JP3776060B2 - ルーズチューブリボン光ケーブル - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、リボン光ケーブル(ribbon optical cable)に関し、特に、ルーズチューブを備えるリボン光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常的に、リボン光ケーブルは、光信号の伝送媒体がリボン光ファイバである光ケーブルを示し、多芯の光ファイバが一列に整列されている。前記リボン光ファイバは、多芯の光ファイバを一列に整列し、紫外線硬化樹脂(ultraviolet curable resin)でコーティングした後、前記紫外線硬化樹脂を紫外線に露光させることによって硬化させて製作される。さらに、前述したリボン光ファイバを多数積層してマトリックス(matrix)構造のリボン光ファイバを構成することもできる。前述したようなリボン光ファイバは、多芯の光ファイバを密集させるので、制限した空間内の光ファイバの密度が非常に高いという長所がある。高密度のリボン光ケーブルに注目する理由は、既存の管路は、予め多数の光ケーブルによって布設されて、管路内の新しい布設空間が非常に不足する現象が発生するからである。尚、光ファイバパッキング(packing)密度を高めて、既存の狭い管路にさらに布設できるように光ケーブルの外径を小さくする作業が持続的に行われている。
【0003】
図1は、従来のリボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図であり、図2は、図1に示すルーズチューブをA−A’に沿って示す側断面図である。図1を参照すると、ルーズチューブリボン光ケーブル(loose tube ribbon optical cable)は、それぞれ一列に配列された多芯の光ファイバ110を被覆処理した多数のリボン光ファイバ120と、前記多数のリボン光ファイバ120を順に積層したリボン光ファイバ束(ribbon optical fiber bundle)130と、前記リボン光ファイバ束130を実装したルーズチューブ150と、前記ルーズチューブ150内の空き空間に充填されたゼリー(jelly)140と、を含む。
【0004】
図2を参照すると、前記リボン光ファイバ束130は、前記ルーズチューブ150の長手方向に沿って直線状に延在することなく曲がって延在している。その理由は、前記ルーズチューブ150が外部の環境変化によって収縮するため、前記リボン光ファイバ束130の長さが前記ルーズチューブ150より大きくなるからである。さらに、前記リボン光ファイバ束130は、撚り込み率(lay ratio)の増加を目的として、前記ルーズチューブ150内に螺旋形に延長することもできる。
【0005】
図1及び図2を参照すると、前記リボン光ファイバ束130の4つの縁(C、D、E、及びF)は、前記ルーズチューブ150の内壁に密着され、前記リボン光ファイバ束130の4つの縁(C、D、E、及びF)は、圧縮力を受けるようになる。この時、前記圧縮力は、前記リボン光ファイバ束130の撚り込み率に比例し、前記ルーズチューブ150内のクリアランス(clearance)に反比例する。前記圧縮力は、前記リボン光ファイバ束130を構成する光ファイバ110の表面の微細屈曲(microbending)または表面の傷を発生する可能性がある。前記微細屈曲は、前記光ファイバ110内に進行する光信号を減少させる原因になる。さらに、前記微細屈曲を防止するためには、前記ルーズチューブ150の直径をより大きく設定すべきであり、結果的に、前述したようなルーズチューブ150を実装するルーズチューブリボン光ケーブルの直径が大きくなるという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、リボン光ファイバ束の縁に発生する微細屈曲を防止し、その直径を最小化することのできるルーズチューブリボン光ケーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明によるルーズチューブリボン光ケーブルは、一列に配列された多芯の光ファイバと、前記多芯の光ファイバをコーティングするリボン光ファイバを多数積層して形成されたリボン光ファイバ束と、それぞれ前記リボン光ファイバ束の外側上に形成され、前記リボン光ファイバ束の外側を覆う形態の縁を有する一対の補強層と、から構成される少なくとも1つの補強リボン光ファイバ束と、それぞれ前記補強リボン光ファイバ束を実装する少なくとも1つのルーズチューブと、前記少なくとも1つのルーズチューブを囲み、前記リボン光ケーブルの最外郭に位置する外部被覆と、を含む。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従う好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、関連した公知機能または構成に関する具体的な説明は省略する。
【0009】
図3は、本発明の好適な実施形態による補強リボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図であり、図4は、図3に示すルーズチューブをB−B’に沿って示す側断面図である。
【0010】
図3を参照すると、前記補強リボン光ファイバ束250は、それぞれ一列に配列された12芯の光ファイバ210を紫外線硬化樹脂で被覆処理した多数のリボン光ファイバ220を積層した構造を有するリボン光ファイバ束230と、前記リボン光ファイバ束230の上面及び下面に積層した一対の補強層240とから構成される。前記紫外線硬化樹脂は、前記光ファイバ210に液体の状態でコーティングされた後、紫外線の照射によって硬化される。
【0011】
前記補強層240は、前記リボン光ファイバ220と同一の弾性係数及び線膨脹係数を有することが望ましく、前述したような条件は、前記補強リボン光ファイバ束250に温度変化または物理的な外力が作用する場合に、前記補強層240が前記リボン光ファイバ束230と同様に反応することを保障する。つまり、前記補強層240は、界面分離、亀裂、または微細屈曲が発生することを防止することができる。さらに、前記補強層240の縁は、前記ルーズチューブ270の内壁が有する曲率と同一の曲率を有することが望ましく、これは、前記補強層240で補強リボン光ファイバ束250のクリアランスの増加を最小化し、前記内壁と前記補強層240との接触面積を増加させることで前記接触面積に与えられる圧縮力を効果的に吸収できるという利点がある。前記補強層240の材質としては、ガラス繊維強化プラスチック(fiberglass reinforced plastic)、ガラス、スチール(steel)、プラスチックなどがある。
【0012】
前記ルーズチューブ270内の空き空間には、ゼリー260が充填されており、前記ゼリー260は、前記ルーズチューブ270内に浸透する水分を吸収し、外部から与えられる衝撃を吸収する機能を遂行する。前記ゼリー260の代わりに、ストランド(strand)形態であり、水分を吸収しながら膨張する特性を有する防水ヤーン(swellable yarn)(図示せず)を使用することもできる。
【0013】
図3及び図4を参照すると、前記補強リボン光ファイバ束250の4つの縁(G、H、I、及びK)は、前記ルーズチューブ270の内壁に密着されて圧縮力を受けるようになる。この時、前記補強層240は、与えられる圧縮力を吸収して、前記リボン光ファイバ束230に伝達される圧縮力を最小にする。
【0014】
図5は、本発明の好適な一実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す断面図である。前記ルーズチューブリボン光ケーブルは、補強リボン光ファイバ束350と、前記補強リボン光ファイバ束350を実装したルーズチューブ370と、前記ルーズチューブ370内の空き空間を満たすゼリー360と、前記ルーズチューブ370の外周面を囲む防水テープ380と、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの最外郭に位置する外部被覆390と、前記外部被覆390に長手方向に沿って挿入された一対の引張線(tension line)400と、から構成される。
【0015】
前記補強リボン光ファイバ束350は、それぞれ一列に配列された12芯の光ファイバ310を紫外線硬化樹脂で被覆処理した多数のリボン光ファイバを積層したマトリックス構造を有するリボン光ファイバ330と、前記リボン光ファイバ束330の上面及び下面に積層された一対の補強層340と、から構成される。
【0016】
前記ゼリー360は、前記補強リボン光ファイバ束350を外部の衝撃から保護し、前記ルーズチューブ370内に浸透した水分を吸収する機能をする。
【0017】
前記防水テープ380は、前記外部被覆390内に浸透した水分を吸収する機能を遂行し、前記防水テープ380の代わりに金属性のテープを使用して齧歯類の攻撃に備えることもできる。
【0018】
前記一対の引張線400は、前記ルーズチューブ370を中心にした対称構造で配置され、外部の張力に対応する抗張力を提供し、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの機械的な強度を向上させる。
【0019】
図6は、本発明の好適な他の実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す図である。前記ルーズチューブリボン光ケーブルは、中心引張線(central tension line)510、多数のルーズチューブ550、バインダ560、補助引張材570、及び外部被覆580から構成される。
【0020】
前記中心引張線510は、前記ルーズチューブリボン光ケーブルに抗張力を提供し、その中心に位置する。前記中心引張線510の材質としては、FRP(fiberglass reinforced plastic)を使用することができ、前記中心引張線510にコーティングされた層520の材質としては、PVC(polyvinyl chloride)、PE(polyethylene)などのような高分子化合物を使用することができる。
【0021】
前記ルーズチューブ550は、補強リボン光ファイバ束530を実装し、前記補強リボン光ファイバ束530は、それぞれ一列に配列された12芯の光ファイバを紫外線硬化樹脂で被覆処理した多数のリボン光ファイバを積層したマトリックス構造を有するリボン光ファイバ束と、前記リボン光ファイバ束の上面及び下面に積層された補強層とから構成される。さらに、前記ルーズチューブ550の空き空間には、前記補強リボン光ファイバ束530を外部の衝撃から保護し、前記ルーズチューブ550内に浸透した水分を吸収する機能を遂行するゼリー540が充填される。
【0022】
前記バインダ560は、前記多数のルーズチューブ550を囲んでその集合の状態を維持する機能をする。前記バインダ560としては、アラミドヤーン(aramid yarn)、ポリエステルヤーン(polyester yarn)、ポリエステルフィルム(polyester film)などを使用することができる。
【0023】
前記補助引張材570は、前記バインダ560を囲み、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの抗張力を向上させる機能を遂行し、その材質としては、アラミドヤーンまたはガラスヤーン(glass yarn)を使用することができる。前記外部被覆580は、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの最外郭に位置し、前記外部被覆580の材質としては、PVCまたはPEのような高分子化合物を使用することができ、押出し工程によって形成される。さらに、前記外部被覆580は、除去(molting, unwrapping)の時の便宜のために、その内壁に隣接してリップコード(rip cord)を実装することもできる。
【0024】
前述の如く、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲は前記実施形態によって限られるべきではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
【0025】
【発明の効果】
前述してきたように、本発明によるルーズチューブリボン光ケーブルは、補強層を利用してリボン光ファイバ束の縁に発生する界面分離現象、亀裂、及び微細屈曲などを予め防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるリボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図である。
【図2】 図1に示すルーズチューブをA−A’に沿って示す側断面図である。
【図3】 本発明の好適な実施形態による補強リボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図である。
【図4】 図3に示すルーズチューブをB−B’に沿って示す側断面図である。
【図5】 本発明の好適な一実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す図である。
【図6】 本発明の好適な他の実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す断面図である。
【符号の説明】
210,310 光ファイバ
230,330 リボン光ファイバ束
240,340 補強層
250,350,530 補強リボン光ファイバ束
270,370,550 ルーズチューブ
390,580 外部被覆
400 引張線
510 中心引張り線
560 バインダ
570 補助引張材
【発明の属する技術分野】
本発明は、リボン光ケーブル(ribbon optical cable)に関し、特に、ルーズチューブを備えるリボン光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常的に、リボン光ケーブルは、光信号の伝送媒体がリボン光ファイバである光ケーブルを示し、多芯の光ファイバが一列に整列されている。前記リボン光ファイバは、多芯の光ファイバを一列に整列し、紫外線硬化樹脂(ultraviolet curable resin)でコーティングした後、前記紫外線硬化樹脂を紫外線に露光させることによって硬化させて製作される。さらに、前述したリボン光ファイバを多数積層してマトリックス(matrix)構造のリボン光ファイバを構成することもできる。前述したようなリボン光ファイバは、多芯の光ファイバを密集させるので、制限した空間内の光ファイバの密度が非常に高いという長所がある。高密度のリボン光ケーブルに注目する理由は、既存の管路は、予め多数の光ケーブルによって布設されて、管路内の新しい布設空間が非常に不足する現象が発生するからである。尚、光ファイバパッキング(packing)密度を高めて、既存の狭い管路にさらに布設できるように光ケーブルの外径を小さくする作業が持続的に行われている。
【0003】
図1は、従来のリボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図であり、図2は、図1に示すルーズチューブをA−A’に沿って示す側断面図である。図1を参照すると、ルーズチューブリボン光ケーブル(loose tube ribbon optical cable)は、それぞれ一列に配列された多芯の光ファイバ110を被覆処理した多数のリボン光ファイバ120と、前記多数のリボン光ファイバ120を順に積層したリボン光ファイバ束(ribbon optical fiber bundle)130と、前記リボン光ファイバ束130を実装したルーズチューブ150と、前記ルーズチューブ150内の空き空間に充填されたゼリー(jelly)140と、を含む。
【0004】
図2を参照すると、前記リボン光ファイバ束130は、前記ルーズチューブ150の長手方向に沿って直線状に延在することなく曲がって延在している。その理由は、前記ルーズチューブ150が外部の環境変化によって収縮するため、前記リボン光ファイバ束130の長さが前記ルーズチューブ150より大きくなるからである。さらに、前記リボン光ファイバ束130は、撚り込み率(lay ratio)の増加を目的として、前記ルーズチューブ150内に螺旋形に延長することもできる。
【0005】
図1及び図2を参照すると、前記リボン光ファイバ束130の4つの縁(C、D、E、及びF)は、前記ルーズチューブ150の内壁に密着され、前記リボン光ファイバ束130の4つの縁(C、D、E、及びF)は、圧縮力を受けるようになる。この時、前記圧縮力は、前記リボン光ファイバ束130の撚り込み率に比例し、前記ルーズチューブ150内のクリアランス(clearance)に反比例する。前記圧縮力は、前記リボン光ファイバ束130を構成する光ファイバ110の表面の微細屈曲(microbending)または表面の傷を発生する可能性がある。前記微細屈曲は、前記光ファイバ110内に進行する光信号を減少させる原因になる。さらに、前記微細屈曲を防止するためには、前記ルーズチューブ150の直径をより大きく設定すべきであり、結果的に、前述したようなルーズチューブ150を実装するルーズチューブリボン光ケーブルの直径が大きくなるという問題点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、リボン光ファイバ束の縁に発生する微細屈曲を防止し、その直径を最小化することのできるルーズチューブリボン光ケーブルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するための本発明によるルーズチューブリボン光ケーブルは、一列に配列された多芯の光ファイバと、前記多芯の光ファイバをコーティングするリボン光ファイバを多数積層して形成されたリボン光ファイバ束と、それぞれ前記リボン光ファイバ束の外側上に形成され、前記リボン光ファイバ束の外側を覆う形態の縁を有する一対の補強層と、から構成される少なくとも1つの補強リボン光ファイバ束と、それぞれ前記補強リボン光ファイバ束を実装する少なくとも1つのルーズチューブと、前記少なくとも1つのルーズチューブを囲み、前記リボン光ケーブルの最外郭に位置する外部被覆と、を含む。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従う好適な実施形態について添付図を参照しつつ詳細に説明する。下記の説明において、本発明の要旨のみを明確にする目的で、関連した公知機能または構成に関する具体的な説明は省略する。
【0009】
図3は、本発明の好適な実施形態による補強リボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図であり、図4は、図3に示すルーズチューブをB−B’に沿って示す側断面図である。
【0010】
図3を参照すると、前記補強リボン光ファイバ束250は、それぞれ一列に配列された12芯の光ファイバ210を紫外線硬化樹脂で被覆処理した多数のリボン光ファイバ220を積層した構造を有するリボン光ファイバ束230と、前記リボン光ファイバ束230の上面及び下面に積層した一対の補強層240とから構成される。前記紫外線硬化樹脂は、前記光ファイバ210に液体の状態でコーティングされた後、紫外線の照射によって硬化される。
【0011】
前記補強層240は、前記リボン光ファイバ220と同一の弾性係数及び線膨脹係数を有することが望ましく、前述したような条件は、前記補強リボン光ファイバ束250に温度変化または物理的な外力が作用する場合に、前記補強層240が前記リボン光ファイバ束230と同様に反応することを保障する。つまり、前記補強層240は、界面分離、亀裂、または微細屈曲が発生することを防止することができる。さらに、前記補強層240の縁は、前記ルーズチューブ270の内壁が有する曲率と同一の曲率を有することが望ましく、これは、前記補強層240で補強リボン光ファイバ束250のクリアランスの増加を最小化し、前記内壁と前記補強層240との接触面積を増加させることで前記接触面積に与えられる圧縮力を効果的に吸収できるという利点がある。前記補強層240の材質としては、ガラス繊維強化プラスチック(fiberglass reinforced plastic)、ガラス、スチール(steel)、プラスチックなどがある。
【0012】
前記ルーズチューブ270内の空き空間には、ゼリー260が充填されており、前記ゼリー260は、前記ルーズチューブ270内に浸透する水分を吸収し、外部から与えられる衝撃を吸収する機能を遂行する。前記ゼリー260の代わりに、ストランド(strand)形態であり、水分を吸収しながら膨張する特性を有する防水ヤーン(swellable yarn)(図示せず)を使用することもできる。
【0013】
図3及び図4を参照すると、前記補強リボン光ファイバ束250の4つの縁(G、H、I、及びK)は、前記ルーズチューブ270の内壁に密着されて圧縮力を受けるようになる。この時、前記補強層240は、与えられる圧縮力を吸収して、前記リボン光ファイバ束230に伝達される圧縮力を最小にする。
【0014】
図5は、本発明の好適な一実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す断面図である。前記ルーズチューブリボン光ケーブルは、補強リボン光ファイバ束350と、前記補強リボン光ファイバ束350を実装したルーズチューブ370と、前記ルーズチューブ370内の空き空間を満たすゼリー360と、前記ルーズチューブ370の外周面を囲む防水テープ380と、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの最外郭に位置する外部被覆390と、前記外部被覆390に長手方向に沿って挿入された一対の引張線(tension line)400と、から構成される。
【0015】
前記補強リボン光ファイバ束350は、それぞれ一列に配列された12芯の光ファイバ310を紫外線硬化樹脂で被覆処理した多数のリボン光ファイバを積層したマトリックス構造を有するリボン光ファイバ330と、前記リボン光ファイバ束330の上面及び下面に積層された一対の補強層340と、から構成される。
【0016】
前記ゼリー360は、前記補強リボン光ファイバ束350を外部の衝撃から保護し、前記ルーズチューブ370内に浸透した水分を吸収する機能をする。
【0017】
前記防水テープ380は、前記外部被覆390内に浸透した水分を吸収する機能を遂行し、前記防水テープ380の代わりに金属性のテープを使用して齧歯類の攻撃に備えることもできる。
【0018】
前記一対の引張線400は、前記ルーズチューブ370を中心にした対称構造で配置され、外部の張力に対応する抗張力を提供し、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの機械的な強度を向上させる。
【0019】
図6は、本発明の好適な他の実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す図である。前記ルーズチューブリボン光ケーブルは、中心引張線(central tension line)510、多数のルーズチューブ550、バインダ560、補助引張材570、及び外部被覆580から構成される。
【0020】
前記中心引張線510は、前記ルーズチューブリボン光ケーブルに抗張力を提供し、その中心に位置する。前記中心引張線510の材質としては、FRP(fiberglass reinforced plastic)を使用することができ、前記中心引張線510にコーティングされた層520の材質としては、PVC(polyvinyl chloride)、PE(polyethylene)などのような高分子化合物を使用することができる。
【0021】
前記ルーズチューブ550は、補強リボン光ファイバ束530を実装し、前記補強リボン光ファイバ束530は、それぞれ一列に配列された12芯の光ファイバを紫外線硬化樹脂で被覆処理した多数のリボン光ファイバを積層したマトリックス構造を有するリボン光ファイバ束と、前記リボン光ファイバ束の上面及び下面に積層された補強層とから構成される。さらに、前記ルーズチューブ550の空き空間には、前記補強リボン光ファイバ束530を外部の衝撃から保護し、前記ルーズチューブ550内に浸透した水分を吸収する機能を遂行するゼリー540が充填される。
【0022】
前記バインダ560は、前記多数のルーズチューブ550を囲んでその集合の状態を維持する機能をする。前記バインダ560としては、アラミドヤーン(aramid yarn)、ポリエステルヤーン(polyester yarn)、ポリエステルフィルム(polyester film)などを使用することができる。
【0023】
前記補助引張材570は、前記バインダ560を囲み、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの抗張力を向上させる機能を遂行し、その材質としては、アラミドヤーンまたはガラスヤーン(glass yarn)を使用することができる。前記外部被覆580は、前記ルーズチューブリボン光ケーブルの最外郭に位置し、前記外部被覆580の材質としては、PVCまたはPEのような高分子化合物を使用することができ、押出し工程によって形成される。さらに、前記外部被覆580は、除去(molting, unwrapping)の時の便宜のために、その内壁に隣接してリップコード(rip cord)を実装することもできる。
【0024】
前述の如く、本発明の詳細な説明では具体的な実施形態を参照して詳細に説明してきたが、本発明の範囲は前記実施形態によって限られるべきではなく、本発明の範囲内で様々な変形が可能であるということは、当該技術分野における通常の知識を持つ者には明らかである。
【0025】
【発明の効果】
前述してきたように、本発明によるルーズチューブリボン光ケーブルは、補強層を利用してリボン光ファイバ束の縁に発生する界面分離現象、亀裂、及び微細屈曲などを予め防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来技術によるリボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図である。
【図2】 図1に示すルーズチューブをA−A’に沿って示す側断面図である。
【図3】 本発明の好適な実施形態による補強リボン光ファイバ束を実装したルーズチューブを示す正断面図である。
【図4】 図3に示すルーズチューブをB−B’に沿って示す側断面図である。
【図5】 本発明の好適な一実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す図である。
【図6】 本発明の好適な他の実施形態によるルーズチューブリボン光ケーブルを示す断面図である。
【符号の説明】
210,310 光ファイバ
230,330 リボン光ファイバ束
240,340 補強層
250,350,530 補強リボン光ファイバ束
270,370,550 ルーズチューブ
390,580 外部被覆
400 引張線
510 中心引張り線
560 バインダ
570 補助引張材
Claims (17)
- ルーズチューブリボン光ケーブルにおいて、
一列に配列された多芯の光ファイバと、前記多芯の光ファイバをコーティングするリボン光ファイバを多数積層して形成されたリボン光ファイバ束と、前記リボン光ファイバ束の上面及び下面上に形成され、それぞれ前記リボン光ファイバ束の外側を覆う形態の縁を有する一対の補強層と、から構成される少なくとも1つの補強リボン光ファイバ束と、
それぞれ前記補強リボン光ファイバ束を実装する少なくとも1つのルーズチューブと、
前記少なくとも1つのルーズチューブを囲み、前記リボン光ケーブルの最外郭に位置する外部被覆と、を含み、
前記一対の補強層の縁は、前記ルーズチューブの内壁が有する曲率と同一の曲率を有することを特徴とするルーズチューブリボン光ケーブル。 - 前記ルーズチューブ内の空き空間に水分吸収のためのゼリーが充填されることを特徴とする請求項1記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記ルーズチューブ内の空き空間に水分吸水のためのヤーンが充填されることを特徴とする請求項1記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記ルーズチューブと外部被覆との間に位置する防水テープと、
互いに対向するように前記外部被覆内に配置される一対の引張線と、をさらに備えることを特徴とする請求項1記載のルーズチューブリボン光ケーブル。 - 前記ルーズチューブの外面を囲むことによって前記ルーズチューブを固定するバインダと、
抗張力を強化するために、前記バインダと前記外部被覆との間に位置する補助引張材と、をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載のルーズチューブリボン光ケーブル。 - 前記多芯の光ファイバをコーティングする被覆の材質は紫外線硬化樹脂であることを特徴とする請求項1記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記ルーズチューブと外部被覆との間に位置する金属性テープと、
相互対向するように前記外部被覆内に配置される一対の引張線と、をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のルーズチューブリボン光ケーブル。 - 前記リボン光ケーブルの中心に位置する中心引張線をさらに含むことを特徴とする請求項5記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記中心引張線の材質はガラス繊維強化プラスチックであることを特徴とする請求項8記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記中心引張線はポリマーでコーティングされることを特徴とする請求項9記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記補助引張材はアラミドヤーンから構成されることを特徴とする請求項5記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- 前記補助引張材はガラスヤーンから構成されることを特徴とする請求項5記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
- ルーズチューブリボン光ケーブルの製作方法において、
(a)リボン光ファイバを多数積層する過程と、
(b)前記積層されたリボン光ファイバを液状の硬化樹脂でコーティングする過程と、
(c)前記液状の硬化樹脂を硬化させる過程と、
(d)それぞれ前記(c)過程によって生成されたリボン光ファイバ束の外側を覆う形態の縁を有する一対の補強層を前記リボン光ファイバ束の上面及び下面に積層する過程と、
(e)前記一対の補強層を有するリボン光ファイバ束を前記補強層の縁が有する曲率と同一の曲率の内壁を有するルーズチューブに実装する過程と、
を含むことを特徴とするルーズチューブリボン光ケーブルの製作方法。 - 前記(c)過程における硬化樹脂は、紫外線に露光されることによって硬化することを特徴とする請求項13記載のルーズチューブリボン光ケーブルの製作方法。
- 前記補強層の弾性係数及び線膨脹係数は前記リボン光ファイバの弾性係数及び線膨脹係数と実質的に同一であることを特徴とする請求項13記載のルーズチューブリボン光ケーブルの製作方法。
- (f)前記ルーズチューブ内の空き空間をゼリーまたはヤーンで充填する過程をさらに含むことを特徴とする請求項13記載のルーズチューブリボン光ケーブルの製作方法。
- 前記補強層の弾性係数及び線膨脹係数は、前記リボン光ファイバの弾性係数及び線膨脹係数と実質的に同一であることを特徴とする請求項1記載のルーズチューブリボン光ケーブル。
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