JP3836731B2 - 偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 - Google Patents
偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3836731B2 JP3836731B2 JP2002019316A JP2002019316A JP3836731B2 JP 3836731 B2 JP3836731 B2 JP 3836731B2 JP 2002019316 A JP2002019316 A JP 2002019316A JP 2002019316 A JP2002019316 A JP 2002019316A JP 3836731 B2 JP3836731 B2 JP 3836731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fiber
- preform
- cross
- section
- capillary
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/024—Optical fibres with cladding with or without a coating with polarisation maintaining properties
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/01205—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments
- C03B37/01211—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments by inserting one or more rods or tubes into a tube
- C03B37/01217—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments by inserting one or more rods or tubes into a tube for making preforms of polarisation-maintaining optical fibres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B37/00—Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/01205—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments
- C03B37/01211—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments by inserting one or more rods or tubes into a tube
- C03B37/0122—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments starting from tubes, rods, fibres or filaments by inserting one or more rods or tubes into a tube for making preforms of photonic crystal, microstructured or holey optical fibres
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/02295—Microstructured optical fibre
- G02B6/02314—Plurality of longitudinal structures extending along optical fibre axis, e.g. holes
- G02B6/02342—Plurality of longitudinal structures extending along optical fibre axis, e.g. holes characterised by cladding features, i.e. light confining region
- G02B6/02347—Longitudinal structures arranged to form a regular periodic lattice, e.g. triangular, square, honeycomb unit cell repeated throughout cladding
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/02—Optical fibres with cladding with or without a coating
- G02B6/02295—Microstructured optical fibre
- G02B6/02314—Plurality of longitudinal structures extending along optical fibre axis, e.g. holes
- G02B6/02342—Plurality of longitudinal structures extending along optical fibre axis, e.g. holes characterised by cladding features, i.e. light confining region
- G02B6/02371—Cross section of longitudinal structures is non-circular
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2203/00—Fibre product details, e.g. structure, shape
- C03B2203/02—External structure or shape details
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2203/00—Fibre product details, e.g. structure, shape
- C03B2203/10—Internal structure or shape details
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2203/00—Fibre product details, e.g. structure, shape
- C03B2203/10—Internal structure or shape details
- C03B2203/14—Non-solid, i.e. hollow products, e.g. hollow clad or with core-clad interface
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2203/00—Fibre product details, e.g. structure, shape
- C03B2203/30—Polarisation maintaining [PM], i.e. birefringent products, e.g. with elliptical core, by use of stress rods, "PANDA" type fibres
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B2203/00—Fibre product details, e.g. structure, shape
- C03B2203/42—Photonic crystal fibres, e.g. fibres using the photonic bandgap PBG effect, microstructured or holey optical fibres
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Geochemistry & Mineralogy (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、偏波保存フォトニッククリスタルファイバ(以下「偏波保存PCF」という)の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォトニッククリスタルファイバは、ファイバ中心をなす中実又は中空ののコアと、そのコアを被覆するように設けられファイバ横断面に所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配設された複数の細孔を有するクラッドとを備えた光ファイバであり、種々の分野での適用が提案されている。
【0003】
その中の一つとして、フォトニッククリスタルファイバを偏波保存ファイバとすることが考えられる。
【0004】
J.Lightwave Technol.,Vol.19,No.4,pp495-503,Apr,2001には、細孔のファイバ横断面外郭形状を楕円とした偏波保存PCFが開示されており、かかる構成の偏波保存PCFは、形状寸法を適切に設定すれば計算上10-2程度の大きなモード複屈折率を示すとの内容が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本出願の課題は、ファイバ横断面外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存PCFを容易に製造することができる方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、プリフォームに円形孔を設け、線引き工程時にプリフォーム横断面内に作用する向心力が異方性を有するようにしたものである。
【0007】
具体的には、本発明は、ファイバ中心をなす中実又は中空のコアと、該コアを被覆するように設けられファイバ横断面に所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配設された複数の細孔を有するクラッドと、を備え、ファイバ横断面において、該細孔の外郭形状が楕円に形成され且つ該楕円の細孔の長軸が一方向に配向していることにより、光伝搬領域であるモードフィールドが相互に直交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏波モードを有するように構成された偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法であって、
上記ファイバ横断面の孔パターンに対応して設けられ、各々、両端が封止された複数の円形孔と、横断面において該複数の円形孔を挟むように設けられた少なくとも一対の未封止孔とを有するプリフォームを準備するプリフォーム準備工程と、
上記プリフォームを線引き加工により細径化する線引き工程と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
上記の方法によれば、プリフォームは、線引き工程時に、未封止孔の方が封止孔よりも大きく縮小し、中心から未封止孔側に向かって引張り力が作用しつつファイバー化される。そのとき、プリフォーム横断面内に作用する向心力は、上記引張り力が向心力に抵抗するため一対の未封止孔を結ぶ方向よりもそれに直交する方向の方が大きい、すなわち、異方性を有することとなる。その結果、線引き工程時に異方性を有する向心力がプリフォーム横断面内に作用し、プリフォームに設けられた円形孔が等方的に縮小せずに楕円形状の細孔に形成されてファイバー化され、しかも、楕円形状の細孔の長軸が一方向に配向することとなる。従って、プリフォームに楕円孔を設けるといった複雑な加工が不要であり、ファイバ横断面外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存PCFを容易に製造することができる。
【0009】
【発明の効果】
上記の方法によれば、プリフォームに楕円孔を設けるといった複雑な加工が不要であり、ファイバ横断面外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存PCFを容易に製造することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下に実施形態1に係る偏波保存PCFの製造方法について工程を追って説明する。
【0011】
<キャピラリ作製工程>
図1に示すように、円筒状の石英(SiO2)管9を電気炉10で加熱延伸することにより長尺のキャピラリ1を作製する。このとき、石英管9内及びキャピラリ1内に塩素ガスを流通させる。これによって、キャピラリ1内面の水酸基及び水分が塩素ガスによって除去されると共に空気が排除されて水分のキャピラリ1内面への付着が防止され、水酸基の吸収による伝送ロスが低減されることとなる。次に、得られた長尺のキャピラリ1の両端を封止してキャピラリ1内に塩素ガスを充填した状態とする。そして、この長尺のキャピラリ1をマイクロバーナー等を用いて所定長さに切り分けることにより、両端にキャピラリ封止部1a,1aが形成され塩素ガスが充填されたキャピラリ1,1,…を作製する。このキャピラリ1内に塩素ガスが充填されていることによって、キャピラリ1内面への水分の接触がなくなり、これによっても水酸基の吸収による伝送ロスの低減が図られることとなる。
【0012】
<部材準備工程>
キャピラリ作製工程で作製したキャピラリ1,1,…を多数本と、キャピラリ1の同外径で同長さの石英製のコアロッド2を1本と、キャピラリ1及びコアロッド2より短尺の石英円筒管を1本と、を準備する。
【0013】
<プリフォーム準備工程>
−サポート管形成−
石英円筒管の外周面を研磨し、図2に示すように、横断面外郭形状を扁平に形成したサポート管3を作製する。
【0014】
−キャピラリ及びコアロッド充填−
キャピラリ1,1,…及びコアロッド2をサポート管3内に貫通状態に充填する。このとき、図3に示すように、横断面においてキャピラリ孔が三角格子を形成するようにキャピラリ1,1,…を最密状に充填すると共に、中心軸位置にコアロッド2を配置する。これにより、各キャピラリ1及びコアロッド2の移動がサポート管3により規制される。また、キャピラリ1,1,…及びコアロッド2は断面円形であるため、サポート管3内にはキャピラリ1相互間等に断面略三角形状の空隙11,11,…が形成される。
【0015】
次に、キャピラリ束の最外層とサポート管3の内壁との間に生じる間隙には石英粉等の充填材を充填し、各キャピラリ1の位置ずれが生じないようにする。
【0016】
以上のようにして、キャピラリ束を形成する最密状に配設された多数のキャピラリ1,1,…と、その中心軸位置に配置されたコアロッド2と、それらを保持するサポート管3とからなるプリフォーム4を作製する。
【0017】
<塩素ガスによる脱水処理工程>
図4に示すように、プリフォーム4両端にサポート管3とほぼ同外径である石英製の補助パイプ12,12をそれぞれ溶接する。そして、一方の補助パイプ12の開口部から塩素ガスを流し込み、その塩素ガスをサポート管3内に形成された空隙11,11,…に流通させ、最終的に他方の補助パイプ12の開口部から排出するようにすると共に、火炎13をプリフォーム4の長手方向に往復移動させるようにしてその外側を加熱する。これによって、キャピラリ1,1,…外面及びコアロッド2外面の水酸基及び水分が塩素ガスによって予め除去され、水酸基の吸収による伝送ロスの低減が図られることとなる。そして、キャピラリ1相互間の空隙11,11,…が減圧された状態となるようにサポート管3内を真空ポンプで減圧しながらその両端を加熱してサポート管封止部3a,3aを形成する。このとき、その空隙11,11,…に空気が侵入しないようにし、空隙11,11,…に塩素ガスが充填された状態となるようにする。
【0018】
<線引き工程>
プリフォーム4から一方の補助パイプ12を取り外し、図5に示すように、残った他方の補助パイプ12が上側になるようにしてプリフォーム4を線引き加工機にセットする。そして、プリフォーム4に線引き炉14で加熱延伸する線引き加工(例えば、線引き炉温度2250℃、線引速度20m/min)を施すことにより細径化(ファイバー化)する。このとき、非円形の扁平形状であるプリフォーム4横断面外郭形状が表面張力の作用により円形化しつつプリフォーム4が細径化(ファイバー化)される。また、プリフォーム4横断面内に作用する向心力は扁平の短径方向よりも長径方向の方が大きくなる、すなわち、異方性を有することとなる。そのため、プリフォーム4に設けられた円形孔は長軸が一方向に配向した横断面楕円形に形成される。さらに、サポート管3内に形成された空隙11,11,…が減圧された状態で封止され、しかも塩素ガスが充填されていることによって、キャピラリ1外面及びコアロッド2外面への水分の接触が防止されると共に、減圧されたそれらの空隙11,11,…が加熱によって内部圧力の高まったキャピラリ1,1,…によってスムーズに押し潰されることとなる。そして、隣接するキャピラリ1同士、キャピラリ1とコアロッド2、及びキャピラリ1とサポート管3は相互に融着一体化することとなる。
【0019】
そうして、図6に示すように、ファイバ中心をなす中実のコア5と、コア5を被覆するように設けられファイバ横断面に所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配設された複数の細孔6a,6a,…を有するクラッド6と、クラッド6をさらに被覆するように設けられた被覆部7とを備え、ファイバ横断面において、細孔6a,6a,…の外郭形状が楕円に形成され且つ楕円の細孔6a,6a,…の長軸が一方向に配向した横断面円形の偏波保存PCF8が製造される。かかる偏波保存PCF8は、光伝搬領域であるモードフィールドがファイバ横断面において相互に直交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏波モードを有するように構成されたものとなる。
【0020】
以上のような偏波保存PCF8の製造方法によれば、プリフォーム4は、線引き工程時に、扁平である横断面外郭形状が表面張力の作用により円形化しつつファイバー化される。そのとき、プリフォーム4横断面内に作用する向心力は、扁平の短径方向よりも長径方向の方が大きい、すなわち、異方性を有することとなる。そのため、プリフォーム4の横断面円形のキャピラリ孔が等方的に縮小せずに楕円形状の細孔に形成されてファイバー化され、しかも、楕円形状の細孔6a,6a,…の長軸が一方向に配向することとなる。従って、プリフォームに楕円孔を設けるといった複雑な加工が不要であり、ファイバ横断面外郭形状が楕円である細孔6a,6a,…を有する偏波保存PCF8を容易に製造することができる。
【0021】
(実施形態2)
以下に実施形態2に係る偏波保存PCFの製造方法について工程を追って説明する。なお、実施形態1と同一部位及び同一部材は同一符号で示す。
【0022】
<キャピラリ作製工程>
実施形態1と同様の方法でキャピラリ1を作製する。このとき、両端が封止されていない未封止キャピラリ21も同様に作製する。
【0023】
<部材準備工程>
キャピラリ作製工程で作製した封止したキャピラリ1,1,…を多数本と、キャピラリ1の同外径で同長さの石英製の未封止キャピラリ21,21,…を所定本と、キャピラリ1の同外径で同長さの石英製のコアロッド2を1本と、キャピラリ1,未封止キャピラリ21及びコアロッド2よりも短尺で石英製の円筒状のサポート管3を1本と、を準備する。
【0024】
<プリフォーム準備工程>
キャピラリ1,1,…、未封止キャピラリ21,21,…及びコアロッド2を貫通状態にサポート管3内に充填する。このとき、図7に示すように、横断面においてキャピラリ孔が三角格子を形成するようにキャピラリ1,1,…及び未封止キャピラリ21,21…を最密状に充填すると共に、中心軸位置にコアロッド2が配置し、また、横断面において、キャピラリ1,1,…の束を一対の未封止キャピラリ21,21,…の束で挟むように、キャピラリ1,1,…及び未封止キャピラリ21,21…を配設する。これにより、各キャピラリ1、各未封止キャピラリ21及びコアロッド2の移動がサポート管3により規制される。また、キャピラリ1,1,…、未封止キャピラリ21及びコアロッド2は断面円形であるため、サポート管3内にはキャピラリ1及び未封止キャピラリ21相互間等に断面略三角形状の空隙11,11,…が形成される。
【0025】
次に、キャピラリ束の最外層とサポート管3の内壁との間に生じる間隙に石英粉等の充填材を充填し、各キャピラリ1の位置ずれが生じないようにする。
【0026】
以上のようにして、最密状に配設された多数のキャピラリ1,1,…の束と、その束を挟むように設けられた未封止キャピラリ21の束と、それらの中心軸位置に配置されたコアロッド2と、それらを保持するサポート管3とからなるプリフォーム4を作製する。
【0027】
<塩素ガスによる脱水処理工程>
実施形態1と同様にして塩素ガスによるプリフォーム4の脱水処理を行う。
【0028】
<線引き工程>
実施形態1と同様に、プリフォーム4を線引き加工機にセットする。そして、プリフォーム4に線引き炉で加熱延伸すると共に未封止キャピラリ21内を減圧しつつ線引き加工を施すことにより細径化(ファイバー化)する。このとき、プリフォーム4が細径化する際に、未封止キャピラリ21の方が両端封止したキャピラリ1よりもキャピラリ孔の縮小が速い。そのため、未封止キャピラリ21のキャピラリ孔を埋め合わせるべくプリフォーム4横断面内に中心から未封止キャピラリ21の束側に向かって引張り力が作用する。その引張り力は、線引き加工時のプリフォーム4横断面内に作用する向心力に抗するので、その向心力は、未封止キャピラリ21の孔により構成された一対の未封止孔群を結ぶ方向よりもそれに直交する方向の方が大きい、すなわち、異方性を有することとなる。それによって、プリフォーム4に設けられた円形孔は長軸が一方向に配向した横断面楕円形となる。また、サポート管3内に形成された空隙11,11,…が減圧された状態で封止され、しかも塩素ガスが充填されていることによって、キャピラリ1外面及びコアロッド2外面への水分の接触が防止されると共に、減圧されたそれらの空隙11,11,…が加熱によって内部圧力の高まったキャピラリ1,1,…によってスムーズに押し潰されることとなる。そして、隣接するキャピラリ1同士、キャピラリ1とコアロッド2、及びキャピラリ1とサポート管3は相互に融着一体化すると共に未封止キャピラリ21のキャピラリ孔が消滅することとなる。
【0029】
そうして、図8に示すように、ファイバ中心をなす中実のコア5と、コア5を被覆するように設けられファイバ横断面に三角格子を形成してファイバ半径方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配設された複数の細孔6a,6a,…を有するクラッド6と、クラッド6をさらに被覆するように設けられた被覆部7とを備え、ファイバ横断面において、細孔6a,6a,…の外郭形状が楕円に形成され且つ楕円の細孔6a,6a,…の長軸が一方向に配向した横断面円形の偏波保存PCF8が製造される。かかる偏波保存PCF8は、光伝搬領域であるモードフィールドがファイバ横断面において相互に直交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏波モードを有するように構成されたものとなる。
【0030】
以上のような偏波保存PCF8の製造方法によれば、プリフォーム4は、線引き工程時に、未封止キャピラリ21の方が両端封止したキャピラリ1よりもキャピラリ孔が大きく縮小し、横断面において中心から未封止キャピラリ21の束側に向かって引張り力が作用しつつファイバー化される。そのとき、プリフォーム4横断面内に作用する向心力は、上記引張り力が向心力に抗して作用するため一対の未封止キャピラリ21の束を結ぶ方向よりもそれに直交する方向の方が大きい、すなわち、異方性を有することとなる。そのため、プリフォーム4の横断面円形のキャピラリ孔が等方的に縮小せずに楕円形状の細孔に形成されてファイバー化され、しかも、楕円形状の細孔6a,6a,…の長軸が一方向に配向することとなる。従って、プリフォームに楕円孔を設けるといった複雑な加工が不要であり、ファイバ横断面外郭形状が楕円である細孔を有する偏波保存PCF8を容易に製造することができる。
【0031】
(その他の実施形態)
なお、上記実施形態1及び2では、サポート管3にキャピラリを充填する偏波保存PCF8の製造方法としたが、特にこれに限定されるものではなく、石英のロッド材に孔を穿孔したプリフォーム4を作製し、それを線引き加工するようにしてもよい。その場合、例えば、実施形態1に対応するものとしては、図9に示すように、扁平断面のロッド材に所定孔パターンで孔22,22,…を形成したプリフォーム4を準備すればよい。また、実施形態2に対応するものとしては、横断面円形のロッド材に所定パターンの封止孔23,23,…を形成すると共に、その封止孔群を挟むように未封止孔24,24,…を形成したプリフォーム4を準備すればよい。
【0032】
また、上記実施形態1では、石英パイプの側面を研磨することにより扁平横断面のサポート管3を形成したが、特にこれに限定されるものではなく、図11(a)に示すように、横断面外郭が楕円で且つ横断面孔形状が円形に形成されたサポート管3であってもよく、また、図11(b)に示すように、石英円筒管を側方に圧縮して横断面外郭及び横断面孔形状が楕円に形成されたサポート管3であってもよい。
【0033】
また、上記実施形態2では、サポート管3に両端を封止したキャピラリ1,1,…と未封止キャピラリ21,21,…とを充填し、それによって線引き加工時にプリフォーム4横断面内に作用する向心力が異方性を発現するようにしたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば、サポート管に未封止キャピラリを充填し、キャピラリ内を加圧する領域と、それを挟むキャピラリ内を加圧する領域とを設けることによって線引き加工時にプリフォーム横断面内に作用する向心力が異方性を有するようにしてもよい。
【0034】
また、上記実施形態1及び2では、中実のコア5を有する偏波保存PCF8を製造するものとしたが、特にこれに限定されるものではなく、中空のコアを有する偏波保存PCFを製造するものであってもいよい。その場合、プリフォームの中心軸位置にコアロッド2を配置する代わりに、その中心軸位置にコア空間を形成するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1に係るキャピラリ作製工程を示す説明図である。
【図2】 実施形態1に係るサポート管の横断面図である。
【図3】 実施形態1に係るプリフォームの横断面図である。
【図4】 実施形態1に係る塩素ガスによる脱水処理工程を示す説明図である。
【図5】 実施形態1に係る線引き工程の説明図である。
【図6】 実施形態1に係る偏波保存PCFの斜視図である。
【図7】 実施形態2に係るプリフォームの横断面図である。
【図8】 実施形態2に係る偏波保存PCFの斜視図である。
【図9】 その他の実施形態に係るプリフォームの横断面図である。
【図10】 その他の別の実施形態に係るプリフォームの横断面図である。
【図11】 その他の実施形態に係るサポート管の横断面図である。
【符号の説明】
1 キャピラリ
1a キャピラリ封止部
2 コアロッド
3 サポート管
3a サポート管封止部
4 プリフォーム
5 コア
6 クラッド
6a 細孔
7 被覆部
8 偏波保存PCF
9 石英管
10 電気炉
11 空隙
12 補助パイプ
13 火炎
14 線引き炉
21 未封止キャピラリ
22 孔
23 封止孔
24 未封止孔
Claims (1)
- ファイバ中心をなす中実又は中空のコアと、該コアを被覆するように設けられファイバ横断面に所定格子を形成してファイバ半径方向にフォトニッククリスタル構造を構成するように配設された複数の細孔を有するクラッドと、を備え、ファイバ横断面において、該細孔の外郭形状が楕円に形成され且つ該楕円の細孔の長軸が一方向に配向していることにより、光伝搬領域であるモードフィールドが相互に直交し且つ伝搬定数が異なる2つの偏波モードを有するように構成された偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法であって、
上記ファイバ横断面の孔パターンに対応して設けられ、各々、両端が封止された複数の円形孔と、横断面において該複数の円形孔を挟むように設けられた少なくとも一対の未封止孔とを有するプリフォームを準備するプリフォーム準備工程と、
上記プリフォームを線引き加工により細径化する線引き工程と、
を備えたことを特徴とする偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002019316A JP3836731B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002019316A JP3836731B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003221254A JP2003221254A (ja) | 2003-08-05 |
| JP3836731B2 true JP3836731B2 (ja) | 2006-10-25 |
Family
ID=27743222
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002019316A Expired - Fee Related JP3836731B2 (ja) | 2002-01-29 | 2002-01-29 | 偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3836731B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100617713B1 (ko) | 2004-02-12 | 2006-08-28 | 삼성전자주식회사 | 다공 광섬유의 제조방법 |
| JP4541264B2 (ja) * | 2005-09-08 | 2010-09-08 | 株式会社フジクラ | 光ファイバ母材の製造方法および光ファイバの製造方法 |
| CN102053302B (zh) * | 2010-12-14 | 2012-07-25 | 南京师范大学 | 一种胶体晶体修饰的光纤微结构器件及其制备方法 |
| JP5921518B2 (ja) * | 2013-11-18 | 2016-05-24 | 株式会社フジクラ | マルチコアファイバ及びそのマルチコアファイバの製造方法 |
| EP4112572A1 (en) * | 2021-06-28 | 2023-01-04 | ASML Netherlands B.V. | Method of producing photonic crystal fibers |
-
2002
- 2002-01-29 JP JP2002019316A patent/JP3836731B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003221254A (ja) | 2003-08-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6888992B2 (en) | Photonic crystal fibres | |
| EP1325893B1 (en) | Method of manufacturing photonic crystal fiber | |
| JP2002525256A5 (ja) | ||
| KR20010113697A (ko) | 광자결정 광섬유 관련 및 광자결정 광섬유에 있어서의 개량 | |
| JPH0735922A (ja) | マッハ・ツェンダ−装置およびその製造方法 | |
| US20060088260A1 (en) | Photonic bandgap optical waveguide | |
| US20180339931A1 (en) | An element for a preform, a fiber production method and an optical fiber drawn from the preform | |
| WO2011117809A1 (en) | Method for manufacturing a birefringent microstructured optical fiber | |
| JP3836731B2 (ja) | 偏波保存フォトニッククリスタルファイバの製造方法 | |
| JP3825381B2 (ja) | 偏波保持フォトニッククリスタルファイバ | |
| JP3556908B2 (ja) | フォトニッククリスタルファイバの製造方法 | |
| JP2005003932A (ja) | 偏波保持フォトニッククリスタルファイバ及びそのファイバ端部加工方法 | |
| JP3576947B2 (ja) | フォトニッククリスタルファイバの製造方法 | |
| JP2004102281A (ja) | フォトニッククリスタルファイバ及びその製造方法 | |
| JP3770889B2 (ja) | フォトニッククリスタルファイバの製造方法 | |
| JP4245889B2 (ja) | 光ファイバ母材の作製方法 | |
| JP4856621B2 (ja) | 改良された空気/ガラス境界面構造を持つ光ファイバプリフォーム | |
| JP2762571B2 (ja) | 偏波保持光ファイバの製造方法 | |
| JP2012137615A (ja) | 光ファイバ製造方法 | |
| KR101055312B1 (ko) | 포토닉 밴드갭 광섬유 및 그 제조 방법 | |
| JPS6140832A (ja) | 定偏波光フアイバ母材用空孔形成方法と定偏波光フアイバの製造方法 | |
| CN102234179A (zh) | 绝热材料及其制造方法、绝热部件、绝热用细径纤维的制造方法 | |
| JP2006160550A (ja) | フォトニッククリスタルファイバとその製造方法、フォトニッククリスタルファイバ製造用プリフォーム | |
| JPH0210093B2 (ja) | ||
| JPS59156929A (ja) | 偏波面保存フアイバ用プリフオ−ムの製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050713 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050719 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050822 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060627 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060727 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |