JP3745868B2 - ルアー、及びルアー用ジグ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚釣りに用いるルアー及びルアー用ワイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のジョイントルアーは、プラスチック樹脂製のルアー頭部と、ルアー頭部に設けられたアイ等の連結部と、連結部を介してルアー頭部に連結されているプラスチック樹脂製のルアー尾部とを有している。
このジョイントルアーは、頭部と尾部とが別個に形成されており、連結部で自在に折曲することができるので、魚に近い自然な動きが可能である。
【0003】
また、従来のソフトベイト型ルアーは、ゴム製のルアー本体を有するものであり、使用する際にフック(釣り針)に取り付けられて使用される。
このソフトベイト型ルアーでは、弾力性のあるゴム製のルアー本体が水中で生き餌の様に漂い、魚をおびき寄せる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来のジョイントルアーでは、キャスティング時に、ルアー頭部とルアー尾部とが必要以上に折曲し、また、ルアー頭部と尾部とが相互に回転してしまうこともあり、重心が定まらず遠方のねらった箇所にルアーを投げ入れることが難しい。さらに、着水後の引き寄せ時にも、ルアー頭部とルアー尾部とが必要以上に折曲して絡まってしまう場合があり、魚の様なしなやかな動きを再現することが難しい。
【0005】
一方、前記従来のソフトベイト型ルアーでは、ユーザが自らフックやシンカ(重り)等をセットしリグ(仕掛け)を作る必要があり、このリグの作成に手間がかかる。また、着水後の引き寄せ時においては、速いピッチで動かされるので、ルアー本体に通常のフックをセットしたのみでは、魚を捕らえた際のフッキングが悪く魚を逃がしてしまう場合がある。
【0006】
本発明の解決しようとする課題は、遠方に正確に投げ入れることができるジョイントルアーを提供することにある。
また、本発明の別の課題は、魚のようにしなやかに動くことができるジョイントルアーを提供することにある。
本発明のさらに別の課題は、リグの作成が容易なソフトベイト型ルアー用ジグを提供することにある。
【0007】
本発明の別の課題は、フッキングの良好なソフトベイト型ルアーを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明1に係るルアーは、2つの分離したルアー本体を有するプラグ型ジョイントルアーであって、形状記憶合金製ワイヤと、ワイヤの一端側に連結されており魚の頭部に似せて成形され第1フックが設けられた第1ルアー本体と、ワイヤの他端側に連結されており魚の尾部に似せて成形され第2フックが設けられた第2ルアー本体とを備えている。
【0009】
この場合には、形状記憶合金製ワイヤによって第1ルアー本体と第2ルアー本体とが連結されているので、キャスティング時に重心がふらつくことなく安定し、より遠方ルアーを投げ入れることができる。また着水後の引き寄せ時において、第1ルアー本体と第2ルアー本体との振動が大きくなりすぎた場合には、形状記憶合金製ワイヤがこの振動を抑えようとするので、本体同士の絡まり合いを抑え、魚に近い動きを演出することができる。
【0010】
ここでいう形状記憶合金とは、外力を受けて変形しても外力が取り除かれると常温において元の形状に戻ることができる性質を有する金属(超弾性合金)である(以下、発明2〜6において同じ)。本発明においては、例えば、チタン−ニッケル系合金,銅−アルミニウム系合金等の形状記憶合金を用いることができる。
【0011】
なお、第1ルアー本体と第2ルアー本体との間の距離は、特に限定されるものではないが、水中の障害物が絡まらないようにするためには、5ミリ程度の距離を有することが好ましい。
発明2に係るソフトベイト型ルアー用ジグは、弾性を有するルアー本体が取り付けられるものであり、形状記憶合金製のワイヤ部と、ワイヤ部の一端に設けられたシンカ部と、ワイヤ部に設けられた第1フック部とを備えている。
【0012】
この場合には、形状記憶合金製ワイヤ部にシンカ部と第1フック部とが設けられているので、ユーザはゴム状のルアー本体をこのワイヤにセットするのみで容易にリグを作ることができる。また、ワイヤ部が形状記憶合金製であるので、ソフトベイト型ルアー本体をセットしても、ソフトベイト型ルアー本来のしなやかな動きを損なうことがない。
【0013】
発明3に係るジグは、発明2のジグにおいて、ワイヤ部の他端に設けられた連結部をさらに備えている。
この場合には、ワイヤ部の他端に設けられた連結部に、例えば、ワイヤ部に設けられているフックと異なるフックをさらに連結することができるので、必要に応じて、魚を捕らえる際のフッキングを向上させることができる。
【0014】
発明4に係るジグは、発明2のジグにおいて、ワイヤ部の他端に設けられた第2フック部をさらに備えている。
この場合には、ワイヤ部に第2フック部が設けられており、別途フックを連結する必要がない。
発明5に係るジグは、発明2のジグにおいて、シンカ部は、ラインを係止するライン係止部をさらに備えている。
【0015】
この場合には、ライン係止部にラインを容易に結ぶことができるので、さらに容易にリグを作ることができる。
発明6に係るルアーは、発明2から5のいずれかに記載のジグと、一方向に長く延びるように形成されたゴム製のルアー本体とを備え、ジグは、ルアー本体を貫通している。
【0016】
この場合には、ゴム製のルアー本体内に挿入されている形状記憶合金製ワイヤが、ルアー本体の生き餌に近い動きを損なうことなく強度を補強し、より自然に近い動きを可能とする。
【0017】
【実施の形態】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本発明の第1実施形態を採用したジョイントプラグ1は、チタン−ニッケル合金製線状部材である形状記憶合金製ワイヤ2と、ワイヤ2の一端側に設けられた頭部ルアー本体3と、ワイヤ2の他端側に頭部ルアー本体3と隣接し、かつ所定の間隔をあけて設けられた尾部ルアー本体4とを有している。この形状記憶合金製ワイヤ2は、外力を受けて変形しても、外力が取り除かれると常温において元の形状に戻ることができる性質を有している。なお、頭部ルアー本体3尾部ルアー本体4との間の間隔は5ミリ程度である。
【0018】
ワイヤ2は、図2に示すように、頭部ルアー本体3の頭部先端部と尾部ルアー本体4の尾部後端部との間に渡って、頭部ルアー本体3と尾部ルアー本体4とを貫通している。
頭部ルアー本体3と尾部ルアー本体4とは、それぞれ魚の頭部と魚の尾部とに似せて形成されており、左右に縦割りされた1対の半割部材を樹脂等の素材を用いて成形した後に、開口側で接着して一体化した部材である。これら頭部ルアー本体3及び尾部ルアー本体4の表面には様々な模様が塗装されている。
【0019】
また、頭部ルアー本体3の頭部先端部にはライン(釣り糸)を係止し得る第1アイ(止め輪)10が設けられており、第1アイ10の下方には、水中での泳動姿勢を安定させるために斜め下方に突出するリップ11が設けられている。また、頭部ルアー本体3の下面(腹部面)中央にも第2アイ12が設けられ、この第2アイ12には、図1に示すように、第1スプリットリング13を介して第1フック14が設けられている。
【0020】
一方、尾部ルアー本体4の尾部後端部にも第3アイ15が設けられ、この第3アイ15には第2スプリットリング16を介して第2フック17が設けられている。
このように構成されたジョイントルアー1では、頭部ルアー本体3と尾部ルアー本体4の内部に挿入された形状記憶合金製ワイヤ2が、キャスティング時に頭部ルアー本体3と尾部ルアー本体4とが絡まりあうことを防止する。また、引き寄せ時においては、形状記憶合金製ワイヤ2が振動して、頭部ルアー本体3と尾部ルアー本体4とが魚に近いしなやかな動作をおこなう。
【0021】
以上のように、第1実施形態に係るジョイントルアー1では、形状記憶合金製ワイヤ2によってキャスティング時の飛行姿勢が安定するので、より遠方にルアーを投げ入れることができる。また、引き寄せ時には、形状記憶合金製ワイヤ2が適度に振動するので、動きが滑らかで魚に近い動きとなる。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
【0022】
図3に示すように、本発明の第2実施形態に係るソフトベイト型ルアー31は、ワーム状に形成されたゴム製のルアー本体32と、両端がルアー本体32からはみ出すように挿入されているチタン−ニッケル合金製ワイヤ部33とを有している。ワイヤ部33の一端には、円錐型の鉛製シンカ部35が溶接されており、このシンカ部35にはアイ36が設けられ、このアイ36にライン(図示せず)が係止される。また、ワイヤ部33の中央付近には第1フック37が設けられ、さらにワイヤ33の他端側は90度に折り曲げられ、この折り曲げられた部分の先端に輪状の連結部38が形成されている。そしてこの連結部38にリング39を介して第2フック40が連結されている。
【0023】
ルアー本体32は、釣りを開始する際にユーザが取り付ける部材である。
ラインの一端をアイ36に結び、ワイヤの連結部38側をルアー本体32の頭部側から刺込み、第1フック37及び連結部38をルアー本体32から突き出す。その後、必要に応じて連結部38に第2フック40を連結する。
このように構成されたルアーでは、ワイヤ部33が、ワーム型ルアー本来のしなやかな動きを損なうことなくルアーの強度を向上させる。また、シンカ部35が重りとして作用するので、別途シンカをセットする必要がない。さらに、連結部38に第2フック40を備えることにより、フッキングを向上させることができる。
【0024】
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図4に示すように、本発明の第3実施形態に係るソフトベイト型ルアー41は、ワイヤ部43の他端側が折り曲げられることなく、その先端に第2フック50が溶接されており、ワイヤ部43と一体成形されている点を除いて、第2実施形態に係るルアーと同様である。
【0025】
このように構成されたルアーでは、第2実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
[その他の実施形態]
(a) シンカ部を有しないワイヤを用いることもできる。この場合には、ユーザが必要に応じた重さのシンカを別途セットすればよい。
【0026】
(b) シンカ部は円錐型に限定されるものではなく、例えば、球形,円柱形等でもよい。
(c) ソフトベイト型ルアー本体の材質はゴムに限定されるものではなく、弾性を有する素材であれば、弾性ポリマー等を用いることもできる。
(d) ソフトベイト型ルアー本体は、グラブやバグに外形を似せたルアー等を用いることもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、魚のようにしなやかに動くことができるジョイントルアーを提供できる。
また、本発明によれば、ソフトベイト型ルアー本来の動きを損なうことなく、自然の生き物に近い動作をすることができる。
【0028】
さらに、ソフトベイト型ルアーのリグの作成が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を採用したプラグ型ルアーの全体図。
【図2】 本発明の第1実施形態を採用したプラグ型ルアーの断面図。
【図3】本発明の第2実施形態を採用したソフトベイト型ルアーの全体図。
【図4】本発明の第3実施形態を採用したソフトベイト型ルアーの全体図。
【符号の説明】
2 形状記憶合金製ワイヤ
3 頭部ルアー本体
4 尾部ルアー本体
33, 43 形状記憶合金製ワイヤ部
37,47 第1フック部
40 第2フック
50 第2フック部
Claims (6)
- 2つの分離したルアー本体を有するプラグ型ジョイントルアーであって、
形状記憶合金製ワイヤと、
前記ワイヤの一端側に連結されており、魚の頭部に似せて成形され、第1フックが設けられた第1ルアー本体と、
前記ワイヤの他端側に連結されており、魚の尾部に似せて成形され、第2フックが設けられた第2ルアー本体と、
を備えたルアー。 - 弾性を有するルアー本体が取り付けられるソフトベイト型ルアー用ジグであって、
形状記憶合金製のワイヤ部と、
前記ワイヤ部の一端に設けられたシンカ部と、
前記ワイヤ部に設けられた第1フック部と、
を備えたソフトベイト型ルアー用ジグ。 - 前記ワイヤ部の他端に設けられた連結部をさらに備えている、請求項2に記載のソフトベイト型ルアー用ジグ。
- 前記ワイヤ部の他端に設けられた第2フック部をさらに備えている、請求項2に記載のソフトベイト型ルアー用ジグ。
- 前記シンカ部は、ラインを係止するライン係止部をさらに備えている、請求項2から4のいずれかに記載のソフトベイト型ルアー用ジグ。
- 請求項2から5のいずれかに記載のジグと、
一方向に長く延びるように形成されたゴム製のルアー本体とを備え、
前記ジグは前記ルアー本体を貫通している、ソフトベイト型ルアー。
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| JP06830897A JP3745868B2 (ja) | 1997-03-21 | 1997-03-21 | ルアー、及びルアー用ジグ |
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