JP3843612B2 - プリント配線基板の零相変流器装着構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、漏電遮断器や漏電警報器等に使用されるプリント配線基板の零相変流器装着構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来例(例えば特開平6-52784 号) のプリント配線基板の零相変流器装着構造は、プリント配線基板に零相変流器を寝かせた状態で装着し、零相変流器の電線を貫通する貫通孔に重なる孔をプリント配線基板に形成していた。
また漏電遮断器等のケース内には電源端子と負荷端子とを結ぶ線に交差するようにプリント配線基板を縦に配置して、零相変流器の貫通孔およびプリント配線基板の孔に主回路の被覆導体を挿通していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、漏電遮断器のケース内のスペースの関係上、プリント配線基板をケース内に横置きに配置した場合、ケースの底面に(下面)側に配置することとなる。この場合、主回路の被覆導体を配線する上で、零相変流器の上面側から下面側にかけて被覆導体を挿通した後にケースの底面側に位置する被覆導体を上面側に折り返す必要があり、そのため被覆導体を折り返す位置での占有スペースが大きくなり、ケースを大型化することなく漏電遮断器のケース内に収納する収納性が悪いという問題があった。
【0004】
またプリント配線基板上に零相変流器の全体を載せているため、プリント配線基板が大型化した。
したがって、この発明の目的は、プリント配線基板を小型化し、ケース内への収納性を向上することができるプリント配線基板の零相変流器装着構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のプリント配線基板の零相変流器装着構造は、ケースと、縁部に半円形状の奥部よりも開口側が広くなるように扇形状に広がった切欠部を設け表面に複数の電子部品を実装したものであって前記ケースの底部に配置されたプリント配線基板と、電線を貫通する貫通孔が前記プリント配線基板の前記切欠部の奥部と直径がほぼ等しくかつ重なるように前記縁部から突出して前記プリント配線基板上に配設された零相変流器とを備え、前記ケースの前記底部と前記プリント配線基板に載置された前記零相変流器の前記切欠部における対向面との間に、前記零相変流器の前記貫通孔を貫通する電線の折り返し部が通る隙間を形成したものである。
【0006】
請求項1記載のプリント配線基板の零相変流器装着構造によれば、プリント配線基板の縁部に半円形状の奥部よりも開口側が広くなるように扇形状に広がった切欠部を形成し、この切欠部の奥部と直径がほぼ等しくかつ重なるように貫通孔を有する零相変流器をプリント配線基板から突出した状態に配設することにより、従来例と比較してプリント基板の大きさを小さくすることができ、また、電線を零相変流器に貫通させた後に折り返すときに、電線を零相変流器のみから折り返すことにより、電線の折返しスペースをプリント配線基板の厚さ分小さくすることができる。このため、漏電遮断器に収納するときの収納性が向上する。
【0007】
また、プリント配線基板の前記切欠部が奥部よりも開口側が広くなるように扇形状に広がっているので、貫通孔に貫通させた電線を零相変流器の貫通側からプリント配線基板を介さずに折り返す折返し位置を幅広くとることができ、電線が外径の大きい被覆導体や複数の被覆導体でもコンパクトに収納することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を適用した漏電遮断器を図1から図5により説明する。すなわち、このプリント配線基板の零相変流器装着構造は、プリント配線基板1と、零相変流器2とを有する。
プリント配線基板1は、縁部11に切欠部3を設け、表面に複数の電子部品6を実装している。切欠部3は半円形状の奥部4よりも開口5側が広くなるように扇形状に広がった形状をなしている。電子部品6は実施の形態ではプリント配線基板1の上面および下面の双方に実装している。
【0009】
零相変流器2は、電線7〜9を貫通する貫通孔10がプリント配線基板1の切欠部2に重なるように縁部11から突出してプリント配線基板1上に配設されている。貫通孔10と切欠部3との関係は貫通孔10の直径と、奥部4の直径がほぼ等しく、貫通孔10の中心を通る直径部分に対応する奥部4の両端位置から開口5側端部までを零相変流器2の貫通孔10よりも外側になるように傾斜状に形成している。零相変流器2の外形は貫通孔10に同心状の半周の円弧部13と矩形部12からなる形状をなし、円弧部13がプリント配線基板1の縁部11より外方に突出している。
【0010】
電線7〜9は被覆導体であり、零相変流器2の上面側から貫通孔10に貫通させ零相変流器2の下面側からプリント配線基板1を介さずに折り返すように配線される。電線7、8は主回路の被覆導体であり、電線9は漏電テスト用巻線の被覆導体である。
図4および図5に示す2極の漏電遮断器において、40は外ケース、41は中ケース、42はカバーであり、これらを重ね合わせて2極の電路スペースを形成している。外ケース40に設けた底部43にプリント配線基板1をシールド板44を介して配設し位置決め固定している。シールド板44とプリント配線基板1との間は、シールド板44とプリント配線基板1から突出した零相変流器2の対向面との間に電線7〜9の折返し部7a、8a、9aが通る隙間を形成する寸法間隔に決めている。従来の場合、零相変流器の全体がプリント配線基板に載置されているのでシールド板またはシールド板がない場合の底部とプリント配線基板との間の隙間が折返し部が通る寸法にする必要があるため、この実施の形態と比較した場合、プリント配線基板1の厚さ分プリント配線基板1とシールド板との隙間が小さくなっており、したがって収納スペースが同じとするとこの実施の形態の方が折返し部の配線がしやすく収納しやすいこととなる。
【0011】
15は電源側または負荷側の一方の一対の端子、16は他方の一対の端子、17は可動接触子、18は固定接触子、20は異常電流検出装置であり、これらと電線7、8により漏電遮断器の内部電路が構成され、電線7、8間の漏電による不平衡電流が零相変流器2により検出される。21は異常電流検出装置20により動作する引外し装置である。22は、復帰ばね23a付きハンドル23、反転リンク24、および反転リンク24を介してハンドル23に連結された作動子25からなる開閉機構部である。27はハンドル23のオンオフ操作により作動子25を介して回動する復帰ばね27a付き可動体であり、可動体27に可動接触子17を係合し、可動体27の回動により可動接触子17をオンオフ動作させる。30は電磁石装置であり、零相変流器2の出力信号に基づいて電子回路により駆動し、伝達アーム31を介して引外し装置21を引外し動作させる。引外し装置21は異常電流検出装置20が動作したときも動作し、これらの引外し動作により作動子25がラッチ状態から解放され、復帰ばね27aの作用により作動子25を押上げ、同時に可動接触子17が開極し、さらに漏電遮断の場合には漏電表示部材33が突出するようになっている。
【0012】
33は漏電テスト釦であり、漏電テスト釦33を押すと、プリント配線基板1に設けられた電子回路により電線9に電流が流れ、このため零相変流器2は不平衡電流を検出し、前記したように電磁石装置30が動作して引外し装置21を引外し動作させ、可動接触子17が遮断する。
この実施の形態によれば、プリント配線基板1の縁部11に切欠部3を形成し、この切欠部3に貫通孔10が重なるように零相変流器2をプリント配線基板1から突出した状態に配設することにより、従来例と比較してプリント基板の大きさを小さくすることができ、また、電線7、8を零相変流器2に貫通させた後に折り返すときに、電線7、8を零相変流器2のみから折り返すことにより、電線7、8の折返しスペースをプリント配線基板1の厚さ分小さくすることができる。このため、漏電遮断器に収納するときの収納性が向上する。
【0013】
またプリント配線基板1の切欠部3が奥部4よりも開口5側が広くなるように扇形状に広がっているため、貫通孔10に貫通させた電線7、8を零相変流器2の貫通側からプリント配線基板1を介さずに折り返す折返し位置を幅広くとることができ、電線7,8が外径の大きい被覆導体や複数の被覆導体でもコンパクトに収納することができる。
【0014】
【発明の効果】
請求項1記載のプリント配線基板の零相変流器装着構造によれば、プリント配線基板の縁部に半円形状の奥部よりも開口側が広くなるように扇形状に広がった切欠部を形成し、この切欠部の奥部と直径がほぼ等しくかつ重なるように貫通孔を有する零相変流器をプリント配線基板から突出した状態に配設することにより、従来例と比較してプリント基板の大きさを小さくすることができ、また、電線を零相変流器に貫通させた後に折り返すときに、電線を零相変流器のみから折り返すことにより、電線の折返しスペースをプリント配線基板の厚さ分小さくすることができる。このため、漏電遮断器に収納するときの収納性が向上する。
【0015】
また、プリント配線基板の前記切欠部が奥部よりも開口側が広くなるように扇形状に広がっているので、貫通孔に貫通させた電線を零相変流器の貫通側からプリント配線基板を介さずに折り返す折返し位置を幅広くとることができ、電線が外径の大きい被覆導体や複数の被覆導体でもコンパクトに収納することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の平面図である。
【図2】その底面図である。
【図3】正面図である。
【図4】漏電遮断器のカバーを外した状態の側面図である。
【図5】その分解斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント配線基板
2 零相変流器
3 切欠部
4 奥部
5 開口
6 電子部品
7,8 電線
10 貫通孔
11 縁部
Claims (1)
- ケースと、縁部に半円形状の奥部よりも開口側が広くなるように扇形状に広がった切欠部を設け表面に複数の電子部品を実装したものであって前記ケースの底部に配置されたプリント配線基板と、電線を貫通する貫通孔が前記プリント配線基板の前記切欠部の奥部と直径がほぼ等しくかつ重なるように前記縁部から突出して前記プリント配線基板上に配設された零相変流器とを備え、前記ケースの前記底部と前記プリント配線基板に載置された前記零相変流器の前記切欠部における対向面との間に、前記零相変流器の前記貫通孔を貫通する電線の折り返し部が通る隙間を形成したプリント配線基板の零相変流器装着構造。
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|---|---|---|---|
| JP20903898A JP3843612B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | プリント配線基板の零相変流器装着構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20903898A JP3843612B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | プリント配線基板の零相変流器装着構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000040460A JP2000040460A (ja) | 2000-02-08 |
| JP3843612B2 true JP3843612B2 (ja) | 2006-11-08 |
Family
ID=16566235
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20903898A Expired - Lifetime JP3843612B2 (ja) | 1998-07-24 | 1998-07-24 | プリント配線基板の零相変流器装着構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3843612B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE50108386D1 (de) * | 2001-07-13 | 2006-01-19 | Abb Schweiz Ag | Prüfkreis für Fehlerstromschutzgeräte |
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1998
- 1998-07-24 JP JP20903898A patent/JP3843612B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| JP2000040460A (ja) | 2000-02-08 |
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