JP3826367B2 - トイレットペーパー切断装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトイレットペーパー切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のロールペーパーのホルダーの使用法では、ペーパーを切断する場合、所要の長さ分ペーパーを引き出した後、片手でペーパー押え板を押えて、ロールペーパーの回転を止め、他方の手によりペーパーをペーパー押え板の前端縁部に沿って上向きに引っ張りペーパーを切断していた。
上記使用法に対しては、一方の手によりペーパー押え板を押えることなく片手でペーパーを引っ張りその切断ができる装置も考案されている。
その他、例えばホテルなどでは客へのサービスのために、客がペーパーを引き出しやすく、また見た目にも良いように、ペーパー押え板の前端縁部に沿って切断されたペーパーの前端部分をペーパー押え板の前端縁部から若干引き出した後、この引き出した端部を三角状に折ることもなされている。
この場合、人手によって、ペーパーの端縁部は三角状に折られるが、その代わりに、ペーパーを両手で切断した後、レバー操作で三角状の型にペーパーを被せる形でペーパーを折り曲げる装置も見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記、片手でもってペーパーを引っ張ることによりその切断ができる装置に於ては、次の使用者がペーパーを引き出す場合、ペーパーの先端部分がペーパー押え板の前端縁部の内側にあり、ペーパー押え板を持ち上げる等してペーパーの前端縁部を摘まなければならず面倒である。このことは一般のホルダーについてもいえる。
また、ペーパーを両手で切断した後、レバー操作で三角状の型にペーパーを被せる形でペーパーを折り曲げる上記装置に於ては、両手でペーパーを切断した後、三角状の型にペーパーを被せるためのレバー操作を改めてしなくてはならずわずわらしい。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、使用に際して、片手によるワンタッチの押し下げ操作のみで、ペーパーの切断と、次の使用者がペーパーを引きだし易いようにロールペーパーの前方端縁部をホルダー外に突出させることの両方の機能をもたせたロールペーパーホルダーを提供せんとするものであり、更にその突出のさせ方に於て、次の使用者が摘んで引き出し易く、しかも、見た目にもよいようにペーパーが三角状に折り曲げられて突出させるようにしたロールペーパーホルダーを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明の要旨は次の構成にある。
ホルダー本体(1)にロールペーパー(P)が着脱自在に枢支され、弾性体(9e)の附勢によりロールペーパー(P)の切断される面から常時は上方の離れた位置にある刃体(9b)が、待機位置から切断完了位置への切断操作レバー(9c)の押し下げ操作に伴い下動してロールペーパー(P)を切断するようにしたトイレットペーパー切断装置において、常時は弾性体(5a)の附勢により切断されるロールペーパー(P)の切断面の後方側に位置すると共に、切断操作レバー(9c)の操作に伴い切断端縁部(Pf)の付近を係止し、切断後の弾性体(9e)による切断操作レバー(9c)の戻り動作に連動して、この係止した切断端縁部(Pf)をホルダー本体(1)から手前側へ引き出すように動作し、かつ、切断操作レバー(9c)が上記待機位置への復帰にいたる迄には上記連動が解除になり、これに伴い上記係止を解除して弾性体(5a)の張力により上記後方側位置に戻るように構成されている引掛体(5f)を有している構成をなすトイレットペーパー切断装置である。
【0006】
更に、上記構成に折り曲げ機能を持たせた場合は、引掛体(5f)の上記係止位置は上記切断端縁部(Pf)の切断面の左右方向中央部付近となるように形成し、引掛体(5f)による上記引き出し動作の際に切断端縁部(Pf)の切断面の左右側部分が衝突してこの左右側部分を下方へ折り曲げるように作用する切断端縁部押え体(6)を有している構成となる。
【0007】
また、切断端縁部(Pf)が引き出される時、より確実に切断端縁部(Pf)を上記切断端縁部押え体(6)に衝突させるために、引掛体(5f)の左右外方付近における上記切断端縁部(Pf)の付近を上方より押える押え体(11)を切断端縁部押え体(6)の上方に設けてもよい。
【0008】
更にまた、引掛体(5f)は、ホルダー本体(1)に軸支された基部軸(5b)と、基部軸(5b)から突設された突設部(5c)を有し、切断操作レバー(9c)にはフック部(9d)を設け、上記待機位置では突設部(5c)はフック部(9d)に係合されず、上記切断操作レバー(9c)の戻り動作時に、突設部(5c)はフック部(9d)に係合され、上記係止された切断端縁部(Pf)の引掛体(5f)による上記手前側への引き出し動作を行ない、切断操作レバー(9c)の上記待機位置への復帰にいたる迄には、突設部(5c)はフック部(9d)との上記係合が解除され、切断端縁部(Pf)との上記係止を解除して上記後方側位置に戻るように構成されている。
【0009】
また、ホルダー本体(1)にはロールペーパー(P)を着脱するための開口部(1g)が形成され、ロールペーパー(P)を挿着しているホルダー本体(1)に被さり、かつ、被さった状態でホルダー本体(1)との間に切断端縁部(Pf)が引き出される開口部(8)が形成されているホルダーカバー(2)を、ホルダー本体(1)へ開口回動可能に取り付け、刃体(9b)及び切断操作レバー(9c)は、ホルダーカバー(2)に設けている構成としている。
【0010】
【作用】
まず、ロールペーパーPをホルダー本体1にセットした後、最初だけはロールペーパーPの端縁部をホルダー本体1の手前側に引き出しておく。
次に、切断操作レバー9cを押し下げると、これに伴い刃体9bがその待機位置より下動してペーパーを切断し、切断完了位置にいたる。
次に、切断操作レバー9cを離すと弾性体9eの張力により切断操作レバー9cは戻り動作に入る。この時、切断操作レバー9cの戻り動作と連動してロールペーパーPの切断端縁部Pfの付近を切断操作レバー9cの操作に伴う刃体9bによる後記作用によりすでに係止している引掛体5fが、切断端縁部Pfを係止したままこれをホルダー本体1の手前側に引き出す。
この場合、切断端縁部Pfとは、ホルダー本体1に枢支されているロールペーパーPの側の切断面より後方側の引掛体5fにより引き出される部分をさす。
その後、切断操作レバー9cが待機位置に復帰する迄には引掛体5fとの上記連動が解除になり、引掛体5fは弾性体5aの張力により元の位置に復帰する。
この時、引掛体5fと切断端縁部Pfとの上記係止も解除になる構成としているので、引き出された切断端縁部Pfはホルダー本体1の手前側に残る。そして切断操作レバー9cは元の待機位置に復帰する。
【0011】
また、切断端縁部押え体6が付加された場合には、引掛体5fは切断端縁部Pfの左右方向中央部付近となるように形成されており、切断端縁部Pfが引き出される時、切断端縁部Pfの切断面の左右側部分は切断端縁部押え体6に衝突するが切断端縁部押え体6は切断端縁部Pfの左右側部分を下方に折り曲げるように作用するように構成されているので切断端縁部Pfは折り曲げられつつ引き出される。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のホルダー本体1にホルダーカバー2が被さった状態を示す一部を切欠して示した斜視図であり、図2はホルダー本体1よりホルダーカバー2を開けた状態を示す斜視図、図3はホルダーカバー2の一部を切欠して示した斜視図、図4はホルダーの側部の一部を切欠して示した側面図である。
【0013】
図中、1はホルダー本体である。該ホルダー本体1は側部1a、1aと、前壁部1bと、後壁部1cからなる枠型をなしている。また、ロールペーパーPのセットの際には、前壁部1bの上面をロールペーパーPの端部が渡されセットされる。
また、前壁部1bの上面の中央部前方には凹部1eと、該凹部1eの下方には切欠口1dを設けている。
また、3は図2に示される如くホルダー本体1の左右側部1a、1a間に取り付けられたロールペーパー保持部である。該ロールペーパー保持部3はロールペーパーPの中央部の穴に通される筒3aと該筒3aを回動自在に挿通する軸3bとからなり、該軸3bは左右側部1a、1aの内側に取り付けられたU字型受け3c、3cと係合している。尚、筒3aは軸3bを挿通したままホルダー本体1より脱着自在の構造をなしている。
また、ホルダー本体1に、該ホルダー本体1に取り付けられた後記ホルダーカバー2を開けロールペーパーPをセットする場合、ホルダー本体1は上下方向に開口部1gを形成している。
4、4はホルダー本体1の側部1a、1aに於ける後部側上端に取着した軸杆であり、後記ホルダーカバー2を枢着する為のものである。尚、1f、1fはホルダーを壁に取り付けるためのビス穴である。
【0014】
5はペーパー引き出し部である。該ペーパー引き出し部5は図1に示される如くホルダー本体1に前壁部1bと平行して設けられた基部軸5bと、突設部5c、5cと、連結杆5dと、引掛体5fとからなる。尚、突設部5c、5cは突起状形状をなす構成としている。
また、基部軸5bはホルダー本体1の左右側部1a、1aの前方下方間に軸支5e、5eされ、且つ左右側部1a、1aの外側に若干突出し、且つ回動自在に取り付けられる。
更に、突設部5c、5cは基部軸5bの両端に後壁部1c側に向かい伸び所要の長さで取り付けられ、連結杆5dは基部軸5bの中央部より前壁部1bに設けた切欠口1dを通り垂直に前壁部1bの前面に沿い上方に伸び、さらに該連結杆5dの先端部には斜め前方上方に向け若干曲がり、且つ先の尖った突起状形状をなす引掛体5fを設けており、引掛体5fは連結杆5dと共に前壁部1bからホルダー本体1の手前側に回動するよう取り付けられる。
尚、引掛体5fは連結杆5dに一端を取付け、他端を前壁部1bの後面に該連結杆5dに沿い取り付けた弾性体5aにより、常時に於て後記刃体9bの回動面の後側に位置する前壁部1bの凹部1e内にいたる迄附勢されており、更に前壁部1bの上面より若干突出するよう取り付けられている。
尚、弾性体5aは本実施例ではコイルバネを使用したが、スポンジのような弾力のあるもの、あるいはキックバネ、あるいは押しバネ等、色々使用できる。
【0015】
6は切断端縁部押え体である。該切断端縁部押え体6は後記刃体9bの回動面より前方に位置するよう前壁部1bに取り付けられ、左右外側部分より内側中央部寄りにかけて下方に傾斜し、且つ内側が前方に向け若干突出するよう取り付けられている。
更に、切断端縁部押え体6は左右外側部に於てペーパーの切断面の両端部より外側に位置し、且つ左右外側部よりに於て、引掛体5fの回動面より上方に位置し、内側中央部よりに於て、該引掛体5fの回動面の下方に位置するよう取り付けられると共にその中央部に引掛体5fの手前側への回動を可能にする中央開口部7を有するよう取り付けられる。
【0016】
2はホルダーカバーである。該ホルダーカバー2は図3に示される如く、左右側部2a、2aと、上前壁部2bと、天壁部2cとからなる枠型をなしている。
更に、左右側部2a、2aの後部側上端に穴2d、2dが設けられ前記ホルダー本体1の左右側部1a、1aの後部側上端に取着した軸杆4、4が挿通されホルダー本体1に開口回動可能に被さる。
また、ホルダーカバー2がホルダー本体1に被さった時、ホルダー本体1の側部1a、1aとホルダーカバー2の側部2a、2aはホルダーカバー2の側部2a、2aの方がホルダー本体1の側部1a、1aより外側にあり、後記装置の各部の部材が取り付けられるための間隔を有している。
更に、ホルダーカバー2の上前壁部2bはホルダー本体1に被さった時、前壁部1bとの間にペーパーが通過する開口部8を有すると共に左右側部内側に後記切断操作レバー部9の支持杆9a、9aが上下方向に通過するための切欠口2e、2eが設けられている。
【0017】
9は切断操作レバー部である。該切断操作レバー部9は図3で示される如く、前記ホルダーカバー2の左右側部2a、2aの後部に基端部を軸支2f、2fされ左右側部2a、2aの内側に沿って上下方向に自在に回転する支持杆9a、9aと、取っ手91からなる切断操作レバー9cと、該支持杆9a、9aの前方部間に取り付けられるのこぎり刃状形状をなす刃体9bと、フック部9d、9dとからなる平面コ字状をなしている。
更に、刃体9bは一端を該切断操作レバー部9の支持杆9a、9aに取り付け、他端をホルダーカバー2の側部2a、2aに取り付けた弾性体9e、9eにより刃体9bを上記前壁部1bにあるロールペーパーPの上方の離れた位置である待機位置にいたる迄附勢されている。
尚、弾性体9eは本実施例ではコイルバネを使用したがスポンジのような弾力のあるもの、あるいはキックバネ、あるいは押しバネ等、色々使用できる。
また、取っ手91はホルダーカバー2の上前壁部2bの切欠口2e、2eを通る支持杆9a、9aの先端間に取り付けられ上前壁部2bの外側に位置するよう取り付けられる。尚、切断操作レバー9cは取っ手91を押し下げることにより操作される。
また、刃体9bは切断操作レバー9cの回動時に、ホルダー本体1の前壁部1bの上面前方のへりを刃体9bが沿って回動するよう支持杆9a、9aの間に位置ぎめされ取り付けられる。
【0018】
9d、9dはフック部である。該フック部9d、9dは切断操作レバー9cの支持杆9a、9aの前方部よりに設けられ、支持杆9a、9aから下方に伸び取り付けられた操作杆9f、9fと、操作杆9f、9fの先端部に取り付けられた一方の鋭角部を下方に向け、且つ相互に同じ向きになるよう取り付けられ、更に常時に於て突設部5c、5cを下方に臨み取り付けられる直角三角状フック9g、9gとからなる。
また、直角三角状フック9g、9gは切断操作レバー9cが押し下げられた後の復帰過程に於て、ペーパー引き出し部5の突設部5c、5cを一定間上向きに押し上げる形で係合し、その後、該係合を解除するように取付けられる。
更にまた、切断操作レバー9cが押し下げられる時には直角三角状フック9g、9gの斜面部9h、9hがペーパー引き出し部5の突設部5c、5cに当たるよう位置ぎめされ取り付けられている。
【0019】
更に、フック部9dの取付位置の前方には図3に示される如くU字型突起9i、9iが取り付けられている。該U字型突起9i、9iは後記ペーパー押え部10の支持杆10a、10aの折曲部を該U字型突起9i、9i内に位置させ、保持させる為のものである。
【0020】
また、U字型突起9i、9iの下方には後記ペーパー押え部10を切断操作レバー部9に張設して保持させるためのコイルバネ9k、9kの一端を取付けるための突起9j、9jを切断操作レバー9cの支持杆9a、9aより下向きに取り付けている。
【0021】
10はペーパー押え部である。該ペーパー押え部10は図3に示される如く切断操作レバー9cの支持杆9a、9aの前方寄りで、支持杆9a、9aの間に架設されるもので、支持杆9a、9aの間に位置するペーパー押え板10bと、該ペーパー押え板10bの両端部より上方に伸びる支持杆10a、10aからなる。尚、該支持杆10a、10aはその先端部で支持杆9a、9aより外側に折曲する構造をなしており、切断操作レバー9c上のU字型突起9i、9i内に支持杆10a、10aの上記折曲部が架け渡されている。
また、ペーパー押え部10と切断操作レバー部9は切断操作レバー9cの突起9j、9jの先端に一端を取付け、他端をペーパー押え部10の支持杆10a、10aの上記折曲部の先端間に張設して取り付けたコイルバネ9k、9kにより相互に引き合い接合しており、ペーパー押え部10は切断操作レバー9cと一体に上下方向に回動できる構成となっている。
また、ペーパー押え板10bは図3に示される如く刃体9bの先端部より若干下方に位置し、且つ刃体9bの後方に位置するよう取り付けられ、常時は上記待機位置にある刃体9bと共にロールペーパーPの切断面の上方に位置するように取り付けられる。
尚、ペーパー押え板10bは切断操作レバー9cが押し下げられた時、ホルダー本体1の前壁部1bの上面と重なるよう位置決めされ取り付けられている。
【0022】
また、ペーパー押え板10bの中央部前方には切欠口10cが設けられている。切欠口10cはペーパー押え板10bがホルダー本体1の前壁部1bの上面に重なった時、前壁部1bの凹部1e内に位置するペーパー引き出し部5の引掛体5fが該切欠口10c内に位置するように取り付けられている。
【0023】
11、11は押え体である。該押え体11、11は図6に示される如くホルダーカバー2の上前壁部2bの裏面に取り付けた軸受11b、11bに回動自在に挿通され取り付けられる軸11aに下方に向け取り付けられ、該押え体11、11は、切断端縁部Pfが引掛体5fにより引き出される時に、上方より切断端縁部Pfを押え、押圧する構成としている。
【0024】
そして、本実施例の場合の作用は次の通りである。
図4は刃体9bが上記待機位置にあるホルダーの側面図、図5は刃体9bの切断完了位置を示すホルダーの要所拡大斜視図、図6は押え体11の斜視図、図7、8、9、10は切断操作レバー9cの復帰過程の作用説明図、図10はその復帰過程完了後のホルダーの斜視図である。
まず、図2に示される如くホルダーカバー2を開けて、ロールペーパー保持部3の筒3aを該筒3aに挿通された軸3bをつけたまま取り外し、ロールペーパーPの中心の穴に筒3aを差し込んだ後、開口部1gよりホルダー本体1のU字型受け3c、3c内に軸3bをセットする。
次に、ロールペーパーPの端縁部を予めホルダー本体1の前壁部1bの上面をへて、その外側に引き出した後、ホルダーカバー2をホルダー本体1に被せる。
【0025】
尚、この状態で図4に示される如くホルダーカバー2の上前壁部2bと前壁部1bの上面との間にはペーパーが通過する開口部8が形成されている。
また、ペーパー引き出し部5の引掛体5fはホルダー本体1の前壁部1bの上面の凹部1e内にあり、若干その上面より突出し、且つ刃体9bの通過面の後側に位置する。
【0026】
次に、使用者は所要の長さのペーパーを引き出した後、切断操作レバー9cの取っ手9lを押え、その待機位置から切断完了位置迄押し下げる。その間の各部の態様を順を追って説明する。
まず、切断操作レバー9cの押し下げに伴い、刃体9bと共にペーパー押え部10のペーパー押え板10bも下降し、やがてペーパー押え板10bはホルダー本体1の前壁部1bの上面にペーパーを間に挟んで接合する。
【0027】
さらに切断操作レバー9cが押し下げられると、刃体9bがホルダー本体1の前壁部1bの上面前方のへりに沿ってペーパーの切断を開始する。この場合、ペーパーは切断面の後側がペーパー押え板10bにより押えられているので容易に切断される。
また、この時、切断操作レバー9cが押し下げられても、ペーパー押え板10bはホルダー本体1の前壁部1bの上面に位置する。
また、切断操作レバー9cの押し下げ動作に伴い、切断操作レバー9cの支持杆9a、9aのU字型突起9i、9iとペーパー押え部10の支持杆10a、10aの折曲部は離れ、突起9j、9jと支持杆10a、10a間のコイルバネ9k、9kは伸び続け、その張力によりペーパー押え板10bをして前壁部1bの上面をペーパーを挟んで押圧せしめる。
さらに切断操作レバー9cが押し下げられると、ペーパーの切断は完了し、図5に示される如く刃体9bは切断完了位置にいたる。
また、ペーパーの切断時に於て、前壁部1bの凹部1e内にあり該前壁部1bの上面に突出する引掛体5f上のペーパーは後側がペーパー押え板10bにより押えられ、前側は刃体9bによるペーパー切断による下方へのテンションを受けることにより容易に引掛体5fに貫通され、係止される。
また、上記下方へのテンションが小さい場合、図12に示される如く刃体9bの下限時に引掛体5fが中に入るように押え枠9mを刃体9bの上方に設け、強制的に切断端縁部Pfを上方より押え引掛体5fに貫通させ係止させてもよい。
【0028】
また、他方で、切断操作レバー部9の直角三角状フック9g、9gの動きは下記の通りである。
まず、図4に示される如く刃体9bの上記待機位置では、直角三角状フック9g、9gはペーパー引き出し部5の突設部5c、5cの上方に位置し、突設部5c、5cとは係合していない。更に切断操作レバー9cが押し下げられると、それに伴いやがて突設部5c、5cに該直角三角状フック9g、9gの斜面部9h、9hが当たり直角三角状フック9g、9gはペーパー引き出し部5の突設部5c、5cを側部より押圧する。
この時、ペーパー引き出し部5の基部軸5bは左右方向に振れる若干のあそびをもたせているため、押圧された方向に少し振れ直角三角状フック9g、9gはスムースに突設部5c、5cの側部を通過する。
尚、ペーパー引き出し部5は押された方向に少し振れるが、該直角三角状フック9g、9gが通過した後はペーパー引き出し部5とホルダー前壁部1b間に取り付けられた弾性体5aにより横向きに引っ張られもとの位置に戻る。
やがて、図5に示される如く切断操作レバー9cが切断完了位置迄押し下げられた時、直角三角状フック9g、9gはペーパー引き出し部5の突設部5c、5cの下方に位置する。
【0029】
次に、使用者は切断操作レバー9cを離す。すると切断操作レバー9cは弾性体9e、9eの張力により戻り動作に入る。
まず、切断操作レバー9cの直角三角形状フック9g、9gは図10に示される如く切断操作レバー9cの支持杆9a、9aの軸支2f、2f点を中心とする円の軌跡2g上を動く。やがて直角三角状フック9g、9gは図7に示される如くペーパー引き出し部5の突設部5c、5cの下方に当たり係合する。
【0030】
また他方、この時点で、切断操作レバー9cの支持杆9a、9a上のU字型突起9i、9iとペーパー押え部10の支持杆10a、10aの上記折曲部は図10に示される如くすでに再び接合しており、ペーパー押え板10bは支持杆9a、9aにより持ち上げられ、同時に上昇している刃体9bと共に、引掛体5fの後側からの回動を可能にする開口を有する迄もち上げられている。
尚、刃体9bが切断完了位置より該開口を有するにいたる迄上昇する時、引掛体5fと切断端縁部Pfとの係止状態は引掛体5fが前方斜め上方に向け曲がっているので切断端縁部Pfから抜け出て外れることはない。
【0031】
次に、さらに切断操作レバー9cが上昇すると、図8に示される如く切断操作レバー部9の直角三角状フック9g、9gによりペーパー引き出し部5の突設部5c、5cは下方より押圧され上向きに回転する。それに伴い、突設部5c、5cに連なる引掛体5fもペーパーの切断端縁部Pfを係止したままホルダー本体1の前壁部1bの手前側下方方向に回転し切断端縁部Pfは引き出される。
【0032】
また、切断端縁部Pfが引き出される時、図8に示される如く、まず切断端縁部Pfの切断面はその左右側部分に於ては切断端縁部押え体6の下方に位置し、その切断面の中央部付近においては切断端縁部押え体6の上方に位置するよう引き出され、やがて、該切断端縁部押え体6の略中央部6a、6aに衝突する。
この場合、押え体11、11による切断端縁部Pfの上方からの押圧により、より確実に切断端縁部Pfの切所面は切断端縁部押え体6に衝突する。
【0033】
更に切断操作レバー9cが上昇し、ペーパー引き出し部5の引掛体5fが手前側下方に回転すると図9に示される如く切断端縁部Pfの切断面の左右側部分は切断端縁部押え体6に沿い下方に折り込まれる。
他方で、切断端縁部Pfの切断面の中央部分は切断端縁部押え体6を下にして引き出される。つまり切断端縁部Pfは切断端縁部押え体6に沿って切断面を裏側にして折り曲げられ、前壁部1bの手前側に引き出される。
この場合、切断端縁部押え体6は前方に向かって先端部が若干斜めに突出して構成されていることにより、切断端縁部Pfの切断面は斜めに切断端縁部押え体6にあたり、よりスムースに折り曲げられて引き出される。
また更に、切断操作レバー9cが上昇すると、図10で示される如く切断操作レバー部9の直角三角状フック9g、9gの回動軌跡2gとペーパー引き出し部5の突設部5cの先端部の、軸支5e、5e点を中心とする回動軌跡5gが交わる点5hに至り、該交わり点5hより上方で両者の係合関係は解除される。
その後は、図11に示される如く切断操作レバー9cが更に上昇して上記待機位置迄いたる。またペーパー引き出し部5は弾性体5aの張力により元の位置に戻る。また同時に、引掛体5fも、引き出した切断端縁部Pfとの係止を解除して、折り畳まれた切断端縁部Pfをホルダー本体1の手前側に残し、前壁部1bの凹部1e内迄引き戻される。
【0034】
尚、この場合、切断端縁部Pfを係止した引掛体5fと切断端縁部Pfとの係止状態の解除であるが、引掛体5fは前方斜め上方に若干屈曲しているため、後方へ向け回転する引掛体5fは容易に貫通係止した切断端縁部Pfより抜けでて、切断端縁部Pfが折り曲げられていることにより切断端縁部Pfにこしができていることも加わり、切断端縁部Pfを後方に引き摺ることなく上記係止状態を解除し元の位置に復帰するものである。
【0035】
また、これ迄ホルダー本体1に切断端縁部押え体6を設けた場合を示してきたが、これを設けない構成も考えられる。
【0036】
この場合の作用はペーパーは折られずに引き出され、その後引き出された切断端縁部Pfをホルダー外に残し引掛体5fはもとに戻る。
【0037】
【発明の効果】
【0038】
請求項1の発明によれば、ロールペーパーPの切断動作と切断後の切断端縁部Pfをホルダー本体1から手前側へ引き出す動作とが切断操作レバー9cを押し下げるという単一の操作のみによって簡単に行なわれるため、使用者はホルダー本体1から手前側に引き出された切断端縁部Pfを直ちに手で摘んで使用することができて、使用の簡単なトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0039】
請求項2の発明によれば、切断操作レバー9cの上記戻り動作の際に、切断端縁部Pfの切断面の左右方向中央部付近を上記係止している引掛体5fが切断端縁部Pfを手前側に引き出すと共に、この引き出し動作の際に切断端縁部Pfの切断面の左右側部分が切断端縁部押え体6に衝突して左右側部分が下方に折り曲げられるので、ホルダー本体1から手前側へ引き出された切断端縁部Pfは正面視で略三角状に折り曲げられる。このように略三角状に折り曲げられた切断端縁部Pfは見た目にもよく、手で摘むのに容易であり、使用の簡単なトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0040】
請求項3の発明によれば、引掛体5fの左右外方付近における上記切断端縁部Pfの付近を上方より押える押え体11を切断端縁部押え体6の上方に設けているので、ロールペーパーPの切断後の引掛体5fによる切断端縁部Pfの引き出しの際、切断端縁部押え体6への係止動作は確実に行なわれて、動作ミスのないトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0041】
請求項4の発明によれば、引掛体5fはホルダー本体1に軸支された基部軸5bと基部軸5bから突設された突設部5cとを有して、切断操作レバー9cには、上記待機位置ではフック部9dは突設部5cに係合せず、切断操作レバー9cの復帰時に突設部5cに係合して、上記係止された切断端縁部Pfの引掛体5fによる上記手前側への引き出し動作を行ない、切断操作レバー9cの上記待機位置への復帰にいたる迄にはフック部9dと突設部5cとの上記係合が解除にされるように構成されているフック部9dを設けるという、極めて簡易な構造によって上記所定の作用が得られるトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0042】
請求項5の発明によれば、ホルダー本体1にはロールペーパーPを着脱するための開口部1gが形成され、ホルダーカバー2をホルダー本体1へ開口回動可能に取付け、刃体9b及び切断操作レバー9cはホルダーカバー2に設けた構成としているので、ホルダーカバー2を開口回動する操作によって刃体9b及び切断操作レバー9cはホルダー本体1から遠ざかって、ロールペーパーPのホルダー本体1への挿着操作は容易となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホルダー本体1にホルダーカバー2が被さった状態を示す一部を切欠して示した斜視図である。
【図2】本発明のホルダー本体1よりホルダーカバー2を開けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のホルダーカバー2の一部を切欠して示した斜視図である。
【図4】本発明のホルダーの一部を切欠して示した側面図である。
【図5】本発明の刃体部の下限時を示す要所拡大斜視図である。
【図6】本発明の押え体を設けた1部を切欠して示した斜視図である。
【図7】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図8】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図9】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図10】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図11】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図12】本発明の押え枠の取り付け例を示す要所拡大斜視図である。
【符号の説明】
P ロールペーパー
Pf 切断端縁部
1 ホルダー本体
1a、1a 側部
1b 前壁部
1c 後壁部
1d 切欠口
1e 凹部
1f、1f ビス穴
1g 開口部
2 ホルダーカバー
2a、2a 側部
2b 上前壁部
2c 天壁部
2d、2d 穴
2e、2e 切欠口
2f、2f 軸支
2g、2g フックの軌跡
3 ロールペーパー保持部
3a 筒
3b 軸
3c、3c U字型受け
4、4 軸杆
5 ペーパー引き出し部
5a 弾性体
5b 基部軸
5c、5c 突設部
5d、5d 連結杆
5e、5e 軸支
5f 引掛体
5g、5g 突設部先端の軌跡
5h 交わり点
6 切断端縁部押え体
6a、6a 切断端縁部押え体の略中央部
7 中央部開口
8 開口部
9 切断操作レバー部
9a、9a 支持杆
9b 刃体
9c 切断操作レバー
9d、9d フック部
9e、9e 弾性体
9f、9f 操作杆
9g、9g 直角三角状フック
9h、9h 三角状フックの斜面部
9i、9i U字型突起
9j、9j 突起
9k、9k コイルバネ
9l 取っ手
9m 押え枠
10 ペーパー押え部
10a、10a 支持杆
10b ペーパー押え板
10c ペーパー押え板の切欠口
11、11 押え体
11a 軸
11b、11b軸受
【発明の属する技術分野】
本発明はトイレットペーパー切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のロールペーパーのホルダーの使用法では、ペーパーを切断する場合、所要の長さ分ペーパーを引き出した後、片手でペーパー押え板を押えて、ロールペーパーの回転を止め、他方の手によりペーパーをペーパー押え板の前端縁部に沿って上向きに引っ張りペーパーを切断していた。
上記使用法に対しては、一方の手によりペーパー押え板を押えることなく片手でペーパーを引っ張りその切断ができる装置も考案されている。
その他、例えばホテルなどでは客へのサービスのために、客がペーパーを引き出しやすく、また見た目にも良いように、ペーパー押え板の前端縁部に沿って切断されたペーパーの前端部分をペーパー押え板の前端縁部から若干引き出した後、この引き出した端部を三角状に折ることもなされている。
この場合、人手によって、ペーパーの端縁部は三角状に折られるが、その代わりに、ペーパーを両手で切断した後、レバー操作で三角状の型にペーパーを被せる形でペーパーを折り曲げる装置も見られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記、片手でもってペーパーを引っ張ることによりその切断ができる装置に於ては、次の使用者がペーパーを引き出す場合、ペーパーの先端部分がペーパー押え板の前端縁部の内側にあり、ペーパー押え板を持ち上げる等してペーパーの前端縁部を摘まなければならず面倒である。このことは一般のホルダーについてもいえる。
また、ペーパーを両手で切断した後、レバー操作で三角状の型にペーパーを被せる形でペーパーを折り曲げる上記装置に於ては、両手でペーパーを切断した後、三角状の型にペーパーを被せるためのレバー操作を改めてしなくてはならずわずわらしい。
【0004】
本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、使用に際して、片手によるワンタッチの押し下げ操作のみで、ペーパーの切断と、次の使用者がペーパーを引きだし易いようにロールペーパーの前方端縁部をホルダー外に突出させることの両方の機能をもたせたロールペーパーホルダーを提供せんとするものであり、更にその突出のさせ方に於て、次の使用者が摘んで引き出し易く、しかも、見た目にもよいようにペーパーが三角状に折り曲げられて突出させるようにしたロールペーパーホルダーを提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そして、本発明の要旨は次の構成にある。
ホルダー本体(1)にロールペーパー(P)が着脱自在に枢支され、弾性体(9e)の附勢によりロールペーパー(P)の切断される面から常時は上方の離れた位置にある刃体(9b)が、待機位置から切断完了位置への切断操作レバー(9c)の押し下げ操作に伴い下動してロールペーパー(P)を切断するようにしたトイレットペーパー切断装置において、常時は弾性体(5a)の附勢により切断されるロールペーパー(P)の切断面の後方側に位置すると共に、切断操作レバー(9c)の操作に伴い切断端縁部(Pf)の付近を係止し、切断後の弾性体(9e)による切断操作レバー(9c)の戻り動作に連動して、この係止した切断端縁部(Pf)をホルダー本体(1)から手前側へ引き出すように動作し、かつ、切断操作レバー(9c)が上記待機位置への復帰にいたる迄には上記連動が解除になり、これに伴い上記係止を解除して弾性体(5a)の張力により上記後方側位置に戻るように構成されている引掛体(5f)を有している構成をなすトイレットペーパー切断装置である。
【0006】
更に、上記構成に折り曲げ機能を持たせた場合は、引掛体(5f)の上記係止位置は上記切断端縁部(Pf)の切断面の左右方向中央部付近となるように形成し、引掛体(5f)による上記引き出し動作の際に切断端縁部(Pf)の切断面の左右側部分が衝突してこの左右側部分を下方へ折り曲げるように作用する切断端縁部押え体(6)を有している構成となる。
【0007】
また、切断端縁部(Pf)が引き出される時、より確実に切断端縁部(Pf)を上記切断端縁部押え体(6)に衝突させるために、引掛体(5f)の左右外方付近における上記切断端縁部(Pf)の付近を上方より押える押え体(11)を切断端縁部押え体(6)の上方に設けてもよい。
【0008】
更にまた、引掛体(5f)は、ホルダー本体(1)に軸支された基部軸(5b)と、基部軸(5b)から突設された突設部(5c)を有し、切断操作レバー(9c)にはフック部(9d)を設け、上記待機位置では突設部(5c)はフック部(9d)に係合されず、上記切断操作レバー(9c)の戻り動作時に、突設部(5c)はフック部(9d)に係合され、上記係止された切断端縁部(Pf)の引掛体(5f)による上記手前側への引き出し動作を行ない、切断操作レバー(9c)の上記待機位置への復帰にいたる迄には、突設部(5c)はフック部(9d)との上記係合が解除され、切断端縁部(Pf)との上記係止を解除して上記後方側位置に戻るように構成されている。
【0009】
また、ホルダー本体(1)にはロールペーパー(P)を着脱するための開口部(1g)が形成され、ロールペーパー(P)を挿着しているホルダー本体(1)に被さり、かつ、被さった状態でホルダー本体(1)との間に切断端縁部(Pf)が引き出される開口部(8)が形成されているホルダーカバー(2)を、ホルダー本体(1)へ開口回動可能に取り付け、刃体(9b)及び切断操作レバー(9c)は、ホルダーカバー(2)に設けている構成としている。
【0010】
【作用】
まず、ロールペーパーPをホルダー本体1にセットした後、最初だけはロールペーパーPの端縁部をホルダー本体1の手前側に引き出しておく。
次に、切断操作レバー9cを押し下げると、これに伴い刃体9bがその待機位置より下動してペーパーを切断し、切断完了位置にいたる。
次に、切断操作レバー9cを離すと弾性体9eの張力により切断操作レバー9cは戻り動作に入る。この時、切断操作レバー9cの戻り動作と連動してロールペーパーPの切断端縁部Pfの付近を切断操作レバー9cの操作に伴う刃体9bによる後記作用によりすでに係止している引掛体5fが、切断端縁部Pfを係止したままこれをホルダー本体1の手前側に引き出す。
この場合、切断端縁部Pfとは、ホルダー本体1に枢支されているロールペーパーPの側の切断面より後方側の引掛体5fにより引き出される部分をさす。
その後、切断操作レバー9cが待機位置に復帰する迄には引掛体5fとの上記連動が解除になり、引掛体5fは弾性体5aの張力により元の位置に復帰する。
この時、引掛体5fと切断端縁部Pfとの上記係止も解除になる構成としているので、引き出された切断端縁部Pfはホルダー本体1の手前側に残る。そして切断操作レバー9cは元の待機位置に復帰する。
【0011】
また、切断端縁部押え体6が付加された場合には、引掛体5fは切断端縁部Pfの左右方向中央部付近となるように形成されており、切断端縁部Pfが引き出される時、切断端縁部Pfの切断面の左右側部分は切断端縁部押え体6に衝突するが切断端縁部押え体6は切断端縁部Pfの左右側部分を下方に折り曲げるように作用するように構成されているので切断端縁部Pfは折り曲げられつつ引き出される。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のホルダー本体1にホルダーカバー2が被さった状態を示す一部を切欠して示した斜視図であり、図2はホルダー本体1よりホルダーカバー2を開けた状態を示す斜視図、図3はホルダーカバー2の一部を切欠して示した斜視図、図4はホルダーの側部の一部を切欠して示した側面図である。
【0013】
図中、1はホルダー本体である。該ホルダー本体1は側部1a、1aと、前壁部1bと、後壁部1cからなる枠型をなしている。また、ロールペーパーPのセットの際には、前壁部1bの上面をロールペーパーPの端部が渡されセットされる。
また、前壁部1bの上面の中央部前方には凹部1eと、該凹部1eの下方には切欠口1dを設けている。
また、3は図2に示される如くホルダー本体1の左右側部1a、1a間に取り付けられたロールペーパー保持部である。該ロールペーパー保持部3はロールペーパーPの中央部の穴に通される筒3aと該筒3aを回動自在に挿通する軸3bとからなり、該軸3bは左右側部1a、1aの内側に取り付けられたU字型受け3c、3cと係合している。尚、筒3aは軸3bを挿通したままホルダー本体1より脱着自在の構造をなしている。
また、ホルダー本体1に、該ホルダー本体1に取り付けられた後記ホルダーカバー2を開けロールペーパーPをセットする場合、ホルダー本体1は上下方向に開口部1gを形成している。
4、4はホルダー本体1の側部1a、1aに於ける後部側上端に取着した軸杆であり、後記ホルダーカバー2を枢着する為のものである。尚、1f、1fはホルダーを壁に取り付けるためのビス穴である。
【0014】
5はペーパー引き出し部である。該ペーパー引き出し部5は図1に示される如くホルダー本体1に前壁部1bと平行して設けられた基部軸5bと、突設部5c、5cと、連結杆5dと、引掛体5fとからなる。尚、突設部5c、5cは突起状形状をなす構成としている。
また、基部軸5bはホルダー本体1の左右側部1a、1aの前方下方間に軸支5e、5eされ、且つ左右側部1a、1aの外側に若干突出し、且つ回動自在に取り付けられる。
更に、突設部5c、5cは基部軸5bの両端に後壁部1c側に向かい伸び所要の長さで取り付けられ、連結杆5dは基部軸5bの中央部より前壁部1bに設けた切欠口1dを通り垂直に前壁部1bの前面に沿い上方に伸び、さらに該連結杆5dの先端部には斜め前方上方に向け若干曲がり、且つ先の尖った突起状形状をなす引掛体5fを設けており、引掛体5fは連結杆5dと共に前壁部1bからホルダー本体1の手前側に回動するよう取り付けられる。
尚、引掛体5fは連結杆5dに一端を取付け、他端を前壁部1bの後面に該連結杆5dに沿い取り付けた弾性体5aにより、常時に於て後記刃体9bの回動面の後側に位置する前壁部1bの凹部1e内にいたる迄附勢されており、更に前壁部1bの上面より若干突出するよう取り付けられている。
尚、弾性体5aは本実施例ではコイルバネを使用したが、スポンジのような弾力のあるもの、あるいはキックバネ、あるいは押しバネ等、色々使用できる。
【0015】
6は切断端縁部押え体である。該切断端縁部押え体6は後記刃体9bの回動面より前方に位置するよう前壁部1bに取り付けられ、左右外側部分より内側中央部寄りにかけて下方に傾斜し、且つ内側が前方に向け若干突出するよう取り付けられている。
更に、切断端縁部押え体6は左右外側部に於てペーパーの切断面の両端部より外側に位置し、且つ左右外側部よりに於て、引掛体5fの回動面より上方に位置し、内側中央部よりに於て、該引掛体5fの回動面の下方に位置するよう取り付けられると共にその中央部に引掛体5fの手前側への回動を可能にする中央開口部7を有するよう取り付けられる。
【0016】
2はホルダーカバーである。該ホルダーカバー2は図3に示される如く、左右側部2a、2aと、上前壁部2bと、天壁部2cとからなる枠型をなしている。
更に、左右側部2a、2aの後部側上端に穴2d、2dが設けられ前記ホルダー本体1の左右側部1a、1aの後部側上端に取着した軸杆4、4が挿通されホルダー本体1に開口回動可能に被さる。
また、ホルダーカバー2がホルダー本体1に被さった時、ホルダー本体1の側部1a、1aとホルダーカバー2の側部2a、2aはホルダーカバー2の側部2a、2aの方がホルダー本体1の側部1a、1aより外側にあり、後記装置の各部の部材が取り付けられるための間隔を有している。
更に、ホルダーカバー2の上前壁部2bはホルダー本体1に被さった時、前壁部1bとの間にペーパーが通過する開口部8を有すると共に左右側部内側に後記切断操作レバー部9の支持杆9a、9aが上下方向に通過するための切欠口2e、2eが設けられている。
【0017】
9は切断操作レバー部である。該切断操作レバー部9は図3で示される如く、前記ホルダーカバー2の左右側部2a、2aの後部に基端部を軸支2f、2fされ左右側部2a、2aの内側に沿って上下方向に自在に回転する支持杆9a、9aと、取っ手91からなる切断操作レバー9cと、該支持杆9a、9aの前方部間に取り付けられるのこぎり刃状形状をなす刃体9bと、フック部9d、9dとからなる平面コ字状をなしている。
更に、刃体9bは一端を該切断操作レバー部9の支持杆9a、9aに取り付け、他端をホルダーカバー2の側部2a、2aに取り付けた弾性体9e、9eにより刃体9bを上記前壁部1bにあるロールペーパーPの上方の離れた位置である待機位置にいたる迄附勢されている。
尚、弾性体9eは本実施例ではコイルバネを使用したがスポンジのような弾力のあるもの、あるいはキックバネ、あるいは押しバネ等、色々使用できる。
また、取っ手91はホルダーカバー2の上前壁部2bの切欠口2e、2eを通る支持杆9a、9aの先端間に取り付けられ上前壁部2bの外側に位置するよう取り付けられる。尚、切断操作レバー9cは取っ手91を押し下げることにより操作される。
また、刃体9bは切断操作レバー9cの回動時に、ホルダー本体1の前壁部1bの上面前方のへりを刃体9bが沿って回動するよう支持杆9a、9aの間に位置ぎめされ取り付けられる。
【0018】
9d、9dはフック部である。該フック部9d、9dは切断操作レバー9cの支持杆9a、9aの前方部よりに設けられ、支持杆9a、9aから下方に伸び取り付けられた操作杆9f、9fと、操作杆9f、9fの先端部に取り付けられた一方の鋭角部を下方に向け、且つ相互に同じ向きになるよう取り付けられ、更に常時に於て突設部5c、5cを下方に臨み取り付けられる直角三角状フック9g、9gとからなる。
また、直角三角状フック9g、9gは切断操作レバー9cが押し下げられた後の復帰過程に於て、ペーパー引き出し部5の突設部5c、5cを一定間上向きに押し上げる形で係合し、その後、該係合を解除するように取付けられる。
更にまた、切断操作レバー9cが押し下げられる時には直角三角状フック9g、9gの斜面部9h、9hがペーパー引き出し部5の突設部5c、5cに当たるよう位置ぎめされ取り付けられている。
【0019】
更に、フック部9dの取付位置の前方には図3に示される如くU字型突起9i、9iが取り付けられている。該U字型突起9i、9iは後記ペーパー押え部10の支持杆10a、10aの折曲部を該U字型突起9i、9i内に位置させ、保持させる為のものである。
【0020】
また、U字型突起9i、9iの下方には後記ペーパー押え部10を切断操作レバー部9に張設して保持させるためのコイルバネ9k、9kの一端を取付けるための突起9j、9jを切断操作レバー9cの支持杆9a、9aより下向きに取り付けている。
【0021】
10はペーパー押え部である。該ペーパー押え部10は図3に示される如く切断操作レバー9cの支持杆9a、9aの前方寄りで、支持杆9a、9aの間に架設されるもので、支持杆9a、9aの間に位置するペーパー押え板10bと、該ペーパー押え板10bの両端部より上方に伸びる支持杆10a、10aからなる。尚、該支持杆10a、10aはその先端部で支持杆9a、9aより外側に折曲する構造をなしており、切断操作レバー9c上のU字型突起9i、9i内に支持杆10a、10aの上記折曲部が架け渡されている。
また、ペーパー押え部10と切断操作レバー部9は切断操作レバー9cの突起9j、9jの先端に一端を取付け、他端をペーパー押え部10の支持杆10a、10aの上記折曲部の先端間に張設して取り付けたコイルバネ9k、9kにより相互に引き合い接合しており、ペーパー押え部10は切断操作レバー9cと一体に上下方向に回動できる構成となっている。
また、ペーパー押え板10bは図3に示される如く刃体9bの先端部より若干下方に位置し、且つ刃体9bの後方に位置するよう取り付けられ、常時は上記待機位置にある刃体9bと共にロールペーパーPの切断面の上方に位置するように取り付けられる。
尚、ペーパー押え板10bは切断操作レバー9cが押し下げられた時、ホルダー本体1の前壁部1bの上面と重なるよう位置決めされ取り付けられている。
【0022】
また、ペーパー押え板10bの中央部前方には切欠口10cが設けられている。切欠口10cはペーパー押え板10bがホルダー本体1の前壁部1bの上面に重なった時、前壁部1bの凹部1e内に位置するペーパー引き出し部5の引掛体5fが該切欠口10c内に位置するように取り付けられている。
【0023】
11、11は押え体である。該押え体11、11は図6に示される如くホルダーカバー2の上前壁部2bの裏面に取り付けた軸受11b、11bに回動自在に挿通され取り付けられる軸11aに下方に向け取り付けられ、該押え体11、11は、切断端縁部Pfが引掛体5fにより引き出される時に、上方より切断端縁部Pfを押え、押圧する構成としている。
【0024】
そして、本実施例の場合の作用は次の通りである。
図4は刃体9bが上記待機位置にあるホルダーの側面図、図5は刃体9bの切断完了位置を示すホルダーの要所拡大斜視図、図6は押え体11の斜視図、図7、8、9、10は切断操作レバー9cの復帰過程の作用説明図、図10はその復帰過程完了後のホルダーの斜視図である。
まず、図2に示される如くホルダーカバー2を開けて、ロールペーパー保持部3の筒3aを該筒3aに挿通された軸3bをつけたまま取り外し、ロールペーパーPの中心の穴に筒3aを差し込んだ後、開口部1gよりホルダー本体1のU字型受け3c、3c内に軸3bをセットする。
次に、ロールペーパーPの端縁部を予めホルダー本体1の前壁部1bの上面をへて、その外側に引き出した後、ホルダーカバー2をホルダー本体1に被せる。
【0025】
尚、この状態で図4に示される如くホルダーカバー2の上前壁部2bと前壁部1bの上面との間にはペーパーが通過する開口部8が形成されている。
また、ペーパー引き出し部5の引掛体5fはホルダー本体1の前壁部1bの上面の凹部1e内にあり、若干その上面より突出し、且つ刃体9bの通過面の後側に位置する。
【0026】
次に、使用者は所要の長さのペーパーを引き出した後、切断操作レバー9cの取っ手9lを押え、その待機位置から切断完了位置迄押し下げる。その間の各部の態様を順を追って説明する。
まず、切断操作レバー9cの押し下げに伴い、刃体9bと共にペーパー押え部10のペーパー押え板10bも下降し、やがてペーパー押え板10bはホルダー本体1の前壁部1bの上面にペーパーを間に挟んで接合する。
【0027】
さらに切断操作レバー9cが押し下げられると、刃体9bがホルダー本体1の前壁部1bの上面前方のへりに沿ってペーパーの切断を開始する。この場合、ペーパーは切断面の後側がペーパー押え板10bにより押えられているので容易に切断される。
また、この時、切断操作レバー9cが押し下げられても、ペーパー押え板10bはホルダー本体1の前壁部1bの上面に位置する。
また、切断操作レバー9cの押し下げ動作に伴い、切断操作レバー9cの支持杆9a、9aのU字型突起9i、9iとペーパー押え部10の支持杆10a、10aの折曲部は離れ、突起9j、9jと支持杆10a、10a間のコイルバネ9k、9kは伸び続け、その張力によりペーパー押え板10bをして前壁部1bの上面をペーパーを挟んで押圧せしめる。
さらに切断操作レバー9cが押し下げられると、ペーパーの切断は完了し、図5に示される如く刃体9bは切断完了位置にいたる。
また、ペーパーの切断時に於て、前壁部1bの凹部1e内にあり該前壁部1bの上面に突出する引掛体5f上のペーパーは後側がペーパー押え板10bにより押えられ、前側は刃体9bによるペーパー切断による下方へのテンションを受けることにより容易に引掛体5fに貫通され、係止される。
また、上記下方へのテンションが小さい場合、図12に示される如く刃体9bの下限時に引掛体5fが中に入るように押え枠9mを刃体9bの上方に設け、強制的に切断端縁部Pfを上方より押え引掛体5fに貫通させ係止させてもよい。
【0028】
また、他方で、切断操作レバー部9の直角三角状フック9g、9gの動きは下記の通りである。
まず、図4に示される如く刃体9bの上記待機位置では、直角三角状フック9g、9gはペーパー引き出し部5の突設部5c、5cの上方に位置し、突設部5c、5cとは係合していない。更に切断操作レバー9cが押し下げられると、それに伴いやがて突設部5c、5cに該直角三角状フック9g、9gの斜面部9h、9hが当たり直角三角状フック9g、9gはペーパー引き出し部5の突設部5c、5cを側部より押圧する。
この時、ペーパー引き出し部5の基部軸5bは左右方向に振れる若干のあそびをもたせているため、押圧された方向に少し振れ直角三角状フック9g、9gはスムースに突設部5c、5cの側部を通過する。
尚、ペーパー引き出し部5は押された方向に少し振れるが、該直角三角状フック9g、9gが通過した後はペーパー引き出し部5とホルダー前壁部1b間に取り付けられた弾性体5aにより横向きに引っ張られもとの位置に戻る。
やがて、図5に示される如く切断操作レバー9cが切断完了位置迄押し下げられた時、直角三角状フック9g、9gはペーパー引き出し部5の突設部5c、5cの下方に位置する。
【0029】
次に、使用者は切断操作レバー9cを離す。すると切断操作レバー9cは弾性体9e、9eの張力により戻り動作に入る。
まず、切断操作レバー9cの直角三角形状フック9g、9gは図10に示される如く切断操作レバー9cの支持杆9a、9aの軸支2f、2f点を中心とする円の軌跡2g上を動く。やがて直角三角状フック9g、9gは図7に示される如くペーパー引き出し部5の突設部5c、5cの下方に当たり係合する。
【0030】
また他方、この時点で、切断操作レバー9cの支持杆9a、9a上のU字型突起9i、9iとペーパー押え部10の支持杆10a、10aの上記折曲部は図10に示される如くすでに再び接合しており、ペーパー押え板10bは支持杆9a、9aにより持ち上げられ、同時に上昇している刃体9bと共に、引掛体5fの後側からの回動を可能にする開口を有する迄もち上げられている。
尚、刃体9bが切断完了位置より該開口を有するにいたる迄上昇する時、引掛体5fと切断端縁部Pfとの係止状態は引掛体5fが前方斜め上方に向け曲がっているので切断端縁部Pfから抜け出て外れることはない。
【0031】
次に、さらに切断操作レバー9cが上昇すると、図8に示される如く切断操作レバー部9の直角三角状フック9g、9gによりペーパー引き出し部5の突設部5c、5cは下方より押圧され上向きに回転する。それに伴い、突設部5c、5cに連なる引掛体5fもペーパーの切断端縁部Pfを係止したままホルダー本体1の前壁部1bの手前側下方方向に回転し切断端縁部Pfは引き出される。
【0032】
また、切断端縁部Pfが引き出される時、図8に示される如く、まず切断端縁部Pfの切断面はその左右側部分に於ては切断端縁部押え体6の下方に位置し、その切断面の中央部付近においては切断端縁部押え体6の上方に位置するよう引き出され、やがて、該切断端縁部押え体6の略中央部6a、6aに衝突する。
この場合、押え体11、11による切断端縁部Pfの上方からの押圧により、より確実に切断端縁部Pfの切所面は切断端縁部押え体6に衝突する。
【0033】
更に切断操作レバー9cが上昇し、ペーパー引き出し部5の引掛体5fが手前側下方に回転すると図9に示される如く切断端縁部Pfの切断面の左右側部分は切断端縁部押え体6に沿い下方に折り込まれる。
他方で、切断端縁部Pfの切断面の中央部分は切断端縁部押え体6を下にして引き出される。つまり切断端縁部Pfは切断端縁部押え体6に沿って切断面を裏側にして折り曲げられ、前壁部1bの手前側に引き出される。
この場合、切断端縁部押え体6は前方に向かって先端部が若干斜めに突出して構成されていることにより、切断端縁部Pfの切断面は斜めに切断端縁部押え体6にあたり、よりスムースに折り曲げられて引き出される。
また更に、切断操作レバー9cが上昇すると、図10で示される如く切断操作レバー部9の直角三角状フック9g、9gの回動軌跡2gとペーパー引き出し部5の突設部5cの先端部の、軸支5e、5e点を中心とする回動軌跡5gが交わる点5hに至り、該交わり点5hより上方で両者の係合関係は解除される。
その後は、図11に示される如く切断操作レバー9cが更に上昇して上記待機位置迄いたる。またペーパー引き出し部5は弾性体5aの張力により元の位置に戻る。また同時に、引掛体5fも、引き出した切断端縁部Pfとの係止を解除して、折り畳まれた切断端縁部Pfをホルダー本体1の手前側に残し、前壁部1bの凹部1e内迄引き戻される。
【0034】
尚、この場合、切断端縁部Pfを係止した引掛体5fと切断端縁部Pfとの係止状態の解除であるが、引掛体5fは前方斜め上方に若干屈曲しているため、後方へ向け回転する引掛体5fは容易に貫通係止した切断端縁部Pfより抜けでて、切断端縁部Pfが折り曲げられていることにより切断端縁部Pfにこしができていることも加わり、切断端縁部Pfを後方に引き摺ることなく上記係止状態を解除し元の位置に復帰するものである。
【0035】
また、これ迄ホルダー本体1に切断端縁部押え体6を設けた場合を示してきたが、これを設けない構成も考えられる。
【0036】
この場合の作用はペーパーは折られずに引き出され、その後引き出された切断端縁部Pfをホルダー外に残し引掛体5fはもとに戻る。
【0037】
【発明の効果】
【0038】
請求項1の発明によれば、ロールペーパーPの切断動作と切断後の切断端縁部Pfをホルダー本体1から手前側へ引き出す動作とが切断操作レバー9cを押し下げるという単一の操作のみによって簡単に行なわれるため、使用者はホルダー本体1から手前側に引き出された切断端縁部Pfを直ちに手で摘んで使用することができて、使用の簡単なトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0039】
請求項2の発明によれば、切断操作レバー9cの上記戻り動作の際に、切断端縁部Pfの切断面の左右方向中央部付近を上記係止している引掛体5fが切断端縁部Pfを手前側に引き出すと共に、この引き出し動作の際に切断端縁部Pfの切断面の左右側部分が切断端縁部押え体6に衝突して左右側部分が下方に折り曲げられるので、ホルダー本体1から手前側へ引き出された切断端縁部Pfは正面視で略三角状に折り曲げられる。このように略三角状に折り曲げられた切断端縁部Pfは見た目にもよく、手で摘むのに容易であり、使用の簡単なトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0040】
請求項3の発明によれば、引掛体5fの左右外方付近における上記切断端縁部Pfの付近を上方より押える押え体11を切断端縁部押え体6の上方に設けているので、ロールペーパーPの切断後の引掛体5fによる切断端縁部Pfの引き出しの際、切断端縁部押え体6への係止動作は確実に行なわれて、動作ミスのないトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0041】
請求項4の発明によれば、引掛体5fはホルダー本体1に軸支された基部軸5bと基部軸5bから突設された突設部5cとを有して、切断操作レバー9cには、上記待機位置ではフック部9dは突設部5cに係合せず、切断操作レバー9cの復帰時に突設部5cに係合して、上記係止された切断端縁部Pfの引掛体5fによる上記手前側への引き出し動作を行ない、切断操作レバー9cの上記待機位置への復帰にいたる迄にはフック部9dと突設部5cとの上記係合が解除にされるように構成されているフック部9dを設けるという、極めて簡易な構造によって上記所定の作用が得られるトイレットペーパー切断装置を提供することができた。
【0042】
請求項5の発明によれば、ホルダー本体1にはロールペーパーPを着脱するための開口部1gが形成され、ホルダーカバー2をホルダー本体1へ開口回動可能に取付け、刃体9b及び切断操作レバー9cはホルダーカバー2に設けた構成としているので、ホルダーカバー2を開口回動する操作によって刃体9b及び切断操作レバー9cはホルダー本体1から遠ざかって、ロールペーパーPのホルダー本体1への挿着操作は容易となっている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホルダー本体1にホルダーカバー2が被さった状態を示す一部を切欠して示した斜視図である。
【図2】本発明のホルダー本体1よりホルダーカバー2を開けた状態を示す斜視図である。
【図3】本発明のホルダーカバー2の一部を切欠して示した斜視図である。
【図4】本発明のホルダーの一部を切欠して示した側面図である。
【図5】本発明の刃体部の下限時を示す要所拡大斜視図である。
【図6】本発明の押え体を設けた1部を切欠して示した斜視図である。
【図7】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図8】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図9】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図10】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図11】本発明のホルダーの1部切欠して示した正面図であり作用説明図である。
【図12】本発明の押え枠の取り付け例を示す要所拡大斜視図である。
【符号の説明】
P ロールペーパー
Pf 切断端縁部
1 ホルダー本体
1a、1a 側部
1b 前壁部
1c 後壁部
1d 切欠口
1e 凹部
1f、1f ビス穴
1g 開口部
2 ホルダーカバー
2a、2a 側部
2b 上前壁部
2c 天壁部
2d、2d 穴
2e、2e 切欠口
2f、2f 軸支
2g、2g フックの軌跡
3 ロールペーパー保持部
3a 筒
3b 軸
3c、3c U字型受け
4、4 軸杆
5 ペーパー引き出し部
5a 弾性体
5b 基部軸
5c、5c 突設部
5d、5d 連結杆
5e、5e 軸支
5f 引掛体
5g、5g 突設部先端の軌跡
5h 交わり点
6 切断端縁部押え体
6a、6a 切断端縁部押え体の略中央部
7 中央部開口
8 開口部
9 切断操作レバー部
9a、9a 支持杆
9b 刃体
9c 切断操作レバー
9d、9d フック部
9e、9e 弾性体
9f、9f 操作杆
9g、9g 直角三角状フック
9h、9h 三角状フックの斜面部
9i、9i U字型突起
9j、9j 突起
9k、9k コイルバネ
9l 取っ手
9m 押え枠
10 ペーパー押え部
10a、10a 支持杆
10b ペーパー押え板
10c ペーパー押え板の切欠口
11、11 押え体
11a 軸
11b、11b軸受
Claims (5)
- ホルダー本体(1)にロールペーパー(P)が着脱自在に枢支され、弾性体(9e)の附勢によりロールペーパー(P)の切断される面から常時は上方の離れた位置にある刃体(9b)が、待機位置から切断完了位置への切断操作レバー(9c)の押し下げ操作に伴い下動してロールペーパー(P)を切断するようにしたトイレットペーパー切断装置において、
常時は弾性体(5a)の附勢により切断されるロールペーパー(P)の切断面の後方側に位置すると共に、切断操作レバー(9c)の操作に伴い切断端縁部(Pf)の付近を係止し、切断後の弾性体(9e)による切断操作レバー(9c)の戻り動作に連動して、この係止した切断端縁部(Pf)をホルダー本体(1)から手前側へ引き出すよう動作し、かつ、切断操作レバー(9c)が上記待機位置への復帰にいたる迄には上記連動が解除になり、これに伴い上記係止を解除して弾性体(5a)の張力により上記後方側位置に戻るように構成されている引掛体(5f)を有しているトイレットペーパー切断装置。 - 引掛体(5f)の上記係止位置は上記切断端縁部(Pf)の切断面の左右方向中央部付近となるように形成し、引掛体(5f)による上記引き出し動作の際に切断端縁部(Pf)の切断面の左右側部分が衝突してこの左右側部分を下方へ折り曲げるように作用する切断端縁部押え体(6)を有している請求項1記載のトイレットペーパー切断装置。
- 引掛体(5f)の左右外方付近における上記切断端縁部(Pf)の付近を上方より押える押え体(11)を切断端縁部押え体(6)の上方に設けた請求項1、又は2記載のトイレットペーパー切断装置。
- 引掛体(5f)は、ホルダー本体(1)に軸支された基部軸(5b)と、基部軸(5b)から突設された突設部(5c)を有し、切断操作レバー(9c)にはフック部(9d)を設け、上記待機位置では突設部(5c)はフック部(9d)に係合されず、上記切断操作レバー(9c)の戻り動作時に、突設部(5c)はフック部(9d)に係合され、上記係止された切断端縁部(Pf)の引掛体(5f)による上記手前側への引き出し動作を行い、切断操作レバー(9c)の上記待機位置への復帰にいたる迄には、突設部(5c)はフック部(9d)との上記係合が解除され、切断端縁部(Pf)との上記係止を解除して上記後方側位置に戻るように構成されている請求項1、2、又は3記載のトイレットペーパー切断装置。
- ホルダー本体(1)にはロールペーパー(P)を着脱するための開口部(1g)が形成され、ロールペーパー(P)を挿着しているホルダー本体(1)に被さり、かつ、被さった状態でホルダー本体(1)との間に切断端縁部(Pf)が引き出される開口部(8)が形成されているホルダーカバー(2)を、ホルダー本体(1)へ開口回動可能に取り付け、刃体(9b)及び切断操作レバー(9c)は、ホルダーカバー(2)に設けている請求項1、2、3又は4記載のトイレットペーパー切断装置。
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| JP10877996A JP3826367B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | トイレットペーパー切断装置 |
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| JP10877996A JP3826367B2 (ja) | 1996-03-25 | 1996-03-25 | トイレットペーパー切断装置 |
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1996
- 1996-03-25 JP JP10877996A patent/JP3826367B2/ja not_active Expired - Fee Related
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