JP3775676B2 - 墓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、納骨堂が地上に設置された墓に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、骨を収める納骨堂(納骨室ともいう)は地下に設けられるのが一般的である(特許文献1,2,3参照)。通常、納骨堂は、地下の左右側壁および前後側壁を有するとともに上部開口部が墓標の下石と当該下石の前方の蓋体によって覆われている。下石や当該下石に支持された墓標そして蓋体は、地上に配設されている。なお、納骨堂の床面には、骨壷中のお骨を埋めるための地面露出部が形成されているのが一般的である。
【0003】
通常、蓋体は、石製またはコンクート製とされており、部厚い板状に形成されている。骨を納骨堂に収める場合には、蓋体を取外して生じた開口部分から骨壷を落とさないように慎重に下方へ降ろして、納骨堂の床面に載置される。
【0004】
ところで、納骨堂が地下にある墓では、納骨堂に雨水が浸入して溜まりやすい。そのため、納骨堂内がいつもじめじめして、カビが発生したり、虫が発生してしまう原因となる。特に、骨の中にも水が浸入して溜まりカビ等が繁殖するような事態が起こると、遺族等にとっては死者の魂が汚されたようにも感じられ、心情的に遣り切れない思いになる。
【0005】
そこで、最近、納骨堂の設置場所を雨水が浸入しやすい地下から地上とした墓が提案されている(特許文献4参照)。
【0006】
この特許文献4に記載された墓の納骨堂は、地上に設置されていることを除けば、上記した特許文献1等の墓の納骨堂と同様構成であるが、側壁に換気口を設け、納骨堂内が湿度の少ない環境に維持されるような工夫が施されている。なお、納骨堂に骨を収める方法は、特許文献1等の墓の場合と同様である。すなわち、部厚い板状の蓋体を取外して生じた開口部分から骨壷を落とさないように慎重に下方へ降ろして、納骨堂の床面に載置することとなる。
【特許文献1】
特許第2917006号
【特許文献2】
特開平10−18649号公報
【特許文献3】
特開平10−18649号公報
【特許文献4】
特開2002−106209号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記した特許文献4に記載された墓では、納骨堂が湿度の少ない環境に維持されるものの、骨壷の納骨堂への収容や骨を土へ帰した後の骨の取り出しが面倒である欠点を有する。すなわち、骨壷の収容・取り出しにあたっては、重い蓋体を取り除いて骨壷通過用の開口部分を確保する必要があるが、大人の男性でも一人では蓋体を持ち上げることは無理で、最低二人必要である。また、複数の男性が蓋体を持ち上げる際、皆の気持があっていないと蓋体を不用意に落としてしまい、大怪我をすることもある。さらに、骨壷を納骨堂内の納台(棚板ともいう)に載置する場合、蓋体を取り除いてできた開口部分から骨を狭い納骨堂内に入れ手探りで納台上に置くのは大変手間が掛かる。
【0008】
また、墓参りにきた遺族等が、墓前に花を供え墓標に向かって手を合わせる他に、家族の近況を報告したり、生前と同じような口調で話しかけたりすることがある。かかる場合に、納骨堂内の骨壷を見ながら直接骨内のお骨(魂)に供養の言葉等を語りかけることができれば、墓参りにきた意義が一層深まることになると思われる。
【0009】
本発明の目的は、納骨堂を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨の納骨堂への収容および取り出しを簡単かつ安全に行える墓を提供することにある。また、加えて、墓参りにきた者が納骨堂内の骨壷を見ながら直接骨内のお骨(魂)に供養の言葉等を語りかけることができる墓を提供することを第2の目的とする。また、加えて、納骨堂を湿度の少ない環境に一段と確実に維持できる墓を提供することを第3の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、納骨堂が地上に設置されており、当該納骨堂が左右側壁および前後側壁を有するとともに上部開口部が墓標の下石と当該下石の前方の蓋体によって覆われかつ底面部に骨壷中のお骨を埋めるための地面露出部が形成された墓において、前記左右側壁および前記蓋体に換気口を設けるとともに、前記蓋体を覆って前記換気口に雨水が入るのを阻止する被覆体を設け、前記納骨堂は、骨壷の出入口として、下端部を中心として前側へ会同して水平状態に開放可能かつ上端部を係止部材で係止されて起立状態を維持可能な前倒れ扉方式とされるとともに、外面上部に取っ手を備え、前記水平状態に開放したとき、前記取っ手に支持されて前記水平状態を維持し、前記前側壁の内面と前記納台の上面とにより同一水平面を形成するものである。
【0011】
上記請求項1の発明の場合、納骨堂が地上に設置されているので雨水等が溜まりにくい。また、納骨堂を形成する前側壁全体が開閉できるので、骨を水平移動させて納骨堂へ収容できる。また、納骨堂内の骨を水平移動させて取り出せる。このように、骨を下ろしたり持ち上げたりすることなく納骨堂へ収容したり取り出したりできるので、骨の納骨堂への収容および取り出しを簡単かつ安全に行える。したがって、納骨堂を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨の納骨堂への収容および取り出しを簡単かつ安全に行える。さらに、上記請求項1の発明の場合、前側壁が回動するだけの力を加えれば当該壁の開閉を行える。特に、前側壁を開放する場合には、当該壁の重量を利用してわずかな力で前倒しできる。したがって、骨壷の納骨堂への収容および取り出しを一段と簡単かつ安全に行える。また、蓋体が被覆体によって覆われているので、当該蓋体の換気口から雨水が入るようなことはなく、この点からも納骨堂内は湿度の少ない環境に保持される。
0012
請求項2の発明は、納骨堂が地上に設置されており、当該納骨堂が左右側壁および前後側壁を有するとともに上部開口部が墓標の下石と当該下石の前方の蓋体によって覆われかつ底面部に骨壷中の骨を埋めるための地面露出部が形成された墓において、前記左右側壁および前記蓋体に換気口を設けるとともに、前記蓋体を覆って前記換気口に雨水が入るのを阻止する被覆体を設け、前記納骨堂は、内部に骨壷を支持可能な納台を備え、前記納台が前記地面露出部よりも上方に配置されかつ前後方向に移動して前記前側壁に接近・離隔可能に構成され、前記前側壁は、左右の案内ガイドによって支持・案内されて前記納骨堂上部の水平収容部へ収容可能かつ当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持可能なスライド扉方式とされるものである。
0013
上記請求項2の発明の場合、納骨堂が地上に設置されているので雨水等が溜まりにくい。また、前側壁を水平収容部へ収容するまでおよび当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持させるまでのいずれの場合も、当該壁は左右の案内ガイドによって支持されつつ案内される。そのため、小さな力で前側壁を動かして開閉できる。したがって、納骨堂を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨壷の納骨堂への収容および取り出しを一段と簡単かつ安全に行える。
0014
請求項3の発明は、前記蓋体が軽量で着脱可能とされたものである。
0015
上記請求項3の発明では、蓋体が軽量であるので、墓参りにきた者が、蓋体を簡単に取り外し、納骨堂内の骨壷を見ながら直接骨壷内のお骨(魂)に供養の言葉等を語りかけることができる。したがって、請求項1又は2記載の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、墓参りにきた者が納骨堂内の骨壷を見ながら直接骨壷内のお骨(魂)に供養の言葉等を語りかけることができる。
0016
請求項4の発明は、前記被覆体が開閉可能な前側壁を有し、当該前側壁が左右の案内ガイドによって支持・案内されて当該被覆体内空間上部の水平収容部へ収容可能かつ当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持可能なスライド扉方式とされたものである。
0017
上記請求項4の発明では、前側壁を水平収容部へ収容するまでおよび当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持させるまでのいずれの場合も、当該壁は左右の案内ガイドによって支持されつつ案内される。そのため、請求項1乃至3の発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、小さな力で前側壁を動かして開閉できる。
0018
請求項5の発明は、前記被覆体が香炉を兼ねるものである。
0019
上記請求項5の発明では、請求項1乃至4のいずれかの発明の場合と同様な作用・効果を奏し得る他、小スペースでも格調の高い墓を提供できる。
0020
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
0021
本発明に係る墓1は、図1〜図4に示すように、納骨堂10を形成する前側壁13全体が骨壷Cの出入口として開閉可能に形成され、納骨堂10内に骨壷Cを支持可能な納台21を設け、この納台21が地面露出部S1よりも上方に配置されかつ前後方向(図1中左右方向)に移動して前側壁13に接近・離隔可能に構成されている。
0022
詳しくは、納骨堂10は、地面S上に設置されており、左右側壁(11,12)および前後側壁(13,14)を有している。各側壁(11,12,13,14)は、コンクリート製とされている。右側壁12には、図3に示すように、第1の換気口28Rが設けられており、左側壁11には第2の換気口28Lが設けられている。なお、各換気口(28R,28L)には、虫除け用の網が被せられている。そして、納骨堂10の上部開口部10Uは、図1に示すように、墓標(図示省略)の下石5と当該下石5の前方に蓋体支持部27を介して配された蓋体17によって覆われている。また、納骨堂10の底面部には、骨壷C中のお骨を埋めるための地面露出部S1が設けられている。
0023
また、左右側壁(11,12)の内面には、図3に示すように、それぞれ溝19が水平方向に伸延するように形成されている。上記した納台21は、その左右両端部が左右側壁(11,12)の溝19に横方向(水平方向)に摺動自在に嵌挿されている。なお、納台21の中央部には、スライド動作させやすいように、指引っ掛け部22が形成されている。
0024
上記した蓋体17は軽量で着脱可能とされている。詳しくは、蓋体17は石製で薄板形状とされている。この蓋体17を取り除けば、納骨堂10内の納台21上に置かれた骨壷Cを外から見ることができる。
0025
また、上記した前側壁13は、下端部13bを中心として前側へ回動して開放可能かつ上端部13aを係止部材23で係止して起立状態(閉鎖状態)を維持可能な前倒れ扉方式とされている。この前側壁13の前側面上部には、取っ手16が装着されている。取っ手16は、前側壁13を図2中2点鎖線で示すように前倒しした場合に、拝石3と当接して当該壁13の内面が納台21の上面と同一水平レベルとなるように形成されている。
0026
したがって、骨壷Cを納骨堂10へ収容する場合には、前側壁13を前倒しした後、納台21を図2に示すように前側へ引き寄せる。次にその状態で、骨壷Cを前側壁13の内面上を滑らせて納台21近くまで移動させ、当該納台21上へ乗り移らせる。そして、納台21を骨壷Cごと後ろ側へ押し込む。
0027
納台21上の骨壷Cを外へ出す場合には、前側壁13を前倒しした後、納台21を骨壷Cごと前側へ引き寄せる。次にその状態で、骨壷Cを前側壁13の内面上を滑らせて外側へ取り出す。
0028
このように、納台21が水平移動可能とされているとともに、前側壁13が前倒れ扉方式とされ内面を水平に保持できるので、骨壷Cの納骨堂10への収容および当該納骨堂10からの取り出しを一段と簡単に行える。
0029
上記構成の墓1の場合、納骨堂10が地上に設置されているので雨水等が溜まりにくい。また、納骨堂10を形成する前側壁13全体が開閉できるので、骨壷Cを水平移動させて納骨堂10へ円滑に収容できる。また、納骨堂10内の骨壷Cを水平移動させて円滑に取り出せる。このように、骨壷Cを下ろしたり持ち上げたりすることなく納骨堂10へ収容したり取り出したりできるので、女性であっても骨壷Cの納骨堂10への収容および取り出しを簡単に行える。したがって、納骨堂10を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨壷Cの納骨堂10への収容および取り出しを簡単かつ安全に行える。
0030
また、前側壁13が前倒れ扉方式とされているので、当該前側壁13に回動するだけの力を加えれば当該壁13の開閉を行える。特に、前側壁13を開放する場合には、当該壁13の重さを利用してわずかな力で前倒しできる。したがって、納骨堂10を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨壷Cの納骨堂10への収容および取り出しを一段と簡単かつ安全に行える。
0031
また、蓋体17が軽量で着脱可能とされているので、墓参りにきた者が、蓋体17を簡単に取り外し、納骨堂10内の骨壷Cを見ながら直接骨壷C内のお骨(魂)に供養の言葉等を語りかけることができる。
0032
さらに、左右側壁(11,12)に換気口(28L,28R)が設けられているので、納骨堂10内を湿度の少ない環境に一段と確実に維持できる。
0033
なお、この実施形態では、前側壁13を前倒れ扉方式としたが、これに限定されるものではなく、例えば図5〜図8に示すように、当該前側壁13が左右の案内ガイド24によって支持・案内されて納骨堂10上部の水平収容部25へ収容可能かつ当該水平収容部25から引き出して閉鎖位置(図5中に示す位置)に位置決め保持可能なスライド扉方式としてもよい。
0034
かかる構成により、前側壁13を水平収容部25へ収容するまでおよび当該水平収容部25から引き出して閉鎖位置に位置決め保持させるまでのいずれの場合も、当該壁13は左右の案内ガイド24によって支持されつつ案内される。そのため、小さな力で前側壁13を動かして開閉できる。したがって、納骨堂10を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨壷Cの納骨堂10への収容および取り出しを一段と簡単かつ安全に行える。なお、水平収容部25は、納骨堂10の上部に設けられているので、骨壷Cの収容・取り出しに支障を来たすことはない。
0035
また、上記実施形態では、換気口を左右側壁(11,12)に設けたが、それ以外の箇所にも設けてもよい。例えば、蓋体17に換気口を設けてもよい。すなわち、図9〜図13に示すように、蓋体17に換気口としての貫通穴18を二つ設けるとともに、当該蓋体17を覆って当該貫通穴18に雨水が入るのを阻止する被覆体31を設ける。蓋体17の両貫通穴18間には、図5および図11に示すように、蝋燭立て用の穴18aが開けられている。
0036
ここでは、被覆体31は、蓋体17と協働して香炉を形成するものとされている。すなわち、蓋体17上には、線香皿41や仏鈴42が置かれる。また、被覆体31の内空間31aに、墓参りに必要な雑具(墓標等を掃除するための雑巾、線香、蝋燭、マッチ、ライター等)を収容する収容部(図示省略)を設けてもよい。
0037
詳しくは、被覆体31は、石製とされており、左右側壁(32L,32R)、前後側壁(33F,33R)および天井部材34から形成されている。前側壁33Fは開閉可能とされている。具体的には、前側壁33Fは、左右の案内ガイド(35L,35R)によって支持・案内されて当該被覆体31の内空間31a上部の水平収容部36へ収容可能かつ当該水平収容部36から引き出して閉鎖位置(図10に示す起立位置)に位置決め保持可能なスライド扉方式とされている。前側壁33Fは、図12(A),(B)に示すように、板状とされており、通気と装飾を兼ねる開口部33bが多数設けられている。また、前側壁33Fの底部には、手を掛けるための切欠き部33aが形成されている。切欠き部33aは、被覆体31内に入った雨水を外へ排出する排出口の機能も有する。
0038
かかる構成により、前側壁33Fを持ち上げて水平収容部36へ収容するまでおよび当該水平収容部36から引き出して閉鎖位置に位置決め保持させるまでのいずれの場合も、当該壁33Fは左右の案内ガイド(35L,35R)によって支持されつつ案内される。そのため、小さな力で前側壁33Fを動かして開閉できる。なお、水平収容部36は、被覆体31の内空間31aの上部に設けられているので、線香皿41や仏鈴42や蝋燭立て43等を設置したり片付けたりするのに支障を来たすことはない。
0039
上記したように、蓋体17にも換気口(18)を設けることにより、納骨堂10内を湿度の少ない環境に一層確実に維持できる。なお、蓋体17は被覆体31によって覆われているので、当該蓋体17の換気口(18)から雨水が入るようなことはなく、この点からも納骨堂10内は湿度の少ない環境に保持される。
0040
また、被覆体31の前側壁33Fがスライド扉方式とされているので、小さな力で当該壁33Fを動かして被覆体31を開閉できる。なお、前側壁33Fは引き戸方式ではないので、当該前側壁33Fの左右に当該壁33Fの収容スペースを確保する必要がない。そのため、被覆体31の左右のスペースを広く取る必要がなく、小型の墓にも本発明を適用可能である。図9では、墓の設置スペースに余裕があるので、被覆体31の左右に広いスペースが取られているが、当該スペースを花を飾る場所(花立て)として丸々使用することが可能となる。
0041
また、被覆体31が香炉を兼ねるので、小スペースでも格調の高い墓を提供できる。被覆体31によって覆われるので、蝋燭立て43にセットされた蝋燭の火が消えない。また、線香皿41内の火のついた線香が風で飛んで火事になるような事態が起こるのを防止できる。
0042
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、納骨堂が地上に設けられ、当該納骨堂を形成する前側壁全体が骨壷の出入口として開閉可能に形成され、納骨堂内に前後方向に移動可能な納台が設けられているので、納骨堂を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨壷の納骨堂への収容および取り出しを簡単に行える。さらに、前側壁が回動するだけの力を加えれば当該壁の開閉を行える。特に、前側壁を開放する場合には、当該壁の重量を利用してわずかな力で前倒しできる。したがって、骨壷の納骨堂への収容および取り出しを一段と簡単かつ安全に行える。また、蓋体が被覆体によって覆われているので、当該蓋体の換気口から雨水が入るようなことはなく、この点からも納骨堂内は湿度の少ない環境に保持される。
0043
請求項2の発明によれば、納骨堂が地上に設置されているので雨水等が溜まりにくい。また、前側壁を水平収容部へ収容するまでおよび当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持させるまでのいずれの場合も、当該壁は左右の案内ガイドによって支持されつつ案内される。そのため、小さな力で前側壁を動かして開閉できる。したがって、納骨堂を湿度の少ない環境に維持しつつ、骨壷の納骨堂への収容および取り出しを一段と簡単かつ安全に行える。
0044
請求項3の発明によれば、蓋体が軽量で着脱可能とされているので、請求項1又は2に記載の発明と同様な効果を奏し得る他、墓参りにきた者が蓋体を簡単に取り外すことができ、納骨堂内の骨壷を見ながら直接骨壷内のお骨(魂)に供養の言葉等を語りかけることができる。
0045
請求項4の発明によれば、蓋体に換気口を設けるとともに、当該蓋体を覆う被覆体を設けたので、請求項1乃至3のいずれかの発明と同様な効果を奏し得る他、納骨堂ないを湿度の少ない環境に一層確実に維持できる。なお、蓋体は被覆体によって覆われているので、当該蓋体の換気口から雨水が入るようなことはなく、この点からも納骨堂内は湿度の少ない環境に保持される。
0046
請求項5の発明によれば、被覆体が香炉を兼ねるので、請求項1乃至4のいずれかの発明の場合と同様な効果を奏し得る他、小スペースでも格調の高い墓を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を説明するための側断面図である。
【図2】骨収容を説明するための側断面図である。
【図3】納骨堂の構成を説明するための斜視図である。
【図4】前側壁とその周辺部分を示す斜視図である。
【図5】スライド扉方式の前側壁を説明するための図である。
【図6】前側壁のスライド動作を説明するための図である。
【図7】前側壁を水平収容部へ収容した状態を示す図である。
【図8】スライド扉方式の納骨堂の構成を説明するための斜視図である。
【図9】被覆体を説明するための正面図である。
【図10】図10中X1−X1線による縦断面図である。
【図11】被覆体の天井部材を除いた状態の平面図である。
【図12】被覆体の前側壁を説明するための図である。
【図13】被覆体の案内ガイドを説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 墓
3 拝石
4 台石
5 下台
10 納骨堂
11 左側壁
12 右側壁
13 前側壁
14 後側壁
15 納骨堂柱
16 取っ手
17 蓋体
18 貫通穴
19 溝
21 納台
22 指引っ掛け部
23 係止部材
24 案内ガイド
25 水平収容部
27 蓋体支持部
28L,28R 換気口
31 被覆体
32L 左側壁
32R 右側壁
33F 前側壁
33R 後側壁
34 天井部材
35L,35R 案内ガイド
36 水平収容部
41 線香皿
42 仏鈴
43 蝋燭立て
S 地面
S1 地面露出部
C 骨

Claims (5)

  1. 納骨堂が地上に設置されており、当該納骨堂が左右側壁および前後側壁を有するとともに上部開口部が墓標の下石と当該下石の前方の蓋体によって覆われかつ底面部に骨壷中の骨を埋めるための地面露出部が形成された墓において、
    前記左右側壁および前記蓋体に換気口を設けるとともに、前記蓋体を覆って前記換気口に雨水が入るのを阻止する被覆体を設け、
    前記納骨堂は、内部に骨壷を支持可能な納台を備え、前記納台が前記地面露出部よりも上方に配置されかつ前後方向に移動して前記前側壁に接近・離隔可能に構成され、
    前記前側壁は、骨壷の出入口として、下端部を中心として前側へ回動して水平状態に開放可能かつ上端部を係止部材で係止されて起立状態を維持可能な前倒れ扉方式とされるとともに、外面上部に取っ手を備え、前記水平状態に開放したとき、前記取っ手に支持されて前記水平状態を維持し、前記前側壁の内面と前記納台の上面とにより同一水平面を形成することを特徴とする墓。
  2. 納骨堂が地上に設置されており、当該納骨堂が左右側壁および前後側壁を有するとともに上部開口部が墓標の下石と当該下石の前方の蓋体によって覆われかつ底面部に骨壷中の骨を埋めるための地面露出部が形成された墓において、
    前記左右側壁および前記蓋体に換気口を設けるとともに、前記蓋体を覆って前記換気口に雨水が入るのを阻止する被覆体を設け、
    前記納骨堂は、内部に骨壷を支持可能な納台を備え、前記納台が前記地面露出部よりも上方に配置されかつ前後方向に移動して前記前側壁に接近・離隔可能に構成され、
    前記前側壁は、左右の案内ガイドによって支持・案内されて前記納骨堂上部の水平収容部へ収容可能かつ当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持可能なスライド扉方式とされることを特徴とする墓。
  3. 前記蓋体が軽量で着脱可能とされた請求項1又は2記載の墓。
  4. 前記被覆体が開閉可能な前側壁を有し、当該前側壁が左右の案内ガイドによって支持・案内されて当該被覆体内空間上部の水平収容部へ収容可能かつ当該水平収容部から引き出して閉鎖位置に位置決め保持可能なスライド扉方式とされた請求項1乃至3のいずれかに記載の墓。
  5. 前記被覆体が香炉を兼ねる請求項1乃至4のいずれかに記載の墓。
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