JP3770042B2 - 印字装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置内に予め記憶された多数の定型文の中から任意の定型文を選択して印字する印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、ワードプロセッサでは、その文書入力の手間を極力省くために、多種多様な定型文をジャンル分けして予め記憶しておき、それをジャンル毎に表示画面に呼出し、その中から必要な定型文を選択することで、入力文書の一部あるいは全部として使用することが行われている。
【0003】
そして、このような定型文は、様々な種類の文書入力場面を想定して数多くの種類の定型文を予め記憶させて用意しておけば、それだけそれぞれの文書入力場面において入力の手間を省くことができることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
大型の表示画面を備えるワードプロセッサなどの文書処理装置では、その表示画面に多数の定型文を表示することができるため、その中から所望の定型文を選択することは比較的容易であるが、数行の表示スペースしかない小型の表示画面を備えた携帯用の文書印字装置に定型文入力機能を持たせても、予め記憶保持する定型文が300ないし500個といった膨大な量になると、それらがジャンル分けされていたとしても、小スペースの表示画面上で必要な定型文を見つけて呼び出すのに時間がかかり、効率のよい定型文入力ができない問題がある。
【0005】
また、携帯可能な文書印字装置を利用すると、日常生活の種々の時間帯において、その場面に対応してメモ書き程度の簡単な文書を印字出力したい場合がある。従来のワードプロセッサなどの文書処理装置では、日常生活の各場面に応じた適宜な定型文を効率よく選択して入力する機能を備えていなかった。
【0006】
本発明は、前記のような問題に鑑みなされたもので、たとえ、表示画面が小型であっても、装置内に保持する多数の定型文から必要な定型文を効率よく呼び出して入力の手間を省くことが可能になる印字装置を提供することを目的とする。
【0007】
また、本発明は、日常生活などの種々の時間帯において、その場面に応じた適宜な定型文を効率よく選択して入力できる機能を有する印字装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る印刷装置は、曜日情報及び時刻情報を含む時計情報を発生する時計手段と、複数の定型文情報を、休日と平日における複数種類の生活時間帯に対応させて複数のグループにグループ分けして予め記憶してある定型文情報記憶手段と、ユーザにより任意の曜日に設定される休日と平日の曜日設定情報、及びユーザにより任意の時間帯に設定される前記複数種類の各生活時間帯の時間帯設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、前記定型文情報記憶手段に記憶された前記定型文情報の呼び出しを指示する指示手段と、前記指示手段によって呼出しの指示があったときに、前記時計手段から得られる前記時計情報に対応する前記設定情報記憶手段に記憶された前記曜日設定情報及び前記時間帯設定情報に基づいて、前記曜日設定情報及び前記時間帯情報に対応する前記定型文情報のグループを、前記定型文情報記憶手段に記憶されている前記複数のグループから選択して呼び出す制御手段と、前記制御手段によって呼び出された前記定型文情報のグループを表示する表示手段と、前記表示手段に表示された前記定型文情報のグループの中から個別の定型文情報をユーザが選択するための選択手段と、前記選択手段によって選択された前記定型文情報を記録紙に印字する印字手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
このような本発明に係る印字装置では、複数にグループ分けされて定型文情報記憶手段に記憶された定型文情報の呼び出しが指示されると、時計情報に対応させて前記定型文情報の各グループを選択するために設定情報記憶手段に設定された情報に基づいて、現在の時計情報に対応する定型文情報のグループが前記定型文情報記憶手段から選択されて呼び出し表示され、この表示されたグループの定型文情報の中から個別の定型文情報がユーザにより選択されると、この選択された定型文情報が記録紙に印字されるので、現在の時計情報に関連した定型文情報のグループのみを呼び出して表示させることができ、その中から必要な定型文を効率よく選択して印字することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態に係る印字装置は携帯性に優れた小型形状に形成されており、そのデータ入力機能は小型形状のために簡略化され専ら装置内に保持された定型文を選択入力するように構成されている。また、装置内部には選択された定型文をロール紙に印字する小型の印字機構が組み込まれている。
【0015】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1は本発明に係る印字装置の外観構成を示す斜視図である。
【0017】
図2は前記印字装置の内部機構を示す背面図である。
【0018】
図1に図示するように、印字装置10の本体ケース11の正面には、電源のON/OFFを行う電源キー12a、時計設定,休日・時刻帯設定,モード設定を行うための設定メニュー画面の呼び出しを行う設定キー12b、時刻設定などを行うためのテンキー12c、表示画面上でのカーソルを上下方向に移動させてデータの選択を行うためのカーソルキー12d、定型文の印刷を指示する印刷キー12e、各種設定データの確定や処理の実行を指示する実行キー12fなどの必要なキーを備えるキー入力部12と、装置内から呼び出された定型文や印字処理に必要なメッセージなどの表示を行う表示部13が設けられ、本体ケース11の側面には、印字されたロール紙が排出される排紙口14が設けられる。
【0019】
図2は本体ケース11の背面に設けられるカバーを取り外した状態を示すものであり、本体ケース11の上半部の内部には、ロール紙1を収容するホルダー15及びロール紙1に印字を行う印字機構16が設けられ、本体ケース11の下半部の内部には、図示しない装置の駆動電池や電子回路が収容されている。
【0020】
前記ホルダー15は、本体ケース11の背面側に開口部を有する器状に形成されており、ホルダー15の支持軸17に紙管2が回転自在に挿入されてロール紙1が装着される。
【0021】
また、前記印字機構16は、サーマルヘッド18、プラテンローラ19、ステップモータ20、及びステップモータ20の駆動をプラテンローラ19に伝達する駆動伝達機構21などにより構成される。
【0022】
サーマルヘッド18は、ヘッド支持部22に支持され、ヘッド支持部22には操作レバー23が連設される。操作レバー23は、本体ケース11に取付けられた支持フレーム24に軸支され、支持フレーム24とヘッド支持部22の間には、サーマルヘッド18を常にプラテンローラ19に加圧する加圧バネ25が配設されている。ロール紙1の交換時などに前記操作レバー23の操作によりサーマルヘッド18をプラテンローラ19から開離させてサーマルヘッド18とプラテンローラ19の間にロール紙1をセットする。
【0023】
また、ロール紙1の搬送路には、ロール紙1に印されたマークを読み取る反射型の光センサ26が配設され、搬送路の端部の排紙口14には、カッタ27が配設されている。なお、カッタ27は、排紙口14の縁部に固定して設けられるが、このカッタ27は、単に排紙口14の縁部を断面鋭角にしたものであってもよい。
【0024】
図3は前記印字装置の印字媒体として使用されるロール紙1を示す図である。
【0025】
図4は前記ロール紙1の断面図である。
【0026】
ロール紙1は、裏面に接着剤(接着層)5が塗布された感熱紙(感熱記録層)3を剥離処理面を有する剥離紙(剥離層)4と積層して紙管2に巻装したものである。
【0027】
このロール紙1には、その長手方向に沿って所定の等しい間隔で、その幅方向に切込みが破線状に形成される切断用のミシン線6(破線状の切込み)が形成されている。このミシン線6は、感熱紙3及び剥離紙4を含んでロール紙1の厚さ方向に貫通して形成されている。このロール紙1では、ミシン線6で切断し、ミシン線6で区切られた領域を1枚のシールラベルあるいは付箋紙として使用することを予定している。
【0028】
また、剥離紙4は、ロール紙1の長手方向に沿って所定の等しい間隔で切断されている。すなわち、所定の長さに分割されて感熱紙3に積層されている。符号7は剥離紙4の切断線を示し、この切断線7は前記ミシン線6で区切られた剥離紙4の各領域内にロール紙1の幅方向に形成される。この切断線7は、前記ミシン線6のような破線状の切込みではなく、ロール紙1の幅方向に連続する切込みであり剥離紙4にのみ形成される。
【0029】
また、ロール紙1の裏面、すなわち剥離紙4の対接着剤剥離処理面と反対面には、感熱紙3上での印字位置を定めるためのマーク8が印字されている。このマーク8は前記ミシン線5で区切られた領域毎に設けられる。なお、マーク8と切断線7とは一定の距離関係にある。
【0030】
前記ロール紙1には、前記印字装置10の排紙口14に配設されたカッタ27を用いて容易に切断できるように切断用のミシン線6が形成されているため、前記印字装置10は印字の後にミシン線6の位置がカッタ27の位置に合うようにロール紙1を搬送する。そして、装置外に排出されたロール紙1の先端を持って図1で排紙口14の上方に引けばミシン線6がカッタ27に当たってその部分で切断される。
【0031】
前記印字装置10では、前記ロール紙1のミシン線6で区切られた領域単位でラベル乃至付箋紙を作成する。そして、ミシン線6毎に区分されて作成されたラベルなどでは感熱紙3の裏面の剥離紙4を剥がして対象物に貼り付ける。剥離紙4には切断線7が形成されているので剥離作業が容易に行えて便利である。剥離紙4は全部を剥がしてラベル裏面の接着面を全部露出させて全面で貼り付けてもよいが、切断線7により剥離紙4は2枚の剥離紙片に分割されているので、そのうちの一方のみを剥がし他方は残して部分的に露出した接着面を使って対象物に貼り付けてもよく、この場合には、付箋紙のような使い方ができる。
【0032】
図5は前記印字装置の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0033】
制御部30は、キー入力部12からのキー操作信号に応じてROM31に予め記憶されているシステムプログラムを起動させ、回路各部の動作制御を行なう。
【0034】
この制御部30には、印字装置の印字処理に関する各種データを記憶するRAM32、表示用のフォントのパターンデータを発生する表示用キャラクタジェネレータ33、印字用のフォントのパターンデータを発生する印字用キャラクタジェネレータ34、入力された文書のデータや印字処理に必要なデータを表示する表示部13が接続されるとともに、プリンタ部35、そして現在の時刻を計時する時計回路38が接続される。
【0035】
プリンタ部35には、サーマルヘッド18及びその駆動回路36が設けられ、またプラテンローラ19を回転駆動するステップモータ20及びその駆動回路37が設けられる。また、制御部30には、ロール紙1のマーク7を検出するための光センサ26からの検出信号が出力される。
【0036】
前記ROM31には、この印字装置の制御動作を司るシステムプログラムデータが予め記憶されるプログラムメモリや各種設定画面の表示データメモリが備えられる他に、定型文メモリ31aが備えられる。
【0037】
図6は前記印字装置のROM31に備えられた定型文メモリ31aにおける定型文情報の記憶状態を示す図である。
【0038】
この定型文メモリ31aには、平日の就労時間帯に対応して使用可能性の高い第1グループの定型文と、平日の自由時間帯に対応して使用可能性の高い第2グループの定型文と、休日の家庭サービス時間帯に対応して使用可能性の高い第3グループの定型文と、休日の自由時間帯に対応して使用可能性の高い第4グループの定型文とが、それぞれの定型文グループを個別に呼び出すための識別情報“0”“1”“2”“3”に対応付けられて記憶される。
【0039】
前記RAM32には、キー入力されたデータを格納する入力バッファ、表示部13に表示する表示データを格納する表示バッファ、印字データを格納する印字バッファが設けられる他、前記ROM31内の定型文メモリ31aに記憶されている第1乃至第4グループの定型文を現在の時計情報に基づいて自動的に指定して呼び出す時計対応呼び出しモードと第1乃至第4グループの定型文をそれぞれマニュアルで個別に指定して呼び出す第1グループ直接指定呼び出しモード,第2グループ直接指定呼び出しモード,第3グループ直接指定呼び出しモード,第4グループ直接指定呼び出しモードの5つの呼び出しモードのモードフラグM(=0,1,2,3,4)を記憶するモードフラグメモリ32a、時計回路38により得られる計時データに基づいて現在の曜日を含むカレンダデータと時刻データを記憶する現在時間情報メモリ32b、ユーザにより任意に設定される休日/平日の曜日の設定情報及びその家庭サービス時間帯や就労時間帯,自由時間帯などの時間帯の設定情報を記憶する設定日時情報メモリ32c等が設けられる。
【0040】
次に、前記構成による印字装置の動作について説明する。
【0041】
図7は前記印字装置により休日/平日の曜日の設定及びその家庭サービス時間帯や就労時間帯,自由時間帯などの時間帯の設定を行うための印刷前入力設定処理を示すフローチャートである。
【0042】
図8は前記印字装置の設定キーの操作に伴い表示される設定メニュー画面G1を示す図である。
【0043】
図9は前記印字装置の休日・時刻帯設定に伴う設定画面の表示状態を示す図であり、同図(A)はその休日設定画面G2を示す図、同図(C)はその平日の就労時間設定画面G3を示す図である。
【0044】
キー入力部12の設定キー12bが操作されると、図8に示すように、現在のカレンダ日付と時刻の設定を行うための時計設定、又は休日/平日の曜日設定やその時間帯の設定を行うための休日・時刻帯設定、又は前記時間対応呼び出しモード(M=0)及び第1グループ直接指定呼び出しモード(M=1)から第4グループ直接指定呼び出しモード(M=4)の5つの呼び出しモードのモード設定のうちの何れかの設定操作を行うための設定メニュー画面G1が表示部13に表示される。
【0045】
この設定メニュー画面G1において、時計設定の設定操作が選択された場合には、時計回路38から得られる計時データに従って計時処理されてRAM32内の現在時間情報メモリ32bに記憶されている現在の年月日,曜日と時刻データが読み出され、表示部13に表示されると共に、この表示された年月日,曜日と時刻の各数値データがテンキー12cの操作に応じて修正設定され、現在時間情報メモリ32bの内容が書き換えられる。
【0046】
また、前記設定メニュー画面G1において、モード設定の設定操作が選択された場合には、RAM32内のモードフラグメモリ32aに記憶されているモードフラグMが読み出され、そのモードフラグMが“0”〜“4”の何れかであるかに応じて現在設定中の呼び出しモードが表示されると共に、この設定中の呼び出しモードがカーソルキー12dの操作に応じて任意の呼び出しモードに切り換えられて設定され、モードフラグメモリ32a内のモードフラグMが書き換えられる。
【0047】
さらに、前記設定メニュー画面G1において、休日・時刻帯設定の設定操作が選択された場合には、図7における印刷前入力設定処理が起動され、まず、図9(A)に示すように、休日の曜日を設定するための休日曜日設定画面G2が表示される(ステップS1)。
【0048】
この休日曜日設定画面G2において、カーソルキー12dを操作してユーザが休日である曜日を選択すると共に実行キー12fを操作すると、この選択された休日の曜日はRAM32内の設定日時情報メモリ32cに記憶設定され(ステップS1)、代わって、図9(B)に示すように、平日における就労時間帯を設定するための平日就労時間設定画面G3が表示される(ステップS2)。
【0049】
この平日就労時間設定画面G3において、カーソルキー12dを操作して「開始時刻」「終了時刻」の入力項目を順次選択するのに伴い、テンキー12cを操作してそれぞれユーザの平日における就労開始時刻及び終了時刻を入力して実行キー12fを操作すると、この入力された平日の就労開始時刻及び終了時刻は前記RAM32内の設定日時情報メモリ32cに記憶設定され(ステップS2)。
【0050】
するとこの次には、図示はしないが、平日の自由時間帯を設定するための平日自由時間設定画面が表示されてユーザの平日の自由時間帯が設定され(ステップS3)、さらに、休日の家庭サービス時間帯を設定するための家庭サービス時間設定画面が表示されてユーザの休日における家庭サービス時間帯が設定され(ステップS4)、さらに、休日の自由時間帯を設定するための休日自由時間設定画面が表示されてユーザの休日の自由時間帯が設定され(ステップS5)、それぞれの設定データが前記同様にRAM32内の設定日時情報メモリ32cに記憶されて設定される。
【0051】
すなわち、この休日・時刻帯設定のための印刷前入力設定処理では、例えば休日は土・日、平日の就労時間は午前8時から午後7時まで、同自由時間は午後7から午後11時まで、あるいは該就労時間以外の時刻帯、休日の家庭サービス・タイムは午前8時から午前11まで、同自由時間は午後1時から午後11迄などとして任意に設定されて設定日時情報メモリ32cに記憶される。
【0052】
図10は前記印字装置による定型文の入力・印字処理を示すフローチャートである。
【0053】
ROM31内の定型文メモリ31aに記憶されている多数の定型文の中から所望の定型文を選択入力することで文書入力の手間を省いた定型文印字を行うために、キー入力部12の印刷キー12eが操作されると、図10における定型文の入力・印字処理が起動され、RAM32内のモードフラグメモリ32a内に設定されているモードフラグM(=0)か否か、つまり、時間対応呼び出しモードであるか直接指定呼び出しモードであるか判断される(ステップA1)。
【0054】
ここで、モードフラグメモリ32a内に設定されているモードフラグM(=0)で時間対応呼び出しモードであると判断された場合には、同RAM32内の現在時間情報メモリ32bに記憶されている現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻が読み出され(ステップA1→A2)、その当日の曜日が設定日時情報メモリ32cに記憶設定されたユーザの休日の曜日であるか又は平日の曜日であるか判断される(ステップA3)。
【0055】
ここで、例えば現在の曜日・時刻が木曜日の午後3時であり、前記設定日時情報メモリ32cに記憶されている休日・時刻帯の各設定情報に基づき、ユーザにとって平日の就労時間内にあると判断されると、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“0”に対応付けられた就労時刻帯に適した第1グループの定型文が呼び出され(ステップA3→A4→A6)、図11に示すように、第1グループ呼び出し選択画面G4として表示部13に表示される(ステップA9)。
【0056】
図11は前記印字装置の定型文入力・印字処理に伴う平日就労時間帯での定型文第1グループの呼び出し選択画面G4を示す図である。
【0057】
図12は前記印字装置の定型文入力・印字処理に伴う定型文の印字出力状態を示す図であり、同図(A)は平日就労時間帯に定型文第1グループから選択入力された定型文の印字出力状態を示す図、同図(B)は休日自由時間帯に定型文第4グループから選択入力された定型文の印字出力状態を示す図である。
【0058】
図11で示した、定型文第1グループの呼び出し選択画面G4において、カーソルキー12dを操作して所望の定型文「FAX送信済み」を選択し、実行キー12fを操作すると、選択された定型文の文字コードが印字用キャラクタジェネレータ34により発生される印字用のフォントパターンに変換されてRAM32内の印字バッファに格納され、プリンタ部35により、図12(A)に示すように、ロール紙1に印字出力される(ステップA10→A11)。
【0059】
すなわち、プリンタ部35におけるステップモータ20の駆動によるプラテンローラ19の回転により、1ドットラインの幅ずつ搬送されるロール紙1に対して、印字バッファに格納された定型文の印字データが1ライン印字データずつ熱転写出力されることで、当該選択入力された定型文のロール紙印字が行われる。
【0060】
この際、前記現在時間情報メモリ32bから読み出された現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻も、定型文と共に印字出力される。
【0061】
一方、例えば現在の曜日・時刻が月曜日〜金曜日の午後7時〜午後11時にあり、前記設定日時情報メモリ32cに記憶されている休日・時刻帯の各設定情報に基づき、ユーザにとって平日の自由時間内にあると判断された場合には、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“1”に対応付けられた平日の自由時刻帯に適した第2グループの定型文が呼び出され(ステップA3→A4→A5→A7)、前記同様に第2グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。そして、この第2グループ呼び出し選択画面において所望の定型文を選択して実行キー12fを操作することで、当該選択入力された定型文のロール紙印字が行われる(ステップA10→A11)。
【0062】
また、例えば現在の曜日・時刻が月曜日〜金曜日の午後11時〜午前8時にあり、前記設定日時情報メモリ32cに記憶されている休日・時刻帯の各設定情報に基づき、ユーザにとって平日の就労時間外で且つ自由時間外にあると判断された場合には、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“0”及び“1”に対応付けられた平日の就労時刻帯及び自由時刻帯にそれぞれ適した第1及び第2グループの定型文が呼び出され(ステップA3→A4→A5→A8)、第1,第2グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。そして、この第1,第2グループ呼び出し選択画面において所望の定型文を選択して実行キー12fを操作することで、当該選択入力された定型文のロール紙印字が行われる(ステップA10→A11)。
【0063】
また、例えば現在の曜日・時刻が土曜日又は日曜日の午前8時〜午前11時にあり、前記設定日時情報メモリ32cに記憶されている休日・時刻帯の各設定情報に基づき、ユーザにとって休日の家庭サービス時間内にあると判断された場合には、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“2”に対応付けられた休日の家庭サービス時刻帯に適した第3グループの定型文が呼び出され(ステップA3→A12→A14)、前記同様に第3グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。そして、この第3グループ呼び出し選択画面においても、所望の定型文を選択して実行キー12fを操作することで、当該選択入力された定型文のロール紙印字が行われる(ステップA10→A11)。
【0064】
また、例えば現在の曜日・時刻が日曜日の午後2時であり、前記設定日時情報メモリ32cに記憶されている休日・時刻帯の各設定情報に基づき、ユーザにとって休日の自由時間内にあると判断されると、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“3”に対応付けられた休日の自由時刻帯に適した第4グループの定型文が呼び出され(ステップA3→A12→A13→A15)、前記同様に第4グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。
【0065】
この定型文第4グループの呼び出し選択画面において、カーソルキー12dを操作して所望の定型文「出かけます」を選択し、実行キー12fを操作すると、選択された定型文の文字コードが印字用キャラクタジェネレータ34により発生される印字用のフォントパターンに変換されてRAM32内の印字バッファに格納され、プリンタ部35により、図12(B)に示すように、ロール紙1に印字出力される(ステップA10→A11)。
【0066】
さらに、例えば現在の曜日・時刻が土曜日又は日曜日の午前11時〜午後1時又は午後11時〜午前8時にあり、前記設定日時情報メモリ32cに記憶されている休日・時刻帯の各設定情報に基づき、ユーザにとって休日の家庭サービス時間外で且つ自由時間外にあると判断された場合には、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“2”及び“3”に対応付けられた休日の家庭サービス時刻帯及び自由時刻帯にそれぞれ適した第3及び第4グループの定型文が呼び出され(ステップA3→A12→A13→A16)、第3,第4グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。そして、この第3,第4グループ呼び出し選択画面において所望の定型文を選択して実行キー12fを操作することで、当該選択入力された定型文のロール紙印字が行われる(ステップA10→A11)。
【0067】
一方、RAM32内のモードフラグメモリ32a内に設定されているモードフラグM(=1)で、第1グループ直接指定呼び出しモードであると判断された場合には、前記現在時間情報メモリ32bに記憶されている現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻に関係なく、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“0”に対応付けられた就労時刻帯に適した第1グループの定型文が直接指定されて呼び出され(ステップA1→A17→A6)、前記図11で示した場合と同様に、第1グループ呼び出し選択画面G4として表示部13に表示される(ステップA9)。
【0068】
また、同様にモードフラグメモリ32a内に設定されているモードフラグM(=2)で、第2グループ直接指定呼び出しモードであると判断された場合にも、現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻に関係なく、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“1”に対応付けられた平日の自由時刻帯に適した第2グループの定型文が直接指定されて呼び出され(ステップA1→A18→A7)、第2グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。
【0069】
また、同様にモードフラグM(=3)で、第3グループ直接指定呼び出しモードであると判断された場合にも、現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻に関係なく、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“2”に対応付けられた休日の家庭サービス時刻帯に適した第3グループの定型文が直接指定されて呼び出され(ステップA1→A19→A14)、第3グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。
【0070】
さらに同様に、モードフラグM(=4)で、第4グループ直接指定呼び出しモードであると判断された場合にも、現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻に関係なく、定型文メモリ31a(図6参照)に記憶されている多数の定型文の中から識別情報“3”に対応付けられた休日の自由時刻帯に適した第4グループの定型文が直接指定されて呼び出され(ステップA1→A19→A15)、第4グループ呼び出し選択画面として表示部13に表示される(ステップA9)。
【0071】
これらモードフラグM=1〜4までのグループ直接呼び出しモードにより各対応するグループの定型文が直接呼び出されて選択画面として表示された場合でも、前記同様に所望の定型文を選択して実行キー12fを操作することで、当該選択入力された定型文が印字データに変換されてロール紙印字される(ステップA10→A11)。
【0072】
したがって、前記構成の印字装置における定型文の呼び出し印字機能によれば、定型文メモリ31aにおいて多数の定型文を、例えば平日の就労時間帯と自由時間帯、そして休日の家庭サービス時間帯と自由時間帯とのそれぞれにおいて使用頻度が高いと予想される定型文にグループ分けして記憶するのと共に、ユーザ自身の休日/平日の曜日及びその就労時間帯や自由時間帯の設定を設定日時情報メモリ32cに行っておき、印刷キー12eの操作により定型文の入力・印字が指示されると、現在時間情報メモリ32bに記憶されている現在の年月日,曜日(カレンダ)と時刻に応じたユーザ設定の曜日・時間帯が判断されて対応するグループの定型文が呼び出されて表示部13に表示され、カーソルキー12d及び実行キー12fの操作により所望の定型文を選択入力することで、当該選択された定型文が印字データとしてプリンタ部35に出力されてロール紙1に印字されるので、例えば300文〜500文といった膨大な量の定型文が記憶されて用意されている場合でも、休日や平日、更にその中の活動時間帯に応じて必要な定型文を効率よく呼び出して速やかに印字することができ、文書入力の手間を大幅に省くことができる。
【0073】
なお、前記実施形態では、定型文メモリ31aはROM31内に予め設ける構成としたが、RAM32内に設けることでユーザが適宜新たな定型文を追加登録できる構成としてもよい。
【0074】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る印字装置によれば、複数にグループ分けされて定型文情報記憶手段に記憶された定型文情報の呼び出しが指示されると、時計情報に対応させて前記定型文情報の各グループを選択するために設定情報記憶手段に設定された情報に基づいて、現在の時計情報に対応する定型文情報のグループが前記定型文情報記憶手段から選択されて呼び出し表示され、この表示されたグループの定型文情報の中から個別の定型文情報が選択されると、この選択された定型文情報が記録紙に印字されるので、現在の時計情報に関連した定型文情報のグループのみを呼び出して表示させることができ、その中から必要な定型文を効率よく選択して印字することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る印字装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】前記印字装置の内部機構を示す背面図。
【図3】前記印字装置の印字媒体として使用されるロール紙を示す図。
【図4】前記ロール紙の断面図。
【図5】前記印字装置の電子回路の構成を示すブロック図。
【図6】前記印字装置のROMに備えられた定型文メモリにおける定型文情報の記憶状態を示す図。
【図7】前記印字装置により休日/平日の曜日の設定及びその家庭サービス時間帯や就労時間帯,自由時間帯などの時間帯の設定を行うための印刷前入力設定処理を示すフローチャート。
【図8】前記印字装置の設定キーの操作に伴い表示される設定メニュー画面G1を示す図。
【図9】前記印字装置の休日・時刻帯設定に伴う設定画面の表示状態を示す図であり、同図(A)はその休日設定画面G2を示す図、同図(C)はその平日の就労時間設定画面G3を示す図。
【図10】前記印字装置による定型文の入力・印字処理を示すフローチャート。
【図11】前記印字装置の定型文入力・印字処理に伴う平日就労時間帯での定型文第1グループの呼び出し選択画面G4を示す図。
【図12】前記印字装置の定型文入力・印字処理に伴う定型文の印字出力状態を示す図であり、同図(A)は平日就労時間帯に定型文第1グループから選択入力された定型文の印字出力状態を示す図、同図(B)は休日自由時間帯に定型文第4グループから選択入力された定型文の印字出力状態を示す図。
【符号の説明】
1 …ロール紙
2 …紙管
3 …感熱紙(感熱記録層)
4 …剥離紙(剥離層)
5 …接着剤(接着層)
6 …ミシン線
7 …切断線
8 …マーク
10 …印字装置
11 …本体ケース
12 …キー入力部
12a…電源キー
12b…設定キー
12c…テンキー
12d…カーソルキー
12e…印刷キー
12f…実行キー
13 …表示部
14 …排紙口
15 …ホルダー
16 …印字機構
17 …支持軸
18 …サーマルヘッド
19 …プラテンローラ
20 …ステップモータ
21 …駆動伝達機構
22 …ヘッド支持部材
23 …操作レバー
24 …支持フレーム
25 …加圧バネ
26 …光センサ
27 …カッタ
30 …制御部
31 …ROM
31a…定型文メモリ
32 …RAM
32a…モードフラグメモリ
32b…現在時間情報メモリ
32c…設定日時情報メモリ
33 …表示用キャラクタジェネレータ
34 …印字用キャラクタジェネレータ
35 …プリンタ部
36 …ヘッド駆動回路
37 …モータ駆動回路
38 …時計回路
G1 …設定メニュー画面
G2 …休日設定画面
G3 …平日就労時間設定画面
G4 …第1グループ呼び出し選択画面

Claims (1)

  1. 曜日情報及び時刻情報を含む時計情報を発生する時計手段と、
    複数の定型文情報を、休日と平日における複数種類の生活時間帯に対応させて複数のグループにグループ分けして予め記憶してある定型文情報記憶手段と、
    ユーザにより任意の曜日に設定される休日と平日の曜日設定情報、及びユーザにより任意の時間帯に設定される前記複数種類の各生活時間帯の時間帯設定情報を記憶する設定情報記憶手段と、
    前記定型文情報記憶手段に記憶された前記定型文情報の呼び出しを指示する指示手段と、
    前記指示手段によって呼出しの指示があったときに、前記時計手段から得られる前記時計情報に対応する前記設定情報記憶手段に記憶された前記曜日設定情報及び前記時間帯設定情報に基づいて、前記曜日設定情報及び前記時間帯情報に対応する前記定型文情報のグループを、前記定型文情報記憶手段に記憶されている前記複数のグループから選択して呼び出す制御手段と、
    前記制御手段によって呼び出された前記定型文情報のグループを表示する表示手段と、
    前記表示手段に表示された前記定型文情報のグループの中から個別の定型文情報をユーザが選択するための選択手段と、
    前記選択手段によって選択された前記定型文情報を記録紙に印字する印字手段と、
    を備えることを特徴とする印字装置。
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