JP3851999B2 - 可変容量形ポンプ - Google Patents

可変容量形ポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP3851999B2
JP3851999B2 JP2001202741A JP2001202741A JP3851999B2 JP 3851999 B2 JP3851999 B2 JP 3851999B2 JP 2001202741 A JP2001202741 A JP 2001202741A JP 2001202741 A JP2001202741 A JP 2001202741A JP 3851999 B2 JP3851999 B2 JP 3851999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cam ring
pump
pressure
chamber
discharge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001202741A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003021076A (ja
Inventor
一義 内野
Original Assignee
ユニシア ジェーケーシー ステアリングシステム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ユニシア ジェーケーシー ステアリングシステム株式会社 filed Critical ユニシア ジェーケーシー ステアリングシステム株式会社
Priority to JP2001202741A priority Critical patent/JP3851999B2/ja
Publication of JP2003021076A publication Critical patent/JP2003021076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3851999B2 publication Critical patent/JP3851999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車のパワーステアリング装置等の圧力流体利用機器の油圧供給源として用いられる可変容量形ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
可変容量形ポンプは、一般に、ポンプボディの内部空間にピンを支点にして揺動可能に支持されたカムリングと、このカムリング内に回転可能に配置され、カムリングの内周カム面に摺接する複数枚のベーンを有するロータと、前記カムリングの両側に形成された第1および第2流体圧室と、前記カムリングを、二枚のベーン間に形成されるポンプ室のポンプ容量が最大となる方向に付勢するスプリングと、前記ポンプ室から吐出される圧力流体をパワーステアリング装置等の圧力流体利用機器に供給する吐出通路の途中に設けたメータリングオリフィスと、このメータリングオリフィスの上流側と下流側の流体圧をスプールの両端面に作用させるとともに、下流側の流体圧が作用する端面側にスプリングを配置した制御バルブとを備えており、この制御バルブの作動により、前記第1および第2の流体圧室の圧力を制御してカムリングを揺動させ、ポンプ吐出流量を変化させるようになっている。
【0003】
前記カムリングおよびロータは、フロントボディの底部側に配置されたプレッシャプレートと、フロントボディの開口部に固定されたリヤボディとによって挟持されており、リヤボディに形成された吸込側開口から作動油をポンプ室内に導入し、ロータの回転に伴ってポンプ室の容積を圧縮することにより、この作動油をプレッシャプレートに形成された吐出側開口からフロントボディの底部に形成された吐出側圧力室に吐出するようになっている。
【0004】
可変容量形ポンプでは、前記プレッシャプレートとリヤボディとの間に挟持されているカムリングが、これらの間で揺動できるようになっているので、その両側にそれぞれ所定のクリアランスが必要である。前述のようにポンプ室から吐出された圧油は、プレッシャプレートの吐出側開口からフロントボディの吐出側圧力室に吐出されるが、この高圧油が前記カムリングとプレッシャプレートとの間に設けられているサイドクリアランスに洩れ出す。
【0005】
前記プレッシャプレートには、リヤボディに形成された吸込側開口と対応する位置に、圧力バランスをとるための溝部が形成され、また、前記リヤボディにも、プレッシャプレートに形成された吐出側開口と対応する位置に、圧力バランスをとるための溝部が形成されている。これら吐出側開口が設けられた高圧の吐出領域と吸込側開口が設けられた低圧の吸込領域の、周方向の中間の領域では、隣接する二枚のベーン間に形成されるポンプ室に、回転に伴って高圧と低圧が交互に作用するため、局部的に圧力バランスが崩れる。特に、高圧が作用するときには、プレッシャプレートのこの中間領域が押されて僅かに変形し、カムリングとプレッシャプレートとの間のクリアランスが大きくなり、高圧油が洩れだしてカムリングをリアボディ側に押圧する。さらに、高圧油がプレッシャプレートとアダプタリングとの合わせ面にも入り込みアダプタリングをリヤボディに押し付ける。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前記のように、可変容量形ポンプが作動してポンプ室から吐出された高圧油が、プレッシャプレートの吐出側開口が設けられた吐出領域と吸込側開口が設けられた吸込領域の間の中間領域を変形させるとともに、カムリングとアダプタリングをリヤボディ側に押圧して、プレッシャプレート側のサイドクリアランスを拡大するため、内部洩れが増大し、ポンプ容積効率を低下させるという問題があった。
【0007】
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、カムリングをリヤボディ側に押し付ける力を軽減し、内部洩れの増大を押さえることにより、ポンプ容積効率を向上させることができる可変容量形ポンプを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る可変容量形ポンプは、ポンプボディ内に揺動可能に支持されたカムリングと、このカムリング内に偏芯して配置され、前記カムリングの内面に摺接する複数枚のベーンを有するロータと、前記カムリングおよびロータを両側から挟持するプレッシャプレートおよびリヤボディとを備えたており、さらに、前記カムリングとリヤボディの当接面のいずれか一方に、ポンプ室への吸込側開口およびポンプ室からの吐出側開口が設けられている領域の、周方向の間の部分で、かつ、カムリングの半径方向幅のほぼ中間に相当する位置に、吐出油圧を導入する凹溝を形成したものである。
【0009】
従来の可変容量形ポンプは、プレッシャプレートの、吐出側開口が形成された位置と吸込側開口に対応する凹部が形成された位置の、周方向の中間の部分が、ポンプ室の高圧が作用することによって変形し、カムリングとプレッシャプレートとの間のクリアランスが拡大してポンプの内部洩れが増大するが、前記発明に係る可変容量形ポンプでは、リアボディのカムリング側の面の前記中間領域に位置する部分に凹溝を形成しているので、プレッシャプレート側からリヤボディ側へのカムリングの押し付け力を軽減することができる。従って、プレッシャプレート側のサイドクリアランスが大きくなることがなく、内部洩れを低減し、ポンプの容積効率を向上させることができる。
【0010】
また、請求項2に記載の可変容量形ポンプは、前記カムリングの揺動方向両側にそれぞれ流体圧室が設けられ、ポンプからの吐出通路の途中に設けた可変オリフィスの前後の差圧によって制御された圧力が、少なくとも一方の流体圧室に導入されて揺動するようになっており、前記凹溝には、前記吐出側開口または前記カムリングに形成された可変オリフィス用の開口部を介して、ポンプ吐出圧力が導入されることを特徴とするものである。
【0011】
この発明に係る可変容量形ポンプでは、従来の可変容量形ポンプが備えている可変オリフィス用の開口部を利用して前記凹溝に吐出圧力を導入しているので、構造が簡単で、加工工数の増加も少ない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係る可変容量形ポンプの全体の構成を示す図であり、ドライブシャフトの軸線に直角な断面図(図2のI−I線に沿う断面図)である。また、図2は前記可変容量形ポンプの前記軸線に沿った断面図(図1のII−II線に沿う断面図)である。この可変容量形ポンプ(全体を符号20で示す)は、本発明を動力舵取装置の油圧発生源となるベーンタイプのオイルポンプに適用した場合を示すものである。
【0013】
この可変容量形ポンプ20は、フロントボディ21とリアボディ22とを突き合わせてなるポンプボディ23内に、ポンプカートリッジとしてのポンプ構成要素を収納配置する収納空間24が形成され、この収納空間24の内面にアダプタリング29が嵌着されている。このアダプタリング29のほぼ楕円形の空間内に、揺動支点ピン31を介してカムリング27が揺動可能に配置されている。このカムリング27の、前記揺動支点ピン31とほぼ軸対称の位置にシール部材45が設けられており、これら揺動支点ピン31とシール部材45とによって、カムリング27の揺動方向両側に第1流体圧力室43および第2流体圧力室44が区画形成されている。
【0014】
さらに、前記カムリング27の内周側には、複数枚のベーン25aを放射方向に摺動自在に保持したロータ25が配置されている。このロータ25は、ポンプボディ23を貫通して、軸受26a、26bによって回転自在に支持されたドライブシャフト26に連結されており、図示しないエンジンによってこのドライブシャフト26が回転駆動されると、図1の矢印R方向に回転する。前記カムリング27はドライブシャフト26に連結されたロータ25に対し、偏芯した状態で配置されており、これらカムリング27とロータ25との間に形成される空間内に、隣接する二枚のベーン25aによってポンプ室28が形成される。そして、このカムリング27が、前記揺動支点ピン31を支点に揺動することによって前記ポンプ室28の容積が増減する。
【0015】
ポンプボディ23の前記第2流体圧室44側には、圧縮コイルばね27bが配置されており、前記カムリング27を常時第1流体圧室43側、つまり前記ポンプ室28の容積が最大になる方向に付勢している。
【0016】
前記ポンプボディ23の内部の収納空間24には、従来周知のように、前記アダプタリング29、カムリング27およびロータ25が収納され、プレッシャプレート30およびサイドプレート(またはサイドプレートの機能を果たすリアボディ22)によって両側から挟持されている。
【0017】
前記ロータ25の回転に伴って、隣接する二枚のベーン25a間に形成されるポンプ室28の容積が次第に拡大していく領域(図1の上部の吸込領域)の、リアボディ22の側面には吸込側開口32が形成されており、吸い込みポート35aおよび吸込側通路35を介してタンクTから吸い込んだ作動流体を、この吸込側開口32を介してポンプ室28に供給する。
【0018】
また、前記ロータ25の回転に伴って、前記ポンプ室28の容積が次第に縮小していく領域(図1の下部の吐出領域)の、プレッシャプレート30の側面に吐出側開口33が形成されており、ポンプ室28から吐出された圧力流体が、フロントボディ21の底部に形成された吐出側圧力室36(図3(a)、(b)および図4(a)、(b)参照)に導入される。この吐出側圧力室36は、フロントボディ21に形成されたポンプ吐出側通路37を介して吐出ポート37aに接続されており、吐出側圧力室36に導かれた圧力流体が、吐出ポート37aから動力舵取装置PSのパワーシリンダに送られる。なお、図4(a)中の36aは、吐出側圧力室36をシールするOリングである。
【0019】
プレッシャプレート33の、前記リアボディ22に形成された吸込側開口32と対向する位置には、ほぼ同形状の溝部32aと孔部32bが形成されている。この孔部32bは、フロントボディ21の収納空間24の底部側に形成したほぼ扇状の吸込側圧力室34に接続されている(図2および図4(a)参照)。なお、図4(a)中の34aは、吸込側圧力室34を前記ドライブシャフト36周りとともに取り囲むOリングである。さらに、リアボディ22の、前記プレッシャプレート30に形成された吐出側開口33と対向する位置には、ほぼ同形状の溝部33aが形成されている。吸込側開口32に対向する溝部32aと孔部32bおよび吐出側開口33に対向する溝部33aを形成することによって、ポンプ室28の両側の圧力バランスを保持するようになっている。
【0020】
フロントボディ21の収納空間24の底部の、ドライブシャフト26周りの前記吸込側圧力室34と吐出側圧力室36を除いた部分には、図2および図4(a)、(b)に示すように、ポンプ吐出側の流体圧が導入される空間部38が形成されている。この空間部38は、フロントボディ21のデッドスペースを利用して形成した所要のボリュームを有する容積空間であって、この空間部38は前記プレッシャプレート30に穿設した小孔38aを介して前記吐出側開口33に連通している。
【0021】
前記ポンプボディ23内には、前記ドライブシャフト26と直交する方向を向けて制御バルブ40が設けられている。この制御バルブ40は、ポンプボディ23に形成されたバルブ孔41内に摺動可能に嵌合されたスプール42を有している。このスプール42は、その一方の端部(図1の右側の第2流体圧室44側端部)側の室46(以下スプリング室と呼ぶ)内に配置されたスプリング46aによって、常時図1の左方(第1流体圧室43方向)に向けて付勢されており、非作動時には、前記バルブ孔41の開口部に螺合されてこの孔41内を閉塞するプラグ67の前面に当たって停止している。
【0022】
前記ポンプ室28から流体圧力利用機器(この実施の形態では動力舵取装置PS)に至る吐出側通路37の途中に、後に説明するメータリングオリフィス60が設けられており、このメータリングオリフィス60の上流側の流体圧が、パイロット圧通路51(図1および図4(a)参照)を介して、図1の左方の室48(以下高圧室と呼ぶ)内に導入され、一方、メータリングオリフィス60の下流側の流体圧が、パイロット通路52(図1および図4(b)参照)を介して、スプリング室46に導入されており、これら両室48、46の圧力差が所定以上になると、スプール42がスプリング46aに抗して図の右方へ移動する。なお、前記メータリングオリフィス60は、前記カムリング27の揺動によって開口面積を増減される通路孔63を有する可変オリフィス61と、最少流量を規定する固定オリフィス65からなっている。
【0023】
カムリング27の左側に形成された第1流体圧室43は、フロントボディ21とアダプタリング29に形成された接続通路49およびダンパ絞り49aを介して、バルブ孔41の高圧室48側に連通し、カムリング27の右側に形成された第2流体圧室44は、フロントボディ21とアダプタリング29に形成された接続通路47およびダンパ絞り47aを介して、バルブ孔41のスプリング室46側に連通している。
【0024】
スプール42の外周面には、前記高圧室48を区画する第1ランド部42bとスプリング室46を区画する第2ランド部42cとが形成され、これら両ランド部42b、42cの中間に環状の溝部42aが設けられている。この中間の環状溝部42aが、ポンプ吸込側通路50aを介してタンクTに接続されており、この環状溝部42aとバルブ孔41の内周面との間の空間がポンプ吸込側室50を構成している。
【0025】
カムリング27の左側に設けられた第1流体圧室43は、スプール42が図1に示す非作動位置にあるときには、接続通路49およびダンパ絞り49aを介してポンプ吸込側室50に接続され、前記メータリングオリフィス60の前後の差圧によってスプール42が作動すると、ポンプ吸込側室50から徐々に遮断されて、前記高圧室48に連通されるようになっている。従って、第1流体圧室43には、前記ポンプ吸込側の圧力P0 と、ポンプ吐出側通路37内に設けられたメータリングオリフィス60の上流側の圧力P1 が選択的に供給される。
【0026】
また、カムリング27の右側に設けられた第2流体圧室44は、スプール42の非作動時には、接続通路47およびダンパ絞り47aを介してスプリング室46に接続され、スプール42が作動すると、前記スプリング室46から徐々に遮断されるとともに、次第にポンプ吸込側室50に接続される。従って、第2流体圧室44内には、前記メータリングオリフィス60の下流側の圧力P2 とポンプ吸込側の圧力P0 が選択的に供給される。
【0027】
前記スプール42の内部には、リリーフバルブ70が設けられており、スプリング室46内の圧力(メータリングオリフィス60の下流側の圧力、言い換えれば動力舵取装置PSの作動圧力)が所定以上に上昇したときに開放して、この流体圧をタンクT側に逃がすようになっている。
【0028】
前記カムリング27の揺動を制御する制御バルブ40を作動させるためのメータリングオリフィス60は、前述のように、可変オリフィス61と固定オリフィス65を有しており、可変オリフィス61は、カムリング27のプレッシャプレート30側の面27cに形成された連通溝62としての円弧状の開口部、プレッシャプレート30のこの溝に対向する位置に設けられた小径の通路孔63によって構成されている。連通溝62は、前記プレッシャプレート30のポンプ吐出側領域に形成された吐出側開口33に連通している。また、プレッシャプレート30の、前記連通溝62の一部に臨む位置に開口する通路孔63は、内部孔64を介して前記ポンプ吐出側の圧力室36に接続されている。そして、カムリング27の揺動に伴って、連通溝62の側縁部により通路孔63の開口面積を変化させることによって可変オリフィス61を構成している。
【0029】
カムリング27のプレッシャプレート30側の面に連通溝62が形成され、吐出側開口33に連通して高圧が作用しているので、このカムリング27の背面側(リアボディ22側)に連通溝62と同形状の溝62aを形成し(図3(a)、(b)参照)、通路孔62bで接続してカムリング27の両側の圧力バランスを保持するようになっている。
【0030】
さらに、プレッシャプレート30の、前記吐出側開口33の回転方向の終端側(図1の右側)に孔部66を設けて、この吐出側開口33と吐出側の圧力室36とを常時連通しており(図4(b)参照)、この孔部66が前記メータリングオリフィス60の固定オリフィス65を構成している。
【0031】
さらに、この実施の形態に係る可変容量形ポンプ20には、カムリング27をリアボディ22に押し付ける力を軽減する目的で、リアボディ22のカムリング27に当接する面22aに、吐出油圧導入用の細く浅い凹溝80、82を形成している。この凹溝は、リアボディ22のカムリング27と対向する面22a上の、円周方向では、図5に示すように、前記吐出側開口33と向かい合う位置に形成されたバランス用の溝33aと、吸込側開口32との間の領域に、かつ、半径方向では、図2(b)および図3(c)に示すように、カムリング27の半径方向幅のほぼ中間に設けられている。
【0032】
前記二個所の凹溝80、82のうち、吸込側開口32のロータ回転方向下流端と、吐出側開口33の向かい側の溝33aのロータ回転方向上流側との間に設けられている凹溝80は(図5の右側の凹溝)、前記吐出側開口33の向かい側の溝33aに直接接続されて、高圧油が導入されるようになっている。また、前記凹溝80と逆側(図5の左側)に形成されている凹溝82は、図3(c)に示すように、カムリング27のプレッシャプレート30側の面27cに形成されている可変オリフィス用の連通溝62に、通路孔62bを介して接続されている溝62aに連通して、高圧油が導入されるようになっている。
【0033】
このように本実施の形態に係る可変容量形ポンプ20は、吐出側領域と吸込側領域の周方向の中間領域での、カムリング27をリヤボディ22側に押し付ける力を軽減することができ、内部洩れの増大を押さえて、ポンプ容積効率を向上させることができる。なお、本発明は、前記実施の形態で説明した構造に限定されるものではなく、各部の形状、構造等を適宜変形、変更しうることはいうまでもない。例えば、凹溝80、82をカムリング27側に形成しても良く、また、この凹溝80、82にポンプ吐出圧力を導入する通路も、前記構成に限定されるものではない。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ポンプボディ内に揺動可能に支持されたカムリングと、このカムリング内に偏芯して配置され、前記カムリングの内面に摺接する複数枚のベーンを有するロータと、前記カムリングおよびロータを両側から挟持するプレッシャプレートおよびリヤボディとを備えた可変容量形ポンプにおいて、前記カムリングとリヤボディの当接面のいずれか一方に、ポンプ室への吸込側開口およびポンプ室からの吐出側開口が設けられている領域の、周方向の間の部分で、かつ、カムリングの半径方向幅のほぼ中間に相当する位置に、吐出油圧を導入する凹溝を形成したことにより、カムリングをリヤボディ側に押し付ける力を軽減することができ、内部洩れの増大を押さえて、ポンプ容積効率を向上させることができる。
【0035】
また、請求項2に記載の発明によれば、前記カムリングの揺動方向両側にそれぞれ流体圧室が設けられ、ポンプからの吐出通路の途中に設けた可変オリフィスの前後の差圧によって制御された圧力が、少なくとも一方の流体圧室に導入されて揺動するようになっており、前記凹溝には、前記吐出側開口または前記カムリングに形成された可変オリフィス用の開口部を介して、ポンプ吐出圧力が導入されるようにしたので、極めて簡単な構造を付加するだけで、前記凹溝にポンプ吐出側の圧力を導入して、カムリングをリヤボディ側に押し付ける力を軽減し、内部洩れの増大を押さえて、ポンプ容積効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る可変容量形ポンプを示すもので、図2のI−I線に沿う断面図である。
【図2】図(a)は図1のII−II線に沿う断面図、図(b)は図(a)のB部の拡大図であり、図(a)と異なる断面を示す。
【図3】図(a)は図1のIIIa−IIIa線に沿う断面図、図(b)はIIIb−IIIbに沿う断面図、図(c)は図(a)のC部の拡大図であり、図(a)と異なる断面を示す。
【図4】図(a)は図2のIVa−IVa線に沿う断面図、図(b)は図(a)のIVb−IVbに沿う断面図である。
【図5】リアボディのカムリングおよびロータに接する側の面を示す正面図である。
【符号の説明】
20 可変容量形ポンプ
22 リアボディ
23 ポンプボディ
25 ロータ
25a ベーン
27 カムリング
28 ポンプ室
30 プレッシャプレート
32 吸込側開口
33 吐出側開口
61 可変オリフィス
62 可変オリフィスの開口部(連通溝)
80 凹溝
82 凹溝

Claims (2)

  1. ポンプボディ内に揺動可能に支持されたカムリングと、このカムリング内に偏芯して配置され、前記カムリングの内面に摺接する複数枚のベーンを有するロータと、前記カムリングおよびロータを両側から挟持するプレッシャプレートおよびリヤボディとを備えた可変容量形ポンプにおいて、
    前記カムリングとリヤボディの当接面のいずれか一方に、ポンプ室への吸込側開口およびポンプ室からの吐出側開口が設けられている領域の、周方向の間の部分で、かつ、カムリングの半径方向幅のほぼ中間に相当する位置に、ポンプ吐出圧力を導入する凹溝を形成したことを特徴とする可変容量形ポンプ。
  2. 前記カムリングは、揺動方向両側にそれぞれ流体圧室が設けられ、ポンプからの吐出通路の途中に設けた可変オリフィスの前後の差圧によって制御された圧力が、少なくとも一方の流体圧室に導入されて揺動するようになっており、前記凹溝には、前記吐出側開口または前記カムリングに形成された可変オリフィス用の開口部を介して、ポンプ吐出圧力が導入されることを特徴とする請求項1に記載の可変容量形ポンプ。
JP2001202741A 2001-07-03 2001-07-03 可変容量形ポンプ Expired - Lifetime JP3851999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001202741A JP3851999B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 可変容量形ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001202741A JP3851999B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 可変容量形ポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003021076A JP2003021076A (ja) 2003-01-24
JP3851999B2 true JP3851999B2 (ja) 2006-11-29

Family

ID=19039492

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001202741A Expired - Lifetime JP3851999B2 (ja) 2001-07-03 2001-07-03 可変容量形ポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3851999B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104100521A (zh) * 2014-05-30 2014-10-15 胡凯 改进的叶片式液压泵及马达

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4723356B2 (ja) * 2005-11-22 2011-07-13 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変容量型ベーンポンプ
JP2008128024A (ja) 2006-11-17 2008-06-05 Hitachi Ltd 可変容量形ベーンポンプ
JP2009047041A (ja) 2007-08-17 2009-03-05 Hitachi Ltd 可変容量型ベーンポンプ
JP4922386B2 (ja) * 2009-12-18 2012-04-25 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変容量形ベーンポンプ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104100521A (zh) * 2014-05-30 2014-10-15 胡凯 改进的叶片式液压泵及马达

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003021076A (ja) 2003-01-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7207783B2 (en) Variable displacement pump
JP3861721B2 (ja) オイルポンプ
JP4776203B2 (ja) 可変目標調整器を備えた可変容量形ベーンポンプ
CN102900668B (zh) 容量可变型泵
CN101560975B (zh) 可变容量式叶片泵
CN104454518B (zh) 可变容量式叶片泵
CN101566151A (zh) 可变容量式叶片泵
JPH11351158A (ja) ベ―ンポンプ
JP2001027186A (ja) ベーンポンプ
CN110785565B (zh) 可变容量型泵及其控制方法
CN104220753B (zh) 可变容量式叶片泵
JP2003021076A (ja) 可変容量形ポンプ
JP4061142B2 (ja) 可変目標調整器を備えた可変容量形ベーンポンプ
JP5059799B2 (ja) 可変容量ベーンポンプ
EP1484504B1 (en) Fuel supply apparatus
CN103671092B (zh) 可变容量型叶片泵
JP2007056810A (ja) 斜板式アキシャルピストンポンプ・モータ
JP3631264B2 (ja) 可変容量形ポンプ
JP2017172421A (ja) 可変容量形ベーンポンプ
JP2007032517A (ja) 可変容量ベーンポンプ
JPH07119648A (ja) 可変容量形ベーンポンプ
JP3768039B2 (ja) ベーンポンプのシール構造
JPH0528397Y2 (ja)
JP2005264770A (ja) ベーンポンプ
JP2017066949A (ja) 可変容量形ベーンポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20040428

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060808

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3851999

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100915

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110915

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120915

Year of fee payment: 6

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130915

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term