JP3833320B2 - ロック装置及びロック解除装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば商品の万引きを防止するために、商品等に取付ける万引き防止装置に適したロック装置及びロック解除装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の万引き防止装置は、万引き対象商品に、磁場や電波を検知するセンサーを取付け、お客が出入りする出口の部分にゲートを設け、万引きした商品がゲートを通過するのを検知して万引きの防止を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、個々の商品に前記センサーを取付けようとする場合には、センサーが比較的高いので、コスト高になるという問題があった。
そこで、個々の商品に取り外し可能にセンサーを取付けて、お客が商品の料金を支払う時点で前記センサーを取り外すことが考えられ、商品がレンタルビデオ等の場合には、ビデオ毎透明のセンサーを備えるケースに収納し、料金支払時に、ケースから商品を取り出して商品のみをレンタルすることも一部において行われているが、商品の形状に制約されるという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、商品に取付けて展示し、料金を支払った後には取り外して繰り返し使用し、更には、その取付け取り外しも容易な万引き防止装置に適したロック装置及びロック解除装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的に沿う請求項1記載のロック装置は、一方に突出部(13)、他方に該突出部(13)が嵌入する穴部(11)を有するロック装置であって、
前記穴部(11)の長さ方向中間位置には、該穴部(11)に装着された前記突出部(1 3)に形成された横穴(33)に両側から嵌入する掛止ピン(18)、(19)が設けられていると共に、該掛止ピン(18)、(19)を前記横穴(33)嵌入方向に付勢する弾性部材(26)、(27)を備え、更に、前記掛止ピン(18)、(19)の少なくとも基端部は磁性体からなって、対向して配置された外部の強力磁石(42)、(43)によって、前記掛止ピン(18)、(19)を前記弾性部材(26)、(27)に対抗して前記横穴(33)から抜ける方向に移動可能となっている。
また、請求項2記載のロック解除装置は、突出部(13)を備えた掛け止め部材(14)と、該掛け止め部材(14)の一辺が回動自在に連結され、しかも、前記突出部(13)が嵌入する穴部(11)を備えた本体部(12)とを有し、しかも、前記穴部(11)の長さ方向中間位置には、前記穴部(11)に装着された前記突出部(13)の横穴(33)に両側から嵌入する掛止ピン(18)、(19)が設けられていると共に、前記本体部(12)には該掛止ピン(18)、(19)を前記横穴(33)嵌入方向に付勢する弾性部材(26)、(27)を備え、更に、前記掛止ピン(18)、(19)の少なくとも基端部は磁性体からなっているロック装置を解錠するためのロック解除装置であって、
前記本体部(12)が嵌入する窪み部(41)と、該窪み部(41)に嵌入した前記本体部(12)の前記掛止ピン(18)、(19)が後退する方向に対向して設けられた強力磁石(42)、(43)とを有している。
なお、請求項1、2記載のロック装置及びロック解除装置において、それぞれの突出部は、先端がテーパー状となって、該突出部を前記穴部に入れ込んだ場合、掛止ピンを前記弾性部材に対抗して押圧し、穴部から引っ込めるようにするのが好ましいが、掛止ピンの基端部を磁石等によって引き離した状態、即ち、穴部から掛止ピンが突出しない状態で、突出部を入れ込むようにしたものであってもよい。
また、前記穴部及び横穴は貫通していない穴の他、貫通する孔、窪み等も含む。
【0005】
請求項1記載のロック装置、及び請求項2記載のロック解除装置に使用するロック装置においては、穴部に突出部を嵌入した後は、突出部の横穴に掛止ピンが嵌入して、ロック状態を保つようになっている。そして、掛止ピンの少なくとも基端部は磁性体からなっているので、背部に強力磁石を配置することによって、弾性部材に対抗して吸引され、横穴から掛止ピンが外れてロック状態を解くことができる。
特に、請求項2記載のロック解除装置においては、穴部が本体部に形成され、該本体部に回動自在に連結された掛け止め部材に突出部が形成されたロック装置を使用し、本体部を窪み部に装着すると、窪み部に設けられている強力磁石が働き、掛止ピンを横穴から引き戻し、ロック状態が解かれる。
【0006】
【発明の実施の形態】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここに、図1は本発明の一実施の形態に係るロック装置及びロック解除装置の一部省略斜視図、図2、図3は同ロック装置の断面図、図4は同ロック装置の使用状態を示す斜視図、図5は同ロック解除装置の一部切欠き平面図、図6は図5における矢視A−A断面図、図7、図8は同ロック装置の動作説明図、図9は同ロック装置及びロック解除装置の使用状態の斜視図である。
【0007】
図1〜図4、図7〜図9には、本発明の一実施の形態に係るロック装置を万引き防止装置10に適用した例を示す。この万引き防止装置10は、中央に穴部11を備えた長方形の本体部12と、本体部12に回動自由に連結され、穴部11に嵌入する突出部13を備えた掛け止め部材の一例である四角形の蓋板14からなっている。以下、これらについて詳しく説明する。
【0008】
前記本体部12は、外側ケース15がABS、ポリカーボネイト、ポリプロピレン等の硬質プラスチックからなって、内部には図示しない万引き防止用の周知のセンサーが配置されている。そして、本体部12の中央に円形の穴部11を備えている。この穴部11の長さ方向中間位置には、図2、図3に示すように挿通孔16、17を有し、挿通孔16、17には磁性体の一例である鋼製の掛止ピン18、19が進退可能に配置されている。なお、外側ケース15は適当に分解状態で製造され、掛止ピン18、19等が装着されて最終的に組み立てた後、接合されて分解しない構造となっている。
前記掛止ピン18、19のそれぞれ前部を挿通孔16、17によって、後部を摺動穴20、21によって進退自在に支持され、中間部にはフランジ22、23をそれぞれ備えている。外側ケース15の両側の部屋24、25内には一端が前記フランジ22、23にそれぞれ当接し、他端部は部屋24、25内の端部に固定された弾性部材の一例であるスプリング26、27が設けられて、掛止ピン18、19を中央方向に常時付勢している。なお、この実施の形態では、掛止ピン18、19においてフランジ22、23から前部の部分を後部の部分よりそれぞれ細くしているが、同一の太さであってもよい。また、掛止ピン18、19の先部をそれぞれ下り傾斜状態にしているが、先端を半球状にしてもよいし、円錐状にしてもよい。
【0009】
前記本体部12の両端後部には、図1に示すようにリボン状の掛止リング28、29が一方の面より突出して設けられ、この掛止リング28、29にL字状の掛け棒30、31の両先部が装着され、掛け棒30、31の基部は前記蓋板14の端部に設けられている。なお、掛止リング28、29の内径は掛け棒30、31の太さより多少大きくなって、掛け棒30、31の先部が遊嵌した状態となっている。
また、本体部12の後部には、中央が外側に膨出した引っ掛け具32が設けられて、この万引き防止装置10を例えば、図示しない掛止具等に引っ掛けることができるようになっている。
【0010】
前記蓋板14の略中央には、蓋板14を本体部12の上に重ねた場合に、丁度前記穴部11に符合する位置に突出部13が設けられている。そして、突出部13には、この突出部13を穴部11内に挿入した場合に、突出する掛止ピン18、19が嵌入する横穴33が設けられている。
突出部13は一定の長さを有する円柱からなって、先部は図2、図3に示すように一定のテーパ面34からなる面取りがなされて、突出部13が穴部11内に嵌入した場合に、両側から突出している掛止ピン18、19を側方に押し戻すようになっている。なお、突出部13の先端は半球状、円錐状となっていてもよい。なお、横穴33は掛止ピン18、19が両側から嵌入可能な大きさの内径があれば十分であるが、本体部12と蓋板14が挟む商品の包装用台紙35の厚みのバラツキを考慮して、多少大きめの穴にしてもよいし、場合によっては突出部13の長さ方向に長穴としてもよい。
【0011】
次に、この万引き防止装置10のロック解除装置38について、図5、図6、図9を参照しながら説明する。
ロック解除装置38は、万引き防止装置10と同様に硬質の合成樹脂素材からなって底部に4つのゴム脚39が取付けられた直方体状のケース体40と、ケース体40の手前側中央に形成された窪み部41の両側に対向して配置された強力磁石42、43とからなっている。
【0012】
前記窪み部41は、万引き防止装置10の本体部12が丁度嵌入できる大きさとなって、本体部12を嵌入した場合に、掛止ピン18、19の基端側の位置に符合して、強力磁石42、43がその極性を異極状態で対向させて配置されている。また、強力磁石42、43の対向する極の反対側の極には、幅広U字状の継鉄44が配置され、対極する極性の強力磁石42、43の磁路を形成している。なお、ここで、前記継鉄44の代わりに空間部を形成することも可能であり、これによって、ロック解除装置38自体の軽量化が図れるが、強力磁石42、43の背部にも磁極が形成されて、不要な鉄材を吸着するので、十分な空間を形成する必要がある。
【0013】
続いて、前記万引き防止装置10及びロック解除装置38を、図4、図9に示すように、上部には吊り下げ孔46が設けられた包装用台紙35に適用した場合について説明する。なお、包装用台紙35は厚紙、プラスチックシート又は金属板からなって、その正面中央には、商品を収納するパッケージ部47を備えている。
蓋板14の突出部13を穴部11に嵌入させない状態で、突出部13を吊り下げ孔46に挿通し、この後、突出部13を穴部11に嵌入させる。これによって、突出部13の横穴33に掛止ピン18、19の先部が嵌入して、図7に示すように突出部13がロック状態を保持する。
【0014】
この状態で、前記万引き防止装置10を装着したまま、万引き防止用のゲートを通過すると、万引き防止装置10内に配置されているセンサーを検知して万引き防止器が警報を発する。
そこで、ロック解除装置38の窪み部41に本体部12を配置すると、図8に示すように、両側の強力磁石42、43に掛止ピン18、19の端部が吸引されて、突出部13の横穴33から抜けて、突出部13のロック状態が解除され、蓋板14が開いて、万引き防止装置10を包装用台紙35から外すことができる。外した万引き防止装置10は繰り返し使用できる。
【0015】
前記掛止ピンに付勢する弾性部材としてスプリングを用いたが、ゴム等で構成することもできる。
また、前記実施の形態は、本発明の一実施の形態に係るロック装置を、万引き防止装置10に適用した場合の例について説明したが、他のロック機構を必要とする装置に本発明を適用することも可能である。
【0016】
【発明の効果】
請求項1記載のロック装置及び請求項2記載のロック解除装置は、以上の説明からも明らかなように、突出部を穴部に嵌入するという簡単な動作でロックがかかり、更には基端部が磁性体からなる掛止ピンの反対側に強力磁石を配置することによって、ロックが解錠されるという簡単な構造となっているので、ロック及びアンロックの作業を迅速に行えるという利点がある。更に、その構造が簡単であるので、安価に製造できる。
そして、このロック装置を万引き防止装置に適用した場合、取付け、取り外しが容易で簡便に操作できるので、繰り返し使用が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係るロック装置及びロック解除装置の一部省略斜視図である。
【図2】同ロック装置の断面図である。
【図3】同ロック装置の断面図である。
【図4】同ロック装置の使用状態を示す斜視図である。
【図5】同ロック解除装置の一部切欠き平面図である。
【図6】図5における矢視A−A断面図である。
【図7】同ロック装置の動作説明図である。
【図8】同ロック装置の動作説明図である。
【図9】同ロック装置及びロック解除装置の使用状態の斜視図である。
【符号の説明】
10:万引き防止装置(ロック装置)、11:穴部、12:本体部、13:突出部、14:蓋板(掛け止め部材)、15:外側ケース、16:挿通孔、17:挿通孔、18:掛止ピン、19:掛止ピン、20:摺動穴、21:摺動穴、22:フランジ、23:フランジ、24:部屋、25:部屋、26:スプリング(弾性部材)、27:スプリング(弾性部材)、28:掛止リング、29:掛止リング、30:掛け棒、31:掛け棒、32:引っ掛け具、33:横穴、34:テーパ面、35:包装用台紙、38:ロック解除装置、39:ゴム脚、40:ケース体、41:窪み部、42:強力磁石、43:強力磁石、44:継鉄、46:吊り下げ孔、 47:パッケージ部
Claims (2)
- 一方に突出部(13)、他方に該突出部(13)が嵌入する穴部(11)を有するロック装置であって、
前記穴部(11)の長さ方向中間位置には、該穴部(11)に装着された前記突出部(13)に形成された横穴(33)に両側から嵌入する掛止ピン(18)、(19)が設けられていると共に、該掛止ピン(18)、(19)を前記横穴(33)嵌入方向に付勢する弾性部材(26)、(27)を備え、更に、前記掛止ピン(18)、(19)の少なくとも基端部は磁性体からなって、対向して配置された外部の強力磁石(42)、(43)によって、前記掛止ピン(18)、(19)を前記弾性部材(26)、(27)に対抗して前記横穴(33)から抜ける方向に移動可能となっていることを特徴とするロック装置。 - 突出部(13)を備えた掛け止め部材(14)と、該掛け止め部材(14)の一辺が回動自在に連結され、しかも、前記突出部(13)が嵌入する穴部(11)を備えた本体部(12)とを有し、しかも、前記穴部(11)の長さ方向中間位置には、前記穴部(11)に装着された前記突出部(13)の横穴(33)に両側から嵌入する掛止ピン(18)、(19)が設けられていると共に、前記本体部(12)には該掛止ピン(18)、(19)を前記横穴(33)嵌入方向に付勢する弾性部材(26)、(27)を備え、更に、前記掛止ピン(18)、(19)の少なくとも基端部は磁性体からなっているロック装置を解錠するためのロック解除装置であって、
前記本体部(12)が嵌入する窪み部(41)と、該窪み部(41)に嵌入した前記本体部(12)の前記掛止ピン(18)、(19)が後退する方向に対向して設けられた強力磁石(42)、(43)とを有することを特徴とするロック解除装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32780896A JP3833320B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ロック装置及びロック解除装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32780896A JP3833320B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ロック装置及びロック解除装置 |
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| JPH10151054A JPH10151054A (ja) | 1998-06-09 |
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| JP32780896A Expired - Fee Related JP3833320B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | ロック装置及びロック解除装置 |
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