JP3779251B2 - データ解析装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーク上を伝送するデータを取り込んで解析を行なうデータ解析装置において、少ないメモリで効率的に解析を行なえるようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークの試験等を行なう場合、そのネットワークに試験用のデータ列を入力し、そのネットワーク上を伝送するデータ列を解析するという方法が用いられる。
【0003】
ここで、ネックワークの伝送レートが遅い場合には、そのネットワーク上を伝送するデータ列を取り込みながらデータ列に含まれるフレームの解析をほぼリアルタイムに行なうことが可能であるが、例えば10Gbpsのイーサネット(登録商標)のように伝送レートが高速になるとリアルタイム解析を行なうことができないため、所定期間に取り込まれたデータ列を時系列にメモリに書き込み、そのメモリに書き込まれたデータ列を読み出して各フレームの解析を行なっている。なお、この解析は、そのフレーム自体の内容だけでなく、フレームの到着時刻やエラー検知結果等の付帯情報も対象となる。
【0004】
図5は、上記の解析を行なう従来のデータ解析装置10の構成を示すものである。
【0005】
図5において、インタフェース11は、ネットワーク1に接続して、ネットワーク1上を伝送するデータ列を内部に取り込むとともに、そのデータ列に含まれるフレームに対するFCS等のエラー検知を行なう。また、時刻発生手段12は時刻情報Tをリアルタイムに出力する。
【0006】
データ列書込手段13は、インタフェース11によって取り込まれたデータ列Dを時系列にデータ列メモリ14に書き込む。
【0007】
また、付帯情報書込手段15は、インターフェイス11による各フレーム毎のエラー検知結果Eとフレーム毎の取込時刻(到着時刻)とからなる付帯情報Hを付帯情報メモリ16に書き込む。
【0008】
解析部17は、データ列メモリ14にアクセスして、そのデータ列を読み出し、さらに、付帯情報メモリ16にアクセスして付帯情報Hを読み出し、読み出したデータ列に含まれるフレームのデータと付帯情報とに基づいて、種々の解析を行なう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のように構成された従来のデータ解析装置10では、データ列メモリ14と付帯情報メモリ16の2種類の独立したメモリが必要となり、構成が複雑化し、解析部17が解析に必要なデータを取得するのに時間がかかるという問題があった。
【0010】
本発明は、この課題を解決して、少ないメモリで効率化に解析が行なえるデータ解析装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のデータ解析装置は、
フレームとフレームとの間にギャップデータ部とフレームの先頭位置を示すプリアンブルとを含む所定の隙間が存在するデータ列を伝送するネットワークに接続され、該ネットワーク上を伝送するデータ列を取り込むとともに、該データ列に含まれる各フレームのエラー検知と該各フレームの終了位置の検知とを行なうインタフェース(21)と、
時刻情報を出力する時刻発生手段(22)と、
前記インタフェースによるエラー検知結果を受けるとともに、前記時刻発生手段からの時刻情報を取込時刻として受け、前記インタフェースによって取り込まれたデータ列のフレームとフレームの間の前記隙間に、前記インタフェースによって検知された前記フレームの終了位置情報に基づいて前記隙間の前側にあるフレームに対するエラー検知結果と取込時刻の少なくとも一方を含む付帯情報を書き込む付帯情報挿入手段(23)と、
メモリ(25)と、
前記付帯情報挿入手段によって付帯情報が書き込まれたデータ列を前記メモリに時系列に書き込む書込手段(24)と、
前記メモリに書き込まれたデータ列を読み出して、該データ列に含まれる各フレームおよび付帯情報の解析を行なう解析部(26)とを備えている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用したデータ解析装置20の構成を示している。
【0013】
図1において、インタフェース21は、例えば10Gbpsのイーサネット(登録商標)のように高速な伝送レートを有し、フレーム間に所定の隙間(ギャップデータ部やプリアンブル)が設けられたデータ列を伝送するネットワーク1に接続して、ネットワーク1上を伝送するシリアルのデータ列Dを装置内に取り込むとともに、そのデータ列Dに含まれるフレーム毎のエラー検知やシリアルパラレル変換処理等を行なう。
【0014】
このインタフェース21は、取り込んだデータ列に含まれる各フレームの終了位置または先頭位置とを検知し、所定ビット(例えば128ビット)でパラレル出力するデータ列D(シリアルで入力されるデータ列Dと実質的に同一なので同一符号を付す)における各フレームの終了位置情報e(または終了位置情報s)を出力する。また、各フレームについてのFCSエラーチェックとフレーム長チェックとを行い、そのチェック結果E、Lを出力する。
【0015】
時刻発生手段22は時刻情報Tをリアルタイムに出力する。
【0016】
付帯情報挿入手段23は、インタフェース21からの各フレーム毎のエラー検知結果E、L、終了位置情報e(または先頭位置情報s)および時刻発生手段22からの時刻情報Tを受けて、各フレーム毎にエラー検知結果E、Lと取込時刻Ta(図示せず)とからなる付帯情報Hを生成し、この付帯情報Hを、パラレルで入力されるデータ列Dの各フレームの後のギャップデータが挿入されている部分(あるいは、フレームの先頭位置を示すプリアンブル部でもよい)に順次挿入して出力する。この挿入位置は、各フレームの終了位置情報eに基づいて設定する。
【0017】
つまり、本発明で定義されるフレーム間の隙間は、実際にデータ信号が無い状態だけでなく、隙間を生めるためのギャップデータが挿入されている部分やフレームの先頭位置を示すプリアンブルが挿入されている部分も含むものとする。
【0018】
なお、ここでは、インタフェース21においてパラレルに変換されたデータ列Dに付帯情報Hを挿入する場合について説明するが、インタフェース21において、シリアルのデータ列を例えば16ビット幅のパラレルのデータ列に変換して付帯情報挿入手段23に出力し、付帯情報挿入手段23において、その16ビット幅のパラレルのデータ列に付帯情報Hを挿入して、さらにその8倍の128ビット幅のデータ列に変換して出力するようにしてもよい。
【0019】
図2は、付帯情報Hのフォーマット例であり、hour(時間)、min(分)、s(秒)、ms(ミリ秒)、μs(マイクロ秒)、ns(ナノ秒)の各データからなる45ビットの時刻情報Taと、フレーム長についての2ビットのエラー検知結果L、FCSについての1ビットのエラー検知結果Eとで構成されている。
【0020】
書込手段24は、付帯情報挿入手段23によって付帯情報Hが挿入されたデータ列D′を時系列にメモリ25に書き込む。
【0021】
解析部26は、メモリ25にアクセスして、そのデータ列から解析対象のフレームのデータと付帯情報Hとを読み出して、種々の解析を行なう。
【0022】
次にこのデータ解析装置20の動作を説明する。
始めにネットワーク1上に、図3の(a)のようにフレームF(i)、F(i+1)の間にギャップデータが挿入されている部分とフレームの先頭を示すプリアンブル部とからなる所定長の隙間G(i)が設けられたデータ列が伝送されている状態で、所定のタイミングt0にインタフェース21がそのデータ列Dの取り込みを開始する。
【0023】
この取り込まれたシリアルのデータ列Dは、インタフェース21によってシリアルパラレル変換処理され、図3の(b)のように、所定ビット(例えば128ビット)幅のパラレルデータ列Dに変換されて、付帯情報挿入手段23へ順次出力される。
【0024】
付帯情報挿入手段23は、図3の(c)に示しているように、入力されるパラレルのデータ列Dに含まれる各フレームF(i)の終了位置の直後にそのフレームF(i)についての付帯情報H(i)を挿入して書込手段24に出力する。
【0025】
書込手段24に入力されたデータ列D′は、図4のように、メモリ25に所定のアドレス順に時系列に書き込まれる。
【0026】
そして、解析部26は、所定時間分のデータ列がメモリ25に書き込まれた段階で、メモリ25にアクセスして、書き込まれたデータ列を読み出し、そのデータ列に含まれる各フレームのデータと付帯情報とに基づいて、種々の解析を行なう。
【0027】
ここで、解析部26が行なう解析としては、付帯情報Hの取込時刻Taに基づく各フレームの伝送遅延時間(ネットワークの伝搬遅延特性)、エラー頻度等である。
【0028】
このように、実施形態のデータ解析装置20では、ネットワーク1のフレーム間に、ギャップ部やプリアンブルのように解析に不要な隙間があることを利用し、データ列に含まれる各フレームについての付帯情報を、その隙間にぞれぞれ挿入した状態でメモリ25に書き込むようにしている。
【0029】
このため、付帯情報Hを記憶するための専用のメモリと書込み手段が不要となり、また、解析対象のフレームのデータとそのフレームについての付帯情報とを一括に読み出すことができ、解析を効率的に行なうことができる。
【0030】
なお、ここでは付帯情報Hとして、取込時刻Taとエラー検知情報E、Lとが含まれていたが、解析内容によっては、そのいずれか一方のみを付帯情報Hとしてデータ列のフレーム間に挿入してもよく、また、そのフレームに関する他の情報を含めた付帯情報Hをデータ列のフレーム間に挿入してもよい。
【0031】
また、ここでは、付帯情報Hを各フレームの末尾側のギャップデータ挿入部分に挿入する場合について説明したが、付帯情報Hをフレームの先頭側(プリアンブル部)に挿入してもよい。この場合には、付帯情報Hを挿入する位置をフレームの先頭位置情報sに基づいて設定する。
【0032】
また、ここではイーサネット(登録商標)等のネットワーク上のデータ列について解析を行なう場合について説明したが、フレーム間に隙間を確保して伝送する他のネットワークに対するデータの解析を行なう場合においても、本発明を適用できる。
【0033】
また、ここでは、データの解析のみを行なう装置について説明したが、試験の用のデータ列をネットワークに入力する機能を有する試験装置のデータ解析部に、本発明を適用することも可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のデータ解析装置は、ネットワーク上を伝送するデータ列のフレームとフレームの間に存在する隙間を利用し、データ列に含まれる各フレームについての付帯情報を、その隙間にそれぞれ挿入した状態でフレームのデータとともにメモリに書き込むようにしている。
【0035】
このため、付帯情報を記憶するための専用のメモリと書込み手段が不要となり、また、解析対象のフレームのデータとそのフレームについての付帯情報とを一括に読み出すことができ、解析を効率的に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の構成を示す図
【図2】実施形態の要部が挿入する付帯情報のフォーマット例
【図3】実施形態の動作説明図
【図4】実施形態のメモリに記憶されたデータ列の例を示す図
【図5】従来装置の構成を示す図
【符号の説明】
1……ネットワーク、20……データ解析装置、21……インタフェース、22……時刻発生手段、23……付帯情報挿入手段、24……書込手段、25……メモリ、26……解析部
Claims (1)
- フレームとフレームとの間にギャップデータ部とフレームの先頭位置を示すプリアンブルとを含む所定の隙間が存在するデータ列を伝送するネットワークに接続され、該ネットワーク上を伝送するデータ列を取り込むとともに、該データ列に含まれる各フレームのエラー検知と該各フレームの終了位置の検知とを行なうインタフェース(21)と、
時刻情報を出力する時刻発生手段(22)と、
前記インタフェースによるエラー検知結果を受けるとともに、前記時刻発生手段からの時刻情報を取込時刻として受け、前記インタフェースによって取り込まれたデータ列のフレームとフレームの間の前記隙間に、前記インタフェースによって検知された前記フレームの終了位置情報に基づいて前記隙間の前側にあるフレームに対するエラー検知結果と取込時刻の少なくとも一方を含む付帯情報を書き込む付帯情報挿入手段(23)と、
メモリ(25)と、
前記付帯情報挿入手段によって付帯情報が書き込まれたデータ列を前記メモリに時系列に書き込む書込手段(24)と、
前記メモリに書き込まれたデータ列を読み出して、該データ列に含まれる各フレームおよび付帯情報の解析を行なう解析部(26)とを備えたデータ解析装置。
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