JP3777894B2 - シフトレジスタ及び電子装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、撮像素子や表示素子を駆動するためのドライバとして好適なシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適用した電子装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
マトリクス状に画素が配置された撮像素子や表示素子を線順次で選択して走査するためのドライバには、前段からの出力信号を後段に順次シフトしていくシフトレジスタが広く用いられている。このようなシフトレジスタでは、従来、前段からの出力信号を減衰させることなく後段にシフトしていくことは困難であった。
【0003】
特に近年における撮像素子や表示素子の高精細化の要請により、このようなシフトレジスタの段数も多くしていく必要が生じている。段数が増えることとなると、後ろの方の段での信号の減衰が激しくなってしまうという問題が生じる。このため、従来、このようなシフトレジスタには、各段からの出力信号を所定レベルまで増幅するバッファを設けるのが通常であった。が、バッファを設けることによって、シフトレジスタが大型化してしまうという問題があった。
【0004】
ところで、このようなシフトレジスタで出力信号を順次シフトさせるために、シフトタイミングに合わせて、各段に設けられた電界効果トランジスタのゲート電極に制御信号を供給していく方法がある。例えば、電界効果トランジスタとしてnチャネル型のものを使用した場合には、ハイレベルの制御信号がゲート電極に印加される度に、ゲート絶縁膜に電子が注入される。
【0005】
電界効果トランジスタは、ゲート絶縁膜に注入された電子が電荷として蓄積されることによって、その閾値電圧特性が正方向に移動していくことが実験的に知られている。従って、ゲート電極に制御信号が頻繁に印加されると、ソース電極とドレイン電極との間に電流が流れにくくなり、シフトレジスタに誤動作が生じてしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、出力信号のレベルを減衰させることなく後段にシフトしていくことが可能なシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適用した電子装置を提供することを目的とする。
【0007】
本発明は、また、トランジスタの特性変動を抑止することにより信頼性を高くすることができるシフトレジスタ、及びこのシフトレジスタを適用した電子装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかるシフトレジスタは、
複数の段からなり、前記シフトレジスタの各段は、
前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前の段から電流路の一端に供給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1のトランジスタと、
制御端子及び電流路の一端に基準電圧が供給されている負荷と、
前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、電流路の一端が、前記負荷の電流路の他端に接続され、前記負荷を介して当該電流路の一端に供給される信号を電流路の他端から放出する第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第3のトランジスタと、
前記第2のトランジスタがオフしているときに前記負荷を介して制御端子に供給される信号によってオンし、外部から電流路の一端に供給される定電圧の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第4のトランジスタと、
次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させる第5のトランジスタとを備える
ことを特徴とする。
【0009】
上記シフトレジスタでは、外部から供給される第1または第2の信号のレベルを、各段からの出力信号のレベルとして出力することが可能となる。このため、前の段からの出力信号のレベルを減衰させることなく、順次シフトさせていくことが可能となる。また、第1〜第5のトランジスタがオン/オフ駆動されるのは、当該段の出力信号が所定レベルとなるときの前後だけなので、オン/オフ駆動の回数を最低限に抑えることができる。これにより、各トランジスタの閾値特性の変動を抑止することができ、上記シフトレジスタは、長期間に渡って安定して動作することが可能となる。
【0010】
なお、上記シフトレジスタにおいて、1番目の段では、第1のトランジスタの制御端子及び電流路の一端に供給される信号を外部からの信号または1番後ろの段の出力信号とすることができる。1番後ろの段では、第5のトランジスタの制御端子に供給される信号を外部からの信号または1番目の段の出力信号とすることができる。
【0011】
前記シフトレジスタの各段は、制御端子に供給される第1または第2の信号のレベルを反転した信号によってオンし、前記第3のトランジスタの電流路の他端から出力された出力信号を放出させる第6のトランジスタをさらに備えるものとすることができる。
【0012】
前記シフトレジスタの各段は、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2のトランジスタの制御端子との間に、前記容量に蓄積される電荷の量を調整するための負荷素子をさらに備えるものとすることができる。
【0013】
なお、前記シフトレジスタの奇数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から供給され、前記シフトレジスタの偶数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供給されるものとすることができる。ここで、第1、第2の信号はそれぞれ、前記シフトレジスタの出力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロット毎に交互にハイレベルとなるものとすることができる。
【0014】
各段毎の前記第1のトランジスタの電流路の一端及び制御端子は互いに接続されるようにすることができる。このため、第1のトランジスタは、電流路の一端及び制御端子1度信号を入力すれば、所定レベルの信号を電流路の他端に出力することができる。また、第5のトランジスタが次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させるので、排出時に第1のトランジスタの制御端子にオン信号を供給する必要がない。このため、本発明のシフトレジスタでは、各段の第1のトランジスタの制御端子には、1垂直期間に1度しかオン信号を供給しなくてよいため、オン信号の入力により第1のトランジスタのしきい値ゲート電圧が大きくシフトしてしまう問題を解消することができる。
【0015】
また、前記複数の段のそれぞれを構成する各トランジスタは、同一のチャネル型の電界効果トランジスタであることを好適とする。
【0018】
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかる電子装置は、
複数の段からなり、出力信号をシフトさせることによって所定レベルの信号を各段から順次出力するドライバと、前記ドライバの各段から出力された出力信号によって選択される複数の画素によって構成された駆動素子とを備え、
前記ドライバの各段は、
前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前の段から電流路の一端に供給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1のトランジスタと、
制御端子及び電流路の一端に基準電圧が供給されている負荷と、
前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、電流路の一端が、前記負荷の電流路の他端に接続され、前記負荷を介して当該電流路の一端に供給される信号を電流路の他端から放出する第2のトランジスタと、
前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第3のトランジスタと、
前記第2のトランジスタがオフしているときに負荷を介して制御端子に供給される信号によってオンし、外部から電流路の一端に供給される定電圧の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第4のトランジスタと、
次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させる第5のトランジスタとを備える
ことを特徴とする。
【0019】
上記電子装置において、前記ドライバの奇数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から供給され、前記ドライバの偶数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供給されるものとすることができる。ここで、第1、第2の信号はそれぞれ、前記ドライバの出力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロット毎に交互にハイレベルとなるものとすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、この実施の形態にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。図示するように、この撮像装置は、画像を撮影する撮像素子1、並びにコントローラからの制御信号に従って撮像素子1を駆動するためのトップゲートドライバ2、ボトムゲートドライバ3及びドレインドライバ4から構成されている。
【0022】
撮像素子1は、マトリクス状に配置された複数のダブルゲートトランジスタ10を構成する。ダブルゲートトランジスタ10は、図2に示すように、ガラス等の基板41上に形成されたクロムよりなるボトムゲート電極42と、ボトムゲート電極42上に形成された窒化シリコンよりなるボトムゲート絶縁膜43と、ボトムゲート絶縁膜43上にボトムゲート電極42と対向して形成されたアモルファスシリコン又はポリシリコンからなる半導体層44と、半導体層44上に形成された窒化シリコンからなるブロッキング層45と、ブロッキング層45の一端上から半導体層44上に跨って設けられたn型不純物がドープされたアモルファスシリコンまたはポリシリコンからなるn型半導体層46aと、ブロッキング層45の他端上から半導体層44上に跨って設けられたn型不純物がドープされたアモルファスシリコンまたはポリシリコンからなるn型半導体層46bと、n型半導体層46a、46b上からボトムゲート絶縁膜43上にわたって形成されたクロムよりなるドレイン電極47、ソース電極48と、ボトムゲート絶縁膜43上及びソース、ドレイン電極47、48上を覆うように形成された窒化シリコンからなるトップゲート絶縁膜49と、トップゲート絶縁膜49上に半導体層44に対向するように形成されたITOよりなるトップゲート電極50と、トップゲート絶縁膜49及びトップゲート電極50を覆うように形成された窒化シリコンからなる層間絶縁膜51と、から構成される。
【0023】
ダブルゲートトランジスタ10のトップゲート電極50はトップゲートラインTGLに、ボトムゲート電極42はボトムゲートラインBGLに、ドレイン電極47はドレインラインDLに、ソース電極48は接地されたグラウンドラインGLにそれぞれ接続されている。撮像素子1を構成するダブルゲートトランジスタ10の駆動原理については後述する。
【0024】
トップゲートドライバ2は、撮像素子1のトップゲートラインTGLに接続され、コントローラからの制御信号Tcntに従って、各トップゲートラインTGLに+15(V)または−15(V)の信号を出力する。トップゲートドライバ2は、コントローラから供給される信号に従って、+15(V)の信号を各トップゲートラインTGLに順次選択的に出力するシフトレジスタで構成される。トップゲートドライバ2の詳細については後述する。
【0025】
ボトムゲートドライバ3は、撮像素子1のボトムゲートラインBGLに接続され、コントローラからの制御信号Bcntに従って、各トップゲートラインTGLに+10(V)または0(V)の信号を出力する。トップゲートドライバ2は、コントローラから供給される信号に従って、+10(V)の信号を各トップゲートラインTGLに順次選択的に出力するシフトレジスタで構成される。ボトムゲートドライバ3の詳細については後述する。
【0026】
ドレインドライバ4は、撮像素子1のドレインラインDLに接続され、コントローラからの制御信号Dcntに従って、後述する所定の期間において全てのドレインラインDLに定電圧(+10(V))を出力し、電荷をプリチャージさせる。ドレインドライバ4は、プリチャージの後の所定の期間においてダブルゲートトランジスタ10の半導体層44にチャネルが形成されているか否かによって変化する各ドレインラインDLの電位を読み出し、画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0027】
次に、撮像素子1を構成するダブルゲートトランジスタ10の駆動原理について、図3(a)〜(f)の模式図を参照して説明する。
【0028】
ダブルゲートトランジスタ10の半導体層44のチャネル形成領域は、n型半導体層46a、46b間のブロッキング層45の下に発生するため、チャネル長はブロッキング層45のチャネル長方向の長さに等しい。したがって、図3(a)に示すように、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が0(V)であるときは、トップゲート電極(TG)50に印加されている電圧が+15(V)であっても、チャネルの両端にかかる電界がトップゲート電極(TG)50に印加されている電圧でなく、ソース、ドレイン電極47、48の電圧になるので半導体層44にはチャネル長方向に連続したnチャネルが形成されず、ドレイン電極46a(D)に+10(V)の電圧が供給されても、ドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間に電流は流れない。また、この状態では、後述するように半導体層44及び半導体層44のチャネル領域直上のブロッキング層45に蓄積された正孔が同じ極性のトップゲート電極(TG)50の電圧により反発し、吐出される。以下、この状態をリセット状態という。
【0029】
図3(b)に示すように、トップゲート電極(TG)50に印加されている電圧が−15(V)であり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が0(V)であるときは、半導体層44にはnチャネルが形成されず、ドレイン電極46a(D)に+10(V)の電圧が供給されても、ドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間に電流は流れない。
【0030】
このように、半導体層44のチャネル領域の両端とトップゲート電極(TG)50との間にそれぞれドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bが配置されているため、チャネル領域の両端には、ドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの電界に影響されるため、トップゲート電極(TG)50のみの電界では連続したチャネルを形成することができないので、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が0(V)である場合には、トップゲート電極(TG)18に印加されている電圧の如何に関わらず、半導体層44にnチャネルが形成されることはない。
【0031】
図3(c)に示すように、トップゲート電極(TG)50に印加されている電圧が+15(V)であり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が+10(V)であるときは、半導体層44のボトムゲート電極(BG)42側にnチャネルが形成される。これにより、半導体層44が低抵抗化し、ドレイン電極46aに+10(V)の電圧が供給されると、ドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間に電流が流れる。
【0032】
図3(d)に示すように、後述するように半導体層44内に十分な量の正孔が蓄積されず、トップゲート電極(TG)50に印加されている電圧が−15(V)であると、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が+10(V)であっても、半導体層44の内部に空乏層が広がり、nチャネルがピンチオフされて、半導体層44が高抵抗化する。このため、ドレイン電極46aに+10(V)の電圧が供給されても、ドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間に電流が流れない。以下、この状態を第1の読み出し状態という。
【0033】
半導体層44には入射された励起光の光量に応じて正孔−電子対が生じる。このとき図3(e)に示すように、トップゲート電極(TG)50に印加されている電圧が−15(V)であり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が0(V)であると、正孔−電子対のうち正極性の正孔が半導体層44及び半導体層44のチャネル領域直上のブロッキング層45に蓄積される。以下、上述したリセット状態となり、後述する読み出し状態となるまでにおけるこの状態をフォトセンス状態という。なお、こうしてトップゲート電極(TG)50の電界に応じて半導体層44内に蓄積された正孔は、リセット状態となるまで半導体層44から吐出されることはない。
【0034】
図3(f)に示すように、トップゲート電極(TG)50に印加されている電圧が−15(V)であり、ボトムゲート電極(BG)42に印加されている電圧が+10(V)であるが、半導体層44内に正孔が蓄積されている場合には、蓄積されている正孔が負電圧の印加されているトップゲート電極50に引き寄せられて保持され、トップゲート電極50に印加されている負電圧が半導体層44に及ぼす影響を緩和する方向に働く。このため、半導体層44のボトムゲート電極(BG)42側にnチャネルが形成され、半導体層44が低抵抗化して、ドレイン電極46aに+10(V)の電圧が供給されると、ドレイン電極(D)46aとソース電極(S)46bとの間に電流が流れる。以下、この状態を第2の読み出し状態という。
【0035】
次に、図1に示すトップゲートドライバ2の詳細について説明する。図4は、トップゲートドライバ2の全体の構成を示すブロック図である。撮像素子1に配されているダブルゲートトランジスタ10の行数(トップゲートラインTGLの数)をnとすると、トップゲートドライバ2は、n個の段RS(1)〜RS(n)から構成される。但し、図4では、nが偶数である場合の構成を示している。
【0036】
コントローラからの制御信号Tcntとして、奇数番目の段RS(1),RS(3),・・・には、信号CK1が供給されている。偶数番目の段RS(2),RS(4),・・・には、信号CK2が供給されている。各段共に、コントローラから定電圧Vssが供給されている。信号CK1、CK2のハイレベルは+15(V)、ローレベルは−15(V)である。また、定電圧Vssのレベルは−15(V)である。
【0037】
また、1番目の段RS(1)には、コントローラからスタート信号INが供給される。スタート信号INのハイレベルは+15(V)、ローレベルは−15(V)である。2番目以降の段RS(2)〜RS(n)には、それぞれの前段RS(1)〜RS(n−1)からの出力信号OUT1〜OUTn−1が供給される。さらに、各段RS(k)(k:1〜nの整数)には、後ろの段RS(k+1)〜の出力信号OUTk+1(但し、最終段RS(n)の場合は1番目の段RS(1)の出力信号OUT1)がリセットパルスとして供給される。なお、各段RS(1)〜RS(n)の出力信号OUT1〜OUTnは、撮像素子1のトップゲートラインTGLにそれぞれ出力される。
【0038】
図5は、トップゲートドライバ2の各段RS(1)〜RS(n)の回路構成を示す図である。図示するように、各段RS(1)〜RS(n)は、基本構成として6つのTFT(Thin Film Transistor)21、22、23、25、26、27を有している。TFT21、22、23、25、26、27は、いずれもnチャネルMOS型の電界効果トランジスタで構成され、ゲート絶縁膜に窒化シリコンを用い、半導体層にアモルファスシリコンを用いている。
【0039】
各段RS(k)のTFT21のゲート電極及びドレイン電極は互いに前段RS(k−1)のTFT25のソース電極に接続され、TFT21のソース電極は、TFT22のゲート電極、TFT25のゲート電極及びTFT27のドレイン電極に接続されている。TFT22のドレイン電極は、TFT23のソース電極及びTFT26のゲート電極に接続され、TFT22のソース電極及びTFT27のソース電極には定電圧Vssが供給されている。そして、TFT23のゲート電極及びドレイン電極には基準電圧Vddが供給され、奇数段のTFT25のドレイン電極には信号CK1が供給され、偶数段のTFT25のドレイン電極には信号CK2が供給され、各段のTFT25のソース電極はTFT26のドレイン電極に接続され、TFT26のソース電極には定電圧Vssが供給されている。TFT27のゲート電極には、次段の出力信号OUTk+1が入力される。ここで、1段目以外の奇数番目の段RS(k)を例として、各段RS(1)〜RS(n)の機能を説明する。
【0040】
TFT21のゲート電極とドレイン電極とには、前の段RS(k−1)からの出力信号OUTk−1が供給される。TFT21は、ハイレベルの出力信号OUTk−1が供給されたときにオンし、この出力信号OUTk−1によりドレイン電極とソース電極との間に電流が流れることによって、TFT21のソース電極とTFT22、25のゲート電極との間の配線にそれぞれ形成されている配線容量C2、C5に電荷をチャージさせる。
【0041】
TFT23のゲート電極とドレイン電極とには、基準電圧Vddが供給されているので、TFT23は、基準電圧Vddを分圧する負荷としての機能を有する。
【0042】
TFT22は、配線容量C2に電荷がチャージされていないときにオフ状態となり、TFT23を介して供給された基準電圧Vddにより配線容量C6に電荷をチャージさせる。また、TFT22は、配線容量C2に電荷がチャージされているときにオン状態となり、ドレイン電極とソース電極との間に貫通電流を流させる。ここで、TFT22、23は、いわゆるEE型の構成となっているため、TFT23が完全なオフ抵抗とならないことで配線容量C6に蓄積された電荷が完全にディスチャージされないことがあるが、TFT26の閾値電圧よりも十分に低い電圧となる。
【0043】
TFT25のドレイン電極には、信号CK1が供給される。TFT25は、配線容量C5に電荷がチャージされているとき(すなわち、TFT26がオフ状態のとき)にオン状態となり、入力された信号CK1によりゲート電極とソース電極と並びにそれらの間のゲート絶縁膜からなる寄生容量へのチャージアップされ、ゲート電極とドレイン電極と並びにそれらの間のゲート絶縁膜による寄生容量がオン電流によりチャージアップされることにより、配線容量C5の電位が上昇しゲート飽和電圧にまで達するとソース−ドレイン電流が飽和する。これにより、出力信号OUTkは、実質的に信号CK1とほぼ同電位となる。TFT25は、また、配線容量C5に電荷がチャージされていないとき(すなわち、TFT26がオン状態のとき)にオフ状態となり、ドレイン電極に供給された信号CK1の出力を遮断する。
【0044】
TFT26のドレイン電極には、定電圧Vssが供給される。TFT26は、配線容量C6に電荷がチャージされていないとき(すなわち、TFT25がオン状態のとき)にオフ状態となり、TFT25のソース電極から出力された信号のレベルを当該段の出力信号OUTkとして出力させる。TFT26は、また、配線容量C6に電荷がチャージされているとき(すなわち、TFT25がオフ状態のとき)にオン状態となり、ドレイン電極に供給された定電圧Vssのレベルをソース電極から当該段の出力信号OUTkとして出力させる。
【0045】
TFT27のゲート電極には、後ろの段RS(k+1)の出力信号OUTk+1が供給される。TFT27は、ゲート電極に供給される出力信号OUTk+1がハイレベルになったときにオンし、配線容量C2、C5に蓄積された電荷をディスチャージさせる。
【0046】
なお、偶数番目の段RS(k)においては、TFT25のドレイン電極に信号CK2が、信号CK1の代わりにコントローラから供給される。また、1番目の段RS(1)においては、TFT21のゲート電極及びドレイン電極にスタート信号INが、前の段の出力信号の代わりにコントローラから供給される。最後の段RS(n)においては、TFT27のゲート電極に1番目の段RS(1)の出力信号OUT1が、供給される。
【0047】
次に、図1に示すボトムゲートドライバ3の詳細について説明すると、ボトムゲートドライバ3は、全体の構成及び各段の構成共に、トップゲートドライバ2の構成と同じである。但し、ボトムゲートドライバ3は、定電圧Vss(−15(V))の代わりに定電圧Vss(0(V))がコントローラから供給される。信号CK1、CK2のローレベルは、定電圧Vssのレベルと同じ0(V)である。また、制御信号Bcntに含まれる各信号のコントローラからの供給タイミングが、制御信号Tcntに含まれる各信号の供給タイミングと異なる。
【0048】
以下、この実施の形態にかかる撮像装置の動作について説明する。最初に、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の動作について説明する。なお、トップゲートドライバ2とボトムゲートドライバ3とは、実質的には信号の入力タイミングと定電圧Vssのレベルが異なり、これに合わせて出力信号の出力タイミングとレベルとが異なるだけなので、ボトムゲートドライバ3については、トップゲートドライバ2と異なる部分だけを説明することとする。
【0049】
図6は、トップゲートドライバ2(またはボトムゲートドライバ3)の動作を示すタイミングチャートである。1垂直期間が開始したタイミングtnにおいて、コントローラから1番目の段RS(1)に供給されるスタート信号INが立ち上がる。スタート信号INは、1水平期間が終了するタイミングt1までの所定期間においてハイレベルとなっている。
【0050】
タイミングtnからt1までの間の所定期間、ハイレベルのスタート信号INがコントローラから1番目の段RS(1)のTFT21のゲート電極に供給されると、1番目の段RS(1)のTFT21がオンする。このとき、ハイレベルのスタート信号INは、1番目の段RS(2)のTFT21のドレイン電極にも供給されており、ドレイン電極とソース電極との間に電流が流れることで、1番目の段RS(1)の配線容量C2、C5に電荷がチャージされる。そして、配線容量C2、C5の電位がハイレベルとなることで、TFT22、25がそれぞれオンする。
【0051】
この期間、段RS(2)〜RS(n)のTFT21のドレイン電極及びゲート電極には、ハイレベルのスタート信号INが入力されていないので、段RS(2)〜RS(n)のTFT21のゲート絶縁膜及び半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に大きな影響を及ぼす程度に電子が蓄積されることはない。また、1番目の段RS(1)のTFT21のゲート電極及びドレイン電極には、1垂直期間のうちタイミングtnからt1までの間だけしかハイレベルにならないので、1番目の段RS(1)のTFT21のゲート絶縁膜及び半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に大きな影響を及ぼす程度に電子が蓄積され続けることはない。
【0052】
TFT22がオンするまで、1番目の段RS(1)の配線容量C6は、TFT23を介して供給される基準電圧Vddによって電荷が蓄積されてハイレベルとなっている。ここで、TFT22がオンしたことによって、配線容量C6に蓄積されている電荷がディスチャージされる。これにより、1番目の段RS(1)のTFT26は、ゲート電極の電位がローレベルとなってオフする。また、ハイレベルのスタート信号INが供給されている期間は信号CK2がハイレベルとなっているため、連続して駆動している場合は、n番目の段RS(n)のTFT25から出力信号OUTnが出力される。
【0053】
次に、タイミングt1からt2までの所定期間、信号CK1がハイレベルとなる。このとき、1番目の段RS(1)においては、TFT25がオン、TFT26がオフとなることから、TFT25のソース電極から、ほぼ信号CK1のハイレベルが出力信号OUT1として出力される。
【0054】
また、タイミングt1からt2までの所定期間、1番目の段RS(1)から出力されているハイレベルの出力信号OUT1は、2番目の段RS(2)のTFT21のゲート電極及びドレイン電極に供給されている。これにより、1番目の段RS(1)にハイレベルのスタート信号INが供給された場合と同様に、2番目の段RS(2)の配線容量C2、C5に電荷がチャージされる。タイミングt1からt2までの一部の間、2番目の段RS(2)においては、TFT25がオン、TFT26がオフとなるが、TFT25のドレイン電極に供給されている信号CK2がローレベルであるため、ほぼ信号CK2のローレベルが出力信号OUT2として出力される。
【0055】
また同時に、ハイレベルの出力信号OUT1は、n番目の段RS(n)のTFT27のゲート電極に供給されているので、前の垂直期間においてn番目の段RS(n)の配線容量C2、C5に蓄積された電荷がディスチャージされ、定電圧Vssとなる。このためn番目の段RS(n)のTFT21が再びオンするまでの間、n番目の段RS(n)の配線容量C2、C5がフローティング状態になることがなく安定して駆動することができる。こうして3〜n番目の段RS(3)〜RS(n)では、タイミングt1からt2までの間、配線容量C2、C5の電位がローレベルとなり、TFT22、25がオフ状態となる。配線容量C6の電位がハイレベルとなり、TFT26がオン状態となる。これにより、3〜n番目の段RS(3)〜RS(n)においては、ほぼ定電圧Vssのレベルが出力信号OUT3〜OUTnとしてそれぞれ出力される。
【0056】
またこの期間、各段RS(1)〜RS(n)のTFT21のうち、ゲート電極及びドレイン電極にハイ電圧が印加されているのは2番目の段RS(2)のみであり、他の段のTFT21のゲート絶縁膜及び半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に大きな影響を及ぼす程度に電子が蓄積され続けることはない。
【0057】
次に、タイミングt2からt3までの所定期間、信号CK2がハイレベルとなる。タイミングt2からt3までの間においては、タイミングt1からt2までの間における1番目、2番目、n番目の段RS(1)、RS(2)、RS(n)をそれぞれRS(2)、RS(3)、RS(1)に、信号CK1、CK2をそれぞれ信号CK2、CK1に置き換えると、各段RS(1)〜RS(n)はタイミングt1からt2までの間と同様に動作することとなる。すなわち、タイミングt2からt3までの間においては、2番目の段RS(2)からの出力信号OUT2が所定期間ハイレベルとなり、それ以外の段RS(1)、RS(3)〜RS(n)からの出力信号OUT1、OUT3〜OUTnがローレベルとなる。
【0058】
2番目の段RS(2)からのハイレベルの出力信号OUT2は、1番目の段RS(1)のTFT27のゲート電極へ出力され、1番目の段RS(1)の配線容量C2、C5の電位を定電圧Vssにする。このため1番目の段RS(1)のTFT21が再びオンするまでの間、1番目の段RS(1)の配線容量C2、C5がフローティング状態になることがなく安定して駆動することができる。またこの期間、各段RS(1)〜RS(n)のTFT21のうち、ゲート電極及びドレイン電極にオン電圧が印加されているのは3番目の段RS(3)のみであり、他の段のTFT21のゲート絶縁膜及び半導体層には、TFT21のしきい値ゲート電圧に大きな影響を及ぼす程度に電子が蓄積され続けることはない。
【0059】
また、タイミングt3からt4までの間においては、タイミングt1からt2までの間における1番目、2番目、n番目の段RS(1)、RS(2)、RS(n)をそれぞれRS(3)、RS(4)、RS(2)に置き換えると、各段RS(1)〜RS(n)はタイミングt1からt2までの間と同様に動作することとなる。すなわち、タイミングt3からt4までの間においては、3番目の段RS(3)からの出力信号OUT3が所定期間ハイレベルとなり、それ以外の段RS(1)、RS(2)、RS(4)〜RS(n)からの出力信号OUT1、OUT2、OUT4〜OUTnがローレベルとなる。
【0060】
また、3番目の段RS(3)からのハイレベルの出力信号OUT3は、2番目の段RS(2)のTFT27のゲート電極へ出力され、2番目の段RS(2)の配線容量C2、C5の電位を定電圧Vssにする。このため2番目の段RS(2)のTFT21が再びオンするまでの間、2番目の段RS(2)の配線容量C2、C5がフローティング状態になることがなく安定して駆動することができる。
【0061】
以下同様に、タイミングtn−1からtnまでの所定期間においては、n−1番目の段RS(n−1)のTFT25からハイレベルの出力信号OUTn−1が出力され、タイミングtnからt1までの間にn番目の段RS(n)のTFT25からハイレベルの出力信号OUTnが出力される。したがって、タイミングt1から次のタイミングt1までの間が1垂直期間となって、ハイレベルの出力信号OUT1からOUTn−1を順次出力する。
【0062】
なお、図5のタイミングチャートにおいて、トップゲートドライバ2として適用した場合には、コントローラからの信号CK1、CK2がハイレベルとなっている所定期間は、1水平期間の全体であっても、1水平期間の一部でもよい。すなわち、トップゲートドライバ2では、後述するようにリセット電圧を1Tの期間出力してもよく、また1T未満の間出力してもよい。
【0063】
一方、ボトムゲートドライバ3として適用した場合には、コントローラからの信号CK1、CK2がハイレベルとなっている所定期間は、1水平期間のうちの前半半分である。すなわち、ボトムゲートドライバ3では、ハイレベルの出力信号OUTkとハイレベルの出力信号OUTk+1との間に、後述するようにドレインラインDLにプリチャージ電圧を供給する期間がなる。
【0064】
また、信号CK1、CK2のローレベル、定電圧Vssのレベルの違いにより、各段RS(1)〜RS(n)から出力される出力信号OUT1〜OUTnのローレベルは、トップゲートドライバ2として適用した場合は−15(V)、ボトムゲートドライバ3として適用した場合は0(V)である。さらに、信号CK1、CK2のハイレベルの違いにより、各段RS(1)〜RS(n)から出力される出力信号OUT1〜OUTnのハイレベルは、トップゲートドライバ2として適用した場合は+15(V)、ボトムゲートドライバ3として適用した場合は+10(V)である。
【0065】
次に、撮像素子1を駆動して画像を撮影するための全体の動作について、図7(a)〜(i)に示す模式図を参照して説明する。なお、以下の説明において、1Tの期間は、1水平期間と同じ長さを有するものとする。また、説明を簡単にするため、撮像素子1に配置されているダブルゲートトランジスタ10のうち、最初の3行のみを考えることとする。
【0066】
まず、タイミングT1からT2までの1Tの期間において、図7(a)に示すように、トップゲートドライバ2は、1行目のトップゲートラインTGLを選択して+15(V)を出力し、2、3行目(他の全行)のトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態となり、2、3行目のダブルゲートトランジスタ10が前の垂直期間での読み出し状態を終了した状態(フォトセンスに影響しない状態)となる。
【0067】
次に、タイミングT2からT3までの1Tの期間において、図7(b)に示すように、トップゲートドライバ2は、2行目のトップゲートラインTGLを選択して+15(V)を出力し、他のトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となり、2行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10が前の垂直期間での読み出し状態を終了した状態(フォトセンスに影響しない状態)となる。
【0068】
次に、タイミングT3からT4までの1Tの期間において、図7(c)に示すように、トップゲートドライバ2は、3行目のトップゲートラインTGLを選択して+15(V)を出力し、他のトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間において、1、2行目のダブルゲートトランジスタがフォトセンス状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10がリセット状態となる。
【0069】
次に、タイミングT4からT4.5までの0.5Tの期間において、図7(d)に示すように、トップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべてのドレインラインDLに+10(V)を出力する。この期間において、すべての行のダブルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0070】
次に、タイミングT4.5からT5までの0.5Tの期間において、図7(e)に示すように、トップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、1行目のボトムゲートラインBGLを選択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ10が第1または第2の読み出し状態となり、2、3行目のダブルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態のままとなる。
【0071】
ここで、1行目のダブルゲートトランジスタ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層に照射されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内にnチャネルが形成されるため、対応するドレインラインDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミングT2からT4.5までの期間で十分な光が半導体層に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応するドレインラインDL上の電荷はディスチャージされない。データドライバ4は、タイミングT4.5からT5までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出し、1行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0072】
次に、タイミングT5からT5.5までの0.5Tの期間において、図7(f)に示すように、トップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべてのドレインラインDLに+10(V)を出力する。この期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終了した状態となり、2、3行目のダブルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0073】
次に、タイミングT5.5からT6までの0.5Tの期間において、図7(g)に示すように、トップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、2行目のボトムゲートラインBGLを選択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間において、1行目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終了した状態となり、2行目のダブルゲートトランジスタ10が第1または第2の読み出し状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0074】
ここで、2行目のダブルゲートトランジスタ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層に照射されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内にnチャネルが形成されるため、対応するドレインラインDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミングT3からT5.5までの期間で十分な光が半導体層に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応するドレインラインDL上の電荷はディスチャージされない。データドライバ4は、タイミングT5.5からT6までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出し、2行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0075】
次に、タイミングT6からT6.5までの0.5Tの期間において、図7(h)に示すように、トップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、すべてのボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。また、ドレインドライバ4は、すべてのドレインラインDLに+10(V)を出力する。この期間において、1、2行目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終了した状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10がフォトセンス状態となる。
【0076】
次に、タイミングT6.5からT7までの0.5Tの期間において、図7(i)に示すように、トップゲートドライバ2は、すべてのトップゲートラインTGLに−15(V)を出力する。一方、ボトムゲートドライバ3は、3行目のボトムゲートラインBGLを選択して+10(V)を出力し、他のボトムゲートラインBGLに0(V)を出力する。この期間において、1、2行目のダブルゲートトランジスタ10が読み出しを終了した状態となり、3行目のダブルゲートトランジスタ10が第1または第2の読み出し状態となる。
【0077】
ここで、3行目のダブルゲートトランジスタ10は、フォトセンス状態となっていたタイミングT4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層に照射されていると、第2の読み出し状態となって半導体層内にnチャネルが形成されるため、対応するドレインラインDL上の電荷がディスチャージされる。一方、タイミングT4からT6.5までの期間で十分な光が半導体層に照射されていないと、第1の読み出し状態となって半導体層内のnチャネルがピンチオフされるため、対応するドレインラインDL上の電荷はディスチャージされない。データドライバ4は、タイミングT6.5からT7までの期間で各ドレインラインDL上の電位を読み出し、3行目のダブルゲートトランジスタ10が検出した画像データDATAとしてコントローラに供給する。
【0078】
こうしてドレインドライバ4から行毎に供給された画像データDATAに対して、コントローラが所定の処理を行うことで、撮像対象物の画像データが生成される。
【0079】
なお、フォトセンス時以外でも、例えば読み出し後でもダブルゲートトランジスタ10にはトップゲート電極50に−15(V)、ボトムゲート電極42に0(V)が印加され、励起光に応じて電子−正孔対が発生されるが、読み出し後に蓄積されたキャリアをリセットにより吐出してからフォトセンスを開始するので、フォトセンス時にダブルゲートトランジスタ10で発生した電子−正孔対は、所定期間中の光入射によるものであり、高い精度で撮像することができる。
【0080】
また、励起光に対して感度がよい半導体層を適用した場合、フォトセンス期間が長いと暗くても明るいときと同程度のキャリアを蓄積してしまうことがあるためフォトセンスの暗と明の電圧比が低くなってしまうが、トップゲートドライバ2とボトムゲートドライバ3の転送速度を制御することにより最適な電圧比になるようにフォトセンス時間を設定することができる。
【0081】
以上説明したように、この実施の形態にかかる撮像装置では、撮像素子1のトップゲートラインTGL及びボトムゲートラインBGLを選択するためのトップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3は、コントローラから制御信号Tcnt、Bcntとして供給される信号CK1、CK2の電圧レベルを各段RS(1)〜RS(n)の出力信号として出力することができる。このため、撮像素子1に配置されたダブルゲートトランジスタ10の行数が多くなり、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の段数が多くなっても、後ろの方の段で出力信号のレベルが減衰してしまうことがない。
【0082】
また、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の各段RS(k)(k:1〜nの整数)を構成するTFT21のゲート電極にハイレベルの信号が印加されるのは、それぞれの前段からハイレベルの出力信号OUTk−1(但し、第1段RS(1)ではコントローラからのスタート信号IN)が供給されているときだけである。すなわち、各段RS(k)のTFT21は、出力信号をシフトさせるために特に必要な場合以外、オン/オフ駆動されることはない。このため、各段RS(k)のTFT21の閾値電圧特性の変動を極力抑えることができ、閾値電圧特性の変動によるトップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の誤動作を抑えることができる。
【0083】
また、この実施の形態にかかる撮像装置で適用されているトップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の各段RS(k)を構成するTFT21は、前段RS(k−1)からの出力信号OUTk−1(但し、1番目の段RS(1)ではコントローラからの制御信号IN)によってオンされ、配線容量C2、C5に電荷をチャージさせる。つまり、配線容量C2、C5に電荷をチャージさせるために特別な制御信号をコントローラから供給する必要がなく、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3を外部のコントローラと接続するための端子数を少なくすることができる。
【0084】
また、一旦配線容量C2、C5にチャージされた電荷は、TFT21を介さずにTFT27を介して排出されるので、配線容量C2、C5をディスチャージの際に前段の出力信号OUTをハイレベルにさせることがない。
【0085】
さらに、この実施の形態にかかる撮像装置では、撮像素子1を構成する素子は、ダブルゲートトランジスタ10だけであるのに対して、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3を構成する素子は、TFT21〜23、25〜27だけである。ここで、TFT21〜23、25〜27は、ダブルゲートトランジスタ10のトップゲート電極(またはボトムゲート電極)を除いた構造のものとすることができるので、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3は、撮像素子1と同一の基板上に、同一のプロセスで形成することができる。
【0086】
従って、撮像素子1、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3を含む撮像装置を低コストで製造することが可能になると共に、撮像素子1とトップゲートドライバ2またはボトムゲートドライバ3との間の接続不良が発生することを抑えることができる。さらには、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3を別モジュールで製造して取り付けるよりも、撮像装置全体を薄型に形成することができる。
【0087】
本発明は、上記の実施の形態に限られず、種々の変形、応用が可能である。以下、本発明に適用可能な上記の実施の形態の変形態様について、説明する。
【0088】
上記の実施の形態では、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3は、各段が基本構成としての6つのTFT21〜23、25〜27から構成されるものとしていた。しかしながら、トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3は、この構成に限られるものではない。トップゲートドライバ2及びボトムゲートドライバ3の他の構成例について、図8〜図14を参照して説明する。
【0089】
図8に示す構成では、トップゲートドライバ2またはボトムゲートドライバ3の各段(k:1〜nの整数)は、基本構成としてのTFT21〜23、25〜27に加えて、付加構成としてのTFT24を有している。TFT24は、ドレイン電極がTFT25のソース電極に接続され、ソース電極には定電圧Vssが供給されている。奇数番目の段RS(1)、RS(3)、……におけるTFT24のゲート電極には、信号CK1のレベルを反転した信号¬CK1(¬は、論理否定を表す。以下、同じ)が供給され、偶数番目の段RS(2)、RS(4)、……におけるTFT24のゲート電極には、信号CK2のレベルを反転した信号¬CK2が供給される。同様に奇数番目の段RS(1)、RS(3)、……におけるTFT25のドレイン電極には、信号CK1が供給され、偶数番目の段RS(2)、RS(4)、……におけるTFT24のドレイン電極には、信号CK2が供給される。
【0090】
TFT24は、図9に示すように、信号CK1がハイレベルからローレベルに変化したとき、すなわち信号¬CK1がローレベルからハイレベルに変化するとオンし、TFT25のソース電極と接続されている配線に形成された配線容量C1にチャージされた電荷を強制的に排出させる。つまり、TFT24は、TFT25からトップゲートラインTGLまたはボトムゲートラインBGLに出力されたハイレベルの出力信号OUTkを迅速に定電圧Vssに下げる機能を有している。このため、出力信号OUTkのハイレベルからローレベルへの立ち下がりを鋭敏にすることができる。
【0091】
また図10に示すように、付加構成としてのTFT31を設けてもよい。TFT31は、ゲート電極に基準電圧Vddが印加され、ドレイン電極が配線容量C2に接続され、ソース電極に定電圧Vssが供給されている。これにより、TFT31は、配線容量C6のディスチャージとともにオンし、配線容量C2、C5に蓄積される電荷の量を調整して、配線容量C2、C5の電位を安定させるものである。
【0092】
図11に示す構成では、図10のTFT31の替わりに抵抗素子32を設けている。抵抗素子32は、十分な大きさの抵抗値を有しており、TFT31と同様に、配線容量C2、C5に蓄積される電荷の量を調整して、配線容量C2、C5の電位を安定させる機能を有している。
【0093】
図12、図13に示す構成では、各段RS(k)(k:1〜nの整数)においてそれぞれ図10、図11に示す構成にTFT24が付加されている。このため、図3に示すトップゲートドライバ2またはボトムゲートドライバ3の全体構成において、各段RS(1)〜RS(n)に信号CK1または信号CK2のレベルを反転した信号¬CK1または¬CK2が適宜供給される。
【0094】
ここで、TFT24がなくても動作可能な理由について説明する。TFT25のソース電極から出力される信号CK1(またはCK2)のレベルがローレベルに変化すると、ハイレベル時にドレイン電極に接続された配線に蓄積された電荷が強制的にディスチャージされることはないものの、出力信号OUTkのレベルは、信号CK1のローレベルまで変化することができる。すなわち、出力信号OUTkのレベルをローレベルまでに変化させるための時間は、図8、図12、図13の例に比べてかかるものの、一定時間の間で出力信号OUTkのレベルをローレベルに変化させることができることによるものである。また上述した各実施の形態では、例えば、図14に示すように、TFT23の替わりに抵抗素子33を設けてもよい。
【0095】
また、上記の実施の形態では、n番目の段RS(n)の出力信号OUTnを1番目の段RS(1)のTFT27のゲート電極に供給し、これによって配線容量C2、C5に蓄積された電荷をディスチャージさせていた。しかしながら、1番目の段RS(1)のTFT27のゲート電極には、コントローラから所定のタイミングで制御信号を供給するものとしてもよい。これにより、1垂直期間中の最後の水平期間から次の垂直期間の最初の水平期間に至るまでの時間を任意に設定することが可能となる。
【0096】
また、上記の実施の形態では、図6のタイミングチャートで示したように、1垂直期間が開始するとコントローラからハイレベルのスタート信号INをトップゲートドライバ2(またはボトムゲートドライバ3)の1番目の段RS(1)に供給するものとしていた。しかしながら、この場合におけるスタート信号INは、n番目の段RS(n)から出力される出力信号OUTnと同じである。従って、トップゲートドライバ2(またはボトムゲートドライバ3)を連続駆動させる場合には、図15に示すように、1番最初にイニシャルパルスとしてハイレベルのスタート信号INを供給する以外は、n番目の段RS(n)からの出力信号OUTnを1番目の段RS(1)に供給するものとしてもよい。この場合、一番最初のスタート信号INにより、出力信号OUTnがハイレベルになるが、このタイミングではドレインラインDLにプリチャージ電圧が供給されていないので特に問題ない。
【0097】
また、トップゲートドライバ2(またはボトムゲートドライバ3)を1度のみ駆動させる場合には、図16に示すように、コントローラからの制御信号Tcntにn番目の段RS(n)の配線容量C2、C5のディスチャージ用の信号φを付加し、ハイレベルの出力信号OUTnが出力された後、信号φによりn番目の段RS(n)の配線容量C2、C5をディスチャージしてもよい。
【0098】
また、上記の実施の形態では、トップゲートドライバ2の奇数番目の段RS(1),RS(3),・・・には信号CK1、¬CK1を、偶数番目の段RS(2),RS(4),・・・には信号CK2、¬CK2をそれぞれコントローラから供給するものとしていた。しかしながら、トップゲートドライバ2の場合は、ボトムゲートドライバ3と異なり、信号CK1、CK2を1水平期間の全体でハイレベルとさせることができる。すると、信号CK2は信号¬CK1と、信号¬CK2は信号CK1とそれぞれ等価なものとなる。従って、偶数番目の段RS(2),RS(4),・・・には信号¬CK1、CK1をコントローラから供給するものとしてもよい。
【0099】
また、上記の実施の形態では、図3、図5に示す構成のシフトレジスタを、撮像素子1を駆動するためのトップゲートドライバ2またはボトムゲートドライバ3として適用した場合を説明した。しかしながら、このような構成のシフトレジスタは、複数の画素が配置された任意の撮像素子または表示素子について、画素を行毎に選択するドライバとして適用することができる。さらには、このような構成のシフトレジスタは、撮像素子または表示素子を駆動するためのドライバとしてだけではなく、直列のデータを並列のデータに変換する場合などの他の用途にも適用することができる。
【0100】
上記シフトレジスタをデジタルスチルカメラの液晶表示装置のゲートドライバに適用した例を以下に説明する。
【0101】
図17は、この実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの外観を示す斜視図である。図示するように、このデジタルスチルカメラは、カメラ本体部101とレンズユニット部102とから構成されている。
【0102】
カメラ本体部101は、その正面に表示部110と、モード設定キー112aとを備える。モード設定キー112aは、画像を撮影し、後述する画像メモリに記録する撮影モードと、記録された画像を再生する再生モードとの切り換えを行うためのキーである。表示部110は、液晶表示装置によって構成され、撮影モード時には撮影前にレンズで捉えている画像を表示する(モニタリングモード)ためのビューファインダとして機能し、再生モード時には記録された画像を表示するためのディスプレイとして機能する。表示部110の構成については、詳しく後述する。
【0103】
カメラ本体部101は、また、その上面に電源キー111と、シャッターキー112bと、「+」キー112cと、「−」キー112dと、シリアル入出力端子113とを備える。電源キー111は、スライド操作することによって、デジタルスチルカメラの電源をオン/オフするためのキーである。
【0104】
シャッターキー112bは、撮影モード時に画像の記録を指示すると共に、再生モード時に選択内容の決定を指示するためのキーである。「+」キー112c及び「−」キー112dは、再生モード時に画像メモリに記録されている画像データから表示部110に表示するための画像データを選択したり、記録/再生時の条件設定のために用いられる。シリアル入出力端子113は、外部の装置(パーソナルコンピュータ、プリンタなど)との通信を行うためのケーブルを挿入するための端子である。
【0105】
レンズユニット部102は、撮影すべき画像を結像するレンズを図の背面側に備える。レンズユニット部2は、カメラ本体部101に結合した軸にを中心に上下方向に360°回動可能に取り付けられている。
【0106】
図18は、図17のデジタルスチルカメラの回路構成を示すブロック図である。
図示するように、このデジタルスチルカメラの回路は、表示部110と、キー入力部112a、112b、112c、112dと、マトリクス状に複数の撮像画素が配列され、受光した光の強度によって電荷を蓄積するCCD(Charge Coupled Device)121と、サンプルホールド回路122と、A/D変換器123と、垂直ドライバ124と、タイミングジェネレータ125と、カラープロセス回路126と、DMAコントローラ127と、DRAM128と、記録用メモリ130と、キー入力部112a、112b、112c、112dからのコマンドに従ってに格納されたプログラムを実行し、デジタルスチルカメラの各回路部を制御するCPU(Central Processing Unit)31と、画像圧縮伸長回路132と、VRAMコントローラ133と、VRAM134と、デジタルビデオエンコーダ135と、シリアル入出力端子113とを備える。
【0107】
撮影モードにおける上記回路の動作状態を説明する。撮影モードには2つの動作モードがあり、撮影した画像を表示部110にて表示するモニタリングモードと、撮影した画像を画像データとして記録する画像記録モードと、に分けられる。
【0108】
モニタリングモードでは、CPU131が予め設定された撮像周期毎にタイミングジェネレータ125及びカラープロセス回路126を制御によりCCD121を駆動し、CCD121は垂直ドライバ124から出力された駆動信号Spに基づいて撮影した画像の光量に応じて変換された電気信号Seをサンプルホールド回路122に順次出力する。サンプルホールド回路122は、この電気信号Seのうちの実効部分Se’をA/D変換器123に出力する。A/D変換器123は実効部分Se’をデジタルデータSdに変換し、カラープロセス回路126に出力し、カラープロセス回路126はデジタルデータSdから輝度/色差デジタルデータであるYUVデータをDMAコントローラ127に出力する。DMAコントローラ127は、 YUVデータをDRAM128に記録・更新する。
【0109】
CPU131は、DMAコントローラ127から転送された1フレーム分のYUVデータをDRAM128から読み出し、VRAMコントローラ133を介してVRAM134に書き込む。また、デジタルビデオエンコーダ135は、一定周期毎にVRAMコントローラ133を介してVRAM134より1フレーム分のYUVデータを線順次で読み出してアナログビデオ信号Saを生成し、表示部110に出力する。シリアル入出力端子113は、CPU131が外部機器とデータのシリアル転送を行うための入出力端子である。
【0110】
キー入力部112a、112b、112c、112dは、それぞれカメラ本体部101に配されたモード設定キー112a、シャッターキー112b、「+」キー112c及び「−」キー112dから構成され、これらの各キーからの入力に従ったコマンドをCPU131に投入する。
【0111】
以下に、画像記録モードを説明する。
まずCCD121がサンプルホールド回路122に電気信号Seが出力し続けている状態で操作者がデジタルスチルカメラのシャッターキー112bを押すことにより、CPU131がタイミングジェネレータ125及びカラープロセス回路126を制御して転送動作が停止される。そして、最後に転送された1フレーム分の電気信号Seはモニタリングモードと同様に、サンプルホールド回路122、 A/D変換器123、及びカラープロセス回路126を介してYUVデータに変換される。CPU131は、このYUVデータをDMAコントローラ127を介して所定のフォーマットで読み出し、画像圧縮伸長回路132に入力し圧縮させる。圧縮されたデータは、記録用メモリ130で保存される。この保存が終了後、CPU131は、タイミングジェネレータ125及びカラープロセス回路126を再び起動し、モニタリングモードに自動的に戻る。
【0112】
再生モードでは、キー入力部112a、112b、112c、112dでの操作に応じて、記録用メモリ130で保存された圧縮データを画像圧縮伸長回路132で伸長し、この圧縮を解凍された1フレーム分のYUVデータを画像圧縮伸長回路132から読み出し、VRAMコントローラ133を介してVRAM134に書き込む。 VRAM134に書き込まれた1フレーム分のYUVデータは、ビデオエンコーダ135で線順次で読み出して変換され、アナログビデオ信号Saとして表示部110に出力される。また画像記録モードで撮影が終了直後に再生モードに切り替わり、表示部110が撮影した1フレーム分の画像を表示するように設定してもよい。
【0113】
図19は、図17、図18の表示部110の構成を示すブロック図である。
表示部110は、液晶表示装置によって構成されるもので、クロマ回路211と、位相比較器212と、レベルシフタ213と、液晶コントローラ101と、液晶パネル202と、ゲートドライバ203と、ドレインドライバ204とを備える。
【0114】
モニタリングモード及び画像記録モードのいずれにおいても、クロマ回路211はデジタルビデオエンコーダ135のアナログビデオ信号SaからアナログRGB信号SR1,SG1,SB1を生成する。このとき、アナログビデオ信号SR1,SG1,SB1は、液晶パネル202の視覚特性に合わせてガンマ補正が行われている。レベルシフタ213は、液晶を交流駆動するため、及び明るさを調整するためクロマ回路211で生成されたアナログRGB信号SR1,SG1,SB1の極性を1ラインまたは1フレーム毎に反転し、且つ振幅の制御を行い、レベルシフト処理されたアナログRGB信号SR2,SG2,SB2を出力する。
【0115】
液晶コントローラ101は、発振回路を内蔵し、クロマ回路211がアナログビデオ信号Saから同期分離処理により生成した垂直同期信号VDが入力されることにより垂直方向の同期をとり、水平同期信号HDと位相比較信号CKHによる位相比較器出力によりPLL(Phase Locked Loop)を構成して水平方向の同期をとる。そして、液晶コントローラ101は、極性反転制御用信号CKFをレベルシフタ213に出力し、ドレインドライバ204に制御信号群DCNTを出力し、ゲートドライバ203に制御信号群GCNTを出力する。
【0116】
液晶パネル202は、m×n個の画素によって構成されるアクティブマトリクス駆動のものであり、一対の基板間に液晶を封入することによって構成されている。液晶パネル202の一方の基板には、クロマ回路211で生成され、ACレベル増幅及びDCレベル増幅されたコモン電圧VCOM(VCOMはその値を経時的に変位しても可)が印加されている共通電極が形成され、液晶パネル202の他方の基板には、画素に対応する画素電極と半導体層がアモルファスシリコンまたはポリシリコンからなる薄膜トランジスタ(TFT)202aとがマトリクス状に配置されており、画素電極の間にはn本のゲートラインGL1〜GLnとm本のドレインラインDL1〜DLmとがそれぞれ平行に形成されている。そして、ゲートラインGL1〜GLnと平行してキャパシタラインCL1〜CLnが設けられている。
【0117】
液晶パネル202の1画素分の等価回路を図19に示す。TFT202aのゲートはゲートラインGLに、ドレインはドレインラインDLに、ソースは画素電極にそれぞれ接続され、画素容量202bは、画素電極、共通電極及びその間の液晶とで構成される。ドレインラインDL上の表示信号は、選択されているゲートラインGLに対応するTFT102を介して画素容量202bに書き込まれる。画素容量202bに書き込まれた表示信号に従って液晶の配向状態が制御され、液晶を透過する光の量が変化することによって画像が表示される。キャパシタ202cは、キャパシタラインCL1〜CLn、それに重なるゲート絶縁膜及び画素電極から構成され、キャパシタラインCL1〜CLnには、キャパシタ電圧VCSが常時印加されている。そして全ての共通電極にはライン毎に可変のコモン電圧VCOMが常時印加されている。
【0118】
ゲートドライバ203は、上記実施の形態に示すn段構成のシフトレジスタによって構成され、コントローラ101から供給される制御信号群GCNT中の信号CK1、CK2及びstart信号INに従って、ゲートラインGL1〜GLnのいずれかを順次選択して、アクティブ(ハイレベル)にする。
【0119】
ドレインドライバ204は、シフトレジスタと、レベルシフタと、サンプルホールドバッファーと、マルチプレクサーとから構成される。
【0120】
ドレインドライバ204のシフトレジスタは、液晶パネル202の水平方向の画素数に対応するm段構成のもので、制御信号群DCNTのうちのクロック信号、反転クロック信号及びスタート信号が入力されてアナログRGB信号のサンプリングを行うためのサンプリング信号を生成する。レベルシフタは、サンプリング信号をサンプルホールドバッファーの動作レベルに変換するための回路である。マルチプレクサーは、制御信号群DCNTのうちの配列信号に基づいてレベルシフタ213からのアナログビデオ信号SR2,SG2,SB2を各ラインの画素のRGB配列に応じた順番に整列させて出力する。サンプルホールドバッファーは、レベルシフタからのサンプリング信号に基づいてアナログビデオ信号SR2,SG2,SB2をバッファで増幅してドレインラインDL1〜DLmに出力する。
【0121】
以下、この実施の形態にかかるデジタルスチルカメラの動作について、説明する。
【0122】
モード設定キー112aの操作により、デジタルスチルカメラのモードが撮影モード(モニタリングモード及び画像記録モード)に設定されている場合には、レンズによって結像された画像に応じてCCD121の各画素が蓄積した電荷に対応する電気信号Seが垂直ドライバ124から供給される駆動信号に従ってサンプルホールド回路122に順次入力され、実効部分のアナログ電気信号Se’としてA/D変換器123に入力される。読み出された撮像信号Seは、を介してA/D変換器123に供給され、デジタルの画像データSdに変換されてカラープロセス回路126に供給される。
【0123】
カラープロセス回路126はデジタルデータSdから輝度/色差デジタルデータであるYUVデータをDMAコントローラ127に出力し、DMAコントローラ127は、 YUVデータをDRAM128に記録・更新する。CPU131は、DMAコントローラ127から転送された1フレーム毎のYUVデータをDRAM128から読み出し、VRAMコントローラ133を介してVRAM134に書き込む。そして、デジタルビデオエンコーダ135は、一定周期毎にVRAMコントローラ133を介してVRAM134より1フレーム分のYUVデータを線順次で読み出してアナログビデオ信号Saを生成し、表示部110に出力し、表示部110で表示される。
【0124】
ここで、シャッターキー112bが操作されると、CPU131からの指示に従ってCPU131がタイミングジェネレータ125及びカラープロセス回路126を制御して転送動作が停止される。そして、最後に転送された1フレーム分の電気信号Seが、サンプルホールド回路122、A/D変換器123、及びカラープロセス回路126を介してYUVデータに変換される。YUVデータは、DMAコントローラ127を介して所定のフォーマットで読み出し、画像圧縮伸長回路132に入力し圧縮され、記録用メモリ130で保存される。
【0125】
一方、モード設定キー112aの操作により、デジタルスチルカメラのモードが再生モードに設定されている場合には、CPU131は、「+」キー112cまたは「−」キー112dの操作によって指示された圧縮画像データを記録用メモリ130から読み出し、画像圧縮伸長回路132で伸長され、VRAMコントローラ133の制御によりVRAM134に書き込まれる。この書き込まれたYUVデータは、デジタルビデオエンコーダによりアナログ化され、アナログ信号Saとして表示部110に出力される。
【0126】
アナログビデオ信号Saはクロマ回路211に入力され、ガンマ補正されたアナログビデオ信号SR1,SG1,SB1、垂直同期信号VD及び水平同期信号HDに分離される。位相比較器212は、クロマ回路211からの水平同期信号HD及び液晶コントローラ101からの位相比較信号CKHにより水平方向のタイミングを測り液晶コントローラ101に出力する。液晶コントローラ101は、これらの信号に応じて、ドレインドライバ204に制御信号群DCNTを出力するとともに、ゲートドライバ203に制御信号群GCNTを出力する。液晶コントローラ101からの極性反転制御用信号CKFに基づき、クロマ回路211から出力されたアナログビデオ信号SR1,SG1,SB1は、レベルシフタ213で1ラインまたは1フレーム毎に極性反転される。この適宜反転されたアナログビデオ信号SR2,SG2,SB2は、制御信号群DCNTに応じてドレインドライバ204に入力される。
【0127】
コントローラ101が生成した制御信号群GCNT中のstart信号INがゲートドライバ203に供給されることによって、ゲートドライバ203が動作を開始する。
【0128】
液晶コントローラ101からは、クロック信号が順次供給され、このとき、ゲートラインGL1本毎に出力されるスタート信号により各段にサンプリング信号が転送される。転送されたサンプリング信号は、レベルシフタにより動作レベルに変換し、順次出力される。アナログビデオ信号SR2,SG2,SB2は、マルチプレクサーにパラで入力され、制御信号群DCNTのうちの配列信号に基づいて各ラインの画素のRGB配列に応じた順番に整列させて出力される。マルチプレクサーから出力されたアナログビデオ信号SR2,SG2,SB2は、レベルシフタからのサンプリング信号に応じてサンプルホールドバッファー内で順次サンプリングされ、内部のバッファーを介してドレインラインDL1〜DLmにパラ出力される。
【0129】
ドレインラインDL1〜DLmにそれぞれ供給された表示信号は、ゲートドライバ203による選択に従ってオンされているTFT202aを介して画素容量202bに、1水平期間の間で書き込まれる。
【0130】
表示部110は、以上のような動作を繰り返すことによって、液晶パネル202の各画素の画素容量202bに表示信号を書き込んでいく。この表示信号に応じて液晶の配向状態が変化し、「暗」または「明」で各画素が表されている画像が液晶パネル202に表示される。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、信号レベルを減衰させることなく、出力信号をシフトしていくことが可能となる。また、各段を構成するトランジスタの第1のトランジスタは、所定レベルの信号を出力信号として出力する場合以外にオン/オフ駆動されることがないので、長時間使用した場合の閾値電圧特性の変動が少ない。このため、長時間使用しても誤動作が生じる確率を小さく抑えることができ、信頼性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる撮像装置の構成を示すブロック図である。
【図2】撮像素子を構成するダブルゲートトランジスタの断面図である。
【図3】(a)〜(f)は、撮像素子を構成するダブルゲートトランジスタの駆動原理を説明する模式図である。
【図4】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の全体構成を示すブロック図である。
【図5】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の回路構成を示す図である。
【図6】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の動作を示すタイミングチャートである。
【図7】(a)〜(i)は、この実施の形態にかかる撮像装置の動作を説明する模式図である。
【図8】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図9】図8に示すトップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図11】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図12】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図13】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図14】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の各段の他の回路構成を示す図である。
【図15】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の他の全体構成を示すブロック図である。
【図16】トップゲートドライバ(またはボトムゲートドライバ)の他の全体構成を示すブロック図である。
【図17】液晶表示素子を備えたデジタルスチルカメラを示す斜視図である。
【図18】図17のデジタルスチルカメラの構成を示すブロック図である。
【図19】図18の表示部を示す回路図である。
【符号の説明】
1…撮像素子、2…トップゲートドライバ、3…ボトムゲートドライバ、4…ドレインドライバ、10…ダブルゲートトランジスタ、21〜27…TFT(基本構成)、31…TFT(付加構成)、32…抵抗素子(付加構成)、RS(1)〜RS(n)…段、TGL…トップゲートライン、BGL…ボトムゲートライン、DL…ドレインライン、GL…グラウンドライン

Claims (12)

  1. 複数の段からなるシフトレジスタであって、前記シフトレジスタの各段は、
    前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前の段から電流路の一端に供給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1のトランジスタと、
    制御端子及び電流路の一端に基準電圧が供給されている負荷と、
    前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、電流路の一端が、前記負荷の電流路の他端に接続され、前記負荷を介して当該電流路の一端に供給される信号を電流路の他端から放出する第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第3のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタがオフしているときに前記負荷を介して制御端子に供給される信号によってオンし、外部から電流路の一端に供給される定電圧の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第4のトランジスタと、
    次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させる第5のトランジスタとを備える
    ことを特徴とするシフトレジスタ。
  2. 前記シフトレジスタの各段は、制御端子に供給される第1または第2の信号のレベルを反転した信号によってオンし、前記第3のトランジスタの電流路の他端から出力された出力信号を放出させる第6のトランジスタをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載のシフトレジスタ。
  3. 前記シフトレジスタの各段は、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2のトランジスタの制御端子との間に、前記容量に蓄積される電荷の量を調整するための負荷素子をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のシフトレジスタ。
  4. 前記シフトレジスタの奇数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から供給され、
    前記シフトレジスタの偶数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供給され、
    第1、第2の信号はそれぞれ、前記シフトレジスタの出力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロット毎に交互にハイレベルとなる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシフトレジスタ。
  5. 前記第1のトランジスタの電流路の一端及び制御端子は各段毎に互いに接続されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシフトレジスタ。
  6. 前記複数の段のそれぞれを構成する各トランジスタは、同一のチャネル型の電界効果トランジスタである
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシフトレジスタ。
  7. 複数の段からなり、出力信号をシフトさせることによって所定レベルの信号を各段から順次出力するドライバと、前記ドライバの各段から出力された出力信号によって選択される複数の画素によって構成された駆動素子とを備え、
    前記ドライバの各段は、
    前の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前の段から電流路の一端に供給された所定レベルの信号を電流路の他端に出力する第1のトランジスタと、
    制御端子及び電流路の一端に基準電圧が供給されている負荷と、
    前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、電流路の一端が、前記負荷の電流路の他端に接続され、前記負荷を介して当該電流路の一端に供給される信号を電流路の他端から放出する第2のトランジスタと、
    前記第1のトランジスタの制御端子の電流路の他端と制御端子との間の容量に蓄積された電荷によってオンし、外部から電流路の一端に供給される第1または第2の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第3のトランジスタと、
    前記第2のトランジスタがオフしているときに前記負荷を介して制御端子に供給される信号によってオンし、外部から電流路の一端に供給される定電圧の信号を当該段の出力信号として電流路の他端から出力する第4のトランジスタと、
    次の段から所定レベルの出力信号が制御端子に供給されることによってオンし、前記第1のトランジスタの電流路の他端と前記第2、第3のトランジスタの制御端子との間に形成された容量に蓄積された電荷を排出させる第5のトランジスタとを備える
    ことを特徴とする電子装置。
  8. 前記ドライバの奇数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第1の信号が外部から供給され、
    前記ドライバの偶数番目の段には、第1、第2の信号のうちの第2の信号が外部から供給され、
    第1、第2の信号はそれぞれ、前記ドライバの出力信号をシフトしていくタイムスロットのうちの所定期間、タイムスロット毎に交互にハイレベルとなる
    ことを特徴とする請求項に記載の電子装置。
  9. 前記第1のトランジスタの電流路の一端及び制御端子は各段毎に互いに接続されていることを特徴とする請求項またはに記載の電子装置。
  10. 前記駆動素子は、撮像素子であることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の電子装置。
  11. 前記撮像素子は、複数の画素を備え、各画素は、
    励起光によりキャリアを生成する半導体層と、
    前記半導体層の各々の両端にそれぞれ設けられたソース、ドレイン電極と、
    第1ゲート絶縁膜を介して前記半導体層の一方側に設けられた第1ゲート電極と、
    第2ゲート絶縁膜を介して前記半導体層の他方側に設けられた第2ゲート電極と、
    を備えることを特徴とする請求項10に記載の電子装置。
  12. 前記駆動素子は、液晶表示素子であることを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の電子装置。
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