JP3762829B2 - オブジェクトを管理する方法及び情報処理システム - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理システムの分野に関し、特にオブジェクト配向型計算能力を有する情報処理システムによって管理されるオブジェクトの追跡、編成及び表示の方法及びシステムに関する。広く知られているように、オブジェクトはデータ及び方法(プログラム)を含むデータ構造でクラス・タイプによって定義される。
【0002】
【従来の技術】
情報処理システムでは、ファイル、プログラム、データ、その他のデスクトップ・オブジェクトの編成がユーザにとってしばしば問題になる。デスクトップとは、システム・サービスに対するグラフィカル・ユーザ・インターフェースである。デスクトップはコンテナ・オブジェクト(普通はアイコンやメニューを保持する)に例えることができる。コンテナ・オブジェクトでは、オペレーティング・システムのコマンド言語を直接使用することなく、アプリケーション・プログラムを実行し、ファイル・システムを使用することができる。現在のデスクトップは通常、フォルダ等のコンテナ・オブジェクト、その他、ファイル・キャビネット、引き出し、フォルダ等のオフィスと似たコンテナ階層が用いられる。こうした編成は、通常は、実行可能プログラム、データ、文書等のファイルを保持するファイル・ディレクトリ編成である。データ・ファイルは、リンク・メカニズムにより同時に2つ以上のコンテナに置くことができる。
【0003】
ユーザによるデスクトップの編成を支援するために現在利用できる従来の方法はいくつかある。アプリケーション・プログラムによっては、実行可能なモジュール、データ、または文書の検索を支援するため、サブメニューを含むプルダウンまたはポップアップのメニューが与えられる。そのほか、指定されたコンテナまたは特定のファイルやオブジェクトのためのコンテナを検索する"search"、"find"コマンド等、特定のコマンドを利用できる。
【0004】
しかしこうした従来のアプローチには欠点がある。通常、ユーザはオブジェクトの検索を始めるためには、オブジェクトがどのコンテナ(コンテナ・オブジェクトの略称。以下、同じ)にあるか推量するかまたは覚えることになる。特定の1つのコンテナとコンテナ階層内の1つのレベル(すなわちネステング・レベル)を決定することを検索の"範囲"を決定するという。ユーザは、所望のオブジェクトを見つけるために、コンテナ内のいくつかのレベルで検索コマンドを実行しなければならないことがある。またユーザは、オブジェクトを検索するためにはオブジェクトの正確な名前を覚えなければならないかもしれない。更に、従来技術の検索コマンドの多くは、本来、ファイルやディレクトリに使用するように設計されており、オブジェクトに使用するように設計されていない。これらのコマンドをオブジェクトに使用するように拡張することはしばしば困難である。最近のシステムでは、ファイルは、カプセル化された状態や振る舞いを保有しないという意味で、真のオブジェクトではない。寧ろ、ファイルはきわめて具体的なオペレーティング・システム・データ構造であり、ディレクトリを通してアクセスでき、そしてディレクトリもまた具体的なオペレーティング・システム構造である。従来技術の検索コマンドは普通、ファイル・ディレクトリ・ツリー構造に沿って検索し、また、このツリー構造は、1つのコンテナ・オブジェクト内の全てのコンテナ・レベルの全てのオブジェクトを見つけることとはかなり異なる。従って、これらの従来のコマンドをオブジェクトに使用するよう拡張することは、しばしば、同じ階層型もしくは新しい階層型のコンテナ内、またはメニュー内にオブジェクトを置くことを意味する。
【0005】
上に述べた問題に加えて、オブジェクト自体が更に複雑になっている。複合文書アーキテクチャでは、ユーザがライブ・オブジェクトのカスタム・グループを作成できる。ライブ・オブジェクトとは、実行されているアプリケーションであるオブジェクトである。例えば複合文書には、オブジェクト・タイプが、それぞれ、スプレッドシート(データと実行可能プログラム)、テキスト部(データとエディタ)及びビデオ(データとプレーヤ)と呼ばれているオブジェクトがある。これらのオブジェクトは全て同時に実行することが可能である。これはデスクトップのための新しい有益な編成ツールであるが、反面、これらの新しい複合文書オブジェクトを編成する必要性も生じる。
【0006】
もう1つのタイプのデスクトップ・オブジェクトとしてグローバル・パレットがある。グローバル・パレットは、他のオブジェクトを変更するため用いることのできる汎用オブジェクトのコンテナである。例えばカラー・オブジェクトはグローバル・パレットの一部になる。このカラー・オブジェクトは選択してドラッグし、テキスト、ビットマップ、ボタン等にドロップできる。カラー・オブジェクトはターゲット・オブジェクトによって受け入れられ、ターゲット・オブジェクトは受け入れるときに、その色をカラー・オブジェクトの色に変える等、対応する挙動を示す。もう1つのグローバル・ツールとして、ターゲット・オブジェクトのサイズを変えるようにするマグニファイア(magnifier)がある。グローバル・パレットは有益なツールだが、グローバル・パレットのためにデスクトップは複雑になり、ユーザがデスクトップを編成して特定のオブジェクトを管理できるかどうかという問題が更に大きくなる。
【0007】
デスクトップがますます洗練されていき、新しいタイプのオブジェクト、複合文書、そしてそれらのアプリケーションが加わると、ユーザがデスクトップを編成することは更に難しくなり、問題が大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザがデスクトップを編成できる方法及びシステムを提供することが望ましい。ユーザがどのようなタイプのオブジェクトも、コンテナ階層のどのレベルでも編成して管理できることが望ましい。更にまた、各ユーザが、それぞれにとって最も意味のある形でオブジェクトを編成し管理できるように、オブジェクトの編成/管理方法をユーザがカスタマイズできることが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デスクトップ内で管理されるオブジェクトを管理する方法及びシステムを提供する。ユーザはオーガナイザ・オブジェクトを作成することで、どのタイプのオブジェクトも管理でき、或いはまた特定のオブジェクトを管理することもできる。本発明の方法により、デスクトップ上の任意のコンテナ・オブジェクト内にオーガナイザ・オブジェクトを作成できる。オーガナイザ・オブジェクトは、オブジェクトがユーザによって選択されたとき、コンテナ内のオブジェクトを管理するオブジェクトである。管理対象のオブジェクトがユーザによって選択されると、デスクトップ・イベント処理メカニズムが対応するオーガナイザ・オブジェクトに通知を出す。ユーザは、オブジェクトがオーガナイザ・オブジェクトによって管理されたとき、いつでもオブジェクトを見ることを選択できる。
【0010】
本発明の方法は、プロセッサ、メモリ、入出力手段を含む情報処理システムで実現できる。本発明の実施例の1つは、情報処理システムに存在する命令セットである。
【0011】
本発明の利点は、所望のオブジェクトが最小限の労力で見つけられことである。本発明の他の利点は、管理するオブジェクト・タイプを選択し、管理するコンテナ・レベルの深さを指定できることである。本発明の他の利点は、管理対象オブジェクトのリストの表示と管理をカスタマイズできること、或いはまた管理対象オブジェクトのリストの表示と管理を行うシステム・デフォルトを使用できることである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、パーソナル・コンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータを含めて、様々なハードウェア・プラットフォームで実現できる。本発明の方法のステップは、多くが様々なタイプの並列プロセッサに都合よく実現できる。図1を参照して、本発明の新規な方法を適用するため使用できる情報処理システムの代表的な構成について説明する。図1のコンピュータ・システムは少なくとも1つのプロセッサ10を持つ。プロセッサ10はシステム・バス12を介してRAM(ランダム・アクセス・メモリ)16、ROM(読取り専用メモリ)14、及びディスク装置20、テープ・ドライブ40、プリンタ42等の周辺装置をバス12に接続する入出力(I/O)アダプタ18、キーボード24、ボタン17a、17bをもつマウス26、スピーカ28、マイク32、その他、タッチ・スクリーン装置29等のユーザ・インターフェース・デバイスをバス12に接続するユーザ・インターフェース・アダプタ22、情報処理システムをデータ処理ネットワークに接続する通信アダプタ34、バス12を表示装置38に接続するディスプレイ・アダプタ36に相互接続される。通信アダプタ34は、図1に示したシステムを数百或いは数千もの同種のシステム、またはリモート・プリンタ、リモート・サーバ、リモート記憶装置等他の装置にリンクできる。
【0013】
本発明は、主としてコンテナ・オブジェクトとデスクトップ要素を扱う。コンテナ・オブジェクトは他のオブジェクトを保持するオブジェクトであり、関連するオブジェクトを保持またはグループにまとめる方法を与える。コンテナ・オブジェクトはまた他のコンテナも保持でき、その結果コンテナ・オブジェクトの階層が形成される。デスクトップ要素は、デスクトップのルールに準拠したオブジェクトである。デスクトップ要素はそのタイプに応じたイベントを処理し、これらのイベントをもとにそのタイプに応じた挙動を示す。デスクトップ要素は通常はデスクトップのユーザ・インターフェース機能を扱い、下位のオブジェクトを呼び出す。ユーザによって要求された機能は実際には下位のオブジェクトによって実行される。デスクトップ要素はコンテナ・オブジェクトである場合とない場合があるが、コンテナ・オブジェクトは常にデスクトップ要素である。
【0014】
本発明の方法及びシステムは、具体化できユーザがカスタマイズできる編成要素を提供する。これは、情報処理システム内の頻繁に用いられる一貫したオブジェクトを管理する。一貫したオブジェクトとは存在し続け、オブジェクトを作成したプログラムが実行されていないときでもその値を保つオブジェクトである。オーガナイザ・オブジェクトは任意のタイプのコンテナ内にコンテナ階層内の任意のレベルで具体化できる。またオーガナイザ・オブジェクトは他のオーガナイザ・オブジェクトを保持できる。
【0015】
ユーザは管理するオブジェクト・タイプを選択する。例えば特定のコンテナ・オブジェクト内の「スプレッドシート」と言うオブジェクト・タイプに属する任意ないし全部のレベル上のオブジェクト(すなわちスプレッドシート・オブジェクト)を管理することを選択してもよく、コンテナ内の「ワープロ」と言うオブジェクト・タイプに属するオブジェクト(すなわちワープロ・オブジェクト)の全部とスプレッドシート・オブジェクトの全部とを管理することを選択してもよい。オブジェクト・タイプを任意に組み合わせて管理することもできる。ユーザは管理するオブジェクト・タイプを選択するために、オブジェクト・タイプ・テンプレートまたはオブジェクトかファイルを選択し、オーガナイザ・オブジェクトにか、またはオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトにドラッグ/ドロップする(図3、図4、図6、図7を参照して後述)。
【0016】
オーガナイザ・オブジェクトは、選択されたタイプ内のどのファイルまたはどのオブジェクトがユーザによって選択されているかを管理する。オーガナイザを保持したコンテナは、管理対象のタイプの保持されたオブジェクトがいつ選択されたかをオーガナイザ・オブジェクトに通知する。頻繁に選択されるオブジェクトのリストは、オーガナイザ・オブジェクトを開くことによって、またはすでに開いているオーガナイザ・オブジェクトを表示することによっていつでも表示できる。オーガナイザ・オブジェクトをデスクトップで開いたままにしておけば、オーガナイザ・オブジェクトがそれ自体を最新の状態に保つ様子を観察できる。特定のオブジェクトを見つけて使用するために、オブジェクト、またはオブジェクトが位置するコンテナの名前を覚える必要はない。他にオーガナイザ・オブジェクトによって管理されているオブジェクトを表示するだけである。
【0017】
ユーザはまた、オーガナイザ内のオブジェクトの表示と管理をカスタマイズできる。例えば1つのタイプのオブジェクトが全てプルダウン・リストになるように、オブジェクトのリストをタイプ別に編成できる。プルダウン・リストを更に編成することも可能である。例えばリストをアルファベット順、LIFO(後入れ先出し法)、FIFO(先入れ先出し法)、または使用頻度順に維持することができる。ユーザは管理するコンテナ・レベルの深さを指定することさえできる。多くのオブジェクトが他のコンテナ・オブジェクトを格納する。しばしば多数のレベルのネスト・コンテナ・オブジェクトが1つのコンテナ・オブジェクト内に格納される。本発明の方法及びシステムにより、管理するレベルの数を指定することができる。言い換えると、ユーザはコンテナの第1レベル内に保持されたオブジェクトだけコンテナの全てのレベル、またはその間の複数のレベルを管理することを選択できる。
【0018】
カスタマイズ・オプションは数多く利用できるが、ユーザがオーガナイザ・オブジェクトをカスタマイズする必要はない。本発明の方法及びシステムは、ユーザがオブジェクト・リストの表示や管理をカスタマイズする必要がないように、デフォルトを提供する。
【0019】
図2を参照する。オーガナイザ要素またはオブジェクト50が示してある。図2は説明の便宜を考えて示してある。オーガナイザ・オブジェクト50は様々な形で提示できる。例えば最小化したアイコン、動的に実行されるオーガナイザ等である。図2に示すように、オーガナイザ・オブジェクト50は、管理中のコンテナの名前の項目52、及び管理中のコンテナ内の階層レベル(管理レベルとも言う)数の項目54を示す。この場合、ポートフォリオ・コンテナ内の3つの階層レベル、すなわち3つのネスティング・レベル、の範囲がオーガナイザ・オブジェクト50によって管理されている。オーガナイザ・オブジェクト50は、また、タイプの項目にウォータカラー56及びポートレート58の各アイコンを示す。これらは、それぞれ、オブジェクト・タイプとして管理中のファイル・タイプのアイコン(ペインティングの1つのタイプと、他のタイプに相当)を示す。最後にオーガナイザ・オブジェクト50は、オーガナイザ・オブジェクト50によって現在管理されている5つのオブジェクト、すなわち、「ウォータカラー」オブジェクト・タイプの2つのオブジェクト「 wcl.pic」及び「wc2.pic」と、「ポートレート」オブジェクト・タイプの3つのオブジェクト「portrait1.bmp」、「portrait2.bmp」及び「portrait3.bmp」、のリスト60を保持する。図の例はリスト60はテキスト・リストであるが、オブジェクトはまたアイコンのリスト(実際のオブジェクトと区別するためラベル付き)として、または汎用アイコン(つまりラベルがなく、特定のタイプのオブジェクトを表すアイコン)としても表示できる。展開する汎用アイコンを選択すれば、その場合はアイコンのリストまたはテキスト・リストが表示される。
【0020】
図3、図4を参照して、オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする方法について述べる。オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトは、新しいオーガナイザ・オブジェクトが作成されるとき用いられるデフォルトを定義する。ユーザはシステム・デフォルト(オーガナイザ・アプリケーションが最初にシステムにロードされたとき定義される)を使用することを、またはオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする、図3、図4に示した方法を用いることを選択できる。
【0021】
オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズするには、テンプレート・コンテナからオーガナイザ・アイコンを選択する(ステップ80)。これはテンプレート・フォルダ内に表示されるオーガナイザ・アイコンをマウスでクリックすることによって行える。またデスクトップ上のオブジェクト作成サブメニュー内のオーガナイザのラベルまたはアイコンをマウスでクリックしても行える。テンプレート要素はデスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取る(ステップ82)。これらのイベントは、選択イベントのデスクトップ座標等の情報を含む。テンプレート要素は次に、選択座標を様々なテンプレートの位置と比較することによってどのテンプレートが選択されたか確認する(ステップ84)。そしてテンプレート要素は変数をセットし、現在の選択内容がオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトであることを示し(ステップ86)、次にユーザ操作を待つ(ステップ87)。
【0022】
ユーザはマウスをオーガナイザ・アイコンの上に保ち(またはオーガナイザ・アイコン上に移動させ)、メニューに関連付けられたマウス・ボタンをクリックする(ステップ88)。テンプレート要素はデスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取り(ステップ90)、カスタマイズのメニューとダイアログを表示する(ステップ92)。ユーザは次にカスタマイズ・メニュー・オプションを選択する(ステップ94)。テンプレート要素は再びデスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取り(ステップ96)、カスタマイズ・ダイアログを表示する(ステップ98)。次にユーザはオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする(ステップ100)。オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトはユーザと対話し、ユーザとの対話をもとに対応するデフォルトをセットする(ステップ102)。
【0023】
ユーザは、デフォルト設定が"カスタマイズされた"オーガナイザ・オブジェクトが作成されるように、オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズできるが、更に個々のオーガナイザ・オブジェクトが作成された後にその設定を変えることもできる。個々のオーガナイザ・オブジェクトをカスタマイズする方法は、図3、図4のステップ88乃至102と同様である。
【0024】
図5は、オーガナイザ・テンプレートをカスタマイズできるようにするため使用できるカスタマイズ・ダイアログ110を示す。"オブジェクト表示方法"112、"管理レベル"114、及び"リスト順序"116はチェック・ボックスであり、表示されたオプションのうち1つだけ選択できることを意味する。例えばアイコン118または名前120によってオブジェクトを表示するこを選択できる。全てのレベル122を管理するか、管理するレベル数をボックス124に入力するか選択できる。使用頻度順126、LIFO128、FIFO130、またはアルファベット順132でオブジェクトを列挙することを選択できる。
【0025】
"現在の管理対象オブジェクト・アイコン"は、現在管理されているオブジェクト・タイプを表すアイコン134の表示である。オブジェクト・タイプを削除するときはアイコンを選択し、ごみ箱(つまりもう1つのアイコンであり、削除ファンクションを表す)にドラッグできる。或いはまたプルダウン・メニューのオプションを使い、選択されたアイコンを削除できる。アイコンを追加するには、アイコンをダイアログ110にドラッグ/ドロップする。図の例で"オブジェクトを名前で表示"120を選択した場合、現在管理されているオブジェクト・タイプが、アイコンではなく名前で表示される。
【0026】
図6、図7を参照して、オーガナイザ要素またはオブジェクトを作成する方法を示すフローチャートについて説明する。ユーザは最初、テンプレート・コンテナからオーガナイザ・アイコンを選択する(ステップ130)。図3、図4を参照して先に述べたように、これはテンプレート・フォルダ内のオーガナイザ・アイコンをクリックすることによって、またはデスクトップのオブジェクト作成サブメニュー内のオーガナイザのラベルかアイコンをクリックすることによって行える。テンプレート要素はデスクトップ・イベント処理メカニズムから、選択イベントのデスクトップ座標を含めて対応するイベントを受け取り(ステップ132)、どのテンプレートが選択されたか確認する(ステップ134)。
【0027】
次にテンプレート要素は変数をセットし、現在の選択がオーガナイザ・テンプレートであることを示し(ステップ136)、ユーザ操作を待つ(ステップ137)。この時点で、ユーザは選択されたオーガナイザ・アイコンを所望のコンテナ・オブジェクトにドラッグする(ステップ138)。このステップはメニュー内でも、ユーザが所望のコンテナ・オブジェクトの名前を入力できるエントリ・フィールドのあるダイアログ・ボックスをポップアップすることによっても行える。テンプレート要素は、デスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取り(ステップ140)、次にオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトがターゲット・コンテナ内に現在選択されているデフォルト(オーガナイザ・アプリケーションが最初にロードされたときシステムによってセットされたものか、またはユーザが図3、図4に示した方法で定義したもの)を使用してオーガナイザ・オブジェクトを作成する(ステップ142)。新たに作成されたオーガナイザ・オブジェクトは、ターゲット・コンテナの範囲内で生じる全ての選択イベントについて、及びターゲット・コンテナ内で指示された全てのネスト・レベルで登録される。
【0028】
オーガナイザ・オブジェクトが作成されると、これはユーザが管理対象のコンテナ内にあり、管理対象のオブジェクト・タイプであるオブジェクトを選択したときにはいつも更新される。ここで図8を参照して、オーガナイザ・オブジェクトを更新する方法について説明する。ユーザが範囲(つまりターゲット・コンテナ内のオブジェクトのタイプとレベル)内のアイコンを選択すると(ステップ150)、対応するオーガナイザ・オブジェクトが選択イベントを受け取る(ステップ152)。オーガナイザ・オブジェクトは次に管理対象のアイコンのリストに加わるか、またはリストを再構成する(ステップ154)。例えばオーガナイザ・オブジェクトがオブジェクトをLIFOベースで管理していた場合、選択されたアイコンは現在のアイコン・リストのトップに置かれる。
【0029】
次の疑似コードにより、ステップ154の実現方法を詳しく示す。
【0030】
IF このオブジェクトが初めて選択された場合
THEN このオブジェクトの新しいエントリを作成
END IF
このオブジェクトの使用カウンタに1を追加
最後に用いられたオブジェクトをこのオブジェクトにセット
SWITCH リスト順:
CASE 使用度頻度順:
使用度頻度順アイテムでリストを再構成
BREAK
CASE LIFO:
このオブジェクトをリストのトップに追加
IF このオブジェクトがリストの別の位置にある場合
THEN 別の位置からオブジェクトを削除
END IF
BREAK
CASE FIFO:
IF このオブジェクトがリストの別の位置にない場合
THEN リストの下にオブジェクトを追加
END IF
BREAK
CASE アルファベット順:
IF このオブジェクトがリストの別の位置にない場合
THEN オブジェクトをリストにアルファベット順に追加
END IF
BREAK
END SWITCH
【0031】
本発明についていくらか特殊な形で説明したが、本発明の要素は、当業者には、本発明の主旨と範囲から逸脱することなく変更できることは理解されたい。本発明の実施例の1つは、概略図1に示したように構成されたコンピュータ・システムのRAM16に位置する命令セットとして実現できる。命令セットは、1つ以上のコンピュータ・システムに必要になるまでは、コンピュータで読取れる別のメモリに格納できる。ハード・ディスク・ドライブ、CD−ROMドライブで使用する光ディスクやフロッピー・ディスク・ドライブで使用するフロッピー・ディスク等の着脱可能メモリ等である。更に命令セットは別のコンピュータのメモリに格納し、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)またはインターネット等の広域ネットワーク(WAN)で転送できる。当業者には明らかなように、命令セットの物理的な記憶装置はコンピュータで読取れる情報が媒体によって伝えられるように、命令セットが電気的、磁気的、或いは化学的に格納される媒体を物理的に変化させる。本発明は、特許請求の範囲及びそれらと同等なものによってのみ制限される。
【0032】
まとめとして、本発明の構成の関して以下の事項を開示する。
【0033】
(1)情報処理システムのオブジェクトを管理する方法であって、
第1オブジェクト・タイプの第1オブジェクトを作成するステップと、
前記第1オブジェクトによって管理される第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを選択するステップと、
前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトのユーザによる選択に応答して、前記第2オブジェクト・タイプが選択されたことを前記第1オブジェクトに通知するステップと、
前記第1オブジェクトの管理対象オブジェクトに前記第2オブジェクト・タイプを追加するステップと、
を含む、方法。
(2)テンプレートをカスタマイズするステップを含み、前記テンプレートは、前記第1オブジェクトを作成する前記ステップの間に1つ以上のデフォルト設定を確認するため用いられる、前記(1)記載の方法。
(3)前記カスタマイズするステップは、
特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与えるステップと、
ユーザが選択したテンプレート・オブジェクトに応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたか確認するステップと、
選択するカスタマイズ項目をユーザに与えるステップを含む、カスタマイズ・メニューを表示するステップと、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答してデフォルト設定を確認するステップと、
を含む、前記(2)記載の方法。
(4)前記第1オブジェクトはオーガナイザ・オブジェクトである、前記(1)記載の方法。
(5)前記選択ステップは、前記第1オブジェクトをコンテナ・オブジェクトにドラッグ/ドロップするステップを含む、前記(1)記載の方法。
(6)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(5)記載の方法。
(7)前記登録ステップは、前記コンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(6)記載の方法。
(8)前記選択ステップは、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを前記第1オブジェクトにドラッグ/ドロップするステップを含む、前記(1)記載の方法。
(9)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(8)記載の方法。
(10)前記登録ステップは、前記コンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(9)記載の方法。
(11)前記通知ステップは前記第1オブジェクトのイベントをポストするステップを含む、前記(1)記載の方法。
(12)前記更新ステップは、オブジェクトのリストを所定の順序で編成するステップを含む、前記(1)記載の方法。
(13)1つ以上のプロセッサと、
記憶手段と、
入出力手段と、
表示手段と、
前記プロセッサの操作を制御するオペレーティング・システムの1つ以上のイメージと、
第1オブジェクト・タイプの第1オブジェクトを作成する手段と、
前記第1オブジェクトによって管理される第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを選択する手段と、
前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトのユーザによる選択に応答して、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトが選択されたことを前記第1オブジェクトに通知する手段と、
前記第1オブジェクトの管理対象オブジェクトに前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを追加する手段と、
を含む、情報処理システム。
(14)テンプレートをカスタマイズする手段を含み、前記テンプレートは前記第1オブジェクトの1つ以上のデフォルト設定を確認するため用いられる、前記(13)記載の情報処理システム。
(15)前記カスタマイズ手段は、
特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与える手段と、
ユーザが選択したテンプレート・オブジェクトに応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたか確認する手段と、
1つ以上の選択するカスタマイズ項目をユーザに与える手段を含む、カスタマイズ・メニューを表示する手段と、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答してデフォルト設定を確認する手段と、
を含む、前記(14)記載の情報処理システム。
(16)前記第1オブジェクトはオーガナイザ・オブジェクトである、前記(13)記載の情報処理システム。
(17)前記選択手段は前記第1オブジェクトをコンテナ・オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(18)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(17)記載の情報処理システム。
(19)前記登録手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(18)記載の情報処理システム。
(20)前記選択手段は、前記第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを前記第1オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(21)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(20)記載の情報処理システム。
(22)前記登録手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(21)記載の情報処理システム。
(23)前記通知手段は前記第1オブジェクトのイベントをポストする手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(24)前記更新手段はオブジェクトのリストを所定の順序で編成する手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(25)第1オブジェクト・タイプの第1オブジェクトを作成する手段と、
前記第1オブジェクトによって管理される第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを選択する手段と、
前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトのユーザによる選択に応答して、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトが選択されたことを前記第1オブジェクトに通知する手段と、
前記第1オブジェクトの管理対象オブジェクトに前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを追加する手段と、
を含む、コンピュータ可読媒体。
(26)テンプレートをカスタマイズする手段を含み、前記テンプレートは前記第1オブジェクトの1つ以上のデフォルト設定を確認するため用いられる、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(27)特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与える手段と、
ユーザが選択したテンプレート・オブジェクトに応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたか確認する手段と、
選択する1つ以上のカスタマイズ項目をユーザに与える手段を含む、カスタマイズ・メニューを表示する手段と、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答して、デフォルト設定を確認する手段と、
を含む、前記(26)記載のコンピュータ可読媒体。
(28)前記第1オブジェクトはオーガナイザ・オブジェクトである、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(29)前記選択手段は前記第1オブジェクトをコンテナ・オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(30)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(29)記載のコンピュータ可読媒体。
(31)前記登録手段は、1つ以上の前記コンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(30)記載のコンピュータ可読媒体。
(32)前記選択手段は、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを前記第1オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(33)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(32)記載のコンピュータ可読媒体。
(34)前記登録手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(33)記載のコンピュータ可読媒体。
(35)前記通知手段は前記第1オブジェクトのイベントをポストする手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(36)前記更新手段はオブジェクトのリストを所定の順序で編成する手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の編成/管理方法を実行できる情報処理システムのブロック図である。
【図2】ユーザによって表示できるオーガナイザ・オブジェクトを示す図である。
【図3】本発明に従ってオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする方法のフローチャートを示す図である。
【図4】本発明に従ってオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする方法のフローチャートを示す図である。
【図5】オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズするため使用できるカスタマイズ・ダイアログを示す図である。
【図6】本発明に従ってオーガナイザ・オブジェクトを作成する方法のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明に従ってオーガナイザ・オブジェクトを作成する方法のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明に従ってオーガナイザ・オブジェクトを更新する方法のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ
12 システム・バス
14 読取り専用メモリ(ROM)
16 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
17a、17b ボタン
18 入出力(I/O)アダプタ
20 ディスク装置
22 ユーザ・インターフェース・アダプタ
24 キーボード
26 マウス
28 スピーカ
29 タッチスクリーン装置
32 マイク
34 通信アダプタ
36 ディスプレイ・アダプタ
38 表示装置
40 テープ・ドライブ
42 プリンタ
50 オーガナイザ・オブジェクト
52 コンテナの名前
54 レベル
56 ウォータカラー
58 ポートレート
60 リスト
110 カスタマイズ・ダイアログ
112 オブジェクト表示方法
114 管理レベル
116 リスト順序
118、134 アイコン
120 名前
122 レベル
124 ボックス
126 使用頻度順
128 LIFO
130 FIFO
132 アルファベット順
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理システムの分野に関し、特にオブジェクト配向型計算能力を有する情報処理システムによって管理されるオブジェクトの追跡、編成及び表示の方法及びシステムに関する。広く知られているように、オブジェクトはデータ及び方法(プログラム)を含むデータ構造でクラス・タイプによって定義される。
【0002】
【従来の技術】
情報処理システムでは、ファイル、プログラム、データ、その他のデスクトップ・オブジェクトの編成がユーザにとってしばしば問題になる。デスクトップとは、システム・サービスに対するグラフィカル・ユーザ・インターフェースである。デスクトップはコンテナ・オブジェクト(普通はアイコンやメニューを保持する)に例えることができる。コンテナ・オブジェクトでは、オペレーティング・システムのコマンド言語を直接使用することなく、アプリケーション・プログラムを実行し、ファイル・システムを使用することができる。現在のデスクトップは通常、フォルダ等のコンテナ・オブジェクト、その他、ファイル・キャビネット、引き出し、フォルダ等のオフィスと似たコンテナ階層が用いられる。こうした編成は、通常は、実行可能プログラム、データ、文書等のファイルを保持するファイル・ディレクトリ編成である。データ・ファイルは、リンク・メカニズムにより同時に2つ以上のコンテナに置くことができる。
【0003】
ユーザによるデスクトップの編成を支援するために現在利用できる従来の方法はいくつかある。アプリケーション・プログラムによっては、実行可能なモジュール、データ、または文書の検索を支援するため、サブメニューを含むプルダウンまたはポップアップのメニューが与えられる。そのほか、指定されたコンテナまたは特定のファイルやオブジェクトのためのコンテナを検索する"search"、"find"コマンド等、特定のコマンドを利用できる。
【0004】
しかしこうした従来のアプローチには欠点がある。通常、ユーザはオブジェクトの検索を始めるためには、オブジェクトがどのコンテナ(コンテナ・オブジェクトの略称。以下、同じ)にあるか推量するかまたは覚えることになる。特定の1つのコンテナとコンテナ階層内の1つのレベル(すなわちネステング・レベル)を決定することを検索の"範囲"を決定するという。ユーザは、所望のオブジェクトを見つけるために、コンテナ内のいくつかのレベルで検索コマンドを実行しなければならないことがある。またユーザは、オブジェクトを検索するためにはオブジェクトの正確な名前を覚えなければならないかもしれない。更に、従来技術の検索コマンドの多くは、本来、ファイルやディレクトリに使用するように設計されており、オブジェクトに使用するように設計されていない。これらのコマンドをオブジェクトに使用するように拡張することはしばしば困難である。最近のシステムでは、ファイルは、カプセル化された状態や振る舞いを保有しないという意味で、真のオブジェクトではない。寧ろ、ファイルはきわめて具体的なオペレーティング・システム・データ構造であり、ディレクトリを通してアクセスでき、そしてディレクトリもまた具体的なオペレーティング・システム構造である。従来技術の検索コマンドは普通、ファイル・ディレクトリ・ツリー構造に沿って検索し、また、このツリー構造は、1つのコンテナ・オブジェクト内の全てのコンテナ・レベルの全てのオブジェクトを見つけることとはかなり異なる。従って、これらの従来のコマンドをオブジェクトに使用するよう拡張することは、しばしば、同じ階層型もしくは新しい階層型のコンテナ内、またはメニュー内にオブジェクトを置くことを意味する。
【0005】
上に述べた問題に加えて、オブジェクト自体が更に複雑になっている。複合文書アーキテクチャでは、ユーザがライブ・オブジェクトのカスタム・グループを作成できる。ライブ・オブジェクトとは、実行されているアプリケーションであるオブジェクトである。例えば複合文書には、オブジェクト・タイプが、それぞれ、スプレッドシート(データと実行可能プログラム)、テキスト部(データとエディタ)及びビデオ(データとプレーヤ)と呼ばれているオブジェクトがある。これらのオブジェクトは全て同時に実行することが可能である。これはデスクトップのための新しい有益な編成ツールであるが、反面、これらの新しい複合文書オブジェクトを編成する必要性も生じる。
【0006】
もう1つのタイプのデスクトップ・オブジェクトとしてグローバル・パレットがある。グローバル・パレットは、他のオブジェクトを変更するため用いることのできる汎用オブジェクトのコンテナである。例えばカラー・オブジェクトはグローバル・パレットの一部になる。このカラー・オブジェクトは選択してドラッグし、テキスト、ビットマップ、ボタン等にドロップできる。カラー・オブジェクトはターゲット・オブジェクトによって受け入れられ、ターゲット・オブジェクトは受け入れるときに、その色をカラー・オブジェクトの色に変える等、対応する挙動を示す。もう1つのグローバル・ツールとして、ターゲット・オブジェクトのサイズを変えるようにするマグニファイア(magnifier)がある。グローバル・パレットは有益なツールだが、グローバル・パレットのためにデスクトップは複雑になり、ユーザがデスクトップを編成して特定のオブジェクトを管理できるかどうかという問題が更に大きくなる。
【0007】
デスクトップがますます洗練されていき、新しいタイプのオブジェクト、複合文書、そしてそれらのアプリケーションが加わると、ユーザがデスクトップを編成することは更に難しくなり、問題が大きくなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ユーザがデスクトップを編成できる方法及びシステムを提供することが望ましい。ユーザがどのようなタイプのオブジェクトも、コンテナ階層のどのレベルでも編成して管理できることが望ましい。更にまた、各ユーザが、それぞれにとって最も意味のある形でオブジェクトを編成し管理できるように、オブジェクトの編成/管理方法をユーザがカスタマイズできることが望ましい。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、デスクトップ内で管理されるオブジェクトを管理する方法及びシステムを提供する。ユーザはオーガナイザ・オブジェクトを作成することで、どのタイプのオブジェクトも管理でき、或いはまた特定のオブジェクトを管理することもできる。本発明の方法により、デスクトップ上の任意のコンテナ・オブジェクト内にオーガナイザ・オブジェクトを作成できる。オーガナイザ・オブジェクトは、オブジェクトがユーザによって選択されたとき、コンテナ内のオブジェクトを管理するオブジェクトである。管理対象のオブジェクトがユーザによって選択されると、デスクトップ・イベント処理メカニズムが対応するオーガナイザ・オブジェクトに通知を出す。ユーザは、オブジェクトがオーガナイザ・オブジェクトによって管理されたとき、いつでもオブジェクトを見ることを選択できる。
【0010】
本発明の方法は、プロセッサ、メモリ、入出力手段を含む情報処理システムで実現できる。本発明の実施例の1つは、情報処理システムに存在する命令セットである。
【0011】
本発明の利点は、所望のオブジェクトが最小限の労力で見つけられことである。本発明の他の利点は、管理するオブジェクト・タイプを選択し、管理するコンテナ・レベルの深さを指定できることである。本発明の他の利点は、管理対象オブジェクトのリストの表示と管理をカスタマイズできること、或いはまた管理対象オブジェクトのリストの表示と管理を行うシステム・デフォルトを使用できることである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明は、パーソナル・コンピュータ、ワークステーション、ミニコンピュータ、メインフレーム・コンピュータを含めて、様々なハードウェア・プラットフォームで実現できる。本発明の方法のステップは、多くが様々なタイプの並列プロセッサに都合よく実現できる。図1を参照して、本発明の新規な方法を適用するため使用できる情報処理システムの代表的な構成について説明する。図1のコンピュータ・システムは少なくとも1つのプロセッサ10を持つ。プロセッサ10はシステム・バス12を介してRAM(ランダム・アクセス・メモリ)16、ROM(読取り専用メモリ)14、及びディスク装置20、テープ・ドライブ40、プリンタ42等の周辺装置をバス12に接続する入出力(I/O)アダプタ18、キーボード24、ボタン17a、17bをもつマウス26、スピーカ28、マイク32、その他、タッチ・スクリーン装置29等のユーザ・インターフェース・デバイスをバス12に接続するユーザ・インターフェース・アダプタ22、情報処理システムをデータ処理ネットワークに接続する通信アダプタ34、バス12を表示装置38に接続するディスプレイ・アダプタ36に相互接続される。通信アダプタ34は、図1に示したシステムを数百或いは数千もの同種のシステム、またはリモート・プリンタ、リモート・サーバ、リモート記憶装置等他の装置にリンクできる。
【0013】
本発明は、主としてコンテナ・オブジェクトとデスクトップ要素を扱う。コンテナ・オブジェクトは他のオブジェクトを保持するオブジェクトであり、関連するオブジェクトを保持またはグループにまとめる方法を与える。コンテナ・オブジェクトはまた他のコンテナも保持でき、その結果コンテナ・オブジェクトの階層が形成される。デスクトップ要素は、デスクトップのルールに準拠したオブジェクトである。デスクトップ要素はそのタイプに応じたイベントを処理し、これらのイベントをもとにそのタイプに応じた挙動を示す。デスクトップ要素は通常はデスクトップのユーザ・インターフェース機能を扱い、下位のオブジェクトを呼び出す。ユーザによって要求された機能は実際には下位のオブジェクトによって実行される。デスクトップ要素はコンテナ・オブジェクトである場合とない場合があるが、コンテナ・オブジェクトは常にデスクトップ要素である。
【0014】
本発明の方法及びシステムは、具体化できユーザがカスタマイズできる編成要素を提供する。これは、情報処理システム内の頻繁に用いられる一貫したオブジェクトを管理する。一貫したオブジェクトとは存在し続け、オブジェクトを作成したプログラムが実行されていないときでもその値を保つオブジェクトである。オーガナイザ・オブジェクトは任意のタイプのコンテナ内にコンテナ階層内の任意のレベルで具体化できる。またオーガナイザ・オブジェクトは他のオーガナイザ・オブジェクトを保持できる。
【0015】
ユーザは管理するオブジェクト・タイプを選択する。例えば特定のコンテナ・オブジェクト内の「スプレッドシート」と言うオブジェクト・タイプに属する任意ないし全部のレベル上のオブジェクト(すなわちスプレッドシート・オブジェクト)を管理することを選択してもよく、コンテナ内の「ワープロ」と言うオブジェクト・タイプに属するオブジェクト(すなわちワープロ・オブジェクト)の全部とスプレッドシート・オブジェクトの全部とを管理することを選択してもよい。オブジェクト・タイプを任意に組み合わせて管理することもできる。ユーザは管理するオブジェクト・タイプを選択するために、オブジェクト・タイプ・テンプレートまたはオブジェクトかファイルを選択し、オーガナイザ・オブジェクトにか、またはオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトにドラッグ/ドロップする(図3、図4、図6、図7を参照して後述)。
【0016】
オーガナイザ・オブジェクトは、選択されたタイプ内のどのファイルまたはどのオブジェクトがユーザによって選択されているかを管理する。オーガナイザを保持したコンテナは、管理対象のタイプの保持されたオブジェクトがいつ選択されたかをオーガナイザ・オブジェクトに通知する。頻繁に選択されるオブジェクトのリストは、オーガナイザ・オブジェクトを開くことによって、またはすでに開いているオーガナイザ・オブジェクトを表示することによっていつでも表示できる。オーガナイザ・オブジェクトをデスクトップで開いたままにしておけば、オーガナイザ・オブジェクトがそれ自体を最新の状態に保つ様子を観察できる。特定のオブジェクトを見つけて使用するために、オブジェクト、またはオブジェクトが位置するコンテナの名前を覚える必要はない。他にオーガナイザ・オブジェクトによって管理されているオブジェクトを表示するだけである。
【0017】
ユーザはまた、オーガナイザ内のオブジェクトの表示と管理をカスタマイズできる。例えば1つのタイプのオブジェクトが全てプルダウン・リストになるように、オブジェクトのリストをタイプ別に編成できる。プルダウン・リストを更に編成することも可能である。例えばリストをアルファベット順、LIFO(後入れ先出し法)、FIFO(先入れ先出し法)、または使用頻度順に維持することができる。ユーザは管理するコンテナ・レベルの深さを指定することさえできる。多くのオブジェクトが他のコンテナ・オブジェクトを格納する。しばしば多数のレベルのネスト・コンテナ・オブジェクトが1つのコンテナ・オブジェクト内に格納される。本発明の方法及びシステムにより、管理するレベルの数を指定することができる。言い換えると、ユーザはコンテナの第1レベル内に保持されたオブジェクトだけコンテナの全てのレベル、またはその間の複数のレベルを管理することを選択できる。
【0018】
カスタマイズ・オプションは数多く利用できるが、ユーザがオーガナイザ・オブジェクトをカスタマイズする必要はない。本発明の方法及びシステムは、ユーザがオブジェクト・リストの表示や管理をカスタマイズする必要がないように、デフォルトを提供する。
【0019】
図2を参照する。オーガナイザ要素またはオブジェクト50が示してある。図2は説明の便宜を考えて示してある。オーガナイザ・オブジェクト50は様々な形で提示できる。例えば最小化したアイコン、動的に実行されるオーガナイザ等である。図2に示すように、オーガナイザ・オブジェクト50は、管理中のコンテナの名前の項目52、及び管理中のコンテナ内の階層レベル(管理レベルとも言う)数の項目54を示す。この場合、ポートフォリオ・コンテナ内の3つの階層レベル、すなわち3つのネスティング・レベル、の範囲がオーガナイザ・オブジェクト50によって管理されている。オーガナイザ・オブジェクト50は、また、タイプの項目にウォータカラー56及びポートレート58の各アイコンを示す。これらは、それぞれ、オブジェクト・タイプとして管理中のファイル・タイプのアイコン(ペインティングの1つのタイプと、他のタイプに相当)を示す。最後にオーガナイザ・オブジェクト50は、オーガナイザ・オブジェクト50によって現在管理されている5つのオブジェクト、すなわち、「ウォータカラー」オブジェクト・タイプの2つのオブジェクト「 wcl.pic」及び「wc2.pic」と、「ポートレート」オブジェクト・タイプの3つのオブジェクト「portrait1.bmp」、「portrait2.bmp」及び「portrait3.bmp」、のリスト60を保持する。図の例はリスト60はテキスト・リストであるが、オブジェクトはまたアイコンのリスト(実際のオブジェクトと区別するためラベル付き)として、または汎用アイコン(つまりラベルがなく、特定のタイプのオブジェクトを表すアイコン)としても表示できる。展開する汎用アイコンを選択すれば、その場合はアイコンのリストまたはテキスト・リストが表示される。
【0020】
図3、図4を参照して、オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする方法について述べる。オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトは、新しいオーガナイザ・オブジェクトが作成されるとき用いられるデフォルトを定義する。ユーザはシステム・デフォルト(オーガナイザ・アプリケーションが最初にシステムにロードされたとき定義される)を使用することを、またはオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする、図3、図4に示した方法を用いることを選択できる。
【0021】
オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズするには、テンプレート・コンテナからオーガナイザ・アイコンを選択する(ステップ80)。これはテンプレート・フォルダ内に表示されるオーガナイザ・アイコンをマウスでクリックすることによって行える。またデスクトップ上のオブジェクト作成サブメニュー内のオーガナイザのラベルまたはアイコンをマウスでクリックしても行える。テンプレート要素はデスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取る(ステップ82)。これらのイベントは、選択イベントのデスクトップ座標等の情報を含む。テンプレート要素は次に、選択座標を様々なテンプレートの位置と比較することによってどのテンプレートが選択されたか確認する(ステップ84)。そしてテンプレート要素は変数をセットし、現在の選択内容がオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトであることを示し(ステップ86)、次にユーザ操作を待つ(ステップ87)。
【0022】
ユーザはマウスをオーガナイザ・アイコンの上に保ち(またはオーガナイザ・アイコン上に移動させ)、メニューに関連付けられたマウス・ボタンをクリックする(ステップ88)。テンプレート要素はデスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取り(ステップ90)、カスタマイズのメニューとダイアログを表示する(ステップ92)。ユーザは次にカスタマイズ・メニュー・オプションを選択する(ステップ94)。テンプレート要素は再びデスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取り(ステップ96)、カスタマイズ・ダイアログを表示する(ステップ98)。次にユーザはオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする(ステップ100)。オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトはユーザと対話し、ユーザとの対話をもとに対応するデフォルトをセットする(ステップ102)。
【0023】
ユーザは、デフォルト設定が"カスタマイズされた"オーガナイザ・オブジェクトが作成されるように、オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズできるが、更に個々のオーガナイザ・オブジェクトが作成された後にその設定を変えることもできる。個々のオーガナイザ・オブジェクトをカスタマイズする方法は、図3、図4のステップ88乃至102と同様である。
【0024】
図5は、オーガナイザ・テンプレートをカスタマイズできるようにするため使用できるカスタマイズ・ダイアログ110を示す。"オブジェクト表示方法"112、"管理レベル"114、及び"リスト順序"116はチェック・ボックスであり、表示されたオプションのうち1つだけ選択できることを意味する。例えばアイコン118または名前120によってオブジェクトを表示するこを選択できる。全てのレベル122を管理するか、管理するレベル数をボックス124に入力するか選択できる。使用頻度順126、LIFO128、FIFO130、またはアルファベット順132でオブジェクトを列挙することを選択できる。
【0025】
"現在の管理対象オブジェクト・アイコン"は、現在管理されているオブジェクト・タイプを表すアイコン134の表示である。オブジェクト・タイプを削除するときはアイコンを選択し、ごみ箱(つまりもう1つのアイコンであり、削除ファンクションを表す)にドラッグできる。或いはまたプルダウン・メニューのオプションを使い、選択されたアイコンを削除できる。アイコンを追加するには、アイコンをダイアログ110にドラッグ/ドロップする。図の例で"オブジェクトを名前で表示"120を選択した場合、現在管理されているオブジェクト・タイプが、アイコンではなく名前で表示される。
【0026】
図6、図7を参照して、オーガナイザ要素またはオブジェクトを作成する方法を示すフローチャートについて説明する。ユーザは最初、テンプレート・コンテナからオーガナイザ・アイコンを選択する(ステップ130)。図3、図4を参照して先に述べたように、これはテンプレート・フォルダ内のオーガナイザ・アイコンをクリックすることによって、またはデスクトップのオブジェクト作成サブメニュー内のオーガナイザのラベルかアイコンをクリックすることによって行える。テンプレート要素はデスクトップ・イベント処理メカニズムから、選択イベントのデスクトップ座標を含めて対応するイベントを受け取り(ステップ132)、どのテンプレートが選択されたか確認する(ステップ134)。
【0027】
次にテンプレート要素は変数をセットし、現在の選択がオーガナイザ・テンプレートであることを示し(ステップ136)、ユーザ操作を待つ(ステップ137)。この時点で、ユーザは選択されたオーガナイザ・アイコンを所望のコンテナ・オブジェクトにドラッグする(ステップ138)。このステップはメニュー内でも、ユーザが所望のコンテナ・オブジェクトの名前を入力できるエントリ・フィールドのあるダイアログ・ボックスをポップアップすることによっても行える。テンプレート要素は、デスクトップ・イベント処理メカニズムから対応するイベントを受け取り(ステップ140)、次にオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトがターゲット・コンテナ内に現在選択されているデフォルト(オーガナイザ・アプリケーションが最初にロードされたときシステムによってセットされたものか、またはユーザが図3、図4に示した方法で定義したもの)を使用してオーガナイザ・オブジェクトを作成する(ステップ142)。新たに作成されたオーガナイザ・オブジェクトは、ターゲット・コンテナの範囲内で生じる全ての選択イベントについて、及びターゲット・コンテナ内で指示された全てのネスト・レベルで登録される。
【0028】
オーガナイザ・オブジェクトが作成されると、これはユーザが管理対象のコンテナ内にあり、管理対象のオブジェクト・タイプであるオブジェクトを選択したときにはいつも更新される。ここで図8を参照して、オーガナイザ・オブジェクトを更新する方法について説明する。ユーザが範囲(つまりターゲット・コンテナ内のオブジェクトのタイプとレベル)内のアイコンを選択すると(ステップ150)、対応するオーガナイザ・オブジェクトが選択イベントを受け取る(ステップ152)。オーガナイザ・オブジェクトは次に管理対象のアイコンのリストに加わるか、またはリストを再構成する(ステップ154)。例えばオーガナイザ・オブジェクトがオブジェクトをLIFOベースで管理していた場合、選択されたアイコンは現在のアイコン・リストのトップに置かれる。
【0029】
次の疑似コードにより、ステップ154の実現方法を詳しく示す。
【0030】
IF このオブジェクトが初めて選択された場合
THEN このオブジェクトの新しいエントリを作成
END IF
このオブジェクトの使用カウンタに1を追加
最後に用いられたオブジェクトをこのオブジェクトにセット
SWITCH リスト順:
CASE 使用度頻度順:
使用度頻度順アイテムでリストを再構成
BREAK
CASE LIFO:
このオブジェクトをリストのトップに追加
IF このオブジェクトがリストの別の位置にある場合
THEN 別の位置からオブジェクトを削除
END IF
BREAK
CASE FIFO:
IF このオブジェクトがリストの別の位置にない場合
THEN リストの下にオブジェクトを追加
END IF
BREAK
CASE アルファベット順:
IF このオブジェクトがリストの別の位置にない場合
THEN オブジェクトをリストにアルファベット順に追加
END IF
BREAK
END SWITCH
【0031】
本発明についていくらか特殊な形で説明したが、本発明の要素は、当業者には、本発明の主旨と範囲から逸脱することなく変更できることは理解されたい。本発明の実施例の1つは、概略図1に示したように構成されたコンピュータ・システムのRAM16に位置する命令セットとして実現できる。命令セットは、1つ以上のコンピュータ・システムに必要になるまでは、コンピュータで読取れる別のメモリに格納できる。ハード・ディスク・ドライブ、CD−ROMドライブで使用する光ディスクやフロッピー・ディスク・ドライブで使用するフロッピー・ディスク等の着脱可能メモリ等である。更に命令セットは別のコンピュータのメモリに格納し、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)またはインターネット等の広域ネットワーク(WAN)で転送できる。当業者には明らかなように、命令セットの物理的な記憶装置はコンピュータで読取れる情報が媒体によって伝えられるように、命令セットが電気的、磁気的、或いは化学的に格納される媒体を物理的に変化させる。本発明は、特許請求の範囲及びそれらと同等なものによってのみ制限される。
【0032】
まとめとして、本発明の構成の関して以下の事項を開示する。
【0033】
(1)情報処理システムのオブジェクトを管理する方法であって、
第1オブジェクト・タイプの第1オブジェクトを作成するステップと、
前記第1オブジェクトによって管理される第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを選択するステップと、
前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトのユーザによる選択に応答して、前記第2オブジェクト・タイプが選択されたことを前記第1オブジェクトに通知するステップと、
前記第1オブジェクトの管理対象オブジェクトに前記第2オブジェクト・タイプを追加するステップと、
を含む、方法。
(2)テンプレートをカスタマイズするステップを含み、前記テンプレートは、前記第1オブジェクトを作成する前記ステップの間に1つ以上のデフォルト設定を確認するため用いられる、前記(1)記載の方法。
(3)前記カスタマイズするステップは、
特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与えるステップと、
ユーザが選択したテンプレート・オブジェクトに応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたか確認するステップと、
選択するカスタマイズ項目をユーザに与えるステップを含む、カスタマイズ・メニューを表示するステップと、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答してデフォルト設定を確認するステップと、
を含む、前記(2)記載の方法。
(4)前記第1オブジェクトはオーガナイザ・オブジェクトである、前記(1)記載の方法。
(5)前記選択ステップは、前記第1オブジェクトをコンテナ・オブジェクトにドラッグ/ドロップするステップを含む、前記(1)記載の方法。
(6)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(5)記載の方法。
(7)前記登録ステップは、前記コンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(6)記載の方法。
(8)前記選択ステップは、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを前記第1オブジェクトにドラッグ/ドロップするステップを含む、前記(1)記載の方法。
(9)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(8)記載の方法。
(10)前記登録ステップは、前記コンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をするステップを含む、前記(9)記載の方法。
(11)前記通知ステップは前記第1オブジェクトのイベントをポストするステップを含む、前記(1)記載の方法。
(12)前記更新ステップは、オブジェクトのリストを所定の順序で編成するステップを含む、前記(1)記載の方法。
(13)1つ以上のプロセッサと、
記憶手段と、
入出力手段と、
表示手段と、
前記プロセッサの操作を制御するオペレーティング・システムの1つ以上のイメージと、
第1オブジェクト・タイプの第1オブジェクトを作成する手段と、
前記第1オブジェクトによって管理される第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを選択する手段と、
前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトのユーザによる選択に応答して、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトが選択されたことを前記第1オブジェクトに通知する手段と、
前記第1オブジェクトの管理対象オブジェクトに前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを追加する手段と、
を含む、情報処理システム。
(14)テンプレートをカスタマイズする手段を含み、前記テンプレートは前記第1オブジェクトの1つ以上のデフォルト設定を確認するため用いられる、前記(13)記載の情報処理システム。
(15)前記カスタマイズ手段は、
特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与える手段と、
ユーザが選択したテンプレート・オブジェクトに応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたか確認する手段と、
1つ以上の選択するカスタマイズ項目をユーザに与える手段を含む、カスタマイズ・メニューを表示する手段と、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答してデフォルト設定を確認する手段と、
を含む、前記(14)記載の情報処理システム。
(16)前記第1オブジェクトはオーガナイザ・オブジェクトである、前記(13)記載の情報処理システム。
(17)前記選択手段は前記第1オブジェクトをコンテナ・オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(18)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(17)記載の情報処理システム。
(19)前記登録手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(18)記載の情報処理システム。
(20)前記選択手段は、前記第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを前記第1オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(21)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(20)記載の情報処理システム。
(22)前記登録手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(21)記載の情報処理システム。
(23)前記通知手段は前記第1オブジェクトのイベントをポストする手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(24)前記更新手段はオブジェクトのリストを所定の順序で編成する手段を含む、前記(13)記載の情報処理システム。
(25)第1オブジェクト・タイプの第1オブジェクトを作成する手段と、
前記第1オブジェクトによって管理される第2オブジェクト・タイプの1つ以上のオブジェクトを選択する手段と、
前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトのユーザによる選択に応答して、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトが選択されたことを前記第1オブジェクトに通知する手段と、
前記第1オブジェクトの管理対象オブジェクトに前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを追加する手段と、
を含む、コンピュータ可読媒体。
(26)テンプレートをカスタマイズする手段を含み、前記テンプレートは前記第1オブジェクトの1つ以上のデフォルト設定を確認するため用いられる、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(27)特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与える手段と、
ユーザが選択したテンプレート・オブジェクトに応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたか確認する手段と、
選択する1つ以上のカスタマイズ項目をユーザに与える手段を含む、カスタマイズ・メニューを表示する手段と、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答して、デフォルト設定を確認する手段と、
を含む、前記(26)記載のコンピュータ可読媒体。
(28)前記第1オブジェクトはオーガナイザ・オブジェクトである、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(29)前記選択手段は前記第1オブジェクトをコンテナ・オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(30)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(29)記載のコンピュータ可読媒体。
(31)前記登録手段は、1つ以上の前記コンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(30)記載のコンピュータ可読媒体。
(32)前記選択手段は、前記第2オブジェクト・タイプのオブジェクトを前記第1オブジェクトにドラッグ/ドロップする手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(33)前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(32)記載のコンピュータ可読媒体。
(34)前記登録手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのネスト・レベル内の選択イベントについて登録をする手段を含む、前記(33)記載のコンピュータ可読媒体。
(35)前記通知手段は前記第1オブジェクトのイベントをポストする手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
(36)前記更新手段はオブジェクトのリストを所定の順序で編成する手段を含む、前記(25)記載のコンピュータ可読媒体。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の編成/管理方法を実行できる情報処理システムのブロック図である。
【図2】ユーザによって表示できるオーガナイザ・オブジェクトを示す図である。
【図3】本発明に従ってオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする方法のフローチャートを示す図である。
【図4】本発明に従ってオーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズする方法のフローチャートを示す図である。
【図5】オーガナイザ・テンプレート・オブジェクトをカスタマイズするため使用できるカスタマイズ・ダイアログを示す図である。
【図6】本発明に従ってオーガナイザ・オブジェクトを作成する方法のフローチャートを示す図である。
【図7】本発明に従ってオーガナイザ・オブジェクトを作成する方法のフローチャートを示す図である。
【図8】本発明に従ってオーガナイザ・オブジェクトを更新する方法のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
10 プロセッサ
12 システム・バス
14 読取り専用メモリ(ROM)
16 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
17a、17b ボタン
18 入出力(I/O)アダプタ
20 ディスク装置
22 ユーザ・インターフェース・アダプタ
24 キーボード
26 マウス
28 スピーカ
29 タッチスクリーン装置
32 マイク
34 通信アダプタ
36 ディスプレイ・アダプタ
38 表示装置
40 テープ・ドライブ
42 プリンタ
50 オーガナイザ・オブジェクト
52 コンテナの名前
54 レベル
56 ウォータカラー
58 ポートレート
60 リスト
110 カスタマイズ・ダイアログ
112 オブジェクト表示方法
114 管理レベル
116 リスト順序
118、134 アイコン
120 名前
122 レベル
124 ボックス
126 使用頻度順
128 LIFO
130 FIFO
132 アルファベット順
Claims (18)
- 少なくとも第1及び第2の複数のオブジェクト並びに少なくとも第1及び第2の複数のオブジェクト・タイプが存在し、各オブジェクトが前記複数のオブジェクト・タイプの何れかのタイプに属し、同じオブジェクト・タイプに属するオブジェクトが少なくとも1つの特性を共有するオブジェクト指向の情報処理システムが実行するオブジェクトを管理する方法であって、
第1のオブジェクト・タイプに属し、かつ、第2のオブジェクト・タイプ内のどのファイルまたはどのオブジェクトがユーザより選択されているかを管理するための永続的に一貫したオブジェクト(第1のオブジェクトと言う)を任意の選択したコンテナ・オブジェクト内に作成するステップと、
前記第1のオブジェクトによって管理されるべき少なくとも1つの前記第2のオブジェクト・タイプが選択されるステップと、
前記コンテナ・オブジェクト内に存在する任意のオブジェクト(第2のオブジェクトと言う)のユーザによる選択に応答して、前記第2のオブジェクトが前記第2のオブジェクト・タイプに属するか否かを決定するステップと、
前記第2のオブジェクトが前記第2のオブジェクト・タイプに属するとの前記決定に応答して、前記第2のオブジェクトがユーザにより選択されたことを指示するように前記第1のオブジェクトを更新するステップであって、前記第1のオブジェクトに関連した前記コンテナ・オブジェクトから頻繁に選択されているオブジェクトを表示する前記第1のオブジェクトで管理中のリストに、前記第2のオブジェクトの表示を追加するステップと、
を含む方法。 - 前記作成するステップは、前記第1のオブジェクトのための1つ以上のデフォルト設定を決定するために用いるテンプレートをカスタマイズするステップを含む請求項1記載の方法。
- 前記カスタマイズするステップは、
その中から特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに与えるステップと、
ユーザによる特定のテンプレート・オブジェクトの選択に応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたかを決定するステップと、
ユーザに選択すべきカスタマイズ項目を含むカスタマイズ・メニューを表示するステップと、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答してデフォルト設定を決定するステップと、
を含む請求項2記載の方法。 - 前記第1のオブジェクトがオーガナイザ・オブジェクトから成る請求項1記載の方法。
- 前記選択するステップは、前記第1のオブジェクトにより管理されるべき少なくとも1つのファイル・タイプを選択するステップを含む請求項1記載の方法。
- 前記選択するステップは、前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて前記第1のオブジェクトを登録するステップを含む請求項1記載の方法。
- 前記登録するステップは、前記コンテナ・オブジェクトの少なくとも1つのコンテナ階層レベルの選択イベントについて前記第1のオブジェクトを登録するステップを含む請求項6記載の方法。
- 前記更新するステップは、前記リストを所定の順序で編成するステップを含む請求項1記載の方法。
- 前記更新するステップは、前記第2のオブジェクトが選択されたことを前記第1のオブジェクトに通知するステップを含む請求項1記載の方法。
- 少なくとも第1及び第2の複数のオブジェクト並びに少なくとも第1及び第2の複数のオブジェクト・タイプが存在し、各オブジェクトが前記複数のオブジェクト・タイプの何れかのタイプに属し、同じオブジェクト・タイプに属するオブジェクトが少なくとも1つの特性を共有するオブジェクト配向の情報処理システムであって、
1つ以上の、下記制御手段として動作するプロセッサと、
記憶手段と、
入出力手段と、
表示手段と、
前記プロセッサの操作を制御するオペレーティング・システムと、
第1のオブジェクト・タイプに属し、かつ、第2のオブジェクト・タイプ内のどのファイルまたはどのオブジェクトがユーザより選択されているかを管理するための永続的に一貫した第1のオブジェクトを任意の選択したコンテナ・オブジェクト内に作成するための制御手段と、
前記第1のオブジェクトによって管理されるべき少なくとも1つの前記第2のオブジェクト・タイプを選択するための制御手段と、
前記選択したコンテナ・オブジェクト内からユーザが選択したオブジェクト(第2のオブジェクトと言う)が前記第2のオブジェクト・タイプに属するか否かを決定するための制御手段と、
前記第2のオブジェクトがユーザにより選択されたことを指示するように前記第1のオブジェクトを更新するための制御手段であって、前記第1のオブジェクトに関連した前記コンテナ・オブジェクトから頻繁に選択されているオブジェクトを表示する前記第1のオブジェクトで管理中のリストに、前記第2のオブジェクトの表示を追加するための制御手段と、
を含む情報処理システム。 - 前記作成するための制御手段は、前記第1のオブジェクトの1つ以上のデフォルト設定を決定するために用いるテンプレートをカスタマイズする手段を含む請求項10記載の情報処理システム。
- 前記カスタマイズ手段は、
特定のテンプレート・オブジェクトを選択するための複数のテンプレート・オブジェクトをユーザに提示する手段と、
ユーザによるテンプレート・オブジェクトの選択に応答して、どのテンプレート・オブジェクトが選択されたかを決定する手段と、
1つ以上の選択すべきカスタマイズ項目を含むカスタマイズ・メニューを表示する手段と、
ユーザが選択したカスタマイズ項目に応答してデフォルト設定を決定する手段と、
を含む請求項11記載の情報処理システム。 - 前記第1のオブジェクトがオーガナイザ・オブジェクトから成る請求項11記載の情報処理システム。
- 前記選択するための制御手段は、前記コンテナ・オブジェクトの範囲内の選択イベントについて前記第1のオブジェクトを登録する手段を含む請求項11記載の情報処理システム。
- 前記登録する手段は、前記1つ以上のコンテナ・オブジェクトのコンテナ階層レベルの選択イベントについて前記第1のオブジェクトを登録する手段を含む請求項14記載の情報処理システム。
- 前記選択するための制御手段は、前記第1のオブジェクトにより管理されるべき1つ以上のファイル・タイプを選択する手段を含む請求項10記載の情報処理システム。
- 前記更新するための制御手段は前記オブジェクトのリストを所定の順序で編成する手段を含む請求項10記載の情報処理システム。
- 前記更新するための制御手段は、前記第2のオブジェクトがユーザにより選択されたことを前記第1のオブジェクトに通知する手段を含む請求項10記載の情報処理システム。
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