JP3768143B2 - 磁気メモリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、磁気メモリ装置に関し、より特定的には、強磁性トンネル効果を示す記憶素子を含む磁気メモリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気を利用してデータを記録する不揮発性メモリであるMRAM(Magnetic Random Access Memory)が知られている。このMRAMについては、NIKKEI ELECTRONICS 1999.11.15(no.757)pp.49−56などに詳しく開示されている。
【0003】
図18および図19は、上記した文献に開示されたMRAMの記憶素子の構造を説明するための概略図である。図18を参照して、従来のMRAMの記憶素子110は、強磁性層101と、強磁性層103と、強磁性層101と103との間に配置された非磁性層102とを備えている。
【0004】
強磁性層101は、強磁性層103よりも反転しにくい。ここで、強磁性とは、磁性原子または金属の自由原子が、正の交換相互作用によって磁気モーメントを平行に整列させて自発磁化を形成している場合の磁性をいい、この強磁性を示す物質を強磁性体という。強磁性層101および103は、この強磁性体からなる。また、従来、非磁性層102として金属を用いるGMR(Giant Magnetoresistance)膜が用いられている。近年では、非磁性層102として絶縁体を用いるTMR(Tunneling Magneto Resistance)膜が開発されている。このTMR膜は、GMR膜よりも抵抗が大きいという利点を有する。具体的には、GMR膜のMR比(抵抗変化率)は10%台であるのに対し、TMR膜のMR比(抵抗変化率)は20%以上である。なお、このTMR膜からなる記憶素子110を、以下、TMR素子110という。
【0005】
次に、図18および図19を参照して、従来のTMR素子110を用いたMRAMの記憶原理について説明する。まず、図18に示すように、2つの強磁性層101および103の磁化が同じ向き(平行)の状態をデータ“0”に対応させる。また、図19に示すように、2つの強磁性層101および103の磁化が逆向き(反平行)の状態をデータ“1”に対応させる。ここで、TMR素子110は、磁化の向きが平行の時、抵抗(R0)が小さく、反平行の時、抵抗(R1)が大きいという性質を有する。この磁化方向が平行か反平行かによりTMR素子110の抵抗が異なる性質を利用して、“0”か“1”かを判別する。
【0006】
図20は、従来の1つのTMR素子と1つのトランジスタとによってメモリセルを構成した場合のMRAMの全体構成を示したブロック図である。図20を参照して、従来のMRAM150の構成について以下に説明する。
【0007】
メモリセルアレイ151は、複数のメモリセル120がマトリクス状に配置されて構成されている(図20では図面を簡略化するために、4個のメモリセル120のみを示している)。1つのメモリセル120は、1つのTMR素子110と、1つのNMOSトランジスタ111とから構成されている。
【0008】
行(ロウ)方向に配列された各メモリセル120において、NMOSトランジスタ111のゲートは、共通の読み出し用ワード線RWL1〜RWLnに接続されている。また、行(ロウ)方向に配列された各メモリセル120において、TMR素子110の一方の強磁性層上には、書き換え用ワード線WWL1〜WWLnが配置されている。
【0009】
列(カラム)方向に配列された各メモリセル120において、TMR素子110の一方の強磁性層は、共通のビット線BL1〜BLnに接続されている。
【0010】
各読み出し用ワード線RWL1〜RWLnは、ロウデコーダ152に接続され、各ビット線BL1〜BLnは、カラムデコーダ153に接続されている。
【0011】
外部から指定されたロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスピン154に入力される。そのロウアドレスおよびカラムアドレスは、アドレスピン154からアドレスラッチ155へ転送される。アドレスラッチ155でラッチされた各アドレスのうち、ロウアドレスはアドレスバッファ156を介してロウデコーダ152へ転送され、カラムアドレスはアドレスバッファ156を介してカラムデコーダ153へ転送される。
【0012】
ロウデコーダ152は、各読み出し用ワード線RWL1〜RWLnのうち、アドレスラッチ155でラッチされたロウアドレスに対応した読み出し用ワード線RWLを選択するとともに、各書き換え用ワード線WWL1〜WWLnのうち、アドレスラッチ155でラッチされたロウアドレスに対応した書き換え用ワード線WWLを選択する。また、ロウデコーダ152は、電圧制御回路157からの信号に基づいて、各読み出し用ワード線RWL1〜RWLnの電位と、各書き換え用ワード線WWL1〜WWLnの電位を制御する。
【0013】
カラムデコーダ153は各ビット線BL1〜BLnのうち、アドレスラッチ155でラッチされたカラムアドレスに対応したビット線を選択するとともに、電圧制御回路158からの信号に基づいて、各ビット線BL1〜BLnの電位を制御する。
【0014】
外部から指定されたデータは、データピン159に入力される。そのデータはデータピン159から入力バッファ160を介してカラムデコーダ153へ転送される。カラムデコーダ153は、各ビット線BL1〜BLnの電位を、そのデータに対応して制御する。
【0015】
任意のメモリセル120から読み出されたデータは、各ビット線BL1〜BLnからカラムデコーダ153を介してセンスアンプ群161へ転送される。センスアンプ群161は電流センスアンプである。センスアンプ群161で判別されたデータは、出力バッファ162からデータピン159を介して外部へ出力される。
【0016】
なお、上記した各回路(152〜162)の動作は、制御コア回路163によって制御される。
【0017】
次に、上記のように構成された従来のMRAM150の書き込み(書き換え)動作および読み出し動作について説明する。
【0018】
(書き込み動作)
この書き込み動作の際には、選択された書き換え用ワード線WWLとビット線BLとに、直交する電流を流す。これにより、そのビット線BLと書き換え用ワード線WWLとの交点にあるTMR素子110のみを書き換えることが可能である。具体的には、書き換え用ワード線WWLとビット線BLとに流れる各電流が磁界を発生し、2つの磁界の和(合成磁界)がTMR素子110に働く。この合成磁界によってTMR素子110の磁化の向きが反転し、たとえば、“1”から“0”へと変わる。
【0019】
なお、交点以外のTMR素子110には、電流が全く流れないものと、一方向のみ電流が流れるものとがある。電流が流れないTMR素子110では、磁界は生じないので磁化の向きは変わらない。一方向の電流のみ流れるTMR素子110では、磁界は発生するが、その大きさは磁化の反転に不十分である。このため、一方向の電流のみ流れるTMR素子110では、磁化の向きは変わらない。
【0020】
上記のように、選択されたアドレスに対応するビット線BLと書き換え用ワード線WWLとに電流を流すことによって、その選択されたビット線BLと書き換え用ワード線WWLとの交点に位置するTMR素子110の磁化の向きを、図18または図19に示した向きに書き込むことが可能である。これにより、データ“0”または“1”の書き込みが可能となる。
【0021】
(読み出し動作)
上記のように書き込んだデータを読み出す際には、読み出し用ワード線RWLに電圧を加えてNMOSトランジスタ111を導通させる。この状態で、ビット線BLに流れる電流値がリファレンスの電流値より多いか少ないかを判別することによって、“1”、“0”の判定を行う。
【0022】
この場合、図18に示したデータ“0”の場合は、磁化の向きが平行であるので、抵抗値(R0)が小さい。このため、ビット線BLに流れる電流値は、リファレンスの電流値より大きい。これに対して、図19に示すデータ“1”の場合には、磁化の向きが反平行であるので、抵抗値(R1)は、図18に示した場合よりも大きくなる。このため、ビット線BLに流れる電流値は、リファレンスの電流値よりも少なくなる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のMRAM150では、データの読み出しの際に、ビット線の電位を微少な電位(0.4V以下)にして電流値を検出する必要がある。これは、TMR素子110は、そのTMR素子110の両端に印加する電位差が微少でないと抵抗変化が確認できないという特性を有するためである。このため、TMR素子110の両端に印加する電位差を微少(0.4V以下)にする必要があり、その結果、流れる電流値も微少になる。従来では、このような微少な電流値を検出するために、センスアンプ(増幅器)の構成が複雑になるという不都合があった。また、微少な電流値を検出しようとすると、読み出しスピードが遅くなるという問題点もあった。
【0024】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、
この発明の一つの目的は、センスアンプ(増幅器)の構成が複雑になることのない磁気メモリ装置を提供することである。
【0025】
この発明のもう一つの目的は、微少な電流値を検出してデータの判別を行う場合に比べて、読み出し速度を向上することが可能な磁気メモリ装置を提供することである。
【0026】
この発明のさらにもう一つの目的は、上記の磁気メモリ装置において、DRAMからの置き換えを容易にすることである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
請求項1における磁気メモリ装置は、第1磁性層と、第1磁性層に絶縁障壁層を介して対向配置され、第1磁性層よりも反転しにくい第2磁性層とを含む強磁性トンネル効果を示す第1記憶素子および第2記憶素子と、その第1および第2記憶素子にそれぞれ接続される第1および第2トランジスタとからなるメモリセルと、第1および第2トランジスタの制御端子に接続されたワード線と、第1トランジスタを介して第1記憶素子に接続されたビット線と、第2トランジスタを介して第2記憶素子に接続され、ビット線とビット線対を構成する反転ビット線と、ビット線と反転ビット線とに接続された増幅器と、第1記憶素子の第2磁性層と、第2記憶素子の第2磁性層とが接続され、ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、第1記憶素子の第2磁性層と第2記憶素子の第2磁性層との電位を接地電位に引き下げるための補助ワード線とを備えている。そして、ビット線、反転ビット線および補助ワード線を所定の電位に設定した後、ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、補助ワード線の電位を引き下げることによって、第1記憶素子の第2磁性層と第2記憶素子の第2磁性層との電位を接地電位に引き下げるとともにその際に、第1記憶素子および第2記憶素子の抵抗値の差に起因してビット線と反転ビット線との間に過渡的に発生する電位差を増幅器を用いて読み出す。
【0028】
請求項1では、上記のように、強磁性トンネル効果を示す2つの第1および第2記憶素子と2つの第1および第2トランジスタとによりメモリセルを構成するとともに、2つの第1および第2記憶素子に接続されるビット線および反転ビット線の電位差を増幅器により検出することによって、容易にデータの読み出しを行うことができる。これにより、従来の強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と1つのトランジスタとからメモリセルを構成した場合のように、ビット線に流れる微少な電流値を検出する必要がない。その結果、増幅器の構成が複雑になることもない。また、ワード線への信号の入力によってビット線と反転ビット線との間に生じた電位差を増幅器を用いて読み出すことによって、従来のビット線に流れる微少な電流値を読み出す場合と異なり、記憶素子の抵抗が高い場合にも容易に検出を行うことができる。
【0029】
また、請求項1では、上記のように、ビット線と反転ビット線との間の電位差を増幅器により検出するように構成することによって、従来のDRAMに用いる増幅器(センスアンプ)と同様の簡単な増幅器を用いて、磁気メモリ装置に記憶されたデータを読み出すことができる。これにより、従来の強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と1つのトランジスタとからメモリセルを構成した場合のように、複雑な構成のセンスアンプを用いる必要がないので、高速な読み出しが可能となる。また、センスアンプの構成および回路構成ならびに動作方法は、従来のDRAMと類似しているので、DRAMの技術をそのまま利用することができる。その結果、DRAMからの置き換えが容易である。
【0031】
請求項では、補助ワード線により、容易に、第1記憶素子の第2磁性層と、第2記憶素子の第2磁性層との電位を接地電位方向に引き下げることができる。これにより、第1記憶素子の第2磁性層と第2記憶素子の第2磁性層との電位を接地電位に引き下げる際に、第1記憶素子および第2記憶素子の抵抗値の差に起因してビット線と反転ビット線との間に電位差を発生させることができる。そして、その電位差を増幅器により検出することによって、記憶されたデータを容易に検出することができる。
【0032】
請求項における磁気メモリ装置は、請求項1の構成において、ワード線への信号の立ち下げタイミングは、第1記憶素子の第2磁性層の電位と、第2記憶素子の第2磁性層の電位とが接地電位になる前に行う。請求項では、このように構成することによって、ビット線と反転ビット線との電位差がなくなるのを防止することができる。すなわち、ビット線と反転ビット線との電位差は過渡状態のときのみ生じる。そのため、第1および第2記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になると、第1磁性層に接続されるビット線および反転ビット線も接地電位になる。その結果、ビット線と反転ビット線との電位差がなくなってしまう。請求項では、第1および第2記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になる前にワード線への信号を立ち下げることによって、ビット線と反転ビット線との電位差がなくなる前にその電位差を増幅器により検出することができる。
【0033】
請求項における磁気メモリ装置は、請求項1または2の構成において、ワード線への信号の立ち下げタイミングに応じて、増幅器と、ビット線および反転ビット線とを分離するための分離用トランジスタをさらに備える。請求項では、このように構成することによって、第1および第2記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になる前に、分離用トランジスタにより増幅器と、ビット線および反転ビット線とを分離することによって、ビット線と反転ビット線との間の電位差を増幅器により読み出すことができる。
【0034】
請求項における磁気メモリ装置では、請求項1〜のいずれかの構成において、第1記憶素子および第2記憶素子には、互いに逆のデータが記憶されている。請求項では、このように構成することによって、第1記憶素子および第2記憶素子の抵抗差を利用して容易にデータの読み出しを行うことができる。
【0035】
請求項における磁気メモリ装置では、請求項1の構成において、第1トランジスタを介して第1記憶素子に接続されたダミービット線と、ダミービット線の立ち下がりタイミングを検知する検知回路とをさらに備える。請求項では、このように構成することによって、ダミービット線と検知回路とを用いて、ビット線の立ち下がりタイミングを検知することができる。これにより、この検知したタイミングで、ビット線と反転ビット線との電位差を増幅器により検出すれば、容易に、記憶されたデータを読み出すことができる。
【0036】
請求項における磁気メモリ装置では、請求項の構成において、検知回路により検知したダミービット線の立ち下がりタイミングに応じて、増幅器と、ビット線および反転ビット線とを分離するための分離用トランジスタをさらに備え、上記増幅器は、検知回路により検知したダミービット線の立ち下がりタイミングに応じて活性化される。請求項では、このように構成することによって、ビット線と反転ビット線との電位差を増幅器により容易に検出することができる。
【0037】
請求項における磁気メモリ装置では、請求項またはの構成において、検知回路は、入力電圧がゲートに印加される第1トランジスタと、参照電圧がゲートに印加される第2トランジスタとを含み、第1トランジスタに流れる電流を第2トランジスタに流れる電流よりも大きくすることによって、入力電圧が参照電圧と同等の場合に、Lレベルを出力させる。請求項では、このように構成することによって、入力電圧が参照電圧と同じ場合に、出力が不定になるのを有効に防止することができる。
【0038】
請求項における磁気メモリ装置は、第1磁性層と、第1磁性層の表面に第1絶縁障壁層を介してその一方の表面が対向配置された第2磁性層と、第2磁性層の他方の表面に第2絶縁障壁層を介して対向配置された第3磁性層とを含み、第2磁性層は、第1磁性層および第3磁性層よりも反転しにくい1つの強磁性トンネル効果を示す記憶素子と、記憶素子の第1磁性層および第3磁性層にそれぞれ接続される第1および第2トランジスタとからなるメモリセルと、第1および第2トランジスタの制御端子に接続されたワード線と、第1トランジスタを介して前記第1磁性層に接続されたビット線と、第2トランジスタを介して第3磁性層に接続され、ビット線とビット線対を構成する反転ビット線と、ビット線と反転ビット線とに接続された増幅器と
ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、記憶素子の第2磁性層の電位を接地電位に引き下げるための補助ワード線とを備えている。そして、ビット線、反転ビット線および補助ワード線を所定の電位に設定した後、ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、補助ワード線の電位を接地電位に引き下げることによって、記憶素子の第2磁性層の電位を接地電位に引き下げるとともにその際に、記憶素子の第1磁性層および第3磁性層の抵抗値の差に起因してビット線と反転ビット線との間に過渡的に発生する電位差を増幅器を用いて読み出す。
【0039】
請求項では、上記のように、第1、第2および第3磁性層を含む強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と、2つの第1および第2トランジスタとによりメモリセルを構成するとともに、第1および第3磁性層に接続されるビット線および反転ビット線の電位差を増幅器により検出することによって、容易にデータの読み出しを行うことができる。これにより、従来の強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と1つのトランジスタとからメモリセルを構成した場合のように、ビット線に流れる微少な電流値を検出する必要がない。その結果、増幅器の構成が複雑になることもない。また、ワード線への信号の入力によってビット線と反転ビット線との間に生じた電位差を増幅器を用いて読み出すことによって、従来のビット線に流れる微少な電流値を読み出す場合と異なり、記憶素子の抵抗が高い場合にも容易に検出を行うことができる。
【0040】
また、請求項では、第1、第2および第3磁性層を含む強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と、2つの第1および第2トランジスタとによりメモリセルを構成することによって、2つの記憶素子と2つのトランジスタとからメモリセルを構成する場合に比べてメモリセルの面積を小さくすることができる。
【0041】
また、請求項では、上記のように、ビット線と反転ビット線との間の電位差を増幅器により検出するように構成することによって、従来のDRAMに用いる増幅器(センスアンプ)と同様の簡単な増幅器を用いて、磁気メモリ装置に記憶されたデータを読み出すことができる。これにより、従来の強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と1つのトランジスタとからメモリセルを構成した場合のように、複雑な構成のセンスアンプを用いる必要がないので、高速な読み出しが可能となる。また、センスアンプの構成および回路構成ならびに動作方法は、従来のDRAMと類似しているので、DRAMの技術をそのまま利用することができる。その結果、DRAMからの置き換えが容易である。また、請求項8では、補助ワード線により、容易に、記憶素子の第2磁性層の電位を接地電位方向に引き下げることができる。これにより、記憶素子の第2磁性層の電位を接地電位に引き下げる際に、記憶素子の抵抗値の差に起因してビット線と反転ビット線との間に電位差を発生させることができる。そして、その電位差を増幅器により検出することによって、記憶されたデータを容易に検出することができる。
【0042】
請求項における磁気メモリ装置では、請求項の構成において、第1磁性層は、第2磁性層の一方の側面に第1絶縁障壁層を介して形成されたサイドウォール形状の第1磁性層を含み、第3磁性層は、第2磁性層の他方の側面に第2絶縁障壁層を介して形成されたサイドウォール形状の第3磁性層を含む。請求項では、このように構成することによって、容易に、第1磁性層、第2磁性層および第3磁性層からなる1つの記憶素子を形成することができる。
【0046】
請求項10における磁気メモリ装置では、請求項8または9の構成において、ワード線への信号の立ち下げタイミングは、記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になる前に行う。請求項10では、このように構成することによって、ビット線と反転ビット線との電位差がなくなるのを防止することができる。すなわち、ビット線と反転ビット線との電位差は過渡状態のときのみ生じる。そのため、記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になると、第1磁性層および第3磁性層に接続されるビット線および反転ビット線も接地電位になる。その結果、ビット線と反転ビット線との電位差がなくなってしまう。請求項10では、記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になる前にワード線への信号を立ち下げることによって、ビット線と反転ビット線との電位差がなくなる前にその電位差を増幅器により検出することができる。
【0047】
請求項11における磁気メモリ装置では、請求項10のいずれかの構成において、ワード線への信号の立ち下げタイミングに応じて、増幅器と、ビット線および反転ビット線とを分離するための分離用トランジスタをさらに備える。請求項11では、このように構成することによって、記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になる前に、分離用トランジスタにより、増幅器と、ビット線および反転ビット線とを分離することによって、ビット線と反転ビット線との間の電位差を増幅器により読み出すことができる。
【0048】
請求項12における磁気メモリ装置では、請求項11のいずれかの構成において、第1磁性層および第3磁性層には、互いに逆のデータが記憶されている。請求項12では、このように構成することによって、第1磁性層および第2磁性層の抵抗と、第3磁性層および第2磁性層の抵抗との抵抗差を利用して容易にデータの読み出しを行うことができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
【0052】
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態によるMRAMの全体構成を示したブロック図である。図2は、図1に示した第1実施形態によるMRAMのメモリセル部およびセンスアンプ部を示した回路図である。図3は、図1および図2に示したMRAMの読み出し動作を説明するための動作波形図である。
【0053】
まず、図1および図2を参照して、第1実施形態のMRAMの全体構成について説明する。第1実施形態のMRAMでは、メモリセルアレイ以外は、従来のDRAMと同様の構成を有している。以下、具体的に説明する。第1実施形態のMRAMは、マトリクス状のメモリセルアレイ51を中心に構成されている。メモリセルアレイ51は、行方向と列方向に配列されたメモリセル52から構成されている。メモリセル52は、記憶の最小単位である1ビットのデータが記憶される。
【0054】
第1実施形態のMRAMでは、1つのメモリセル52は、2つのTMR素子4aおよび4bと、2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bとから構成される。TMR素子4aは、図2に示すように、強磁性層3aと、絶縁障壁層2aと、強磁性層3aよりも反転しにくい強磁性層1aとを含む。また、TMR素子4bは、強磁性層3bと、絶縁障壁層2bと、強磁性層3bよりも反転しにくい強磁性層1bとを含む。また、2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bのゲートには、ワード線WLが接続されている。
【0055】
なお、TMR素子4aは、本発明の「強磁性トンネル効果を示す第1記憶素子」の一例であり、TMR素子4bは、本発明の「強磁性トンネル効果を示す第2記憶素子」の一例である。また、強磁性層3a、3bは、本発明の「第1磁性層」の一例であり、強磁性層1a、1bは、本発明の「第2磁性層」の一例である。また、NMOSトランジスタ5aおよび5bは、それぞれ、本発明の「第1トランジスタ」および「第2トランジスタ」の一例である。また、2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bのゲートは、本発明の「制御端子」の一例である。
【0056】
メモリセルアレイ51のうち、行方向(図1では縦方向)に配列された各メモリセル52は、ワード線WLおよび補助ワード線SWLに接続されている。また、列方向(図1では横方向)に配列された各メモリセル52は、ビット線BLおよび反転ビット線/BLに接続されている。反転ビット線/BLは、対応関係にあるビット線BLと1組のビット線対を構成する。
【0057】
また、各ビット線対BL、/BLは、クロスカップルラッチ形の各センスアンプ(SA)53に接続されている。各ビット線対BL、/BLにおいて、ビット線BLと反転ビット線/BLとの信号レベルは、相補的に変化する。また、各ビット線対BL、/BLと、各センスアンプ(SA)53との間には、各ビット線対BL、/BLと、各センスアンプ(SA)53とを分離するためのNMOSトランジスタ8aおよび8bが設けられている。そのNMOSトランジスタ8aおよび8bのゲートには、信号線Φ3が接続されている。なお、NMOSトランジスタ8aおよび8bは、本発明の「分離用トランジスタ」の一例である。また、センスアンプ53は、本発明の「増幅器」の一例である。
【0058】
各ワード線WLは、ロウデコーダ54に接続されている。外部からロウアドレスRAが指定されると、そのロウアドレスRAは、ロウアドレスバッファ55からロウデコーダ54へ与えられる。これにより、ロウデコーダ54によって、そのロウアドレスRAに対応するワード線WLが選択される。
【0059】
各ワード線WLには、NMOSトランジスタ6およびPMOSトランジスタ7を含むインバータ回路を介して、補助ワード線SWLの一方端が接続されている。その補助ワード線SWLの他方端には、PMOSトランジスタ9を介してVccが接続されている。そのPMOSトランジスタ9のゲートには、信号線Φ4が接続されている。
【0060】
また、ワード線WLは、AND回路11の一方入力端子に接続されるとともに、AND回路11の出力端子に接続される。AND回路11の他方入力端子には、書き込み時に、常に、0(Lレベル)となる信号線Φ6が接続されている。
【0061】
また、ビット線BLおよび反転ビット線/BLには、それぞれ、NMOSトランジスタ10aおよび10bが接続されている。NMOSトランジスタ10aおよび10bのゲートには、信号線Φ5が接続されている。NMOSトランジスタ10aおよび10bの一方端は、互いに接続されている。その互いに接続されたNMOSトランジスタ10aおよび10bには、プリチャージ回路67が接続されている。
【0062】
各センスアンプ53は、各トランスファゲート56を介して、入出力線I/Oおよび反転入出力線/I/Oに接続されている。入出力線I/Oと反転入出力線/I/Oとで、入出力線対I/O、/I/Oを構成している。入出力線対I/O、/I/Oは、リードアンプ57に接続されている。リードアンプ57は、データバスDBおよび反転データバス/DBを介して、データの出力回路58に接続されている。データバスDBと、反転データバス/DBとで、データバス線対DB、/DBを構成している。また、入出力線対I/O、/I/Oには、プリチャージ回路59が接続されている。
【0063】
なお、入出力線I/Oと反転入出力線/I/Oとのレベルは、相補的に変化する。また、データバスDBと反転データバス/DBとのレベルは、相補的に変化する。そして、出力回路58から外部へデータが出力される。
【0064】
各トランスファゲート56は、カラム選択線CSLを介して、カラムデコーダ60に接続されている。各トランスファゲート56は、入出力線対I/O、/I/Oと、センスアンプ53との間に接続された一対のNMOSトランジスタによって構成されている。その一対のNMOSトランジスタのゲートは、1本のカラム選択線CSLを介して、カラムデコーダ60に接続されている。したがって、カラム選択線CSLがHレベルになると、一対のNMOSトランジスタがオンし、トランスファゲート56はオン状態になる。
【0065】
外部からカラムアドレスCAが指定されると、そのカラムアドレスCAは、カラムアドレスバッファ61からカラムデコーダ60およびアドレス遷移検出回路(ATD:Address Transition Detector)62へ与えられる。
【0066】
ATD62は、カラムアドレスCAの変化を検知して外部からカラムアドレスCAを指定されたことを検知し、1パルスのパルス信号ATD1を生成する。つまり、カラムアドレスCAが変化する度に、パルス信号ATD1が生成される。そのパルス信号ATD1は、カラムデコーダ制御回路63、プリチャージ制御回路64およびリードアンプ制御回路65へ出力される。
【0067】
プリチャージ制御回路64は、パルス信号ATD1のHレベルからLレベルへの立ち下がりに基づいて、予め設定された時間Hレベルとなる1パルスのプリチャージ回路活性化信号PCを生成する。その活性化信号PCはプリチャージ回路59へ出力される。
【0068】
プリチャージ回路59は、活性化すると、入出力線対I/O、/I/Oを同電位にするとともに、所定の電位(たとえば、1/2Vcc:VccはMRAMの駆動電圧)に設定するプリチャージを行うようになっている。
【0069】
プリチャージ回路59は、活性化信号PCを入力すると非活性化(活性化スタンバイ状態)となり、入出力線対I/O、/I/Oのプリチャージを停止する。カラムデコーダ制御回路63は、パルス信号ATD1のHレベルからLレベルへの立ち下がりに基づいて、予め設定された時間Hレベルとなる1パルスのカラムデコーダ活性化信号YSを生成する。その活性化信号YSは、カラムデコーダ60へ出力される。
【0070】
カラムデコーダ60は、活性化信号YSを入力すると活性化し、外部から指定されたカラムアドレスCAに対応するメモリセルアレイ51の列(1組のビット線対BL、/BL)を選択する。すなわち、カラムデコーダ60は、活性化信号YSを入力すると活性化する。そして、カラムデコーダ60は、活性化すると、外部から指定されたカラムアドレスCAに対応するカラム選択線CSLを選択するとともに、そのカラム選択線CSLをHレベルにする。これにより、そのカラム選択線CSLに接続されているトランスファゲート56がオン状態になる。したがって、そのトランスファゲート56に対応するセンスアンプ53を介して、外部から指定されたカラムアドレスCAに対応するメモリセルアレイ51の列が選択される。
【0071】
リードアンプ制御回路65は、パルス信号ATD1のHレベルからLレベルへの立ち下がりに基づいて、パルス信号ATD1を所定時間遅延させた1パルスのリードアンプ活性化信号READを生成する。その活性化信号READのタイミングおよびパルス幅は、予め設定されている。そして、活性化信号READは、リードアンプ57へ出力される。
【0072】
この活性化信号READの遅延時間は、入出力対線I/O、/I/Oの電位差がデータを読み出すのに十分な電位差となるまでの時間である。すなわち、メモリセル52から読み出されたデータに基づいて、入出力線対I/O、/I/Oがプリチャージされた電位からリードアンプ57が誤読み出しをしないために十分な電位差まで変化するのを待機する時間に設定されている。
【0073】
つまり、各制御回路63〜65には、パルス信号ATD1のHレベルからLレベルへの立ち下がりを受けて活性化信号YS、PC、READを適当なタイミングおよびパルス幅で生成する遅延回路とパルス発生回路とがそれぞれ設けられている。
【0074】
また、データバス線対DB、/DBの電位差を検出するとともに、その検出結果に基づいて読み出し検知信号READを生成する読み出し検知回路66が設けられている。これにより、データバス線対DB、/DBの電位が所定の電位差以上になると、メモリセル52から読み出されたデータが確定されて外部へ出力される。したがって、データバス線対DB、/DBの電位差を検出することによって、データの出力(読み出し動作)を検出することができる。そして、読み出し検知回路66は、データバス線対DB、/DBの電位差に基づいて読み出し動作を検出するとともに、その検出結果に基づいてHレベルの読み出し検知信号READを生成する。この検知信号READは、カラムデコーダ制御回路、プリチャージ制御回路64およびリードアンプ65へ出力される。
【0075】
図4は、図1および図2に示した第1実施形態のメモリセル部分を示した断面構造図である。図4を参照して、第1実施形態のメモリセル52の断面構造について以下に説明する。この第1実施形態のメモリセル52では、基板71の表面の所定領域に分離領域72が形成されている。分離領域72によって囲まれた素子形成領域には、所定の間隔を隔てて、N型ソース/ドレイン領域73が形成されている。隣接するN型ソース/ドレイン領域73間に位置するチャネル領域上には、ワード線WL1およびWL2を構成するゲート電極が形成されている。このゲート電極と、一対のN型ソース/ドレイン領域とによって、NMOSトランジスタ5aが構成されている。
【0076】
また、両端に位置するN型ソース/ドレイン領域73には、導電層74および75を介して、TMR素子4aの強磁性層3aが接続されている。この強磁性層3aは、反転しやすく、図4に示すように、データに応じてその方向を変化させる。また、強磁性層3aの他方の面には、絶縁障壁層2aを介して、強磁性層3aよりも反転しにくい強磁性層1aが形成されている。この強磁性層1aは、データに応じて反転せずに、一方向に固定されている。強磁性層1aには、導電層77を介して、補助ワード線SWL1およびSWL2が接続されている。また、中央のN型ソース/ドレイン領域73には、導電層76を介してビット線BLが接続されている。また、ビット線BLと基板71との間には層間絶縁膜78が形成されている。
【0077】
上記のような断面構造を有するメモリセルを用いれば、容易に、図1および図2に示した回路構成を有する第1実施形態のMRAMのメモリセル52を実現することができる。
【0078】
次に、上記のように構成されたMRAMの書き込みおよび読み出し動作について説明する。
【0079】
(書き込み動作)
この書き込み動作では、ワード線WL1に接続されるメモリセル52に書き込む場合について説明する。第1実施形態のMRAMにおいて、データの書き込みを行う場合には、まず、信号線Φ6をLレベルにする。これにより、AND回路11の他方入力端子には、Lレベルの信号が入力される。この場合、AND回路11の一方入力端子に入力されるワード線WL1は、ロウデコーダ54によって選択されたワード線であるので、Hレベルである。したがって、選択されたワード線WL1のAND回路11から出力される部分はLレベルになる。このように、信号線Φ6をLレベルにすることによって、AND回路11の出力に接続されるワード線WL1は、強制的にLレベルにされる。
【0080】
これにより、AND回路11の出力端子に接続されるワード線WL1に接続されるNMOSトランジスタ5aおよび5bは、オフ状態になる。そして、信号線Φ4をLレベルに立ち下げることによって、PMOSトランジスタ9をオンさせる。この場合、SWL1にインバータを介して接続されるワード線WL1は、Hレベルの状態にあるので、インバータを構成するNMOSトランジスタ6は、オン状態になる。これにより、SWL1の下側部分は接地電位になる。SWL1の上側部分は、Φ4の立ち下げによってPMOSトランジスタ9がオンしてVcc電位になるので、SWL1には上から下に向かって電流が流れる。
【0081】
また、入出力線対I/O、/I/Oを用いて、選択されたビット線BLと反転ビット線/BLを、それぞれ、HレベルおよびLレベルにする。さらに、信号線Φ5をHレベルに立ち上げることによって、NMOSトランジスタ10aおよび10bをオンさせる。これにより、ビット線BLとそれに対応する反転ビット線/BLとが短絡された状態となり、Hレベル状態のビット線BLからLレベル状態の反転ビット線/BLに向かって電流が流れる。つまり、ビット線BLには、左方向の電流が流れ、反転ビット線/BLには右方向の電流が流れる。
【0082】
なお、ビット線BLと反転ビット線/BLとに流れる電流を上記とは逆方向にする場合には、ビット線BLにLレベルの信号を与えるとともに、反転ビット線/BLにHレベルの信号を与える。
【0083】
上記のように、選択されたメモリセルにおいて、補助ワード線SWL1に上から下の方向の電流を流すとともに、ビット線対BL、/BLに互いに逆方向の電流を流すことによって、選択されたメモリセルのTMR素子4aの強磁性層3aとTMR素子4bの強磁性層3bとに、容易に逆のデータ(たとえば、“1”、“0”)を書き込むことができる。
【0084】
なお、TMR素子4aの強磁性層3aと、TMR素子4bの強磁性層3bとに、上記とは逆のデータ(たとえば、“0”、“1”)を書き込みたい場合には、BLと/BLとに流す電流の向きを逆方向にすれば良い。
【0085】
また、選択されなかったメモリセルにおいて、補助ワード線SWLには電流が流れないので、データが書き換わることはない。
【0086】
(読み出し動作)
上記したように、データの書き込み動作においては、ビット線BLに接続されるTMR素子4aの強磁性層3aと、反転ビット線/BLに接続されるTMR素子4bの強磁性層3bとには、それぞれ、逆の磁界になるデータが書き込まれている。以下、ワード線WL1につながっているメモリセル52が選択された場合の読み出し動作について図2を参照して説明する。
【0087】
まず、ワード線WL1が立ち上がる前には、ワード線WL1は、Lレベルの状態にある。この場合、ワード線WL1に接続されるインバータ回路のPMOSトランジスタ7がオン状態となるので、補助ワード線SWL1の電位はVccになる。これにより、ノードaの電位もVccになる。また、TMR素子4aおよび4bは導体であるので、TMR素子4aおよび4bの電位もVccになっている。この状態で、Φ5をHレベルに立ち上げるとともに、プリチャージ回路67によりビット線BLおよび反転ビット線/BLをVccにプリチャージする。また、ワード線WL1が立ち上がると、ワード線WL1はロウデコーダ54によってHレベルに設定されているので、ワード線WL1に接続されるNMOSトランジスタ5aおよび5bはオン状態になる。これにより、ビット線BLおよび反転ビット線/BLと、TMR素子4aおよび4bとが導通状態となる。この状態では、ビット線BL、反転ビット線/BLおよびノードaの電位は、Vccである。
【0088】
また、ワード線WL1がHレベルに立ち上がると、Φ5がLレベルになり、プリチャージ回路67が切れるとともに、ワード線WL1に接続されるインバータ回路のNMOSトランジスタ6がオン状態となるので、補助ワード線SWL1の電位はGND電位に向かって徐々に引き下げられる。これにより、ノードaの電位もGND電位に徐々に引き下げられる。これにより、ビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位もGND電位に徐々に引き下げられる。ここで、ビット線BL側に接続されているTMR素子4aは、磁界の向きが上下の強磁性層3aおよび1aで逆になっているため、反転ビット線/BLに接続されているTMR素子4bに比べて若干抵抗が高くなっている。
【0089】
なお、ビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位がGND電位向かって引き下げられ始めたタイミングでは、ビット線BLおよび反転ビット線/BLと、ノードaとは、微少な電位差であるので、MR比(抵抗変化率)が一番大きくなる状態となる。
【0090】
ノードaの電位が下がっていくに従って、ビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位も下がっていく。この場合、ビット線BL側のTMR素子4aは若干抵抗が高いので、電位の下がり方が、反転ビット線/BLに比べて遅くなる。これにより、ビット線BLと反転ビット線/BLとの間に電位差が発生する。この電位差が発生したタイミングで、図3に示すように、ワード線をHレベルからLレベルに立ち下げる。
【0091】
このワード線WL1の立ち下げタイミングは、ノードaの電位がGND電位になる前に行う。これは、以下の理由による。すなわち、ビット線BLと反転ビット線/BLとの電位差は、過渡状態のときのみ生じる。そのため、TMR素子4aおよび4bの強磁性層1aおよび1bの電位(ノードaの電位)がGND電位になると、強磁性層3aおよび3bにそれぞれ接続されるビット線BLおよび反転ビット線/BLもGND電位になる。この場合、ビット線BLと反転ビット線/BLとの電位差がなくなってしまうので電位差を検出できなくなるからである。
【0092】
過渡的なタイミングでは、ビット線BLおよび反転ビット線/BLに電位差が発生するが、TMR素子4aおよび4bは導体であるので、最終的にはビット線BLおよび反転ビット線/BLは、同電位になる。このため、ワード線WL1の立ち下げタイミングに応じて、信号線Φ3を立ち下げる。これにより、NMOSトランジスタ(分離用トランジスタ)8aおよび8bがオフ状態になるので、ビット線BLおよび反転ビット線/BLと、センスアンプ53とが分離される。その後、センスアンプ52のΦ1およびΦ2を立ち上げることによって、センスアンプ53を活性化させる。これにより、センスアンプ53側のビット線BLと、センスアンプ53側の反転ビット線/BLとの電位差は増幅され、それぞれ、VccとGNDとに分かれる。このようにして、データの読み出し動作を行う。
【0093】
なお、信号線Φ3の立ち下げタイミングで、Φ5を立ち上げるとともに、プリチャージ回路67をオンさせてビット線BLおよび反転ビット線/BLをVccにプリチャージしておく。
【0094】
第1実施形態では、上記のように、2つのTMR素子4aおよび4bと、2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bとによって1つのメモリセル52を構成するとともに、2つのTMR素子4aおよび4bに接続されるビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位差をセンスアンプ53を用いて検出することによって、容易にデータの読み出しを行うことができる。このように、電位差を検出するので、従来の1つのTMR素子と1つのNMOSトランジスタとから1つのメモリセルを構成した場合のように、ビット線に流れる微少な電流値を検出する必要がない。その結果、微少な電流値を検出するためにセンスアンプの構成が複雑になるという不都合を防止することができる。
【0095】
また、第1実施形態では、上記のように、ビット線BLと反転ビット線/BLとの間の電位差をセンスアンプ53により検出するように構成することによって、従来のDRAMに用いるセンスアンプと同様の簡単なセンスアンプ53を用いて、MRAMに記憶されたデータを読み出すことができる。このように、簡単なセンスアンプ53を用いてデータを読み出すことができるので、従来の複雑な構成のセンスアンプを用いる構成に比べて、高速な読み出しが可能となる。
【0096】
また、第1実施形態のMRAMでは、センスアンプ53の構成および全体的な回路構成ならびに動作方法は、従来のDRAMと類似しているので、DRAMの技術をそのまま利用することができる。その結果、DRAMからの置き換えが容易となる。
【0097】
(第2実施形態)
図5は、本発明の第2実施形態によるMRAMの全体構成を示したブロック図である。図6は、図5に示した第2実施形態によるMRAMのメモリセル部およびセンスアンプ部を示した回路図である。また、図7は、図5および図6に示した第2実施形態によるMRAMのコンパレータ部の内部構成を示した回路図である。
【0098】
図5および図6を参照して、この第2実施形態によるMRAMが、図1および図2に示した第1実施形態のMRAMと異なるのは、ダミービット線(ダミーBL)を設けるとともに、そのダミービット線の電位を検知するためのコンパレータ201を設けた点である。なお、コンパレータ201は、本発明の「検知回路」の一例である。以下、詳細に説明する。
【0099】
この第2実施形態では、図5および図6に示すように、ビット線BLと同様の構成を有するダミービット線(ダミーBL)を設けている。すなわち、ダミービット線には、トランジスタ5aを介してTMR素子4aが接続されている。このダミービット線に接続される全てのTMR素子4aは、強磁性層1aと3aとの磁化方向が同じ(平行)になるように設定されている。そして、そのダミービット線は、コンパレータ201の一方入力端に接続されている。コンパレータ201の他方入力端には、Vcc(参照電圧)が接続されている。このコンパレータ201の出力には、インバータ202が接続されており、インバータ202の出力には、インバータ203が接続されている。インバータ202の出力は、信号Φ1として用いられ、インバータ203の出力は、信号Φ2として用いられる。この信号Φ1およびΦ2は、センスアンプ53の活性化信号として用いられる。
【0100】
コンパレータ201は、図7に示すように、一対のPMOSトランジスタ213および214と、入力電圧(ダミービット線の電圧)Vinがそのゲートに印加されるNMOSトランジスタ211と、Vccがそのゲートに印加されるNMOSトランジスタ212とを含んでいる。なお、NMOSトランジスタ211が本発明の「第1トランジスタ」の一例であり、NMOSトランジスタ212が本発明の「第2トランジスタ」の一例である。また、NMOSトランジスタ211および212の一方端子には、定電流源215が接続されている。また、PMOSトランジスタ213および214の一方端子には、Vccが接続されている。PMOSトランジスタ213の他方端子と、NMOSトランジスタ211の他方端子との接続点から、出力電圧Voutが出力される。
【0101】
ここで、図7に示した第2実施形態のコンパレータ201では、Vinが印加されるNMOSトランジスタ211に流れる電流量を、Vccが印加されるNMOSトランジスタ212に流れる電流量よりも大きくなるように構成している。具体的には、NMOSトランジスタ211のゲート幅をNMOSトランジスタ212のゲート幅よりも若干大きくすることによって、NMOSトランジスタ211に流れる電流量をNMOSトランジスタ212に流れる電流量よりも大きくしている。なお、ゲート幅を変更せずに、NMOSトランジスタ211のゲート長をNMOSトランジスタ212のゲート長よりも若干細くすることによっても、NMOSトランジスタ211に流れる電流量をNMOSトランジスタ212に流れる電流量よりも大きくすることが可能である。
【0102】
このようにVinが印加されるNMOSトランジスタ211の電流量をVccが印加されるNMOSトランジスタ212の電流量よりも大きくなるように構成することによって、Vinが参照電圧Vccと同じVccである場合にも、出力電圧Voutとして、Lレベルの信号を出力させることができる。これにより、コンパレータ201の入力電圧VinがVccである場合に、コンパレータ201の出力が不定になるのを防止することができる。つまり、第2実施形態のコンパレータ201では、Vinが参照電圧Vccと同じVccである場合には、Lレベルの信号が出力されるとともに、Vinが参照電圧Vccよりも低くなると、Hレベルの信号が出力される。
【0103】
また、この第2実施形態では、図5および図6に示すように、信号Φ7とカラムデコーダ60の出力とが、AND回路205に入力される。そして、このAND回路205の出力は、ビット線BLと反転ビット線/BLとを接続するためのトランジスタ204のゲートに接続されている。このように構成することにより、選択されたビット線BLとそれに対応する反転ビット線/BLとのみを容易に短絡することができる。
【0104】
次に、上記のように構成された第2実施形態のMRAMの読み出し動作および書き込み動作について説明する。
【0105】
(読み出し動作)
図8は、本発明の第2実施形態によるMRAMの読み出し動作を説明するための動作波形概念図である。図9および図10は、第2実施形態によるMRAMの読み出し動作を説明するための動作波形シミュレーション図である。なお、この第2実施形態では、ビット線BLに接続されるTMR素子4aの抵抗が、反転ビット線/BLに接続されるTMR素子4bの抵抗よりも低い場合の読み出し動作について説明する。つまり、図6に示したワード線WL2につながるメモリセル52のように、TMR素子4aの磁化が同じ向き(平行)であり、TMR素子4bの磁化が逆向き(反平行)である場合の読み出し動作について説明する。以下、ワード線WL2が選択された場合の読み出し動作について説明する。
【0106】
まず、図6を参照して、ワード線WL2が立ち上がる前の初期状態では、ワード線WL2は、Lレベルの状態にある。この場合、ワード線WL2に接続されるインバータ回路のPMOSトランジスタ7がオン状態となるので、補助ワード線SWL2の電位はVccになる。これにより、ノードaの電位もVccになる。また、TMR素子4aおよび4bは導体であるので、TMR素子4aおよび4bの電位もVccになっている。この状態で、Φ5をHレベルに立ち上げるとともに、プリチャージ回路67によりビット線BLおよび反転ビット線/BLならびにダミービット線をVccにプリチャージする。
【0107】
また、ワード線WL2がHレベルに立ち上がると、ワード線WL2に接続されるNMOSトランジスタ5aおよび5bはオン状態になる。これにより、ビット線BLおよび反転ビット線/BLと、TMR素子4aおよび4bとが導通状態となる。この状態では、ビット線BL、反転ビット線/BL、ダミービット線(ダミーBL)、ノードa、ノードbおよびノードcの電位は、Vccである。
【0108】
また、ワード線WL2がHレベルに立ち上がる前に、Φ5がLレベルになり、プリチャージ回路67が切れるとともに、ワード線WL2に接続されるインバータ回路のNMOSトランジスタ6がオン状態となるので、補助ワード線SWL2の電位はGND電位に向かって徐々に引き下げられる。これにより、ノードaの電位もGND電位に徐々に引き下げられる。このため、ビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位もGND電位に徐々に引き下げられる。
【0109】
図8には、ワード線WLを立ち上げ、補助ワード線SWLを徐々に立ち下げていく場合の波形が示されている。図8に示すように、ワード線WLが立ち上がり、補助ワード線SWLを徐々に立ち下げることによって、ノードbおよびノードc(図6参照)が立ち下がる。このとき、磁化が同じ向き(平行)のTMR素子4aと、磁化が逆向き(反平行)のTMR素子4bとでは、抵抗値が異なるため、ノードbとノードcとの間に電位差が生じる。また、セル側(メモリセル52側)のビット線BLおよび反転ビット線/BLは、ノードbおよびノードcの電位が、Vcc−Vt(しきい値電圧)以下になったところから立ち下がり始める。この場合、磁化方向が平行な抵抗の低いTMR素子4aの方が、磁化方向が反平行の抵抗の高いTMR素子4bよりも早く電位が下がり始める。
【0110】
ここで、セル側のビット線BLおよび反転ビット線/BLにつながるトランジスタ5aおよび5bのオン抵抗は、トランジスタ5aおよび5bのゲートとソースとの電位差VgsBおよびVgsC(図6参照)に依存する。この場合、ノードbとノードcとの電位は異なるため、トランジスタ5aのVgsBとトランジスタ5bのVgsCとは異なる。このため、抵抗の低い方(平行)のTMR素子4aにつながるトランジスタ5aは、Vgsも大きくなり、抵抗が低くなる。このため、セル側のビット線BLと反転ビット線/BLとの電位差は、ノードbとノードcとの電位差よりも大きくなる。同様に、分離用のNMOSトランジスタ8aおよび8bのVgsの影響によって、センスアンプ側のビット線BLと反転ビット線/BLとの電位差(Vsig)はさらに大きくなる。
【0111】
ただし、センスアンプ側のビット線BLおよび反転ビット線/BLの配線容量は、セル側のビット線BLおよび反転ビット線/BLの配線容量よりも軽いため、時間が経過すると、センスアンプ側のビット線BLおよび反転ビット線/BLは、セル側のビット線BLおよび反転ビット線/BLと同じ電位になってしまう。そのため、センスアンプ側のビット線および反転ビット線がVccから下がり始めてから、セル側のビット線および反転ビット線と同電位になるまでのタイミングが、センスアンプ53の両端に入力される電位差が大きく取れる時間である。
【0112】
上記した第1実施形態では、セル側のビット線BLおよび反転ビット線/BLが0Vになるまでの任意のタイミングでセンスアンプ53による検出を開始していた。この場合には、検出にとって効率の良いタイミングを逃す可能性がある。
【0113】
そこで、この第2実施形態では、ダミービット線(ダミーBL)とそのダミービット線の電位を検知するためのコンパレータ201とを設けることによって、センスアンプ側のビット線BLの立ち下がりタイミングを検知する。そして、そのタイミングでセル側のビット線および反転ビット線と、センスアンプ側のビット線および反転ビット線とを分離してセンスアンプ53を動作させる。
【0114】
具体的には、初期状態では、上記のように、ビット線BLおよび反転ビット線/BLと、ダミービット線(ダミーBL)と、補助ワード線SWL2との電位は、Vccである。その後、ワード線WL2が立ち上がり、補助ワード線SWLが徐々に立ち下がり始める。これにより、セル側のビット線BLと反転ビット線/BLとの間に電位差が発生する。その後、セル側のビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位がVcc−Vt以下になったところで、図8に示すように、センスアンプ側のビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位が、Vccから下がり始める。このタイミングで、ダミービット線(コンパレータ側)の電位も下がり始める。この場合、ダミービット線に接続されるTMR素子4aは、磁化方向が平行な抵抗の低い状態に設定されているので、ダミービット線は、ビット線BLおよび反転ビット線/BLのうちの抵抗の低い方(第2実施形態ではビット線BL)と同じタイミングで電位が下がり始める。
【0115】
なお、初期状態では、ダミービット線が接続されるコンパレータ201の入力VinはVccであり、参照電圧Vccと同じである。第2実施形態では、上述のように、コンパレータ201の入力Vinが参照電圧Vccと同じVccである場合には、出力Voutとして、Lレベルの信号が出力される。そして、ダミービット線(コンパレータ側)の電位がVccから下がり始めてダミービット線(コンパレータ側)がVccより低い電圧になると、コンパレータ201の参照レベルはVccであるため、コンパレータ201はHレベルを出力する。その信号を受けて、信号Φ2がHレベルに、信号Φ1がLレベルになる。これにより、センスアンプ53が活性化される。また、このタイミングで、信号Φ3が立ち下がる。これにより、分離用のNMOSトランジスタ8aおよび8bがオフ状態になるので、セル側のビット線および反転ビット線と、センスアンプ側のビット線および反転ビット線とが分離される。
【0116】
その後、センスアンプ側のビット線および反転ビット線の電位は、DRAMのセンシングと同様に、増幅されて読み出される。なお、セル側のビット線BLおよび反転ビット線/BLは、信号Φ5をHレベルに立ち上げることによって、初期状態に戻る。
【0117】
なお、実際のシミュレーション波形が図9および図10に示される。図9には、センスアンプ53によるセンシングをスタートせずに、ビット線BLの振る舞いのみを観察した波形が示されている。図10には、コンパレータ201を作動させてセンスアンプ53を動作させたときの波形が示されている。
【0118】
(書き込み動作)
この第2実施形態の書き込み動作については、上記した第1実施形態の書き込み動作と基本的に同じであるので、その詳細は省略する。ただし、この第2実施形態では、上記のように、信号Φ7とカラムデコーダ出力とをAND回路205に入力するとともに、そのAND回路205の出力をビット線BLと反転ビット線/BLとを接続するためのトランジスタ204のゲートに接続している。これにより、書き込み動作の際に、選択されたビット線BLとそれに対応する反転ビット線/BLとのみを容易に短絡することができる。
【0119】
第2実施形態では、上記のように、ダミービット線とコンパレータ201とを用いて、センスアンプ側のビット線BLの立ち下がりタイミングを検知することができる。そして、コンパレータ201により検知したダミービット線の立ち下がりタイミングで、分離用のNMOSトランジスタ8aおよび8bをオフにするとともに、センスアンプ53を活性化することによって、センスアンプ側のビット線と反転ビット線との電位差(Vsig)をセンスアンプ53によって容易に検出することができる。
【0120】
(第3実施形態)
図11は、本発明の第3実施形態によるMRAMの全体構成を示したブロック図である。図12は、図11に示した第3実施形態によるMRAMのメモリセル部およびセンスアンプ部を示した回路図である。図11および図12を参照して、この第3実施形態において、図1および図2に示した第1実施形態と異なるのは、メモリセル部分のみである。すなわち、この第3実施形態のMRAMでは、1つのメモリセル82が、1つの2重接合TMR素子24と2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bとから構成されている。なお、第3実施形態のメモリセル部以外の回路構成は、第1実施形態と同様である。
【0121】
この第3実施形態の2重接合TMR素子24は、図12に示すように、強磁性層23aと、絶縁障壁層22aと、強磁性層23bと、絶縁障壁層22bと、強磁性層23aおよび23bよりも反転しにくい強磁性層21とを含む。すなわち、中央の反転しにくい強磁性層21の両表面に、絶縁障壁層22aおよび22bを介して、それぞれ、強磁性層23aおよび23bが形成されている。
【0122】
ここで、この第3実施形態の2重接合TMR素子24では、図2に示した第1実施形態のTMR素子4aの強磁性層1aと、TMR素子4bの強磁性層1bとを、図12に示した1つの強磁性層21によって共有化している。これにより、第3実施形態では、1つの2重接合TMR素子24によって、第1実施形態の2つのTMR素子4aおよび4bと同じ機能を有することができる。
【0123】
なお、2重接合TMR素子24は、本発明の「強磁性トンネル効果を示す記憶素子」の一例である。また、強磁性層23aは、本発明の「第1磁性層」の一例であり、強磁性層21は、本発明の「第2磁性層」の一例であり、強磁性層23bは、本発明の「第3磁性層」の一例である。また、絶縁障壁層22aは、本発明の「第1絶縁障壁層」の一例であり、絶縁障壁層22bは、本発明の「第2絶縁障壁層」の一例である。
【0124】
また、第3実施形態では、上記のように、第1実施形態の2つのTMR素子4aおよび4bを、1つの2重接合TMR素子24に置き換えただけであり、その他の回路構成は、第1実施形態と同様である。したがって、第3実施形態のMRAMの書き込みおよび読み出し動作についても、上記した第1実施形態と同様である。そのため、その詳細はここでは省略する。
【0125】
上記のように、第3実施形態では、強磁性層21、23aおよび23bと、絶縁障壁層22aおよび22bとを含む1つの2重接合TMR素子24と、2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bとにより1つのメモリセル82を構成することによって、2つのTMR素子4aおよび4bと、2つのNMOSトランジスタ5aおよび5bとから1つのメモリセル52を構成する第1実施形態に比べて、メモリセルの面積を小さくすることができる。
【0126】
また、第3実施形態では、上記した第1実施形態と同様の読み出し動作を行うので、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。すなわち、1つの2重接合TMR素子24に接続されるビット線BLおよび反転ビット線/BLの電位差を、センスアンプ53(図12参照)を用いて検出することによって、容易にデータの読み出しを行うことができる。このように、電位差を検出するので、1つのTMR素子と1つのNMOSトランジスタとから1つのメモリセルを構成した従来の場合のように、ビット線に流れる微少な電流値を検出する必要がない。その結果、微少な電流値を検出するためにセンスアンプの構成が複雑になるという不都合を防止することができる。
【0127】
また、第3実施形態では、上記した第1実施形態と同様、ビット線BLと反転ビット線/BLとの間の電位差をセンスアンプ53(図12参照)により検出するように構成することによって、従来のDRAMに用いるセンスアンプと同様の簡単なセンスアンプ53を用いて、MRAMに記憶されたデータを読み出すことができる。このように、簡単なセンスアンプ53を用いて、データを読み出すことができるので、従来の複雑な構成のセンスアンプを用いる構成に比べて、高速な読み出しが可能となる。
【0128】
また、第3実施形態のMRAMでは、第1実施形態と同様、センスアンプ53の構成および全体的な回路構成ならびに動作方法は、従来のDRAMと類似しているので、DRAMの技術をそのまま利用することができる。その結果、DRAMからの置き換えが容易となる。また、パルス状の信号を選択されたワード線に入力することによってビット線と反転ビット線との間に発生した電位差をセンスアンプ53(図12参照)を用いて読み出すことによって、従来の微少な電流値を読み出す場合と異なり、2重接合TMR素子24の抵抗が高い場合にも、容易にデータを検出することができる。
【0129】
図13は、図11および図12に示した第3実施形態のMRAMの回路構成を実現するための平面レイアウト図であり、図14は、図13に示した100−100線に沿った断面図である。図13および図14を参照して、以下に、第3実施形態によるMRAMのメモリセル82の構造について説明する。
【0130】
まず、図13に示した平面レイアウト図には、図面を簡略化するため、ビット線BLおよび反転ビット線/BLと、2重接合TMR素子24を構成する強磁性層21、23aおよび23bと、ビット線コンタクト部94のみが示されている。
【0131】
第3実施形態のMRAMのメモリセル82の断面構造としては、図14に示すように、基板91の表面上の所定領域に、分離領域92が形成されている。分離領域92によって囲まれた素子形成領域には、所定の間隔を隔てて、N型ソース/ドレイン領域93が形成されている。隣接するN型ソース/ドレイン領域93間に位置するチャネル領域上には、ワード線WL1およびWL2を構成するゲート電極が形成されている。
【0132】
両端に位置するN型ソース/ドレイン領域93には、導電層96を介して、2重接合TMR素子24の反転しやすいサイドウォール形状の強磁性層23aが接続されている。この場合、導電層96と強磁性層23aとは、コンタクトホール99を介して、接続されている。なお、導電層96と強磁性層23aとが反応するのを防止するために、導電層96と強磁性層23aとの間に、バリア膜(図示せず)を形成するようにしてもよい。強磁性層23aの側面上には、絶縁障壁層22aを介して、反転しにくい強磁性層21が形成されている。強磁性層21の他方の側面上には、絶縁障壁層22bを介して、反転しやすいサイドウォール形状の強磁性層23bが形成されている。
【0133】
ここで、2重接合TMR素子24の強磁性層23aおよび23bは、図13に示すように、中央の強磁性層21に対して千鳥状に形成されている。
【0134】
また、中央のN型ソース/ドレイン領域93の表面上に位置するビット線コンタクト部94には、導電層98を介して、ビット線BLが接続されている。また、全面を覆うように、層間絶縁膜95および97が形成されている。
【0135】
図15〜図17は、図13および図14に示した2重接合TMR素子部分の製造プロセスを説明するための断面図および斜視図である。次に、図15〜図17を参照して、2重接合TMR素子24部分の製造プロセスについて説明する。
【0136】
まず、図15に示すように、層間絶縁膜95上に、所定の形状にパターンニングされた強磁性層21を形成する。
【0137】
強磁性層21および層間絶縁膜95を覆うように、絶縁障壁材料としてのアルミナ22を形成した後、アルミナ22の導電層96上に位置する領域に、コンタクトホール99を形成する。その後、全面に強磁性材料層23を形成する。そして、全面を異方性エッチングすることによって、図16に示すような、サイドウォール形状の強磁性層23aおよび23bを形成する。この場合、強磁性層23aは、コンタクトホール99内にも形成されているので、強磁性層23aと導電層96とが電気的に接続された状態となる。
【0138】
第3実施形態では、上記のように、従来のサイドウォール形成プロセスと同様のプロセスを用いて、容易に、強磁性層21、23aおよび23bからなる2重接合TMR素子24を形成することができる。
【0139】
なお、上記第3実施形態の強磁性層21、23aおよび23bの材料としては、たとえば、反転しやすい強磁性層23aおよび23bには、Co75−Fe25層と、Py層と、Ta層とからなる多層膜を用いるとともに、反転しにくい強磁性層21には、Co75−Fe25層と、Ir−Mn層と、Py層と、Cu層と、Py層と、Ta層とからなる多層膜を用いる。この強磁性層の材料については、日本応用磁気学会第116回研究会資料「MRAM及び競合技術の現状と将来展望」(2000年11月17日)の5頁に開示されている。
【0140】
この後、図17に示すように、強磁性層23aおよび23bを千鳥状にパターンニングする。これにより、図13および図14示したような2重接合TMR素子24を容易に形成することができる。
【0141】
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
【0142】
たとえば、上記実施形態では、メモリセルを構成する記憶素子として、TMR素子を用いたが、本発明はこれに限らず、強磁性トンネル効果を示す記憶素子であれば、TMR素子以外の記憶素子も用いることが可能である。また、強磁性トンネル効果を示す記憶素子以外の磁気抵抗効果を示す記憶素子を用いても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0143】
また、上記第2実施形態では、第1実施形態のメモリセル52を含む構成に、ダミービット線(ダミーBL)およびコンパレータ201などを追加した例を示したが、本発明はこれに限らず、第3実施形態のメモリセル82を含む構成にダミービット線(ダミーBL)およびコンパレータ201などを追加しても同様の効果を得ることができる。
【0144】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、強磁性トンネル効果を示す2つの第1および第2記憶素子と、2つの第1および第2トランジスタとにより、メモリセルを構成するとともに、2つの第1および第2記憶素子に接続されるビット線および反転ビット線の電位差を増幅器により検出することによって、従来の強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と1つのトランジスタとからメモリセルを構成した場合のように、複雑な構成のセンスアンプを用いる必要がないので、高速な読み出しが可能となる。また、センスアンプの構成および回路構成ならびに動作方法は、従来のDRAMと類似しているので、DRAMの技術をそのまま利用することができる。その結果、DRAMからの置き換えが容易となる。
【0145】
また、第1、第2および第3磁性層を含む強磁性トンネル効果を示す1つの記憶素子と、2つの第1および第2トランジスタとによりメモリセルを構成することによって、上記の効果に加えて、さらに、2つの記憶素子と2つのトランジスタとからメモリセルを構成する場合に比べて、メモリセルの面積を小さくすることができるという効果も得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態によるMRAMの全体構成を示したブロック図である。
【図2】図1に示した第1実施形態のMRAMのメモリセル部およびセンスアンプ部の構成を示した回路図である。
【図3】図1および図2に示した第1実施形態のMRAMの読み出し動作を説明するための動作波形図である。
【図4】図1および図2に示した第1実施形態のMRAMのメモリセル部の断面構造を示した断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態によりMRAMの全体構成を示したブロック図である。
【図6】図5に示した第2実施形態のMRAMのメモリセル部およびセンスアンプ部の構成を示した回路図である。
【図7】図5および図6に示したコンパレータの内部構成を示した回路図である。
【図8】第2実施形態による読み出し動作を説明するための動作波形概念図である。
【図9】第2実施形態によるMRAMの読み出し動作を説明するための動作波形シミュレーション図である。
【図10】第2実施形態によるMRAMの読み出し動作を説明するための動作波形シミュレーション図である。
【図11】本発明の第3実施形態によるMRAMの全体構成を示したブロック図である。
【図12】図11に示した第3実施形態のMRAMのメモリセル部およびセンスアンプ部の構成を示した回路図である。
【図13】図11および図12に示した第3実施形態のMRAMのメモリセル部の平面レイアウト図である。
【図14】図13に示した第3実施形態のMRAMの100−100線に沿った断面図である。
【図15】図14に示したメモリセル部の2重接合TMR素子の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図16】図14に示したメモリセル部の2重接合TMR素子の製造プロセスを説明するための断面図である。
【図17】図14に示した第3実施形態の2重接合TMR素子の製造プロセスを説明するための斜視図である。
【図18】従来のMRAMの記憶素子の構成を説明するための概略図である。
【図19】従来のMRAMの記憶素子の構成を説明するための概略図である。
【図20】従来のMRAMの全体構成を示したブロック図である。
【符号の説明】
1a、1b 強磁性層(第2磁性層)
3a、3b 強磁性層(第1磁性層)
2a、2b 絶縁障壁層
4a TMR素子(第1記憶素子)
4b TMR素子(第2記憶素子)
5a NMOSトランジスタ(第1トランジスタ)
5b NMOSトランジスタ(第2トランジスタ)
6 NMOSトランジスタ
7 PMOSトランジスタ
8a、8b NMOSトランジスタ(分離用トランジスタ)
9 PMOSトランジスタ
10a、10b NMOSトランジスタ
21 強磁性層(第2磁性層)
22a 絶縁障壁層(第1絶縁障壁層)
23a 強磁性層(第1磁性層)
22b 絶縁障壁層(第2絶縁障壁層)
23b 強磁性層(第3磁性層)
24 2重接合TMR素子(記憶素子)
51 メモリセルアレイ
52、82 メモリセル
53 センスアンプ(増幅器)
54 ロウデコーダ
60 カラムデコーダ
67 プリチャージ回路
201 コンパレータ(検知回路)
211 NMOSトランジスタ(第1トランジスタ)
212 NMOSトランジスタ(第2トランジスタ)

Claims (12)

  1. 第1磁性層と、前記第1磁性層に絶縁障壁層を介して対向配置され、前記第1磁性層よりも反転しにくい第2磁性層とを含む強磁性トンネル効果を示す第1記憶素子および第2記憶素子と、前記第1および第2記憶素子にそれぞれ接続される第1および第2トランジスタとからなるメモリセルと、
    前記第1および第2トランジスタの制御端子に接続されたワード線と、
    前記第1トランジスタを介して前記第1記憶素子に接続されたビット線と、
    前記第2トランジスタを介して前記第2記憶素子に接続され、前記ビット線とビット線対を構成する反転ビット線と、
    前記ビット線と前記反転ビット線とに接続された増幅器と
    前記第1記憶素子の第2磁性層と、前記第2記憶素子の第2磁性層とが接続され、前記ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、前記第1記憶素子の第2磁性層と前記第2記憶素子の第2磁性層との電位を接地電位に引き下げるための補助ワード線とを備え、
    前記ビット線、前記反転ビット線および前記補助ワード線を所定の電位に設定した後、前記ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、前記補助ワード線の電位を引き下げることによって、前記第1記憶素子の第2磁性層と前記第2記憶素子の第2磁性層との電位を接地電位に引き下げるとともにその際に、前記第1記憶素子および前記第2記憶素子の抵抗値の差に起因して前記ビット線と前記反転ビット線との間に過渡的に発生する電位差を前記増幅器を用いて読み出す、磁気メモリ装置。
  2. 前記ワード線への信号の立ち下げタイミングは、前記第1記憶素子の第2磁性層の電位と、第2記憶素子の第2磁性層の電位とが接地電位になる前に行う、請求項1に記載の磁気メモリ装置。
  3. 前記ワード線への信号の立ち下げタイミングに応じて、前記増幅器と、前記ビット線および前記反転ビット線とを分離するための分離用トランジスタをさらに備える、請求項1または2に記載の磁気メモリ装置。
  4. 前記第1記憶素子および前記第2記憶素子には、互いに逆のデータが記憶されている、請求項1〜のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置。
  5. 前記第1トランジスタを介して前記第1記憶素子に接続されたダミービット線と、
    前記ダミービット線の立ち下がりタイミングを検知する検知回路とをさらに備える、請求項1に記載の磁気メモリ装置。
  6. 前記検知回路により検知した前記ダミービット線の立ち下がりタイミングに応じて、前記増幅器と、前記ビット線および前記反転ビット線とを分離するための分離用トランジスタをさらに備え、
    前記増幅器は、前記検知回路により検知した前記ダミービット線の立ち下がりタイミングに応じて活性化される、請求項に記載の磁気メモリ装置。
  7. 前記検知回路は、入力電圧がゲートに印加される第1トランジスタと、参照電圧がゲートに印加される第2トランジスタとを含み、
    前記第1トランジスタに流れる電流を前記第2トランジスタに流れる電流よりも大きくすることによって、前記入力電圧が前記参照電圧と同等の場合に、Lレベルを出力させる、請求項またはに記載の磁気メモリ装置。
  8. 第1磁性層と、前記第1磁性層の表面に第1絶縁障壁層を介してその一方の表面が対向配置された第2磁性層と、前記第2磁性層の他方の表面に第2絶縁障壁層を介して対向配置された第3磁性層とを含み、第2磁性層は、前記第1磁性層および前記第3磁性層よりも反転しにくい1つの強磁性トンネル効果を示す記憶素子と、前記記憶素子の第1磁性層および第3磁性層に、それぞれ、接続される第1および第2トランジスタとからなるメモリセルと、
    前記第1および第2トランジスタの制御端子に接続されたワード線と、
    前記第1トランジスタを介して前記第1磁性層に接続されたビット線と、
    前記第2トランジスタを介して前記第3磁性層に接続され、前記ビット線とビット線対を構成する反転ビット線と、
    前記ビット線と前記反転ビット線とに接続された増幅器と
    前記ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、前記記憶素子の第2磁性層の電位を接地電位に引き下げるための補助ワード線とを備え、
    前記ビット線、前記反転ビット線および前記補助ワード線を所定の電位に設定した後、前記ワード線への信号の立ち上げタイミングに応じて、前記補助ワード線の電位を接地電位に引き下げることによって、前記記憶素子の前記第2磁性層の電位を接地電位に引き下げるとともにその際に、前記記憶素子の前記第1磁性層および前記第3磁性層の抵抗値の差に起因して前記ビット線と前記反転ビット線との間に過渡的に発生する電位差を前記増幅器を用いて読み出す、磁気メモリ装置。
  9. 前記第1磁性層は、前記第2磁性層の一方の側面に前記第1絶縁障壁層を介して形成されたサイドウォール形状の第1磁性層を含み、
    前記第3磁性層は、前記第2磁性層の他方の側面に前記第2絶縁障壁層を介して形成されたサイドウォール形状の第3磁性層を含む、請求項に記載の磁気メモリ装置。
  10. 前記ワード線への信号の立ち下げタイミングは、前記記憶素子の第2磁性層の電位が接地電位になる前に行う、請求項8または9に記載の磁気メモリ装置。
  11. 前記ワード線への信号の立ち下げタイミングに応じて、前記増幅器と、前記ビット線および前記反転ビット線とを分離するための分離用トランジスタをさらに備える、請求項10のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置。
  12. 前記第1磁性層および前記第3磁性層には、互いに逆のデータが記憶されている、請求項11のいずれか1項に記載の磁気メモリ装置。
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