JP3727231B2 - 番組提示方法、番組提示装置、番組提示プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送やインターネット放送における情報提示システムに関し、特に放送局や放送サーバから送られる情報に応じて、広告などの関連情報をユーザに提示するシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のアナログ放送において、放送局からユーザに送られる番組は、広告を提示する場合、シーンとシーンの合間に広告(CM)を挟んで提示されていた。広告はユーザの購買意欲をそそるのに効果的なように、番組を視聴しているユーザの層に合わせて番組の内容に応じて提示されていた。
【0003】
また、映像の関連情報の提示方法としては映像にテロップなどをオーバラップさせることにより、実現していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の広告提示方法は、番組映像を切り刻んでその合間に広告(CM)を挿入するという方法であったので、番組の内容に合わせて効果的に広告を提示することはできなかった。
【0005】
さらに、従来の広告挿入方法は、放送局が挿入する番組の視聴ターゲットとしているユーザを決めてそれに合わせて広告(CM)を挿入するというものであったので、予め視聴者層を予測し、その視聴者層に向けた広告しか送信することはでなかった。
【0006】
また、映像の関連情報をユーザに提示する方法としては、制作者側の意図を元に同じ情報を映像に重畳してから放送するため、全ての人に同じ関連情報を提示する方法しかなく、関連情報の提供に課金する手段はなかった。
【0007】
さらに、ユーザがどのような関連情報を欲するかなどユーザの好みや興味を収集する方法は存在しなかった。
【0008】
本発明の目的は、ユーザ毎の好みや興味に合わせて関連情報を提示する番組提示方法、装置、および番組提示プログラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の番組提示方法は、
インターネット放送を始めとするネットワーク放送、またはデジタル放送を始めとする有線または無線の放送を通して配信される番組の提示方法であって、
番組映像と、該番組映像中のシーンあるいは別の方法で定められる映像の意味的単位の内容を記述した意味情報をクライアントの復号部が受信し、
前記クライアントの意味情報解釈部は、意味情報に対して提示すべき関連情報のカテゴリを予め定めたルールを参照して、前記受信した意味情報から提示すべき関連情報のカテゴリを決定し、
前記クライアントの意味情報解釈部は、項目名とその嗜好値を対としたユーザプロファイルを参照して、前記決定したカテゴリと項目名から嗜好値を決定し、
前記クライアントの映像合成部は、配信されてきた番組映像に、決定された嗜好値の関連情報を合成してユーザに提示する。
【0011】
映像と同時に配信される意味情報を用いることで、映像がどんなシーンなのかをシステムで把握し、ルールと合わせて解釈することで、状況や番組の内容に合わせてユーザに対する効果的な関連情報の提示が可能となる。
【0012】
また、ユーザの好み、興味を記述したユーザプロファイルを参照して、ユーザの好みや興味に合った関連情報を選択しユーザに提示する。
【0013】
また、そのユーザに個別に対応した関連情報の提示も可能となり、効果的な情報提供が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施形態の番組提示システムの構成図である。
【0017】
本番組提示システムは情報配信サーバ101と関連情報サーバ102とクライアント103と応答サーバ104で構成され、情報配信サーバ101、関連情報サーバ102、応答サーバ104はそれぞれネットワーク107、108、105を介してクライアント103と接続される。
【0018】
情報発信サーバ101は番組中のシーンあるいは別の方法で定められる映像の意味的単位の内容を記述した意味情報を番組映像とともに配信する。関連情報サーバ102は、広告などの、番組に関連する情報を要求に応じクライアント103に配信する。クライアント103は、意味情報に応じてユーザに提示すべき関連情報の種類およびその提示タイミングを予め定めたルールを参照して情報発信サーバ101から配信されたきた意味情報に応じた関連情報を提示タイミングで番組映像と共にユーザ106に提示する。
【0019】
ネットワーク107、108、105はインターネットや電話網と放送網の組み合わせなどであり、それぞれ異なっていても同じでもよい。
【0020】
クライアント103は復号部201とルールDB202と意味情報解釈部203と関連情報管理部204と関連情報DB205と映像合成部206と表示部207と反応応答部208とユーザプロファイルDB209から構成される。
【0021】
復号部201は、情報配信サーバ101から送信された番組情報と、各シーンの意味を記述した意味情報を復号処理により取り出し、番組情報、意味情報をそれぞれ映像合成部206、意味情報解釈部203に送る。
【0022】
意味情報解釈部203は、意味情報とルールDB104中のルール、およびユーザプロファイルDB105中のユーザプロファイルにしたがって関連情報の種類とその提示タイミングを決定する。すなわち、ユーザに関連情報を提示して効果的に見せられるタイミングを決定し、そのタイミングで提示する関連情報の種類を関連情報管理部204へ送る。
【0023】
関連情報管理部204は、送られてきた種類の関連情報を関連情報DB205から取り出し、映像合成部206へ送る。このとき必要な関連情報が関連情報DB205に存在しなかった場合、関連情報管理部204はネットワーク108を経由して関連情報サーバ102へ関連情報を要求し、関連情報サーバ102からネットワーク108経由で送られた関連情報を関連情報DB205に蓄えると共に、映像合成部206へ送る。
【0024】
映像合成部206は、取り出された関連情報と情報配信サーバ101からクライアント103に送られた映像を合成してユーザに提示する映像を作成する。映像合成部206で作成された映像や画面イメージは表示部207を通してユーザ106に提示される。
【0025】
反応応答部208はユーザ106の操作により、必要な情報をネットワーク105を介して応答サーバ104に送信したり、自らの好みや興味をユーザプロファイルDB209中の自らのプロファイルに反映する。
【0026】
次に、本実施形態の動作を説明する。
【0027】
情報配信サーバ101からクライアント103へ番組映像と各シーンの意味を記述した意味情報が同期して送信される。情報配信サーバ101から番組映像と分離して意味情報をクライアント103へ送信しても構わないし、映像中に埋め込んで配信することも可能である。例えば、デジタル放送において番組映像はMPEG2フォーマットでエンコードされ、MPEG2システム(ISO/IEC JTC1/13818−1)の形態にMultiplexされるが、MPEG2システムのユーザ領域に番組の意味情報を埋め込むことができる。別の例として、電子透かし技術を用いて番組映像中や音声に意味情報を埋め込むことができる。
【0028】
クライアント103では、情報配信サーバ101から配信された意味情報を復号部201で復号処理を経て取り出す。映像に意味情報が埋め込まれていた場合は、所定の処理を施すことによって復号処理が実現される。この処理により映像と意味情報が分離され、それぞれ映像合成部206、意味情報解釈部203へ送られる。
【0029】
意味情報解釈部203は、意味情報とルールDB202中のルール、およびユーザプロファイルDB209中のユーザプロファイルにしたがって関連情報の種類と関連情報を提示するタイミング、すなわち、ユーザに関連情報を提示して効果的に見せられるタイミングを決定する。
【0030】
ここで、ルールは意味情報に対して提示すべき関連情報のカテゴリを示し、ユーザプロファイルはユーザが好むシーンやユーザの好むものなどに関する記述である。図2はルールの例であり、図3はユーザプロファイルの例である。
【0031】
第1の例として、映像の意味情報が「暑いシーン」であり、ルールに「暑いシーンでは飲み物のCM提示」という記述がある場合、意味情報解釈部203は暑いシーンに対して飲み物のCMを提示することを決定する。このとき、ユーザのプロファイルに好みの飲み物が「ビール」であると記述されていれば、ビールのCMを提示することを決定する。また、ユーザプロファイルに好みの飲み物が「コーラ」であると記述されていれば、コーラのCMを提示することを決定する。
【0032】
第2の例として、本発明をライブ映像送受信システム上で用いる場合について説明する。ライブ映像送受信システム(LiveWatch)では、ライブ中継で見たいシーンをユーザが予め設定しておけば、そのシーンがきたときユーザにお知らせしたり、そのシーンの映像を表示したりする(文献 田中、阿久津、外村、秦泉寺:“見たいシーンを見逃さないライブ中継Live Watch,”信学技報、100, 134, PRUM2000-30,200参照)。
【0033】
LiveWatchでユーザが見たいシーンを野球の得点シーンであると設定した場合、その設定情報がユーザプロファイルDB209に保存される。意味情報解釈部203では、ユーザプロファイルDB209を参照してユーザが得点シーンを見ることを把握できる。そこで、得点シーンでCMを提示するというルールを作成し、ルールDB202に追加する。これにより、得点シーンがきたらCMを提示するという情報を関連情報管理部204に送るようになる。
【0034】
意味情報解釈部203で関連情報を提示するタイミングが決まれば、そのタイミングで特定の関連情報、例えばビールのCMを提示するという情報を関連情報管理部204へ送る。関連情報DB205には関連情報サーバ102から関連情報が予めダウンロードされて蓄積されている。関連情報管理部204は、関連情報DB205から例えばビールに関連するCMを取り出し、映像合成部206へ送る。
【0035】
このとき必要な関連情報、例えば、ビールに関するCMが関連情報DB205に存在しなかった場合、関連情報管理部204はネットワーク108を経由して関連情報サーバ102へビールに関するCMを要求する。ビールに関するCMは関連情報サーバ102からネットワーク108経由で関連情報管理部204へ送られる。送られてきたビールに関するCMは関連情報DB205に蓄えると共に、映像合成部206へ送られる。
【0036】
関連情報サーバ102では、例えばビールのCMがクライアント103を利用しているユーザ106から要求されたことを、関連情報を要求されたタイミングでサーバ内のテーブルに追加する。テーブルの例を表1に示す。また、別のシーンで別の関連情報がユーザ106から要求されても、同様の手順でテーブルに追加できる。さらに、予めユーザ106が操作してクライアント103が関連情報サーバ102から関連情報をダウンロードし、クライアント103内の関連情報DB205に蓄積する場合においても、ダウンロードした関連情報がユーザ106が欲している関連情報であるとして、その記述をダウンロードのタイミングでテーブルに追加する。別途テーブルを解析することで、ユーザ106が行った関連情報要求からユーザ106の要求傾向がわかり、ユーザ106の好みや興味が分析できる。また、関連情報サーバ102を利用するユーザ全体の興味についても同様に分析が可能である。
【0037】
【表1】
【0038】
また、別のテーブル利用方法として、ユーザ106が利用した関連情報に対して課金することも可能である。さらに、ユーザ106に対して関連情報提示と広告提示の価値を鑑み、広告を要求する毎に課金額を減額するという操作を行うことも可能である。例えば、表1に示すテーブルを参照して、ユーザ106が「○○選手のプロフィール」を要求しているのでそれに対し課金するが、別のタイミングで「ビールのCM」と「パソコンのCM」を要求しているのでユーザ106への課金額をそれらのCMを見たことに対応する額だけ減額する、という操作が可能となる。
【0039】
映像合成部206は、取り出された関連情報と情報配信サーバ101からクライアント103に送られた映像を合成してユーザ106に提示する映像を作成する。例えば、映像処理により、映像中で変化のない領域やフォーカスされたオブジェクトではない領域、または画像上意味をなさないぼけた領域などを抽出し、その領域に関連情報を重畳して表示することが可能である。また、関連情報を重畳する領域は情報発信サーバ101から送られる意味情報として示されていてもよい。その場合は、与えられた領域に関連情報を重畳する。
【0040】
また、別の画面合成例では、全画面をフレームに分割し、映像と関連情報を異なるフレームに描画して並べる画面イメージを作成してもよい。
【0041】
映像合成部206で作成された映像や画面イメージは表示部207を通してユーザ106に提示される。
【0042】
以上の操作により、ユーザ106は例えば、暑いシーンでビールやコーラのCMを提示されたり、自ら見たいと設定した得点シーンでCMを提示されたりする。これにより、システムではユーザ106に広告を見せるのに効果的なタイミングでユーザ106の好みや興味に合ったCMを提示したり、ユーザ106が映像を見ている可能性が高い場面で効果的にCMを提示することが可能になる。
【0043】
ここで、ユーザ106はCMの商品や関連情報が気に入れば、反応応答部208を操作することにより、ネットワーク105を通して応答サーバ104へ情報を送り、オンラインショッピングを実現することも可能である。
【0044】
さらに、ユーザプロファイルDB209中の自らのプロファイルに反映することも可能である。例えば、ユーザ106が暑いシーンでビールのCMが提示されたときに、反応応答部208を操作して自分が喜んだと反応すれば、ユーザプロファイルにビールが好きであることを記述する。逆に、ビールのCMを提示されたくなかったときは、そのように反応して、ユーザプロファイルからビールが好きであるという情報を消去する。これにより、次の「暑いシーン」からは違う飲み物のCMが提示されるようになる。
【0045】
また、別の例として、反応応答部208で得た、ユーザ106の好みや操作に関する情報はネットワーク105を通して応答サーバ104に送信することも可能である。応答サーバ104ではその情報を元に、ユーザ106の興味を直接得ることも可能となる。
【0046】
関連情報DB205をなくし、関連情報管理部204はその都度関連情報サーバ102に関連情報を要求し、受信するようにしてもよい。
【0047】
なお、クライアント103中の復号部201、意味情報解釈部203、関連情報管理部204、映像合成部206、表示部207、反応応答部208からなる処理は番組提示プログラムとして、フロッピィディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、DVDなどの記録媒体に記録しておき、パソコンなどのコンピュータ上で実行することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、下記のような効果がある。
【0049】
1)映像と同時に配信される意味情報を用いることで、映像がどんなシーンなのかをシステムで把握できるようになり、ルールと合わせて解釈することで、状況や番組の内容に合わせてユーザに対する効果的な関連情報の提示が可能となる。
【0050】
2)ユーザのプロファイルを用いることにより、そのユーザに個別に対応した関連情報の提示も可能となり、効果的な情報提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の番組提示システムの構成図である。
【図2】ルールDB202に格納されたルールの例を示す図である。
【図3】ユーザプロファイルDB209に格納されたプロファイルの例を示す図である。
【符号の説明】
101 情報配信サーバ
102 関連情報サーバ
103 クライアント
104 応答サーバ
105、107、108 ネットワーク
106 ユーザ
201 復号部
202 ルールDB
203 意味情報解釈部
204 関連情報管理部
205 関連情報DB
206 映像合成部
207 表示部
208 反応応答部
209 ユーザプロファイルDB
Claims (3)
- インターネット放送を始めとするネットワーク放送、またはデジタル放送を始めとする有線または無線の放送を通して配信される番組の提示方法であって、
番組映像と、該番組映像中のシーンあるいは別の方法で定められる映像の意味的単位の内容を記述した意味情報をクライアントの復号部が受信し、
前記クライアントの意味情報解釈部は、意味情報に対して提示すべき関連情報のカテゴリを予め定めたルールを参照して、前記受信した意味情報から提示すべき関連情報のカテゴリを決定し、
前記クライアントの意味情報解釈部は、項目名とその嗜好値を対としたユーザプロファイルを参照して、前記決定したカテゴリと項目名から嗜好値を決定し、
前記クライアントの映像合成部は、配信されてきた番組映像に、決定された嗜好値の関連情報を合成してユーザに提示する
番組提示方法。 - インターネット放送を始めとするネットワーク放送、またはデジタル放送を始めとする有線または無線の放送を通して受信した番組を提示する番組提示装置であって、
情報配信サーバから送信された、番組映像と、該番組映像中のシーンあるいは別の方法で定められる映像の意味的単位の内容を記述した意味情報を受信する復号部と、
意味情報に対して提示すべき関連情報のカテゴリを定めたルールを格納しているルールDBと、
項目名とその嗜好値を対としたユーザプロファイルを蓄積するユーザプロファイルDBと、
前記ルールDBを参照して、前記受信した意味情報から提示すべき関連情報のカテゴリを決定し、前記ユーザプロファイルDBを参照して、前記決定したカテゴリと項目名から嗜好値を決定する意味情報解釈部と、
前記決定された嗜好値の関連情報を、前記番組提示装置に具備された関連情報DBから取得するか、あるいはネットワークを介して関連情報サーバから取得する関連情報管理部と、
前記復号部で受信された番組映像に、前記関連情報管理部で取得された、決定された嗜好値の関連情報を合成する映像合成部と、
前記映像合成部で合成された映像をユーザに提示する表示部と
を有する番組提示装置。 - 情報配信サーバから送信された、番組映像と、該番組映像中のシーンあるいは別の方法で定められる映像の意味的単位の内容を記述した意味情報を受信する復号処理と、
意味情報に対して提示すべき関連情報のカテゴリを定めたルールを参照して、前記受信した意味情報から提示すべき関連情報のカテゴリを決定し、項目名とその嗜好値を対としたユーザプロファイル蓄積するユーザプロファイルDBを参照して、前記決定したカテゴリと項目名から嗜好値を決定する意味情報解釈処理と、
前記決定された嗜好値の関連情報を、番組提示装置に具備された関連情報DBから取得するか、あるいはネットワークを介して関連情報サーバから取得する関連情報管理処理と、
前記復号処理で受信された番組映像に、決定された嗜好値の関連情報を合成する映像合成処理と、
前記映像合成処理で合成された映像をユーザに提示する表示処理と
をコンピュータに実行させるための番組提示プログラムを記録した、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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