JP3748232B2 - データ伝送装置、表示装置、および、制御システム - Google Patents

データ伝送装置、表示装置、および、制御システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、制御システムのデバイスの状態を外部装置に送信可能なデータ伝送装置、当該外部装置としての表示装置、および、それを用いた制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5に示すように、ターゲットシステム102のデバイス102aを制御するために、プログラマブル・ロジック・コントローラ(PLC)111と、制御用表示装置113とを備えた制御システム101が、広く使用されている。
【0003】
上記PLC111の制御部121は、予め格納された制御プログラムに基づいて、デバイス102aの状態を制御している。一方、制御用表示装置113のHMI(Human Machine Interface )処理部132は、予め格納された画面データに基づいて、周期的に操作画面を更新している。具体的には、HMI処理部132は、上記画面データに基づいて、操作画面に状態を表示すべきデバイス102aを特定すると共に、通信処理部131に指示して、例えば、図6に示すデータをPLC111に送信させる。これによって、制御用表示装置113からネットワーク112を介してPLC111へ、デバイス102aの状態の読出要求が周期的に伝えられる。
【0004】
上記データは、ヘッダとなる”ESC”と、エンドコード”RET”で囲まれており、両者の間には、機能コードとして、読出要求を示すコードが含まれている。また、機能コードの後には、デバイス102aの種別と、デバイスアドレス(図中では、アドレスと略称する)と、読出を要求するデバイスアドレスのサイズとの組み合わせが含まれている。なお、当該データでは、制御用表示装置113が必要な分だけ、当該組み合わせが繰り返された後に、チェックサムが付加されている。
【0005】
図5に示すPLC111の通信処理部122は、上記データを受け取ると、当該データに基づいて、読出が要求されたデバイスアドレスおよびサイズを特定すると共に、制御部121とやり取りして、当該デバイスアドレスおよびサイズに対応する各デバイス102aの状態を取得する。
【0006】
さらに、PLC111の通信処理部122は、図7に示すように、取得したデバイス102aの状態全てを、上記”ESC”および”RET”の間に挟んだデータを生成し、上記読出要求への応答として、当該データを制御用表示装置113に送信する。なお、当該データには、機能コードとして、応答を示すコードが含まれる。これにより、制御用表示装置113のHMI処理部132は、操作画面の表示に必要なデバイス102aの状態を取得でき、操作画面上に、各デバイス102aの状態を表示できる。
【0007】
ところが、上記構成では、制御用表示装置113が周期的に操作画面を更新する度に、制御用表示装置113からPLC111へ、必要なデバイス102aを示すデバイスアドレスおよびサイズが送信されるため、両者間のデータ伝送量が増大しがちである。
【0008】
したがって、上記読出要求を登録できる制御用表示装置113およびPLC111も使用されている。上記制御用表示装置113は、図6中()内に示すように、機能コードとして、登録を示すコードが付されたデータを送信する。さらに、制御用表示装置113のHMI処理部132は、デバイス102aの状態取得が必要になると、通信処理部131に指示して、図8に示すように、上記機能コードとして、登録読出を示すコードを、上記”ESC”および”RET”で挟んだデータを送信する。
【0009】
一方、PLC111の通信処理部122は、登録読出コードを含むデータを受信すると、図6に示すデータに含まれたデバイスアドレスおよびサイズが指示されたと判断し、制御部121とやり取りして、これらに対応するデバイス102aの状態を取得する。さらに、図7中()内に示すように、各デバイス102aの状態を示すデータに、機能コードとして、登録応答を示すコードを付したデータを作成して、制御用表示装置113に送信する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成では、読出要求毎にデバイスアドレスなどを指定する構成に比べれば、PLC111と制御用表示装置113との間で伝送されるデータ量が削減されているものの、登録読出コードを受信すると、PLC111が登録されたデバイス102aの状態全てをデータ変化の有無に関係なく送信するので、両者間で伝送されるデータ量が依然として大きいという問題を生ずる。
【0011】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、デバイスの状態を外部装置に送信可能なデータ伝送装置、当該外部装置としての表示装置、および、それを用いた制御システムにおいて、データ伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を、さらに削減することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るデータ伝送装置は、上記課題を解決するために、外部装置と通信して、制御システムが制御するデバイスの状態を伝送する通信手段を有するデータ伝送装置において、上記外部装置が必要とするデバイスを示す監視リストを記憶する記憶手段と、当該監視リストに含まれるデバイスの状態変化の有無を監視する監視手段とを備え、上記通信手段は、上記監視手段によってデバイスの状態変化が検出された場合に、当該デバイスの状態を上記外部装置に送信すると共に、さらに、上記外部装置と通信して上記監視リストを受信し、上記記憶手段に記憶する受信手段が設けられ、上記受信手段は、上記外部装置から上記監視リストを受信すると、当該監視リストを上記記憶手段に記憶し、上記監視手段は、新たに受信した上記監視リストに含まれるデバイスの状態監視を開始することによって、上記外部装置が必要とするデバイスが変更された場合に当該外部装置から受け取った上記監視リストに応じて、上記監視手段により状態変化の有無が監視されるデバイスを動的に変更することを特徴としている。
【0013】
上記構成において、データ伝送装置の監視手段は、監視リストに含まれるデバイスの状態変化の有無を監視している。監視手段によってデバイスの状態変化が検出されると、通信手段は、当該デバイスの状態を外部装置に送信する。したがって、外部装置が必要なデバイスであって、しかも、状態が変化したデバイスの状態を、データ伝送装置から外部装置に送信できる。
【0014】
この結果、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、データ伝送装置と外部装置との間のデータ伝送量を大幅に削減できる。なお、監視リストに含まれるデバイスであって、状態が送信されないデバイスは、状態に変更がないデバイスなので、外部装置は、前のデータを参照することによって、何ら支障なく、当該デバイスの状態を把握できる。
【0015】
また、上記構成において、データ伝送装置の受信手段は、外部装置から監視リストを受信すると、当該監視リストを上記記憶手段に記憶する。これにより、監視手段は、新たに受信した監視リストに含まれるデバイスの状態監視を開始する。
【0016】
この結果、データ伝送装置は、例えば、外部装置が表示装置であり、表示する画面が切り換えられた場合など、外部装置が必要とするデバイスが変更された場合に、外部装置から受け取った監視リストに応じて、監視対象とするデバイスを動的に変更できる。
【0017】
したがって、監視リストが固定の場合とは異なり、監視リストは、その時点で必要なデバイスのみを示していればよく、他の時点で必要になるデバイスは、必要になった時点で監視対象にすればよい。この結果、監視リストが固定の場合に比べて、データ伝送装置の監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0018】
さらに、本発明に係るデータ伝送装置は、上記構成において、上記監視リストには、当該監視リストに含まれる各デバイスを当該監視リスト内で識別可能な識別子が含まれており、上記通信手段は、デバイスの状態を送信する際、当該デバイスを示す識別子と共に送信することを特徴としている。
【0019】
上記構成によれば、デバイスの状態と共に、監視リストで当該デバイスを識別する際に使用された識別子が送信され、外部装置は、状態が通知されたデバイスを、当該識別子に基づいて特定する。ここで、上記識別子は、監視リストに含まれる他のデバイスと区別できればよいので、多くの場合、システム全体に含まれるデバイスを識別する場合に比べて、データ量を削減できる。したがって、デバイスの状態を通知する毎に、システム全体にてデバイスを識別可能な情報を伝送する場合に比べて、伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0020】
また、本発明に係るデータ伝送装置は、上記構成において、上記監視リストにデバイスのグループが含まれていた場合、上記通信手段は、上記監視手段によって状態変化が検出されたデバイスを含むグループについて、当該グループ内の各デバイスの状態をグループ単位で、上記外部装置に送信することを特徴としている。
【0021】
上記構成によれば、上記監視手段によってデバイスの状態変化が検出されると、当該デバイスを含むグループ内の各デバイスの状態がグループ単位で外部装置に送信される。したがって、相互に関連が深く、それぞれの状態を把握しないと、外部装置が次の演算処理を実施できないデバイス群があったとしても、監視リストに当該デバイス群をグループとして含めることによって、外部装置は、当該デバイス群の各デバイスの状態を一括して受けとることができる。この結果、このようなデバイス群があったとしても、外部装置は、速やかに次の演算処理を開始できる。
【0022】
なお、この場合であっても、データ伝送装置は、監視リストに含まれたグループのうち、自らに属する全デバイスの状態が変化していないグループ、および、監視リストに含まれ、しかも、いずれのグループにも属していないデバイスのうち、状態が変化していないデバイスについては、デバイスの状態を示すデータを外部装置に送信しない。したがって、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、データ伝送装置と外部装置との間のデータ伝送量を大幅に削減できる。
【0023】
一方、本発明に係るデータ伝送装置は、上記構成において、上記通信手段は、上記監視リストに含まれるデバイスの状態が変化せず、しかも、自らを含むデータ伝送装置が正常である場合、当該データ伝送装置が正常であることを示すデータを、上記外部装置に周期的に送信することを特徴としている。
【0024】
上記構成では、データ伝送装置の通信手段は、監視リストに含まれるデバイスの状態が変化せず、しかも、データ伝送装置が正常な場合、当該データ伝送装置が正常であることを示すデータを周期的に送信する。したがって、外部装置は、当該データを受信しているか否かによって、データ伝送装置が正常に動作しているか否かを判定できる。
【0025】
この結果、外部装置がデバイスの状態を受け取っていない場合、すなわち、その原因として、監視リストに含まれるデバイスの状態が変化していないことだけではなく、データ伝送装置が正常に動作していないことが疑われる場合であっても、上記データの受信によって、データ伝送装置が正常に動作していることが確認できるので、監視リストに含まれるデバイスの状態が変化していないと正しく判断できる。
【0026】
なお、この場合であっても、データ伝送装置が正常であることを示すデータのデータ量は、各デバイスの状態を示すデータ量に比べて少ないので、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0027】
さらに、本発明に係るデータ伝送装置は、上記構成において、上記通信手段は、上記監視リストに含まれる全デバイスの状態を示すデータを、周期的に送信することを特徴としている。なお、当該データは、監視リストに含まれる全デバイスの状態を再現できればよく、例えば、各デバイスの状態を繰り返したデータであってもよいし、何らかの圧縮を行ったデータであってもよい。
【0028】
上記構成では、監視リストに含まれるデバイスの状態を示すデータが周期的に送信されるので、外部装置は、当該データに基づいて、各デバイスの状態を再現できる。したがって、万一、外部装置が、データ伝送装置からのデバイスの状態送信を取りこぼすなどして、外部装置がデバイスの状態を誤って把握したとしても、上記データが次に送信された時点で、外部装置は、デバイスの状態を正しく把握できる。
【0029】
なお、この場合であっても、データ伝送装置が上記データを送信する期間の合間には、上記監視リストに含まれ、しかも、状態が変化したデバイスの状態が送信されているので、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0030】
また、本発明に係る制御システムは、上記課題を解決するために、上記データ伝送装置および外部装置を含む制御システムであって、上記データ伝送装置は、上記デバイスを制御する制御装置であり、上記外部装置は、当該デバイスの状態を表示する表示装置であることを特徴としている。
【0031】
ここで、表示装置は、デバイスの状態を表示しており、デバイスの状態が変更された場合には、表示を更新する必要がある。したがって、制御システムにおいて、デバイスの状態を把握している装置(例えば、制御装置など)が、上記データ伝送装置として動作し、当該表示装置が上記外部装置として動作することによって、デバイスの状態を把握している装置と表示装置との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0032】
なお、デバイスの状態が変化しない間、表示装置は、デバイスの状態表示を更新する必要がない。したがって、データ伝送装置からデバイスの状態が通知された時点で、当該デバイスの状態の表示を更新することによって、状態が変化したか否かに拘わらず、デバイスの状態を把握している装置に、デバイスの状態を問い合わせ、当該装置からの応答に基づいて表示を更新する場合に比べて、表示装置の動作を簡略化できる。
【0033】
また、本発明に係る制御システムは、上記課題を解決するために、上記データ伝送装置および外部装置を含む制御システムであって、上記外部装置は、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表示する表示装置であり、当該表示装置は、画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信することを特徴としている。
【0034】
当該構成によれば、データ伝送装置の監視リストは、外部装置としての表示装置が画面を切り換える毎に、動的に更新される。したがって、監視リストは、表示装置が現在の画面を表示中に必要なデバイスのみを示していればよく、他の画面を表示中に必要になるデバイスは、必要になった時点で監視対象にすればよい。この結果、表示装置が表示可能な複数の画面間で監視リストが変化しない場合に比べて、データ伝送装置の監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0035】
また、本発明に係る制御システムは、上記構成に加えて、上記表示装置は、上記データ伝送装置から状態変化がレポートされたデバイスの表示を更新すると共に、レポートされていないデバイスの表示を維持することを特徴としている。
【0036】
さらに、本発明に係る制御システムは、上記表示装置は、デバイスの状態取得を上記データ伝送装置に要求する通信処理部を備えていることを特徴としている。
【0037】
また、本発明に係る表示装置は、上記データ伝送装置と上記外部装置として通信すると共に、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表示する表示装置であり、画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信すると共に、上記データ伝送装置から状態変化がレポートされたデバイスの表示を更新し、レポートされていないデバイスの表示を維持することを特徴としている。
【0038】
この結果、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置(表示装置)が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、データ伝送装置と外部装置との間のデータ伝送量を大幅に削減できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態について図1ないし図4に基づいて説明すると以下の通りである。すなわち、本実施形態に係る制御システム1は、制御対象としてのデバイス2a…からなるターゲットシステム2を制御するためのシステムであって、図1に示すように、デバイス2aを制御するプログラマブル・ロジック・コントローラ(以下、PLCと略称する)11と、ローカルエリアネットワークなどのネットワーク12を介して、上記PLC11と通信して、デバイス2aの状態を表示する制御用表示装置13とを備えている。なお、上記PLC11が特許請求の範囲に記載のデータ伝送装置に対応し、上記制御用表示装置13が外部装置および表示装置に対応している。
【0040】
以下では、PLC11と制御用表示装置13との間のデータ通信の詳細について説明する前に、制御システム1の全体構成について簡単に説明する。すなわち、上記PLC11には、図示しない記憶媒体に予め格納された制御プログラムに基づいて、デバイス2aを制御する制御部21と、上記ネットワーク12を介して、上記制御用表示装置13と通信する通信処理部22とが設けられている。本実施形態では、上記制御部21は、例えば、ラダープログラムなどの制御プログラムを所定の周期(スキャンタイム)で繰り返し実行するなどして、デバイス2aを制御しており、上記通信処理部22が受け取った制御用表示装置13からの指示や、デバイス2aからの信号に応じてデバイス2aの状態を制御できる。
【0041】
一方、制御用表示装置13は、制御システム1のHMIとして動作しており、上記PLC11の通信処理部22と上記ネットワーク12を介して通信する通信処理部31と、通信によって取得したデバイス2aの状態を表示するHMI処理部32とを備えている。また、本実施形態に係るHMI処理部32は、表示だけではなく、オペレータのデバイス2aに対する操作を受け付け、操作に応じた制御指示を上記通信処理部31に送信させることもできる。
【0042】
上記HMI処理部32は、図示しない記憶媒体に予め格納された画面データに基づいて、画面(以下では、操作画面と称する)に表示するデバイス2a、および、デバイス2aを表示する際の画面レイアウトを決定している。また、当該画面データに基づいて、操作画面が操作された場合に、操作対象となるデバイス2a、および、操作内容を特定している。さらに、本実施形態に係るHMI処理部32は、上記複数の操作画面を切り換え表示可能であり、上記画面データとして、各操作画面を示すデータが記憶されている。
【0043】
より詳細には、本実施形態に係る画面データは、操作画面上の領域と、当該領域への表示や入力に対応するデバイス2aとの対応関係を示すタグを組み合わせて構成されている。上記タグは、例えば、当該タグが有効となる操作画面を示すファイル番号と、操作画面上で実行すべき動作内容を特定する事象名と、各事象毎に参照される参照情報とを含んでいる。
【0044】
また、本実施形態に係る画面データでは、デバイス2aが、シンボル名によって特定されており、HMI処理部32は、シンボル名とデバイスアドレスとの対応を示す変数テーブルも記憶している。これにより、PLC11やデバイス2aの交換などによって、実際のデバイスアドレスが変更されたとしても、画面データを変更する必要がなく、上記変数テーブルの内容を更新するだけでよい。
【0045】
例えば、上記タグが所定の画面領域(表示座標範囲)へ所定のデバイス2aの状態に応じた部品図形を表示する表示タグの場合、上記参照情報には、表示座標範囲(X・Y)と、当該デバイス2aに対応するシンボル名と、例えば、部品図形がスイッチの場合、ONを示す図形のファイルおよびOFFを示す図形のファイルなど、表示時に参照するファイル番号とが含まれる。また、タグが入力タグの場合、参照情報として、有効入力座標範囲(X・Y)と、入力結果が書き込まれるデバイス2aに対応するシンボル名とが含まれる。
【0046】
また、本実施形態に係る制御用表示装置13では、現在表示中の単位画面を記憶するシステム領域も、PLC11によって制御されるデバイス2aと同様に、デバイスの1つとして扱われており、画面切り換え操作を受け付けるタグは、当該デバイスを示すシンボル名に対応付けられた入力タグとして実現されている。このように、入力タグによって、画面切り換えの受け付けとデバイスの状態指示の受け付けとの双方が指示されるので、画面データの設計者は、それぞれ用の設計手順に習熟する必要がなく、設計者の負担を軽減できる。
【0047】
さらに、本実施形態では、PLC11と制御用表示装置13との間で送受されるデータ伝送量を削減するために、制御用表示装置13が必要とするデバイス2aのリストが、制御用表示装置13からPLC11へ予め送信され、PLC11は、当該リストに含まれるデバイス2aの状態が変化したときに、状態変化のレポートとして、当該デバイス2aの状態を、制御用表示装置13へ送信するように構成されている。
【0048】
具体的には、制御用表示装置13には、制御用表示装置13が状態の把握を必要とするデバイス2a群が変化する度に、新たに必要となるデバイス2aのリストを生成するリスト生成部33が設けられている。
【0049】
本実施形態では、HMI処理部32の操作画面切り換えによって、必要とするデバイス2a群の変化を検出しており、上記HMI処理部32が操作画面を切り換えると、リスト生成部33は、次に表示する操作画面で表示されるデバイス2aを示すリストを生成できる。
【0050】
当該リストには、例えば、図2に示すように、PLC11を特定するためのノード番号と、IPアドレスなど、ネットワーク12におけるPLC11のアドレスとが含まれている。
【0051】
さらに、上記リストには、次の操作画面で表示されるデバイス2aのそれぞれについて、タグを示すタグ番号と、デバイス2aの状態を示すデータの型と、タグのシンボル名と、デバイス2aの実際のアドレス(デバイスアドレス)との組み合わせが含まれている。
【0052】
上述したように、画面データには、操作画面のそれぞれについて、操作画面に表示されるデバイス2aのシンボル名に対応付けられたタグが含まれており、変数テーブルには、シンボル名とデバイスアドレスとの対応が記憶されている。したがって、リスト生成部33は、画面データおよび変数テーブルを参照することによって、上記内容のリストを生成できる。
【0053】
一方、図1に示すように、PLC11には、制御用表示装置13から受け取ったリストを記憶するリスト記憶部(記憶手段)23が設けられている。また、監視手段としての制御部21は、リスト記憶部23を参照して、リスト記憶部23に記憶されたリストに含まれるデバイス2aの状態が変化したか否かを監視できる。さらに、通信手段および受信手段としての通信処理部22は、当該デバイス2aの状態変化が検出された場合に、デバイス2aの状態を示すデータを制御用表示装置13に送信して、当該デバイス2aの状態を通知できる。
【0054】
上記データには、例えば、図3に示すように、PLC11を示すノード番号が含まれている。さらに、上記リストに含まれたデバイス2aのうち、状態が変化したデバイス2aのそれぞれについて、デバイス2aの状態と、デバイス2aを特定する識別子としてのシンボル名とが含まれている。
【0055】
後述するように、本実施形態に係る通信処理部22は、状態が変化したときに状態変化をレポートするだけではなく、制御用表示装置13がデバイス2aの状態取得や状態変更を要求したときに、当該要求に応答できるように構成されており、上記データにおいて、状態変化を検出したデバイス2aの状態と上記シンボル名との組み合わせには、変化レポートであることを示すコマンド(図3の例では、”write”)も付加されている。また、状態取得の要求に対する応答の場合は、応答であることを示すコマンド(例えば、”answer”)が付加され、状態変更の要求に対する書き込み完了報告の場合は、書き込み完了であることを示すコマンドが付加されている。
【0056】
なお、制御用表示装置13の通信処理部31からリスト生成部33は、上述の各動作を行うハードウェアであってもよいが、本実施形態では、CPUやバーチャルマシンなどの演算手段が、ROMやRAMあるいはハードディスクなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、必要に応じて、タッチパネルなどの入力手段、ディスプレイなどの出力手段、あるいは、ネットワーク12とのインターフェース部などの通信手段を制御したり、上記記憶手段にデータを一時保存または蓄積することによって実現される機能ブロックとして実現されている。同様に、PLC11の制御部21からリスト記憶部23は、上述の各動作を行うハードウェアであってもよいが、本実施形態では、CPUやバーチャルマシンなどの演算手段が、ROMやRAMあるいはハードディスクなどの記憶手段に格納されたプログラムを実行し、必要に応じて、ネットワーク12とのインターフェース部などの通信手段やデバイス2aとのI/O回路などの周辺回路を制御したり、上記記憶手段にデータを一時保存または蓄積することによって実現される機能ブロックとして実現されている。
【0057】
したがって、これらの手段を有する各コンピュータが、上記プログラムを記録した記録媒体(例えば、CD−ROMなど)を読み取り、当該プログラムを実行するだけで、本実施形態に係る制御用表示装置13やPLC11を実現できる。また、例えば、ネットワーク12などの通信路を介してプログラムをダウンロードするためのプログラムが、上記コンピュータに予めインストールされていれば、当該通信路を介して、上記コンピュータへ上記プログラムを配付することもできる。なお、上記プログラムは、上記各機能ブロックが実行すべき動作の全手順を、上記演算手段へ指示するコードであってもよいし、所定の手順で呼び出すことで、上記各動作の一部または全部を実行可能な基本プログラム(例えば、オペレーティングシステムやライブラリなど)が既に存在していれば、当該基本プログラムの呼び出しを上記演算手段へ指示するコードやポインタなどで、上記全手順の一部または全部を置き換えてもよい。
【0058】
上記構成では、図4に示すステップ1(以下では、S1のように略称する)において、例えば、オペレータの操作などによって、HMI処理部32が操作画面の切り換え指示を受け付けると、リスト生成部33は、HMI処理部32の指示に基づいて、次に表示する操作画面で表示されるデバイス2aを示すリストを生成する(S2)。さらに、通信処理部31は、S3において、リスト生成部33が生成したリストを、ネットワーク12を介して、PLC11へ送信する。なお、通信処理部31は、リストに含まれるアドレスを参照して、リストの宛て先を決定してもよいし、ノード番号とアドレスとの対応が予め記憶された対応表と、リストに含まれるノード番号とを参照して、宛て先を決定してもよい。
【0059】
一方、S11において、PLC11の通信処理部22は、受け取ったリストをリスト記憶部23に格納する。さらに、制御部21は、S12において、リスト記憶部23を参照して、監視対象とするデバイス2aを決定し、当該各デバイス2aの状態変化の有無を監視し始める。なお、本実施形態に係るリストには、監視対象とするデバイス2aのデバイスアドレスが含まれている。したがって、制御部21が制御プログラムに基づいてデバイス2aの状態を制御する際、デバイスアドレスでデバイス2aを特定しているにも拘わらず、制御部21は、リストに含まれるデバイスアドレスのデバイス2aの状態を監視することによって、シンボル名とデバイスアドレスとを変換するための処理を行うことなく、監視を開始できる。
【0060】
監視対象とするデバイス2aの状態が変化すると(S13にて、YES の場合)、通信処理部22は、制御部21の指示に応じて、デバイス2aを特定する識別子と、リストに記載のデータ型で表現されたデバイス2aの状態とを、状態変化のレポートとして送信する(S14)。
【0061】
なお、本実施形態に係る通信処理部22は、図3に示すように、デバイス2aの識別子として、シンボル名を送信しているが、上述したように、リストには、監視対象とする各デバイス2aについて、デバイスアドレスおよびシンボル名が含まれている。したがって、通信処理部22は、状態の変化したデバイス2aのデバイスアドレスが制御部21から通知されても、リストを参照することで、何ら支障なく、当該デバイス2aのシンボル名を送信できる。
【0062】
一方、制御用表示装置13では、S21において、通信処理部31がPLC11から状態変化のレポートを受け取ると、HMI処理部32が状態に応じてデバイス2aの状態表示を更新する(S22)。
【0063】
より詳細には、本実施形態に係るHMI処理部32は、シンボル名と画面領域との対応を示すタグからなる画面データに基づいて、操作画面を表示しており、PLC11からデバイス2aの状態と共にシンボル名が通知されると、画面データから、現在表示中の操作画面と当該シンボル名とにマッチするタグを抽出する。さらに、HMI処理部32は、上記タグが示すレイアウトで、上記タグが示す画面領域に、PLC11から通知されたデバイス2aの状態を表示する。これにより、制御用表示装置13の操作画面において、上記デバイス2aの状態が更新される。
【0064】
なお、操作画面に状態が表示されている全デバイス2aは、上記S3にて、PLC11に送信されたリストに含まれており、PLC11は、リストに含まれたデバイス2aのうち、状態に変化があったデバイス2aについて、制御用表示装置13に状態を送信する。したがって、操作画面に状態が表示されているデバイス2aのうち、PLC11から状態変化がレポートされないデバイス2aは、状態が変化していないデバイス2aである。この結果、HMI処理部32が、PLC11から状態変化がレポートされたデバイス2aの表示を更新し、レポートされないデバイス2aの表示を維持することによって、制御用表示装置13は、デバイス2aの現状を操作画面に表示できる。これにより、従来の制御用表示装置113のように、予め定められた周期で、デバイス2aの状態を取得して、操作画面の表示を更新する構成に比べて、HMI処理部32の処理量を削減できる。
【0065】
ここで、上記制御システム1では、制御用表示装置13が状態把握の必要なデバイス2aとして予めリストを送信したデバイス2aであって、しかも、状態の変化したデバイス2aの状態が、PLC11から制御用表示装置13に送信される。また、制御システム1では、一般に、デバイス2aの状態が一斉に変化することが少ない。したがって、従来の制御システム101のように、デバイス2aの状態変化の有無に拘わらず、制御用表示装置113の要求したデバイス102aの状態が、PLC111から制御用表示装置113に送信される場合と比較して、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0066】
特に、本実施形態に係る制御システム1では、例えば、画面切り換えなど、制御用表示装置13が状態把握を必要とするデバイス2aが変更される毎に、上記リストを動的に更新している。したがって、制御用表示装置13が、現在必要としないデバイス2aについては、必要になった時点でリストを更新することで、監視対象に含めることができる。この結果、PLC11の起動時などにリストを読み込み、PLC11が動作している間は、リストを静的に保持する場合、すなわち、PLC11が動作中に、制御用表示装置13によって必要とされる可能性があるデバイス2aを全て監視する場合に比べて、監視対象とするデバイス2aの数、並びに、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0067】
また、本実施形態では、各デバイス2aに対応するシンボル名が、リストに含まれており、PLC11の通信処理部22は、デバイス2aの状態変化をレポートする際、識別子として、デバイス2aの状態に当該シンボル名を付して送信する。ここで、上記識別子は、リストに含まれる他のデバイス2aと区別できればよいので、多くの場合、制御システム1全体に含まれるデバイス2aを識別する場合に比べて、データ量を削減できる。したがって、デバイス2aの状態を通知する毎に、制御システム1全体にてデバイス2aを識別可能な情報を伝送する場合に比べて、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0068】
さらに、本実施形態に係るPLC11の通信処理部22は、タグの参照情報に含まれるシンボル名を送信しており、制御用表示装置13のHMI処理部32は、タグを参照して操作画面を表示している。したがって、HMI処理部32は、PLC11から状態が通知されたシンボル名にマッチするタグによって特定される画面領域を更新すればよく、デバイスアドレス自体を送信する場合に比べて、HMI処理部32の処理を簡略化できる。
【0069】
また、本実施形態に係る通信処理部22は、制御用表示装置13へ状態を送信すべきデバイス2aが複数ある場合、各デバイス2aの状態を、図3に示すように、一括して送信している。この場合は、データ内に複数のデバイス2aの状態が含まれているにも拘わらず、ノード番号が1つしか含まれていないので、各状態毎にノード番号を送信する場合よりもデータ量が削減されている。
【0070】
ここで、本実施形態に係るPLC11は、制御部21が制御プログラムを繰り返し実行する合間に、通信している。したがって、前回データを送信してから、次にデータを送信するまでの間に、複数のデバイス2aの状態が変化する可能性がある。この結果、上記のように、複数一括送信すると効果的である。
【0071】
ところで、図示しないタッチパネルへの押し操作など、オペレータの入力操作を受け取ると、制御用表示装置13のHMI処理部32は、画面データから、現在表示中の操作画面に対応し、当該入力操作にマッチする入力タグを検索すると共に、通信処理部31へ指示して、PLC11と通信させる。通信処理部31は、HMI処理部32の指示に応じた制御データ、すなわち、入力タグのシンボルが示すデバイス2aの状態を操作に応じた状態に変更するように指示する制御データを生成し、PLC11へ通信する。一方、PLC11では、通信処理部22が当該制御データを受け取ると、制御部21が上記指示に応じてデバイス2aの状態を変更する。これにより、オペレータの操作に応じて、デバイス2aの状態が変更される。
【0072】
さらに、制御用表示装置13の指示に応じて、デバイス2aの状態が変更されると、PLC11の通信処理部22は、図4に示すS14と同様に、デバイス2aの状態と、シンボル名と、書き込み完了を示すコマンドとを送信する。一方、制御用表示装置13のHMI処理部32は、書き込みが正常に終了したことを把握すると共に、図4に示すS22と同様に、デバイス2aの状態表示を更新する。これにより、制御用表示装置13の操作画面に操作結果が反映される。
【0073】
ところで、上記では、制御用表示装置13が予めリストを送付し、PLC11からの状態変化のレポートを待ち受ける場合について説明したが、例えば、図示しない他の制御用表示装置13や上位装置からデバイス2aの状態の問い合わせを受けた場合など、リストに含まれていないデバイス2aの状態取得が必要な場合に備えて、制御用表示装置13の通信処理部31は、デバイス2aの状態取得をPLC11に要求できるように構成されている。
【0074】
当該要求がPLC11に伝えられると、PLC11の通信処理部22は、制御部21を介してデバイス2aの状態を取得し、上記要求に対する応答として、制御用表示装置13にデバイス2aの状態を送信する。
【0075】
本実施形態では、図3に示すように、要求に対して応答する際に送信するデータも、状態変化のレポートと同じ形式に設定されており、デバイス2aの状態と、シンボル名と、要求に対する応答であることを示すコマンドとが送信される。これにより、PLC11は、状態変化のレポートだけではなく、要求に対する応答も一括して制御用表示装置13に送信できる。なお、デバイス2aのシンボル名および実際のアドレスは、制御用表示装置13からPLC11へ上記要求と共に通知される。
【0076】
また、本実施形態に係るPLC11の通信処理部22は、PLC11が正常に動作し、しかも、上記リストに含まれるデバイス2aの状態が変化しない場合、予め定められた周期で、PLC11が正常に動作していることを示すデータ(ハートビート・データ)を送信するように構成されている。
【0077】
ここで、制御用表示装置13のHMI処理部32は、状態変化のレポートがないデバイス2aについては、状態表示を維持し、レポートされたデバイス2aの状態表示を更新している。したがって、PLC11の制御部21が何らかの異常によって通信できなくなった場合には、デバイス2aの状態が変化しているにも拘わらず、PLC11が状態変化のレポートを送信しない場合がある。
【0078】
ところが、上記構成では、PLC11が正常に動作している限り、デバイス2aの状態が変化していなくても、通信処理部22は、上記周期で、ハートビート・データを送信する。一方、制御用表示装置13のHMI処理部32は、PLC11から状態変化のレポートを受信していない期間、当該ハートビート・データを上記周期で受信しているか否かによって、PLC11が正常に動作しているか否かを判定する。さらに、HMI処理部32は、PLC11からハートビート・データを上記周期で受信できなかった場合、PLC11が異常動作していると判断し、例えば、操作画面に異常を示す表示を表示するなどして、オペレータにPLC11の異常を報知したり、当該PLC11が制御するデバイス2aに対するオペレータの操作受け付けを停止したりするなど、予め定められた異常処理を行う。
【0079】
この結果、制御用表示装置13がデバイス2aの状態変化のレポートを受信していない場合、すなわち、その原因として、リストに含まれるデバイス2aの状態が変化していないことだけではなく、PLC11が正常に動作していないことが疑われる場合であっても、上記ハートビート・データの受信によって、PLC11が正常に動作していることが確認できる。したがって、制御用表示装置13は、このような場合であっても、リストに含まれるデバイス2aの状態が変化していないと正しく判断でき、例えば、デバイス2aの状態表示を維持するなどの正常処理を行うことができる。
【0080】
なお、この場合であっても、ハートビート・データのデータ量は、PLC11が把握可能な全デバイス2aの状態を示すデータ量、および、制御用表示装置13が必要とする全デバイス2aの状態を示すデータ量のいずれと比較しても少ない。したがって、PLC11が把握可能な全デバイス2aの状態を送信しようとする場合や、上記リストに含まれる全デバイス2aの状態を送信する場合に比べて、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0081】
さらに、本実施形態に係るPLC11の通信処理部22は、PLC11が正常に動作し、しかも、上記リストに含まれるデバイス2aの状態が変化しない場合、上記ハートビート・データの送信周期および状態変化のレポートの最短送信間隔よりも長い値になるように、予め定められた周期で、リストに含まれる全デバイス2aの状態を再現可能なデータ(全状態データ)を送信するように構成されている。
【0082】
一方、制御用表示装置13のHMI処理部32は、上記全状態データを受信すると、自らが把握している各デバイス2aの状態と、全状態データが示す各デバイス2aの状態とを比較し、一致していない場合、例えば、全状態データが示す各デバイス2aの状態に一致するように、自らが把握している各デバイス2aの状態を更新したり、例えば、操作画面に異常を示す表示を表示するなどして、オペレータにPLC11の異常を報知したりするなど、予め定められた異常処理を行う。
【0083】
これにより、何らかの予期しない不具合によって、制御用表示装置13が把握している各デバイス2aの状態と、実際のデバイス2aの状態とが一致しなくなったとしても、次に全状態データが伝送された時点で、両者の不一致を確実に把握できる。さらに、上述の異常処理などによって適切に処理することができる。
【0084】
なお、上記全状態データは、リストに含まれる全デバイス2aの状態が含まれているので、比較的データ量が大きい。ただし、当該全状態データの送信周期は、上記ハートビート・データの送信周期および状態変化のレポートの最短送信間隔よりも長い値に設定されているので、全状態データ送信の合間には、状態変化のレポートやハートビート・データが送信される。したがって、制御用表示装置13からの要求などに応じて、PLC11が、自らの把握可能な全デバイス2aの状態を示すデータを送信する場合や、PLC11が、制御用表示装置13の必要とする全デバイス2aの状態を示すデータを送信する場合に比べて、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できる。
【0085】
なお、上記では、PLC11がハートビート・データと全状態データとの双方を送信する場合を例にして説明したが、一方のみでもよく、いずれも送信しなくてもよい。ただし、双方を送信する方が、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を余り増大させることなく、制御システム1の信頼性を向上できる。
【0086】
また、上記実施形態では、制御用表示装置13によって送信されるリストが、シンボル名、デバイスアドレスおよびタグを含んでいる場合を例にして説明したが、デバイス2aを特定できれば、いずれか1つを含んでいてもよい。ただし、PLC11がデバイス2aを制御する際にデバイスアドレスでデバイス2aを特定し、制御用表示装置13がデバイス2aの状態を表示する際にシンボル名によってデバイス2aを特定し、タグによって表示領域を特定している場合のように、同じデバイス2aに対応している情報であっても、PLC11が制御時に使用している情報と、制御用表示装置13が表示時に使用している情報とが異なる場合は、本実施形態のように、それぞれで使用している情報をリストに含める方が望ましい。これにより、一方で使用している情報のみをリストに含める場合に比べて、他方が、自らで使用している情報に変換する際の演算量を軽減できる。
【0087】
なお、上記では、リストに含まれるデバイス2aの状態変化の有無を監視し、状態変化があったデバイス2aについて、状態変化のレポートを送信する装置がPLC11の場合を例にして説明したが、これに限るものではない。デバイス2aの状態を把握し、外部機器に、デバイス2aの状態を送信できるデータ伝送装置であれば、略同様の効果が得られる。ただし、PLC11は、デバイス2aの状態を制御するため、デバイス2aの状態を把握しているので、余り多くの部材(ハードウェアおよび/またはソフトウェア)を追加することなく、状態変化のレポートを送信できる。
【0088】
ところで、上記実施形態では、上記リストに、各デバイス2aが個別に登録されている場合を例にして説明したが、複数のデバイス2aがグループ化して登録されていてもよい。この場合、図4に示すS13において、監視対象とするデバイス2aの状態変化が制御部21によって検出されると、通信処理部22は、S14において、リスト記憶部23を参照して、当該デバイス2aがグループに属しているか否かを判定する。さらに、通信処理部22は、当該デバイス2aがグループに属している場合は、グループ化されていない場合と同様の形式で、グループに含まれる全デバイス2aの状態を、状態変化のレポートとして送信する。
【0089】
一例として、図1に示すPLC11が、機能モジュールとして、温度などを制御するループコントローラを複数含み、各ループコントローラには、設定値、現在値、上限値、下限値、上々限、下々限およびアラームなどのデバイス2aが設けられている場合、制御用表示装置13は、状態取得が必要なループコントローラ(例えば、α)をグループとして含むリストを送信して、PLC11のリスト記憶部23に格納させる。
【0090】
より詳細には、この場合、上記リストには、図2と同様に、設定値(シンボル名PVα)、現在値(シンボル名CVα)、上限値(シンボル名HIα)、下限値(シンボル名LOα)、上々限(シンボル名HIHIα)、下々限(シンボル名LOLOα)、アラーム(シンボル名ARMα)の各デバイス2aについて、タグ番号、データ型、シンボル名およびデバイスアドレスが含まれている。
【0091】
さらに、上記リストには、例えば、グループ名(例えば、ループコントローラα)と、当該グループに属するシンボル名の組み合わせとなど、各デバイスが含まれるグループ、および、各グループに含まれるデバイスを特定する情報が含まれている。
【0092】
さらに、グループ「ループコントローラα」に属するデバイス2a(例えば、現在値)の状態が変化すると、PLC11は、当該ループコントローラの設定値、現在値、上限値、下限値、上々限、下々限およびアラーム、それぞれの状態を一括して制御用表示装置13に送信する。したがって、制御用表示装置13のHMI処理部32は、ループコントローラαのデバイス2aの状態を一括して取得できる。
【0093】
ここで、HMI処理部32が表示などの処理を行う際、ループコントローラαのデバイス2aのうち、上述の各デバイス2aの状態が互いに強く関連しているため、上述の各デバイス2aの状態全てを把握しないと処理できない場合であっても、これらのデバイス2aの状態がグループ単位で伝送されているので、HMI処理部32は、状態の把握が必要な他のデバイス2aに関する状態変化のレポートが未だ到着していないのか、あるいは、これら他のデバイス2aの状態が変化していないかの判定に迷う必要がなく、当該グループに関する状態変化のレポートの受信を終了した時点で、表示などの処理を開始できる。
【0094】
また、本実施形態に係るリスト生成部33は、例えば、上記リストにおいて、グループに属するデバイスの情報を列挙する順番などによって、状態変化のレポートにおいて、グループ単位でデバイス2aの状態を送信する際の順番を指示している。また、通信処理部22は、あるグループに属する各デバイス2aの状態を送信する際、上記リストにおいて、例えば、グループに属するデバイスの情報を列挙する順番などによって指定された順番で、各デバイス2aの状態を送信する。したがって、制御用表示装置13は、論理的に判りやすい並び順で、デバイス2aの状態を受け取ることができる。さらに、状態変化のレポートのときだけではなく、制御用表示装置13がデバイス2aの状態取得や状態変更を要求する場合であっても、上記のように、デバイス2aが上記リストにグループ登録されていれば、制御用表示装置13は、グループ単位で、上記要求の対象を指定できる。この結果、各デバイス2aを個別に指定する場合よりも、制御用表示装置13がPLC11へ指示する通信コマンドのデータ量を削減できる。これらの結果、機能モジュール型の機器との通信が簡単になる。
【0095】
また、上記では、リストを送信する装置が制御用表示装置13の場合を例にして説明したが、これに限るものではなく、制御システム1において、デバイス2aの状態に基づいて何らかの処理を行う装置であれば、略同様の効果を得ることができる。
【0096】
ただし、制御用表示装置13は、デバイス2aの状態が変更された場合には、表示を更新する必要がある。また、制御用表示装置13の操作画面に状態が表示されるデバイス2aは、例えば、PLC11やデバイス2aの機種変更など、制御システム1を構成する機器の変更だけではなく、操作画面の設計者がオペレータへ報知すべきと判断するデバイス2aの変更によっても変化する。したがって、制御用表示装置13が状態の把握を必要とするデバイス2aを、制御用表示装置13から指示を受けることなく、外部から判定することが難しい。この結果、制御用表示装置13は、リストを送信する外部装置として、特に好適である。
【0097】
さらに、制御用表示装置13は、必要なデバイス2aの状態を、限られた画面領域で効率よくオペレータに報知できるように、複数の操作画面を切り換えることができるように構成されていることが多い。したがって、制御用表示装置13がいずれの操作画面を表示しているかによって、制御用表示装置13が状態の把握を必要とするデバイス2aが変化する。この場合には、本実施形態のように、操作画面の切り換えに応じてリストを送信する方が好ましい。
【0098】
なお、上記では、制御用表示装置13からPLC11にリストが送信される場合を例にして説明したが、これに限るものではない。PLC11がデバイス2aの状態を監視し始めるよりも前の時点(図4のS12よりも前の時点)で、制御用表示装置13の必要とするデバイス2aのリストが、PLC11のリスト記憶部23に格納されていれば、例えば、当該リストが格納された記録媒体をPLC11に読み込ませるなどして、リスト記憶部23に格納してもよい。
【0099】
ただし、本実施形態のように、制御用表示装置13のリスト生成部33が生成したリストが、ネットワーク12を介して伝送され、PLC11のリスト記憶部23に格納する場合は、例えば、操作画面が切り換えられた場合など、制御用表示装置13の必要とするデバイス2aが変化したときに、リストを動的に更新できる。
【0100】
この場合は、制御システム1の動作中であっても、リストを動的に変更できるので、いずれは状態の把握が必要になるデバイス2aであっても、現時点で必要でないデバイス2aは、現在のリストに含める必要がなく、例えば、操作画面の切り換えなどによって、状態の把握が必要になる時点でリストを更新すればよい。したがって、PLC11のリスト記憶部23にリストが静的に保持される場合に比べて、PLC11が監視対象とするデバイス2aの数、および、PLC11と制御用表示装置13との間で伝送されるデータ量を削減できる。
【0101】
なお、リスト記憶部23(記憶手段)に記憶される監視リストは、制御用表示装置13(上記外部装置)が必要とするデバイスを示していれば、PLC11(データ伝送装置)に予め記録されていてもよいが、動的に更新できる方が望ましい。
【0102】
【発明の効果】
本発明に係るデータ伝送装置は、以上のように、外部装置が必要とするデバイスを示す監視リストを記憶する記憶手段と、当該監視リストに含まれるデバイスの状態変化の有無を監視する監視手段とを備え、通信手段は、上記監視手段によってデバイスの状態変化が検出された場合に、当該デバイスの状態を上記外部装置に送信するると共に、さらに、上記外部装置と通信して上記監視リストを受信し、上記記憶手段に記憶する受信手段が設けられ、上記受信手段は、上記外部装置から上記監視リストを受信すると、当該監視リストを上記記憶手段に記憶し、上記監視手段は、新たに受信した上記監視リストに含まれるデバイスの状態監視を開始することによって、上記外部装置が必要とするデバイスが変更された場合に当該外部装置から受け取った上記監視リストに応じて、上記監視手段により状態変化の有無が監視されるデバイスを動的に変更する構成である。
【0103】
上記構成によれば、外部装置が必要なデバイスであって、しかも、状態が変化したデバイスの状態が、データ伝送装置から外部装置に送信される。したがって、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、データ伝送装置と外部装置との間のデータ伝送量を大幅に削減できるという効果を奏する。
【0104】
さらに、データ伝送装置は、外部装置が必要とするデバイスが変更された場合に、外部装置から受け取った監視リストに応じて、監視対象とするデバイスを動的に変更できる。この結果、監視リストが固定の場合に比べて、データ伝送装置の監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減できるという効果を奏する。
【0105】
本発明に係るデータ伝送装置は、以上のように、上記構成において、上記監視リストには、当該監視リストに含まれる各デバイスを当該監視リスト内で識別可能な識別子が含まれており、上記通信手段は、デバイスの状態を送信する際、当該デバイスを示す識別子と共に送信する構成である。
【0106】
ここで、上記識別子は、監視リストに含まれる他のデバイスと区別できればよいので、多くの場合、システム全体に含まれるデバイスを識別する場合に比べて、データ量を削減できる。それゆえ、デバイスの状態を通知する毎に、システム全体にてデバイスを識別可能な情報を伝送する場合に比べて、伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減できるという効果を奏する。
【0107】
本発明に係るデータ伝送装置は、以上のように、上記構成において、上記監視リストにデバイスのグループが含まれていた場合、上記通信手段は、上記監視手段によって状態変化が検出されたデバイスを含むグループについて、当該グループ内の各デバイスの状態をグループ単位で、上記外部装置に送信する構成である。
【0108】
上記構成によれば、上記監視手段によってデバイスの状態変化が検出されると、当該デバイスを含むグループ内の各デバイスの状態がグループ単位で外部装置に送信される。したがって、相互に関連が深く、それぞれの状態を把握しないと、外部装置が次の演算処理を実施できないデバイス群があったとしても、監視リストに当該デバイス群をグループとして含めることによって、外部装置は、当該デバイス群の各デバイスの状態を一括して受けとることができる。この結果、このようなデバイス群があったとしても、外部装置は、速やかに次の演算処理を開始できるという効果を奏する。
【0109】
本発明に係るデータ伝送装置は、以上のように、上記構成において、上記通信手段は、上記監視リストに含まれるデバイスの状態が変化せず、しかも、自らを含むデータ伝送装置が正常である場合、当該データ伝送装置が正常であることを示すデータを、上記外部装置に周期的に送信する構成である。
【0110】
それゆえ、外部装置がデバイスの状態を受け取っていない場合、すなわち、その原因として、監視リストに含まれるデバイスの状態が変化していないことだけではなく、データ伝送装置が正常に動作していないことが疑われる場合であっても、上記データの受信によって、データ伝送装置が正常に動作していることが確認できるので、監視リストに含まれるデバイスの状態が変化していないと正しく判断できるという効果を奏する。
【0111】
本発明に係るデータ伝送装置は、以上のように、上記構成において、上記通信手段は、上記監視リストに含まれる全デバイスの状態を示すデータを、周期的に送信する構成である。
【0112】
それゆえ、万一、外部装置がデバイスの状態を誤って把握したとしても、上記データが次に送信された時点で、外部装置は、デバイスの状態を正しく把握できるという効果を奏する。
【0113】
本発明に係る制御システムは、以上のように、上記データ伝送装置および外部装置を含む制御システムであって、上記データ伝送装置は、上記デバイスを制御する制御装置であり、上記外部装置は、当該デバイスの状態を表示する表示装置である構成である。
【0114】
ここで、表示装置は、デバイスの状態を表示しており、デバイスの状態が変更された場合には、表示を更新する必要がある。したがって、制御システムにおいて、デバイスの状態を把握している装置が、上記データ伝送装置として動作し、当該表示装置が上記外部装置として動作することによって、デバイスの状態を把握している装置と表示装置との間で伝送されるデータ量を大幅に削減できるという効果を奏する。
【0115】
本発明に係る制御システムは、以上のように、上記データ伝送装置および外部装置を含む制御システムであって、上記外部装置は、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表示する表示装置であり、当該表示装置は、画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信する構成である。
【0116】
当該構成によれば、データ伝送装置の監視リストは、外部装置としての表示装置が画面を切り換える毎に、動的に更新される。したがって、監視リストは、表示装置が現在の画面を表示中に必要なデバイスのみを示していればよく、他の画面を表示中に必要になるデバイスは、必要になった時点で監視対象にすればよい。この結果、表示装置が表示可能な複数の画面間で監視リストが変化しない場合に比べて、データ伝送装置の監視手段が監視するデバイスの数、並びに、データ伝送装置と外部装置との間で伝送されるデータ量を削減できるという効果を奏する。
【0117】
本発明に係る制御システムは、以上のように、上記構成に加えて、上記表示装置は、上記データ伝送装置から状態変化がレポートされたデバイスの表示を更新すると共に、レポートされていないデバイスの表示を維持する構成である。
【0118】
本発明に係る制御システムは、以上のように、上記構成に加えて、上記表示装置は、デバイスの状態取得を上記データ伝送装置に要求する通信処理部を備えている構成である。
【0119】
本発明に係る表示装置は、以上のように、上記データ伝送装置と上記外部装置として通信すると共に、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表示する表示装置であり、画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信すると共に、上記データ伝送装置から状態変化がレポートされたデバイスの表示を更新し、レポートされていないデバイスの表示を維持する構成である。
【0120】
この結果、データ伝送装置が把握可能なデバイスの状態全てを送信しようとする場合や、外部装置(表示装置)が必要な全デバイスの状態を送信する場合に比べて、データ伝送装置と外部装置との間のデータ伝送量を大幅に削減できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】 上記制御システムにおいて、制御用表示装置からプログラマブル・ロジック・コントローラに送信されるリストの例を示す説明図である。
【図3】 上記制御システムにおいて、プログラマブル・ロジック・コントローラから制御用表示装置に送信されるデータの例を示す説明図である。
【図4】 上記制御システムの動作を示すフローチャートである。
【図5】 従来例を示すものであり、制御システムの要部構成を示すブロック図である。
【図6】 上記制御システムにおいて、制御用表示装置がプログラマブル・ロジック・コントローラに読出または登録を要求する際に送信されるデータを示す説明図である。
【図7】 上記制御システムにおいて、プログラマブル・ロジック・コントローラが制御用表示装置に応答する際に送信するデータを示す説明図である。
【図8】 上記制御システムにおいて、登録されたデバイスアドレスおよびサイズに対応するデバイスの状態読出を要求する際に、制御用表示装置がプログラマブル・ロジック・コントローラに送信するデータを示す説明図である。
【符号の説明】
1 制御システム
2a デバイス
11 プログラマブル・ロジック・コントローラ(データ伝送装置)
13 制御用表示装置(外部装置、表示装置)
21 制御部(監視手段)
22 通信処理部(通信手段、受信手段)
23 リスト記憶部(記憶手段)

Claims (10)

  1. 外部装置と通信して、制御システムが制御するデバイスの状態を伝送する通信手段を有するデータ伝送装置において、
    上記外部装置が必要とするデバイスを示す監視リストを記憶する記憶手段と、
    当該監視リストに含まれるデバイスの状態変化の有無を監視する監視手段とを備え、
    上記通信手段は、上記監視手段によってデバイスの状態変化が検出された場合に、当該デバイスの状態を上記外部装置に送信すると共に、
    さらに、上記外部装置と通信して上記監視リストを受信し、上記記憶手段に記憶する受信手段が設けられ、
    上記受信手段は、上記外部装置から上記監視リストを受信すると、当該監視リストを上記記憶手段に記憶し、上記監視手段は、新たに受信した上記監視リストに含まれるデバイスの状態監視を開始することによって、上記外部装置が必要とするデバイスが変更された場合に当該外部装置から受け取った上記監視リストに応じて、上記監視手段により状態変化の有無が監視されるデバイスを動的に変更することを特徴とするデータ伝送装置。
  2. 上記監視リストには、当該監視リストに含まれる各デバイスを当該監視リスト内で識別可能な識別子が含まれており、
    上記通信手段は、デバイスの状態を送信する際、当該デバイスを示す識別子と共に送信することを特徴とする請求項1記載のデータ伝送装置。
  3. 上記監視リストにデバイスのグループが含まれていた場合、上記通信手段は、上記監視手段によって状態変化が検出されたデバイスを含むグループについて、当該グループ内の各デバイスの状態をグループ単位で、上記外部装置に送信することを特徴とする請求項1または2記載のデータ伝送装置。
  4. 上記通信手段は、上記監視リストに含まれるデバイスの状態が変化せず、しかも、自らを含むデータ伝送装置が正常である場合、当該データ伝送装置が正常であることを示すデータを、上記外部装置に周期的に送信することを特徴とする請求項1、2または3記載のデータ伝送装置。
  5. 上記通信手段は、上記監視リストに含まれる全デバイスの状態を示すデータを、周期的に送信することを特徴とする請求項1、2、3または4記載のデータ伝送装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載のデータ伝送装置および外部装置を含む制御システムであって、
    上記外部装置は、当該デバイスの状態を表示する表示装置であることを特徴とする制御システム。
  7. 請求項1記載のデータ伝送装置および外部装置を含む制御システムであって、
    上記外部装置は、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表示する表示装置であり、
    当該表示装置は、画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信することを特徴とする制御システム。
  8. 上記表示装置は、上記データ伝送装置から状態変化がレポートされたデバイスの表示を更新すると共に、レポートされていないデバイスの表示を維持することを特徴とする請求項6または7記載の制御システム。
  9. 上記表示装置は、デバイスの状態取得を上記データ伝送装置に要求する通信処理部を備えていることを特徴とする請求項6、7または8記載の制御システム。
  10. 請求項1、2、3、4または5記載のデータ伝送装置と上記外部装置として通信すると共に、複数の画面を切り換えて、上記デバイスの状態を表示する表示装置であり、
    画面を切り換える度に、次に表示される画面に表示するデバイスを示す上記監視リストを送信すると共に、上記データ伝送装置から状態変化がレポートされたデバイスの表示を更新し、レポートされていないデバイスの表示を維持することを特徴とする表示装置。
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