JP3848032B2 - 券売機と発券方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は券売機と発券方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、券売機は駅や劇場等に設置され、顧客の操作により入力された人数及び券種に基づいて複数の券種を発券している。例えば、往復切符を電車に乗って東京−高崎間を往復する場合、往復切符を大人3人分入力すると、その発券方法は先ず「行き」の切符を3枚発券し、続いて「帰り」の切符を3枚発券する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の券売機にあっては、顧客が人数と券種とを入力すると、券種毎に人数分発券されるので、配券する人が券種毎に自分の分を一枚とって残りを配券する動作を繰り返さなければならず、面倒という問題点があった。
【0004】
本発明は複数の券種を人数分配券する動作を1回で済ませる券売機と発券方法とを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、券種を一枚づつ順に発券し、最後の券種を発券したのち、所定の要件に基づいて最初の券種から一枚づつ順に発券し、所定の要件が満たされるまで発券を繰り返す発券方法とし、具体的手段として、人数及び券種を記憶する記憶部と、記憶してある券種を一枚づつ順に発券し、最後の券種を発券したのち、記憶してある人数が二人以上の場合には最初の券種から一枚づつ順に発券して人数分発券を繰り返す発券処理部とを備える。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。尚、各図面に共通な要素には同一符号を付す。
第1の実施の形態
図2は第1の実施の形態による券売機の外観斜視図、図3は顧客操作部の詳細図である。券売機1の前面側には、顧客操作部2、紙幣挿入口3、硬貨投入口4、券排出口5等が配置してある。
【0007】
顧客操作部2には、タッチパネル6、操作ボタン7が設けてある。タッチパネル6には操作案内、タッチキ−が表示される。操作ボタン7には、図3に示すように、大人、子供の人数を入力する人数選択ボタン7a、乗車券、往復乗車券、グリ−ン券等を入力する券種選択ボタン7bが設けてある。
【0008】
図1は第1の実施の形態による券売機の制御ブロック図である。制御部8には硬貨ユニット9、紙幣ユニット10、発券ユニット11、顧客操作部2が接続されており、図2に示した券売機1の内部に配置されてある。
【0009】
紙幣挿入口3から挿入された紙幣は紙幣ユニット10に取り込まれ、硬貨投入口4から投入された硬貨は硬貨ユニット9に取り込まれる。発券ユニット11から発券された券は券排出口5に排出される。
【0010】
制御部8は中央処理装置12(以後CPU12と記す)とメモリ13とを有し、メモリ13には大人の人数記憶エリア13a、子供の人数記憶エリア13b、券種記憶エリア13c等が設けてある。CPU12は操作処理部12aとして顧客操作部2から入力された大人の人数、子供の人数を大人の人数記憶エリア13a、子供の人数記憶エリア13b、に格納し、券種を券種記憶エリア13cに格納する。
【0011】
また、CPU12は発券処理部12bとして紙幣ユニット10、硬貨ユニット9からの入金金額がメモリ13に格納してある大人の人数、子供の人数と行き先と券種から求めた合計金額以上の場合には発券ユニット11を通じて発券処理を行う。尚、当駅から行き先までの大人、子供の料金はメモリ13にテ−ブルとして格納してある。
【0012】
図4は第1の実施の形態による発券動作を示すフロ−チャ−トである。顧客は、例えば、東京−高崎間の往復切符を大人2人分、子供2人分購入するために、顧客操作部2のタッチパネル6を操作し、操作案内に基づいて操作ボタン7を押下する。
【0013】
ステップS1 でCPU12は行き先、人数、券種が入力されたか否かをチェックしており、行き先と人数と券種とが入力された場合には東京、大人2人、子供2人、往復切符をメモリ13に格納する。
【0014】
ステップS2 でCPU12は東京−高崎間の往復切符大人2人分、子供2人分の合計金額を算出してタッチパネル6に表示し、入金を促す。
【0015】
ステップS3 でCPU12は東京−高崎間の往復切符大人2人分、子供2人分の合計金額と紙幣ユニット10、硬貨ユニット9からの入金金額と比較し、入金金額が切符の合計金額以上の場合にはステップS4 に分岐し、否の場合にはステップS9 に分岐する。
【0016】
ステップS4 でCPU12は券種が複数で人数が2人以上か否かをチェックし、券種が複数で人数が2人以上の場合にはステップS5 に分岐し、否の場合にはステップS10に分岐する。
【0017】
ステップS5 でCPU12は大人の乗車券か否かをチェックし、大人の乗車券の場合にはステップS6 に分岐し、否の場合にはステップS11に分岐する。
【0018】
ステップS6 でCPU12は、先ず「行き」の大人切符を一枚発券し、ステップS7 で「帰り」の大人切符を一枚発券する。
【0019】
ステップS8 でCPU12は、大人の人数分発券したか否かをチェックし、人数分発券した場合にはステップS5 に分岐し、否の場合にはステップS6 に分岐する。
【0020】
ステップS11に分岐した場合には、子供の乗車券か否かをチェックし、子供の乗車券の場合にはステップS12に分岐し、否の場合には処理を終了する。
【0021】
ステップS12でCPU12は、先ず「行き」の子供切符を一枚発券し、ステップS13で「帰り」の子供切符を一枚発券する。
【0022】
ステップS14でCPU12は、子供の人数分発券したか否かをチェックし、人数分発券した場合には発券処理を終了し、否の場合にはステップS12に分岐する。 ステップS9 に分岐した場合には入金不足を通知してステップS3 に戻り、ステップS10に分岐した場合には券種が単数で人数が2人以上か、券種が複数で人数が1人か、券種が単数で人数が1人かであるから通常の発券処理を行ったのち、発券処理を終了する。
【0023】
本実施の形態では、往復切符を大人2人分、子供2人分購入する例としたが、券種としてさらに特急券が入力された場合には、「行き」、「帰り」の乗車券に特急券が2枚重ねて発券するステップを付加する。
【0024】
第1の実施の形態によれば、各人の全ての券を重ねて発券するようにしたので、券の配分が容易になり、券を購入する顧客の利便性を向上させる。
【0025】
第2の実施の形態
図5は第2の実施の形態による券売機の制御ブロック図であり、第1の実施の形態による券売機の制御ブロック図と異なるところは、タイマとセンサが付加された点である。センサは券排出口5に設けられ、発券された券の有無を検出して発券処理部に知らせる。
【0026】
発券ユニットには、人数分毎に券(複数枚)をセットに組み合わせる機構が設けてある。発券処理部は発券ユニットを通じてこのセットにされた券を発券し、センサを通じて券が券排出口5に排出されたことを検知し、タイマをスタ−トさせる。そして、タイマがタイムアウトになるまで顧客が券を受け取ったか否かをセンサを通じて検知している。
【0027】
タイマがタイムアウトになった場合には、その券を装置内の券取り込みボックスに取り込み、次の発券処理に入る。
【0028】
図6は第2の実施の形態による発券動作を示すフロ−チャ−ト(1)、図7は第2の実施の形態による発券動作を示すフロ−チャ−ト(2)であり、第1の実施の形態と異なるところは、一人目の各券種を一枚づつ順に発券し、最後の券種を発券したところで、発券を停止し、確認ボタンを押下されたのち、最初の券種に戻って人数分発券を繰り返すようにした点である。
【0029】
顧客は、例えば、東京−高崎間の往復切符を大人2人分、子供2人分購入するために、顧客操作部2のタッチパネル6を操作し、操作案内に基づいて操作ボタン7を押下する。
【0030】
ステップS1 でCPU12は行き先、人数、券種が入力されたか否かをチェックしており、行き先と人数と券種とが入力された場合には東京、大人2人、子供2人、往復切符をメモリ13に格納する。
【0031】
ステップS2 でCPU12は東京−高崎間の往復切符大人2人分、子供2人分の合計金額を算出してタッチパネル6に表示し、入金を促す。
【0032】
ステップS3 でCPU12は東京−高崎間の往復切符大人2人分、子供2人分の合計金額と紙幣ユニット10、硬貨ユニット9からの入金金額と比較し、入金金額が切符の合計金額以上の場合にはステップS4 に分岐し、否の場合にはステップS9 に分岐する。
【0033】
ステップS4 でCPU12は券種が複数で人数が2以上か否かをチェックし、券種が複数で人数が2以上の場合にはステップS5 に分岐し、否の場合にはステップS10に分岐する。
【0034】
ステップS5 でCPU12は大人の乗車券か否かをチェックし、大人の乗車券の場合にはステップS6 に分岐し、否の場合にはステップS14に分岐する。
【0035】
ステップS6 でCPU12は、先ず「行き」の大人切符を一枚発券し、ステップS7 で「帰り」の大人切符を一枚発券する。
【0036】
ステップS8 でCPU12は、券を受け取った否かをチェックしており、券を受け取った場合にはステップS9 に分岐し、否の場合にはステップS12に分岐する。
【0037】
ステップS9 でCPU12は、大人の人数分発券したか否かをチェックし、人数分発券した場合にはステップS5 に分岐し、否の場合にはステップS6 に分岐する。
【0038】
ステップS12に分岐した場合にはタイムアウトになったか否かをチェックしており、タイムアウトになった場合にはステップS13に分岐し、否の場合にはステップS8 に分岐する。
【0039】
ステップS13でCPU12は、券を装置内の券取り込みボックスに取り込み、ステップS9 に移る。
【0040】
ステップS5 からステップS14に分岐した場合には、子供の乗車券か否かをチェックし、子供の乗車券の場合にはステップS15に分岐し、否の場合には処理を終了する。
【0041】
ステップS15でCPU12は、先ず「行き」の子供切符を一枚発券し、ステップS16で「帰り」の子供切符を一枚発券する。
【0042】
ステップS17でCPU12は、券を受け取った否かをチェックしており、券を受け取った場合にはステップS18に分岐し、否の場合にはステップS19に分岐する。
【0043】
ステップS18でCPU12は、子供の人数分発券したか否かをチェックし、人数分発券した場合には処理を終了し、否の場合にはステップS15に分岐する。
【0044】
ステップS19に分岐した場合にはタイムアウトになったか否かをチェックしており、タイムアウトになった場合にはステップS20に分岐し、否の場合にはステップS17に分岐する。
【0045】
ステップS20でCPU12は、券を装置内の券取り込みボックスに取り込み、ステップS18に移る。
【0046】
ステップS3 からステップS10に分岐した場合には入金不足を通知してステップS3 に戻り、ステップS4 からステップS11に分岐した場合には券種が単数で人数が2人以上か、券種が複数で人数が1人か、券種が単数で人数が1人かであるから通常の発券処理を行ったのち、発券処理を終了する。
【0047】
第2の実施の形態によれば、各人の全ての券を重ねて発券し、各人が受取る毎に発券するようにしたので、券を配分する顧客の利便性を向上させる。
【0048】
第1及び第2の実施の形態においては、券種の異なる発券を繰り返す要件を人数としたが、券の大小としてもよい。この場合、大きい券の上に小さい券が発券されるようにすれば、券を配分し易くなる。
【0049】
尚、本実施の形態では、電車の切符を例にとって説明したが、一人につき複数枚の券を発券する場合ならば、企画券でも、乗り継ぎ券でも運用できる。
【0050】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので以下に記載される効果を奏する。
人数及び券種を記憶する記憶部と、記憶してある券種を一枚づつ順に発券し、最後の券種を発券したのち、記憶してある人数が二人以上の場合には最初の券種から一枚づつ順に発券して人数分発券を繰り返す発券処理部とを備えたことにより、発券後、券排出口から券を受取って上から枚数を数えて各人に券を配分すればよいので、複数の券種を人数分配券する動作を1回で済ませることができ、券を配分する顧客の利便性を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態による券売機の制御ブロック図である。
【図2】券売機の外観斜視図である。
【図3】顧客操作部の詳細図である。
【図4】第1の実施の形態による発券動作を示すフロ−チャ−トである。
【図5】第2の実施の形態による券売機の制御ブロック図である。
【図6】第2の実施の形態による発券動作を示すフロ−チャ−ト(1)である。
【図7】第2の実施の形態による発券動作を示すフロ−チャ−ト(2)である。
【符号の説明】
1 券売機
2 顧客操作部
12b 発券処理部

Claims (2)

  1. 顧客の操作により入力された人数及び券種に基づいて発券する券売機において、
    前記人数及び券種を記憶する記憶部と、
    前記券種に基づき一人分の全券種を重ねて発券し、
    前記人数が二人以上の場合には、前記一人分の全券種が受け取られたことが検知されると、前記券種を最初から発券して次の一人分の全券種の発券を行う発券処理部とを備えたことを特徴とする券売機。
  2. 前記発券処理部は、さらにタイマとセンサとを有し、前記一人分の発券を行う毎にタイマを動作させ、タイマアウトに達する前に券が受け取られたことをセンサにより検知して次の発券を行い、タイマアウトに達した場合には装置内に取り込んで次の発券を行う請求項1記載の券売機。
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