JP3848207B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を用いる、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関し、特に、中間転写体を用いる画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、多色画像の形成が可能なカラーの画像形成装置としては、電子写真方式、熱転写方式、インクジェット方式などの種々の方式が知られている。これらのうち電子写真方式は、他の方式のものに比べて画像形成速度、画質、静粛性などの点で優れている。
【0003】
電子写真方式を採用する画像形成装置の中でも更に種々の方式がある。例えば、像担持体である感光体表面にカラー像(複数色のトナー像)を重ねた後に記録材に一括転写して像形成を行う多重現像方式や、現像−転写のサイクルを繰り返し行う多重転写方式、一旦中間転写体上に各色のトナー像を順次一次転写した後、このトナー像を記録材上に一括転写する中間転写方式などがある。これらのうち、特に中間転写方式のものは、混色の虞がないこと、質や厚さの異なる様々な記録材の使用が可能であることなどの利点を有する。
【0004】
図7に、中間転写方式の画像形成装置の一例として、4色のフルカラーレーザービームプリンターとされる画像形成装置200の要部概略構成を示す。
【0005】
図7の画像形成装置200においては、像担持体であるドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」と呼ぶ。)1の周面には、回転方向(矢印R1方向)に沿って順に、帯電器2、レーザー光Lを感光ドラム1に照射する露光装置(露光手段)3、回転式現像装置50、中間転写体である中間転写ベルト9、及び感光ドラムクリーナー19が配置されている。
【0006】
本例では、感光ドラム1は、図中矢印R1方向に表面速度117mm/秒で回転駆動される、直径46.7mmのドラム型とされ、その表面が帯電器2によって負極性に帯電される。
【0007】
帯電器2によって帯電された感光ドラム1の表面の電位(以下、「帯電電位」という。)は、通常、−450V〜−800Vである。又、帯電器2には、感光ドラム1の帯電時に、帯電器電源17により交番電圧に直流電圧を重畳した帯電バイアスを印加する。
【0008】
帯電された感光ドラム1の表面は、画像情報に応じた露光手段3からのレーザ光Lにより露光され、静電潜像が形成される。ここで、露光手段3は、レーザーなどの光源3a、ラスタスキャンを行うための6面のポリゴンミラー3b、結像のためのレンズ3c、折り返しミラー3dなどを備えている。
【0009】
回転式現像装置50は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーを収容し、各色の画像情報に従って感光ドラム1に形成された静電潜像を現像するための4つの現像器、イエロー現像器5Y、マゼンタ現像器5M、シアン現像器5C、ブラック現像器5Kを、回転可能な現像器支持体であるロータリー22内に有している。そして、適時ロータリー22を回転させることにより、所望の色用の現像器を感光ドラム1と対向する現像位置に配置するようになっている。
【0010】
又、本例では、中間転写ベルト9は二本の支持軸、つまり駆動ローラ15及び二次転写対向ローラ12に支持されている。そして、駆動ローラ15の図中矢印R2方向の回転に伴い、中間転写ベルト9は図中矢印R3方向に回転する。
【0011】
中間転写ベルト9としては、一例として、厚さ0.05mm〜0.3mm程度の無端状の樹脂ベルトを、カーボン、ZnO、SnO2、TiO2、その他の導電性の充填材により体積抵抗率107〜1011Ω・cm程度に抵抗調整したものを用いることができる。この場合、樹脂ベルトの材質としては、例えば、PVdF(ポリフッ化ビニリデン)、ナイロン、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネートなどを用いることができる。
【0012】
中間転写ベルト9を介して感光ドラム1と対向する位置に、一次転写手段としての一次転写ローラ10が設けられており、この位置で、感光ドラム1と中間転写ベルト9との当接部は一次転写ニップ部N1を形成している。一次転写ローラ10は、中間転写ベルト9の周回移動(回転)により従動回転する。本例では、一次転写ローラ10は、直径12mmとされる。一次転写ローラ10としては、EPDM、ウレタンゴム、CR、NBRなどにカーボンなどの抵抗調整剤を加え、体積抵抗率を調整した材料を用いることが一般的である。
【0013】
例えば、フルカラー画像を形成する場合について説明すると、先ず、第1色目として、色分解されたイエロー色の画像情報に従って感光ドラム1に形成された静電潜像には、ロータリー22に搭載されたイエロー現像器5Yによって負極性(トナーの正規の帯電極性)に帯電されたイエローのトナーが付着され、イエロートナー像として現像される。
【0014】
そして、一次転写ローラ10に、一次転写電源20から正極性の一次転写バイアスを印加することで、感光ドラム1上のイエロートナー像を一次転写ニップ部N1を介して中間転写体9に一次転写させる。ここでは、一例として、一次転写ローラ10に印加する一次転写バイアスは、+500Vの直流電圧を用いている。
【0015】
一次転写の後、感光ドラム1は、弾性体ブレードを有する感光ドラムクリーナー19によって表面の一次転写残トナーが除去される。又、一次転写後の感光ドラム1を前露光ランプなどの除電手段により除電してもよい。
【0016】
引き続き、以上の帯電、露光、現像、一次転写、クリーニング、除電の一連の画像形成プロセスを、2色目〜4色目の画像情報についても同様に行う。例えば、2色目としてマゼンタ現像器5M、3色目としてシアン現像器5C、4色目としてブラック現像器5Kに収納された各色のトナーにより、感光ドラム1への各色のトナー像の形成を繰り返して行い、周回移動する中間転写ベルト9上に4色のトナー像を重ねて一次転写する。本例では、1色目〜4色目まで全ての色のトナー像に対して、+500Vの一次転写バイアスを一次転写ローラ10に印加した。
【0017】
そして、図中矢印R4方向に回転する二次転写手段としての二次転写ローラ11に、二次転写電源21から二次転写バイアスを印加することで、中間転写ベルト9上のトナー像を二次転写対向ローラ12上の二次転写ニップ部N2を介して記録材Pの表面に一括して二次転写させる。本例では、二次転写ローラ11はφ20mmとされる。又、ここでは、一例として二次転写バイアスは+1.5KVの直流電圧を用いた。
【0018】
こうして表面に4色の未定着トナー像を担持した記録材Pは、従来公知の定着器(図示せず)に搬送され、ここで表面のトナー像が定着されて画像形成が完了する。画像が定着された記録材Pは、その後装置外に排出される。
【0019】
一方、二次転写が終了した後、記録材Pに転写されずに中間転写ベルト9上に残ったトナー(以下、「二次転写残トナー」と呼ぶ。)を中間転写ベルト9から除去することで、中間転写ベルト9を繰り返し画像形成に供する。
【0020】
二次転写残トナーを中間転写ベルト9から除去する方法として、特開平11−161043号公報に記載されるように、二次転写残トナーを正極性に帯電させて、感光ドラム1上に戻し、これを感光ドラムクリーナ19によって回収する方法がある。
【0021】
つまり、図7に示すように、二次転写ニップ部N2よりも中間転写ベルト9の回転方向下流側で、一次転写ニップ部N1よりも上流側において、二次転写残トナー帯電ローラ(以下、「トナー帯電ローラ」と呼ぶ。)23が中間転写ベルト9に離接可能に配置されている。このトナー帯電ローラ23に、二次転写残トナー帯電ローラ電源(以下、「トナー帯電電源」と呼ぶ。)13より、交番電圧に正極性の直流電圧を重畳したバイアスを印加して、二次転写残トナーを正極性に帯電させる。トナー帯電ローラ23により、交番電圧に直流電界を重畳したバイアスを印加することで、高温高湿環境下など、二次転写残トナーに電荷を付与し難い環境においても、十分な電荷を二次転写残トナーに付与することができる。
【0022】
トナー帯電ローラ23は、中間転写ベルト9に対して当接・離間を行う機構(図示せず)を有し、二次転写残トナーを帯電させるときのみ中間転写ベルト9に当接する。又、トナー帯電ローラ23と中間転写ベルト9とが当接するトナー帯電ローラ当接部N3の裏面には、帯電効率を上げるために接地の対向電極が設けられている。本例では、二次転写対向ローラ12がこの接地の対向電極を兼ねる。
【0023】
こうしてトナー帯電ローラ23により正極性に帯電させたトナーを、最後に、一次転写ニップ部N1にて感光ドラム1へ静電的に転写させ、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを除去する。尚、トナー帯電ローラ23により正極性に帯電された二次転写残トナーが感光ドラム1へ転写されるとき、同時に、次のプリント画像の1色目のイエロー画像を感光ドラム1から中間転写ベルト9へ転写することも可能である。
【0024】
トナー帯電電源13からトナー帯電ローラ23に印加するバイアスとしては、一例として、周波数1KHz、振幅2.4KV、矩形波の交番電圧に、+1KVの直流電圧を重畳したバイアスを用いることができる。
【0025】
又、トナー帯電ローラ23に対して交番電圧に直流電界を重畳したバイアスを印加するときに発生するトナー飛散を抑えるために、次のような別の従来例がある。
【0026】
つまり、図7に示すように、中間転写ベルト9に沿ってトナー帯電ローラ23と二次転写ローラ11との間に、二次転写残トナー帯電補助ローラ(以下、「トナー帯電補助ローラ」と呼ぶ。)25を設けたものがある。そして、このトナー帯電補助ローラ25に、二次転写残トナー帯電補助ローラ電源(以下、「トナー帯電補助電源」と呼ぶ。)27から直流バイアスを印加し、この直流電圧によりトナー帯電ローラ23に先立ち二次転写残トナーを帯電する。図8は、従来のトナー帯電補助ローラ25を備える画像形成装置における、二次転写残トナーの除去、回収動作のフローを示す。
【0027】
トナー帯電補助ローラ25に印加する直流電圧としては、一例として、+1KVを用いることができる。又、トナー帯電補助ローラ25も、トナー帯電補助ローラ当接部N4において、中間転写ベルト9に対して離接可能な構成とされる。
【0028】
ここで、二次転写残トナーの飛散のメカニズム、及びトナー帯電補助ローラ25の作用について説明する。
【0029】
二次転写残トナーは、トナー帯電ローラ23の近傍において、トナー帯電ローラ23に印加されたバイアスの作る電界から静電力を受け、トナー帯電ローラ23と中間転写体ベル9との間隙で飛翔を繰り返す。この飛翔の過程で、二次転写残トナーは正極性に帯電される。
【0030】
しかしながら、二次転写残トナーの中で特に電荷量の低いトナー粒子は、飛翔を繰り返す中で、中間転写ベルト9からトナー帯電ローラ23に到達せず、又中間転写ベルト9に戻ることもできない。従って、電荷量の低いトナー粒子は、重力や中間転写ベルト9の回転による空気の流れによって、浮遊、落下し、トナー飛散が発生する。
【0031】
そこで、直流電圧の印加されるトナー帯電補助ローラ25を用いる。つまり、トナー帯電補助ローラ25により、トナー帯電ローラ23による帯電に先立って二次転写残トナーを正極性に帯電させる。これにより、トナー帯電ローラ当接部N3の近傍で飛散していた電荷量の低いトナーに対して、飛散を発生しないための十分な電荷量を付与することができる。そのため、トナー飛散の発生を防ぐことが可能になる。
【0032】
ところで、二次転写残トナーの正極性への帯電が完了した後、トナー帯電ローラ23は中間転写ベルト9より離間する。
【0033】
一方、二次転写残トナーの帯電終了後に、トナー帯電補助ローラ25には二次転写残トナーに含まれる負極性のトナーが静電的に付着する。この付着したトナーを除去するために、トナー帯電補助ローラ25を中間転写ベルト9から離間させる前に、トナー帯電補助ローラ25には負極性の直流電圧のバイアスが印加される。トナー帯電補助ローラ25に印加する負極性の直流電圧としては、一例として、−1KVを用いることができる。
【0034】
こうしてトナー帯電補助ローラ25から除去されたトナーは、中間転写ベルト9上に転写される。この中間転写ベルト9上に転写されたトナーが一次転写ニップ部N1に達すると、一次転写ローラ10には一次転写電源20から−1KVの直流電圧が印加される。これにより、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9上に転写された負極性に帯電したトナーは、感光ドラム1へと転写される。そして、このトナーは引き続いて感光ドラムクリーナー19によって回収される。
【0035】
このように、従来、トナー帯電補助電源27及び一次転写電源20は、それぞれトナー帯電補助ローラ25、一次転写ローラ10に正負両極性の直流電圧を印加する電源と、それぞれの極性の直流電圧を切り替えて印加するための切替手段を備えている。
【0036】
従来、上述のようにして中間転写ベルト9に残った二次転写残トナーを除去し、感光ドラムクリーナー19に回収する方法がある。斯かる方法によると、廃トナーを一括して感光ドラムクリーナー19に回収できる利点がある。
【0037】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の二次転写残トナーの除去、回収方法には次のような問題点があった。
【0038】
つまり、本発明者らは、直流電圧の印加されるトナー帯電補助ローラ25を有する画像形成装置を用いて鋭意実験研究を試みたところ、連続プリントによる現像器内トナーの劣化に伴い、トナー帯電補助ローラ25から除去されたトナーの一部が感光ドラム1へ転写されずに中間転写ベルト9上に残留し、その後にプリントされる画像を乱す不具合が生じることがあることが分かった。本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものである。
【0039】
従って、本発明の目的は、例えば、現像器内のトナーの劣化に拘わらず、第2の帯電手段から中間転写体へ転写されたトナーがその後像担持体に転写されずに中間転写体上に残ることにより、その後に形成される画像を乱すといった不具合を防ぐことのできる画像形成装置を提供することである。
【0040】
【課題を解決するための手段】
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナー像を担持する像担持体と、移動可能な中間転写体と、前記像担持体上のトナー像を一次転写位置で前記中間転写体上に転写する一次転写手段と、前記中間転写体上のトナー像を二次転写位置で記録材に転写する二次転写手段と、前記中間転写体に対向して前記中間転写体上のトナーを帯電可能な第1及び第2の帯電手段と、を有し、前記中間転写体の移動方向において、前記第1の帯電手段は前記二次転写位置の下流側でかつ前記一次転写位置の上流側に配置され、前記第2の帯電手段は前記二次転写位置の下流側でかつ前記第1の帯電手段の上流側に配置されている画像形成装置において、前記第2の帯電手段に付着したトナーを前記中間転写体上に転写することが可能であり、前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが、前記中間転写体の移動によって前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段には直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加し、トナーが前記一次転写位置に移動したときに前記一次転写手段によって前記中間転写体上から前記像担持体へ静電的に転写することを特徴とする画像形成装置である。
【0041】
本発明の一実施態様によると、前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが、前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と同極の直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加し、トナーが前記一次転写位置に移動したときに前記一次転写手段にトナーの正規の帯電極性と同極の電圧を印加する。
【0042】
又、本発明の一実施態様によると、前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが、前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と逆の極性の直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加し、トナーが前記一次転写位置に移動したときに前記一次転写手段にトナーの正規の帯電極性と逆の極性の電圧を印加する。その一実施態様によると、前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーは、前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体上に前記一次転写位置で転写するのと同時に、前記像担持体に転写される。
【0043】
又、本発明の一実施態様によると、前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後に前記中間転写体上に残留したトナーが前記第2の帯電手段に対向する時に、前記第2の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と逆の極性の電圧を印加する。又、本発明の一実施態様では、前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後に前記中間転写体上に残留したトナーが前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と逆の極性の直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加する。更に、本発明の一実施態様では、前記像担持体上のトナーを回収するクリーナーを有する。
【0044】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0045】
実施例1
本実施例において、本発明は、図7を参照して説明した基本構成を有する電子写真方式のフルカラー画像形成装置に適用される。本実施例では、特に、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーの除去、回収機構に特徴を有している。従って、ここでは、図7の画像形成装置200と同一の構成、作用を有する要素には同一の符号を付し、詳しい説明は省略する。
【0046】
図1は、本実施例の画像形成装置100の要部概略構成を示す。本実施例の画像形成装置は、像担持体としての感光ドラム1と、感光ドラム1上に形成されたトナー像が第1の転写位置(一次転写ニップ部)N1で静電的に転写される中間転写体としての中間転写ベルト9と、中間転写ベルト9上のトナー像が記録材Pに第2の転写位置(二次転写ニップ部)N2で静電的に転写された後、交番電圧に直流電圧が重畳された電圧が印加され、中間転写ベルト9上に残留する二次転写残トナーを帯電させる第1の帯電手段としてのトナー帯電ローラ23と、第2の転写位置N2とトナー帯電ローラ23との間に位置し、所定の極性(本実施例では正極性)の直流電圧が印加され、中間転写ベルト9上に残留する二次転写残トナーを帯電させる第2の帯電手段としてのトナー帯電補助ローラ25と、を有している。二次転写残トナーは、第1の転写位置N1で中間転写ベルト9から感光ドラム1へ静電的に転写される。
【0047】
そして、本実施例では、トナー帯電補助ローラ25に上記所定の極性と反対の極性(本実施例では負極性)の直流電圧が印加されるときに、トナー帯電ローラ23には交番電圧に直流電圧が重畳された電圧が印加されたバイアスが印加される。又、本実施例では、トナー帯電補助ローラ25に上記所定の極性と反対の極性の直流電圧が印加されるときに、トナー帯電ローラ23に印加されるバイアスの直流電圧の極性は、トナー帯電補助ローラ25に印加される直流電圧と同極性である。
【0048】
これにより、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写させたトナーに対して、交番電圧に直流電圧を重畳したバイアスを印加したトナー帯電ローラ23で電荷を付与する。
【0049】
以下、本実施例における二次転写残トナーの除去、回収方法をより詳しく説明する。図2は、本実施例における二次転写残トナーの除去、回収動作のフローを示す。
【0050】
本実施例では、トナー帯電ローラ23としては、体積抵抗率109Ω・cmのゴム部材を、φ6mmの芯金に対し厚さ6mmにてローラ形状に成型した部材を用いた。
【0051】
そして、二次転写ニップ部N2とトナー帯電ローラ23との間、中間転写ベルト9の回転方向においてトナー帯電ローラ23の手前に、トナー帯電補助ローラ25を設ける。トナー帯電補助ローラ25には、トナー帯電補助電源27により所定の直流電圧が印加される。
【0052】
又、中間転写ベルト9の裏面には帯電効率を上げるために、接地の対向電極が設けられる。本実施例では、二次転写対向ローラ12が、この接地の対向電極を兼ねる。
【0053】
図2に示すように、二次転写の終了した中間転写ベルト9上に残留する二次転写残トナーには、+1KVの直流電圧の印加されたトナー帯電補助ローラ25によって、正極性の電荷が付与される。続いて、二次転写残トナーは、交番電圧に正極性の直流電圧を重畳したバイアスの印加されたトナー帯電ローラ23によって、更に正極性の電荷が付与される。本実施例では、二次転写残トナーの帯電時には、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波に+1KVの直流電圧を重畳したバイアスを、トナー帯電電源13よりトナー帯電ローラ23に印加する。
【0054】
二次転写残トナーがトナー帯電ローラ当接部N3を通過した後、トナー帯電ローラ23には、周波数2KHz、振幅2.4KVの正弦波の交番電圧に、−1KVの直流電圧を重畳したバイアスを、トナー帯電電源13より印加する。又、同時に、トナー帯電補助ローラ25には−1KVの直流電圧を、トナー帯電補助電源27から印加する。このとき、トナー帯電補助ローラ25に付着していたトナーは、トナー帯電補助ローラ25より負極性の電荷が与えられると共に、中間転写ベルト9へ転写される。そして、トナー帯電補助ローラ当接部N4にてトナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーは、トナー帯電ローラ当接部N3を通過する際に、更に負極性の電荷が付与される。
【0055】
このように、本実施例では、トナー帯電補助電源27は、トナー帯電補助ローラ25に正負両極性の直流電圧を印加しうる電源と、それぞれの極性の直流電圧を切り替えて印加するための切替手段を備えている。更に、本実施例では、トナー帯電電源13も、トナー帯電ローラ23に印加する交番電圧に重畳させる直流電圧として、正負両極性の直流電圧を印加しうる電源と、それぞれの極性の直流電圧を切り替えて印加するための切替手段を備えている。
【0056】
続いて、上述のように、トナー帯電補助ローラ25及びトナー帯電ローラ23によって正極性に帯電された二次転写残トナーは、トナー帯電ローラ当接部N3を通過した後に一次転写ニップ部N1へ達する。二次転写残トナーは、一次転写ニップ部N1において感光ドラム1へ静電的に転写され、中間転写ベルト9より除去される。このとき、感光ドラム9の表面は−550Vに均一に帯電されている。又、このとき、一次転写ローラ10には、一次転写電源20より+500Vの直流電圧が印加される。そして、感光ドラム1へ転写された二次転写残トナーは、感光ドラムクリーナー19に回収され、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーの除去は完了する。
【0057】
そして、引き続き、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写され、トナー帯電ローラ23により負極性の電荷が付与されたトナーが、一次転写ニップ部N1に達する。トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーは、一次転写ニップ部N1において感光ドラム1へ静電的に転写され、中間転写ベルト9より除去される。このとき、感光ドラム9の表面は−550Vに均一に帯電されている。又、このとき、一次転写ローラ10には、一次転写電源20より−500Vの直流電圧が印加される。そして、感光ドラム1へ転写された、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーは、感光ドラムクリーナー19に回収され、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーの除去は完了する。
【0058】
このように、本実施例では、一次転写電源20は、一次転写ローラ10に正負両極性の直流電圧を印加する電源と、それぞれの極性の直流電圧を切り替えて印加するための切替手段を備えている。
【0059】
本実施例では、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーを、交番電圧に直流電圧が重畳されたバイアスの印加されるトナー帯電ローラ23により帯電することにより、現像器内のトナーの劣化に拘わらず、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーの全てを感光ドラム1へ転写することが可能になり、その後にプリントされるトナー像を乱す不具合の発生防止することができる。
【0060】
つまり、本発明者らの検討によれば、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーの一部が中間転写ベルト9上に残留する原因、及びトナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーに対してトナー帯電ローラ23から電荷を付与する場合のトナー帯電ローラ23の作用は、次のように考えられる。
【0061】
二次転写残トナーの一部が付着したトナー帯電補助ローラ25に対して負極性の直流電圧を印加すると、付着しているトナーは中間転写ベルト9へ転移すると共に負電荷を付与される。しかしながら、本発明者らの検討によれば、劣化によりトナーは帯電され難くなる。このため、トナー帯電補助ローラ25では、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へと転写するトナーに対して、一次転写ニップ部N1にて感光ドラム1へ転写させるために十分な電荷を付与できなくなる。故に、このトナーの一部は中間転写ベルト9上に残留してしまう。
【0062】
これに対して、本実施例のように、直流電圧よりも帯電能力の勝る交番電圧に直流電圧を重畳したバイアスの印加されたトナー帯電ローラ23により、改めて電荷を付与することによって、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーには、一次転写ニップ部N1にて感光ドラム1へ転写させるために十分な電荷が与えられる。従って、中間転写ベルト9上に残留するトナーを無くすことができる。
【0063】
上述のトナー帯電ローラ23、トナー帯電補助ローラ25の離接制御、及び各印加バイアスの極性の切り替え、各印加バイアスの印加タイミングの制御は、本実施例では、画像形成装置の動作を統括制御する制御手段としての制御回路が行う。
【0064】
以上、本実施例によれば、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーに対し、交番電圧に直流電圧の重畳されたバイアスの印加されたトナー帯電ローラ23によって電荷を付与することにより、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーの全てを感光ドラム1へ転写することができた。従って、現像器内のトナーの劣化に拘わらず、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーが感光ドラム1に転写されずに中間転写ベルト9上に残ることにより、その後に形成される画像を乱すといった不具合を防ぐことができる。
【0065】
実施例2
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例において、本発明は、実施例1と同様に、図7を参照して説明した基本構成を有する画像形成装置に適用される。
【0066】
図3は、本実施例の画像形成装置110の要部概略構成を示す。本実施例の画像形成装置は、実施例1と同様、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写させたトナーに対し、交番電圧に直流電圧を重畳したバイアスを印加したトナー帯電ローラ23にて電荷を付与する構成とされる。
【0067】
そして、本実施例においては、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを帯電させる際の所定の極性と反対の極性(本実施例では負極性)の直流電圧がトナー帯電補助ローラ25に印加されるときに、トナー帯電ローラ23に印加されるバイアスの直流電圧の極性は、トナー帯電補助ローラ25に印加される直流電圧と反対の極性(本実施例では正極性)とされる。
【0068】
以下、本実施例における二次転写トナーの除去、回収方法をより詳しく説明する。図4は、本実施例における二次転写トナーの除去、回収動作のフローを示す。
【0069】
図4に示すように、本実施例では、実施例1と同様に二次転写残トナー帯電補助ローラに−1KVの直流電圧を印加して、トナー帯電補助ローラ25に付着したトナーを中間転写ベルト9へ転写する。そして、中間転写ベルト9上に転写されたトナーは、交番電圧(周波数1KHz、振幅2.4KV、矩形波)に正極性の直流電圧(+1KV)を重畳したバイアスの印加されたトナー帯電ローラ23によって、正極性に帯電される。そして、この中間転写ベルト9上のトナーが一次転写ニップ部N1に達したとき、一次転写ローラ10には、一次転写電源20より正極性の直流電圧(+500V)を印加する。続いて、中間転写ベルト9上のトナーは感光ドラム1へ転写され、感光ドラムクリーナー19に回収される。
【0070】
本実施例のように、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーをトナー帯電ローラ23により正極性に帯電した場合においても、トナー帯電ローラ23に交番電圧に直流電圧の重畳されたバイアスを印加して、十分な電荷量を付与することで、現像器内のトナーの劣化に拘わらず、中間転写ベルト9上の全てのトナーを感光ドラム1へ転写することが可能になり、その後にプリントされる画像を乱す不具合を防止することができる。
【0071】
又、本実施例では、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーを感光ドラム1へ更に転写する際、一次転写ローラ10には正極性の直流電圧が印加されるため、負極性の直流電圧を印加する電源が不要になり、一次転写電源20の構成の簡素化が可能になる。
【0072】
ところで、この場合、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーは負極性であるため、トナー帯電ローラ23にトナーが静電的に付着することが懸念されるが、トナー帯電ローラ23に印加される交番電圧の作用により、トナーはトナー帯電ローラ23と中間転写ベルト9との間隙を往復運動するため、トナーがトナー帯電ローラ23に付着することはない。
【0073】
以上、本実施例によれば、現像器内のトナーの劣化に拘わらず、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーが感光ドラム1に転写されずに中間転写ベルト9上に残ることにより、その後に形成される画像を乱すといった不具合を防ぐことができる。
【0074】
実施例3
次に、本発明の更に他の実施例について説明する。本実施例において、本発明は、実施例1、2と同様に、図7参照して説明した基本構成を有する画像形成装置に適用される。
【0075】
図5は、本実施例の画像形成装置120の要部概略構成を示す。本実施例の画像形成装置は、実施例1及び2と同様、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写させたトナーに対し、交番電圧に直流電圧を重畳したバイアスを印加したトナー帯電ローラ23により電荷を付与する構成とされる。
【0076】
本実施例では、感光ドラム1から中間転写ベルト9へのトナー像の一次転写と、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーのクリーニングとを同時に行う。そして、この場合、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを帯電させる際の所定の極性と反対の極性(本実施例では負極性)の直流電圧がトナー帯電補助ローラ25に印加されるときに、トナー帯電補助ローラ25は中間転写ベルト9の非画像領域に接しているようにする。
【0077】
以下、本実施例における二次転写残トナーの除去、回収方法をより詳しく説明する。図6は、本実施例における二次転写トナーの除去、回収動作のフローを示す。
【0078】
本実施例では、交番電圧に正極性の直流電圧が重畳されたバイアスが印加されたトナー帯電ローラ23、及び正極性の直流電圧の印加されたトナー帯電補助ローラ25によって正極性に帯電された二次転写残トナーを、中間転写ベルト9から感光ドラム1へ転写するとき、同時に、次のプリント画像の1色目イエロー画像を感光ドラム1から中間転写ベルト9へ転写する(以下、この工程を「転写同時クリーニング」と呼ぶ。)。
【0079】
このとき、図6に示すように、本実施例ではトナー帯電ローラ23には、周波数1KHz、振幅2.4KVの矩形波に+800Vの直流電圧を重畳したバイアスを印加し、トナー帯電補助ローラ25には+1KVの直流電圧を印加する。
【0080】
又、トナー帯電補助ローラ25に付着したトナーは、実施例2と同様、トナー帯電補助ローラ25に直流電圧(−1KV)を印加することで、中間転写ベルト9上に転写させる。ここで、トナー帯電補助ローラ25に付着したトナーは、中間転写ベルト9上にて、次の画像のプリントに用いられない場所である、所謂、非画像領域に転写させる。
【0081】
続いて、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーは、交番電圧(周波数1KHz、振幅2.4KVの矩形波)に正極性の直流電圧(+1KV)を重畳したバイアスが印加されたトナー帯電ローラ23によって正極性に帯電される。そして、この正極性に帯電されたトナーを、一次転写ニップ部N1にて感光ドラム1へ転写させた後、感光ドラムクリーナー19に回収する。
【0082】
本実施例では、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーをトナー帯電ローラ23にて正極性に帯電させる際にトナー帯電ローラ23に印加するバイアスの直流電圧V2(+1KV)は、二次転写残トナーを正極性に帯電させる際に印加するバイアスの直流電圧V1(+800V)に比べて高くなっている。
【0083】
上述の構成とすることにより、転写同時クリーニングを行う場合、中間転写ベルト9上の二次転写残トナー、及びトナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーを感光ドラム1へ適切に転写させることができる。つまり、転写同時クリーニングを行う場合、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーを帯電させる際に、トナー帯電ローラ23に印加するバイアスの直流電圧V2を、中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを正極性に帯電する際に印加するバイアスの直流電圧V1に比べて高くすると共に、トナー帯電補助ローラ25に付着したトナーを、中間転写ベルト9上の非画像領域に転写させる必要がある。以下に、理由を述べる。
【0084】
トナー帯電ローラ23に印加するバイアスの直流電圧を高く設定し、より多くの電荷をトナーへ付与すると、中間転写ベルト9上のトナーは感光ドラム1へ転写し易くなる。しかしながら、転写同時クリーニングを行う場合、二次転写残トナーに過剰の電荷を与えると、感光ドラム1上に担持されているトナー像の一部が中間転写ベルト9へ転写されず、画像が欠落してしまう。
【0085】
一方、低温低湿環境下などにおいて記録材Pの抵抗が上昇し、二次転写ローラ11から記録材Pに対して十分な電流が流れなくなると、二次転写残トナーに含まれる負極性のトナー量が増加し、正極性の直流電圧を印加する際に二次転写残トナー帯電補助ローラ25に付着するトナー量は増加する。
【0086】
このとき、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写される負極性のトナーの中間転写ベルト9上における単位面積当たりの量は、正極性の二次転写残トナーの中間転写ベルト9上における単位面積当たりのトナー量を大きく上回る場合がある。そして、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写された負極性のトナーを全て感光ドラム1へ転写させるためには、このトナーを帯電させるときにトナー帯電ローラ23に印加するバイアスの直流電圧は、はじめに中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを正極性に帯電する際にトナー帯電ローラ23に印加するバイアスの正極性の直流電圧に比べて、高い電圧が必要になる。
【0087】
以上のような条件の下、はじめに中間転写ベルト9上の二次転写残トナーを正極性に帯電する際に、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーを帯電する際のバイアス、即ち、直流電圧が高いバイアスをトナー帯電ローラ23に印加すると、画像の欠落が生じてしまう。
【0088】
故に、トナー帯電ローラ23により、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーを正極性に帯電させる際にトナー帯電ローラ23に印加するバイアスの直流電圧V2を、二次転写残トナーを正極性に帯電する際に印加するバイアスの直流電圧V1に比べて高くする必要がある。
【0089】
又、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9へ転写されたトナーには、トナー帯電ローラ23から交番電圧に高い直流電圧が重畳されたバイアスが印加されるため、一部のトナーは過剰に帯電されている。従って、次のプリントに用いられる中間転写ベルト9の部分にトナー帯電補助ローラ25に付着したトナーを転写し、転写同時クリーニングを行うと、次の画像が欠落してしまう。故に、トナー帯電補助ローラ25に付着したトナーは、中間転写ベルト9上の非画像領域に転写する必要がある。
【0090】
以上、本実施例によれば、転写同時クリーニングを行う画像形成装置においても、トナー帯電補助ローラ25から中間転写ベルト9に転写されたトナーに対して、交番電圧に直流電圧を重畳したバイアスの印加されたトナー帯電ローラ23にて正極性の電荷を付与することにより、全てのトナーを感光ドラムへ1へ転写することが可能になり、その後にプリントされる画像を乱す不具合を防ぐことができた。又、本実施例では、トナー帯電補助ローラ25に付着したトナーを、中間転写ベルト9上の非画像領域に転写することにより、次の画像の欠落を防ぐこともできる。
【0091】
尚、上記各実施例では、中間転写体としてベルト形状の部材を例に挙げ説明を行ったが、中間転写体の形状はベルトに限定されることなく、ドラム形状の部材であっても、同様の作用効果を得ることができる。
【0092】
又、上記各実施例では、トナーは主に負帯電性のトナーを備えているとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない、トナーが主に正帯電性のトナーを備えている場合、すなわち、トナーの正規の帯電極性が正極性である場合、実質的に、上記各実施例においてトナー帯電ローラ23、トナー帯電補助ローラ25、一次帯電ローラ10に各段階で印加した直流電圧の極性を逆極性にすればよい。当業者は、上記各実施例の説明から、いずれの帯電性を有するトナーを用いる場合にも、本発明を容易に適合させることができる。
【0093】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、第2の帯電手段から中間転写体へ転写されたトナーが中間転写体上に残ることによる不具合を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の一実施例の要部概略構成を示す模式図である。
【図2】図1の画像形成装置による二次転写残トナーの除去、回収動作のフロー図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の他の実施例の要部概略構成を示す模式図である。
【図4】図3の画像形成装置による二次転写残トナーの除去、回収動作のフロー図である。
【図5】本発明に係る画像形成装置の更に多の実施例の要部概略構成を示す模式図である。
【図6】図5の画像形成装置による二次転写残トナーの除去、回収動作のフロー図である。
【図7】従来の画像形成装置の一例の要部概略構成を示す模式図である。
【図8】図7に示す従来の画像形成装置における二次転写残トナーの除去、回収動作のフロー図である。
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体、電子写真感光体)
9 中間転写ベルト(中間転写体)
10 一次転写ローラ(一次転写手段)
11 二次転写ローラ(二次転写手段)
23 二次転写残トナー帯電ローラ(第1の帯電手段)
25 二次転写残トナー帯電補助ローラ(第2の帯電手段)
13 二次転写残トナー帯電ローラ電源
27 二次転写残トナー帯電補助ローラ電源
Claims (7)
- トナー像を担持する像担持体と、移動可能な中間転写体と、前記像担持体上のトナー像を一次転写位置で前記中間転写体上に転写する一次転写手段と、前記中間転写体上のトナー像を二次転写位置で記録材に転写する二次転写手段と、前記中間転写体に対向して前記中間転写体上のトナーを帯電可能な第1及び第2の帯電手段と、を有し、前記中間転写体の移動方向において、前記第1の帯電手段は前記二次転写位置の下流側でかつ前記一次転写位置の上流側に配置され、前記第2の帯電手段は前記二次転写位置の下流側でかつ前記第1の帯電手段の上流側に配置されている画像形成装置において、
前記第2の帯電手段に付着したトナーを前記中間転写体上に転写することが可能であり、前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが、前記中間転写体の移動によって前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段には直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加し、トナーが前記一次転写位置に移動したときに前記一次転写手段によって前記中間転写体上から前記像担持体へ静電的に転写することを特徴とする画像形成装置。 - 前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが、前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と同極の直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加し、トナーが前記一次転写位置に移動したときに前記一次転写手段にトナーの正規の帯電極性と同極の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーが、前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と逆の極性の直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加し、トナーが前記一次転写位置に移動したときに前記一次転写手段にトナーの正規の帯電極性と逆の極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2の帯電手段から前記中間転写体上に転写されたトナーは、前記像担持体上のトナー像を前記中間転写体上に前記一次転写位置で転写するのと同時に、前記像担持体に転写されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後に前記中間転写体上に残留したトナーが前記第2の帯電手段に対向する時に、前記第2の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と逆の極性の電圧を印加することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記中間転写体上のトナー像を記録材に転写した後に前記中間転写体上に残留したトナーが前記第1の帯電手段に対向する時に、前記第1の帯電手段にはトナーの正規の帯電極性と逆の極性の直流電圧に交番電圧が重畳された電圧を印加することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
- 前記像担持体上のトナーを回収するクリーナーを有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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