JP3830855B2 - 光ファイバケーブル用通線管 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバーケーブル用通線管、特に、光ファイバーケーブルを下水道管に敷設するための通線管に関する。
【0002】
【発明の背景】
近年、情報インフラの一環として、大容量の通信・放送を各家庭単位で利用するために光ファイバー網の構築が望まれており、光ファイバー網の構築には各家庭まで接続されている下水道管を利用することが着目されている。
【0003】
ところで、下水道管に光ファイバー網を構築するには、光ファイバーケーブルの敷設が下水流に支障を与えず、逆に下水流が光ファイバーケーブルに支障を与えない通線管を用いることが要求される。また、通線管は簡単な構成で安価に製造できるものであることが好ましい。
【0004】
そこで、本発明の目的は、前記の要求に応えることのできる、即ち、光ファイバーケーブルと下水流とが互いに支障を与え合うことなく、また、簡単な構成で安価に製造できる光ファイバーケーブル用通線管を提供することにある。
【0005】
【発明の構成、作用及び効果】
以上の目的を達成するため、本発明は、光ファイバーケーブルを下水道管に敷設するための通線管であって、プラスチック材を用いて一体的に押出成形された断面がほぼ円形の管状体からなり、光ファイバーケーブルの幹線及び剛性を有する耐ストレス線を収容するための第1の通線室が前記管状体の略中央部から上部にわたって形成されており、光ファイバーケーブルの支線を収容するための複数の第2の通線室が前記管状体の周辺部に形成されており、前記第1の通線室の上部には前記耐ストレス線が収容されることを特徴とする。
【0006】
以上の構成からなる本発明に係る光ファイバーケーブル用通線管は、プラスチック材を用いて一体的に押出成形されたものであるため、組立工程が不要な簡単な構成からなり、安価に製造することができる。また、第1の通線室の上部に耐ストレス線を収容するため、耐ストレス線の高張力を利用して管状体の上部を下水道管の天井部分に沿わせて敷設することができ、管状体が垂れ下がったりすることがない。従って、光ファイバーケーブルの敷設が下水流に支障を与えることはなく、逆に下水流が光ファイバーケーブルに支障を与えることもない。
【0007】
さらに、第2の通線室は管状体の周辺部に形成されているため、第2の通線室に収容された光ファイバーケーブルの支線を容易に取り出して各家庭に配線することができる。なお、第2の通線室には敷設時に予備線が収容されており、各家庭に配線する際に予備線を引き出して光ファイバーケーブルの支線を挿通させる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る光ファイバーケーブル用通線管の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0009】
本発明に係る光ファイバーケーブル用通線管の一実施形態を図1に示し、該通信管に光ファイバーケーブル及び耐ストレス線を収容した状態を図2に示す。
【0010】
図1に示す通線管は、光ファイバーケーブルを下水道管に敷設するための通線管であって、断面がほぼ円形の管状体10からなり、該管状体10の中央部から上部にわたって形成された第1の通線室11と、該管状体10の周辺部に形成された複数個の第2の通線室12とで構成されている。管状体10は、ポリエチレン、ポリプロピレン、塩化ビニル等のプラスチック材を用いて図1に示す断面形状に一体的に長尺に押出成形されたものである。
【0011】
第1の通線室11は隔壁部11aによって区切られ、第2の通線室12は隔壁部12aによって区切られている。
【0012】
図2に示すように、第1の通線室11には光ファイバーケーブルの幹線20及び剛性を有する耐ストレス線25が収容される。幹線20と耐ストレス線25はゴム等の被覆材21にて一体的に結束されており、幹線20は通線室11の中央部分に位置するように収容される。耐ストレス線25は高張力を有するステンレス等が使用され、通線室11の上部に位置するように収容される。
【0013】
第2の通線室12は光ファイバーケーブルの支線28を収容するためのものであるが、敷設時においては予備線が収容されている。この予備線は各家庭に配線する際に引き出して光ファイバーケーブルの支線28と置き換えられる。
【0014】
以上の構成からなる光ファイバーケーブル用通線管は、下水道管の天井部分に長さ方向に沿わせて敷設される。管状体10はバンド形状の治具(図示せず)を用いて適宜間隔で下水道管の天井部分に固定される。この場合、管状体10は耐ストレス線25の張力によって頂部10aが下水道管の天井部分に沿ってねじれを矯正された状態で取り付けられる。従って、管状体10は垂れ下がったりすることなく、光ファイバーケーブルの敷設が下水流に支障を与えたり、逆に下水流が光ファイバーケーブルに支障を与えることもない。
【0015】
さらに、敷設時に第2の通線室12に収容されている予備線は各家庭に配線する際に光ファイバーケーブルの支線28と置き換えられ、支線28は通線室12の側面から引き出されて各家庭内の配線に接続される。この作業は通線室12が管状体10の周辺部に位置しているため、容易に行うことができる。
【0016】
また、管状体10はプラスチック材を用いて一体的に押出成形されたものであるため、複数の部材を組み立てたりする工程が不要であり、安価に製造することができる。
【0017】
なお、本発明に係る光ファイバーケーブル用通線管は前記実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。
【0018】
特に、通線室11,12を区切る隔壁部11a,12aは図1、図2に示したものよりもさらに肉厚であってもよい。また、幹線20と耐ストレス線25はそれぞれ別体に被覆されたものであってもよい。但し、実施形態に示したように、被覆材21にて一体化すれば、収容作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である通線管を示す端面図。
【図2】前記通線管に光ファイバーケーブル及び耐ストレス線を収容した状態を示す断面図。
【符号の説明】
10…管状体
11…第1の通線室
12…第2の通線室
20…光ファイバーケーブルの幹線
25…耐ストレス線
28…光ファイバーケーブルの支線
Claims (1)
- 光ファイバーケーブルを下水道管に敷設するための通線管であって、
プラスチック材を用いて一体的に押出成形された断面がほぼ円形の管状体からなり、
光ファイバーケーブルの幹線及び剛性を有する耐ストレス線を収容するための第1の通線室が前記管状体の略中央部から上部にわたって形成されており、
光ファイバーケーブルの支線を収容するための複数の第2の通線室が前記管状体の周辺部に形成されており、
前記第1の通線室の上部には前記耐ストレス線が収容されること、
を特徴とする光ファイバーケーブル用通線管。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002127251A JP3830855B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 光ファイバケーブル用通線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002127251A JP3830855B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 光ファイバケーブル用通線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003322783A JP2003322783A (ja) | 2003-11-14 |
| JP3830855B2 true JP3830855B2 (ja) | 2006-10-11 |
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ID=29541416
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002127251A Expired - Lifetime JP3830855B2 (ja) | 2002-04-26 | 2002-04-26 | 光ファイバケーブル用通線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3830855B2 (ja) |
-
2002
- 2002-04-26 JP JP2002127251A patent/JP3830855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003322783A (ja) | 2003-11-14 |
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