔付ソケット(2)と、桝底板(3)とからなり、前記立ち上がり管(1)の下部側壁には接続孔(11)が穿設され、該接続孔(11)を囲繞して管外壁面に鍔付ソケット(2)の鍔部(21)が接着接続され、また前記桝底板(3)は円盤状の底壁(31)の周縁から垂下した円筒部(32)を有すると共に、該円筒部(32)の外周側には前記立ち上がり管(2)の下端部が嵌入接着される環状溝(34)と、立ち上がり管(2)の下部外壁面に接着接合された鍔付ソケット(2)の鍔部(21)の下端部が嵌入接着される円弧状の隙間(35)を形成する円筒状の支持体(33)が設けられていることを特徴とする排水桝。
- 前記鍔付ソケット(2)の鍔部(21)の背面に鉤状の係止突起(23)が設けられており、該係止突起(23)と鍔部(21)との間に立ち上がり管(1)の内外壁が挟持されることを特徴とする請求項1記載の排水桝。
- 前記鍔付ソケット(2)の鍔部(21)の背面に貫通孔(20)の周縁下部に沿って円弧状の連結突起(24)が設けられており、該連結突起(24)の先端が立ち上がり管(1)の内壁面より若干突出し、その先端下面に設けられた面取り状の傾斜面が桝底板(3)のインバート面と接着接合されることを特徴とする請求項1記載の排水桝。
Priority Applications (1)
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| JP17042698A JP3722623B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 排水桝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17042698A JP3722623B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 排水桝 |
Publications (2)
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| JP2000001903A JP2000001903A (ja) | 2000-01-07 |
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| JP17042698A Expired - Fee Related JP3722623B2 (ja) | 1998-06-18 | 1998-06-18 | 排水桝 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP3722623B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE20207247U1 (de) * | 2002-05-08 | 2003-05-08 | Schwarz, Wolfgang, 22926 Ahrensburg | Rinne mit einem Zulauf und einem Ablauf |
-
1998
- 1998-06-18 JP JP17042698A patent/JP3722623B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000001903A (ja) | 2000-01-07 |
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